JPH0832378B2 - 多段プレス装置 - Google Patents

多段プレス装置

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JPH0832378B2
JPH0832378B2 JP63293338A JP29333888A JPH0832378B2 JP H0832378 B2 JPH0832378 B2 JP H0832378B2 JP 63293338 A JP63293338 A JP 63293338A JP 29333888 A JP29333888 A JP 29333888A JP H0832378 B2 JPH0832378 B2 JP H0832378B2
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敏男 山内
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株式会社名機製作所
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B30PRESSES
    • B30BPRESSES IN GENERAL
    • B30B7/00Presses characterised by a particular arrangement of the pressing members
    • B30B7/02Presses characterised by a particular arrangement of the pressing members having several platens arranged one above the other

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Press Drives And Press Lines (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 (技術分野) 本発明は、複数のプレス板乃至は熱板を備えた多段プ
レス装置に係り、特にそのような多段プレス装置におい
て、被加工物を、送り板上に搭載した状態で、プレス板
乃至は熱板間のプレス位置に出し入れするための技術に
関するものである。
(背景技術) 上盤と下盤との間にプレス板乃至は熱板を多段に設
け、それらプレス板乃至は熱板間において複数の被加工
物を同時に圧締するようにした多段プレス装置において
は、それらプレス板乃至は熱板の間のプレス装置に被加
工物を送り板上に搭載して出し入れすることが一般に行
なわれており、通常は、それらプレス板乃至は熱板間の
プレス位置に対し、プレス板乃至は熱板上面を滑らせて
送り板を出し入れすることが行なわれている。
しかし、このような方法では、送り板とプレス板乃至
は熱板との摺動面がそれらの摺動摩擦によって摩耗する
ことが避けられず、それら送り板並びにプレス板乃至は
熱板の厚さ精度および表面粗度が比較的早期に悪化し
て、被加工品に対するプレス精度が比較的早期に低下す
るといった問題があり、また、送り板とプレス板乃至は
熱板の摩耗金属粉が製品中に混入することに起因して不
良品が発生するといった問題もあった。更に、摩耗傷に
起因して摺動抵抗が増大することから、送り板をプレス
位置に出し入れするための動力を大きくしなければなら
ないといった不具合もあった。
一方、これに対して、プレス板乃至は熱板上にウェア
プレート(保護板)を取り付けて、プレス板乃至は熱板
の摩耗を防止し、それらプレス板や熱板の耐久性の向上
を図ることが従来から行われている。しかし、この場合
においても、プレス板や熱板の耐久性は向上できるもの
の、ウェアプレートと送り板との摺動摩耗の問題は改善
されず、プレス精度の低下や摩耗金属粉の混入による不
良品の発生等の問題が依然として内在しているのが実情
であった。
そこで、このような従来の多段プレス装置の不具合を
解消するために、本願出願人は、先に、特公昭60−5056
0号公報において、プレス板乃至は熱板間のプレス位置
に対して、被加工物を搭載した送り板をそれらプレス板
乃至は熱板から浮上させた状態で出し入れするようにし
た多段プレス装置を提案した。プレス板乃至は熱板間の
プレス位置に対して、送り板をそれらプレス板乃至は熱
板から浮上させた状態で出し入れするようにすれば、そ
れら送り板とプレス板乃至は熱板との摺動摩耗を回避し
て、それらの摺動摩耗に起因する前記種々の不具合を未
然に回避できるのである。
ところが、上記公報に開示の多段プレス装置において
は、支持手段で昇降させられて、プレス板乃至は熱板か
ら送り板を浮上させた状態で出し入れさせるためのロー
ラ台が、プレス板乃至は熱板の幅方向両側面の略全長に
わたって配設されるようになっていたため、それらロー
ラ台の配設スペースを確保することが困難で、適用機種
が大幅に制限されるといった問題があった。
すなわち、上盤と下盤との間に複数のプレス板乃至は
熱板を設けた多段プレス装置においては、上記ローラ台
を配置すべきプレス板や熱板の側面に、それらを所定位
置に保持して昇降させるためのガイド支持具や案内板段
板を設ける必要があり、また特に熱板を用いたホットプ
レスの場合には、熱媒流体の分配管の接続口若しくは電
熱ヒータの接続ターミナルやケーブル等を設ける必要が
ある上、熱板の側面に保温板を設けること等が必要とな
ることから、上記ローラ台の配設スペースを確保するこ
とが決して容易とは言い難いのであり、それ故、そのよ
うなローラ台を用いた送り板の浮上送出入機構を採用し
得る機種が大幅に制限されるといった問題があったので
ある。
(解決課題) ここにおいて、本発明は、このような事情を背景とし
て為されたものであり、その解決すべき課題とするとこ
ろは、前記公報に開示の多段プレス装置における送り板
の浮上送出入機構と同様の送り板浮上送出入機能を、そ
の公報に開示の送り板浮上送出入機構よりもスペース的
な制約の少ない機構によって実現して、より多様な仕様
の多段プレス装置において、被加工物を搭載した送り板
を浮上状態でプレス板乃至は熱板間のプレス位置に出し
入れできるようにすることにある。
(解決手段) そして、かかる課題を解決するために、本発明にあっ
ては、前述の如き、上盤と下盤との間にプレス板乃至は
熱板を多段に設け、被加工物を送り板上に搭載した状態
でそれらプレス板乃至は熱板間に装入、載置して圧締す
るようにした多段プレス装置において、送り板の送り方
向と直交するプレス板乃至は熱板の幅方向両側に位置し
て、それぞれ該送り板の送り方向に互いに所定の距離を
隔てた状態で、該送り板の載置されるプレス板乃至は熱
板の最上段のものから最下段のものに至る充分な長さを
もって上下方向に延びるロッド状の複数の支持部材を上
下方向に昇降可能に配する一方、その支持部材に、前記
プレス板乃至は熱板に対応して、前記送り板を低摩擦で
送るための送りローラ若しくは低摩擦部材を配設した低
摩擦台を設けると共に、送り板の幅方向端面に当接して
その送り板の幅方向への移動を規制するためのガイド手
段を該支持部材に更に配設し、且つ支持部材を昇降させ
ると共に、支持部材の上昇若しくは下降作動に伴って該
支持部材を前記プレス板乃至は熱板に対して接近若しく
は離隔移動させる昇降駆動装置を設けて、該昇降駆動装
置による前記支持部材の上昇作動下において、該支持部
材の前記送りローラ若しくは低摩擦台で前記送り板の幅
方向両端部を支持させて該送り板を前記プレス板乃至は
熱板から浮上させた状態で、前記ガイド手段で幅方向へ
の移動を規制させつつ、該送り板をそれらプレス板乃至
は熱板間のプレス位置に出し入れし得るようにする一
方、前記昇降駆動装置による該支持部材の昇降作動に基
づいて、該支持部材の前記送りローラ若しくは低摩擦台
で支持させて該送り板を前記プレス板乃至は熱板から浮
上させる位置と、それらプレス板乃至は熱板上に該送り
板を載置させる位置との間で、該送り板を昇降させ得る
ようにしたのである。
(作用) このような構成の多段プレス装置においては、被加工
物を搭載した送り板が、昇降駆動装置によって昇降せし
められる支持部材に配設された送りローラ若しくは低摩
擦台で両端部を支持されて、プレス板乃至は熱板から浮
上され、その浮上状態で、それらプレス板乃至は熱板間
のプレス位置に出し入れされる。また、昇降駆動装置に
よるそれら支持部材の昇降作動に基づいて、送り板がそ
れら支持部材の送りローラ若しくは低摩擦台で両端部を
支持されて、プレス板乃至は熱板上に載置される位置
と、それらプレス板乃至は熱板から浮上せしめられる位
置との間で、昇降せしめられる。
ここで、支持部材は、送り板の送り方向と直交するプ
レス板乃至は熱板の幅方向両側において、それぞれ送り
板の送り方向に互いに所定の距離を隔てて必要数設ける
だけでよいため、前記公報(特公昭60−50560号)に開
示の多段プレス装置におけるローラ台のように、プレス
板乃至は熱板の両側面の略全長にわたって配設スペース
を確保する必要はなく、プレス板乃至は熱板の両側面に
おける支持部材の配設部位に対応するスペースだけをス
ポット的に確保できればよい。従って、前記公報に開示
の多段プレス装置における送り板浮上送出入機構よりも
より少ないスペースの制約下で、それと同等の送り板浮
上送出入機能を実現することができる。
(実施例) 以下、本発明をより一層具体的に明らかにするため
に、その一実施例を図面に基づいて詳細に説明する。
先ず、第1図には、本発明に従う多段プレス装置の一
例が概略的に示されている。そこにおいて、2は、プレ
ス本体であり、床部と天井部が4本の支柱4で連結され
た構造を有しており、真空ボックス6内に設置されてい
る(第3図参照)。
このプレス本体2の床部には、圧締シリンダ8が配さ
れており、その圧締シリンダ8のラム9に下盤としての
可動盤10が取り付けられている。そして、この可動盤10
の上面に断熱板12を介して熱板14が配設されている。一
方、プレス本体2の天井部といて示されている上盤とし
ての固定盤16には、その下面に断熱板18を介して熱板14
が配設されており、更にかかる固定盤16に配設された熱
板14と前記可動盤10に配設された熱板14との間におい
て、複数(ここでは2つ)の熱板14が配設されている。
そして、第4図に示されているように、それら上下で隣
接する各熱板14間に送入され、下側の熱板14上に載置さ
れた処置の被加工物(通常は積層物)20が、圧締シリン
ダ8による可動盤10の上昇作動に基づいて、各対応する
上下の熱板14間でプレスされるようになっている。
ここで、被加工物20は、真空ボックス6に設けられた
開閉シャッター22,22(第3図参照)の一方から、熱板1
4よりも幅寸法が所定寸法大きい送り板(キャリヤプレ
ート)24上に搭載されて、各対応する熱板14間のプレス
位置に送入されるようになっており、その際、送り板浮
上送出入機構によって、送り板24を熱板14から浮上させ
られた状態でプレス位置に送入されるようになってい
る。そして、ここでは、かかる送り板浮上送出入機構
が、送り板24の送り方向と直交する熱板14の幅方向両側
において、送り板24の送り方向に互いに所定の距離を隔
てて配された各一対、計4つの送り板浮上機構26から構
成されている。
かかる送り板浮上送出機構を構成する各送り板浮上機
構26は、第1図乃至第3図に示されているように、上下
端部においてそれぞれ一対のリンク28,28を介してプレ
ス本体2の支柱4に連結され、それらリンク28,28の各
連結部回りの回動によって上下方向に昇降可能に支持さ
れた、送り板24の載置される熱板14の最上段のものから
最下段のものに至る充分な長さをもって上下方向に延び
る昇降ロッド30と、該昇降ロッド30の下端部とプレス本
体2の床部との間に配設されて、該昇降ロッド30を昇降
せしめる昇降シリンダ32とを含んで構成されており、そ
の昇降ロッド30には、送り板24が載置される各熱板14に
対応する部位に位置して、それぞれ水平軸回りに回転可
能に支持された一対の送りローラ34が設けられていると
共に、それら送り板24が載置される全熱板14に対応する
状態で、昇降ロッド30と平行な軸回りに回転可能にガイ
ド手段としてのガイドローラ36が配設されている。
ここで、昇降ロッド30は、昇降シリンダ32の突出し作
動に基づいて、その上下端部に連結された各一対のリン
ク28,28がほぼ水平となる位置まで上昇させられるよう
になっており、これにより、第1図および第4図に示さ
れているように、その昇降シリンダ32の突出しによる上
昇作動に伴って、熱板14に接近移動せしめられるように
なっていると共に、昇降シリンダ32の引込みによる下降
作動に伴って、熱板14から離隔移動せしめられるように
なっている。そして、ここでは、第1図乃至第3図に示
されているように、その昇降シリンダ32の突出しによる
昇降ロッド30の上昇端位置において、各対応する熱板14
の上面から上端部がそれぞれ所定寸法上方に突出すると
共に、熱板14から側方に突出する送り板24の端面よりも
熱板14の側面に接近するように、前記各送りローラ34が
昇降ロッド30に配設されており、またその昇降ロッド30
の上昇端位置において、ローラ面が各熱板14から側方に
突出した送り板24の端面に略接するように、ガイドロー
ラ36が昇降ロッド30に配設されている。
なお、ここでは、ガイドローラ36が、ブラケット38,3
8で支持されて、送りローラ34よりも送り板送り方向の
外側で送り板24の端面に略接触するようにされている。
そして、第3図に示されているように、そのガイドロー
ラ36よりも更に送り板送り方向の外側の熱板14の部位に
位置して、熱板ガイド支持具40が固設され、この熱板ガ
イド支持具40にそれぞれ対応して、それら熱板ガイド支
持具40と協力して熱板14を所定位置に保持しつつ上下に
案内するための案内板段板42が配設されている。
また、ここでは、第3図に示されているように、送り
板24の幅方向両側の熱板14の側面の略中央部に位置し
て、それぞれ、熱媒流体の分配管接続口が設けられてお
り、真空ボックス6を貫通して配設された熱媒流体の分
配管44がそれら分配管接続口に接続されている。そし
て、それら分配管接続口に接続された分配管44を通じ
て、熱板14を加熱・冷却するための熱媒流体が各熱板14
に流通せしめられるようになっている。
さらに、ここでは、図示はしないが、各熱板14の側面
に、保熱のための保温板が配設されている。
次に、かかる本実施例装置の作動を説明する。
すなわち、送り板24に搭載した被加工物20を熱板14間
のプレス位置に送入するに際しては、先ず、第1図に示
すように、送り板浮上送出入機構を構成する各送り板浮
上機構26の昇降シリンダ32を突出し作動させ、各昇降ロ
ッド30をその上昇端位置に保持させる。そして、この状
態で所定のローダにて、真空ボックス6の一方の開閉シ
ャッター22の配設開口と通じて、各熱板14間に被加工物
20を搭載した送り板24を送入する。
このようにすれば、送り板24が、4つの送り板浮上機
構26に設けられた各対応する送りローラ34で熱板14から
突出した幅方向両端部を支持されて、各熱板14から浮上
せしめられた状態で、それら4つの送りローラ34の各ガ
イドローラ36で幅方向への移動を規制されつつ、各対応
する熱板14間のプレス位置まで送入されるのであり、そ
の送入に際して、各送り板24の下面が対応する熱板14の
上面と摺接することが回避されるのである。
各熱板14間のプレス位置に対する送り板24の送入操作
が完了すると、各送り板浮上機構26の昇降シリンダ32が
引込み作動され、各昇降ロッド30が下降されると共に、
熱板14から離隔せしめられる。そして、これにより、4
つの送り板浮上機構26の各対応する送りローラ34で熱板
14から浮上支持されていた送り板24が、各対応する熱板
14上に載置されると共に、各送り板浮上機構26が、熱板
14に対する非干渉位置に退避せしめられる。
送り板24が各対応する熱板14上に載置され、各送り板
浮上機構26が非干渉位置に退避されると、次いで、圧締
シリンダ8が突出し作動され、可動盤10が上昇作動させ
られて、熱板14が相互に接近作動され、各対応する上下
の熱板14間で被加工物20がそれぞれプレスされる。そし
て、そのプレスの完了後、可動盤10が下降作動させられ
て、各熱板14が再び圧締前の位置に復帰される。
プレスが完了して、各熱板14が圧締前の位置に復帰さ
れると、各送り板浮上機構26の昇降シリンダ32が再び突
出し作動され、各昇降ロッド30がその下降端位置から上
昇端位置まで上昇させられる。そして、その過程で、各
熱板14上に載置されていた送り板24が、それら送り板浮
上機構26の各対応する送りローラ34で幅方向の両端部を
支持されて、それら熱板14から浮上せしめられる。そし
て、それら送り板24が各送り板浮上機構26の昇降ロッド
30の昇降作動によって各対応する熱板14から浮上せしめ
られると、前述の送入操作とは逆に、図示しない所定の
アンローダによって、それら送り板24が熱板14から浮上
させられた状態で、真空ボックス6の開閉シャッター22
の配設開口を通じて、各対応する熱板14間のプレス位置
から送り板24、すなわち被加工物のプレス成形品がそれ
ぞれ搬出され、一連の成形操作が完了する。
このように、本実施例の多段プレス装置によれば、各
送り板浮上機構26の昇降シリンダ32を突出し作動させ
て、各昇降ロッド30を上昇端位置に保持した状態で、送
り板24を送出入させることにより、各対応する熱板14間
のプレス位置に対して被加工物20(若しくはその成形
品)を各対応する熱板14から浮上させた状態で送出入で
きるのであり、それ故、前記公報(特公昭60−50560
号)に開示の多段プレス装置と同様に、送り板24が熱板
14と摺動することに起因して惹起される不具合を未然に
回避することができるのである。
そして、本実施例の多段プレス装置においては、その
ような送り板浮上送出入機能が、熱板14の幅方向両側の
側方において、送り板24の送り方向に互いに所定の距離
を隔てて設けられた各一対の送り板浮上機構26によって
達成されることから、そのような送り板浮上送出入機能
が、熱板14の幅方向両側において、それら送り板浮上機
構26を配設するスペースだけをスポット的に確保するこ
とによって実現できるのであり、それ故、各熱板14の幅
方向両側において、それら熱板14の側面の略全長にわた
ってスペースを確保する必要のある前記公報に開示の送
り板浮上送出入機構を採用する場合に比べて、より多様
な仕様の多段プレス装置において、送り板浮上送出入機
能を実現できるのである。
なお、以上の説明から明らかなように、本実施例で
は、昇降ロッド30が支持部材を構成しているのであり、
また該昇降ロッド30を支持する上下各一対のリンク28,2
8からなるリンク機構と、該昇降ロッド30を昇降させる
昇降シリンダ32とから、昇降駆動装置が構成されている
のである。
以上、本発明の一実施例を詳細に説明したが、これは
文字通りの例示であり、本発明が、かかる具体例に限定
されることなく、その趣旨を逸脱しない範囲において、
種々なる変更,修正,改良等を施した態様で実施できる
ことは、言うまでもないところである。
例えば、前記実施例では、支持部材としての昇降ロッ
ド30を含む送り板浮上機構26が、熱板14の幅方向両側に
おいて各一対設けられていたが、送り板24の送り方向に
おける熱板14の寸法が大きく、熱板14の両側において各
2つの送り板浮上機構26を設けただけでは、各熱板14間
のプレス位置に対して送り板24を良好に送出入し得ない
ような場合には、熱板14の幅方向両側においてそれぞれ
3つ以上の送り板浮上機構26を設けるようにすることも
可能である。
また、前記実施例では、支持部材としての昇降ロッド
30が上下各一対のリンク28からなるリンク機構によって
昇降可能に、且つ熱板14の側面に対して接近・離隔移動
可能に支持されていたが、そのようなリンク機構に代え
てカム機構を採用することも可能であり、またそのよう
な支持部材を昇降させるための昇降シリンダ32に代え
て、電動モータの回転力をネジ送り機構やカムなどで直
線運動に変換して支持部材に伝達させるものなどを採用
することも可能である。
さらに、前記実施例における送りローラ34やガイドロ
ーラ36の一部若しくは全部を、超高分子ポリエチレン,
ナイロン,ジュラコン(商品名),テフロン(商品
名),樹脂含浸積層板若しくは強化木等の低摩擦材を配
設した低摩擦台で代替させるようにすることも可能であ
り、またガイド手段は、前記実施例のガイドローラ36の
ように、送り板24が載置される熱板14の全てについて共
通の長手状のものである必要は決してなく、それら熱板
14のそれぞれについて互いに独立して設けたローラ乃至
は低摩擦台でガイド手段を構成するようにすることも可
能である。
加えて、前記実施例では、熱板14が熱媒流体で加熱さ
れる形式の多段プレス装置に本発明を適用した例につい
て述べたが、熱板14が電熱ヒータで加熱される形式の多
段プレス装置に本発明を適用することも可能であり、さ
らに加熱機能を有しないプレス板が用いられる多段プレ
ス装置に本発明を適用することも可能である。
(発明の効果) 以上の説明から明らかなように、本発明によれば、送
り板の送り方向と直交するプレス板乃至は熱板の幅方向
両側において、支持部材を配設するためのスペースをス
ポット的に確保するだけで、各熱板間のプレス位置に対
する送り板の浮上送出入機能を得ることができるのであ
り、それ故、従来よりもより多様な仕様の多段プレス装
置に適用して、送り板とプレス板乃至は熱板との摺動摩
擦に起因する不具合を未然に回避することを可能と為し
得るのである。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明に従う多段プレス装置の一例を示す説
明図であり、第2図および第3図は、それぞれ、第1図
のII−II断面およびIII−III断面に対応する説明断面図
である。第4図は、第1図の装置の第1図とは異なる作
動形態を示す説明図である。 2:プレス本体、10:可動盤(下盤) 14:熱板、16:固定盤(上盤) 20:被加工物、24:送り板 26:送り板浮上機構,28:リンク 30:昇降ロッド(支持部材) 32:昇降シリンダ、34:送りローラ 36:ガイドローラ(ガイド手段)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】上盤と下盤との間にプレス板乃至は熱板を
    多段に設け、被加工物を送り板上に搭載した状態でそれ
    らプレス板乃至は熱板間に装入、載置して圧締するよう
    にした多段プレス装置において、 前記送り板の送り方向と直交する前記プレス板乃至は熱
    板の幅方向両側に位置して、それぞれ該送り板の送り方
    向に互いに所定の距離を隔てた状態で、該送り板の載置
    されるプレス板乃至は熱板の最上段のものから最下段の
    ものに至る充分な長さをもって上下方向に延びるロッド
    状の複数の支持部材を上下方向に昇降可能に配する一
    方、該支持部材に、前記プレス板乃至は熱板に対応し
    て、前記送り板を低摩擦で送るための送りローラ若しく
    は低摩擦部材を配設した低摩擦台を設けると共に、該送
    り板の幅方向端面に当接して該送り板の幅方向へ移動を
    規制するためのガイド手段を該支持部材に更に配設し、
    且つ該支持部材を昇降させると共に、該支持部材の上昇
    若しくは下降作動に伴って該支持部材を前記プレス板乃
    至は熱板に対して接近若しくは離隔移動させる昇降駆動
    装置を設けて、該昇降駆動装置による前記支持部材の上
    昇作動下において、該支持部材の前記送りローラ若しく
    は低摩擦台で前記送り板の幅方向両端部を支持させて該
    送り板を前記プレス板乃至は熱板から浮上させた状態
    で、前記ガイド手段で幅方向への移動を規制させつつ、
    該送り板をそれらプレス板乃至は熱板間のプレス位置に
    出し入れし得るようにする一方、前記昇降駆動装置によ
    る該支持部材の昇降作動に基づいて、該支持部材の前記
    送りローラ若しくは低摩擦台で支持させて該送り板を前
    記プレス板乃至は熱板から浮上させる位置と、それらプ
    レス板乃至は熱板上に該送り板を載置させる位置との間
    で、該送り板を昇降させ得るようにしたことを特徴とす
    る多段プレス装置。
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