JPS62199941A - エンジンの燃料供給制御装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 【産業上の利用分野】

本発明は、自動車用エンジンの燃料供給制御装置に関し
、詳しくは、動弁系のバウンス開始回転数に対応してエ
ンジンへの燃料供給を制御するものである。

【従来の技術１ 燃料噴射式の燃料供給装置を備えたエンジン、あるいは
通常の気化器式の燃料供給装置を備えたエンジンにおい
て、燃料供給量を、吸入空気量。 エンジン回転数などから演梓し、また、エンジンの運転
条件の諸元から各種補正を施すエンジンの燃料供給制御
方式が知られている。 この制御方式では、エンジンが所定回転数を越えた時に
、例えば燃料噴射パルスを零にするなどして高回転時に
燃料カットシステムを働かばエンジン破損を防止してい
る。 また、例えば先行技術としての実開昭５７−３６３０７
号公報においては、エンジン回転数が設定値以上で、か
つ潤滑油の圧力が設定値以下である場合に燃料噴射ポン
プの燃料噴射量を可変とすることが示されている。 【発明が解決しようとする問題点】 しかるに、動弁系にハイドロリックラッシュアジャスタ
を用いている最近のエンジンにおいては、バウンス開始
回転数が潤滑油量の変化で大きく変化する。とくにオイ
ルパンの油量が少なくなると。 勤ｊ？系の各部を潤滑する油にブローバイガスによる気
泡が多く混入し、ハイドロリックラッシュアジャスタ内
でバルブ作動に悪影響を及ぼす。 また、油量が減少しバウンスが発生すると、ハイドロリ
ックラッシュアジャスタが伸び、バルブが開いた状態に
なるのでエンジンは失火を起こすという問題が生じる。 すなわち従来の制御方式では、燃料カットがエンジン回
転数Ｎ１で始まるとすると、バウンス開始のエンジン回
転数Ｎ２は規定油量においてＮ！＞　Ｎ　ｔの関係を保
持しているので問題は起こらない。しかし、油量が低下
するとバウンス開始のエンジン回転数Ｎｘが設定された
燃料カットのエンジン回転数より低下してＮ１　＞Ｎ２
の状態が起こる。この状態では燃料カット以前に動弁系
はバウンスを発生し、バルブは開いた状態となり、エン
ジンの失火が起こると共にバウンスによりバルブ。 カムシャフト等の破損につながるという問題がある。 また、上述の先行技術においては、潤滑油の圧力とエン
ジン回転数との関係で撚層噴ｆＪＪｅを制御するもので
、潤滑油量の減少にもとずく動弁系のバウンスを回避す
ることは不可能であるという問題がある。 本発明は、上記事情に基づいてなされたもので、オイル
パンの油量を検知して、油量に対応したバウンス開始エ
ンジン回転数以下で効果的な燃料カット制御を実現する
ことができるエンジンの燃料供給制御装置を提供するこ
とを目的とするものである。

【問題点を解決するための手段１ 上記目的を達成するため、本発明は、吸入空気量とエン
ジン回転数による基本パルス幅を補正して燃料流間を制
御するものにおいて、オイルパン内の潤滑油量を検知す
る油量センサと、燃料カットエンジン回転数計算回路を
備え、エンジン回転数が、上記燃料カットエンジン回転
数計算回路にて算出されたエンジン回転数に少なくとも
等しくなった時に、燃料の供給量を制御するように構成
されている。 【作　　　用】 上記構成に基づき、本発明は、潤滑油量の変化に対応し
て変化する動弁系のバウンス開始エンジン回転数を、潤
滑油量を検知することによって予測することができると
共に、燃料カットをバウンス開始エンジン回転数以下で
行なうことができ、エンジン失火などを回避できる。そ
して、安全でかつ円滑なエンジン運転が確保できる。

【実　施　例１ 以下、本発明の一実施例を過給機付の燃料噴射式エンジ
ンについて、第１図ないし第４図を参照して具体的に説
明する。図において符号１はスロットルボディで、内部
にはスロットルバルブ２が設けられている。上記スロッ
トルボディ１の入口側には、エアクリーナ４から導入さ
れた空気がエアフロメータ５．過給機の圧縮機２０．吸
気管３を経由して導入される。また、上記スロットルボ
ディ１の出口側は、吸気マニホールド６を経由してエン
ジン本体７の図示しない各気筒の燃焼室に連通している
。そして燃焼室には図示しない吸、排気バルブがあり、
図示しない動弁系の作動で開閉制御される。排気管２１
は、過給機の排気タービン２２を介して排気ガス浄化装
置２３に連通している。 図示しない吸入ボートにはインジェクタ８が、図示しな
い各気筒に対応して設置してあり、燃料タンク９からの
燃料がポンプ１０を経由して供給されるようになってお
り、インジェクタ８からの戻り燃料は、吸気マニホール
ドＧの負圧で開閉動作するプレッシャレギュレータ１１
を介して戻り燃料管１２によって燃料タンク９へ戻され
ている。 上記インジェクタ８の燃料噴射量を制御するコントロー
ルユニット１５は、エアフロメータ５からの信号１点火
コイル１３からの信号、スロットルスイッチ１４からの
信号を受けるほか、エンジン本体７に設けた水温センナ
１６からの信号や、オイルパン１７に設けた油量センサ
１８からの信号を入力する。 上記コントロールユニット１５は、エンジン回転数に応
じた点火コイル１３からのパルス信号と、エアフロメー
タ５からの信号に基づいて燃料噴射時間を演算し、コン
トロールユニット１５からの噴射信号でインジェクタ８
を動作する。一方、油吊センナ１８からの信号に暴づい
てインジェクタ８を動作し、燃料カットの制御が行なわ
れる。 上記浦ｆｆｉケンザ１８は、油量のレベルによって可変
（氏抗となり、コントロールユニット１５は、その出力
電圧によって油量レベルを判定する。この時、例えば第
３図にみられるＪ：うに油ａｌｚ、１ｓ。 １４に対して、対応する燃料カットのエンジン回転数Ｎ
　ｍａｘとしてｎｔ＋ｎｌ　＋’イを予めメモリしてお
ぎ、エンジン回転数ＮがＮ≧Ｎ　ｗａｘとなると、イン
ジェクタ８への出力パルスＴｉ（ｍｓ）＝Ｏとし、燃料
の噴射をカットするのである。 第２図において、制御系の基本構成について説明すると
、エアフロメータ５からの信号が吸入空気最計算回路３
０に入力され、吸入空気量計算回路３０で吸入空気渚が
、一方、点火コイル１３からの信号がエンジン回転数計
算回路３１に入力され、エンジン回転数計算回路３１で
エンジン回転数が、それぞれτフ出され、算出された吸
入空気層とエンジン回転数により基本パルス幅計算回路
３２で基本噴射用のパルス幅が演算される。 また、車両走行状態を検出するスロットルスイッチ１４
とエンジン本体７の状態を検出する水温センサ１６等の
補正要素の信号により、噴射パルス幅計算回路３３で上
記基本噴射量のパルス幅を補正して燃料噴射量のパルス
幅が決定され、この噴射信号に基づいて駆動回路３４に
よりインジェクタ８が制御される。 一方、オイルパン１７の油量変化によって動弁系のバウ
ンスが開始する前に燃料カットする制御系としては、油
量センサ１８からの信号によって、燃料カットエンジン
回転数計算回路３５で油量に応じた燃料カットを行なう
エンジン回転数が求められ、求められたエンジン回転数
の信号により、噴射パルス幅計算回路３３で噴射パルス
幅を零とする。従って、噴射パルス幅が零である信号に
基づいて、駆動回路３４によりインジェクタ８が制御さ
れ燃わ１噴射が停止される。 このような構成では、燃料カットのエンジン回転数を、
第３図に示す油量に対応した動弁系のバウンス開始エン
ジン回転数に近いか、それ以下の値に設定しておけば、
油量の変化に伴って、バウンスが開始される前に燃料カ
ットが実現され、動弁系のバウンスを回避することがで
きる。 また本実施例では、油量と燃料カットを行うエンジン回
転数の関係を予めメモリしておき、燃料カットを行うか
どうかを判断しているが、実際の油量と回転数から演算
式により燃料カットを行うかどうかを判断しても良い。 なお第４図は、エンジン回転数に対するバウンスの発生
量を油量との関係で求めた実験データであり、バウンス
伍≦１１ＩＩＩｌの場合は、不具合として無視できるも
のである。 なお上記実施例は、インジェクタ式の燃料供給装置を例
に挙げて説明したが、本発明は、気化器における燃料供
給装置の制御にも適用できることは勿論である。 【発明の効果】 本発明は、以上詳述したようになり、オイルパンの浦Ｉ
１１の変化があっても、それに対応した動弁系のバウン
ス開始の限界回転数以下に設定された燃料カットのエン
ジン回転数を求め、これにより燃料カットを実現するの
で、動弁系はバウンスを発生することがなく、バルブの
破損、エンジンの失火などを未然しこ防止できる。どく
に動弁系にハイドロリックラッシュアジャスタを用いて
いる場合、ハイドロリックラッシュアジャスタが伸びて
バルブが開放された五大となって失火するなどの不具合
が避けられ、エンジンの出力低下を回避することができ
る。

【図面の簡単な説明】

ｆｊ１１図は本発明の一実施例を示ｊ構成図、第２図は
本発明による装置の一実施例を示すブロック線図、第３
図は油量と燃料カットを行なうエンジン回転数との関係
を示す図、第４図はエンジン回転数に対するバウンス発
生間を油量との関係で示した図である。 １・・・スロットルボディ、２・・・スロットルバルブ
、３・・・吸気管、４・・・エアクリーナ、５・・・エ
アフロメータ、６・・・吸気マニホールド、７・・・エ
ンジン本体、８・・・インジェクタ、９・・・燃料タン
ク、１０・・・燃料ボンブ、１１・・・プレツシｒレギ
ュレータ、１２・・・戻り燃料管、１３・・・点火コイ
ル、１４・・・スロットルスイッヂ、１５・・・コント
ロールユニット、１Ｇ・・・水温センサ、１７・・・オ
イルパン、１８・・・油量センナ、２０・・・圧縮機、
２１・・・排気管、２２・・・排気夕２−ビン、２３・
・・排気ガス浄化′Ｊ装置、３０・・・吸入空気は計算
回路、３１・・・エンジン回転数計咋回路、３２・・・
基本パルス幅計痺回路、３３・・・噴射パルス幅計算回
路、３４・・・駆動回路、３５・・・燃料カットエンジ
ン回転数計算回路。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 吸入空気量とエンジン回転数による基本パルス幅を補正
   して燃料流量を制御するものにおいて、オイルパン内の
   潤滑油量を検知する油量センサと、燃料カットエンジン
   回転数計算回路を備え、エンジン回転数が、上記燃料カ
   ットエンジン回転数計算回路にて算出されたエンジン回
   転数に少なくとも等しくなった時に、燃料の供給量を制
   御することを特徴とするエンジンの燃料供給制御装置。