JPS62198828A - フツ素化フタロシアニン発色層を有するエレクトロクロミツク素子 - Google Patents

フツ素化フタロシアニン発色層を有するエレクトロクロミツク素子

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JPS62198828A
JPS62198828A JP61040395A JP4039586A JPS62198828A JP S62198828 A JPS62198828 A JP S62198828A JP 61040395 A JP61040395 A JP 61040395A JP 4039586 A JP4039586 A JP 4039586A JP S62198828 A JPS62198828 A JP S62198828A
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JP
Japan
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phthalocyanine
electrochromic
fluorinated phthalocyanine
color developing
fluorinated
Prior art date
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Pending
Application number
JP61040395A
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English (en)
Inventor
Takeyuki Kawaguchi
武行 川口
Shoichi Tanaka
正一 田中
Hiroshi Yamamoto
寛 山本
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Teijin Ltd
Original Assignee
Teijin Ltd
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Publication date
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  • Electrochromic Elements, Electrophoresis, Or Variable Reflection Or Absorption Elements (AREA)
  • Devices For Indicating Variable Information By Combining Individual Elements (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (1)技術分野 本発明は新規なエレクトロクロミック素子に関する。ざ
らに詳しくは、有機溶剤に可溶で塗布成膜が可能な、か
つ耐熱性や耐久性のすぐれたフッ素化フタロシアニンを
用いたエレクトロクロミック素子に関する。
+to  従来技術 光の通過体に電界を加える時、光の吸収量が増加し電界
をなくすと可逆的に回復するエレクトロクロミック現象
を利用した表示素子が知られている。この表示素子は基
本的に対向電極と表示電極との電極間にエレクトロクロ
ミック材料層を介在させたものである。従来この種の材
料として、無機物としては酸化タングステン、酸化モリ
ブデン。
水酸化イリジウム、酸化チタンなどが知られている。一
方、有機物としてはビオロゲン化合物、ルテチウムフタ
ロシアニン、アントラキノン化合物などが知られている
。これらのエレクトロクロミツク材料の内、無機化合物
は通常、蒸着法により薄膜状に製膜されるため、その生
産性は低く、また有機化合物はど発色種が豊富ではない
。一方、上記のビオロゲンやアントラキノン誘導体の如
き、有機化合物の場合、有機溶剤には可溶でスピンコー
ドやキャスティングなどの塗布法により薄膜形成が簡便
に行えるが、電界印加下での酸化・還元により、化合物
が経時的に劣化するという問題点を有していた。こうし
た一連の化合物の中にあって、フタロシアニンは、その
熱的および化学的安定性に極めてすぐれており、かつ発
色種も豊富に選択できることから、これまでエレクトロ
クロミック素子として多数の提案がなされてぎた。しか
しながら、このフタロシアニンも一般的には、溶剤に不
溶であり、その製膜は通常、蒸着法によらねばならない
為、生産効率が低く、また、大面積化も困難である門 本発明者はかかる従来のエレクトロクロミック材料の欠
点を克服すべく鋭意検討した結果、本発明に到達したも
のであり、本発明により、熱的および化学的安定性にす
ぐれ、かつ有機溶剤に可溶で大面積の塗布製膜が可能な
エレクトロクロミック素子を得ることができた。
(C)  発明の開示 本発明は°、下記式で表わされるフッ素化フタロシアニ
ンからなる層を発色層として用いることを特徴とするエ
レクトロクロミック素子である。
[但し、Mは水素原子又は、フタロシアニンとしてエレ
クトロクロミック特性を示す金属原子を表わず。] 本発明に用いられるフッ素化フタロシアニンは、下記の
反応 により得ることができる。
但し、上記式中、MXnはハロゲン化金属を表わし、M
は金属原子であり、フタロシアニンとして、エレクトロ
クロミズムを示すものが好ましい。
そのようなものとしては、コバルト、ルテチウム。
エルビウム、モリブデン、錫などがあげられる。
本発明のフタロシアニンは、蒸着によるtWflQ化の
みならず、有機溶剤に可溶であるため、塗布法により製
膜が可能である。可溶化に用いる有機溶剤としては、ア
セトン、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトン
、シクロヘキサノン等のケトン類、テトラヒドロフラン
、ジエチルエーテル等のエーテル類、ベンゼン、トルエ
ン、キシレン等の芳香族炭化水素およびエタノール、プ
ロパツール等のアルコール等広範囲に選択可能である。
かかる溶媒に溶解後、上記フタロシアニンを塗布するこ
とにより0.1〜0.5μmの薄膜が形成できる。
かかる塗布法以外にも、通常ラングミュア−プロジェッ
ト法とよばれろ水面上に展開した簿躾を累積する方法も
可能であり、この方法によれば厚み方向に高度に配向し
たフタロシアニン薄膜を1ワることが可能となる。
本発明のフッ素化フタロシアニンは、導電性の酸化イン
ジウムや酸化スズ薄膜層を有する透明基板上に薄膜形成
され、湿式又は乾式エレクトロクロミック素子として、
用いられる。上記フタロシアニンは単独でもお互いに組
合せても、また他の分散用媒体中に混合分散して用いる
ことも可能である。
そのような分散用媒体どしては、溶媒可溶で塗膜形成能
のあるものであれば使用可能であり、好適には、ポリ塩
化ビニル、ポリカーボネート、ポリメタアクリル酸メチ
ル、ポリスルホン、ポリエーテルケトン、ポリエステル
、ポリアミド等の高分子物質が用いられる。
上記フタロシアニン薄膜をエレクトロクロミック素子と
して用いる場合、電解質としてはフタロシアニン膜の着
色反応に必須なイオン、電子の注入が容易に生起するも
のであればどの様なものでも使用できるが、好ましくは
、還元反応時にガスの発生を伴わないアニオンを有する
ものが用いられる。そのような例示物質としては、しZ
Na 1.Kl、C31,Ca 12 、M(+ 12
 。
BaI2.A’JI、CLllなどのヨウ化物が用いら
れるが、中でもAo IとKlが酸化・還元特性やイオ
ンの移動度および安定性の点から好ましい。
本発明のフタロシアニンを用いた反射型エレクトロクロ
ミック表示セルを作成する場合、反13fGとしては、
多孔質ガラス板、多孔質高分子膜を電解質層の対向電極
側に設けるか、多孔性微粒子を電解質中に分散混合した
ものが用いられる。対向電極としては、反射型セルの場
合は、特に制限はなく、白金、金、アルミニウム、カー
ボンや導電性金属酸化物などが使える。一方、透過型セ
ルの場合には、透明電極(酸化インジウムや酸化スズ等
)が必須である。
本発明の構成より成るエレクトロクロミック素子の特徴
としては、 (1)素子を構成するフッ素化フタロシアニンが多数の
有機溶媒に可溶であるため、大面積の塗布1ullが可
能で、生産効率が高い。
(2)  エレクトロクロミック現象発現に伴ない、電
極面上で固体電解質の部分分解により生ずるハロゲンガ
スに対してフッ素化フタロシアニンは高い抵抗性を有し
ているため、エレクトロクロミック素子としての耐久性
にすぐれる。
などが挙げられる。このように、本発明のエレク(・ロ
クロミック素子セルはそのすぐれた基本特性の他に、耐
久性や生産性に於て、従来のセルに比べて極めてすぐれ
ており、その工業的意義は極めて大である。以下、実施
例をあげて本発明をさらに詳しく説明する。
実施例1 (1)へキサデカフルオロコバルトフタロシアニンの合
成: 6.02 gのテトラフルオロフタロニトリルと1.8
69の塩化コバルトとを耐圧容器中、250〜260℃
にて、5時間混合撹拌した。その後、反応生成物を0.
1%の稀硫酸水溶液で洗浄摸、アセトンに溶解したのち
、120℃減圧乾燥した。得られた固体をシリカゲルカ
ラムクロマトにより精製することにより3.819のへ
キサデカフルオロコバルトフタロシアニンを得た。
(2)’IL/ムL工乞工&ム久111L列飢LL11
LL: 上記で得たヘキサデ力フルオOコバルトフタロシアニン
を5%アセトン溶液となし、ネサガラス(200人の酸
化インジウム蒸着)上にスピンコード法で塗布した。こ
のものを30分、100℃にて熱処理したのちヨウ化カ
リウムの1%水溶液中に入れ、対向電極として゛白金を
用いて+2.5V〜−2,5Vに印加しエレクトロクロ
ミック特性を評価した処、−2,OVにて青紫色から赤
橙色に変色し、0.3mA/dのピーク電流値が観測さ
れた。
実施例2 実施例1に於て、塩化コバルトの代りに、塩化エルビウ
ムを用いて同様にテトラフルオロフタロニトリルと反応
させることにより1、エルビウム・ヘキサデカフルオロ
シフタロジアニンをえた。
このものを、実施例1の(aと同様にして、エレクトロ
クロミック特性評価した処、+ 1.5Vにて青色から
赤色に着色し、−1,3Vにて、赤色から緑色への変色
が観察された。この際に観測されたビ−少電流は各々、
0.6TrLA/c#iと−0,5m A / cdで
あった。
実施例3 実施例1において、塩化コバルトの代りに塩化ルテチウ
ムを用いて同様にテトラフルオロフタロ二1〜リルと反
応させ、ヘキサデ力フルオロルテヂウムジフタロシアニ
ンをえた。このものを実施例1の(2と同様にして、エ
レクトロクロミック特性評価を行った処、+ 1.3V
で青から赤色へ、又−1,9■で赤から緑色へ変色が観
察された。この際に観測されたピーク電流は各々0.7
mA/adと−0,4m A / dであった。
実施例4 実施例2で得たエルビウムへキサデカフルオロシフタロ
ジアニン薄膜を以下の手順にしたがい固体エレクトロク
ロミックセル化した。
(1)透明電極(ネサガラス)上にエルビウムへキサデ
カフルオロフタロシアニンの′f4IFJを溶液キャス
トにより作成した。
(21AC11と白色顔料(チタンホワイト)を1:1
 (Iffi比)でエポキシ樹脂(アラルダイト■)に
15単量%になるよう混合分散した。
(3)  上記(1)の膜を二枚作成し、それらの表面
に(2)の混合分散樹脂を塗布したのら、エポキシ樹脂
層を向い合わせて二枚を張り合せ、表示セルとした。こ
のセルは青緑色を呈しているが+ 1.0〜+3.0■
の印加で赤色に変化し、逆に−1,O■〜−3,0Vの
印加で紫色に変化した。また、上2゜5Vの印加により
約1秒間で上0゜3yrt A /dのピーク電流値に
達し、その電流応答特性は極めてシャープであった。ま
た、このセルは10→T orrの真空中にて、−2,
0Vの印加電圧下、3 X 10”回のくり返しテスト
後も、ピーク電流の低下は認められなかった。
実施例5 実施例1で得た、コバルトへキサデカフルオロフタロシ
アニン10rItgを25dの酢酸エチルに溶解し、5
60 ctdの蒸留水表面上に展開後、仕切り板にて3
0ミリN/mの圧力で圧縮しながら、ラングミュア・プ
ロジェット法により、ネサガラス上に一ヒ記水面上展開
膜を30層累積した。このものを、実施例1の(′2J
と同じ方法で、そのエレクトロクロミック特性を評価し
た処、−1,8Vでピーク電流−0,4711iLA/
Cfdという値を示した。
実施例6 実施例5に於て、コバルトへキサデカフルオロフタロシ
アニンを単独で用いる代りに、ステアリン酸と1=10
モル比混合物としたのち、同様にしてラングミュア・プ
ロジェット法にて30層累積膜を得た。このものは、−
2,2Vでピーク電流−〇、2yrtA/cfflとい
う値を示した。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 下記式で表わされるフッ素化フタロシアニンからなる層
    を発色層として用いることを特徴とするエレクトロクロ
    ミック素子。 ▲数式、化学式、表等があります▼ [但し、Mは水素原子又は、フタロシアニンとしてエレ
    クトロクロミック特性を示す金属原子を示す。]
JP61040395A 1986-02-27 1986-02-27 フツ素化フタロシアニン発色層を有するエレクトロクロミツク素子 Pending JPS62198828A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2012043797A1 (ja) * 2010-09-30 2012-04-05 積水化学工業株式会社 エレクトロクロミック調光素子、調光シート、合わせガラス用中間膜及び合わせガラス

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2012043797A1 (ja) * 2010-09-30 2012-04-05 積水化学工業株式会社 エレクトロクロミック調光素子、調光シート、合わせガラス用中間膜及び合わせガラス
JP4961057B2 (ja) * 2010-09-30 2012-06-27 積水化学工業株式会社 エレクトロクロミック調光素子、調光シート、合わせガラス用中間膜及び合わせガラス

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