JPH11504898A - 置換フタロシアニン - Google Patents

置換フタロシアニン

Info

Publication number
JPH11504898A
JPH11504898A JP8519606A JP51960696A JPH11504898A JP H11504898 A JPH11504898 A JP H11504898A JP 8519606 A JP8519606 A JP 8519606A JP 51960696 A JP51960696 A JP 51960696A JP H11504898 A JPH11504898 A JP H11504898A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
formula
carbon atoms
compound
general formula
twenty
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Abandoned
Application number
JP8519606A
Other languages
English (en)
Inventor
ニール ブルース マックーン
ガイ ジェームズ クラークソン
ポール ハンバーストーン
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
UK Secretary of State for Defence
Original Assignee
UK Secretary of State for Defence
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by UK Secretary of State for Defence filed Critical UK Secretary of State for Defence
Publication of JPH11504898A publication Critical patent/JPH11504898A/ja
Abandoned legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07DHETEROCYCLIC COMPOUNDS
    • C07D487/00Heterocyclic compounds containing nitrogen atoms as the only ring hetero atoms in the condensed system, not provided for by groups C07D451/00 - C07D477/00
    • C07D487/22Heterocyclic compounds containing nitrogen atoms as the only ring hetero atoms in the condensed system, not provided for by groups C07D451/00 - C07D477/00 in which the condensed system contains four or more hetero rings
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B82NANOTECHNOLOGY
    • B82YSPECIFIC USES OR APPLICATIONS OF NANOSTRUCTURES; MEASUREMENT OR ANALYSIS OF NANOSTRUCTURES; MANUFACTURE OR TREATMENT OF NANOSTRUCTURES
    • B82Y10/00Nanotechnology for information processing, storage or transmission, e.g. quantum computing or single electron logic
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C09DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • C09KMATERIALS FOR MISCELLANEOUS APPLICATIONS, NOT PROVIDED FOR ELSEWHERE
    • C09K19/00Liquid crystal materials
    • C09K19/04Liquid crystal materials characterised by the chemical structure of the liquid crystal components, e.g. by a specific unit
    • C09K19/40Liquid crystal materials characterised by the chemical structure of the liquid crystal components, e.g. by a specific unit containing elements other than carbon, hydrogen, halogen, oxygen, nitrogen or sulfur, e.g. silicon, metals
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B7/00Recording or reproducing by optical means, e.g. recording using a thermal beam of optical radiation by modifying optical properties or the physical structure, reproducing using an optical beam at lower power by sensing optical properties; Record carriers therefor
    • G11B7/24Record carriers characterised by shape, structure or physical properties, or by the selection of the material
    • G11B7/241Record carriers characterised by shape, structure or physical properties, or by the selection of the material characterised by the selection of the material
    • G11B7/242Record carriers characterised by shape, structure or physical properties, or by the selection of the material characterised by the selection of the material of recording layers
    • G11B7/244Record carriers characterised by shape, structure or physical properties, or by the selection of the material characterised by the selection of the material of recording layers comprising organic materials only
    • G11B7/246Record carriers characterised by shape, structure or physical properties, or by the selection of the material characterised by the selection of the material of recording layers comprising organic materials only containing dyes
    • G11B7/248Record carriers characterised by shape, structure or physical properties, or by the selection of the material characterised by the selection of the material of recording layers comprising organic materials only containing dyes porphines; azaporphines, e.g. phthalocyanines

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Crystallography & Structural Chemistry (AREA)
  • Nanotechnology (AREA)
  • Materials Engineering (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Mathematical Physics (AREA)
  • Theoretical Computer Science (AREA)
  • Nitrogen Condensed Heterocyclic Rings (AREA)
  • Thermal Transfer Or Thermal Recording In General (AREA)
  • Optical Record Carriers And Manufacture Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】 下記一般式Iのフタロシアニン式中、Mは金属原子、金属化合物又は2Hであり、1つのHは、Mと結合しているとして記載されている2つの窒素原子と結合している(29位及び31位参照)。R1−R25は同一であるか又は異なり、下記置換基から独立して選択される。炭素原子数32までの直鎖又は分岐鎖アルキルであり、1又はそれ以上の非隣接CH2基が酸素及び/又は二重結合で置換されている;H;F;及びR2,3,9,10,16,17,23,24のうちの少なくとも1つが下記一般式IIから選択される。式中、Y、X及びZは、HO、O,-O,OR,H、炭素数1〜16の分岐又は直鎖アルキル又はアルコキシから独立して選択される;X及びZは、それぞれ、1又はそれ以上の炭素数1〜5の直鎖又は分岐鎖アルキル基によって置換されていてもよいフェニル基から独立して選択される。Rは、1又はそれ以上の非隣接CH2基が酸素によって置換されていてもよく、かつ末端がOH基であってもよい、炭素数1〜16の分岐又は直鎖アルキル又はアルケンであり;ただし、Y、X及びZの少なくとも1つがHO、O,-O,OR から選択される。上記式の化合物は、その酸化還元特性を利用した、光学記録媒体における電子−光学装置、ラングミュアブロジェットフィルム、モレキュラーワイヤー等の広い範囲の用途に有用である。

Description

【発明の詳細な説明】 置換フタロシアニン 本発明は、新規置換フタロシアニン及びその特定の用途に関する。 フタロシアニンは下記一般式を有する。 ベンゾ基の番号付のための命名も、上記式に含まれる。一般に、R2,3,9,10,1 6 .17.23,24位における置換基は周辺基として言及され、R1,4,8,11,15,18,22,25 位における置換基は非周辺基として言及される。 しばしば、フタロシアニンはPcと省略される。 いくつかのフタロシアニン化合物が液晶の挙動を示すことが知られている。 公知の液晶化合物の大部分は、一般に棒状分子構造を有しており、しばしば、 ネマチック及び/又はスメクチックメソフェイス(mesophase)によって特徴付け られる。しかし、一般的にディスク様分子構造によって特徴付けられる多くの公 知の化合物がある。これらの化合物は、ディスコチックネマチック又は円柱状メ ソフェイスによって特徴づけられるディスコチック化合物と呼ばれる。 ディスコチック化合物は、例えば、ベンゼン、トルキセン、メタロフタロシア ニン、フタロシアニン及びトリフェニレン等の多数のコアを基礎とする。 Guillon ら、Mol.Cryst.Liq.Cryst.; 1985,vol.130,pp223-229は、CH2 単位によりフタロシアニンコアに結合した多種の置換基を有するベンゼン 環上でフタロシアニンが置換されている金属化された又は無金属のフタロシアニ ン誘導体由来の円柱状メソフェイスについて議論する。 Piechocki 及びSimon,New Journal of Chemistry,vol.9,no 3,1985,p159 -166は、ディスコチックメソフェイスを形成する8置換フタロシアニン誘導体の 合成を報告した。側鎖は、CH2を通じてフタロシアニンコアに結合している。 ほとんどの液晶化合物は、サーモトロピック液晶化合物として知られている。 サーモトロピック液晶は、特定の温度間隔における温度に依存して存在する。い くつかのケースにおいて、異なる物質が溶媒と共に混合されるとき、温度が変化 するときだけでなく、溶質の濃度が変化するときも混合物は異なる相を示すこと ができる。液晶の相が他のものの中の成分の濃度に依存するとき、それは離液性 液晶と呼ばれる。離液性液晶混合物を製造する最も簡単な方法は、異なる性質の 末端基を有する分子で開始することである。例えば、1つの末端が水と親和性を 示し、他の末端が水を排除する傾向がある。親水基及び疎水基の部分を有する分 子は、両方のクラスの特徴を示し、従って、それは両親媒性分子と呼ばれる。 離液性液晶は、洗剤、多孔性岩からの油の回収、及び食品工業における例えば 食品乳化剤等を含む多数の潜在的な応用を有する。離液性液晶システムには、医 療への応用もある。例えば、両親媒材料は、血液中でより溶解性の薬剤を製造す ることを補助する。 フタロシアニンサーモトロピックの批評としては、Phthalocyanines,Propert ies and Applications,Ed.,C.C.Leznoff and A.B.P.Lever,V.C.HPublishers 1 992 p227のSimon 及びBassoul を参照されたい。 いくつかのフタロシアニンも、電磁スペクトルの赤外線部の近くの遠赤外線に 放射線を吸収する。レーザー光線の波長で強く吸収する化合物は、原則として、 レーザーアドレスシステム(laser addressed system)において液晶ホスト材料に 溶解するゲスト染料として利用することができる。 レーザービームを用いて材料表面をスキャンし、その上に書き込みを残す、レ ーザーアドレス用の材料が提案されている。様々な理由により、これらの材料の 多くは可視部において部分的に少なくとも透明な有機材料から構成される。該技 術は、局在加熱を引き起こし次にレーザービームと接触する部分の透明材料の光 学的特性を変化させるレーザーエネルギーの局在吸収に依存する。従って、ビー ムが材料を横切ると、そのパスの書き込みが後に残される。これらの応用の最も 重要なものの1つは、レーザーアドレス光学記憶装置であり、レーザーアドレス 投影ディスプレイにおいて、光は材料を含有するセルを直接経由してスクリーン 上に投影される。このような装置はKhan Appl.Phys.Lett.Vol.22,p111,197 3;及びProceedings of Euro display 84,pages 29-31,September 1984,Pari s,FranceにおいてHarold及びSteeleによって記載されており、上記装置中の材 料はスメクチック液晶材料であった。光学的記憶媒体として液晶材料を用いる装 置は、そのような装置の重要なクラスである。半導体レーザー、特にGaxAl1-xレ ーザー(xは0〜1、好ましくは1)が上記応用に評判がいいことが判明した。 それらは、見ることができず、従って、視覚の表示を干渉することができない、 近赤外線波長の範囲のレーザーエネルギーを与えることができ、それらは明確で 強烈な熱エネルギーの有用な源を与えることができるからである。ひ化ガリウム レーザーは約850nmの波長でレーザー光線を提供するので、上記応用にとっ て有用である。Al含有量の増加により(X<1)、レーザー波長を約750nm まで低くすることができる。 上記材料の用途に関する主要な問題の1つは、それが目に見える領域で透明で あるが、紫外線又は赤外線領域、好ましくは近赤外線領域で強い吸収剤である材 料を提供することが困難であると判明したことである。上記材料中における染料 の利用は特定の波長における強い吸収を提供することができるが、いくつかの染 料は可視領域で透明であり、多くはレーザーを扱う応用のために用いる材料のタ イプにおいて不溶性である。EP-A-0155780は、多くの応用のための赤外線吸収染 料として用いられる金属及び金属を含まないフタロシアニンのグループを開示し ている。上記フタロシアニンは、イオウ、セレン、テルル又は窒素原子を通して フタロシアニンに結合する、5〜16個の周辺有機置換基を含有する。しかし、 非常に少数の置換基は、ひ化ガリウムレーザーの波長(850nm)又はその近 くで赤外線放射を強く吸収することを開示する。また、この問題はEP-A-0134518 に開示された赤外線吸収フタロシアニンのそれ以上の置換基にも適用される。該 それ以上の置換基は、アルキル基で周辺置換された、及び金属原子又は塩素、臭 素又はそれらの酸化物で中心置換されたナフタロシアニン(naphthalocyanines) からなる。Materials Science II/ 1-2,1976 pp 39-45は、オクタメトキシフタ ロシアニンの合成を開示するが、これは、有機溶媒に不溶性であり、レーザーを 扱うシステムのための液晶溶媒中の染料として機能するには不適当である。 英国特許GB 2.229.190 Bは、特定の新規置換フタロシアニン、その調製方法及 びその特定の用途に関する。例えば、GB 2.229.190 Bに記載された化合物は光学 記録媒体の利用に適している。J.of Imaging Science,vol.32,(1988),pp51- 56においてKuder はレーザーを扱う光学記録媒体においてフタロシアニン染料が どのように用いられるかを議論している。特に、活性相がどのように蒸着される かを詳述している。 多くのフタロシアニン(Pc)誘導体が、潜在的な光動的治療(PDT)薬と して提案されている。癌の治療のための増感剤及び電磁放射の組み合わせは、光 動的治療として一般に知られている。癌の光動的治療において、染料化合物は腫 瘍を有する患者に投与される。これらの染料物質は腫瘍によってある程度吸収さ れる。適当な光源による選択的な放射によって、腫瘍組織は一重項酸素、又は例 えばヒドロキシ又はスーパーオキシド等のラジカル等の他の細胞毒性種等の種の 光発生によって仲介される染料によって破壊される。PDTに関連するPc化合 物についての多くの生物学的研究が、I.Roosenthal,Photochem.Photobiol.53 (6),859-870,1991に記載されたような水溶性スルホン化メタロ−フタロシアニ ンで行われている。これらの化合物の合成方法は、しばしば、種々の異性体を含 む化合物及び/又は、結果として異なるスルホン化の程度を含む化合物の混合物 を生じる。 英国特許出願9317881.2 は、PDT試薬として置換メタロフタロシアニン及び フタロシアニンを開示する。 特許WO 93/09124 は、光動的治療における利用のための遷移金属フタロシアニ ンの水溶性塩又は酸の形態の用途を開示する。この特許出願において、d6低− スピン電子配列を有する第2又は第3列金属遷移を含有するフタロシアニンが開 示されている。該化合物は、Ruを含有する特許出願WO 93/09124 に例示されてい る。 フタロシアニン誘導体は、英国特許22,29,190Bに記載されたようにラングミュ アブロジェット(Langmuir Blodgett)フィルムに用いられる。 フタロシアニンの酸化還元の挙動にも興味がある。フタロシアニンの酸化還元 特性を利用するいくつかの用途には、電気触媒、光触媒、光起電、電気伝導、光 伝導及びエレクトロクロミズム(electrochromism)が含まれる。特に、フタロシ アニンのこれらの用途は、A.B.P.Lever in Chemtech.17.pp506-510,1987に議論 されている。 フタロシアニン型化合物の酸化還元特性を制御できることが好ましい。Milaev e らは、Doklady Akademic Nauk,SSSR 306,pp1387-90,1989 において、ドデカ クロロ−テトラ(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)フタロ シアニン及びその酸化還元特性について研究した。 この研究によれば、下記一般式Iのフタロシアニン(Pc)化合物が提供され る。 式中、Mは金属原子、金属化合物又は2Hであり、1つのHは、Mと結合して いるとして記載されている2つの窒素原子と結合している(29位及び31位参 照)。 R1−R25は同一であるか又は異なり、下記置換基から独立して選択される。 炭素原子数32までの直鎖又は分岐鎖アルキルであり、1又はそれ以上の非隣 接CH2基が酸素及び/又は二重結合で置換されている; H;F; 及びR2,3,9,10,16,17,23,24のうちの少なくとも1つが下記一般式IIから選択さ れる。 式中、Y、X及びZは、HO、O,-O,OR,H,炭素数1〜16の分岐又は直 鎖アルキル又はアルコキシから独立して選択される; X及びZは、それぞれ、1又はそれ以上の炭素数1〜5の直鎖又は分岐鎖アル キル基によって置換されていてもよいフェニル基から独立して選択される。 Rは、1又はそれ以上の非隣接CH2基が酸素によって置換されていてもよく 、かつ末端がOH基であってもよい、炭素数1〜16の分岐又は直鎖アルキル又 はアルケンであり; ただし、Y、X及びZの少なくとも1つはHO、O,-O,OR から選択される 。 好ましくは; YはHO、O,-O,OR から選択される。 X及びZは、それぞれ独立して、H、炭素数1〜12の分岐又は直鎖アルキル 又はアルコキシから選択される; 更に好ましくは、YはHO、O,-O の1つを持つ; 更に好ましくは、X及びZの両方は、tert−ブチル、イソプロピル、アミル、 水素及びメチルから選択される。 好ましくは、一般式IIがR2上に存在すれば、同時にR3上に存在せず、その逆 も成り立つ;また、一般式IIがR2上に存在すれば、R3及びR1がそれぞれH又 はFから独立して選択され、一般式IIがR3上に存在すれば、R4及びR2がH又 はFから独立して選択される; 好ましくは、一般式IIがR9上に存在すれば、同時にR10上に存在せず、その 逆も成り立つ;また、一般式IIがR9上に存在すれば、R8及びR10がそれぞれ H又はFから独立して選択され、一般式IIがR10上に存在すれば、R9及びR11 がそれぞれH又はFから独立して選択される。 好ましくは、一般式IIがR16上に存在すれば、同時にR17上に存在せず、その 逆も成り立つ;また、一般式IIがR16上に存在すれば、R15及びR17がそれぞれ H又がFから独立して選択され、一般式IIがR17上に存在すれば、R16及びR18 がH又はFから独立して選択される。 好ましくは、一般式IIがR23上に存在すれば、同時にR24上に存在せず、その 逆も成り立つ;また、一般式IIがR23上に存在すれば、R22及びR24がそれぞれ H又はFから独立して選択され、一般式IIがR24上に存在すれば、R23及びR25 がH又はFから独立して選択される。 金属原子は、例えば、+2の酸化状態の金属として存在するか、それに結合し た他のリガンド(又は陰イオン)とともに存在する。上記リガンド(又は陰イオ ン)は、全体としての分子の疎水性を変えることの目的を供給する。適当な陰イ オンの例としては、塩化物、臭化物又は酸化物が挙げられる。適当な金属の例と しては、Ni,Pb,V,Pd,Co,Nb,Al,Sn,Zn,Cu,Mg,Ca,In,Ga,Fe,Eu,Lu 及びGeが挙げら れる。好ましくは、Mは金属又は金属化合物であり、金属又は金属化合物はCu,Z n,Pb,V,Co,Eu,Lu を含有する。適当な金属化合物の例としては、VOが挙げられる 。 本発明に記載された化合物では、フェノキシ基は、例えば、下記に示す3つの 状態の1つで存在する。 一般式Iに記載されたラジカルは二量体を形成し、、又は他の凝集効果を起こ す。 本発明の更なる面によれば、フェノキシ置換基は、例えば、お互いに結合し又 はPc大環状構造と結合して酸化型を形成する。例えば、 キノイドタイプの形態は、一般式Iに記載された化合物から生成される。 本発明によって記載された化合物の多くは、広い範囲の用途に有用である。 一般式Iに記載された化合物の多くは液晶挙動を示し、従って、液晶装置に用 いるのに有用である。一般式Iの化合物は、少なくとも2種の化合物を含む混合 物であってもよい。典型的な混合物は、一般式Iの化合物からなる混合物を含み 、また、少なくとも1種の一般式Iの化合物、及び少なくとも1種の一般式Iの 化合物でない化合物を含む混合物である。供与体/受容体混合物、及び個々の化 合物の融点よりも低い融点を有する混合物は、ディスコチック(discotic)な液晶 材料における室温液晶相を得るために好ましく、また相配列及び転移温度を制御 するために好ましい。 本発明の更なる面によれば、一般式Iの化合物の用途、及び液晶装置内での一 般式Iを含む混合物の用途を含有する。典型的には、このような装置は、直線及 び非直線の電気的、光学的、電気−光学的装置、磁気−光学装置、及び温度変化 及び全体又は部分変化のような刺激に対する応答を提供する装置を含有する。 本発明に開示された多くの化合物は離液性の挙動を示すかもしれず、従って、 食物産業において、例えば乳化剤としてそれらが十分に非毒性であるなら、多孔 性岩からオイル回収する洗剤として有用であるかもしれない。また、それらは、 先に詳述したように医学の分野においても有用な応用を有する。 ポリエチレンオキサイドは、固体電池の分野においてポリ電解質として用いら れる、例えば、Li+等のアルカリ金属イオンと複合体を形成することができる。C haradame in 'Macromolecules',ed.Benoit and Rempp,Pergamon press,New York,1982,p226 を参照されたい。また、本発明の化合物は、ポリ電解質とし て有用であり、該化合物は電荷を安定化することができ、従って、電池技術にお いて多くの応用がある。 本発明の化合物は、光学記録媒体に用いるのに好適である。通常、フタロシア ニンは近赤外線を吸収する。近赤外吸収剤を用いて光学記録媒体を製造するため には、近赤外線吸収剤を透明基板上に被覆するか真空蒸着する。欧州特許出願EP 0 337 209 A2 は、上記光学記録媒体を製造する方法を開示する。更に、EP 0 3 37 209 A2 に開示された材料は、本発明によって開示された化合物のように近赤 外線吸収フィルター及び液晶ディスプレイ装置において有用である。EP 0 337 2 09 A2 に開示されたように、ディスプレイ材料は、一般式Iの近赤外線吸収剤と 、ネマチック液晶、スメクチック液晶及びコレステリック液晶等の液晶材料とを 混合することによって製造することができる。本発明の化合物は液晶パネルと混 合され、近赤外線吸収剤は液晶に混合され、レーザー光線は画像を書くのに用い られる。本発明のフタロシアニンの混合物は、ゲスト−ホストシステムで用いら れるために液晶と混合される。GB 2,229,190 Bは、液晶へ混合するフタロシアニ ンの利用及び電気光学装置におけるそれらの利用について開示する。 本発明の材料は、ラングミュアブロジェット(LB)フィルムにも混合するこ とができる。本発明のフタロシアニンを混合したLBフィルムは通常の、良く知 られた方法で製造することができる。R.H.Tredgold in 'Order in Thin Organi c Films',Cambridge University Press,p74,1994 及び本明細書に挙げられた 文献を参照されたい。一般に、LBフィルムは水表面上に表面活性材料の単層を 蒸着することによって製造することができ、これは、十分に確立された技術で行 われる。表面活性材料分子は単層中で一列に並び、親水性末端は水中に残り疎水 性末端は表面に出るようにされる。他の公知の技術によれば、該単層は固体基体 の表面上で本質的に無傷であり、更なる単層はフィルム、例えばLBフィルムを 形成するために基体上の層に蒸着される。 本発明に開示された特定の化合物を重合することは好都合である。重合された フタロシアニンは、例えばLBフィルムで用いられる。フタロシアニン化合物を 重合するための多数の方法がある。重合は、本発明の一般式Iに記載されたR1 −R25位の1又はそれ以上、又は中心の金属又は金属化合物を通じて影響され、 重合は上記方法の組み合わせによって実施される。重合を行うために用いられる 適当なフタロシアニン置換基の例は、アルケン基等の不飽和置換基である。 主要鎖又は側鎖液晶ポリマーは、本発明の化合物、又は金属、金属が結合した 液晶ポリマーを用いて製造される。 本発明の化合物を含有するLBフィルムは、光学的又は熱的アドレス可能な記 憶媒体(addressable storage media)として用いられる。 本発明の化合物は、モレキュラーワイヤーとして用いられる。R.J.M.Nolte et al.Angrew,Chem.Int.Ed.Eng.,vol.33,part 21,page 2173,1994を参照 されたい。 いくつかのフタロシアニンは三次非直線光学効果の優れた発生剤であることが 知られており、全ての光学スイッチとコンピューターとを含む光通信装置に用い られるものと見込まれる。Bredas,Adant,Tackx Persoons and Pierce,Chem. Rev.,94,p243,1994を参照されたい。本発明の材料はそのような効果を示し、 そのような装置に用いられる。 本発明の化合物は、置換基とフタロシアニン環との光学的相互作用を考慮した ものである。本発明に記載されたフタロシアニンの酸化還元特性は記載されたよ うなフェノール置換基の導入によって容易に修飾される。従って、本発明に記載 された化合物は、下記の用途において有用である。 電気触媒、光学触媒、光起電、電気伝導、光伝導及びエレクトロクロミズム及 び酸化還元特性を利用する他の応用。 フェノール置換基が、フタロシアニン環の残りに関して実質的に共通の平面の 方向にあるので、本発明の化合物は適当な酸化還元特性を示すと考えられる。こ れは、フェノール環と、本発明の化合物がフタロシアニン環と重大な電気的カッ プリングを示すフタロシアニン大環状との軌道の重複の度合いを考慮に入れる。 前の研究(Milaeva らに引用された文献を含む)は、フェノール置換基とフタロ シアニン環との重大な電気的カップリングを証明するのに失敗した。 本発明は、以下の図を参照して、例としてだけ言及して記述される。 図1〜3は、シリーズ1〜3として強調される化合物の製造方法の合成略図を 示す。 図4は、液晶装置を示す。 図1の合成経路に用いられる試薬は、 A:4−ニトロフタロニトリル、DMF 、無水K2CO3、rt、2日間 B:LiOC5H11-C5H11OH、135℃、2時間 C:AcOH、0.5時間、rt D:テトラブチルアンモニウム水酸化物、トルエン rt E:PbO2、トルエン、1分、rt F:通気した溶媒(酸素)、TBAH、5日間 G:C12H25Br、無水K2CO3、ブタノン、100℃ 上記において、 DMF =ジメチルホルムアミド rt=室温 4−ニトロフタロニトリル= AcOH=酢酸 図2の合成経路に用いられる試薬は、 A:MEM-Cl、THF 、NaH 、rt、24時間 B:4,5-ジヘキサデシルフタロニトリル(9:1モル過剰)、 LiOC5H11-C5H11OH、135℃、2時間 C:AcOH、0.5時間、rt D:ピリジニウムトシレート、ペンタノール、135℃、4時間 E:テトラブチルアンモニウム水酸化物、トルエン 室温 F:PbO2、トルエン、1時間、rt G:通気した溶媒、TBAH、50℃、5日間 THF =テトラヒドロフラン MEM-Cl=CH3OCH2CH2OCH2Cl NaH =水素化ナトリウム rt=室温 AcOH=酢酸 TBAH=テトラブチルアンモニウム水酸化物 4,5-ジヘキサデシルフタロニトリル= であり、この化合物は、New Journal of Chemistry,1988,12,751 における Ohtaらによって開示された下記の方法で製造した。 図3の合成経路に用いられる試薬は、 A:4,5-ジヘキサデシルフタロニトリル(等モル)、LiOC5H11-C5H11OH、 135℃、2時間 B:AcOH、0.5時間、rt C:ピリジニウムトシレート、ペンタノール、135℃、4時間 D:テトラブチルアンモニウム水酸化物、トルエン rt E:PbO2、トルエン、1分間、rt F:通気した溶媒、TBAH、5日間 本発明を具体化する、液晶材料及び装置中での一般式Iの化合物の利用の例は 、図4を参照して記載される。 液晶装置は2枚の透明プレート1及び2から構成され、この場合はガラスでで きている。これらのプレートは、その内部表面が透明導電性電極3及び4で被覆 されている。液晶材料を構成する分子の平面方向がほぼ平面になるか、ガラスプ レート1及び2に対してほぼ平行か、又は小さい角度となるように、アラインメ ント層5及び6をセルの内部表面に導入する。ディスプレイのいくつかのタイプ では、分子の面はガラスプレートの面に対してほぼ垂直であり、それぞれのガラ スプレートにおいてアラインメント方向は直交している。電極3及び4は、縦列 と横列の電極に形成され、この縦列と横列の交点がアドレス可能な素子すなわち 画素のx,yマトリックスを形成する。スペーサー7、例えばポリメチルメタク リレートは、ガラスプレート1及び2を適当な距離、例えば2ミクロンに分離す る。液晶材料8は、ガラスプレートの間の空間を満たすことにより、それらの間 に導入される。スペーサー7は真空下、現存する技術を用いて接着剤9で封をさ れる。偏光子10及び11はセルの前及び後側に配置される。いくつかの装置に おいて、ただ1つの偏光子が必要であるか、又はどんな偏光子も必要であるとい うわけではない。 装置は、伝送又は反射モードで操作される。前者においては、装置、例えばタ ングステン電球を通った光線が、好ましいディスプレイを形成するために選択的 に伝送されるか遮断される。反射モードにおいては、鏡(12)がセル及び2つ の偏光子を通して後ろの方に周囲の光線を反射するために第2の偏光子の後ろに 配置されている。部分的に反射する鏡を製造することにより、装置は伝送及び反 射の両方のモードで操作することができる。 アラインメント層(alignment layers)5及び6は2つの機能を有し、1つは接 触する液晶分子を好ましい方向に配列する機能で、他の機能は液晶分子に数°、 通常4°又は5°の傾斜、いわゆる表面傾斜を与える機能である。該配列層5及 び6はセルの壁の上にポリイミドを数滴たらし、壁を均一な厚さが得られるまで 回転することにより製造することができる。次いで、ナイロン布で被覆されたロ ーラーにより一方向に摩擦を続けることにより、ポリイミドを所定の温度で所定 時間加熱することにより硬化させる。 他の例においては、液晶材料の層はガスにさらされ、ガスセンサーを供給する 。 下記化合物は、本発明によって合成される化合物の具体例である。 1 フタロニトリル前駆物質の製造 4−(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)フタロニトリル の製造 4−ニトロフタロニトリル(8g,0.05モル)溶液に、攪拌しながら、2 ,6ジ−tert−ブチルフェノール(11.44g,0.06モル)、炭酸カリウム (9g,0.07モル)及びDMF(50ml)を添加し、濃い赤色を生成した 。該反応混合物を窒素雰囲気下で72時間攪拌した。水(300ml)を加え、 混合物を酢酸エチル(3×100ml)で抽出し、有機層を更に水(3×75m l)で洗浄し、MgSO4で乾燥した。減圧下溶媒を除去し、粗生成物を得た。 エタノールで再結晶し、無色の柱状結晶の 4−(3,5−ジ−tert−ブチル− 4−ヒドロキシフェニル)フタロニトリル(1)を得た。(18.70g,81.7 0%)、融点209〜210℃、IR(KBr)3416(OH),2231(CN),cm-1;(実測値 C,79.55%;H,7.50%;N,8.20%、C22H24N2O はC,79.47 %;H,7.28%;N,8.43%が必要である。)MS(EI)m/e 332(M+); δH(2 00MHz,溶媒CDCl3): 1.51(18H,s),5.55(1H,s),7.39( 2H,s),7.75−8.00(3H,m)。 4−(3,5−ジ−tert−ブチル−4−(1,3,6−トリオキサヘプチル) フェニル)フタロニトリルの製造 乾燥THF(20ml)中の4−(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキ シフェニル)フタロニトリル(1)(2g,6.0ミリモル)に、攪拌しながら、水 酸化ナトリウム(0.28g,11.8ミリモル)を添加し、濃い赤色を生成した 。これにMEMクロライド(0.82ml,7.2ミリモル)を添加し、窒素雰囲 気下で48時間攪拌した。次いで、反応混合物を30%アンモニア溶液(150 ml)に注ぎ、THF(3×50ml)で抽出した。次いで、混合したTHF抽 出液を水(2×100ml)で洗浄し、MgSO4で乾燥した。THFを除去し 固体を得、次いでシリカカラムにのせ、先ず副生成物を除去するためにトルエン を流し、不純物のある生成物を除去するためにDCMを流した。 溶媒を留去し熱エタノールで再結晶し、白色の板状結晶の4−(3,5−ジ− tert−ブチル−4−(1,3,6−トリオキサヘプチル)フェニル)フタロニト リルを得た。(1.9g,75%)、融点130〜131℃;IR(evap.film)2958 ,2231(CN),1598cm-1;(実測値 C,74.4%;H,7.7%;N,6.5%、 C26H32N2O3はC,74.3%;H,7.7%;N,6.7%が必要である。)MS(IC )m/e 438(M++NH4 +);δH(200MHz,溶媒CDCl3): 1.5(18H,s),3.45( 3H,s),3.65(2H,t),4.02(2H,t),5.05(2H,s ),7.45(2H,s),7.8−8.0(3H,m)。 4−(3,5−ジ−tert−ブチル−4−(1,3−ジオキサノニル)フェニル )フタロニトリルの製造 乾燥THF(20ml)中の4−(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキ シフェニル)フタロニトリル(2g,6.0ミリモル)に、攪拌しながら、水酸 化ナトリウム(0.28g,11.8ミリモル)を添加し、濃い赤色を生成した。 これにブロモメチルオクチルエーテル(2.2ml,11.0ミリモル)を加え、 窒素雰囲気下で48時間攪拌した。熱エタノールで再結晶し、白色板状結晶の純 粋な4−(3,5−ジ−tert−ブチル−4−(1,3−ジオキサノニル)フェニ ル)フタロニトリルを得た。(2.33g,82%)、融点106〜107℃;I R(evap.film)2332(CN);(実測値 C,78.57%;H,8.50%;N,5.8 5%、C31H42N2O2はC,78.42%;H,8.93%;N,5.90%が必要で ある。)MS(CI)m/e 492(M++NH4 +); δH(200MHz,溶媒CDCl3): 0.80(3H, t),1.35(10H,broad s),1.50(18H,s),1.70(2H, q),3.85(2H,t),5.00(2H,s),7.45(2H,s),7. 8−8.0(3H,m)。 2,9,16,23−テトラ(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシフ ェニル)フタロシアニン(1)の製造 乾燥ペンタン−1−オール(2ml)中の4−(3,5−ジ−tert−ブチル− 4−ヒドロキシフェニル)フタロニトリル(0.5g,1.5ミリモル)を還流す るために加熱し、攪拌しながら窒素雰囲気で、過剰のリチウム金属(0.05g ,8 ミリモル)を添加した。溶液はただちに赤色になった。1時間後、溶液は緑色に なった。加熱を4時間続け、酢酸(3ml)を添加した後、混合物を1時間還流 した。減圧下ペンタン−1−オールを除去し、得られた固体をシリカカラムでエ タノール(100ml)、次いでDCM(100ml)で溶出することにより精 製した。エタノール/DCM(9:1)で再結晶し、緑色の固体の2,9,16 ,23−テトラ(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)フタロ シアニン(1)を得た。(10mg,2%)、(実測値 C,79.60%;H,7 .50%;N,9.20%、C88H98N8O4はC,79.35%;H,7.42%;N, 8.42%が必要である。)λmax(ジクロロメタン)715,683,652, 620,344nm。δH(500MHz,溶媒C6D6,60℃);1.7(broad s),5. 25(4H,s),8.0−8.5(12H,s),9.1−10.0(12H,m )。FAB−MSの実測値 m/z 1332,C88H98N8O4(M++H+)は1333が必要で ある。 2 フタロニトリル混合物の環状四量体化 フェノール置換基を保護するアルキル及びMEMを含有するフタロシアニン誘 導体の製造 フタロシアニン6,11,16,21 還流したペンタン−1−オール(5ml)中の4−(3,5−ジ−tert−ブチ ル−4−(1,3,6−トリオキサヘプチル)フェニル)フタロニトリル(0. 72g,1.71ミリモル)及び4,5−ビス(ヘキサデシル)フタロニトリル (1.0g,1.73ミリモル)の混合物に、窒素雰囲気下、攪拌しながら過剰の 金属リチウム(0.2g,32ミリモル)を添加した。加熱及び攪拌を6時間続 けた。冷却し、水(30ml)を添加し、Pc脱金属化を完全にするために反応 混合物を加熱した。減圧下、水を蒸留し緑色の生成混合物を得た。得られた固体 をトルエンに溶解し50℃でシリカカラムにかけ、トルエンに対するTHFの量 を増加させた溶媒を用いて溶出させた。最初の分画(100mg,5.8%)( Rf=0.9,熱トルエン)が前に製造した、青色の固体の2,3,9,10,1 6,17,23,24−オクタ(ヘキサデシル)フタロシアニンと同定された。 δH(500MHz,溶媒C6D6,60℃);−1.04(24H),0.99(24H,t) , 1.3−1.5(192H,m),1.80(16H,m),2.11(16H,m ),3.30(16H,t),9.62(8H,s)。 第二の分画を集め、新しいシリカカラム(溶媒:トルエン/ヘプタン 1:1 ,50℃,Rf=0.4)にかけ、熱トルエンで再結晶し、青色固体の2−(3, 5−ジ−tert−ブチル−4−(1,3,6−トリオキサヘプチル)フェニル)− 9,10,16,17,23,24−ヘキサ(ヘキサデシル)フタロシアニン(6 )を得た。(140mg,8.1%)、転移温度:61℃(K-Dx),170℃(Dx-Dh d )及び196℃(Dhd-I);(実測値 C,81.54%;H,11.15%;N, 5.32%、C146H238N8O3はC,81.43%;H,11.14%;N,5.20% が必要である。)λmax(トルエン)703,671,647,610,348 nm。δH(500MHz,溶媒C6D6,60℃);−1.3(2H,broad s),1.01(1 8H,broad t),1.22−1.7(144H,broad m),1.8(12H,broad m ),1.92(18H,s),2.1(12H,broad m),3.28(12H,broad m),3.38(3H,s),3.65(2H,t),4.12(2H,t),5.3 7(2H,s),8.35(2H,s),8.51(1H,d),9.15(1H ,s),9.23(1H,s),9.29(1H,s),9.33(1H,s), 9.4(1H,s),9.45(1H,s),9.62(1H,s),10.0(1 H,s)。 第三の分画を集め、新しいシリカカラム(溶媒:トルエン/ヘプタン 9:1 ,50℃,Rf=0.25)にかけ、ジクロロメタンのエタノール溶液(1:9) で再結晶し、2,16(17)−ジ(3,5−ジ−tert−ブチル−4−(1,3 ,6−トリオキサヘプチル)フェニル)−9,10,23,24−テトラ(ヘキ サデシル)フタロシアニン(11)を2種の異性体の混合物として得た(60mg, 3.5%);転移温度:30℃(K-Dhd)及び265℃(Dhd-I);(実測値 C,7 9.22%;H,10.21%;N,5.64%、C132H202N8O6はC,79.38% ;H,10.20%;N,5.64%が必要である。)λmax(トルエン)720 ,695,681,651,623,387,345nm。δH(500MHz,溶媒C6 D6,60℃);−1.41(2H,broad s),1.0(12H,broad t),1.2−1 .85(104H,broad m),1.89(36H,s),2.02−2.24(8H, broad m),3.1−3.33(8H,broad m),3.35(3H,s),3.36( 4H, m),4.12(4H,m),5.35(2H,s),5.36(2H,s),8. 30(2H,s),8.31(2H,s),8.41(1H,d),8.45(1 H,d),9.16(1H,broad s),9.28(1H,broad s),9.4(1H,br oad s),9.46(1H,broad s),9.49(1H,broad d),9.59(1H, d),9.89(1H,s),9.95(1H,s)。FAB−MSの実測値 m/z 1998,13C2C130H202N8O6(M++H+)は1997が必要である。 第四の分画を集め、新しいシリカカラム(溶媒:トルエン/THF,40:1 ,20℃,Rf=0.2)にかけ、エタノール:DCM(9:1)で再結晶し、青 /緑色のろう状固体の2(3),9(10)−ジ(3,5−ジ−tert−ブチル− 4−(1,3,6−トリオキサヘプチル)フェニル)−16,17,23,24 −テトラ(ヘキサデシル)フタロシアニン(16)を3種の異性体混合物として得た 。(120mg,7.0%);転移温度:37℃(K-Dhd)及び249℃(Dhd-I); (実測値 C,79.40%;H,10.11%;N,5.63%、C132H202N8O6 はC,79.38%;H,10.20%;N,5.61%が必要である。)λmax( DCM)707,674,645,612,345nm。δH(500MHz,溶媒C6D6 ,60℃);−1.2(2H,broad s),1.0(12H,m),1.2−1.84( 104H,broad m),1.89(9H,s),1.90(9H,s),1.92( 9H,s),1.95(9H,s),2.0−2.2(8H,broad m),3.1−3. 31(8H,broad m),3.35(3H,s),3.36(3H,s),3.64( 4H,m),4.11(4H,m),5.35(1H,s),5.36(1H,s ),5.37(1H,s),5.38(1H,s),8.31,8.32,8.38 ,8.41(4H,s),8.52(2H,m),9.0−9.48(4H,broad m ),9.5−9.76(2H,broad m),9.84−10.14(2H,m)。FAB −MSの実測値 m/z 1998,13C2C130H202N8O6(M++H+)は1997が必要である。 第五の分画を集め、新しいシリカカラム(溶媒:トルエン/THF,20:1 ,20℃,Rf=0.1)にかけ、エタノール/DCM(9:1)で再結晶し、青 /緑色固体の2(3),9(10),16(17)−トリ(3,5−ジ−tert− ブチル−4−(1,3,6−トリオキサヘプチル)フェニル)−23,24−ジ (ヘキサデシル)フタロシアニン(21)を4種の異性体混合物として得た。(80 mg,4.7%);転移温度:45℃(Glass-Dhd)及び287℃(Dhd-I);(実測 値 C,77.10%;H,9.00%;N,6.20%、C118H166N8O9はC,7 7.00%;H,9.10%;N,6.10%が必要である。)λmax(トルエン) 707,676,648,614,355nm。δH(500MHz,溶媒C6D6,60℃) ;−1.4(2H,broad s),0.99(6H,m),1.28−1.82(52H, broad m),1.91(54H,m),2.05(4H,m),3.1−3.31(4 H,broad m),3.35(9H,broad s),3.64(6H,broad t),4.12(6 H,broad t),5.3−5.42(6H,broad m),8.1−8.62(9H,broad m),8.84−10.1(8H,broad m)。FAB−MSの実測値 m/z 1841,13CC1 17 H166N8O9(M++H+)は1841が必要である。 3 MEM基の除去のための一般的方法 2−(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)−9,10,1 6,17,23,24−ヘキサ(ヘキサデシル)フタロシアニン(7)の製造 ペンタン−1−オール(1ml)中の2−(3,5−ジ−tert−ブチル−4− (1,3,6−トリオキサヘプチル)フェニル)−9,10,16,17,23 ,24−ヘキサ(ヘキサデシル)フタロシアニン(6)(57mg,0.03ミリモ ル)及びピリジニウム p−トルエンスルホネート(38mg,0.15ミリモ ル)を窒素雰囲気下還流しながら4時間攪拌した。減圧下ペンタノールを除去し て青色の固体を得、トルエンで再結晶して青色固体の2−(3,5−ジ−tert− ブチル−4−ヒドロキシフェニル)−9,10,16,17,23,24−ヘキ サ(ヘキサデシル)フタロシアニン(7)を得た(46mg,84%)(Rf=1. 0,熱トルエン);転移温度72℃(K-Dx),96℃(Dx-Dhd)及び215℃(Dhd-I) ;(実測値 C,82.60%;H,11.25%;N,5.50%、C142H230N8O はC,82.57%;H,11.23%;N,5.43%が必要である。)λmax (トルエン)705,672,647,610,346nm。δH(500MHz,溶媒C6 D6,60℃);−1.28(2H,broad s),1.01(18H,broad t),1.3 −1.9(156H,broad m),1.77(18H,s),2.14(12H,broad m),3.27(12H,broad m),5.32(1H,s),8.23(2H,s) ,8.51(1H, d),9.15(1H,s),9.25(1H,s),9.26(1H,s),9. 33(1H,s),9.37(1H,s),9.41(1H,s),9.61(1 H,d),9.99(1H,s)。 以下のPcsは同じ技術で製造した。 (Pc11から)2,16(17)−ジ(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒ ドロキシフェニル)−9,10,23,24−テトラ(ヘキサデシル)フタロシ アニン(12)の製造 トルエンのエタノール溶液で再沈殿し、緑色ろう状固体を得た。(87%)、 (Rf=0.85,トルエン/ヘキサン,1:2,20℃);転移温度17℃(Gla ss-Dhd)及び255℃(Dhd-I);(実測値 C,81.51%;H,9.95%;N ,6.13%、C124H186N8O2はC,81.79%;H,10.30%;N,6.16 %が必要である。)λmax(トルエン)701,700,681,650,61 7,388,353nm。δH(500MHz,溶媒C6D6,60℃);−1.6(2H,br oad s),1.0(12H,t),1.2−1.8(104H,broad m),1.75(1 8H,s),1.76(18H,s),2.09(8H,m),3.2(8H,m ),5.31(1H,s),5.32(1H,s),8.18(4H,broad s),8 .40(1H,d),8.44(1H,d),9.08(1H,broad s),9.17( 1H,broad s),9.27(1H,broad s),9.33(1H,broad s),9.46( 1H,broad s),9.56(1H,broad s),9.84(1H,broad s),9.91( 1H,broad s)。FAB−MSの実測値 m/z 1821,13CC123H186N8O2(M++H+)は1 820が必要である。 (Pc16から)2(3),9(10)−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシ フェニル)−16,17,23,24−テトラ(ヘキサデシル)フタロシアニン (17)の製造 トルエンのエタノール溶液で再沈殿し、緑色ろう状固体を得た(79%)、( Rf=0.48:トルエン/ヘキサン,1:2,20℃);転移温度20℃(Glass -Dhd)及び195℃(Dhd-I);(実測値 C,81.99%;H,10.47 %;N,6.01%、C124H186N8O2はC,81.79%;H,10.30%;N, 6.16%が必要である。)λmax(トルエン)709,674,643,611 ,350nm。δH(500MHz,溶媒C6D6,60℃);−1.3(2H,broad s),1 .0(12H,m),1.2−1.7(104H,broad m),1.75,1.76,1 .78,1.81(36H,s),2.08(8H,m),3.23(8H,m), 5.32,5.33,5.34(2H,s),8.19,8.20,8.27,8.3 0(4H,s),8.4−8.6(2H,broad m),8.9−9.78(6H,broad m),9.86−10.1(2H,broad m)。FAB−MSの実測値 m/z 1821,13CC1 23 H186N8O2(M++H+)は1820が必要である。 (Pc21から)2(3),9(10),16(17)−トリ(3,5−ジ− tert−ブチル−4−ヒドロキシフェニル−23,24−ジ(ヘキサデシル)フタ ロシアニン(22)の製造 トルエンのエタノール溶液で再沈殿し、緑色ろう状固体を得た(80%);転 移温度30℃(Glass-Dhd)及び214℃(Dhd-I);(実測値 C,80.53%; H,9.45%;N,7.00%、C106H142N8O3はC,80.76%;H,9.08 %;N,7.11%が必要である。)λmax(トルエン)710,679,653 ,616,348nm。δH(500MHz,溶媒C6D6,60℃);−1.5(2H,broa d s),0.99(6H,t),1.2−1.65(52H,broad m),1.76(5 4H,m),1.8−2.2(4H,broad m),3.3(4H,broad m),5.24− 5.4(6H,broad m),8.0−8.6(9H,broad m),8.8−10.1(8H, broad m),FAB−MSの実測値 m/z 1576,13CC105H142N8O3(M++H+)は1576 が必要である。 4 陰イオンPc2,8,13,18,23によるフタロシアニン1,7,12 ,17,22の酸化のための一般的方法 (10)を得るための2−(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシフェニル )−9,10,16,17,23,24−ヘキサ(ヘキサデシル)フタロシアニ ン(7)の酸化 トルエン(30ml)中の2−(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシ フェニル)−9,10,16,17,23,24−ヘキサ(ヘキサデシル)フタ ロシアニン(7)(35mg,0.02ミリモル)を40℃にし、攪拌しながらテト ラ−n−ブチル水酸化アンモニウム(tetra-n-butylammonium hydroxide)(1モ ル/dm3 tnBAH-MeOH)を添加し、ただちに濃い青色を得た。反応を、UV/可 視スペクトルにより完全に進めた。次いで、溶液を酢酸を用いて中和し、有機層 を水(3×30ml)で洗浄しMgSO4で乾燥した。減圧下に溶媒を除去して 粗生成物を得た。得られた混合物をシリカカラムを通し、エタノール(50ml )、次いでDCM(50ml)で溶出することにより精製した。エタノール/D CM(9:1)で再沈殿し、青色固体のPc10を得た。(23mg);IR( KBr)2927,2851,1706,1669,1611cm-1;λmax( トルエン)697,676,648,622,346nm。 以下の酸化Pcsは、溶液の温度を室温に維持した以外は同じ技術で製造した 。 (4)を得るための2,9,16,23−テトラ(3,5−ジ−tert−ブチル− 4ヒドロキシフェニル)フタロシアニン(1)の酸化 エタノール/DCM(9:1)で再沈殿し、緑色の固体の(4)を得た。(4m g);IR(KBr)3437,2923,2853,1665,1643,1 616cm-1;λmax(トルエン)702,674nm。 (15)を得るための2,16(17)−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシフェ ニル)−9,10,23,24−テトラ(ヘキサデシル)フタロシアニン(12)の 酸化 エタノール/DCM(9:1)で再沈殿し緑色ろう状固体の(15)を得た。(2 5mg);IR(KBr)3642,3287,2923,1664,1644 ,1617cm-1;λmax(トルエン)690,619,341nm。 (20)を得るための2(3),9(10)−ジ(3,5−ジ−tert−ブチル−4 −ヒドロキシフェニル)−16,17,23,24−テトラ(ヘキサデシル)フ タ ロシアニン(17)の酸化 エタノール/DCM(9:1)で再沈殿し、緑色ろう状固体の(20)を得た(2 2mg);IR(KBr)3642,2924,2852,1663,1643 ,1617,1502,1463,1430cm-1;(実測値 C,80.22 %;H,13.17%;N,6.30%、酸化されていないC124H186N8O2(37)はC ,81.79%;H,10.30%;N,6.16%が必要である。)λmax(トル エン)702,671,347nm。 (25)を得るための2(3),9(10),16(17)−トリ(3,5−ジ− tert−ブチル−4−ヒドロキシフェニル−23,24−ジ(ヘキサデシル)フタ ロシアニン(22)の酸化 エタノール/DCM(9:1)で再沈殿し、緑色ろう状固体の(25)を得た(2 2mg);IR(KBr)3437,2923,2853,1665,1643 ,1616cm-1;λmax(トルエン)697,675,342nm。 は、アルドリッチ(Aldrich)から商業的に得られる。 本発明の材料は抗酸化材料として有用であり、例えば該材料は、溶媒、ポリマ ー又は十分な酸化が起こるならば結果として色の変化が生じるかもしれない食料 品に添加することができる。 上記データにおいて; Dho=ディスコチック六方秩序 Nc =ネマチック円柱 Dhd=ディスコチック六方無秩序 Drd=ディスコチック長方形無秩序 本発明の他の具体例において、一般式IのMは珪素又は珪素化合物を含む非金 属であってもよい。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 マックーン ニール ブルース イギリス マンチェスター エム13 9ピ ーエル オックスフォード ロード(番地 なし) マンチェスター ポリマー セン ター ユニヴァーシティー オヴ マンチ ェスター デパートメント オヴ ケミス トリー (72)発明者 クラークソン ガイ ジェームズ イギリス マンチェスター エム13 9ピ ーエル オックスフォード ロード(番地 なし) マンチェスター ポリマー セン ター ユニヴァーシティー オヴ マンチ ェスター デパートメント オヴ ケミス トリー (72)発明者 ハンバーストーン ポール イギリス マンチェスター エム13 9ピ ーエル オックスフォード ロード(番地 なし) マンチェスター ポリマー セン ター デパートメント オヴ ケミストリ ー

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.下記一般式Iのフタロシアニン 式中、Mは金属原子、金属化合物又は2Hであり、1つのHは、Mと結合し ているとして記載されている2つの窒素原子と結合している(29位及び31位 参照)。 R1−R25は同一であるか又は異なり、下記置換基から独立して選択される 。 炭素原子数32までの直鎖又は分岐鎖アルキルであり、1又はそれ以上の非 隣接CH2基が酸素及び/又は二重結合で置換されている; H;F; 及びR2,3,9,10,16,17,23,24のうちの少なくとも1つが下記一般式IIから選択 される。 式中、Y、X及びZは、HO、O,-O,OR,H、炭素数1〜16の分岐又は 直鎖アルキル又はアルコキシから独立して選択される; X及びZは、それぞれ、1又はそれ以上の炭素数1〜5の直鎖又は分岐鎖ア ルキル基によって置換されていてもよいフェニル基から独立して選択される。 Rは、1又はそれ以上の非隣接CH2基が酸素によって置換されていてもよ く、かつ末端がOH基であってもよい、炭素数1〜16の分岐又は直鎖アルキル 又はアルケンであり; ただし、Y、X及びZの少なくとも1つがHO、O,-O,OR から選択され る。 2.YがHO、O,-O,OR から選択され、 X及びZが、それぞれ独立して、H、炭素数1〜12の分岐又は直鎖アルキ ル又はアルコキシから選択され、 一般式IIがR2上に存在すれば、同時にR3上に存在せず、その逆も成り立つ ;また、一般式IIがR2上に存在すれば、R3及びR1がそれぞれH又はFから独 立して選択され、一般式IIがR3上に存在すれば、R4及びR2がH又はFから独 立して選択され、 一般式IIがR9上に存在すれば、同時にR10上に存在せず、その逆も成り立 つ;また、一般式IIがR9上に存在すれば、R8及びR10がそれぞれH又はFから 独立して選択され、一般式IIがR10上に存在すれば、R9及びR11がそれぞれH 又はFから独立して選択され、 一般式IIがR16上に存在すれば、同時にR17上に存在せず、その逆も成り立 つ;また、一般式IIがR16上に存在すれば、R15及びR17がそれぞれH又はFか ら独立して選択され、一般式IIがR17上に存在すれば、R16及びR18がH又はF から独立して選択され、 一般式IIがR23上に存在すれば、同時にR24上に存在せず、その逆も成り立 つ;また、一般式IIがR23上に存在すれば、R22及びR24はそれぞれH又がFか ら独立して選択され、一般式IIがR24上に存在すれば、R23及びR25がH又はF から独立して選択される、請求項1記載の化合物。 3.YがHO、O,-O の1つを持ち; X及びZの両方が、tert−ブチル、イソプロピル、アミル、水素又はメチル から選択される、請求項1又は2記載の化合物。 4.Mが2Hである、請求項3記載の化合物。 5.Mが金属原子であり、Ni,Pb,V,Pd,Co,Nb,Al,Sn,Zn,Cu,Mg,Ca,In,Ga,Fe,Eu,L u及びGeから選択される、請求項3記載の化合物。 6.Mが金属化合物であり、Ni,Pb,V,Pd,Co,Nb,Al,Sn,Zn,Cu,Mg,Ca,In,Ga,Fe,Eu ,Lu及びGeの酸化物、塩化物又は臭化物から選択される、請求項3記載の化合物 。 7.下記式の化合物。 式中、R及び1Rは下記から選択され、 式中、R”は炭素数1〜16のアルキル基を表し、 代わりに、又は更に、R及び1Rの2つの置換基が下記で表される。 8.下記式の化合物。 式中、Rは炭素数1〜20のアルキル基を表し、 1Rは下記から選択され、 式中、R”は炭素数1〜16のアルキル基を表し、ここで、非隣接CH2 基の1又はそれ以上が酸素で置換されており、 また、1Rが下記で表される。 9.下記式の化合物。 式中、Rは炭素数1〜20のアルキル基を表し、 1Rは下記から選択され、 式中、R”は炭素数1〜16のアルキル基を表し、ここで、非隣接CH2 基の1又はそれ以上が酸素で置換されており、 また、1Rが下記で表される。 10.下記式の化合物。 式中、Rは炭素数1〜20のアルキル基を表し、 1Rは下記から選択され、 式中、R”は炭素数1〜16のアルキル基を表し、ここで、非隣接CH2 基の1又はそれ以上が酸素で置換されており、 また、1Rが下記で表される。 11.下記式の化合物。 式中、Rは炭素数1〜20のアルキル基を表し、 1Rは下記から選択され、 式中、R”は炭素数1〜16のアルキル基を表し、ここで、非隣接CH2 基の1又はそれ以上が酸素で置換されており、 また、1Rが下記で表される。 12.請求項1記載の化合物を少なくとも1つ含有することを特徴とする混合物。 13.記録層を含む光学記録媒体であって、該記録層が、少なくとも請求項1記載 の化合物を含むことを特徴とする光学記録媒体。 14.近赤外線吸収剤を含有する記録層を含む光学記録媒体であって、該近赤外線 吸収剤が少なくとも1つの請求項1記載の化合物を含むことを特徴とする光学記 録媒体。 15.2つの隔置されたセル壁を含む装置であって、該セル壁はそれぞれの電極構 造物を有し、少なくとも一方の対向する面にアライメントが処理され、該セル壁 の間に一層の液晶材料が封入されている、請求項12記載の液晶材料が組み込ま れている装置。
JP8519606A 1994-12-22 1995-12-21 置換フタロシアニン Abandoned JPH11504898A (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
GB9425956.1 1994-12-22
GBGB9425956.1A GB9425956D0 (en) 1994-12-22 1994-12-22 Substituted phthalocyanines
PCT/GB1995/002996 WO1996019480A1 (en) 1994-12-22 1995-12-21 Substituted phthalocyanines

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11504898A true JPH11504898A (ja) 1999-05-11

Family

ID=10766405

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8519606A Abandoned JPH11504898A (ja) 1994-12-22 1995-12-21 置換フタロシアニン

Country Status (5)

Country Link
US (1) US5942612A (ja)
EP (1) EP0799227A1 (ja)
JP (1) JPH11504898A (ja)
GB (2) GB9425956D0 (ja)
WO (1) WO1996019480A1 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001240586A (ja) * 1999-12-24 2001-09-04 Asahi Denka Kogyo Kk 4−ヒドロキシビフェニル誘導体の製造方法
JP2009067848A (ja) * 2007-09-11 2009-04-02 Nippon Shokubai Co Ltd アリール基含有フタロシアニン化合物及びその製造方法
JP2013056873A (ja) * 2011-09-09 2013-03-28 Institute Of Physical & Chemical Research 新規な化合物、及びその利用

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB9722883D0 (en) * 1997-10-30 1998-01-07 Secr Defence Phthalocyanine analogs
JP3524404B2 (ja) * 1998-10-05 2004-05-10 キヤノン株式会社 ディスコティック液晶素子および配向方法
JP2002043056A (ja) * 2000-07-19 2002-02-08 Canon Inc 発光素子
US8178355B2 (en) * 2008-09-15 2012-05-15 Platypus Technologies, Llc. Detection of vapor phase compounds by changes in physical properties of a liquid crystal

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE3622294A1 (de) * 1986-07-03 1988-01-07 Basf Ag Optisches aufzeichnungsmedium
JP3045514B2 (ja) * 1990-03-30 2000-05-29 東洋インキ製造株式会社 光学記録媒体
JP2976057B2 (ja) * 1990-11-15 1999-11-10 巌 山本 オクタキス(アルコキシフェニル)フタロシアニン系化合物およびその遷移金属錯体

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001240586A (ja) * 1999-12-24 2001-09-04 Asahi Denka Kogyo Kk 4−ヒドロキシビフェニル誘導体の製造方法
JP4521955B2 (ja) * 1999-12-24 2010-08-11 株式会社Adeka 4−ヒドロキシビフェニル誘導体の製造方法
JP2009067848A (ja) * 2007-09-11 2009-04-02 Nippon Shokubai Co Ltd アリール基含有フタロシアニン化合物及びその製造方法
JP2013056873A (ja) * 2011-09-09 2013-03-28 Institute Of Physical & Chemical Research 新規な化合物、及びその利用

Also Published As

Publication number Publication date
EP0799227A1 (en) 1997-10-08
US5942612A (en) 1999-08-24
WO1996019480A1 (en) 1996-06-27
GB2312675B (en) 1999-05-05
GB9711510D0 (en) 1997-07-30
GB2312675A (en) 1997-11-05
GB9425956D0 (en) 1995-02-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
McKeown Phthalocyanine materials: synthesis, structure and function
US6384027B1 (en) Phthalocyanine analogs
Fox et al. Synthesis, self-assembly, and nonlinear optical properties of conjugated helical metal phthalocyanine derivatives
Terekhov et al. Synthesis of 2, 3, 9, 10, 16, 17, 23, 24-octaalkynylphthalocyanines and the effects of concentration and temperature on their 1H NMR spectra
US5618929A (en) Substituted phthalocyanines
Padalkar et al. Optical and structural properties of ESIPT inspired HBT–fluorene molecular aggregates and liquid crystals
US5792860A (en) Substituted phthalocyanides with sulfonyl substituted with amino or carboxyl groups
JP6866574B2 (ja) エレクトロクロミック化合物及びエレクトロクロミック組成物
JP3860616B2 (ja) フタロシアニン化合物
Liu et al. Room-temperature phosphorescence with variable lifetime of halogen-comprising coordination polymers
JPH11504898A (ja) 置換フタロシアニン
JPH06287461A (ja) 二色性結晶
DE60029293T2 (de) Formazan-metallkomplexe
WO1997020846A1 (en) Substituted porphyrins
US4970021A (en) Phthalocyanine compounds and utility thereof
Tsivadze et al. Liquid-crystalline phthalocyanine-based nanostructures
JP5718023B2 (ja) 有機電界発光素子、及び有機電界発光素子の製造方法
JPS60165294A (ja) 光記録媒体
Hoteit Synthesis and characterization of photo-activatable systems
Haketa et al. Photoresponsive ion‐pairing assemblies
JP2008010100A (ja) 色素会合体を形成する色素、色素会合体を含有する組成物、および色素会合体の構造変換を用いた情報記録再生方法
Bedard Part A. Functional modular phenylacetylene units: A" molecular turnstile." Part B. Progress towards an electrochemically active 9-phenylcarbazole hyperbranched polymer
Kernag Dendritic materials for optical applications: A. Synthesis and study of non-aggregating octasubstituted dendritic phthalocyanines for optical limiting applications. B. Synthesis and study of two-photon dendritic dyes for biomedical imaging applications
Gu Aryl-vinylene bipyridine and terpyridine ligands and their Ruthenium (II) and Osmium (II) complex systems: Potential optical limiting materials
Kin Synthesis, Characterization and Properties of Novel Octasubstituted Phthalocyanines

Legal Events

Date Code Title Description
A762 Written abandonment of application

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A762

Effective date: 20040319