JPS62198653A - 2−アミノフエノキシ(チオ)アルキルカルボニルアミノ酸誘導体、それらの製造方法およびそれらの化合物を有効成分として含有する5α−リダクタ−ゼ阻害剤 - Google Patents

2−アミノフエノキシ(チオ)アルキルカルボニルアミノ酸誘導体、それらの製造方法およびそれらの化合物を有効成分として含有する5α−リダクタ−ゼ阻害剤

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JPS62198653A
JPS62198653A JP4044486A JP4044486A JPS62198653A JP S62198653 A JPS62198653 A JP S62198653A JP 4044486 A JP4044486 A JP 4044486A JP 4044486 A JP4044486 A JP 4044486A JP S62198653 A JPS62198653 A JP S62198653A
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carbon atoms
alkyl group
compound
formula
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JP4044486A
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Yoshinobu Arai
義信 新井
Hisao Nakai
久郎 中井
Hiroshi Terajima
寺島 宏
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Ono Pharmaceutical Co Ltd
Original Assignee
Ono Pharmaceutical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、一般式 〔式中、すべての記号は後記と同じ意味を表わす。〕 で示される新規な2−アミノフェノキシ(チオノアルキ
ルカルボニルアミノ酸誘導体、それらの製造方法および
それらの化合物を有効成分として含有する5α−リダク
ターゼ阻害剤に関する。
〔背景〕
従来より、男性型脱毛症の成因としては、(1)ホルモ
ンのアンバランス説、(2)遺伝説、(3)血液循壊不
全説、(4)栄養説等数多くの説が提唱されているが1
毛の発生に男性ホルモンのテストステロン(testo
steron@)が重要な役割を演じていることは古(
から示唆されていた。テストステロンと男性型脱毛症の
因果関係を実験的に生化学のレベルで証明した安達らの
説(Biochem、Biophys、Res。
Conmun、 、 41 、884 (1970)参
照ノによると、罐丸で生合成されたテストステロンは頭
部において、毛包、肥脂腺等に存在する5α−リダクタ
ーゼ(5α−reductase ) Kよりジヒドロ
テストステロン(Dihydorot@5tostsr
one )に変換され、このジヒドロテストステロンが
アデニルサイクラーゼ(adenyl cyclasa
 )の活性を著しく低下させることにより細胞内のサイ
クリック−AMPレベルの低下をもたらし、その結果毛
および毛の周辺の工ネルギー産生の低下とタンパク質合
成の抑制を誘起する。従って、これら一連の現象により
、成長期にある毛は休止期に移行し、この状態tくり返
している間に紡毛から軟毛へ、そして最終的には男性型
ハゲにまで進行すると考えられている。こ説を裏付ける
ものとして、シュバイケルト〔H・V、 Schwai
kert )らは、男性型ノ・ゲの毛包には、女性の毛
包やハゲでない人の毛包に比して、5α−リダクターゼ
による代謝物、すなわちジヒドロテストステロン等が多
量に存在していることt報告している[ J、 Cl1
n、Endoct、、 38.811(1974)参照
〕。
男性型脱毛症以外にも、テストステロンから5α−リダ
クターゼにより生成するジヒドロテストステロンは、ア
クネ(攪癒、ニキビ等)の発生、増悪にも重要な生理的
役割な演じていることが報告されている。すなわち、J
、B、Hayらはアクネ患者における患部の皮膚と正常
皮膚でのテストステロンの代謝速度を比較し、アクネ患
部においてテストステロンの5α−リダクターゼによる
代謝はアクネ患部において光通していることを報告して
いる( Br、J、Dermato、1..91,12
3(1974)参照〕。
またG、 5ansoneらはアクネ患者の患部皮膚中
のテストステロンからジヒドロテストステロンへの合成
能が、正常人のそれの2〜20倍異常充進し光通ること
を見い出し、アクネの発生や増悪に対して5α−リダク
ターゼにより生成するジヒドロテストステロンが大きく
関与していることを示唆している( J、 Inves
t、 Dermitol、 、 56.366 (19
71)参照〕。
さらに、ジヒドロテストステロンは前立腺の肥大にも関
与している。Cowanらは前立腺肥大症患者の前立腺
中にはジヒドロテストステロンが多量に存在することを
報告しく J、SteroidBiochemistr
y、 11 *609(1979)参照〕。さらに最近
では前立腺肥大症患者の前立腺では5α−リダクターゼ
の活性が異常元通していることが知られており(J、C
11nical Endocrinol、andMet
abolism、56,139(1983)参照〕、前
立腺肥大症の発生および進行にジヒドロテストステロン
が重要な役割を果たしていることが明らかになっている
〔従来の技術] 以上のような背景のもとに、最近、5α−リダクターゼ
阻害剤の研究開発がさかんに行なわれているが主として
ステロイドまたはその誘導体であるものがほとんどであ
る。
本出願人は、5α−リダクターゼ阻害活性を有する非ス
テロイド構造の化合物として桂皮酸または安息香酸とア
ニリンがアミド結合した化合物群の特許出願を行なって
いる〔特開昭60−97946号、同60−11665
7号、同60−142936号、同60−142941
号、同60−146855号、および特願昭59−17
2570号、同59−243412号および同59−2
46363号参照〕。
例えば特開昭60−146855号明細臀中には一般〔
式中、R11は(i)炭素数1〜15の直鎖または分枝
鎖゛のアルキル基またはアルコキシ基、炭素数2〜15
の直鎖または分枝鎖のアルケニル基またはアルケニルオ
キシ基を表わすか%(ii)無置換のフェニル基または
ベンジル基、または水素原子を表わすか、または(ii
)炭素数4〜7のシクロアルキル基を表わし Hnおよ
びR″′はおのおの独立して、水素原子または炭素数1
〜20の直鎖または分枝鎖のアルキル基を表わし、R”
は(1)カルボキシ基、カルボキシメチル基またはカル
ボキシメトキシ基、または炭素1i!2〜6の直鎖また
は分枝鎖のアルコキシカルボニル基または炭素数3〜7
の直鎖または分枝鎖のアルコキシカルボニルメチル基ま
たはアルコキシカルボニルメトキシ基または水酸基を表
わすか、または(ii)メルカプト基、スルホ基、ジェ
トキシホスホノイル基またはアセチル基を表わし。
R“およびR55はおのおの独立して、水素原子、ノ・
ロゲン原子、炭素数1〜4の直鎖または分枝鎖のアルキ
ル基またはアルコキシ基、カルボキシ基、炭素数2〜6
の直鎖または分枝鎖のアルコキシカルボニル基、水酸基
またはニトロ基を表わし、nは0.1または2を表わし
、記号=は二重結合(E、ZまたはEZ混合物)または
単結合を表わす。ただし、R″が前記(+)に該当する
場合には戸およびR”は同時には水素原子でないものと
する。〕で示されろアニリン誘導体またはその非毒性塩
が5α−リダクターゼ阻害活性を有する旨開示されてい
る。
また、特開昭51−1438号および同51−1439
号明細書には、一般式 〔式中 HaとRbはそれぞれ水素原子または低級アル
キル基、ReとRdはそれぞれ水素原子または低級アル
キル基であるか、あるいは両者で化学結合を形成するも
のであり、R8は水素原子または炭化水素基、置換炭化
水素基および環状エーテル基の中から選ばれるカルボキ
シル基の保護基であり、Xシミハロゲン原子、水酸基、
低級アシルオキシ基。
低級アルキル基、低級アルケニル基、低級アルコキシ基
または低級アルケニルオキシ基あるいは環状アルキル基
5mはO〜3の整数であり Haが2個の低級アルキル
基、低級アルケニル基、低級アルコキシ基または低級ア
ルケニルオキシ基を示す場合は両者が結合して環を形成
してもよい。xbはアルキレン基あるいは酸素原子を介
してベンゼン核に結合しでいるオキシアルキレン基?表
わす。〕で示される芳香族アミドカルボン酸誘導体が記
載されている。これらの誘導体は経口投与によりアレル
ギー性疾患を治療しつる化合物として出願されており5
α−リダクターゼ阻害剤としての記載はされていない。
〔発明の目的〕
本発明の目的は5α−リダクターゼ阻害作用?有する全
く新規な化合物を提供することにある。
〔目的を達成するための手段〕
本発明者らは、脱毛症、アクネおよび前立腺肥大等のよ
うなジヒドロテストステロンの産生過剰に起因する疾患
の治療および/または予防に有用である強力な5α−リ
ダクターゼ阻害作用を有する新規な化合物を見い出すべ
く鋭意研究を行ない。
今回2−アミノフェノキシ(チオ)アルキルカルボン酸
誘導体の末端カルボン酸に各種アミノ酸を結合させたと
ころ、これらの化合物が5α−リダクターゼ阻害作用を
有することを見い出し1本発明を完成した。末端カルボ
ン酸に各種アミノ酸を結合させる変換はこの分野では今
まで全く試みられたことがな(、従って本発明化合物は
従来の化合物とは構造的に全く異なる新規な化合物であ
る。
〔発明の構成〕
従って1本発明は一般式 〔式中、R1は水素原子、炭素数1〜10のアルキル基
または炭素fi1〜10のアルコキシ基を表わし、R2
は水素原子または炭素数1〜4のアルキル基を表わし、
Raは水素原子、ハロゲン原子または炭素数1〜40ア
ルキル基を表わし R4はアミノ酸残基な表わし%Aは
単結合、あるいは無置換または炭素数1〜4のアルキル
基で置換されたメチレン基、エチレン基またはビニレン
基を表わし、Bは炭素数1〜4のアルキレン基を表わし
、Xは酸素原子またはイオウ原子を表わす。〕 で示される2−アミノフェノキシ(チオ)アルキルカル
ボニルアミノ酸誘導体、それらの製造方法およびそれら
の化合物を有効成分として含有する5α−リダクターゼ
阻害剤に関する。
特許請求の範囲を含む本明aSにおける各記号の説明に
おいて、アルキル基、アルキレン基およびアルコキシ基
ということばは、直鎖または分枝鎖のアルキル基、アル
キレン基およびアルコキシ基を表わすものとする。
一般式(I)で示される本発明化合物において、Aがビ
ニレン基な表わす場合、このビニレン基のEまたは2に
より異性体が存在する。また、さらにAがエチレン基を
表わし、置換基が結合している場合、これらの置換基が
結合している炭素は不斉炭素原子となり異性体が存在す
る。また一般式CI)中の各置換基中のアルキル、アル
キレンおよび/またはアルコキシ部分の分枝鎖によつ・
でも異性体が生じつる。しかしながら一般式(1)には
各各の異性体およびそれらの混合物のすべてが含まれる
一般式(1)において、R1が表わす炭素数1〜10の
アルキル基、またはアルコキシ基中リアルキル基として
は、メチル、エチル、プロピル、ブチル、ペンチル、ヘ
キシル、ヘプチル、オクチル、ノニル、デシル基および
それらの異性体が挙げられる。
好ましいR1は、プロピル、ブチル、ペンチル、ヘキシ
ルおよびヘプチル基である。
tおよびVが表わす炭素数1〜4のアルキル基としては
、メチル、エチル、プロピル、ブチル基およびそれらの
異性体が挙げられる。好ましいR1は水素原子およびメ
チル基である。
R11が表わすハロゲン原子としてはフッ素原子、塩素
原子、臭素原子およびヨウ素原子が挙げられる。R1と
してはすべての基および原子が好ましい。
Vが表わすアミノ酸残基は、アミノ原子団から水素原子
を除いた構造をもち、例えばα−アミノ酸の場合には一
般式−NHRCOOH(式中、Rは各種アミノ酸分子か
らアミノ基およびカルボキシ基を取り除いた炭化水素基
を表わす。〕で示されるが、−ff式中のアミノ基およ
び/またはカルボキシ基の水素原子は炭素数1〜4のア
ルキル基で置換されていてもよい。α−アミノ酸以外の
アミノ酸についても同様である。アミノ酸としての具体
例をあげると、例えば中性アミノ酸としてはアラニン、
アスパラギン、グリシン、グルタミン、セリン。
フェニルアラニン、システィン、トリプトファン、ロイ
シン、イソロイシン、スレオニン、メチオニン、プロリ
ンおよびバリンが挙げられ、酸性アミノ酸としてグルタ
ミン酸およびアスパラギン酸が挙げられ、塩基性アミノ
酸としてはリジン、アルギニンおよびヒスチジンが挙げ
られる。塩基性アミノ酸についてはアミノ基ft2つ有
しているか結合にあずかるのはどちらのアミノ基でもか
まわない。またさらに、これらのアミノ酸のアミノ基お
よび/またはカルボキシ基の水素原子は炭素数1〜4の
アルキル基で置換されていてもよい@好ましいアミノ酸
は中性アミノ酸である。
Aが表わす置換基としての炭素数1〜4のアルキル基に
は、メチル、エチル、プロピル、ブチル基およびそれら
の異性体が挙げられる。好ましいAは単結合およびメチ
ル基で置換されたビニレン基である。
Bが表わす炭素数1〜4のアルキレン基としては、メチ
レン、エチレン、トリメチレン、テトラメチレン基およ
びそれらの異性体が挙げられ、特に好ましいBはトリメ
チレン基である。
〔製造法〕
一般式(I)で示される本発明化合物は次の反応により
製造することができる。
(I) 〔式中、R1は水素原子、炭素数1〜10のアルキル基
または炭素数1〜10のアルコキシ基を表わし、R2は
水素原子または炭素数1〜40アルキル某乞表わし、R
8は水素原子、ハロゲン原・子または炭素数1〜4のア
ルキル基を表わし、R4はアミノ酸残基な表わし、Aは
単結合、無置喚または炭素数1〜40アルキル基で1換
されたメチレン基、エチレン基またはビニレン基を表わ
し、Bは炭素数1〜4のアルキレン基を表わし、Xは酸
素原子またはイオウ原子を表わす。〕 この灰石はアミド化反応であり、数多くの方法が知られ
ている。例えば、 (A)混合酸無水物乞用いる方法。
(B)酸ハライドを用いる方法、 (C) DCCを用いる方法 等が挙げられる。
これらの方法を具体的に説明すると、(A)混合酸無水
物を用いる方法は、例えば一般<(II)で示されるr
Il、′4!:不活性有機溶媒(クロロホルム、メチレ
ンクロライド、ジエチルエーテル%rHp等)中または
無溶媒で、三級アミン(ピリジン、トリエチルアミン、
ピコリン等〕の存在下、酸ハライド(ピバロイルクロラ
イド、チオニルクロライド。
トシルクロライド、メシルクロライド、オキサリルクロ
ライド等)、または酸誘導体(クロロギ酸エチル、クロ
ロギ酸インブチル等)と、0℃〜40℃で反応させ、得
られた混合酸無水物と一般式l)で示されるアミンを不
活性有機溶媒(上記と同じ)中、θ℃〜40℃で反応さ
せることにより行なわれる。
(BJ酸ハライドχ用いる方法は、例えば一般式(M〕
で示される酸を不活性有機溶媒(上記と同じン中、また
は無溶媒で、酸ハライド(上記と同じ〕と−20℃〜環
流温度で反応させ、得られた酸ハライドを三級アミン(
上記と同じ〕の存在下、もしくは非存布下、一般式(1
)で示されるアミンと不活性有機溶媒(上記と同じ)中
、0℃〜40℃で反応させることにより行なわれる。
(C) DCCX!a/用いる方法は、例えば、一般式
(It)で示される酸と一般式(1)で示されるアミン
t%不活性有機溶媒(上記と同じン中、または無溶媒で
三級アミン(上記と同じ]の存在下もしくは非存在下、
DCC(ジシクロへキシルカルボシイミド)1に:用い
て、O℃〜40℃で反応させることにより行なわれる。
これら(A) 、 (B)および(C)の反応は、いず
れも不活性ガス(アルゴン、窒素等)雰囲気下、無水条
件で行なうことが好ましい。
ただし、R2が水素原子を表わす場合、改ハライドを用
いると副反応が起きるので、rRハライドを用いない反
応条件で行なうことが好ましい。
出発物質として用いる一般式(If)の化合物は次の反
応により製造することができる。
(ff)      (V) (Ha) (■) 〔式中 RIGは炭素数1〜4のアルキル基を表わし、
その他の記号は前記と同じ意味を表わす。〕工程[b)
はアミド化反応であり、先に述べた工程〔a〕と同じ方
法により行なうことができる。この場合酸ハライドを用
いる反応条件で行なってもよい。
工程〔c〕はケン化反応であり、水と混和しつる溶媒、
例えばテトラヒドロフランまたは炭素数1〜4のアルキ
ルアルコール(例えばメチルアルコール〕中、アルカリ
金属、例えばリチウム、ナトリウムまたはカリウムの水
酸化物または炭酸塩の水溶液を用いて0℃から水温で反
応させることにより行なわれる。
出発物質として用いる一般式(V)の化合物は、次の反
応により製造することができる。
(■ン                      
(■)(y、>          C0CFs(Vb
) (Vc)                (、V’)
〔式中、R2練炭素数1〜4のアルキル基を表わし、そ
の他の記号は前記と同じ意味を表わす。〕工程〔d〕は
アルキル化反応であり、不活性有機溶媒、例えば、ジメ
チルホルムアミド、メチルエチルケトン、アセトン、テ
トラヒドロフラン、ベンゼンまたはトルエン中、塩基性
物質、例えば炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、水素化ナ
トリウムまたはナトリウムアルコキサイドの存在下、一
般式 %式%() [式中、Zはハロゲン原子、アルキルスルホニルオキシ
基またはアリルスルホニルオキシ基を表わし、その他の
記号は前記と同じ意味を表わす。]で示されるアルキル
化剤を用いて室温から溶媒の還流温度で反応させること
により行なわれる。
一般式(c)で示されるアルキル化剤は既知化合物であ
り既知の方法により製造することができる。
工程〔c〕はニトロ基を選択的に第一級アミンに還元す
る反応であり、例えばニッケル、白金、パラジウム−炭
素などの触媒の存在下に水素ガス、あるいは鉄、亜鉛、
スズまたは塩化第一スズと塩酸、あるいはベンゼンまた
はベンゼンとテトラヒドロフランの存在下に三塩化チタ
ン水溶液、あるいは水または含水アルコール中、硫化ナ
トリウム、硫化アンモ/、アンモニア水とハイドロサル
ファイ) (N5nSt 04 )などを用いて反応さ
せることにより行なわれる。ただし一般式(VIA)で
示される化合物のRaがハロゲン原子乞表わす場合には
先に述べた水素ガスを用いる反応以外の方法を用いるの
が好ましい。
工程[:f、1. Cg:lおよび〔h)は第一級アミ
ンの一方の水素のみをアルキル化し、第二級アミンにす
る方法であり R2がアルキル基を表わす場合に、所望
により行なわれる。例えば、工程Cf)はトリフルオロ
アセチル化反応であり、メチレンクロライドまたはクロ
ロホルムのような不活性有機溶媒中、トリエチルアミン
またはピリジンのような三級アミンの存在下、無水トリ
フルオロ酢酸を用いて氷令下に反応させることにより行
なわれる。
工程(g〕はアルキル化反応であり、工程Cd)と同様
の方法により、アルキル化剤としてノ・ロゲン化アルキ
ルを用いて行なわれる。
工程Ch)は脱トリフルオロアセチル化反応であり、メ
チルアルコールのような不活性有機溶媒中、炭酸カリウ
ムのような塩基性物質の存在下、無水条件で反応させる
ことにより行なわれる。
もう−万の出発物質である一般式(1)および(Vl)
の化合物は市販のものを用いることができ、また既知の
方法により製造することもできる。
一般式(ff)の化合物は特開昭60−146855号
明細書記載の方法により製造することができる。
また一般式(va)の化合物は一般式 CRmは前記と同じ意味を表わす。〕 で示される化合物から工程〔d〕と同様の方法により製
造することができる。
一般式(Vlつで示される化合物は、市販のものを用い
るか、または既知の方法により製造することができる。
また、一般式(I[a)の化合物は次の反応工程式に従
って製造することができる。
R′ (■”)        (Vib) (vI)             ([)(■@] 〔式中、すべての記号は前記と同じ意味を表わす。〕 工程口〕はアルキル化反応であり HRがアルキル基を
表わす場合に先に述べた工程Cfl Cg) C1)と
同様の方法により行なうことができる。
工程〔j〕はアミド化反応であり、化合物CIり ’に
用いて工程[a、lまたは工程Cb)と同様の方法によ
り行なうことができる。
工程Ck)は工程Cd)と同様の方法により行なうこと
ができる。
また、一般式(1)の化合物は反応工程式1で製造され
た一般式(■ンの化合物から次の反応工程式に従って製
造することができる。
(■)      (X)      <M)CXn)
      (XI) R’ (I) 〔式中、すべての記号は前記と同じ意味を表わす。〕 反応工程式3におけるすべての工程は先に述べた方法と
同様にして行なうことができる。例えば。
工程[1)は工程〔C)、工程Cm〕は工程C,)また
は〔b〕、工程(、)は工程[el、工程Co]はR2
がアルキル基を表わす場合に工程Cf)〜〔h〕、工程
Cp〕反応生成物は1通常の精製手段1例えば常圧下ま
たは減圧下における蒸留、シリカゲルまたはケイ酸マグ
ネシウムを用いた高速液体クロマトグラフィー、薄層ク
ロマトグラフィー、あるいはカラムクロマトグラフィま
たは洗浄、再結晶等の方法により精製することができる
。精製は各反応ごとく行なってもよいし、いくつかの反
応終了後行なってもよい。
〔効果〕
一般式(1)で示される本発明化合物は、5α−リダク
ターゼ阻害作用を有するので、哺乳動物、特にヒトにお
ける5α−リダクターゼによるジヒドロテストステロン
の産生過剰に起因する疾患の治療および/または予防に
有用である。そのような疾患としては1例えば男性型脱
毛症をはじめとする脱毛症、アクネおよび前立腺肥大症
が挙げられる。
本発明化合物の5α−リダクターゼ阻害作用は。
以下に述べるスクリーニング系により確認された。
5α−リダクターゼに対する阻害作用 (1)  実験方法 J 、 Shimtgaki  らの方法(Endoc
rinol、 J@pon、 。
18、179(1971)参照のこと〕を参考にして行
なった。すなわち雄性ラットの前立腺4 f’t3倍容
の0.25Mショ糖を含む0.1 M HEPES (
pi(7,4) でホモジネートした後遠心分離した(
 3000 rpmで10分間]。沈#を上記緩衝液l
O−に!fl!!濁し、再び遠心分離(3000rpm
で5分間)して得られた沈渣に上記緩衝液3−を加えて
懸濁し、酵素層液とした。
酵素活性の測定は(4−14c 〕−テストステロン(
1,5nmol 、 1.5X10’ cpm )、N
ADPH(0,5μmol )、上記酵素溶液(0,0
31nt)および20μMの濃度の本発明化合物乞含む
全容i 0.1 mgの反応溶液を37℃で60分間イ
ンキュベートした。酵素反応はクロロホルムとメタノー
ル(1:2)の混合液0.4−を加えて停止し、その後
遠心分離(2000rpmで3分間)し、得られた上清
50μtWニジリ力ゲル薄層プレートにスポットし、ク
ロロホルム、メタノールおよび酢酸(99,2:0.6
:0.2 )の混合液を用いて分離した。プレートVオ
ートラジオグラフィにかけ、生成したジヒドロテストス
テロンの放射活性なTLCスキャナーを用いて測定し、
酵素活性阻害率を算出した。結果を表1に示す。
表1= 5α−リダクターゼ阻害作用 (2)結果 実験結果より、本発明化合物は、5α−リダクターゼ阻
害作用を有することがJs認された。従って、哺乳動物
、特にヒトにおける5α−リダクターゼによるジヒドロ
テストステロンの産生過剰に起因する疾患の治療および
/または予防に有用である。さらに、本発明化合物の毒
性は非常に低いものであり、医薬品として十分安全に使
用できることが確認された。
本発明に含まれる化合物を上記の目的で用いるには、通
常全身的(主として前立腺肥大症の治療及び/または予
防の場合]または局所的(主として脱毛症及びアクネの
治療及び/または予防の場合〕に、経口または非経口で
投与される。投与量は年令、体重、症状、治療効果、投
与方法、処理時間等により異なるが、前立腺肥大症の治
療及び/または予防の場合は1通常成人ひとり当り、1
回に1′Iq〜l?の範囲で1日1回から数回経口投与
されるか、または成人ひとり当り、1回に100μf〜
100119の範囲で1日1回から数回非経口投与(好
ましくは静脈内投与)される。脱毛症及びアクネの治療
及び/または予防の場合は、通常成人ひとり当り、1回
に10μf〜50jllFの範囲で1日1回から数回経
皮投与される。もちろん前記したように投与量は種々の
条件で変動するので、上記投与範囲より少ない量で十分
な場合もあるし、また範囲を越えて投与する必要のある
場合もある。
本発明による経口投与のための固体組成物としては1錠
剤、散剤、顆粒剤等が含まれる。このような固体組成物
においては、ひとつまたはそれ以上の活性物質が、少な
(ともひとつの不活性な希釈剤、例えば乳糖、マンニト
ール、1191M1ヒト11キシプロピルセルロース、
微結晶セルロース。
デンプン、ポリビニルピロリドン、メタケイ酸アルミン
酸マグネシウムと混合される。組成物は、常法に従って
、不活性な希釈剤以外の添加剤、例えばステアリン酸マ
グネシウムのような潤滑剤や繊維素グルモノ駿カルシウ
ムのような崩壊剤、ラクトースのような安定化剤、グル
タミン酸またはアスパラギン酸のような溶解補助剤金含
有していてもよい。錠剤または丸剤は必要により白糖、
ゼラチン、ヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシ
プロピルメチルセルロースフタレートなどの胃溶性ある
いは腸瘍性物質のフィルムで被膜してもよいし、また2
以上の層で被膜してもよい。さらにゼラチンのような吸
収されつる物質のカプセルも包含される。
経口投与のための液体組成物は、薬剤的に許容される乳
濁剤、溶液剤、懸濁剤、シロップ剤、エリキシル剤等を
含み、一般的に用いられる不活性な希釈剤、例えば精製
水、エタノールを含む。この組成物は不活性な希釈剤以
外に湿潤剤、懸濁剤のような補助剤、甘味剤、風味剤、
芳香剤、防腐剤を含有していてもよい。
経口投与のためのその他の組成物としては、ひとつまた
はそれ以上の活性物質を含み、それ自体公知の方法によ
り処方されろスプレー剤が含まれる。
本発明による非経口投与のための注射剤としては、無菌
の水性または非水性の溶液剤、懸濁剤、乳濁剤を包含す
る。水性の溶液剤%@y41剤としては例えば注射用蒸
留水及び生理食塩水が含まれる。
非水性の溶液剤、懸濁剤としては1例えばプロピレング
リコール、ポリエチレングリコール、オリーブ油のよう
な植物油、エタノールのようなアルコール類、ポリソル
ベート80(登録商標)等がある。このような組成物は
、さらに防腐剤、湿潤剤、乳化剤、分散剤、安定化剤(
例えばラクトース)。
溶解補助剤(例えばグルタミン酸、アスパラギン酸]の
ような補助剤を含んでもよい。これらは例えばバクテリ
ア保留フィルターを通すヂ過、殺菌剤の配合または照射
によって無菌化される。これらはまた無菌の固体組成物
乞製造し、使用前に無菌水または無菌の注射用溶媒に溶
解して使用することもできる。
非経口投与のためのその他の組成物としては、ひとつま
たはそれ以上の活性物質を含み、それ自体公知の方法に
より処方される外用液剤、軟コウのような塗布剤、直1
易内投与のための坐剤及び膣内投与のためのペッサリー
等が含まれる。
t¥fK脱毛症またはアクネの治療及び予防のための経
皮投与用の組成物としては、ローション、トニック、ス
プレー、、溶液剤、懸濁剤、乳液のような外用液剤及び
軟コウ、グル、クリームのような塗布剤が含まれる。こ
のような組成物においては、ひとつまたはそれ以上の活
性物質が、少なくともひとつの不活性な希釈剤、例えば
蒸留水、エタノールのような低級アルコール、セタノー
ルのようす高級アルコール、ポリエチレングリコール、
プロピレングリコールのよウナ多価アルコール、ヒドロ
キシプロピルセルロースのようなセルロース類、動物性
及び植物性の脂肪、ワセリン、ロウ、シリコン、オリー
ブ油のような植物油、界面活性剤、酸化亜鉛等を含む。
この組成物は上記の希釈剤以外にも、湿潤剤%懸濁剤、
芳香剤、防腐剤のような補助剤を含んでもよい。
〔実施例〕
以下、参考例及び実施例により本発明を詳述するが1本
発明はこれらの実施例に限定されるものではない。なお
参考例及び実施例中のrTLCJ、rNMRJ、rlR
J及びrms」は、各々「薄層クロマトグラフィ」、「
核磁気共鳴スペクトル」、「赤外吸収スペクトル」及び
「質量分析」を表わす。クロマトグラフィによる分離の
箇所に記載されているカッコ内の溶媒は使用した溶出溶
媒または展開溶媒を体積比で示している。′#別の記載
がない場合には、IRは溶膜法で測定し、NMRは重ク
ロロホルム(CDC13) #I−液で測定している。
参考例1 4−(2−ニトロフェノキジン酪酸エチルエステルの合
成 水酸化ナトリウム16.5t’lジメチルホルムアミド
500−に加え、氷水浴上で冷却し攪拌しながら、ジメ
チルホルムアミド100−にとかした〇−ニトロフェノ
ール60.0ffK約20分間かけて滴下した。室温で
1時間攪拌した後、ジメチルホルムアミド200−にと
かした4−ブロモ酪酸エチルエステル84.2fY加え
、約70℃で15時間攪拌した。ジメチルホルムアミド
tfJI1.圧留去し、酢酸エチル800−を加え水お
よび抱卵食塩水で洗浄後、乾燥し減圧濃縮した。残留物
tシリカゲルカラムクロマトグラフィ(n−へキナン:
酢酸エチル=5:1→3:l)で精製し1次の物性!な
有する標題化合物77.3f’lt得た。
TLC(n −ベキサン:酢酸エチル=2:1.):R
f O,35: ■Rニジ2980.1730.1610.1525.1
350゜1280%1260.1180−1040−8
55−750aReNMR:δ7.82(LH,dd 
、 I”2Ilz、711z)、7.6−7.4 (1
8゜m)、7L15−6.9(2H,m)、4.3−4
.0 (4H、m )、2.7−2.45(2H,mへ
2.3−1.95(2H,+n)、i、25(3u、t
、J=7肚)。
参考例2 4−(2−アミノフェノキシ)酪酸エチルエステルの合
成 10%パラジウムカーボン13.1Fにクロロホルム約
100−を加えた後、エチルアルコール50〇−および
参考例1で合成された化合物77、Of’tとかしたエ
チルアルコール500m’t’加えた。水素ガス雰囲気
上室温で10時間接接触光な行なった。反応混合物をセ
ライト濾過し、酢酸エチル:クロロホルム=1:1で洗
浄後炉液を減圧濃縮した。残留物に酢酸エチルILおよ
び飽和炭酸水素ナトIJウム水溶液500+dt?加え
て室温で攪拌した。酢酸エチル膚を飽和食塩水で洗浄し
乾燥後減圧濃縮した。残留物をシリカゲルカラムクロマ
トグラフィー(n−へ牛サン:酢酸エチル:メチレンク
ロライド=90:5:5→70:15:15)で精製し
、次の物性値を有する標題化合物60.0rft得た。
TLC(n−ヘキサン:酢酸エチル:メチレンクロライ
ド=2:1:1):Rf  O,43:IRニジ 35
00.3390%2990.1725.1620゜15
05.1280.1220.1180.1040゜74
5crr1゜ NMR:δ 6.80−6.65(4H,m)、4.2
6−3.96(4H。
m)、3.5−2.0(br )、 2.60−2.4
0(2H,m)、2.30−2.00(2H,tn)、
1.25(3H,t 、I=7Mz): MS:m/z  223(M”)、178゜参考例3 4−(2−(p−アミル−3−メチルシンナモイル)ア
ミノフェノキシ〕醋酸エチルエステルの合成 HI p−アミル−3−メチル桂皮l!!!(t¥j開昭60
−146855号明細書記載の方法により製造した)5
8fとオキサリルクロライド218dft室温で1時間
攪拌し、減圧濃縮した。得られた酸クロライドtメチレ
ンクロライド500dKとかした。
下先に得られた酸クロライドのメチレンクロライド浴液
500−7滴下した。反応混合物を室温で約2時間攪拌
後、希塩酸、希水酸化ナトリウム水溶液、水および飽和
食塩水で洗浄した。混合物を乾燥後減圧濃縮して次の物
性値を有する粗生成物114.5fを得た。
TLC(n−ヘキサン:酢酸エチル=2 : 1 )=
Rf  O169i NMR:δ 8.53(IH,m)、 8.10(IH
,m)%7.47(2H,d 、 J=8Hz)、 7
.20(2H,d 、 1=8tLz)、6.93(3
H,m)、 6.43(IH,d)、4.07 (2H
q)、4.05(2H,tハ2.63(3H,d)、2
.54(2H,t )、 2.20(2H,m)、1.
60(2H,m)、1.33(4H,m)%1.13(
3i(、t)、0.90(3H。
t)。
参考例4 4−(2−(p−アミル−3−メチルシンナモイル〕ア
ミノフェノキシ〕醋酸の合成 参考例3で合成した化合物1i4.5Fをメチルアルコ
ール1.5tおよびテトラヒドロフランO,SLにとか
し、2N水酸化す) IJクム水溶液625dft少し
ずつ加えて室温で2時間攪拌した。反応混合物を減圧濃
縮しジエチルエーテルおよび希水酸化ナトリウム水溶液
を加えた。中間層に酢酸エチル2ty加えて、希塩酸I
Lで2回、水、飽和食塩水で洗浄、乾燥後減圧濃縮した
。残留物tベンゼン150−に加熱してとかし、n−へ
牛サン100 rRtを加えて静置した。析出した結晶
をろ過し、ベンゼン:n−へキサン=1:1200dお
よびfi −ヘキサン200mAで2回洗浄した。乾燥
後天の物性値を有する標題化合物87?を得た。
TLC(n−ヘキサン:酢酸エチル=1:2):Rf 
O,54: NMR:δ 8.45(LH,m)、7.96(IH,
m)、7,41(2H,d 、 J=81[z)、 7
.26(2H,d 、 I=8ム]、6.96(2H,
m)、 6.82(IH,m)、6.28(IH。
m)、4.08(2H,t )、 2.60(5H,m
)、2.18(2H,m)、1.61(2H,m)、 
1.32(4H,m)、0.90(3H,t): IRニジ3600−2400.1715.1630.1
590゜1515.1440.1280.1250.1
200.1160.750m  。
MS:m/z  409(M”)、 215,195゜
実施例I L−4−(2−(p−アミル−3−メチルシンナモイル
ンアミノフエノキシ〕ブタノイルフェニL−フェニルア
ラニン3.304fftアセトン100−にとかし、−
10℃に冷却後、0.5N水酸化ナトリウム水溶液40
Wttを滴下し同温度で30分間攪拌した。
参考例4で合成した化合物4.199fアセトン80コ
にとかし、−10℃に冷却後、トリエチルアミン1.5
3mおよびクロロギ酸イソブチル1.427stjtt
加えて、 15分間攪拌した。トリエチルアミンの塩酸
塩をろ別しながら先に調整したフェニルアラニンのナト
リウム水溶液に加えた。反応混合溶液を一1O℃で30
分間攪拌した後%IN塩酸2゜−を加えて中和し、アセ
トンを減圧留去した。残留物KIN塩酸を加えてpH2
〜3にし、酢酸エチルで抽出し、乾燥後減圧flk縮し
た。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(n
−へキサン:酢酸エチル=1:l→酢酸エチル)で精製
し、さらにベンゼンで再結晶して次の物性値を有する標
題化合物4.783t2f得た。
融点=126℃ TLC(酢酸Zチ/L/ ) : Rf  O,43:
NMR(CDCt! 、CD、OD):δ 8.39(
IH,d、J=8Hz)、7.52(2H,d 、I=
8Hz)、7.27−6.90(9H,mハロ、88−
6.80(IH,m)、6.51 (I H。
s ) −4,81(I H= dd e J =71
[z e J =6−5k )、4.01 (2H、t
 、 J−6,511z)、3.12(1B、da、J
=1411z、 J=6.511z)%2.92(IH
,dd、J=14&、。
J=7112)、 2.63 (3H、s )、2.6
3(21,t、J==6.5Hz)、2.37 (2H
、t 、 J=6.5■z)%0.89(3H。
t): IR(KBr法)ニジ 3275.3100−2300
.1705.1655.1595,1525.1450
.1260.1215.  ’1050% 745cr
r1 。
MS:m/z  556(M+)、538.5100実
施例1と同様の方法により以下の化合物を得た。
実施例1(a) 4−[2−(p−アミル−3−メチルシンナモイル〕ア
ミノフェノキシ〕ブタノイルグリシン出発物質:4−[
2−(p−アミル−3−メチルシンナモイル〕アミノフ
ェノキシ〕酪酸(参考例4で合成した]およびグリシン
TLC(クロロホルム:メチルアルコール=5: 1 
):Rt  O,25: NMR:δ 8.37(IH,br d 、 J=8n
幻、8.18(1”。
brs)、7.47(2H,br d 、 J=811
z’、 7(2H,d、J=8bハフ、06−6.85
(4、)、6.79(IH,br d 、 J=811
z)、6.46(IH,br s)%6−38 (I 
H* br s ) :I R(KBr法)ニジ333
0.3200−2200.1750゜1660.161
5.1530m − MS:m/z  466(M )、448%409.3
23.304゜処施例1(b) N−4−[2−(p−アミル−3−メチルシンfモイル
)アミノフェノキシ〕ブタノイルメチルグリシン 出発物質:4−(2−(p−アミル−3−メチルシンナ
モイル]アミノフェノキシ〕酪酸(参考例4で合成した
ンおよびN−メチルグリシン 融点: 55−56℃: TLC(酢酸1fル) : Rf  O,1:NMR(
CDC4,CDaoo)”δ 8.38−8.26(1
M、m)。
7.46(2H,a 、J=8■2)、7.20(2H
,d、J=8k)、7.10−6.86(3H,m)、
6.40 (I H、d 、 J= 111z )、4
.16−4.02(4B、m)、3.06 、2.93
(3H,s、s )、2.60(3H,d、J=1■z
)%0.90(3H,t): IR(KBr法)=ν 3600−2300,1730
,1700゜1600.1520,1445.1250
.1040,745−1 ・ C1n     * MS:m/z  480(M”)、409゜実施例2 p−[2−(p−アミル−3−メチルシンナモイル)ア
ミノフェノキシ〕ブタノイルグリシン(実施例1(a)
で合成した)5f%繊維素グルコン酸カルシウム(崩壊
剤)200■、ステアリン酸マグネシウム(潤滑剤)x
ooq及び微結晶セルロース4.7 f Y常法により
混合し打婉して、−tl中にso +119の活性成分
Y含有する錠剤100錠を得た。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1)一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼( I ) 〔式中、R^1は水素原子、炭素数1〜10のアルキル
    基または炭素数1〜10のアルコキシ基を表わし、R^
    2は水素原子または炭素数1〜4のアルキル基を表わし
    、R^3は水素原子、ハロゲン原子または炭素数1〜4
    のアルキル基を表わし、R^4はアミノ酸残基を表わし
    、Aは単結合、あるいは無置換または炭素数1〜4のア
    ルキル基で置換されたメチレン基、エチレン基またはビ
    ニレン基を表わし、Bは炭素数1〜4のアルキレン基を
    表わし、Xは酸素原子またはイオウ原子を表わす。〕 で示される化合物。 2)R^1が炭素数3〜7のアルキル基である特許請求
    の範囲第1項記載の化合物。 3)R^2が水素原子またはメチル基である特許請求の
    範囲第1項または第2項記載の化合物。 4)R^4が中性アミノ酸残基である特許請求の範囲第
    1項乃至第3項いずれかの項に記載の化合物。 5)Aが単結合またはメチル基で置換されたビニレン基
    である特許請求の範囲第1項乃至第4項いずれかの項に
    記載の化合物。 6)Bがトリメチレン基である特許請求の範囲第1項乃
    至第5項いずれかの項に記載の化合物。 7)化合物が、4−〔2−(p−アミル−3−メチルシ
    ンナモイル)アミノフエノキシ〕ブタノイルグリシンで
    ある特許請求の範囲第1項記載の誘導体。 8)化合物が、L−4−〔2−(p−アミル−3−メチ
    ルシンナモイル)アミノフエノキシ〕ブタノイルアラニ
    ンである特許請求の範囲第1項記載の誘導体。 9)化合物が、N−4〔2−(p−アミル−3−メチル
    シンナモイル)アミノフエノキシ〕ブタノイルメチルグ
    リシンである特許請求の範囲第1項記載の誘導体。 10)一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼(II) 〔式中、R^1は水素原子、炭素数1〜10のアルキル
    基または炭素数1〜10のアルコキシ基を表わし、R^
    2は水素原子または炭素数1〜4のアルキル基を表わし
    、R^3は水素原子、ハロゲン原子または炭素数1〜4
    のアルキル基を表わし、Aは単結合、あるいは無置換ま
    たは炭素数1〜4のアルキル基で置換されたメチレン基
    、エチレン基またはビニレン基を表わし、Bは炭素数1
    〜4のアルキレン基を表わし、Xは酸素原子またはイオ
    ウ原子を表わす。〕 で示される化合物を、一般式 H−R^4(III) 〔式中、R^4はアミノ酸残基を表わす。〕で示される
    化合物とアミド化反応に付すことを特徴とする一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼( I ) 〔式中、すべての記号は前記と同じ意味を表わす。〕 で示される化合物の製造方法。 11)一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼( I ) 〔式中、R^1は水素原子、炭素数1〜10のアルキル
    基または炭素数1〜10のアルコキシ基を表わし、R^
    2は水素原子または炭素数1〜4のアルキル基を表わし
    、R^3は水素原子、ハロゲン原子または炭素数1〜4
    のアルキル基を表わし、R^4はアミノ酸残基を表わし
    、Aは単結合、あるいは無置換または炭素数1〜4のア
    ルキル基で置換されたメチレン基、エチレン基またはビ
    ニレン基を表わし、Bは炭素数1〜4のアルキレン基を
    表わし、Xは酸素原子またはイオウ原子を表わす。〕 で示される化合物を有効成分として含有する5α−リダ
    クターゼ阻害剤。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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