JPS62196632A - 電子スチルカメラ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、静止画を記録する電子スチルカメラに関する
ものである。

従来の技術 従来の電子スチルカメラの基本構成は第３図に示す如く
であって、被写体像（図示せず）はレンズ１０１によっ
て撮像素子１０５の結像面に結像されるが、このレンズ
１０１と撮像素子１０５の間には、レンズ絞り１ｏ２．
ミラ゛二１ｏ３．シャッター１０４が配置されていて、
通常（非撮影時）は、レンズ１ｏ１よりの入射光はミラ
ー１０３によって反射されてファインダー光学系１０６
に導かれていると共にシャッター１０４が閉じられてい
て撮像素子へは入射光が導かれていない。一方、レンズ
１０１よりの入射光は光路上の任意の点（第１図ではフ
ァインダ光学系の後面）に配された測光素子１０７によ
って測光されている０被写体の撮影時には、レリーズス
イッチ１０９を押圧すると、その瞬間の入射光が測光素
子１０７によって測光され、その情報が露出制御装置１
０８に導かれて、適正な絞り値・シャッタースピードを
決定し、この情報がそれぞれ、絞り制御装置１１ｏ、シ
ャッター制御装置１１２に導かれる。

一方、レリーズスイッチ抑圧の情報は、ミラー制御装置
１１１に導かれ、ミラー１０３がレンズ１０１と撮像素
子１０５との間の光路上に介在しないような状態とされ
、絞り制御装置１１０によって適正絞りにされた絞り１
０２を通過した入射光は、シャッター制御装置１１２に
よって適当な時間間隙だけ開放状態に保たれたシャッタ
ー１０４を通過して撮像素子１０５に導かれる。そして
この入射光に応じた電荷像が撮像素子１０６に蓄積され
、この電荷像はシャッター１０４が設定されたシャッタ
ースピード期間後に、開放状態から閉状態になった後に
、電気信号として読み出され、記録装置１１３に記録さ
れる。そして、シャッター１０６が閉じた後にミラー１
０３．レンズ絞り１０２も通常状態に戻り、レンズ１ｏ
１を通過した入射光がファインダ光学系１０６に導かれ
る。

発明が解決しようとする問題点 このように、従来の電子スチルカメラの構成では、測光
素子に入射する光を、実際に撮像素子に入射する光とで
きるだけ一致させるため、１眼しフ方式とし、ＴＴＬ測
光を行なう必要がある。それでもなお、測光素子に入射
する光と撮像素子に入射する光は完全に同一ではなく、
被写体によっては、露光が過剰となったり、不足したり
する場合が多い。すなわち、従来の電子スチルカメラは
、測光のための光学系が複雑で高価なものとなる上に、
常に最適な露光が得られない、という問題点を有してい
た。

本発明はかかる点に鑑み、安価でしかも常に最適な露光
が得られる電子スチルカメラを提供することを目的とす
る。

問題点を解決するための手段 本発明は上記問題点を解決するため、撮像素子と受光素
子の出力に従って露光機構の露光量を制御する露光制御
回路を備え、受光素子の出力に基づき第１の露光を行な
い、第１の露光によって得られる撮像素子の出力に基づ
き第２の露光を行なうものである。

作　　用 本発明は上記した構成により、第１の露光における露光
量が、撮像素子の動作領域内におおむね入り、その時の
撮像素子の出力によって第１の露光量を補正して、第２
の露光を行なうことにより、撮像素子に対して常に最適
な露光を行なうことができる。

実施例 第１図は本発明の電子スチルカメラの一実施例を示すブ
ロック図である。第１図において、２０１はレンズシャ
ッタで、撮像素子に与える光の強度と露光時間を制御す
るものである。２０２は、受光素子１０７や撮像素子１
０５の出力がら撮像素子に与える露光量を算出し、その
結果に基づいてレンズシャッタ２０１を駆動する露光制
御回路である。２０４は、各部の動作タイミングを指令
し、電子スチルカメラの一連の動作を順序正しく制御す
るシーケンス制御回路である。

以上のように構成された本実施例の電子スチルカメラに
ついて、以下その動作を説明する。

レリーズスイッチ１０９が押されると、露光制御回路２
０２は受光素子１０７の出力を入力し、被写体の反射輝
度を測定し、その結果に基づき撮像素子に与える露光量
を算出する。そして、その露光量を与える絞り値とシャ
ッタースピードを選択シ、レンズシャッタ２０１を駆動
する。こうしてまず第１の露光（前露光）が行なわれる
。

第１の露光が完了すると、駆動回路２０３が作動し、第
１の露光によって撮像素子１０６に蓄積された電荷像が
電気信号として出力される。露光制御回路２０２は、撮
像素子１０６の出力を読み込み、あらかじめ与えられて
いる最適露光の場合のパターンと比較する。その結果に
基づき第１の露光量を補正した第２の露光量を算出する
。そして再び、その露光量を与える絞り値とシャッター
スピードを選択し、レンズシャッタ２０１を駆動する。

こうして、第２の露光（本露光）が行なわれる。第２の
露光が完了すると、駆動回路２０３と記録装置１１３が
作動し、第２の露光によって撮像素子１０５に得られた
電荷像が、電気信号として記録装置１１３に記録され、
撮影を終了する。

次に、第１の露光による撮像素子の出力から、第２の露
光（本露光）における絞り値とシャッタースピードを求
める方法を説明する。

被写体輝度を一定とすると、露光量Ｅと絞り値Ａおよび
シャッタースピードＴには次の関係がある０ Ｅヶｆ−１１１１，１１９１１９１６６８，１，■Ａ２ 第１の露光における絞り値およびシャッタースピードを
それぞれＡ１．Ｔ、とし、第２の露光におけるそれを、
Ａ２．Ｔ２とする。そして、第１の露光量をＥｌ、最適
露光量をＥｏ　　とすれば、第２の露光で最適露光を行
なうには、 の関係を満たすようにすれば良い。すなわち、あるいは
、 である。

第１の露光量Ｅ１は、撮像素子の出力から求めることが
できる。第２図は、撮像素子の露光量と出力の関係を示
したものである。撮像素子は一般に、露光量を零にして
も、暗電流によって出力が零とはならず、それがノイズ
となる。撮像素子に入射する光量がＰ点より少ないと、
出力は上記ノイズに埋もれてしまい、光量と出力の関係
が一対一とならない。また、露光量がＱ点より多い場合
は、出力が飽和してしまい、光量と出力の関係が直線と
ならない。露光量かＰ点とＱ点の間であれば、露光量と
出力の関係が直線となる。

第１の露光は、受光素子１０７の出力に基づき行なわれ
るので、その露光量は、Ｐ点とＱ点の間、すなわち直線
部に入っている。したがって、その露光量Ｅ１は撮像素
子の出力ｖ１によって算出することができる。

ｇ、＝Ｋｖ１　　（Ｋ：定数）−・・■上式を０式に代
入すると、 ２ＥｏＴ１ となる。このようにして、第１の露光における絞り値Ａ
１　　とシャッタースピードＴ１　および撮像素子の出
力ｖ１から、最適露光量Ｅ０を与える絞り値Ａ２とシャ
ッタースピードＴ２の組み合わせが求まる。

以上のように、本発明によれば、受光素子１０７の出力
に基づいて算出された露光量で本露光するのではなく、
その露光量を実際に記録する撮像素子の出力によって補
正した露光量で本露光することにより、撮像素子に対し
て常に最適な露光を与えることができる。また、本発明
によれば、受光素子の出力に基づく第１の露光は、その
露光量がおおむね撮像素子の動作領域内に入ればよいの
で、受光素子１０７による測光の精度は低くて良い。

すなわち撮影レンズ１０１に対して、受光素子の１０７
の入射画角や分光透過率、およびバララックス等を厳密
に合致させる必要はない。その結果、受光素子１０７の
構成は極めて簡単なものとすることができ、また、−眼
レフ方式にしてＴＴＬ測光する必要もない。

なお、本実施例においては、露光機構として、シャッタ
が絞りを兼ねるレンズシャッタ２０１を用いたが、絞り
とシャッタを分離して、例えばシャッタとして、フォー
カルプレーンシャッタを用い、露光制御回路によって、
絞りとシャッタースピードを別々に制御しても、有効で
あることは言うまでもない。

発明の詳細 な説明したように、本発明によれば、簡易な構成であり
ながら、常に最適な露出が得られ、その実用的価値は非
常に大である。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明における一実施例の電子スチルカメラの
ブロック図、第２図は撮像素子の特性図、第３図は従来
の電子スチルカメラのブロック図である。 １０１・・・・・・撮影レンズ、１０７・・・・・・受
光素子、１０６・・・・・・撮像素子、１ｏ９・・・・
・・レリーズスイッチ、２０１・・・・・・レンズシャ
ッタ、２０２・・・・・・露光制御回路。 代理人の氏名　弁理士　中　尾　敏　男　ほか１名第１
図 第２図 第３図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 撮像素子と、前記撮像素子に露光するための露光機構と
   、受光素子と、前記撮像素子と前記受光素子の出力に従
   って前記露光機構の露光量を制御する露光制御回路を備
   え、前記受光素子の出力に基づき第１の露光を行ない、
   前記第１の露光によって得られる前記撮像素子の出力に
   基づき第２の露光を行なうことを特徴とする電子スチル
   カメラ。