JPS62196280A - エレベ−タ−の非常通報装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はエレベータ−の非常通報装置の改良に関する。

〔従来の技術〕

一般に、エレベータ−の乗かご内とエレベータ−と同一
建物内に設けられた管理室との間には５それぞれ通話装
置が設置されており、エレベータ−の乗かとが停電等の
事故により、途中階に停止するいわゆる缶詰事故が発生
した場合、乗かご内の乗客は乗かご内に設けられた呼び
釦を押し、管理室内の警報器を鳴動さし、前記通話装置
を用いて、管理人と連絡がとれるようになっている。

ところで、上記の非常通報装置では、管理人が管理室に
常駐する必要があり、そのため、人件費が著しくかかる
ことになる。

そこで、たとえば特開昭５２−１６７５５に示している
ように、管理室よりエレベータ−の保守センターに電話
回線を介して通話装置を設け、管理人が不在となる時に
は切替スイッチにより乗かごから直接前記保守センター
内の通話装置に接続する方式が提案されている。

〔発明が解決しようとする問題点〕

しかしながら前記方式では、切替スイッチを保守センタ
ー側に切替えているとき、万一広域停電が発生し５缶詰
事故が発生し、乗かご内から保守センターの通話装置を
呼び出しても、電話回線が輻輳し、中々保守センターに
接続されないことがある。また、電話回線が何らかの原
因により故障することもある。このようなとき、缶詰事
故が発生すると、乗かご内から外部へ連絡がとれないの
で、長時間缶詰状態が継続するという問題があった。

本発明は上記の欠点に鑑み、エレベータ−の缶詰事故が
発生したとき１乗かご内から保守センターに接続されな
い時にも確実に外部へ連絡がとれる方式を堤供するもの
である。

〔問題点を解決するための手段〕

この目的を達成するために、缶詰状態が発生し、乗かと
から保守センターに連絡がとれない場合には、乗かご内
で呼び釦を押してから所定時限後に管理室に設けられた
通話装置に接続されるよう構成したものである。

〔作用〕

この結果１缶詰事故が発生し、乗客が乗かご内の呼び釦
を押したとき、万一電話回線が故障し。

保守センター内の通話装置と接続されなくとも、所定時
間後に管理室内に設けられた通話装置と接続されるので
、非常通報装置の信頼性を著しく高めることができる。

〔実施例〕

以下、本発明の一実施例を図面を用いて説明する。

図において、Ｐ、Ｎはバツテ−りから供給されている直
流電源端子、１０．１１は図示しない乗かご内に設けら
れた呼び釦１ａを押すことにより付勢されるリレーおよ
び鳴動する警報器で、１０ａｘ。

１Ｑａ２．１０ａａはリレー１０のａ接点、１２は乗か
ご内に設けられた第１の通話装置、Ｔは接点１０ａ２が
閉じることにより動作するタイマーで通常２０〜３０秒
に設定されている。

２１．２２は管理室に設けられた警報器および第２の通
話器、２４ａ、２４ｂは第２通話装置のフック内のスイ
ッチ（図示せず）のａ接点およびｂ接点で、このフック
を取り上げることにより、接点２４ｂが開き警報器２１
の鳴動を止め、接点２４ａが閉じることにより第２の通
話装置２２が接続され、リレー２３が付勢される。

３１．３２は電話口ｆｉ４１を介して保守センターに設
けられた警報器および通話装置、３４ａ。

３４ｂは第３の通話装置のフック内のスイッチ（図示せ
ず）のａ接点およびｂ接点で、このフックを取り上げる
ことにより、接点３４ｂが開き、警報器３１が鳴動を止
め、接点３４ａが閉じることにより第３の通話装置ｉ！
３２が接続され、リレー３３が付勢される。なお、実際
の電気配線では、前記警報器３１と第３の通話器ｒｎ３
２は直接直流電源端子ＰＮには接続されていないのであ
るが、本発明の動作を理解しやすくするために、直接直
流電源端子ＰＮに接続するように図示したものである。

次に、本発明の動作を図面を用いて説明する。

先ず、最初に電話回線４１が正常な場合について述べる
。今、停電により乗かとが途中階に停止し１缶詰事故が
発生し、乗客が呼び釦１ａを押したとする。この時、接
点２３ｂ、３３ｂは閉じているので、リレー１０は附勢
され、接点１０ａ１により自己保持されると同時に、乗
かご内の警報器１１は鳴動する。又、接点１０ａ３も閉
じるので、Ｐ−１０ａａ　−３１−３４ｂ−４１−Ｈの
回路が形成され、′Ｗ報器３１が鳴動する。保守センタ
ー内の保守員かフック（図示せず）を取り上げることに
より、接点３４ａが閉じ、保守センター内の第３の通話
装置３２と乗かご内の第１の通話装置１２とが接続され
、リレー３３が付勢され。

接点３３ｂが開くことにより１乗かご内の警報ＨＨ１１
は鳴動を停止する。又、接点３４ｂが開くことにより、
保守センター内の警報器３１も鳴動を停止する。なお、
接点１０ａ２も開くので、タイマーＴは動作せず、第２
の通話装置２２は無効である。

次に、電話回線４１か断線故障した場合について述べる
。

前記と同様、缶詰事故が発生し１乗客が呼び釦１ａを押
したとする。この場合、接点１０ａ３が閉じても電話回
線４１が断線しているので、保守センター内のう報器３
１は鳴動しないので、第３の通話装置３２とは接続する
ことができない。接点１０ａｚが閉じることにより、タ
イマーＴがカウントし始め、所定時限後にタイマーＴが
動作し、Ｐ−２１−２４ｂ−Ｔａ−Ｈの回路が形成され
、管理室内の警報器２１か鳴動し、管理人がフック（図
示せず）を取り上げることにより、前記と同様に、接点
２４ａが閉じ、管理室内の第２の通話装置２２と乗かご
内の第１の通話装置１２とが接続され、リレー２３が付
勢され、接点２３ｂが開くことにより、乗かご内の警報
器１１は鳴動を停止する。又、接点２４ｂが開くことに
より、管理室内の警報器２１も鳴動を停止する。

なお、警報器２１．第２の通話装置２２は、上記実施例
では、管理室内に設けたが、これらはエレベータ−近傍
の通路あるいは居室内等、乗がご内の第１の通話装置１
２とすぐに連絡がとれるところであればどこに設置して
もよい。

この結果、電話回線が故障しても、乗がご丙から確実に
外部へ連絡がとれるので、非常通報装置の信頼性を著し
く高めることができる。

〔発明の効果〕

本発明によれば、エレベータ−の乗かご内で缶詰事故が
発生したとき、万一電話回線が故障し、乗かご内の通話
装置が保守センター内の通話装置と接続することができ
ない場合でも、乗がご内の呼び釦を押してから所定時限
後に管理室内の通話装置と接続することができるので、
非常通報装置の信頼性を高め、乗かご内の乗客の不安を
軽減することができる効果がある。

【図面の簡単な説明】

図は本発明になる一実施例の電気回路図である。 １ａ・・・呼び釦、１２・・・第１の通話装置、２２・
・・第２の通話装置、３２・・・第３の通話装置、４１
・・・電話回線、Ｔ・・・タイマー。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １、エレベーターかご内に設置された第１の通話装置お
   よびこの装置を起動するための呼び釦とこの呼び釦の操
   作に応動して通話状態をなすエレベーターと同一建物内
   のかご外に設置された第２の通話装置と電話回線を介し
   て前記第１の通話装置と接続される第２の通話装置を備
   えたエレベーターの非常通報装置において、前記呼び釦
   に応動してただちに前記第３の通話装置と接続する手段
   と前記呼び釦が応動して所定時限後に第２の通話装置と
   接続される手段を備えたことを特徴とするエレベーター
   の非常通報装置２、前記第１の通話装置と前記第３の通
   話装置が接続されたとき第２の通話装置を無効とする手
   段を設けたことを特徴とする前記第１項記載のエレベー
   ターの非常通報装置。