JPS62195476A - ポンプ装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、流体に動力を与えるポンプ装置に関する。

従来の技術 従来この種のポンプ装置は第６図のような構造になって
いた。

すなわち、モータ１の軸に偏心させた偏心軸２を設はク
ランク棒３の一方端の穴４に偏心軸２を挿入し、他方端
を往復ポンプ６の弾性膜成板６に固定して取付けていた
。

そしてモータ１に電源を入れて回転を始めると偏心軸２
がモータ１の軸を中心に偏心して回転し、クランク棒３
は、往復ポンプ６を支点として偏心軸２０回転運動を直
線振動運動に変換し、往復ポンプ６の弾性膜成板６を往
復運動させる。弾性膜成板６の振動運動によりポンプ本
体７の吸気弁８と排気弁９が動作してポンプ吐出口１ｏ
に吐出空気を送り出す。

発明が解決しようとする問題点 しかしこのような構造のものでは、モータ１の回転運動
を偏心軸２とクランク棒３により直線振動運動に変換す
るため、偏心軸２とクランク棒３の摺動の機械音が大き
く、例えば夜間使用する場合、睡眠をさまたげるもので
あった。そして、機械磨擦があるため、偏心軸２．クラ
ンク棒３の耐久性は低いものであり、また耐久性を向上
させようとすると耐磨擦性の高い特殊材料を使用しなけ
ればならずコストの高いものであった。

さらに、往復ポンプ６の弾性膜成板６がクランク棒３の
支点となっていて、弾性膜成板６に運動変換時の逆モー
メント力が働き、材質がゴム等であるために、耐久性が
なく弾性膜及板６とクランク棒３が分離しやすい構造と
なっていた。

そこで本発明は、機械音等のない音の静かな、かつ耐久
性の高いポンプ装置とするものである。

問題点を解決するだめの手段 これらの問題点を解決するために本発明は、モータの回
転軸に設けた回転磁石と、この回転磁石の回転軌跡の外
側面とほぼ対向した振動磁石と、吸板状の弾性膜の往復
運動により流体に動力を与える往復ポンプとを有し、前
記弾性膜に前記振動磁石を設けたものである。

作用 上記構成により、モータの回転力で回転する回転磁石と
振動磁石の吸引３反発力で往復ポンプを振動させるため
、運動変換機構部が非接触式であり、かつ、弾性膜に振
動磁石を固定することで弾性膜が防振材となり音が静か
で耐久性も大で、製造上の寸法バラツキによるこれら問
題もなく、さらに、機械ロスが少なく直接往復ポンプを
振動させることて運動効率も高い。

実施例 以下、本発明の実施例について第１図をもとに説明する
。第１図において、本体１１にモータ１２と往復ポンプ
１３が固定してありモータ１２の回転軸１４に回転磁石
１６が取シ付けてあり、回転磁石１６の回転軌跡の外側
面と対面して振動磁石１６が往復ポンプ１３の弾性膜及
板１γの頂点付近にインサート等で固定しである。ゴム
等の材質の弾性膜及板１７はポンプ本体１８に密閉して
取り付けてあり、ポンプ本体１８にはポンプ吸気口１９
側に吸気弁２０、ポンプ吐出口２１側に排気弁２２が固
定ゴム２３により取り付けである。

次に本発明の動作について説明する。モータ１２の回転
により回転磁石１６も回転するが、この回転磁石１６に
は、その外周上にＮＳ極を配置してあり、回転すること
によシ、回転軌跡上に交番磁場が発生する。そしてこの
回転磁石の回転軌跡の外周面に対向した面を片極（Ｎ極
またはＳ極）とした振動磁石１６を配置し、回転磁石１
５の交番磁場により反発、吸引をくり返して振幅を発生
する。この振動磁石１６の振幅により弾性膜及板１７が
振幅する、往復ポンプ１３では弾性膜及板１７がポンプ
本体１８に密閉して保持され、ポンプ本体１８には吸気
弁２ｏと排気弁２２が固定ゴム２３により取り付けてあ
り、弾性膜及板１７の振幅により、吸気弁２ｏと排気弁
２２の一方向流出、他方向密閉動作でポンプ吸気口１９
より空気を吸い込みポンプ吐出口２１より圧送する。

ここで、回転磁石１６の交番磁場は時間を横軸にとると
ＳＩＮカーブとなり、振動磁石１６により往復ポンプ１
３に伝達される振幅は非常にスムーズで無理がなく、吐
出空気を圧送できるとともに実質的に振幅する弾性膜及
板１７の耐久性を大いに向上させるものである。また、
回転磁石１６の回転軌跡とほぼ対面方向に振動磁石１６
が振幅するように配置したことで振動磁石１ｅの反発。

吸引力をロスが少なく効率的に往復ポンプ１３に伝達で
きるものである。

また、磁石の反発と吸引で往復ポンプ１３を振幅させる
構成で回転軸１４と非接触であり、さらに弾性膜及板１
７に振動磁石１６を直接固定によシ、弾性膜及板１７が
防振材となり音が静かなものとなる。

また、弾性膜及板１７に振動磁石１６を直接固定するこ
とによシ従来必要であった振動板や支点保持のゴムが不
必要となシ、さらに、本体１１の組立が容易となるため
に低コストとなるものである。

本発明の一実施例のポンプ装置を使用した全自動製パン
機について第２図〜第４図をもとに説明する。第２図に
おいて、２４は本体ボディで２６は本体ボディ２４内に
設けられたシャーシで、このシャーシ２６にはモータ２
６が固定されている。

モータ２６のシャフト一端にはモータ冷却用ファン２７
が固定され、他端には小プーリ２８が固定され、ベルト
２９を介して大プーリ３ｏに動力が伝達される。さらに
シャーシ２Ｓには、下ヒータ３１を外周に断熱材３２を
装備した焼成室３３がプーリ軸受台３４を介して固定さ
れている。この焼成室３３の内部には内底部に着脱自在
の練シ羽根３６を設けたパン焼き型３６があり、パン焼
き型３６底に固定されたパン型台３７に羽根軸３８、上
コネクター３９が軸支されている。さらにパン焼き型３
６はシャーシ２６に固定され、大プーリ３０とプーリ軸
４０、下コネクター４１を軸支するプーリー軸受台３４
と着脱自在に嵌合されている。また焼成室３３内の側面
には、弾性的に支持された温度検知部４２突出しており
、パン焼き型３６側面に圧接している。また焼成室３３
上部内側にはほぼ全周に上ヒータ４３が配されている。

また焼成室３３上面は開閉自在な蓋体４４と蓋体４４下
面中央に突出した取付軸４６と押えバネ４６によって弾
性的に支持された内蓋４７とがあり、蓋体４４を閉める
事によって内蓋４７外周下面が上ヒータ４３上面に圧接
する様になっている。さらに蓋体４４には蓋体４４を開
く為の開放つまみ４８とラッチ４９が設けられている。

モータ軸６゜の小プーリ２８には接着等で固定した回転
磁石６１がありシャーシ２６の側面にはゴム等の弾性膜
成板１７を振動させる構成の往復ポンプ１３を取り付け
、その弾性膜成板１７の頂点付近に振動磁石１６をはめ
込み等で固定しである。また、往復ポンプ１３の吐出管
６２は本体ボディ２４に取り付けられた水タンク６３に
着脱可能でパツキン５４によシ相互密閉するキャップ６
６に連通し、さらに給水管６６が焼成室３３内のパン焼
き型３６に水が噴射される様開口した給水口６７に連通
している。

また、６８は焼き上り時刻等の入力設定用のスイッチパ
ネルである。また、６９はスイッチパネル６８の入力及
び、温度検知部４２の入力情報を基にモータ２６、下ヒ
ータ３１、上ヒータ４３等の制御条件を決定し出力する
為の制御装置である。

次に本発明の動作について説明する。

焼成室３３内にパン焼き型３６と練り羽根３６をセット
し小麦粉等の材料を投入する。蓋体４４を閉め、水タン
ク６３に所定量の水を入れキャップ６６を閉め密封状態
にする。この状態でスイッチパネル６８よりパンの焼き
上り時刻を入力し、所定時刻が来ると、モータ２６の運
転が始まりモータ２６の回転トルクの主たる回転トルク
を使う練シが行なわれる。この時、モータ２６の回転に
より回転磁石６１も回転して、振動磁石１６が振動して
前実施例で説明した動作により往復ポンプ１３のポンプ
吐出口２１よシ空気が吐出する。そして、往復ポンプ１
３により吐出した空気は吐出管６２より圧送されて、水
タンク６３内の内部圧力を高めて、内部の水を給水管６
６を通して給水口６７に送シ、パン焼き型３２に注水さ
れ練シ羽根３６によって小麦粉等の材料と混練される。

水タンク５３の水が無くなっても、空気がどんどん送ら
れるため、給水管６６内に水が残る心配がほとんど無く
、すべて外部へ出てしまう。注水が無い状態でしばらく
混線が行なわれ、温度検知部４２とモータ２６の運転時
間の情報に基づいて、練シの運転停止を行ない、さらに
、−次発酵、ガス抜。

整形発酵、焼成の各行程を自動的に行なって設定した時
刻にパンが焼き上るものである。

このポンプ装置を全自動製パン機に実施するととで、重
力によシ水が落下するように、パン焼き型４２の上方に
水タンク６３その他の構成部品を設ける必要が無いため
に熱による損障の心配がなく、水タンク６３を高所に設
置する必要が無い為に本体のデッドスペースを有効利用
できる。

また往復ポンプ１３の駆動源が練シ用モータ２６であり
、他駆動源が不必要であり、さらに吐出空気の圧縮によ
り給水を行なう構成のため空運転が出来、時間制御回路
が不必要となるコストダウンがはかられる。

そして、駆動源と非接触型であシ、かつ弾性膜成板１７
は振動磁石１６直接固定により防張材となり音が静かで
深夜運転が可能となる。さらに、給水経路内に残水が残
ることがなく、変管した水が給水される心配もない。

発明の効果 以上のように本発明によれば、モータの回転力で回転す
る回転磁石の交番磁場に対面した振幅となるような往復
ポンプの配置により、ロスが少なく効率的な空気吐出が
行なえ、無理がないために耐久性も向上する。

また、交番磁場による振動磁石の振幅は時間を横軸にと
るとＳＩＮカーブとなり、スムーズで無理なく往復ポン
プを動作でき、弾性膜成板の耐久性の向上と吐出空気の
脈流が減少する効果がある。

また、弾性膜成板に振動磁石を設けることにより従来部
品を廃止でき、かつ組立も容易となることでコストの低
減をはかるものでアシ、省スペース化もはかられるもの
であシ、さらに弾性膜成板が防振材となり運動変換機構
の非接触と合せて動作音が静かになる効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図人、Ｂは本発明の一実施例によるポンプ装置の要
所面図、第２図は本発明の一実施例のポンプ装置を使用
した全自動製パン機の断面図、第３図人、Ｂは同全自動
製パン機のポンプ装置の要部拡大図、第４図は同全自動
製パン機の給水部の要部拡大図、第６図は従来のポンプ
装置の断面図である。 １２・・・・・・モータ、１３・・・・・・往復ポンプ
、１４・・・・・・回転軸、１６・・・・・・回転磁石
、１６・・・・・−振動磁石、１７・・・・・・弾性膜
成板、１８・−・・・・ポンプ本体。 代理人の氏名　弁理士　中　尾　敏　男　ほか１名第　
１　図　　　　　　　　　　　　　　　　　　／２−・
モータ／Ｊ−４主徨刀マ、／７・ だ−・回転軸 第２図 第３図 い） 第４図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. モータの回転軸に設けた回転磁石と、この回転磁石の回
   転軌跡の外側面とほぼ対向した振動磁石と、吸板状の弾
   性膜の往復運動により流体に動力を与える往復ポンプと
   を有し、前記弾性膜に前記振動磁石を設けたポンプ装置
   。