JPS62194948A - 車両用シ−ト装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は、車両用シート装置に関し、特に、折り畳み状
態でシート上に平らな床面が得られるシート装置に関す
る。

（従来の技術） 上述のようにシート上に平らな床面が得られるシート装
置として例えば、実開昭６０−４６４４３吋公報に記載
されている装置が知られている。

この従来の装置は、シートクッションとシートバックと
の両方に前方回動機構が設けられ、シートクッションを
支持手段に支持されるまで前方回動させると共に、シー
トバックを通常シートクッションが支持されるまで前方
回動させると、シートクッションの背面とシートバック
の背面及び荷台床面とが同一平面となるよう形成された
ものであった。

（発明が解決しようとする問題点） しかしながら、このような従来装置にあっては、シート
クッションとシートバックのそれぞれに回動のための機
構を必要とするから装置が複雑になるという問題点を有
し、また、このシート装置の前方にはシートクッション
の前後長さだけの空間を必要とするから、その分シート
装乙後方の荷台空間等のその他室間が狭められてしまう
という問題点もあった。

（問題点を解決するための手段） そこで１本発明では上述の問題点を解決するために、車
室内に設けられた荷台の前方に、シートクッションとシ
ートバックとを備えた前側シートと後側シートとが前後
に列設され、前記後側シートのシートバックは、後方回
動して折り畳み可能とし、折り畳み状態で、前記荷台に
形成された収納空間に収納可能に形成され、該収納空間
の上面には第１フロアボードが開閉可能に設けられ、か
つ、前記後側シートのシートバックの背面には第２フロ
アボードが着脱可能に設けられ、該第２フロアボードが
、前記シートバック折り畳み時には前記第１フロアボー
ドと回−上面で後側シートのシートクッション」二に支
持可能で、がっ、前端が前側シートのシートバックに近
接もしくは当接し、後端が第１フロアボードの前端に当
接するように形成された手段とした。

（作　用） 本発明の車両用シート装置では、折り畳む際には以下の
手順で行う。

まず、収納空間を覆う第１フロアボードを取り外して収
納空間の上面を開放し、また、後側シートのシートバッ
クから第２フロアボードを取り外す。次に、シートバッ
クを後方回動して収納空間内に折り畳み、第１フロアボ
ードを再び収納空間上に載置する。

そして、第２フロアボードを後側シートのシートクッシ
ョン上に、第２フロアボードの前端が前側シートに近接
もしくは当接し、また、後端が第１フロアボードの前端
に当接すると共に、第１フロアボードと同一上面となっ
て支持される。

従って、後側シートのシートクッションは前方へ移動さ
れないから、後側シートのシートクッションと前側シー
トとの間隔はシートクッションの寸法に関係なく任意に
定めることができる。

（実施例） 以下、第１図〜第４図に示す本発明の一実施例について
詳細に説明する。

まず、構成について説明する。

本発明一実施例の車両用シート装置１！ｔは、前側シー
ト１０．後側シート２０．収納空間３０．第１フロアボ
ード４０．第２フロアボード５０を主要な構成としてい
る・ 前側シート１０と後側シー）２０は車室１００内に設け
られた荷台１０１の前方に前後に列設されぞおり、この
両シート１０．２０の間隔は人の足元寸法を基準として
決められている。

前記前側シートｌＯは、車体フロア１０２の足元フロア
１０３上に取り付けられ、シートクッション１１、シー
１−／＜ツク１２、脚１３を備えている。

前記後側シーｈ２０は、足元フロアｌ　Ｏ３Ｊ：　４Ｊ
も後方で、かつ、一段高い荷台フロア１０４に形成され
た凹部１０５上に配置されたシートで、シートクッショ
ン２１とシートバック２２とを備え、かつ、シートバッ
ク２２を回動軸２３を中心として後方回動させることで
折り畳み可能に形成されている。

尚、前記凹部１０５の上縁の周囲には、第３図に示すよ
うに段部１０６が形成されている。

前記シートクッション２１は、第１図に示すように、前
記四部１０５の前側に固定され、がっ、その座面２４が
前記段部１０６よりも低く配置されている。

前記四部１０５のシートクッション２１よりも後方に形
成される上方にのみ開放された空間が収納空間３０であ
って、この収納空間３ｏは、＋ｉＱ記後側シート２０が
着座ｉｉ７能状態であるときには小物等を収納する空間
として使用され、また、シート折り畳み状態ではシート
バック２２を収納する空間として使用されるもので、こ
の収納空間３０の」二面には第１フロアボード４０が設
けられる。

面記第１７１ニアアボード４０は、収納空間３０の上面
を覆って荷台１０１の床面を形成するもので、この第１
フロアボード４０は、１１行記凹部１０５の段部１０６
に左右及び後側の外縁部分が支持され、かつ、木板で形
成され、その厚みは段部支持状態で荷台フロア１０４の
床面と同一平面となる厚さで、また、前後寸法は後端を
凹部１０５の上縁に当接させたときに前端が後側シート
２０との間に後記第２フロアボード５０用の隙間が生じ
る寸法となっている。

尚、この第１フロアボード４０には取手用穴４１が形成
されている。

第２フロアボード５０は、前記後側シート２０を折り畳
んだ際に、第１フロアボード４０と前側シートＩＯとの
間に荷台川床面を形成するもので、この第２フロアボー
ド５０は、木板で形成され、前記後側シート２０の折り
畳み状態において、左右が凹部１０５の上縁に当接して
第２フロアボード支持手段としての段１１０６に支持さ
れる寸法に形成され、かつ、前後が１ｒＩ端が前側シー
ト１０のシートパックク１２に近接され、後端が第１フ
ロアボード４０の前端に当接される寸法で、また、厚ご
が前記第１フロアボード４ｏと同厚に形成されている。

また、この第２フロアボード５０は、係ローブラケット
５１とネジ５２により後側シー）２０のシートパック２
２の背面に着脱可能に取り付けられている。尚、この′
：ｊＳ２７０アボード５０にも取手穴５３が形成されて
いる。

前記係１ヒブラケット５１は、第２フロアボード５０の
裏面の左右コーナ部からやや中央寄りの位置に設けられ
、この係止ブラケット５１は、前記後側シート２０のシ
ートバック２２の下部に開穴された係＋ｈ穴２５に係■
ト可能に形成されている。

また、ネジ５２は、前記後側シート２０のシートバック
２２の上部に設けら・れたネジ穴２６に対して螺合可能
となっている。

次に、実施例の作用について説明する。

後側シート２０をシートとして使用する際には、第２フ
ロアボード５ｏは係止ブラケット５１とネジ５２により
シートバック２２の背面に取り付けられており、また、
収納空間３０は第１フロアボード４０に覆われ、小物や
工具等を収納しておくことができる。

次に、荷台１０１を広く使いたい場合。まず。

ネジ５２を緩めて第２フロアボード５０をシートバック
２２から外すと共に、第１フロアボード４０を開けて収
納空間３０の上方を開放させた上で、シートバンク２２
を後方回動させ収納空間３０内に収める。

そして、再び第１フロアボード４０を収納空間３０上に
配置すると共に、第２フロアボー１５０を第１フロアボ
ード４０よりも前側の段部１０６に支持させシートクッ
ション２１上に配置させる。

これにより、第２図に示すように、荷台１０１に第１フ
ロアボード４０と第２フロアボード５ｏによる同−上面
からなる広い床面が得られる。

以上のように、実施例装置では後側シート２０のうち回
動するのがシーＩ・パック２２のみであるから回動のた
めの機構が簡単になる。また、第２フロアボード５０の
支持手段が四部１０５の上縁に形成された段部１０６で
あるから、製造が容易である。

さらに、この実施例装置では装置の構造を理由とする前
側シートｌＯと後側シート２０との間隔に対する寸法制
限が無く、両シート１０．２０の間隔は人の足元寸法を
基準として定められているもので、このように座り心地
を優先させたり、荷台１０１の広さを優先させる等設計
の自由度が増す。

以上、本発明の実施例を図面により詳述してきたが、具
体的な構成はこの実施例ｉこ限られるものではなく、本
発明の要旨を逸脱しない範囲における設計変更等があっ
ても未発明に含まれる。

例えば、実施例では収納空間はシートクッションと四部
と第１フロアボードとで完全に閉じられた空間としたが
、シートバックが収納され、かつ、上面が第１フロアボ
ードで覆われた空間であれば下方や側面が開放されてい
てもよい。

また、第１．２フロアボードは実施例のような板状のも
のに限らず、荷台床面として使用できる磨面を有するも
のであれば、例えば、網の目状やハニカム状のような穴
を有する構造体でもよい。

（発明の効果） 以上説明したように、本発明の車両用シート装置では、
シートクッションは固定であって、回動機構はシートバ
ックのみに設ければよいので構造が簡単になるという効
果が得られる。

また、本発明装置によれば、後側シートと前側シートと
の間隔に対する制約が無いため、両シートの間隔を任意
に定めることができ、両シート間隔を狭めて荷台空間を
拡げる等車室空間の有効利用が図れるという効果が得ら
れる。

【図面の簡単な説明】

第１図及び第２図は本発明実施例の車両用シート装置を
示す断面図、第３図及び第４図は実施例装置の要部を示
す斜視図である。 １０・・・前側シート １１・・・シートクッション １２・・・シートバック ２０・・・後側シート ２１・・・シートクッション ２２・・・シートバック ３０・・・収納空間 ４０・・・第１フロアボード ５０・・・第２フロアボード １０１・・・荷台 １０６・・・段部（支持手段） 特　　許　　出　　願　　人 日産車体株式会社 第３図 第４図

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １）車室内に設けられた荷台の前方に、シートクッショ
   ンとシートバックとを備えた前側シートと後側シートと
   が前後に列設され、 前記後側シートのシートバックは、後方回動して折り畳
   み可能に形成されると共に、折り畳み状態で、前記荷台
   に形成された収納空間に収納可能に形成され、 該収納空間の上面には第１フロアボードが開閉可能に設
   けられ、かつ、前記後側シートのシートバックの背面に
   は第２フロアボードが着脱可能に設けられ、 該第２フロアボードが、前記後側シートのシートバック
   折り畳み時には支持手段により前記第１フロアボードと
   同一平面で後側シートのシートクッション上に支持可能
   で、かつ、前端が前側シートのシートバックと近接もし
   くは当接し、後端が第１フロアボードの前端に当接する
   ように形成されたことを特徴とする車両用シート装置。