JPH02120150A - シートの物品収納構造 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ａ、　産業上の利用分野 本発明はシートの物品収納構造に関するもので、詳しく
は、車両のシートを利用した物品収納構造に関するもの
である。

ｂ、　従来の技術 自動車の室内において、物品を収納するべくシートを利
用したものとしては、例えば実公昭５９−１３１６１号
に開示されたものがある。

この物品収納構造は、シートのクツション底面またはシ
ートバックの背面にネットを張設したもので、ネットを
引き伸ばし、そのネットとクツション底面またはシート
バック背面との間に物品を収納する。

Ｃ１発明が解決しようとする課題 ところで、上記物品収納構造では、ネットを引き伸ばし
て物品収納空間を確保しなければならない、したがって
、このような物品収納構造では、雑誌等の薄い物品を収
納する場合には問題がないが、それより嵩張る物品を収
納することは難しく、嵩張る物品を無理に収納した場合
には、ネットの収縮力で物品が破損されたり、ネットが
伸び切ってしまう虞れがある。

そこで、本発明の目的は、嵩張る物品も収納することか
できるシートの物品収納構造を提供することにある。

ｄ、　課題を解決するための手段 本発明のシートの物品収納構造では、シートバックのバ
ックフレームを車体に固定し、かつ該バックフレームに
ネットを張設するとともに、上記シートバックのパッド
を前傾可能に支持し、さらに該パッドを上記バックフレ
ームに一体的に保持させる係止手段と上記パッドを上記
バックフレームに対して一定角度の位置に保持させる位
置決め手段とを備えている。

ｅ、　作用 本発明のシートの物品収納構造では、上記係止手段の係
止状態を解除して上記パッドを前傾させ、上記位置決め
手段によって上記パッドを前傾状態に保持させて、上記
バックフレームのネットと上記パッドの背面との間に物
品収納空間を形成させる。

ｆ、　実施例 第１図は、本発明に係るシートの物品収納構造を備えた
自動車の後部室内を示している。

この自動車のりャシート１は、シートバック２のバック
フレーム３とパッド４がそれぞれ独立して形成されてい
る。バックフレーム３は、車体のサイドボディ５等に係
止されており、その上端中央にラッチ６を備えている。

そして、このバックフレーム３にはネット７の下辺およ
び両側辺が係止されている。一方、パッド４は、その基
端が回動可能に支持されており、上端中央には係止爪８
を備えている。この係止爪８と上記ラッチ６とは、パッ
ド４をバックフレーム３に一体的に保持させるための係
止手段を構成している。また、パッド４は該パッド４を
バックフレーム３に対して一定角度に開いた状態で保持
させる位置決め手段を備えている。この位置決め手段は
、ロー１９をバックフレーム３の側端部とパッド４の側
端部に差渡して係合することによって構成されている。

なお、図において、符号１０はクツションを示しており
、該クツション１０は車体の床１１等に係止されている
。

そして、このシートは通常において、パッド４をバック
フレーム３に重ね合わせ、係止爪８をラッチ６に係合さ
せ、第２図に示したように、パッド４をバックフレーム
３に一体化させた状態で使用される。このような状態に
おいては、ネット７の上辺から厚みのない物品をネット
７内へ入れることができる。

嵩張る物品を収納する場合には、ラッチ６を操作して該
ラッチ６から係止爪８を解放し、パッド４をクツション
１０の方向へ倒せばよい、すると、パッド４はロープ９
によって、第３図に示したように、バックフレーム３に
対して適宜な角度をもって保持され、パッド４の背面と
バックフレーム３のネット７との間に大きな物品収納空
間を形成する。

なお、上記実施例では、パッド４をバックフレーム３に
一体的に保持させる係止手段としてラッチ６と係止爪８
を示し、またパッド４をバックフレーム３に対して一定
角度の位置に保持させる位置決め手段としてロープ９を
示したが、これらは他の公知の構造を採用することがで
きることば勿論である。

また、図面では、ベンチシートを示しているが、本発明
はセパレートシートにも採用できることは言うまでもな
い。

ｇ、　発明の効果 上記したように、本発明に係るシートの物品収納構造で
は、シートバックとバックフレームとによって物品収納
空間を形成しているので、該空間が広く、したがって嵩
張る物品も収納ができ、しかも構造が簡単である。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明のシートの物品収納構造を備えた自動車
の後部室内を示した概念的な斜視図、第２図および第３
図はその物品収納構造の２つの態様を示した側面図であ
る。 ｌ・・・リヤシート、　　　　　２・・・シートバンク
、３・・・バックフレーム、　　　４・・・パッド、５
・・・サイドボディ、　　　　６・・・ラッチ、７・・
・ネット、　　　　　　　８・・・係止爪、９・・・ロ
ーフ、１０・・・クツション、１１・・・床。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. シートバックのバックフレームを車体に固定し、かつ該
   バックフレームにネットを張設するとともに、上記シー
   トバックのパッドを前傾可能に支持し、さらに該パッド
   を上記バックフレームに一体的に保持させる係止手段と
   上記パッドを上記バックフレームに対して一定角度の位
   置に保持させる位置決め手段とを備え、上記係止手段の
   係止状態を解除して上記パッドを前傾させ、上記位置決
   め手段によって上記パッドを前傾状態に保持させて、上
   記バックフレームのネットと上記パッドの背面との間に
   物品収納空間を形成させるようにしたことを特徴とする
   シートの物品収納構造。