JPS5913161Y2 - 後席クツシヨンに設けた物入れ - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は自動車の後席クッションに設けた物入れに関
するものである。

パン形などの自動車において後席を折りたたんで荷物室
を広く形成したとき、書籍、カメラ、手荷物などの小物
を収納しておく場所がなくて困ることがある。

本考案はこのような不具合を解消するために案出したも
のであって、後席クッションの底面前端部を回動中心と
して起立できるようにしである自動車において、該底面
に荷物用のネットを張って物入れを形成するようにした
ものである。

この構造を第１図ないし第４図に示す実施例によって説
明すると次のようになる。

前席１のうしろに後席２が位置し、後席２の後方のフロ
ア３」−に荷物室４が形成しである。

後席２はクッション５とバックレスト６からなり、クッ
ション５は底面５ａの前端部５ｂを回動中心としてＥ方
向に起立させ５′の状態にすることができる。

またバックレスト６は背面６ａの下端部６ｂを回動中心
としてＦ方向に倒置し６′の状態にすることができる。

このようにして荷物室４が広く形成される。

そして後席２のクッション５の底面５ａに荷物用のネッ
ト７が張設しである。

このネツ）・７はクッション５を起立したとき開口部７
ａが上方に位置するようになっている。

なお後席２のバックレスト６の背面６ａにも荷物用のネ
ット８が張設しである。

後席２が第１図および第２図の状態になっているとき、
ネット７はクッション５の底面５ａとフロア３との間に
挾まれていて使用できないが、バックレスト６の背面６
ａに張っであるネット８は小物入れとして使用すること
ができる。

後席２のクッション５を起立させバックレスト６を倒置
して第３図および第４図の状態にしたとき、起立したク
ッション５が前席１のバックレストのすぐ後ろに来るか
ら、クッション５の底面５ａに設けであるネット７は、
前席１の側から手をのばして小物入れとして使用するこ
とができる。

なお後席２を動かして、第１図、第２図の状態から第３
図、第４図の状態にするとき、後席のバックレスト６に
設けたネット８の内に入っている荷物を、クッション５
に設けたネット７に移し変えることができるから、荷物
の置き場に困ることがなく荷物室４は有効に使用される
。

またネット８は荷物室４の床面に来るから、荷物の抑え
として有用になる。

本考案は前述のようになっており、荷物室を広く取るた
めに後席のクッションを起立させたとき、クッションの
底面に張っであるネツＩ・は手近かの物入れとして使用
され、また後席を利用するとき、このネットは特に容積
を取らずに収納され着座に支障を来すようなことがない
という特長を有する。

【図面の簡単な説明】

図面は本考案の実施例を示し、第１図は後席が使用状態
になっているときの側面図、第２図はその斜視図、第３
図は後席を動かし荷物室を広くした状態の側面図、第４
図はその斜視図である。 １・・・前席、２・・・後席、３・・・フロア、４・・
・荷物室、５．５′・・・クッション、５ａ・・・底面
、５ｂ・・・前端部、６．６′・・・バックレスト、６
ａ・・・背面、６ｂ・・・下端部、７・・・ネット、７
ａ・・・開口部、８・・・ネット、Ｅ・・・起立方向、
Ｆ・・・倒置方向。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 後席クッションの底面前端部を回動中心として起立でき
   るようにしである自動車において、後席クッションの該
   底面に荷物用のネットを張ったことを特徴とする後席ク
   ッションに設けた物入れ。