JPS62194501A - プラント制御装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［発明の技術分野］ 本発明は計算機と画面表示装置とを備えたプラント制御
装置に関する。

［発明の技術的背景とその問題点］ 過去のプラント制御装置は、プラント各部の状態量を表
示する各種指示計、同時に状態量の調節も行なう各種指
示調節計、各種警報表示ランプ、各種操作スイッチ、各
種照光式押ボタンスイッチ等の制御、操作、監視１表示
等を行なう多数の機器を盤面に配列した（プラント規模
にもよるが）非常に大きな装置であった。従って、その
取扱いには多数の人員を必要とする上、操作、監視等を
行なうにしても容易なことではなかった。

このような点に鑑み、近年は計算機とＣＲＴ表示装置を
用いて設置スペース、取扱い六頁の削減を図ったコンパ
クトなプラント制御装置が提案されるようになった。

第２図はその従来例を示したもので、これは。

運転員１に対し、運転ガイド計装配管線図、異常表示、
動作表示等の情報を与えるＣＢｒ４上にタッチスクリー
ン２を設置し、運転員が表示された操作端を指で触れる
ことにより、起動あるいは停止信号がタッチスクリーン
２およびタッチスクリーンコントローラ５を介して計算
機４に入力される。この入力に基づき計算機４内のソフ
トウェア処理によりプラント異常部の各制御ループ８に
対する指示が決定され各制御ループ８に対応する下位コ
ントローラ６上に指示が伝達されると共に、最適な状態
でプロセスが自動運転されるように構成されたものであ
る。

しか【ノながら、このように構成されたプラント制御−
！Ａ厩によれば、大規模、複雑なプラントも僅かな設置
スペースと僅かな運転員で簡単に運転できるようになる
ものの、計算機４が故障した場合、運転不能になる。従
来は下位コントローラ６に強制停止信号を入力していた
が、これは各系統の関連性を無視した無理な停止方法の
ため、各プラント構成機器に悪影響を及ぼし、停止後各
機器の点検整備が必要となるため、再起動に要する時間
が長くなる。また、上記プラント制御装置では、プロセ
ス異常時、必要な画面選択に時間がかかる上。

大量のソフト処理を行なっている計算機を介するため、
出力までの時間も長引き、異常時の対応が遅れる等の問
題点があった。

［発明の目的コ 本発明は、設置スペース、運転員数をそれ程増すことな
く、計算機の故障やプラント異常に素早く対応できる取
扱いの簡単なプラント制御装置を提供することを目的と
する。

［発明の概要コ このため本発明は、計算機の故障時やプラント異常時の
プラント監視、操作に対応できるように必要最少限の調
節計、指示計、操作スイッチ、表示ランプ等の制御用品
を備えた運転パネルと、これらの制御用品にどのような
内容を割り当てるか選択する選択パネルと、この選択パ
ネルからの選択指示に基づいて前記各制御用品を複数個
の下位コントローラに入出力する多数本の信号線に選択
的に切り換え接続することにより所定の内容を割り付け
る操作卓コン１−ローラとからなる運転補助操作卓を設
けるようにしたことを特徴としている。

［発明の実施例コ 以下１本発明の実施例を図面を参照して説明する。

第１図は本発明の一実施例に係るプラント制御装置の構
成図を示したものである。図中、第２図と同一符号は同
一または相当部分を示し、第２図の構成と異なる点は、
シーケンスコントローラ等の下位コントローラ６より計
算機４を介さずに直接プラントアナログ量、ディジタル
情報（ポンプの起動停止、弁の開度、全閉／全開情報等
）を入力とし、運転員１が予め選択パネル９を用いて設
定した指示、表示内容を運転員１の指示に従ってプラン
ト運転パネル１０上の複数の指示計１１、複数の調節計
１２、複数のスイッチ、ランプ１３等の制御用品に伝達
する操作卓コントローラ１４を核とする運転補助操作卓
１５を設けた点である。即ち、運転補助操作卓１５には
、プラント７の各制御ループ８に接続される各下位コン
トローラ６がらの多数の信号線が入力されている。操作
卓コントローラ１４は、これらの信号線を選択パネル９
がらの選択操作により、操作卓コントローラ１４を介し
て直接あるいは間接的に運転パネル１０上の各制御用品
１１〜１３に選択的に接続するように構成されている。

以上の構成で、プラント建設時、計算機４は膨大なプラ
ントデータの処理が要求されることから、現地へのハー
ドウェア部分の搬入設置が完了してもソフトウェア部分
の装荷が遅れる。このため。

従来は計算機４へのソフトウェアの装荷を待って、それ
から各プラント構成機器の試験、調整を行なうため、実
際のプラントの稼動時期が大巾に遅れることになる。こ
れに対して本実施例の場合、運転補助操作卓１５は、下
位コントローラ６からの信号線と運転パネル１０上の制
御用品１１〜１３との直接あるいは間接的接続を選択パ
ネル９から選択可能としただけの構成であり、装置の大
部分は既成部品の組合せで対応できることから、下位コ
ントローラ６、制御ループ８と同時に現地搬入設置が可
能となる。従って、この運転補助操作卓１５を用い、下
位コントローラ６からの信号線を順次切り換え運転パネ
ル１０上の各制御用品と接続していくことにより、下位
コントローラ６、制御ループ８単位の試験調整を計！［
４無しで実施できる。この結果。

計算機４へのソフトウェアの装荷と同時に、計算機４と
の組み合せ総合試験を行なって、直ちにプラントの稼動
ができるようになり、工期完了時期を従来に比べて大巾
に短縮することができるようになる。

次に、プラント稼動時において通常のプラント運転制御
は、プラント状態を下位コントローラ６から計″ｉ’Ｅ
ｆｉ４を介してＣＲＴ３に表示すると共に、運転員１は
その表示を見て、タッチスクリーン２から必要な操作を
加え、タッチスクリーンコントローラ５から計算機４を
介して下位コントローラ６、制御ループ８と伝えること
により、プラント７の運転制御が行なわれる。このとき
、運転補助操作卓１５側では、運転ｊｊ１が選択パネル
９を選択操作して、プラント異常時における非常系集中
操作、監視の必要な系を運転パネル１０上の各制御用品
１１〜１３に接続することにより、非常系機器が正常に
待機状態にあることを確認することができる。これによ
り、プラント７に異常が発生したとき、運転員１は運転
補助操作卓１５から非常系を確実に動作させてプラント
７の安全を図ることができる。このとき、非常系の作動
を、もし、タッチスクリーン２から指示したとすると、
膨大な処理を行なっている計算機４を介することになり
、非常系の作動が遅れて異常が拡大するのに対して、運
転補助操作卓１５を用いて行なうことにより、極めて迅
速に非常系を作動させて被害を最少限に止めることがで
きるようになる。

また、運転補助操作卓１５は、従来の制御盤と異なって
、上述したように運転パネル１０上には必要最小限の数
の制御用品１１〜１３シか備えていないため、スペース
的には極く僅かな装置構成で、タッチスクリーン２、Ｃ
ＲＴ３．計算機４等が故障した場合に計算機４に代って
下位コントローラ６から制御ループ８に制御信号を加え
てプラント７を安全停止に導びくことかできる。

また、通常のプラント運転制御実施中に、ＣＲＴ３上に
表示される画面では操作確認できる情報が少ない場合に
、運転補助操作卓１５を用いることにより、画面を切り
換えることなく、必要な情報を組み合せて見ることがで
き、必要な操作確認を自由に実施することができるよう
になる。

［発明の効果］ 以上のように本発明によれば、プラントとの接続を自由
に切り換えパネル上の制御用品にそのプラントの中の任
意の系を接続して必要な系の操作確認かできるコンパク
トな運転補助操作卓を設けるようにしたので、設置スペ
ースも僅かで、プラント建設時には、その運転補助操作
卓を用いて計算機が使用可能となる以前にプラントを構
成する各機器の単位試験および下位コントローラ単位の
ループ試験が実施でき、計算機との統合組み合せ試験期
間を短縮して工期完了時期を大巾に短縮することができ
るようになる。また、通常のプラント運転制御実施中は
、その運転補助操作卓を用いて非常系の待機確認やプラ
ントに対する補助操作が従来の制御盤同様実施可能とな
る。更には、計算機故障やプラント異常時にその運転補
助操作卓から非常系を迅速に働かせてプラントを安全に
運転停止させることが可能となるなどの優れた作用効果
を発揮する。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明のプラント制御装置のブロック構成図、
第２図は従来のプラント制御装置の構成図である。 ９・・・選択パネル、１０・・・運転パネル、１１・・
・指示計、１２・・・調節計、１３・・・スイッチ・ラ
ンプ、１４・・・操作卓コントローラ、１５・・・運転
補助操作卓。 代理人　弁理士　　紋　日　　誠′　　＼又７．″ 第１図 第　２　図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 直接プラント構成機器を制御する下位コントロラからの
   信号を処理して表示装置に表示出力すると共に、その表
   示装置の表示が画面を見て行なう運転員の操作に応じた
   制御信号を前記下位コントローラに出力する計算機を具
   備してプラントの自動運転を行なうプラント制御装置に
   おいて、前記下位コントローラと受授する信号を選択パ
   ネルからの選択信号に基づいて選択し、運転パネル上に
   配置される複数の制御用品に接続する操作卓コントロラ
   を備えた運転補助操作卓を設けたことを特徴とするプラ
   ント制御装置。