JPH04147095A - 既設原子力発電所中央制御室計測制御設備のリプレース方法 - Google Patents

既設原子力発電所中央制御室計測制御設備のリプレース方法

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JPH04147095A
JPH04147095A JP2271391A JP27139190A JPH04147095A JP H04147095 A JPH04147095 A JP H04147095A JP 2271391 A JP2271391 A JP 2271391A JP 27139190 A JP27139190 A JP 27139190A JP H04147095 A JPH04147095 A JP H04147095A
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JP
Japan
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control
plant
control device
equipment
automation
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JP2271391A
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English (en)
Inventor
Kazuyo Sugano
菅野 一代
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E30/00Energy generation of nuclear origin
    • Y02E30/30Nuclear fission reactors

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  • Monitoring And Testing Of Nuclear Reactors (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の目的〕 (産業上の利用分野) 本発明は、既設原子力発電所中央制御室計測制御設備の
リブレース方法に係り、特に、商業用原子力発電所のう
ち、初期段階に建設された発電所で設備更新を図り保全
を図るために必要な制御装置のリブレース、および従来
設備とは異なる付加機能を追加して機能向上を図るため
のリブレース、例えば診断機能の追加、監視機能の向上
、複数プラントの中央制御室の統合を図り群単位の制御
を行なう等の対応が必要となってきた制御装置のリブレ
ースの方法に関する。
(従来の技術) 従来の原子力発電所中央制御室の計測制御設備、特に制
御盤は、次のような考え方に基づき構成されている。
■ 集中監視制御方法 中央制御室には、そのプラント各システムの運転状態を
表わす指示計、記録計、表示ランプおよび警報表示装置
等が設けられており、また運転1の通常運転操作は、は
とんど中央制御室内の制C盤上の操作器具、例えば操作
スイッチ類、調節1等によって操作する。
したがって、通常のプラントの運転監視は、4申して中
央制御室より集約して行なうよう設計されている。この
ため、中央制御室には、大量のメタルケーブルが原子炉
建家、タービン建家、コ〉トロール建家、廃棄物処理建
家から付設され、ヰ央制御盤に接続されている。
■ 中央制御室制御盤の構成 中央制御室の制御盤は、大きく2つのタイプ9制御盤に
分類できる。1つは、運転員か通常の監視制御運転を主
として行なうために、制御室中法前面に配置されている
ベンチ盤と呼ばれているタイプの制御盤であり、他の1
つは、原子カプラントを構成する各システムの垂直型制
御盤である。
ベンチ型制御盤は、原子炉の運転に直接関係する原子炉
制御盤を中心として、その左側に原子炉系の補機を含む
制御盤、右側にタービン発電機系の制御盤を配して構成
されている。
また、各システムの垂直型制御盤は、前記ベンチ型制御
盤の裏側に配置され、各々のシステムの機能に合わせて
、制御装置、計測用演算器、補助リレー、記録装置およ
び警報制御装置等が収納されている。
前記ベンチ型制御盤には、主として運転員かプラントの
操作を行なう操作スイッチ類、コントロールの設定等を
行なう制御器具、表示ランプ、警報表示装置および指示
記録計等が設置されており、これらには、全体状況を把
握し、かつ指令を行なうのに必要な器具か設置されてい
る。
また、前記垂直型制御盤には、各システム毎の機能ある
いはいくつかのシステム機能を示す制御装置、計装信号
演算器および制御ロジックリレー等が集約して収納され
、現場からの状態信号を受け、ベンチ型制御盤に状態を
表示する機能およびベンチ型制御盤からの指令を受けて
演算結果を現場に送り、システムに必要な制御機能を果
す役割を有している。
これらを信号の形態で見てみると、原子炉系、タービン
系を問わす、アナログ信号を扱う計装ループ、オンオフ
信号を扱う接点信号制御ロジックか用いられており、こ
の2つがシステム内で組合わせられてシステム全体の制
御機能を果すことになる。なお、一部のシステムには、
半導体によるロジックを使用した高速演算を主体にした
システムも含まれている。
■ プラントの自動化の適用 プラント全体の自動化はほとんど行なわれておらず、各
システムの保護機能としての自動起動は、はとんど反映
されている。例えば、原子炉安全系、工学的安全施設系
に関するシステムの起動機能等である。
しかし、通常プラントの起動、出力変化、停止操作、異
常時のプラント対応等は、はとんど運転員操作による部
分が多く、特にプラント起動、停止過程における操作は
、すべて運転員に依存している。
また、システム個別に見た場合、定値制御は行なわれて
いるか、プラント出力変化に結びつく制御の部分は、手
動制御によるものかほとんどである。
■ オンライン診断採用 従来の計測制御設備には、プロセスの値か設定値を超え
ることによってプロセス監視計器からの信号により警報
表示を行ない、運転員に通知することによって自動運転
を手動運転に切替える方式で運転しているか、または何
も行なっていない場合か多い。
プロセス値の設定値監視の中には、単に設定値だけでな
く、変化率、信号喪失、タイマ等による渋帯監視が含ま
れている。
制御装置自身の診断としては、電源監視、信号喪失によ
る設定値監視等があるが、制御器具または計装計器自身
の異常は診断機能かないため、プロセス異常に結びつい
て初めて警報発生後の原因究明により異常か見つかるケ
ースがほとんどである。また、伝送異常に関する異常診
断は全くない。
■・ マンマシンインタフェースと運転対応従来設備の
ベンチ型制御盤は、約10m程度の幅があり、この制御
盤上に、各システムの計器、記録計、警報表示窓、状態
表示ランプ、操作スイッチ類、押ボタン等が概ね集約さ
れて配置されている。そして、各システム器具配置は、
他のシステムとの間に区割線か設けられ、この内側の見
やすい位置に、系統各線か代表として設けられ、システ
ムの区別かできるようになっている。
起動停止時には、複数運転員か各システム制御盤につき
、前記監視計器により操作器具を用い操作して運転を進
めていく複数対応方式となっている。また、定負荷運転
に入っても、この運転員の数は同してあり、異常時の対
応も、このメンバーで行なう方式となっている。
■ 設備の点検調整 各設備の点検は、基本的には定期点検期間内で実施され
るが、もし運転中に不具合箇所か発見され、運転中に補
修可能な場合には、運転中に修理が行なわれる。不具合
か、プラント制御機能に直接間わる箇所に発生し、多重
化されていない場合には、プラント停止または出力制限
に結びつく場合がある。また、運転中に不調であった場
合等には、その設備は、定期点検期間を利用して修理を
行なうか、または新しい装置との取替えを行なう等の適
切な判断を行なう。
以上のように構成された中央制御室計測制御設備のリブ
レースは、プラント運転年数が増加するに伴ない増加す
る傾向にある。
これらのリブレースは、そのシステムによって方法か異
なり、主として次の2つに分けられる。
■ 従来と同等技術で行なう更新 まず、設備の機能面で性能が低下した場合の更新である
。このケースの原因は色々あるが、代表的には、経年劣
化による計器のドリフト量の増大、リレータイマ等の動
作時間の経年変化または不動作、スイッチ類の接触抵抗
の増大、電解コンデンサの容量変化、トランジスタの特
性不良等に代表されるいわゆる部品の劣化により計器、
器具類の性能が出せない場合等である。このときのリブ
レース方法としては、部品ベースの取替または単品単位
の取替えを行なっている。
また、製品の製造中止に伴なう単品の更新では、代替機
種の選定が行なわれるか、あるいは新たな製品開発か行
なわれ、従来品の代替品か指定されるので、単品の更新
時に合わせて行なっている。
■ 機能向上を求められるシステムの更新これは、特定
のシステムに限定して行なわれるもので、単一故障が起
きても、システム停止かまたは出力制限に結びつく結果
になる系統に対して実施されている。
その代表的なものを揚げると、以下の通りである。
a、  システム信頼性の向上 従来、制御系が一重系で構成されているか、または二重
系であっても部分二重化構成であるために、単一故障に
よるシステムトリップの発生の可能性の高いシステムや
、システム停止によって出力制限またはプラント停止を
強いられるシステムかあり、これらに対しては、多重化
されたシステムを採用する。この場合は、アナログ計装
ループをディジタル化するケースか多く、マイクロプロ
セッサ採用による多重化可能なディジタル技術に基づく
制御装置か用いられるので、リブレースは、単品ベース
で行なうことはせず、むしろ制御盤、特にシステム制御
装置を収納する垂直盤毎に取替えるケースか多い。
b、 ディジタル製品採用に伴なう付加機能向上これは
、従来のアナログ計器やオンオフ制御器具自体にはない
診断機能を、プログラムを組むことによりソフトウェア
で実現できる。特に、運転中にオンラインで設備診断を
常時行なうことが可能となるので、運転指令が出て初め
て動作する停止状態にある機器、回路の健全性の確認等
が可能となる。
また、光伝送装置等の光多重伝送技術の採用により、中
央制御室間および現場間の大量の制御監視データおよび
診断データを、高速で伝送することか可能となり、従来
のメタルケーブルに比べて極めて少ないケーブルで済み
、しかもケーブルでノイズの影響を受けることか少なく
なる。
さらに、オンライン診断結果を、常時システL状態表示
パネルに表示しているので、定期点検師のシステム診断
機能でチエツクされている部分l;不要となり、その他
のシステム電源装置や、制迎装置につながるアクチュエ
ータ、現場変換器等に定期点検を中心に行えばよいこと
となる。
(発明が解決しようとする課題) 前記従来の既設原子力発電所中央制御室計測制御設備の
リブレース方法では、次のような問題がある。
すなわち、まず第1に、制御設備を構成するコンポーネ
ントの取替えをベースとする更新では、従来の機能維持
を基本とする更新となる。また、制御盤単位で取替える
ケースでも、従来と同じ装置または型式か変わっても機
能が変わらない場合には、ベンチ型制御盤の用品はほと
んど変わらないか、変わっても一部の計器を新しくする
程度であり、ベンチ型制御盤を更新することにより得ら
れるマンマシンインタフェースはほとんど変わらない。
第2に、ディジタル制御装置等の採用による垂直型制御
盤の更新を行なうことにより、一部のベンチ型制御盤の
当該システムのマンマシンはモジュールタイプのものと
なり、マンマシンは一部変更されることになる。しかし
なから、従来型のヘンチ型制御盤本体を活用して新しい
モジュールを設置しているので、ヘンチ型制御盤全体か
ら見た場合には、当該システムたけてあり、運転の仕方
はほとんど変わらない。
第3に、原子カプラントの運転、特に起動停止は、多く
の操作手順を経てプラントを動かしていく必要かあるの
で、運転員の負担を軽減していくことか重要である。し
かしながら、初期段階のプラントでは、起動・停止時の
自動化がほとんど図られていない。システムリブレース
によりシステム単位の制御性の向上は図られているので
、プラントとしての自動化、マンマシンインタフェース
となる監視操作盤の監視機能を向上させ、運転員の負担
をさらに軽減していく必要かある。
第4に、複数のプラントを有する発電所群の運転データ
の活用をより一部プラントの保全計画に反映させるため
、オンラインデータとして各号機のデータを活用できる
ようになっていない。
本発明は、このような点を考慮してなされたしので、そ
の目的とするところは、メタルケーブルの大幅な追加が
なく、またリブレースおよび新設備の試験、調整か通常
の定期点検期間(約3〜4ケ月)内で行なうことができ
ることを条件に、既設原子力発電所の運転性向上を図る
ために、ディジタル制御装置を段階的に導入することか
できる既設原子力発電所中央制御室計測制御設備のリブ
レース方法を提供することにある。
C発明の構成〕 (課題を解決するための手段) 本発明は、前記目的を達成する手段として、個々のシス
テム単位の制御装置を、光伝送装置と接続可能な断制御
装置に置き替えるとともに、個々の新制御装置単位での
自動化を行ない、次いでこれら各断制御装置とプラント
監視計算機システムとを、光伝送装置で接続し、次いで
複数の発電所を同時に自動制御可能な自動化コンソール
盤と前記各断制御装置とを、光伝送装置で接続し、次い
で前記プラント監視計算機システムを、光伝送装置によ
りサイトデータベース計算機システムを介し前記自動化
コンソール盤に接続するようにしたことを特徴とする。
(作用) 本発明に係る既設原子力発電所中央制御室計測制御設備
のリブレース方法においては、個々のシステム単位の制
御装置か、断制御装置に順次置き替えられるとともに、
各新制御装置単位ぞの自動化かなされる。
次いで、これら各断制御装置は、光伝送装置を介してプ
ラント監視計算機システムに接続され、プラント状態監
視に必要な画面表示や各システム制御に必要な制御指令
、インターロックが与えられる。
次いで、前記各断制御装置は、光伝送装置を介して自動
化コンソール盤に接続され、この自動化コンソール盤で
の監視、操作か可能となる。
次いで、各プラントのプラント監視計算機システムは、
光伝送装置によりサイトデータベース計算機システムを
介し自動化コンソール盤に接続され、各号機のシステム
データかオンラインで入手可能となる。
(実施例) 以下、図面を参照して本発明の実施例について説明する
第1図は、本発明に係る既設原子力発電所中央制御室計
測側a設備のリブレース方法の一例を示すフローチャー
トであり、このリブレース手順に従って、第3図に示す
従来の既設原子カプラントか、第2図のようにリブレー
スされるようになっている。
第3図に示す既設原子カプラントにおいて、個々のシス
テム単位の制御装置1は、アナログ制御装置あるいはり
レージ−ケンス制御装置で構成されている。これら各制
御装置1は、メタルケーブル2を介して、プロセス計算
機3およびベンチ型制御盤4にそれぞれ接続され、ベン
チ型制御盤4には、CRT5やスピーカ6等が設けられ
ている。
この既設原子カプラントをリブレースする場合には、ま
ず第1のステップとして、第3図に示す各制御装置1を
、第2図に示すようにディジタル化を図った断制御装置
7に順次置き替えていくとともに、個々の断制御装置7
単位で自動化を進める。これにより、運転員か個々の断
制御装置7に、起動または停止指令と達成目標値の指令
とを与えることにより、自動的に運転を進めることかで
きるようになる。なお、前記断制御装置7のディジタル
化とは、必ずしもディジタル装置である必要はなく、後
述する光伝送装置8を介してディジタル信号の授受か可
能な装置であれば足りる。
断制御装置7の適用拡大に伴ない、従来品システムから
個別にプロセス計算機3に入力していたアナログまたは
オン/オフ信号入力に代え、個々の断制御装置7とプロ
セス計算機3との間を、光伝送装置8を介して順次接続
していく。これにより、両者の信号の授受か、大量かつ
高速に行なえるようになる。そして最終的には、プロセ
ス計算機3を、第2図に示すようにプラント監視計算機
システム9に置き替える。これにより、各断制御装置7
からのシステム状態データかプラント監視計算機システ
ム9に入力され、プラント状態監視に必要な画面表示や
各システム制御に必要な制御指令、インターロックか与
えられる。
なお、従来の制御装置1とプロセス計算機3等とを接続
するメタルケーブル2は、最終的に撤去される。
前記作業と併行して、プラント起動、停止に関わるシス
テム制御装置のディジタルインフッニス接続を行ない、
併せて、中央制御室または中央制御室とは別の場所に、
自動化コンソール盤10を設置する。
この自動化コンソール盤10は、複数の発電所の起動、
停止を含む自動化運転を行なうための監視と、次の目標
値への制御のための開始指令を与える機能を有している
とともに、通常の一定運転時には、同一出力または同一
サイト内の他のプラントとの性能、特性を、プラントデ
ータを比較することにより、最適制御のためのエンジニ
アリンクを行なうことかできるようになっている。
なお、ベンチ型制御盤4は、各システム制御装置のディ
ジタル化か進み、自動化コンソール盤10ての監視、操
作かできるまでの間、元の中央制御室内に設置されるか
、各制御装置か断制御装置7に置き替えられて、自動化
コンソール盤10ての制御か可能になった後は、自動化
以外のサーへイランステスト等の個別機器の操作用とし
て残しておくか、あるいは不要なものとして撤去される
次いで、各号機のプラント監視計算機システム9を、第
2図に示すように、サイトデータベース計算機システム
11を介して光伝送装置8により接続する。これにより
、各号機のシステムデータか、オンラインで入手でき、
プラント毎の同じ運転状態における特性データの比較か
容易になり、プラント性能の相違点の比較を行なうこと
によるプラントの最適化を図る改善検討を、運転面から
行なうことができる。
しかして、アナログまたはりレージ−ケンス1、よる制
御装置1をディジタル化か可能な断制御)置7に置き替
えるようにしているので、システlデータの活用が広範
囲となり、またシステムの[勧化を図ることかできるの
で、運転員の負担を襄減することができる。
また、断制御装置7の適用により、各種診断も術の適用
が可能となるとともに、システムの多重化を図ることか
でき、制御装置としての信頼性イ向上させることかでき
る。そしてこれにより、〜障等によるプラント停止頻度
が軽減できる。
また、光伝送装置8を用いるようにしている(で、大量
のデータを、メタルケーブル2の増大篭伴なうことなく
、高速で伝送することが可能とf4す、大量のデータを
集約された状態で表示することかできる。このため、運
転員自体が少ないデータから総合的に判断していた従来
と異なり、運転員がプラント状態を容易かつ確実に把握
でき、多心して運転できる。
また、各断制御装置7が、システム毎に自動化プログラ
ムを内蔵しているので、自動化コンソール盤10により
、プラントの起動、停止および出力調整等の運転を、遠
隔で自動により行なうことができる。このため、運転員
はプラントの変化を監視し、プラント推移状態の総合的
な確認を行なう二とができ、大幅な負担軽減を図ること
かできる。
また、大型計算機システムの採用により、運転操作ガイ
ドが運転状況に応じてCRTおよび音声により提供され
、中央制御室内運転員相互の意志統一かなされるので、
他の作業を行ないなからも運転進行タイミングを知るこ
とかできる。
さらに、断制御装置7の採用による診断機能により、故
障箇所の早期発見およびオンラインによる保守・点検か
可能となるので、プラントの稼動率向上を図ることかで
きる。
なお、本実施例ではサイトの各号機のプラント監視計算
機システムを光伝送装置に接続する例を示したが、全プ
ラントでなく、最低2プラントの監視計算機システムを
接続するようにしてもよい。
また、本実施例では、サイトデータベース計算機システ
ム11を別個独立した構成で示したが、これをプラント
監視計算機システム9に組み込んでもよい。
第4図は、第5図に示す既設の制御棒位置監視装置をデ
ィジタル化された断制御装置に置き替えるリブレースを
実施したものであり、以下これについて説明する。
第5図に示す既設運転プラントにおいては、原子炉内の
制御棒位置を制御して原子炉出力調整する制御棒駆動制
御系(RMC5)21と、これによって変化した制御棒
位置情報を検出して運転員とプロセス計算機3に与える
制御棒位置指示系(RP I 5)22との2つのソリ
ッドステートタイプの制御棒監視制御盤が用いられてお
り、これらとベンチ型制御盤4およびプロセス計算機3
とは、メタル多芯ケーブル23を介して接続されている
前記RHCS 21は、第5図に示すように、メタル多
重伝送ケーブル24を介し、185台の水圧駆動ユニッ
ト25のトランスポンダカード26に接続されており、
水圧駆動ユニット25には、185組の四方電磁弁27
が接続されている。
またRPIS22は、185本のメタルケーブル28を
介し、185本の制御棒に対応するPIFリードスイッ
チ29に接続されている。なお、第5図において、符号
30はケーブルトレイである。
一方、第4図に示すリブレース後のプラントにおいては
、マイクロプロセッサ技術を活用したプログラマブルコ
ントローラで構成されるRMC331およびRPIS3
2か、制御棒監視制御盤として用いられており、これら
は、光伝送ケーブル33を介しプロセス計算機3および
ベンチ型制御盤4に接続され、ベンチ型制御盤4には、
2台のCRT34が新たに追加されている。
また、現場には、2台の制御棒駆動補助盤35および2
台の位置伝送盤36がそれぞれ設置されており、これら
両盤35.36とRMCS 31おょびRPIS32と
の間も、光伝送ケーブル33により接続されている。
なお、このプラントは、建設後約10年経過しており、
徐々にEHC制御装置、給水・再循環制御装置、TD−
RFP  EHC制御装置にディジタル制御装置が導入
されているところであるが、プロセス計算機3から、第
2図に示す自動化コンソール盤10にデータを伝送する
機能を付加することにより、機能の拡張を図ることかで
きる。
このように、前記リブレースにより、機能面では従来と
同等であるか、以下の点が改善されている。
■ システムの監視機能向上 システムの運転状態が集約されて、監視操作モジュール
やシステム状態表示パネルに表示されるとともに、18
5本の制御棒位置データを光高速伝送する機能を有して
いるため、CRT34に185本の制御棒位置が表示さ
れる。また、システムの運転操作か操作モジュールの中
に集約配置されている。このため、システムの監視機能
の向上を図ることかできる。
■ 診断機能の強化 システムは常時オンラインで診断されており、四方向電
磁弁27の駆動回路の健全性や電磁弁回路断線モニタ、
コントローラの自己診断機能を有している。また、PI
F外部人力診断を通して制御棒位置検出器の健全性もチ
エツクできる。
■ 保守性および運転性の向上 ランプ類はすべてLED表示器が採用され、操作器具類
も押しボタン方式が採用され、運転員の負荷軽減か図ら
れている。一方、万一のスクラム時には、光伝送機能を
活用して、CRT画面に全制御棒の位置表示画面が出さ
れるので、システム状態を容易に確認することかできる
■ 設備のコンパクト化およびケーブル物量の削減 従来のRMCS 21およびRPIS22の盤幅か約2
.5mであるのに対して、RMCS 31およびRPI
S32の盤幅は、約1.5mであるので、中央制御室に
予備スペースを生み出すことができる。
また、メタルケーブル23,24.’)8から光伝送ケ
ーブル33に変更されたため、特に中央制御室と現場と
の間のPIFケーブル185本分のスペースかケーブル
トレイ30に収まり、今後布設されるケーブル用として
活用できる。また、光多重伝送により、追加ケーブルを
少ない本数で済ますことかできる。
■ 拡張性 計算機との光伝送機能を有しているため、データ伝送の
拡張性があり、また制御棒操作ロジックかソフトウェア
で構成されているため、出力上昇、下降における制御棒
操作の自動化に対応することかできる。さらに、CRT
への制御棒操作時の運転ガイド、音声によるメッセシー
ジ等の対応が可能である。
プラント制御装置のリブレースに当たっては、機能的に
以下のような対応が考えられる。
■ 原子力発電所の警報表示等、制御機能に直接影響の
ない状態表示機能は、PIO入力から伝送装置を通して
CRT画面に表示していくことが可能となる。
■ プラントシステム監視機能向上のため、各システム
の集約表示をCRTで実現する場合、リブレースする当
該システム制御装置かディジタル化されていなくても、
伝送装置を容易にリンクできるようネットワークを構築
するとともに、当該制御盤の中にネットワークとインタ
フェースできる装置を組合わせて作るようにする。これ
により、ディジタル伝送が可能となる。
■ 自動化を目指すためのリブレースを考慮する場合は
、まず該当システム、例えば給水・再循環制御装置、原
子炉圧力タービン制御装置、発電機制御装置、BOP補
機制御装置、原子炉補機制御装置、制御棒監視制御装置
等は、計画当初から自動化を前提としたハードウェアの
製作を考慮しておき、これら全体か揃う時期に合わせて
、自動化機能を達成するようなスケジュール作りを行な
う。
そして、これに伴ない、伝送装置および自動化コンソー
ル盤等の計画も、併せて実施していく。これにより、ス
ムースなリブレースが可能となる。
なお、プラントの中には、前記システムのはdんどがネ
ットワークでリンクできるようなハードウェア構成で制
御装置がリブレースされているものもあるので、そのよ
うなプラントにおいては、自動化を目指すシステム作り
か容易である。
第6図は、その−例を示すもので、主要側ii[Il弄
をディジタル制御装置でリブレースした後の自順化案を
示している。
第6図において、制御棒監視制御装置41、給水制御装
置42、TD−RFPタービン制御装置43、再循環制
御装置44、および原子炉圧力タービン制御装置45は
、ディジタル制御装置にリブレースされており、かつこ
れらは、光伝送装置8を介してプロセス計算機3に接続
されている。
したかって、スピーカ46、CRT47、オペレータコ
ンソール48、サブパネル操作器具49および自動化コ
ンソール50等を有する自動化コンソール盤10を設置
した後、これと前記プロセス計算機3とを接続すること
により、自動化か可能となる。
第7図は、第8図に示す既存の廃棄物処理中央制御室制
御盤をリブレースして自動化を図った場合を示すもので
ある。
第8図に示す既存の廃棄物処理系制御盤51は、アナロ
グ指示計52、記録計53、メータリレー54、計装計
器(変換器)55、操作スイッチ56および警報表示装
置57等を有しており、この制御盤51は、建屋貫通孔
58およびケーブルトレイ59を通したメタルケーブル
60により、モータコントロールセンター61および現
場機器62に接続されている。
この制御盤51は、第7図に示すように、入出力装置6
4を有する多重伝送変換盤63、シーケンスコントロー
ラ盤65および監視用計算機66にリブレースされるよ
うになっており、これらは、新設の自動化コンソール盤
10に光伝送装置8を介し接続されて自動化か図られて
いる。
C発明の効果〕 以上説明したように本発明によれば、メタルケーブルの
大幅な追加かなく、またリブレースおよび新設備の試験
、調整か通常の定期点検期間内で行なうことができるこ
とを条件として、既設原子力発電所の運転性向上を図る
ため、ディジタル制御装置を段階的に導入することがで
き、最終的にはプラント総合監視システムを構築するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】 第1図は本発明に係る既設原子力発電所中央制御室計測
制御設備のリブレース方法を示すフローチャート、第2
図はリブレース後の原子カプラント構成図、第3図は既
設原子カプラント構成図、第4図はリブレース後の制御
棒位置監視装置を示す構成図、第5図は既設制御棒位置
監視制御装置を示す構成図、第6図は主要制御系をディ
ジタル制御装置でリブレースした後の自動化室を示す構
成図、第7図はリブレース後の廃棄物処理中央制御室制
御盤のシステム構成図、第8図は既設の廃棄物処理中央
制御室制御盤のシステム構成図である。 1・・制御装置、2・・・メタルケーブル、7・・断制
御装置、8・・光伝送装置、9・・プラント監視計算機
システム、10・・自動化コンソール盤、11・・・サ
イトデータベース計算機システム。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 個々のシステム単位の制御装置を、光伝送装置と接続可
    能な新制御装置に置き替えるとともに、個々の新制御装
    置単位での自動化を行ない、次いでこれら各新制御装置
    とプラント監視計算機システムとを、光伝送装置で接続
    し、次いで複数の発電所を同時に自動制御可能な自動化
    コンソール盤と前記各新制御装置とを、光伝送装置で接
    続し、次いで前記プラント監視計算機システムを、光伝
    送装置によりサイトデータベース計算機システムを介し
    前記自動化コンソール盤に接続することを特徴とする既
    設原子力発電所中央制御室計測制御設備のリブレース方
    法。
JP2271391A 1990-10-09 1990-10-09 既設原子力発電所中央制御室計測制御設備のリプレース方法 Pending JPH04147095A (ja)

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