JPS62194203A - 基材表面皮膜の染色法 - Google Patents

基材表面皮膜の染色法

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JPS62194203A
JPS62194203A JP61035300A JP3530086A JPS62194203A JP S62194203 A JPS62194203 A JP S62194203A JP 61035300 A JP61035300 A JP 61035300A JP 3530086 A JP3530086 A JP 3530086A JP S62194203 A JPS62194203 A JP S62194203A
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Japan
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monomer
film
weight
dyed
photosensitive resin
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JP61035300A
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English (en)
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Matsuo Hashimoto
橋本 松男
Nobuyuki Futamura
二村 信之
Shigeru Shibata
茂 柴田
Yoshifumi Saiki
斉木 由文
Kenji Sakamoto
健二 坂本
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Nippon Kayaku Co Ltd
Original Assignee
Nippon Kayaku Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明はガラス等の透明な基材をアニオン性染料により
任意な色調に容易に染色する為の染色法に関するもので
ある。
近年ガラス等の透明な基材を着色し各種デスプレー等に
使用されつ\ある。特にガラス等の透明基材を着色し色
分解用フィルターとして液晶カラーテレビジョン、又は
カラーテレビジョン用カメラのカラー化の為に増々需要
が増大しつ\ある。本発明はかかる需要を満たす為にな
されたガラス等の透明基材の染色法に関するものである
(従来の技術) 従来、この分野においては主として可染性樹脂としてカ
ゼイン、ゼラチン等の蛋白質系天然高分子化合物、又は
アニオン性染料と親和性を有する基を有するビニル系モ
ノマーと感光性基を有するモノマー等との共重合体等の
合成高分子系の可染性感光性樹脂が用いられており、こ
れらをガラス板等の基材にスピンコード法又はローラー
コート法等で塗布し、次にマスクを介して活性光線を照
射してガラス板上に可染性層の潜像を形成させ、次に現
像により可染性層を顕在下させ、次いで染料により染色
する方法が行われている。
(発明が解決しようとする問題点〕 カゼイン、ゼラチン等を用いる染色法の場合これらが天
然物である為に腐敗し易いとか品質が一定せず原料ソー
スによるバラツキが太キ<色の再現性が極めて劣るとか
、熱水中で剥離し易く、又熱による物性劣化が大きく、
加工条件が制約される等の欠点がある。更に染色時の染
浴温度が制約される為濃色が得難い等の染色上での問題
がある。
更にこれらカゼイン、ゼラチン等を使用する場合、光硬
化剤として重クロム酸アンモニウム又は重クロム酸カリ
ウム等を用いるから、これらの作業工程及び廃棄の際に
公害の問題等を解決しなければならな(、更にゼラチン
に取り込まれたクロムが完全に除去できず残存したクロ
ムが悪影響を与える等の問題もある。
又、従来知られている合成高分子系の可染性感光性樹脂
を用いた場合、染色性は必らずしも満足できるものでは
なく、又、基材表面上の染色皮膜が割れやすいという欠
点があり、更に基材表面硬化皮膜をストライプ状又はモ
ザイク状に染色する際染色中に染色マスクに被覆された
部分へ染料かにじみ出し鮮明な解像度の良いストライプ
又はモザイク模様の染色物を簡単な手段で得ることが漏
しいという問題点がある。
(問題点を解決するための手段) 本発明者らはこれらの問題点を解決すべく鋭意検討を行
ったところ、従来の可染1性感光性樹脂中に特定の割合
で後述するモノマー(qを共重合させることにより、染
色性が向上し、染色皮膜は柔軟性に優れ染色皮膜が割れ
やすいという欠点も解消され、更に、基材表面硬化皮膜
と染色マスクとの密着性が向上して染色マスクで被覆さ
れた部分への染料のにじみ出しが防止され簡単な手段で
鮮明な解像度のよいストライブ又はモザイク等の模様を
有する染色物を容易に得ることが出来ることを見出して
本発明を完成した。
即ち、本発明は 1、(11a)  アニオン性染料と親和性を有する基
を有するビニル系モノマー(2)5〜80重量%、 b)ビニル系モノマー(5)以外の親水性モノマー03
5〜60重量%、 C)一般式 %式%) (式中RはH又はCH3を、nは4〜8の値を示す。)
で示されるモノマー(05〜60重量%、 d)モノマー(0以外の疎水性モノマーの)0〜30重
量% よりなる共重合体(Dに、感光剤(F′)を加えること
により及び/又は感光性化合物(0を反応させること釦
より得られる可染性感光性樹脂■又は (2)a)  上記ビニル系モノマー囚5〜80重量%
、 b)上記親水性モノマー(B)5〜60重量%C)上記
モノマー(05〜60重量%、d)上記疎水性モノマー
(D O〜30重量%重量%光性基暑有するモノマー(
I) 0.1〜30重量% よりなる共重合体(Jlからなる可染性感光性樹脂Uを
用いて基材表面に皮膜を形成させ、活性光線?照射し反
応させ、次に得られる硬化皮膜をアニオン性染料にて染
色することを特徴とする基材表面皮膜の染色法に関する
ものである。
本発明で用いるビニル系七ツマー囚としては例えば、 (N、N−ジメチルアミノ)エチルアクリレート。
(N、N−ジメチルアミノ)エチルメタクリレート。
(N、N−ジエチルアミノ)エチルアクリレート。
(N、N−ジエチルアミノコエチルメタクリレート。
(N、N−ジメチルアミン)プロピルアクリルアミド。
(N、N−ジメチルアミノ)プロピルメタクリルアミド
(NI N−ジメチルアミノ)エチルビニルエーテル管
(N、N−ジメチルアミノ)プロピルアクリレート1(
N、N−ジメチルアミノウプロピルメタクリレート雫4
−ビニールピリジン、ジアリールアミン、2−ヒドロキ
シ−3−メタクリロイルオキシプロピルトリメチルアン
モニウムクロライド、メタクリロイルオキシエチルトリ
メチルアンモニウムクロライド 等が挙げられる。
ビニル系モノマー囚の好ましい使用割合は、共重合体(
D又は(J)中10〜60重量%である。
本発明で用いる親水性モノマー(籾としては、例えば、 ヒドロキシエチルアクリレート ヒドロキシエチルメタクリレート アクリルアミド、メタクリルアミド ビニールピロリドン、ジメチルアミンアクリルアミド 等が挙げられる。
親水性モノマー(Eの好ましい使用割合は、共重合体(
D又は(J)中5〜50重量%である。
本発明で用いるモノマー(qとしては、例えばブチルア
クリレート、ブチルメタクリレート、2−エチルへキシ
ルアクリレート、2−エチルへキシルメタクリレート 等が誉げられる。中でもブチルアクリレート及びブチル
メタクリレートが好ましい。
モノマー(qの好ましい使用割合は、共重合体(D又は
(Jl中5〜40重量%である。
本発明で用いる疎水性モノマー(Dとしては、例えば、 メチルアクリレート、メチルメタクリレート、エチルア
クリレート、エチルメタクリレート、スチレン、p−メ
チルスチレン 等が挙げられる。
疎水性モノマーCD)の好ましい使用割合は、共重合体
(E)又はU)中0〜20重量%である。
本発明で用いる感光性基を有するモノマー(I)として
は、例えば、 p−シンナモイルオキシスチレン β−シンナモイルオキシエチルビニルエーテル β−シンナモイルオキシエチルアクリレート又はメタク
リレート p−(シンナモイルオキシメチル)スチレンp−シンナ
ミリデンアセトキシスチレンβ−(フルフリルアクリロ
イルオキシ)エチルアクリレート、又はメタクリレート 7−アクリロイルオキシクマリン 7−メタクリロイルオキシクマリン 6〜ヒドロオキシメチルクマリンアクリレート、又はメ
タクリレート β−(p−シンナモイルフェノキシエチル)ビニールエ
ーテル p−(β−スチリルフェニール)アクリレート、又はメ
タクリレート p−フェニルマレイミドアセトキシスチレン47−メタ
クリロイルオキシ−4−スチルバゾール I−メチル−4−(p−メタクリロイルオキシスチリル
)ピリジニウムメトサルフェート 等が挙げられる。
感光性基を有するモノマー(Ilの好ましい使用割合は
、共重合体(J)中0.1〜25重量%である。
本発明で用いる感光剤(Dとしては、例えば、4.4′
−ジアジドカルコン 2.6″−ビス(4′−アジドベンザル)シクロヘキサ
ノン 2.6−ビス(4′−アジドベンザル)4−メチルシク
ロヘキサノン 1.3−ビス(4′−アジドベンザル)−2−プロパノ
ン 1.3−ビス(4′−アジドシンナミリデン)−2−プ
ロパノン 1、3−ビス(4′−アジドベンザル)−2−プロパノ
ン−2′−スルホン酸 4、4’−シアシトスチルベン−2,2’ −シ、X、
 A/ ホン酸 1.3−ビス(4′−アジドベンザル)−2−プロパノ
ン 2、6− ヒス(4′−アジドベンザル)シクロヘキサ
ノン−2,2′−ジスルホン酸 2.6−ビス(4′−アジドベンザル)−4−メチルシ
クロヘキサノン ジアゾ樹脂 等が挙げられる。
感光剤(PIは共重合体(Dに対しO,1〜30重量%
用いるのが好ましく、特に0.2〜20重量%用いるの
が好ましい。
本発明で用いる感光性化合物(0としては、例えば、 β−クロロエチル桂皮酸エステル β−ブロモエチル桂皮酸エステル β−ブロモエチルシンナミリデン酢酸エステル β−ブロモエチルフリルアクリル酸酸エステル−β−ブ
ロモエチルオキシカルボニルペンザルアセトフェノン 4−クロロアセトキシスチルベン β−クロロエチル−p−アジドベンゾエートβ−ブロモ
エチル−p−アジドベンゾエートp−アジド安息香酸ク
ロライド 桂皮酸クロライド シンナミリデン酸クロライド β−フリルアクリル酸クロライド p−クロルカルボニルスチルバゾール m−スルホニルアジド安息香酸クロライドp−アジド桂
皮酸クロライド p−(β−クロルカルボニルエトキシ)スチルバゾール 等が挙げられる。
感光性化合物(Gは共重合体(匂に対し0.1〜30重
量%用いるのが好ましく、特に0.2〜20重量%用い
るのが好ましい。
共重合体り又は(J)は、原料モノマーを混合し必要な
らば溶媒にし希釈し、従来の公知の重合技術を用いて重
合することにより容易に作成できる。
共重合体(Elに対して感光性化合物(Gを反応させる
と、感光性化合物(0は共重合体(Dに4級化反応又は
エステル化反応によりペンダントに反応する。この4級
化反応又はエステル化反応は公知であり、従来公知の方
法により反応させることができる。
本発明において、可染性感光性樹脂■を用いて基材表面
に皮膜を形成させる場合、可染性感光性樹脂■は溶剤に
溶解して必要に応じ光反応開始剤を加え、これを基材表
面に塗布することにより行うことができる。
溶剤としては可染性感光性樹脂0を良く溶解するものが
好ましく、例えば、ジオキサン、2−メトキシエタノー
ル、2−エトキシエタノール、トルエン、キシレン等が
挙げられる。これらは1種又は2種以上を混合して用い
てもよ(その使用量は、基材表面に可染性感光性樹脂を
塗布する方法に従って適当な粘度となるように用いるの
が好ましい。
光反応開始剤としては種々のものが使用出来例えば次の
ものがあげられる。
ニトロベンゼン p−ニトロジフェニル m−ニトロアニリン p−ニトロアニリン 2.4−ジニトロアニリン ピクラミド 2−クロロ−4−ニトロアニリン 2.6−シニトロー4−ニトロアニリンp−ニトロフェ
ノール 9−アントラアルデヒド アセトフェノン ベンゾフェノン ジベンザルアセトン ベンジル p、p−ジメチルアミノベンゾフェノンppp−テトラ
メチルジアミノベンゾフェノン(ミヒラーケトン) ゛ 1.4−ナフトキノン アントラキノン 1.2−ベンゾアントラキノン 1、9−ベンゾアントラキノン 2−ケト−3−アザ−1,9〜ベンゾアントロン 3−メチル−1,3−ジアザ−1,9−ベンゾアントロ
ン 2−ニトロフルオレン 2.7−ジニトロフルオレン 2.5−ジニトロフルオレン 1.8−フタロイルナフタレン 2−クロロ−1,8−フタロイルナフタレン4−クロロ
−1,8−フタロイルナフタレン4−プロモー1.8−
フタロイルナフタレン5.6−シニトロアセナフテン 5−ペンソイルアセナフテン アセナフテン ピレン アクリドン α−ナフトキノン 5−ニトロアセナフテン 2−ニトロフルオレン 1−二トロビレン クロロー1.2−ベンゾアントラキノン1.8−フタロ
イルナフタレン 9−フルオレノン ジフェニルジスフィト p−ニトロベンズアルデヒド ローベンゾキノン フェノール アセトフェノン アントロン ベンズアルデヒド ベンゾフェノン フェナントレン ナフタレン 2−ニトロフルオレン 5−ニトロアセナフテン クリセン p−ニトロアニリン ベンジル N−アセチル−4−ニトロ−1−ナフチルアミン ベンゾキノン 4−ニトロ−1−ナフチルアミン アントラセン チオキサントン系化合物 これらは1種又は2種以上の混合系でも良くその使用量
は可染性感光性樹脂U】00重量部に対して30重量部
以下、好ましくは10重量部以下とすることが好ましい
可染性感光性樹脂溶液を基材に塗布すると、塗布後浴剤
は揮散し、後に基材表面上に皮膜が形成される。この皮
膜の膜厚は例えば0.2〜100ミクロンの任意の厚さ
とすることが出来る。
基材としては、ガラス、プラスチック等が使用できる。
上記のようにして基材表面に形成された皮膜は活性光線
を照射し反応させることにより硬化皮−よる。
活性光線としては、例えば可視光線、紫外線、X線、電
子線等が挙げられる。
次に硬化させた樹脂(tf!化皮膜〕をアニオン性染料
にて染色する。アニオン性染料としてはカラーインデッ
クス(5ociety of Dyers and C
o1ou−rists発行)にC−I Ac1dとして
記載されている酸性染料、同じ< C−I Direc
tとして記載されている直接染料及び同じ(C−I R
eactiveとして記載されている反応性染料等が挙
げられるが、特に酸性染料が好ましい。酸性染料として
はC,I AcidYellow 17、同49、同6
7、同72、同127、同110、同135、同161
、C0I Ac1d Red 37、同50、同111
、同114、同257、同266、同3]7、C−lA
c1d Blue 4 ]、同同83同90、同】】3
、同】29、同】82、同125、C−IAcidQr
ange 7、同56、C−lAc1d Green 
25、同41、C0IAcid Violet 97、
同27、同28、同48等が挙げられる。
これらを用いて染色する方法は染料0.01〜200重
量部を水1000重量部に溶解する。
この除液のpHは弱アルカ11〜酸性の範囲で良い。
この染料浴液にて室温〜300℃の温度範囲で染色する
ものであるが、高温で染色すると短時間で染色物を得る
ことが出来るので高温で行うことが好ましい。このよう
にして染色を行ったのち染色物を取出し乾燥を行うと表
面皮膜が染色された染色物が得られる。
なお、本発明の方法によりストライプ又はモザイク状等
の染色物を作成する場合、例えば次のよ5な簡単な方法
で鮮明な解像度のよい模様を有する染色物を得ることが
出来る。
即ち、可染性感光性樹脂■を用い前記の方法によりガラ
ス板等の基材表面に硬化皮膜を形成させ、その上に感光
性樹脂膜を形成しマスクを用いて露光し、現像して1色
目のストライプ又はモザイク状等の部分を除去した染色
マスクを設けた後に所定の分光特性を有する染料で染色
し、該染色マスクを除去し又は除去しないまま再び皮膜
の上に感光性樹脂膜を形成し、同様に露光現像し2色目
のストライプ又はモザイク等の部分を除去した染色マス
クを形成し、染色しこの操作を繰返すことKより順次皮
膜をストライプ又はモザイク状等に染色する方法により
、基材表面を複数の色で鮮明にストライプ又はモザイク
状等に染色した染色物が得られる。
このような簡単な方法により複数の色で鮮明にストライ
プ又はモザイク状等に染色した染色物が得られるのは、
可染性感光性樹脂■を用いたことによる。
即ち、従来公知の可染性感光性樹脂を用いて上記の方法
により複数の色でストライプ又はモザイク状に染色した
染色物を作成しようとすると、染色マスク即ち防染膜と
可染性皮膜(硬化皮膜)との密着性が不充分で、染色中
に染色マスクに被覆された部分、即ち目的の色に染色し
ようとするストライプ又はモザイク模様部分以外の部分
へ染料かにじみ出し、鮮明な解像度の良いストライプ又
はモザイク模様の染色物を得ることは出来ない。
従って、従来公知の可染性感光性樹脂を用いて解像度の
よいストライプ又はモザイク状の染色物を得ようとする
場合、可染性感光性樹脂を適当な濃度に希釈した溶液を
基材表面に塗布し次にマスクを介して露光現像して第1
色目のストライプ又はモザイク状の可染性樹脂膜を形成
させ、これを所定の分光特性を有する染料により染色し
、次にこの皮膜を防染膜でコートし、再びこのガラス板
に同様の方法で可染性樹脂膜を形成させ露光現像して2
色目のストライプ又はモザイク状の可染性樹脂膜を形成
させ2色目の染料で染色し、再び防染膜をコートし、こ
の操作を順次繰返し、所望のカラーフィルター等の染色
物を作成するという極めて煩雑な方法を採用する必要が
あった。
更に、この煩雑な方法によれば、ストライプ又はモザイ
ク状等の可染性樹脂膜の形成、染色、防染膜のコート操
作を繰返し行う為に防染膜の層が幾重にも重なり、製品
全体の染色膜が厚いものになり、液晶TV用カラーフィ
ルターとしては視野角が狭いとか透明度が低下する等の
問題を生ずる。
これに対し、本発明によれば、可染性感光性樹脂■を用
いているため前記のような簡単な手段で鮮明な解像度の
よい模様を有する染色物を得ることが出来、得られる染
色物(染色基材)の染色膜が薄いため透明性もよ(視野
角も広くよって、特に液晶テレビ用カラーフィルターの
作成法として優れたものである。
なお、前記簡単な方法において用いられる感光性樹脂と
してはポジ型のもの又はネガ型のものが用いられる。
ポジ型のものとしてはAZIIIS(ヘキストジャバン
社)、0FPR77(東京応化工業■〕等がある。
(実施例) 以下、実施例により本発明の詳細な説明する。
なお実施例中「部」は「重量部」を示す。
実施例1〜4、比較例1 表        1 上記表−1処方の液体を窒素雰囲気中75〜80℃で5
時間重合反応を行わせたのち、この重合溶液に1各々、
β−ブロモエチル−p−アジドベンゾエート8部を添加
、70℃、2時間反応を行わせた。
この反応溶液にエチルセロソルブ250部及びカヤキュ
アーDETX (日本化薬■社製、チオキサントン系光
反応開始剤)10部を添加し可染性感光性樹脂液とした
。この可染性感光性樹脂液をガラス板に塗布し、次にこ
のガラス板を100℃、20分間乾燥したのち紫外線硬
化を行った。
この可染性感光性樹脂の硬化皮膜の厚さは0.9μであ
った。次にこの硬化皮膜の上に更にAZIIIS(ヘキ
ストジャバン社製)をスピンナにて400Orpm、 
20秒塗布した。次にこのガラス板を80℃、20分間
乾燥したのちモザイク状マスクを介して露光し、現像液
AZ303(ヘキストジャバン社製)4倍希釈液にて1
分間現像後水洗す、ると未露光部にAZIIISの防染
膜が残り、露光部にはモザイク状の可染性感光性樹脂の
硬化皮膜が現われる。
次にこのガラス板をブルー5p(日本化薬社裂、カラー
フィルター用染料)0.1%溶液で65℃、3分間染色
すると露光部のみがモザイク状に青色に染色されたガラ
ス板が得られた。
更にこのガラス板にAZIIISを400 Orpm。
20秒塗布した。次にこのガラス板を80℃、20分間
乾燥したのちモザイク状マスクを介して未染色部の一部
を露光し、前回同様現像水洗操作を行ったのちレッド1
4p(日本化薬社製カラーフィルター用染料)0.1%
溶液で65°C5分間染色すると青色の他に赤色が入り
混ったモザイク状に染色されたガラス板が得られた。
更にこのガラス板に上記の処方でAZIIISを塗布、
乾燥、未染色部の露光、現像、水洗操作を行ったのち、
グリーンIp(日本化薬社製、カラーフィルター用染料
)0.1%溶液で65℃10分間染色し、このガラス板
を乾燥し、次にこれを酢酸エチル溶液に浸漬し、未露光
部のAZIIIS防染膜剥離を行うと背合及び赤色の他
に緑色が入り混ったモザイク状に染色されたガラス板が
得られた。未露光部の防染膜剥離を次のように行っても
同様の結果が得られた。即ち未露光部を紫外線照射し現
像液AZ303.4部希釈液にて処理を行い水洗、乾燥
を行っても同様の結果が得られた。
実施例1〜4及び比較例1で得られたこれらのガラス板
のモザイク模様の染色性及び顕微鏡観察結果は表−2の
通りであった。
表  −2 表−2のように実施例1〜4に於いては染色性は良であ
り、非露光部への染料のにじみもなKじみも相当あり、
染色膜の割れもありカラーフィルターとしては不満足の
ものであった。
実施例5〜9、比較例2゜ 表  −3パ (表中数字は部を示す〕 上記表−3処方の液体な窒素雰囲気中75〜80℃、5
時間重合反応を行わせたのち、この各重合溶液にN−メ
チルピロリドン150部、エチルセロソルブ100部、
1.3−ビス(4′−アジドベンザル)−2−プロパノ
ン2部を添加溶解し、可染性感光性樹脂液とした。この
可染性感光性樹脂液をガラス板に塗布し、次にこのガラ
ス板を100℃、20分間乾燥したのち、紫外線硬化を
行った。
この可染性感光性樹脂の硬化皮膜の厚さは0.9μであ
った。KKこの硬化皮膜の上に更にAZIIISをスピ
ンナにて4000rpm120秒の条件で塗布した。
以下実施例1〜4と同じ操作を行った所、!色、赤色、
緑色の入り混ったモザイク状に染色されたガラス板が得
られた。実施例5〜9で得られたこれらのガラス板のモ
ザイク模様の染色性及び顕微鏡観察結果は表−4の通り
でありた。
表  −4 表−4のように実施例5〜9に於いては染色性は良であ
り、非露光部への染料のにじみもなく、染色膜の割れも
なかった。
参考の為に行った比較例2では染色性は不十分であり、
非露光部への染料のKじも相当あり染色膜の割れもあり
、カラーフィルターとしては不満足のものであった。
実施例10.11.  比較例3゜ 表  −5 上記表−5処方の液体を窒素雰囲気中、活性光線の存在
しない状態で60〜65℃にて重合反応を行わせたのち
この各重合溶液にN−メチルピロリドン100部、エチ
ルセロソルブ150部、4,4′−ビス(ジメチルアミ
ノ)ベンゾフェノン5部を添加溶解し、可染性感光性樹
脂液とした。この可染性感光性樹脂液をガラス板に塗布
し、次にこのガラス板を100℃、20分間乾燥したの
ち、紫外線硬化を行った。
この可染性感光性樹脂の硬化皮膜の厚さは0.8μであ
った。次にこの硬化皮膜の上に更忙AZIIISをスピ
ンナにて400 Orpm、20秒の条件で塗布した。
以下実施例1〜4と同じ操作を行った所、青色、赤色、
緑色の入り混ったモザイク状に染色されたガラス板が得
られた。実施例10.IIで得られたこれらのガラス板
のモザイク模様の染色性及び顕微鏡観察結果は表−6の
通りであった。
表  −6 表−6のよ5に実施例10.11に於いては、染色性は
良であり、非露光部への染料のにじみもな(、染色膜の
割れもなかった。参考の為に行った比較例3では染色性
が不充分であり、非露光部への染料のKじみ、染色膜の
割れが認められた。
実施例12゜ 実施例1と同様の処方てて作成した重合溶液300部に
p−アジド安息香酸クロライド9部を加え60℃、2時
間反応を行った。
次にこの反応溶液を再沈法により精製した。このポリマ
ー10部にエチルセロソルブ40部及びカヤキュアーD
ETX 1部を添加し、可染性感光性樹脂、液とした。
この可染性感光性樹脂液を用いて実施例1と同様の操作
を行った所、染色性は良好であり、非露光部への染料の
にじみもなく、染色膜の割れもなかった。
(発明の効果) 本発明によれば、得られるカラーフィルター等の染色基
材の染色性は良好であり、又、染色皮膜は柔軟性に優れ
染色皮膜が割れやすいという欠点も解消され、更に簡単
な方法で容易に鮮明な解像度のよいストライブ又はモザ
イク等の模様を有する染色基材が得られる。
従来、可染性樹脂膜の上にストライブ又はモザイク等の
模様に防染膜を密着させて染色する方法は、可染性樹脂
膜と防染膜との密着性が不充分で、染色中に防染膜に被
覆された目的以外の部分へ染料かにじみ出し鮮明な解像
度の良いストライブ又はモザイク模様の染色物を得るこ
とは出来なかった。
しかしながら、本発明によれば可染性感光性樹脂■を用
いたことにより、防染膜との密着性がよ(なり、染色中
に防染膜に被覆された目的以外の部分へ染料かにじみ出
すことがなく、上記のような可染性樹脂膜を一回形成さ
せるだけでよい簡単な方法によっても、鮮明な解像度の
よいストライプ又はモザイク状等の模様を有する染色物
を得ることが出来、又、得られる染色物(染色基材)は
、カラーフィルターとしては従来法のものに比して染色
膜が薄いので透明性も良く、視野角が広く、液晶TV用
カラーフィルターとして好適である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、(1)a)アニオン性染料と親和性を有する基を有
    するビニル系モノマー(A)5〜80重量%、 b)ビニル系モノマー(A)以外の親水性モノマー(B
    )5〜60重量%、 c)一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中RはH又はCH_3を、nは4〜8 の値を示す。)で示されるモノマー(C)5〜60重量
    %、 d)モノマー(C)以外の疎水性モノマー(D)0〜3
    0重量% よりなる共重合体(E)に、感光剤(F)を加えること
    により及び/又は感光性化合物(G)を反応させること
    により得られる可染性感光性 樹脂(H)、又は (2)a)上記ビニル系モノマー(A)5〜80重量%
    、 b)上記親水性モノマー(B)5〜60重量%、c)上
    記モノマー(C)5〜60重量%、 d)上記疎水性モノマー(D)0〜30重量%、e)感
    光性基を有するモノマー(I)0.1〜30重量% よりなる共重合体(J)からなる可染性感光性樹脂(H
    )を用いて基材表面に皮膜を形成させ活性光線を照射し
    反応させ、次に得られる 硬化皮膜をアニオン性染料にて染色するこ とを特徴とする基材表面皮膜の染色法。
JP61035300A 1986-02-21 1986-02-21 基材表面皮膜の染色法 Pending JPS62194203A (ja)

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