JPS62193232A

JPS62193232A - 磁心

Info

Publication number: JPS62193232A
Application number: JP61035691A
Authority: JP
Inventors: Hideo Hishijo; 菱城　秀夫; Makoto Yoshimura; 真吉村
Original assignee: Victor Company of Japan Ltd
Current assignee: Victor Company of Japan Ltd
Priority date: 1986-02-20
Filing date: 1986-02-20
Publication date: 1987-08-25

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】（Ｒ業上の利用分野）本発明は、テレビジョン受ｉ機のＣＲＴ　（Ｃａｔｈｏ
ｄｅ　　Ｒａｙ　　Ｔｕｂｅ）画像表示装置に陽１〜電
圧を供給するためのフライバックトランス等に用いられ
る磁心に関し、特にこの種磁心からの漏れ磁界を低減し
得るようにしたものである。

（従来の技術）最近、世界的にテレビジョン受像ａ竹のＣＲＴ画像表示
装置からの不要電磁界放射による他の電子機器への影響
及び妨害を防止するため、年々厳しい法規制が検討され
ており、その中でも１４に厳しい法規制を設けている西
ドイツにＪ３いては、米国における周波数規制範囲が４
５０ｋＨｚ・〜１ＧＨ２であるのに対し、１０ｋＨｚ　
〜１ＧＨｚと広く規制している。この西ドイツにおける
周波数規制ｇｉＡ［ｌｌＩのうち、テレビジョン放送イ
へ号の水平偏向周波数の基本波および高調波が問題とな
る１０ｋｌ−Ｉ　Ｚ〜５００　ｋ　ｌ−１ｚの周波数範
囲において、西ドイツの不要電磁界放射の規定値を満足
させるため、従来はＣＲＴ画像表・示５Ａ置のキトビネ
ッ１−を金属化したり、導電塗装したり、シャーシ全体
を金属でシールドしたりしていた。

（発明が解決しようとする問題点）しかるに、上記の如く、キャビネツ１〜を金属化したり
、導電塗装したり、シレーシ全体を金属でシールドした
りすると、非常に」ス１−がかかり、かつ、ＣＲＴ画像
表示装置の生産性が悪い笠の問題点があった。

（問題点を解決するための手段）本発明は上述の如き実情に鑑みてなされたものであり、
フライバックトランスからの漏れ磁界が」記不要電１１
界放射の要因どなっていることに着目し、このような不
要電１ａ￥１射を低減し得るような磁心を提供すること
を目的とする。

そして、本発明は上記目的を達成するために、磁心を、
第１図に示す（４）く、主磁路を形成する１組のＵ型又
はｔＪＩ型磁心本体４の一方側部１と他方側部２とが閉
磁路を形成するように、突き合わせ面に磁気飽和をさ【
プるための空隙部３を設番フで互いに突き合わせるとと
もに、この磁心本体４と連結部５を介して一体的に形成
され、上記磁心本体４の一方側部１と他方側部２とを結
ぶ主磁路と略直交するもう一つの閉磁路を形成する補助
磁心部６とから構成した。

（作　用）上述の如き本発明に係る磁心においては、この磁心７を
用いたフライバックトランスからの漏れ磁界の発生を低
減させることができる。

すなわち、一般にテレビジョン受像機のフライバックト
ランスに用いられる磁心としては第２図に示す如く、１
組のＵ型磁心又はＵＩ型磁心１０゜１１とを、磁気飽和
をさけるためにギャップスペーサ１２を介して互いに突
き合せてＶｒ１磁路を形成したものが多く用いられてい
る。

そして、本願発明者は鋭意研究の結果、上述の如き構成
の磁心から漏れ磁界が発生する原因が、上記磁心１０，
１１の脚部１０ａ、　１１ａ又は１ｏｂ、１１ｂ　１．
：巻回した一次側コイル１３にｒｊＡ歯状波電流を流し
たときに、−５側の磁心１０の脚部１０ａ、１０ｂを結
ぶバ一部１０ｃの磁束密度Ｂ＋と他方側の磁心１１の脚
部１１ａ、　１１ｂを結ぶバ一部１１ｃの磁朱密１（Ｂ
２の向きが互いに逆方向で大きさが異なる点にあること
を解明した。

そこで、本願発明者は、これら各磁束密度Ｂ＋。

Ｂ２の差をできる限り小さくするために、前述の本発明
に係る磁心７の如く、磁心本体４と一体的に形成される
とともに、空隙部３を介して突ぎ合された一方側の磁心
１の脚部１ａ、１ｂを結ぶバ一部１Ｃと他方側の磁心２
の脚部２ａ、２ｂを結ぶバ一部２ｃとを連結部５を介し
て短絡する磁路を形成する補助磁心部６を設けた。これ
により、上述の如き磁心７のバ一部ＩＣ，２Ｃの磁束密
度の差を小さくすることができ漏れ磁界の発生を低減す
ることができた。

また、本発明に係る磁心７においては、上記補助磁心部
６がシールド効果を発揮する。

従って、この補助磁心部６を、第３図にポリ如く、前記
磁心本体４に対して所望する位置に配設することにより
、この磁心本体４から発生する任意な方向への漏れ磁界
をシールドすることができる。

そして、本発明に係る磁心７は、上述の如さ・２つの効
果により、この磁心７からの漏れ磁界を大幅に低減する
ことができる。

（実　施　例）以下、本発明に係る好適な実施例を図を用いて詳細に説
明する。

本実施例に係る磁心７は、例えばＭｎ−ＺｎあるいはＮ
ｉ−Ｚｎ等のフエライ］・材料によって形成された磁心
７の上半休部７ａと下半休部７ｂとを閉磁路を形成する
ように互いに突き合せて構成されている。

そして、上記上半休部７８及び下半体７ｂは、各々巻線
が巻回され、上記一方側部１と他方側部２を各々構成す
る脚部１ａ、１ｂ及び２ａ、２ｂとが一体的に形成され
て成り、これらを互いに突き合ぼることにより口状の主
磁路が形成される。

また、上記磁心７の上半休部７ａと下半休部７ｂのバ一
部ｉＣ，２Ｃの両側面には図示の如く連結部５を介して
補助磁心部の脚部６ａ、６ｂが一体的に形成されており
、上記上半休部７ａと下半休部７ｂとを上述の如く突ぎ
合せることにより上記補助磁心部の脚部６ａ、６ｂの各
端面が密着して突さ合されるように構成されている。

そして、上記磁心７を突き合せて構成した場合、十ｒ４
１路の一方の脚部ｉａ、２ａ又は１　ｂ　、　２　ｂの
いずれか一方又は両方の長さを上記補助磁心１１５６の
脚部６ａ、６１）の長さよりも）、０く形成することに
より、主磁路の磁気飽和をさけるための任意の空隙長の
磁気ギＡ・ツゾ３を設（Ｊることができる。これにより
、上記補助磁心部６の磁路に空隙部を設ＧＪることなく
、主磁路に磁気ギトツブを形成することができるととし
に、七記上゛１′一体部７ａと下半体部７Ｃのバ一部１
ｃ、２ｃを短絡さけることがでさるようになっている。

なお、上記補助磁心部６等の肉厚や幅は、その目的９強
Ｉ！Ｉ等に応じて設定すればよく、また、上記磁心本体
４に対するこれら補助磁心部６等のイひ「′１もｔの目
的等に応じて設定すればよい。

ぞして、上述の如き構成の磁心７によれば、萌述の如く
この磁心７からの漏れ磁界を大幅に低減すく５ことがで
きる。

従って、このような磁心７を、特にプレビジ」ン受像Ｉ
Ｊ等におけるフライバック１−ランスに用いれｔ、【、
第４図に示す如くこのフライバックトランスからの不要
゛電磁界放射を低減することができ、先に述べた各種法
規制に対応する上で極めて有効である。

なお、第４図は、上述の如さ補助磁心部６を右する磁心
７を用いたフライバックトランスをテレビジョン受像器
に取り付け、水平偏光周波数（１５，７５ｋ）１２）で
動作させ、ＶＤＥの測定法に基づきこのテレビジョン受
像器から半径３ｍの円周上の各角度位置にＪ３ける測定
点において漏れ磁界を測定した値であり、図中実線は本
発明に係る磁心７をフライバックトランスに装着した場
合であり、破線は従来の磁心を装着した場合を各々示す
。

（発明の効果）上述の説明から明らかなように、本発明によれば、磁心
本体と一体的に形成される補助磁心部を設けることにに
す、この磁心からの漏れ磁界の発生を大幅に低減するこ
とができ、フライバックトランスをはじめとする各種ト
ランスにおける不要電磁界放射を穫めて有効に防止する
ことができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に係る磁心の実施例を示す斜視図、第２
図は一般的な磁心を模式的に示す図、第３図（Ｊ本発明
に係る磁心の磁心本体と補助磁心部との相対位置関係を
模式的に示す図、第４図は本発明に係る磁心を用いたフ
ライバックトランスが組み込まれたテレビジョン受像器
の指向特性を示す図である。１・・・一方側部、２・・・他ブノ側部、３・・・磁気ギャップ、４・・・磁心本体、５・・・連結部、６・・・補助磁心部、７・・・磁心。７１　困

Claims

【特許請求の範囲】

（１）主磁路を形成する１組のＵ字型又はＵＩ型磁心本
体と、この磁心本体と連結部を介して一体的に形成され
、かつ上記磁心本体を閉磁路を形成するように互いに突
き合わせた場合にもう１つの閉磁路を形成する補助磁心
部とを備えたことを特徴とする磁心。
（２）磁心本体は、閉磁路を形成するように補助磁心部
を互いに突き合わせた場合に、主磁路を形成する磁心本
体の突き合わせ面に空隙が形成されるようににしたこと
を特徴とする特許請求の範囲第１項記載の磁心。