JPS62190B2 - - Google Patents

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JPS62190B2
JPS62190B2 JP9856177A JP9856177A JPS62190B2 JP S62190 B2 JPS62190 B2 JP S62190B2 JP 9856177 A JP9856177 A JP 9856177A JP 9856177 A JP9856177 A JP 9856177A JP S62190 B2 JPS62190 B2 JP S62190B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
copolymer
acrylic
weight
methylolmelamine
component
Prior art date
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Expired
Application number
JP9856177A
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English (en)
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JPS5432543A (en
Inventor
Ichizo Koga
Tsutomu Mori
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Synthetic Chemical Industry Co Ltd
Original Assignee
Nippon Synthetic Chemical Industry Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Synthetic Chemical Industry Co Ltd filed Critical Nippon Synthetic Chemical Industry Co Ltd
Priority to JP9856177A priority Critical patent/JPS5432543A/ja
Publication of JPS5432543A publication Critical patent/JPS5432543A/ja
Publication of JPS62190B2 publication Critical patent/JPS62190B2/ja
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  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
  • Adhesives Or Adhesive Processes (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
本発明は架橋性能を改良したアクリル系の感圧
性接着剤に関するものである。 従来溶液型アクリル系感圧性接着剤の凝集力を
向上させるためにポリイソシアネート或いはブチ
ル化メチロールメラミン、その他の架橋剤を使用
することが一般的となつているが、アクリル系共
重合体中にアクリル酸、メタクリル酸などのカル
ボキシル基を含有するものはポリイソシアネート
添加後のポツトライフが短かく、せいぜい12時間
程度で白化或いは増粘、ゲル化の傾向が見られ、
又架橋物性が安定するのに室温放置で4〜5日以
上の時間を要していた。又ブチル化メチロールメ
ラミン添加の場合はカルボキシル基との反応速度
が遅く、キユア条件をたとえば100℃を越えるよ
うにシビアにするか、熟成によつて促進させない
と架橋物性が安定しないという欠点があつた。 しかるに本発明者らはこのような欠点のない感
圧性接着剤を得るべく鋭意研究を重ねていたが、
アクリル系共重合体としてイタコン酸を0.1〜10
重量%含有するものを用い、この共重合体とアル
キル化メチロールメラミン特にブチル化メチロー
ルメラミンとを組合せて使用するときはごく短時
間の加熱で架橋反応がすみやかに進むこと、又室
温においてすら架橋反応が進行するという事実を
見出し、本発明を完成するに至つた。 本発明の感圧性接着剤は常温架橋型という特性
をもち、 イタコン酸(a) 0.1〜10重量% 炭素数4〜12のアクリル酸 アルキルエステル又は(及び) 炭素数8〜16のメタクリル酸 アルキルエステル(b) 50〜99.9重量% これらと共重合可能な他の ビニルモノマー(c) 0〜49.9重量% の組成を有するアクリル系共重合体(A)とアルキル
化メチロールメラミン(B)を有機溶剤に溶解してな
るものである。 従来感圧性接着剤に用いるアクリル系共重合体
中の官能成分としてはアクリル酸、メタクリル
酸、無水マレイン酸、2−ヒドロキシエチルアク
リレート、2−ヒドロキシエチルメタクリレート
などが主として使われていた。しかるに本発明は
イタコン酸の特異性に着目したものであり、アク
リル系共重合体中にイタコン酸を0.1〜10重量%
含有することを必須要件とする。イタコン酸含量
0.1重量%未満では所期の架橋性能を付与するこ
とができず、一方イタコン酸含量が10重量%を越
えるときは共重合体が硬くなり、接着剤として初
期粘着性に欠け、特に低温時において問題が生ず
る。 (b)成分は共重合体の骨格成分とも言うべき成分
であり、アクリル系共重合体に適度の粘着性を付
与する。該成分は炭素数4〜12のアクリル酸アル
キルエステル又は(及び)炭素数8〜16のメタク
リル酸アルキルエステルから構成される。炭素数
3以下のアクリル酸アルキルエステル又は炭素数
7以下のメタクリル酸アルキルエステル、或いは
炭素数13以上のアクリル酸アルキルエステル又は
炭素数17以上のメタクリル酸アルキルエステルは
共重合体に硬さを与け、感圧性接着剤としての初
期接着性が不充分となるので共重合体の主成分た
る(b)成分としては適当でない。しかし次に述べる
(c)成分としては用いうる。なお上記における炭素
数とはアクリル酸エステル又はメタクリル酸エス
テルが有するすべての炭素数を云う。(b)成分の含
量は50〜99.9重量%の範囲から選択され、この(b)
成分が50重量%未満にもなることは共重合体自体
の柔軟性が損なわれる結果感圧性接着剤として不
適当となり、一方この成分が99.9重量%を越すと
きは相対的に(a)成分であるイタコン酸成分の量が
過少になり、架橋性能を損なうようになる。 次に(c)成分は前記(a)及び(b)成分と共重合可能な
ビニルモノマーから構成される。この成分は必須
成分ではなく全く用いなくてもよいが、ある程度
用いる方が共重合体の物性バランス上好ましいこ
とが多い。ただし最高でも49.9重量%にとどめる
べきである。かかる(c)成分としては酢酸ビニル、
プロピオン酸ビニル、バーサチツク酸ビニルなど
のビニルエステル、炭素数が3以下又は13以上の
アクリル酸アルキルエステル、炭素数が7以下又
は17以上のメタクリル酸アルキルエステル、スチ
レン、ビニルトルエンなどのスチレン系モノマ
ー、アクリロニトリル、メタクリロニトリル、ジ
ブチルフマレート、ジオクチルマレエート、ジオ
クチルフマレート、ビニルエーテルなどが感圧性
接着剤としての本質的性状を変えない限り使用す
ることができる。 上記組成を有するアクリル系共重合体にはアル
キル化メチロールメラミンが配合される。後者の
アルキル基の炭素数は3以上とするのがアクリル
系共重合体との相溶性の点で望ましい。特に好ま
しいのは塗料、接着剤等の分野で汎用されている
ブチル化メチロールメラミンである。このものは
たとえば中性ないしアルカリ性にしたホルマリン
にメラミンを加えて加熱し、ついでブタノールを
加え加熱する方法、ホルマリン、メラミン及びブ
タノールを同時に反応させる方法などにより製造
される。得られたブチル化メチロールメラミンは
モノマー状か或いは縮合度が平均2〜3の縮合物
で、組成は1例をあげれば、ホルムアルデヒド:
メラミン:ブタノールの比が5:1:2である。
ブタノールとしてはn−ブタノールのほかイソブ
タノール、sec−ブタノールなども使用しうる。 一般に架橋剤として汎用されているポリイソシ
アネートを用いたのではポツトライフが短かい上
に、架橋物性が安定するのに非常に長時間を要す
る。アルキル化メチロールメラミンの配合量はア
クリル系共重合体中のイタコン酸成分に対し0.2
〜1.2当量程度用いられる。アルキル化メチロー
ルメラミンの配合量が余りに少ないと架橋性能が
不足して凝集力が不充分になり、一方余りに多い
場合は架橋が過度になり、初期粘着性、接着力が
低下するようになる。 さてアクリル系共重合体とアルキル化メチロー
ルメラミンとの混合は両者を芳香族炭化水素、エ
ステル類、含ハロゲン有機溶剤をはじめとする有
機溶剤又は混合溶剤(ただし均一混合可能なも
の)の溶液の形態で混合するのが通常である。 かくして得られた混合物はプラスチツクフイル
ム、シート、テープ、板、紙、織布、不織布など
任意の基材表面に層状に被覆される。 本発明の感圧性接着剤は封筒、袋物の封縅用、
粘着シート・フイルム・テープ、ラベル、標示
板、ステツカーなどの用途に有用である。 次に例をあげて本発明の感圧性接着剤をさらに
説明する。以下「部」、「%」とあるのはいずれも
重量基準で示したものである。 例 1 イタコン酸 2% 2−エチルヘキシルアクリレート 88% 酢酸ビニル 10% よりなる組成のアクリル系共重合体を酢酸エチ
ル−トルエンの75:25混合溶剤に溶解した40%濃
度の溶液(粘度は25℃で3000cps)100部にブチ
ル化メチロールメラミンの50%トルエン溶液(帯
国化学産業株式会社製カタリスト#30)1.0部を
添加、混合した後、厚み50μのポリエステルフイ
ルム上に固形分25g/m2となるように塗布し、
100℃で2分間乾燥後直ちにその粘着物性を側定
した。又加熱乾燥を行なわず、室温に1昼夜放置
乾燥を行なつたものについてもその粘着物性を測
定した。結果を第1表に示す。 対照例 1 アクリル酸 2% 2−エチルヘキシルアクリレート 88% 酢酸ビニル 10% よりなる組成のアクリル系共重合体を用いたほ
かは例1と同様にしてブチル化メチロールメラミ
ンを配合した。 対照例 2 ブチル化メチロールメラミンに代えてトリレン
ジイソシアネートとトリメチロールプロパンとの
アダクトを用いたほかは例1と同様にして実験を
行なつた。 対照例 3 ブチル化メチロールメラミンに代えてトリレン
ジイソシアネートとトリメチロールプロパンとの
アダクトを用いたほかは対照例1と同様にして実
験を行なつた。 対照例 4 メタクリル酸 2% 2−エチルヘキシルアクリレート 88% 酢酸ビニル 10% よりなる組成の共重合体を用いたほかは例1と
同様にしてブチル化メチロールメラミンを配合し
た。 対照例 5 無水マレイン酸 2% 2−エチルヘキシルアクリレート 88% 酢酸ビニル 10% よりなる組成の共重合体を用いたほかは例1と
同様にしてブチル化メチロールメラミンを配合し
た。 上記対照例1〜5の結果について第1表に合せ
て示す。
【表】
【表】 第1表からも明らかなように、例1においては
ポツトライフが長いので作業性が良い上に、粘着
物性が極めてすぐれている。即ちポリエステルフ
イルムに感圧性接着剤塗布後100℃×2分間とい
う短時間の乾燥のみで接着力は実用上差支えない
程度に充分に大きく、40℃雰囲気下の保持力テス
トでも24時間ノンクリープを示す。なお室温一昼
夜放置乾燥品も接着力は劣らず、保持力もかなり
大きい。又例1のボールNo.は8〜9であり、初期
粘着性の点でもすぐれている。 これに対し架橋剤としてブチル化メチロールメ
ラミンを用いても共重合体中に官能成分としてイ
タコン酸を用いていない対照例1,4及び5にお
いては保持力が著しく劣るので実用上使用に供し
えない。又イタコン酸成分を含む共重合体を用い
ても架橋剤としてポリイソシアネートを用いてい
る対照例2はポツトライフが短かいのが致命的で
あり、他の性質は良くてもこのポツトライフの点
で重大な制約を受ける。次にアクリル酸成分を含
む共重合体とポリイソシアネートとを組合せた対
照例3はポツトライフがなお不充分な上、架橋物
性が安定するのに時間がかかり、たとえば100℃
×2分間乾燥品では保持力はわずかに数分にすぎ
ない。 例 2 イタコン酸 8% n−ブチルアクリレート 92% よりなる組成の共重合体の40%酢酸エチル−ト
ルエン(75:25)混合溶剤溶液100部に例1で用
いたブチル化メチロールメラミンの50%溶液2部
を混合した後、厚み50μのポリエステルフイルム
上に固形分25g/m2となるように塗布し、100℃
で2分間乾燥後直ちにその粘着物性を測定した。 結果を第2表に示す。 例 3 イタコン酸 5% n−ブチルアクリレート 90% メチルメタクリレート 5% よりなる組成の共重合体を用いたほかは例2と
同様の実験を行なつた。結果を第2表に示す。 例 4 イタコン酸 2% ラウリルメタクリレート 80% 酢酸ビニル 18% よりなる組成の共重合体を用いたほかは例2と
同様にして実験を行なつた。結果を第2表に示
す。
【表】

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 (a)イタコン酸0.1〜10重量%、(b)炭素数4〜
    12のアクリル酸アルキルエステル又は(及び)炭
    素数8〜16のメタクリル酸アルキルエステル50〜
    99重量%及び(c)これらと共重合可能な他のビニル
    モノマー0〜49.9重量%の組成を有するアクリル
    系共重合体(A)とアルキル化メチロールメラミン(B)
    を有機溶剤に溶解してなる常温架橋性を有するア
    クリル系感圧性接着剤。 2 アルキル化メチロールメラミンがブチル化メ
    チロールメラミンである特許請求の範囲第1項記
    載の感圧性接着剤。
JP9856177A 1977-08-16 1977-08-16 Pressure-sensitive acrylic adhesive Granted JPS5432543A (en)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9856177A JPS5432543A (en) 1977-08-16 1977-08-16 Pressure-sensitive acrylic adhesive

Applications Claiming Priority (1)

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JP9856177A JPS5432543A (en) 1977-08-16 1977-08-16 Pressure-sensitive acrylic adhesive

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5432543A JPS5432543A (en) 1979-03-09
JPS62190B2 true JPS62190B2 (ja) 1987-01-06

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ID=14223082

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JP9856177A Granted JPS5432543A (en) 1977-08-16 1977-08-16 Pressure-sensitive acrylic adhesive

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Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5617663Y2 (ja) * 1976-05-07 1981-04-24
JPS5935583U (ja) * 1982-08-31 1984-03-06 神鋼アルフレツシユ株式会社 窓装置
JPS61258881A (ja) * 1985-05-10 1986-11-17 Hitachi Chem Co Ltd 放射線硬化型粘着剤組成物

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JPS5432543A (en) 1979-03-09

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