JPS62189820A

JPS62189820A - 雑音判別回路

Info

Publication number: JPS62189820A
Application number: JP61032406A
Authority: JP
Inventors: Ryuichi Ogawa; 隆一小川; Hirohisa Suzuki; 裕久鈴木
Original assignee: Sanyo Electric Co Ltd
Current assignee: Sanyo Electric Co Ltd
Priority date: 1986-02-17
Filing date: 1986-02-17
Publication date: 1987-08-19
Anticipated expiration: 2010-07-31
Also published as: JPH0771017B2

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】（イ）産業上の利用分野本発明は、雑音判別回路に関するもので、特に車載用の
ＦＭラジオ受信機に用いて好適な雑音判別回路に関する
。

（ロ）従来の技術移動しながらＦＭ放送の受信を行う車載用のＦＭラジオ
受信機の如き装置は、電界強度の変化に伴って発生する
雑音、いわゆるスキップノイズや、電波の多重伝搬路に
よる干渉に伴って発生する雑音、いわゆるマルチパス歪
等により受信妨害を受ける。前記受信妨害は、特開昭５
９−１９０７４６号公報に示きれる如く、ＦＭ検波回路
の出力信号中に含まれる高域雑音成分の検出を行い、検
出出力を用いて前記ＦＭ検波回路の出力信号中の高域成
分を減衰きせることにより除去出来る。

また、雑誌ＪＡＳ　ＪＯＵＲＮＡＬ　１９８１年１１月
号第３頁乃至第９頁に記載された１マルチパス防止アン
テナシステム」に示きれる如く、ＦＭ検波回路の出力信
号中に含まれる高域雑音成分を検出し、その検出出力に
応じて２種類のアンテナのうち受信状態の良好なアンテ
ナを選択して受信（いわゆるダイパーシティ受信）を行
い、受信妨害を除去する方法も提案されている。

（ハ）発明が解決しようとする問題点しかしながら、特開昭５９−１９０７４６号公報の高域
成分を減衰させる方法は、検波出力信号中の高域情報が
欠落する為音質の劣化を招くという問題があり、ＪＡＳ
　ＪＯＵＲＮＡＬのダイパーシティ受信方式は、車のエ
ンジンから発生するイグニッション雑音に対しても応答
する為、誤動作により電波状態の悪いアンテナの選択を
行うという問題があった。ところで、前記ダイパーシテ
ィ受信方式の場合、時定数回路等を設けて前記イグニッ
ション雑音による誤動作を防止することが出来る。しか
しながら、時定数回路を設けると、スキップノイズやマ
ルチパス歪に対する正常な検出を行う際の感度低下や速
度低下を招くという新たな欠点を生じ問題である。

（ニ）問題点を解決するための手段本発明は、上述の点に鑑み成されたもので、検波出力中
に含まれる雑音成分を検出する検出回路と、該検出回路
の出力信号中の所定レベル以上の成分に応じた第１パル
スを発生する第１パルス発生回路と、所定幅の第２パル
スを発生する第２パルス発生回路と、前記第２パルスの
発生期間中前記第１パルスの数を計数し、計数値が所定
値に達したとき出力信号を発生する計数回路とを備える
点を特徴とする。

（ホ）作用本発明に依れば、所定レベル以上の成分を所定期間に多
数含むスキップノイズやマルチパス歪を、前記所定レベ
ル以上の成分が少いイグニッション雑音と区別すること
が出来る。

（へ）実施例第１図は、本発明の一実施例を示す回路図で、（１）及
び（２）は位置をずらせて配置きれた第１及び第２アン
テナ、（３）は該第１及び第２アンテナ（１）及び（２
）を切換える為の切換回路、（４）は受信信号をＩＦ（
中間周波）信号に変換するフロントエンド、（５）はＩ
Ｆ増幅回路、（６）はＦＭ検波回路、（７）は検波出力
信号から左右ステレオ信号を分離するステレオマルチプ
レックス回路、（紳はバイパスフィルタ（９）及び雑音
検波回路（１０）から成り、ＦＭ検波回路（６）の出力
信号中に含まれる高周波雑音を検出する雑音検出回路、
（１１〉は前記雑音検出回路（旦）の出力信号中の所定
レベル以上の成分に応じた第１パルスを発生する第１パ
ルス発生回路、（襲）はレベル検出回路（１３）及び単
安定マルチバイブレータ（１４）から成り、前記雑音検
出回路（旦）の出力信号中の所定レベル以上の成分を検
出し、所定幅の第２パルスを発生する第２パルス発生回
路、（１５）は該第２パルスの発生期間中前記第１パル
スの数を計数し、計数値が所定値になったとき出力信号
を発生する計数回路、（１６〉は該計数回路（１５）の
出力信号に応じたトリガパルスを発生するトリガ回路、
及び（１７）は前記トリガ信号に応じて前記切換回路（
３）に制御信号を印加するＴ−ＦＦ回路である。

次に動作を説明する。切換回路（３）が図示の状態にあ
るとすれば、第１アンテナ（１）に受信されたＲＦ（ラ
ジオ周波）信号がフロントエンド（４）に印加きれ、Ｉ
Ｆ（中間周波）信号に変換された後ＩＦ増幅回路（５）
に印加される。前記ＩＦ信号は、ＩＦ増幅回路（５）で
増幅きれ、ＦＭ検波回路（６）で検波された後ステレオ
マルチプレックス回路（７）で左右ステレオ信号に分離
される。また、前記ＦＭ検波回路（６）の検波出力信号
は、雑音検出回路（旦）に印加されているので、前記検
波出力信号中に含まれる変調信号帯域よりも高域の雑音
成分が検出され、第１パルス発生回路（１１）及び第２
パルス発生回路（Ｌ８）に印加される。第１パルス発生
回路（１１）は所定のスレシホールドレベルｖ１を有し
、前記高域の雑音成分のレベルが前記スレシホールドレ
ベルｖ８を越えたとき出力パルスを発生する様に成きれ
ている。その為、第２図（イ）に示す高域の雑音成分が
第１パルス発生回路（１１）に印加されると、前記第１
パルス発生回路（１１）の出力パルスは、第２図〈口）
の如くなる。また、第２パルス発生回路（Ｌ２）を構成
するレベル検出回路（１３）も所定のスレシホールドレ
ベルＶ　＊　（Ｖ　＊　−Ｖ　ｓ又はＶ。

〜Ｖｔ）を有し、前記高域の雑音成分のレベルが前記ス
レシホールドレベルＶ、を越えたとき出力パルスを発生
ずる。そして、前記出力パルスは、単安定マルチパイプ
レーク（１４）に印加される為、第２パルス発生回路（
１２）の出力パルスは、第２図（ハ）の如くなる。第１
パルス発生回路（１１）からの第１出力パルスは、計数
回路（１５）にクロック信号として印加きれ、第２パル
ス発生回路（婬）からの第２出力パルスは前記計数回路
（１５）にセット入力信号として印加される。その為、
前記計数回路（１５）は、前記第２出力パルスの存在期
間中前記第１出力パルスの計数を行うことになり、計数
値が所定値に達すると、出力信号を発生する。前記出力
信号は、トリガ回路（１６）に印加され、それに応じて
発生するトリガパルスがＴ−ＦＦ回路（１７）に印加き
れる為、前記Ｔ−ＦＦ回路（１７）の出力が反転し、切
換回路（３）が図示と逆の状態に切換えられる。前記計
数回路（１５）は、第２パルス発生回路（１？）からの
第２出力パルスが無くなるとリセットきれ、計数が零に
戻る様に構成されているので、計数回路（１５）におけ
る計数は、前記第２出力パルスが発生する毎に行われる
。

いま、ＦＭラジオ受信機がスキップノイズやマルチパス
歪の影響を受けているとすれば、雑音検出回路（旦）の
出力信号中には多数のレベルの高い雑音成分が含まれる
ので、所定期間における第１パルス発生回路（１１）か
らの第１パルスの数が非常に多くなる。その為、計数回
路（１５）の計数値が所定値に達し、アンテナ切換が行
われる。それに対し、イグニッションノイズの如く繰り
返し間隔が長い雑音の場合は、所定期間における第１パ
ルス発生回路（１１）からの第１出力パルスの数が少く
、計数回路（１５）の計数値が所定値に達しない為、ア
ンテナ切換が行われない。単発のパルス雑音の場合も同
様の理由により計数回路（１５）から出力が発生せず、
アンテナ切換が行われない。従って、アンテナ切換が必
要なスキップノイズやマルチパス歪とアンテナ切換を必
要としないイグニッションノイズや単発ノイズとを区別
することが出来る。通常、スキップノイズやマルチパス
歪に応じて第１パルス発生回路（１１）から発生する第
１パルスの発生間隔は数マイクロ秒であり、イグニッシ
ョンノイズに応じて発生する第１パルスの発生間隔は数
百マイクロ秒であるから、第２パルス発生回路（１？）
からの第２出力パルスのパルス幅を百マイクロ秒程度に
設定すれば、２種の雑音の区別を行うことは極めて簡単
である。

第１アンテナ（１）を用いた受信中にスキップノイズや
マルチパス歪が発生し、切換回路（３〉が切換えられる
と、引き続き第２アンテナ（２〉を用いた受信が行われ
る。そして、前記第２アンテナ（２）による受信が妨害
を受けると、再度切換回路（３）が切換えられ第１アン
テナ（１）を用いた受信が継続する。その場合、第２パ
ルス発生回路（婬）の単安定マルチバイブレーク（１４
）で決まる時間中は、切換動作が行われないので、両ア
ンテナが妨害を受けていたとしても、切換が極く頻繁に
行われることは無く、切換のチャタリング現象が生じな
い。また、切換回路（３）から発生する切換雑音は単発
である為、これによる切換動作も防止し得る。

ところで、受信信号の電界強度が弱い場合、ＦＭ特有の
ランダムノイズ（いわゆるＦＭ三角ノイズ）が発生し、
本発明に依る雑音判別回路がこれを検出して誤動作する
危険がある。これを防止する為には、雑音検出回路（β
）にノイズＡＧＣ回路を付加すればよい。前記ノイズＡ
ＧＣ回路は、雑音検出回路（鞄の出力平均レベルに応じ
て雑音検波回路（１０）の入力信号のレベルを制御し、
前記雑音検出回路（旦）の出力信号中のランダムノイズ
のレベルを一定に保たんとするもので、そうすることに
より常時発生している雑音（ランダムノイズ）を抑制し
、変化の大きい雑音（スキップノイズやマルチパス歪）
の検出感度を高めることが出来る。

（ト）発明の効果以上述べた如く、本発明に依れば、スキップノイズやマ
ルチパス歪等の雑音をイグニッションノイズや単発ノイ
ズ等の他の雑音と区別して出力信号を発生する雑音判別
回路を提供出来る。また、前記スキップノイズやマルチ
パス歪等の雑音を、高感度で検出出来る雑音判別回路を
提供出来る。

更に実施例の如く、雑音検出回路の出力信号を用いて計
数回路の動作を制御すれば、スキップノイズやマルチパ
ス歪の発生と同時に判別動作が開始されるので、高速の
雑音判別回路を提供出来る。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明の一実施例を示す回路図、及び第２図
（イ）乃至（ハ）は、本発明の動作を説明する為の特性
図である。〈β）・・・雑音検出回路、　（１１）・・・第１パル
ス発生回路、　（耳）・・・第２パルス発生回路、　（
１５）・・・計数回路。出願人　三洋電機株式会社　外１名代理人　弁理士　　佐　野　静　夫第２図

Claims

【特許請求の範囲】

（１）ＦＭ受信機の検波出力中に含まれる雑音成分を検
出する雑音検出回路と、該雑音検出回路の出力信号中の
所定レベル以上の成分に応じた第１パルスを発生する第
１パルス発生回路と、所定幅の第２パルスを発生する第
２パルス発生回路と、前記第２パルスの発生期間中前記
第１パルスの数を計数し、計数値が所定値になったとき
出力信号を発生する計数回路とから成り、特定の雑音を
他の雑音と区別する様にしたことを特徴とする雑音判別
回路。