JPS62189035A - 浄油器 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［技術分野１ 本発明は使用済み、あるいは使用途上にある汚濁したて
んぷら油等の食用油を濾過する浄油器に閃する。

［背景Ｉ支矛日 本体容器内に瀘過体を収納した浄油器においては、油が
溢れてしまうことがないように、本体容器の上面開口か
らやや沈めたところに瀘過体を位置させなくてはならな
いが、実開昭５４−２０９６６号公報等に示された従来
の浄油器では、瀘過体を備えたケースを本体容器から取
り出すにあたり、ケースに把手がないために、取１）出
しが困難であるとともに、手指が油で汚れてしまうもの
であった。

［発明の目的］ 本発明はこのような点に鑑み為されたものであ１）、そ
の目的とするところは瀘過体の取１ン出しが容易である
ととらに手指が汚れるようなこともなく、しかも衛生的
である浄油器を提供するにある。

［発明の開示［ しかして本発明に係る浄油器は、本体容器と、把手を備
えて本体容器内に着脱自在に収容されるとともに上端に
把手を有するケースと、ケースに着脱自在に取り付けら
れる瀘過体と、本体容器の上部開口を閉じて上記ケース
及びその把手を覆う蓋とからなることに特徴を有して、
把手を備えたケースごと、瀘過体を取り出すことかて゛
きるようにしたものである。

以下本発明を図示の実施例に基づいて詳述すると、この
浄油器は、有底筒状であって上面開口に蓋４が取り付け
られる本体容器５内の上部に、瀘過体２．３及び補助瀘
過体１を配設したものであって、まず本体容器５につい
て説明すると、これは注ぎ口となるべき部分を外部に膨
出させた円筒体の底面に、底板となる円板を圧入溶接す
ることで有底筒状に形成されたもので、ステンレスやア
ルミニウム等の金属からなり、底板下面には台座６が取
り付けられ、周面における注ぎ口となる膨出部５４が形
成されている部分の反対側には、把手７が取り付けられ
ている。

合成樹脂によって形成されている台ｓＡ６は、本体容器
５の底板下面に底板金具６０を介して取り付けられてい
る。底板金具６０は本体容器５の底板下面に突設させた
位置決め用突起６５と係合する孔６６を有するものであ
るとともに、周部に雌ねじが切られた数個のカウンター
シンク部６７を、中央部に嵌合孔６８を備えたものであ
り、台座６中央の突部６１を嵌合孔６８に嵌合させるこ
とで位置決めされる台座６は、上記カウンターシンク部
６７にねじ込まれるビス６９により、底板金具６０を介
して本体容器５に固着される。

把手７は共に合成樹脂で形成された本体部７０とカバー
７１とから構成されるしので、上下一対の把手金Ｊｉｌ
−７６，７６を介して本体容器５に取り付けられている
。各把手／ｋ１４．’＃は、その基端が本体容器５に溶
接固着されたものであるとともに、先端面に雌ねじが切
られたカウンターシンク部７７を備えたものであり、本
体部７０がビス７８によって把手金ＪＡ７６に、そして
カバー７１がとスフ９によって本体部７０に取り付けら
れているものである。ここにおいて、本体部７０は上下
一対の把手金！４ニア　６．７６間に、手指が入れられ
ることとなる空間７４を形成しているのであるが、この
空間と本体容器５外周面との開には本体部７０と一体に
形成された仕切り片７２が位置して、把手７を握る手指
が本体容器５外周面に接触してしまうことがないように
されており、更に仕切り片７２自体ら本体容器５外周面
に接触せず、開に断熱空間７３をおくものとされている
。

更にこの把手７の上ｉｎは、上方の把手金具７６の更に
上方において、本体容器５外周面との開に上方及び両側
方に開放された空間７５を形成するものとされており、
後述する補助瀘過体１におけるつまみ１４をこの空間７
５に収めることがでさるようにされている。

次に本体育器５の構造について説明する。有底円筒状で
あり且つ注ぎ口となる部分が膨出部５４として形成され
ているこの本体容器５は、その上部内周面に沿って、ス
テンレスやアルミニウムのような金属からなる円形のリ
ング体５０が固着されたものとなっており、また注ぎ口
には注油口金具５５がｆ１脱自在に挿入されている。上
記リング体５０は、上下２　ｐ′ｉの環状突部５１，５
２と、これら環状突部５１，５２上りら上方に位置する
複ｒ！！Ｌ個の突部５３とを内方に突出させたものであ
って、上方の環状突部５１はその断面が台形状、下方の
環状突部５２はその断面が半円状となっており、そして
本体容器５内の上部空間を、リング体５０が囲む水平断
面が円形の部分と、膨出部５４として形成されている注
ぎ口の部分とに仕切っている。尚、本体容器５の上端部
及びリング体５０の上端部は、前把把手７の空間７５に
面する部分が切り欠かれたものとなっている。

注ぎ口となる膨出部５４は、本体容器５の上下方向の中
央よりやや下方のところから、本体容器５の上端に至る
まで形成されたものであって、上端は斜めに切り落とさ
れており、また上部内には前述のように注油口金具５５
が挿入されている。

膨出部５４の内面に突設された突部５６に下端が当接す
るまで挿入されているこの注油口金具５５は、水平断面
が半円状であり且つ水平断面における曲率が上方はど大
きくなるようにされているものであって、注ぎ口内に差
し込んだ時、前述のように切り落とされた膨出部５４の
上端よりも上方に突出するとともに、膨出部５４の内面
との間に空隙５７を生じさせるしのとなっている。

以上のように形成された本体容器５の上端開口を閉じる
蓋４は、主査４０と注油ｒｉ、４１との２つで構成され
ている。主査４０は、リング体５０の内周面に接するシ
ールリング４２が外周面に装着されたものであるととも
に、そのリング体５０内へのはめ込みと回松操作とによ
ってリング体５０における前記突部５３に係合する複数
個の係合溝４３が外周面に形成されたものであって、上
面には中央側はど深くなる一対の半円状四部を間隔をお
いて設けることによって両凹部間に形成されているつま
み部４４を備えており、更に上面のつまみ部４４の一端
側に凹所４５を備えている。

注油蓋４１は、主査４０に一端が枢支されているもので
、これを倒すと注ぎ口が閉じられて、ごみやほこり、虫
などの侵入が防止され、起こすと注ぎ口が開かれる。そ
してここにおける注油蓋４１の起倒操作による注ぎ口の
開閉は、主査４０の凹所４５内に配設されたばね４６に
よって、注油ｒｉ４１の起倒角度範囲の中程を境に、両
方向に付勢されたものとなっている。つまり注ぎ口を閉
じている状憇及１注ぎ口を開いている状態が共にぽね４
６によって保持されるものとなっている。

さて本体容器５内には２種のｉｔ過棒体２３及び補助瀘
過体１が配設されているのであるが、補助瀘過体１はス
テンレスやアルミニツム等の金属からなる逆半円錐状の
ケース１０の下面開口に、３０〜４０メツシユの金網１
１を配設することで構成されたものであり、前記つまみ
１４を備えた金網把手１３が溶接にて取り付けられてい
る。尚、つまみ１４は合成Ｉｆ脂あるいは耐熱性ゴムな
どで形成されている。

瀘過体２は有底円筒状に紙を成形することで形成された
もので、周面には多数本の縦ひだが形成されており、円
筒状のケース８内に配されて本体容器５内に納められて
いる。

瀘過体３は、活性炭３３を濾過材とするカートリックと
して構成されたもので、アルミニツム等の金属からなる
有底円筒状で底面に多数個の孔があけられている浄油ケ
ース３０内に、上下をポリエステル等からなる不織布フ
ィルター３１．３２ではさんだ状態で活性炭３３を収納
するとともに。

浄油ケース３０の上面開口に、パンチングメタルのよう
な孔あきの上板３４をかしめ固定することで形成され、
前記ケース８の下端開口部に設置された状態で本体容器
５内に納められている。活性炭３３は、不織布フィルタ
ー３１．３２の存在により、流出してしまうようなこと
はない。

ケース８は、前記リング体５０における環状突部５１上
に上端縁が係止されることで本体容器５内に収容される
もので、円弧状の把手８１の両端が上端に回動自在とな
るように取り付けられており、下部にはテーバ面８２を
介して小径の保持筒部８３が形成されて、この保持筒部
８３内局面に耐油性を有する環状のバ・ンキン８４が設
置されている。カートリッツとして形成されている瀘過
体３は、上方からケース８内に納められてその浄油クー
Ｘ３０上１の全周に形成された７ランノ部がパツキン８
４１こ戟ることで、保持筒部８３及びパツキン８４で囲
まれた小径の開口部内に配設される。

また紙フィルターである前記Ｉｔ通過体は、ケース８の
テーバ面８２に下端周縁を載せた状態で、大径である上
部内に配される。尚、この時、ｌｔ過棒体２外周面とケ
ース８内周面との間並びに瀘過体２下面とｉｆ過棒体上
面との間には夫々空間が生じるものとされている。

瀘過体２及１瀘過体３は、これらが装イＩされたケース
８を本体容器５内に入れて、前述のようにリング体５０
の環状突部５１によってケース８を支持させることで、
本体容器５内に設置される。

また、補助瀘過体１は、そのケース１０の上端７ランノ
部３５をケース８の上端縁に係止させｔこ状態で本体容
器５内に納められるものであり、金網把手１３が本体容
器５及びリング体５０における前記切り欠きに通される
ことでつまみ１４を把手７の空間７５に位置させる。更
にこの時には、補助瀘過体】におけるケース１０は、ケ
ース８の内部に納められている瀘過体２の内側に入りこ
む。

紙フィルターである瀘過体２の倒れ込みを防いでいるわ
けである。

さて、このように構成されｒこ浄油器においては、蓋４
を取り外した状態で、てんぷら等に使用した油を注ぎ込
むわけであるが、この時、油はまず金網である補助瀘過
体１によって揚がす等の比較的粗い不純物が取り除かれ
た後、瀘過体２を通過する。そして祇フィルターである
瀘過体２によって、へどろ状の細かい不純物が除去され
た後、ｌｔ過棒体３通過するわけであるが、この時、Ｉ
ｉ過棒体３パツキン８４に接触しているために、ケース
８と瀘過体３との間には隙間が殆どなく、従って、瀘過
体２を経た油は確実に瀘過体３を通過する。

尚、瀘過体２の内径を補助瀘過体１及び瀘過体３の径よ
り大きくしているとともに、瀘過体２には前述のように
多数のひだを設けて表面積を大きくしているために、多
量の油を一気に注ぎ入れることができるとともに、濾過
時間が短くてすむものであり、また多量の油を一気に注
いだ時にも、補助瀘過体１におけるケース１０によって
瀘過体２の倒れが防止されているために、油は確実に瀘
過体２を通過する。更にテーパ面８２がケース８に設け
られている上に、パツキン８４はテーパ面８２より下方
に位置するために、油がケース８内で滞留してしまうこ
とはない。また、ケース８に回動自在に取り付けられた
円弧状の把手８１は、第５図から明らかなように、瀘過
体１のケース１０の外周に位置するために、注がれた油
が把手８１に付着するようなことがない。

１ｍ過体３に達した油は、上板３４及び不織布フィルタ
ー３１を通過する際に拡散され、そして活性炭３３の層
を通過する開に、着色成分や央い等が吸着除去される。

また、不織布フィルター３１゜３２の存在により、活性
炭３３が浄化された油に混入するようなこともない。こ
のようにして補助瀘過体１及び瀘過体２，３を通過した
油は、本体容器５内の下部である貯油槽に貯えられる。

以上の一連の油の浄化は、蓋４を閉めている時て゛も外
部との空気の流通が金網把手１３を通すための切り欠き
などから行なわれるために可能である。

貯油槽に貯えられた油を再利用する時には、五４全体を
あけるのではなく、注油蓋４１のみを開けばよい。注油
蓋４１を開けば、ばね４６によりて注油蓋４１はその状
態に保持されるために、本体容器５を傾けても注油と４
１が閉じてしまうことはない。そして本体容器５を大き
く傾けても、上蓋４０はシールリング４２がリング体５
０内面に圧接しているために、蓋４全体、あるいは補助
瀘過体１などが外れてしまうようなこともなく、また油
が瀘過体３及び補助瀘過体１．２を逆流しても、上記シ
ールリング４２の存在により、油が注ぎ口辺外のところ
からあふれだすようなこともない。一方、注ぎ口から流
出する油は、注油口全県５５にゲイトされて出てゆ（。

この注油口金具５５は、注ぎ口からの油の垂れを防止す
るために設けられたものであり、注油口金Ｊ％５５外面
をっなって油が垂れても、この油は注油口合致５５と膨
出部５４内面との間の空隙５７に入り、そして注油口金
具５５下端と膨出部５４内面の突部５６との開のわずか
な隙間から貯油槽・＼と戻る。油が本体容器５の外面を
ったうようなことがないわけである。

補助瀘過体１に溜まった不純物を捨てる際には、蓋４を
外し、そしてつまみ１４をつまんで補助瀘過体１を取り
出せばよい。高温の油を浄化した後、直ちにこの作業を
行なっても、つまみ１４の存在から火傷をするようなこ
とはなく、また手を汚してしまうこともない。またこの
ように本体容器５外に突出するつまみ１４を設けている
ものの、通常時は本体容器５の周方向において、把手７
と同じ位置につまみ１４が位置する上に、ここでは把手
７と本体容器５との間に位置する空間７５にっ±み１４
を位置させていることから、そしてっまみ１４の幅が把
手７の幅よＩ）小さくされていることから、っまみ１４
が邪魔になったり、不用意につまみ１４を動かしてしま
ったり、あるいはこの浄油器を転倒させてしまうことが
あっても、つまみ１４に外力が加わって、蓋４を外すよ
うに作用したり、つまみ１４が祈れ曲がったりすること
もない。

使用済みの瀘過体２は捨てられて、新しいものに交換さ
れるのはもちろん、吸着能力がなくなった、あるいは吸
着能力が低下した１１！過体３ら、カ−トリックごと捨
てられて、新しいものに交換されるのであるが、これら
瀘過体２，３の交換などを竹なう時には、ケース８ごと
取り出せばよく、ケース８の取り出しにあたっては、ケ
ース８上端に設けられている把手８１を利用することが
できることから、やはり手を汚さずに行なうことができ
る。廃棄される瀘過体２及１瀘過体３の配設を、ケース
８を用いて行なうことで、その交換作業を容易にしてい
るわけである。しかも、ケース８に設けられた把手８１
は、本体容器５に？５．４を被せた時、ケース８ととも
に覆われてしまうことから、たとえ把手８１に油が付着
することがあったとしても、把手８１にごみが付いたり
することがなくて、衛生的なものである。

［発明の効果１ 以上から明らかなように、瀘過体の取り外しは上端に把
手が取り付けられているケースごと本体容器から取り出
すことで行なえるものであって、ｌｆ通過体着脱交換あ
るいは瀘過体によって選別された残滓の廃棄を容易に且
つ手指を汚すことなく行なえるものであり、しかも、ケ
ースの把手は本体容器の上部開口を閉じる蓋によって覆
われてしまうために、ケースはもちろん把手にもごみが
付着したりすることがなくて、衛生的なものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明一実施例の縦断面図、１図は同上の斜視
図、第３図及び第４図は同上の分解斜視図、第５図は同
上の部分横断面図であって、２゜３はｍ還体、４は蓋、
５は本体容器、８はケース、８１は把手を示す。 代理人　弁理士　石　１）長　七 第２図 第５図

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）本体容器と、本体容器内に着脱自在に収容される
   とともに上端に把手を有するケースと、ケースに着脱自
   在に取り付けられる瀘過体と、本体容器の上部開口を閉
   じて上記ケース及びその把手を覆う蓋とから成ることを
   特徴とする浄油器。
2. （２）把手は円弧状でその両端がケースの上端に回動自
   在に取り付けられたものであることを特徴とする特許請
   求の範囲第１項記載の浄油器。