JPH0356044B2 - - Google Patents
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- JPH0356044B2 JPH0356044B2 JP62119601A JP11960187A JPH0356044B2 JP H0356044 B2 JPH0356044 B2 JP H0356044B2 JP 62119601 A JP62119601 A JP 62119601A JP 11960187 A JP11960187 A JP 11960187A JP H0356044 B2 JPH0356044 B2 JP H0356044B2
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- Japan
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- oil
- case
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- oil storage
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Links
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Landscapes
- Food-Manufacturing Devices (AREA)
- Filtration Of Liquid (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
[技術分野]
本発明は使用済み、あるいは使用途上にある汚
濁したてんぷら油等の食用油を濾過する浄油器に
関する。
濁したてんぷら油等の食用油を濾過する浄油器に
関する。
[背景技術]
油は光にあたると劣化しやすいものであるため
に、濾過によつて油の着色、臭い等を除去する浄
油器においてもそのケースは金属製のものとされ
ることが多い。そしてこの金属製ケースの製作に
際しては、金属板の絞り加工で行なつているので
あるが、貯油量はさほど大きくなくとも、濾過体
を収納したりする空間が貯油部の上方に必要なた
めに、ケースとしてはかなり深いものとなり、従
つて絞り加工もかなりの深絞り加工となつてしま
い、加工に手間がかかるとともに加工途中に破損
を招くおそれが高くなる。
に、濾過によつて油の着色、臭い等を除去する浄
油器においてもそのケースは金属製のものとされ
ることが多い。そしてこの金属製ケースの製作に
際しては、金属板の絞り加工で行なつているので
あるが、貯油量はさほど大きくなくとも、濾過体
を収納したりする空間が貯油部の上方に必要なた
めに、ケースとしてはかなり深いものとなり、従
つて絞り加工もかなりの深絞り加工となつてしま
い、加工に手間がかかるとともに加工途中に破損
を招くおそれが高くなる。
このために、第6図及び第7図に示すような浄
油器が提案されている。これは、上方に開口する
貯油ケース1と、この貯油ケース1上に重ねられ
る浄油ケース2、そして浄油ケース2の上面開口
を閉じる蓋5とからなり、上方に開口するととも
に外周面に把手10が固着されている貯油ケース
1は、その上部内に注ぎ口41が形成されたリン
グ状の隔壁4が着脱自在に圧入されている。一
方、浄油ケース2は外周面に把手20が設けられ
た円筒状のもので、活性炭30を備えた濾過体3
Aと、紙フイルター36を備えた濾過体3Bとが
収納されている。
油器が提案されている。これは、上方に開口する
貯油ケース1と、この貯油ケース1上に重ねられ
る浄油ケース2、そして浄油ケース2の上面開口
を閉じる蓋5とからなり、上方に開口するととも
に外周面に把手10が固着されている貯油ケース
1は、その上部内に注ぎ口41が形成されたリン
グ状の隔壁4が着脱自在に圧入されている。一
方、浄油ケース2は外周面に把手20が設けられ
た円筒状のもので、活性炭30を備えた濾過体3
Aと、紙フイルター36を備えた濾過体3Bとが
収納されている。
このようにケースを上下に2分した浄油器で
は、深い絞り加工を行なわなくともよいために、
上記の問題点はなくなつている。しかし、2分す
ることによつて次のような問題を新たに生じてい
る。つまり、この種の浄油器では貯油ケース1側
に注ぎ口41を設けることになるが、この注ぎ口
41がどうしても外部に露出してしまうために、
注ぎ口41から貯油ケース1内に虫やほこりが侵
入したり、注ぎ口41についた油や更にほこりや
虫が付着して外観を見苦しくしてしまうものであ
り、また油の再利用にあたつて、これらのほこり
や虫も油と共に注ぎ出されてしまうという問題を
有している。また、貯油ケースに貯えられた油を
再利用する時には浄油ケースを外して、貯油コー
スを傾けて貯油ケースの上端開口縁に設けた注ぎ
口から油を注ぎ出すのであるが、この時、注ぎ口
外面を伝つて油が垂れると、貯油ケースの外面を
汚し、また、貯油ケースの下方を汚すという問題
がある。
は、深い絞り加工を行なわなくともよいために、
上記の問題点はなくなつている。しかし、2分す
ることによつて次のような問題を新たに生じてい
る。つまり、この種の浄油器では貯油ケース1側
に注ぎ口41を設けることになるが、この注ぎ口
41がどうしても外部に露出してしまうために、
注ぎ口41から貯油ケース1内に虫やほこりが侵
入したり、注ぎ口41についた油や更にほこりや
虫が付着して外観を見苦しくしてしまうものであ
り、また油の再利用にあたつて、これらのほこり
や虫も油と共に注ぎ出されてしまうという問題を
有している。また、貯油ケースに貯えられた油を
再利用する時には浄油ケースを外して、貯油コー
スを傾けて貯油ケースの上端開口縁に設けた注ぎ
口から油を注ぎ出すのであるが、この時、注ぎ口
外面を伝つて油が垂れると、貯油ケースの外面を
汚し、また、貯油ケースの下方を汚すという問題
がある。
[発明の目的]
本発明はこのような点に鑑み為されたものであ
り、その目的とするところは貯油ケースとこの上
に重ねられる浄油ケースとからなるものにおい
て、貯油ケース内への虫やほこりの侵入がなく、
また注ぎ口を清潔に保つことができ、また、注ぎ
口から油を注ぎ出す際に、注ぎ口の外面を伝つて
油が流れても、貯油ケースを汚したり、貯油ケー
スの下方を汚したりするのを防止することができ
る浄油器を提供するにある。
り、その目的とするところは貯油ケースとこの上
に重ねられる浄油ケースとからなるものにおい
て、貯油ケース内への虫やほこりの侵入がなく、
また注ぎ口を清潔に保つことができ、また、注ぎ
口から油を注ぎ出す際に、注ぎ口の外面を伝つて
油が流れても、貯油ケースを汚したり、貯油ケー
スの下方を汚したりするのを防止することができ
る浄油器を提供するにある。
[発明の開示]
しかして本発明は、上方に開口した貯油ケース
と、この貯油ケース上に重合自在とされていると
ともに底部に濾過体が配設されている浄油ケース
とからなる浄油器において、注ぎ口が形成されて
いる貯油ケース上に重ねられる浄油ケースに、上
記注ぎ口を覆う注ぎ口カバーを設けていることに
特徴を有するものであつて、貯油ケースに浄油ケ
ースを重ねたならば、貯油ケースに設けられた注
ぎ口が浄油ケースにおける注ぎ口カバーによつて
覆われてしまうようにしたものである。
と、この貯油ケース上に重合自在とされていると
ともに底部に濾過体が配設されている浄油ケース
とからなる浄油器において、注ぎ口が形成されて
いる貯油ケース上に重ねられる浄油ケースに、上
記注ぎ口を覆う注ぎ口カバーを設けていることに
特徴を有するものであつて、貯油ケースに浄油ケ
ースを重ねたならば、貯油ケースに設けられた注
ぎ口が浄油ケースにおける注ぎ口カバーによつて
覆われてしまうようにしたものである。
以下本発明を図示の実施例に基づいて詳述する
と、この浄油器は、共にステンレスやアルミニウ
ムのような金属で形成されている貯油ケース1と
浄油ケース2、そして浄油ケース2の上面開口を
閉じる蓋5とからなるもので、上方に開口すると
ともに外周面に取付金具15を介して把手10が
固着されている貯油ケース1は、その上部内にリ
ング状の隔壁4が着脱自在に圧入されている。ス
テンレスやアルミニウムのような金属にて形成さ
れている隔壁4は、貯油ケース1の上部内周面に
形成されて内方へと突出している環状凸部11の
上に載せられるもので、貯油ケース1の上端開口
縁よりも上方へと突出している隔壁4の上端部
は、その外径が貯油ケース1の内径より小さくさ
れている。そしてこの貯油ケース1における注ぎ
口41は、上記隔壁41の上縁に形成されてい
る。
と、この浄油器は、共にステンレスやアルミニウ
ムのような金属で形成されている貯油ケース1と
浄油ケース2、そして浄油ケース2の上面開口を
閉じる蓋5とからなるもので、上方に開口すると
ともに外周面に取付金具15を介して把手10が
固着されている貯油ケース1は、その上部内にリ
ング状の隔壁4が着脱自在に圧入されている。ス
テンレスやアルミニウムのような金属にて形成さ
れている隔壁4は、貯油ケース1の上部内周面に
形成されて内方へと突出している環状凸部11の
上に載せられるもので、貯油ケース1の上端開口
縁よりも上方へと突出している隔壁4の上端部
は、その外径が貯油ケース1の内径より小さくさ
れている。そしてこの貯油ケース1における注ぎ
口41は、上記隔壁41の上縁に形成されてい
る。
一方、浄油ケース2は外周面に取付金具25を
介して把手20が設けられた円筒状のもので、下
部はその径が2段にわたつて小さくされて、都合
2つの段面21,22の小径筒部23とが形成さ
れており、また、段面21の下面外周部に注ぎ口
カバー24が取り付けられている。そしてこの浄
油ケース2内には2種の濾過体3A,3Bが収納
されている。
介して把手20が設けられた円筒状のもので、下
部はその径が2段にわたつて小さくされて、都合
2つの段面21,22の小径筒部23とが形成さ
れており、また、段面21の下面外周部に注ぎ口
カバー24が取り付けられている。そしてこの浄
油ケース2内には2種の濾過体3A,3Bが収納
されている。
濾過体3Aは活性炭30を濾過のための主部材
として備えているカートリツジ型のもので、アル
ミニウム等からなる有底円筒形で且つ底板に多数
の孔が形成されたケース31内に、上下をポリエ
ステルのような不織布からなるフイルター33で
はさんで活性炭30を収納し、更にケース31の
上面開口にパンチングメタルのような孔明きの上
板32をかしめ固定することによつて構成されて
おり、上部のフランジ34が浄油ケース2の段面
22上に載せられた状態で、小径筒部23に嵌合
されている。
として備えているカートリツジ型のもので、アル
ミニウム等からなる有底円筒形で且つ底板に多数
の孔が形成されたケース31内に、上下をポリエ
ステルのような不織布からなるフイルター33で
はさんで活性炭30を収納し、更にケース31の
上面開口にパンチングメタルのような孔明きの上
板32をかしめ固定することによつて構成されて
おり、上部のフランジ34が浄油ケース2の段面
22上に載せられた状態で、小径筒部23に嵌合
されている。
濾過体3Bはステンンスやアルミニウムのよう
な金属からなるリング体35に紙フイルター36
を取り付けることで構成されたもので、リング体
35への紙フイルター36の取り付けは、リング
体35の下面開口に紙フイルター36を配すると
共にリング体35の外周面に紙フイルター36の
周縁部を添わせ、この状態でリング状のばね37
を紙フイルター36の上からリング体35外周面
の凹溝38に嵌めることによつて行なわれてい
る。そして濾過体3Bは、浄油ケース2内に軽く
圧入することで、段面21上に設置されている。
な金属からなるリング体35に紙フイルター36
を取り付けることで構成されたもので、リング体
35への紙フイルター36の取り付けは、リング
体35の下面開口に紙フイルター36を配すると
共にリング体35の外周面に紙フイルター36の
周縁部を添わせ、この状態でリング状のばね37
を紙フイルター36の上からリング体35外周面
の凹溝38に嵌めることによつて行なわれてい
る。そして濾過体3Bは、浄油ケース2内に軽く
圧入することで、段面21上に設置されている。
浄油ケース2は貯油ケース1上に重ねて置かれ
るのであるが、ここでは、貯油ケース1に取り付
けられたリング状の隔壁4の上端開口内に、浄油
ケース2における一対の段面21,22の間の筒
部が嵌まるようにされている。つまり、隔壁4の
上縁が、浄油ケース2の段面21の下面を受ける
ことで、貯油ケース1上に浄油ケース2が重ねら
れるものであり、貯油ケース1の上縁と浄油ケー
ス2との間にはわずかな隙間δがあくようになつ
ている。
るのであるが、ここでは、貯油ケース1に取り付
けられたリング状の隔壁4の上端開口内に、浄油
ケース2における一対の段面21,22の間の筒
部が嵌まるようにされている。つまり、隔壁4の
上縁が、浄油ケース2の段面21の下面を受ける
ことで、貯油ケース1上に浄油ケース2が重ねら
れるものであり、貯油ケース1の上縁と浄油ケー
ス2との間にはわずかな隙間δがあくようになつ
ている。
また、このように積み重ねた時、浄油ケース2
に取り付けられた前記注ぎ口カバー24が貯油ケ
ース1に形成されている注ぎ口41を覆い隠し、
注ぎ口41の汚れが目につかないようにするとと
もに、虫やほこりが注ぎ口41に付着すること及
び貯油ケース1内に虫やほこりが侵入することを
防ぐ。
に取り付けられた前記注ぎ口カバー24が貯油ケ
ース1に形成されている注ぎ口41を覆い隠し、
注ぎ口41の汚れが目につかないようにするとと
もに、虫やほこりが注ぎ口41に付着すること及
び貯油ケース1内に虫やほこりが侵入することを
防ぐ。
しかしてこの浄油器においては、浄油ケース2
の上端開口に被せられた蓋5を外し、てんぷら等
に使用した油を注ぎ込むわけであるが、この時、
油はまず濾過体3Bである紙フイルター36を通
過し、揚げかすやへドロ状の細かい不純物が除去
された後、濾過体3Aを通る。この時、上板32
及び不織布フイルター33を通過する際に油は拡
散され、活性炭30の層を通過する間に、着色成
分や臭い等の吸着除去され、ついで貯油ケース1
内に貯えられる。
の上端開口に被せられた蓋5を外し、てんぷら等
に使用した油を注ぎ込むわけであるが、この時、
油はまず濾過体3Bである紙フイルター36を通
過し、揚げかすやへドロ状の細かい不純物が除去
された後、濾過体3Aを通る。この時、上板32
及び不織布フイルター33を通過する際に油は拡
散され、活性炭30の層を通過する間に、着色成
分や臭い等の吸着除去され、ついで貯油ケース1
内に貯えられる。
紙フイルター36が取り付けられるリング体3
5の外径は浄油ケース2の内径より若干小さい
が、がたのない程度の嵌合となるようにしている
ために、油は紙フイルター36を確実に通過した
後、濾過体3Aへと向かう。尚、紙フイルター3
6は不織布フイルター33の目詰まり防止に有効
である。また不織布フイルター33は、活性炭3
0が流出して貯油ケース1に溜められる油に混入
してしまうことを防ぐ。またこの一連の浄化は、
蓋5を閉じた時にも浄油ケース2と蓋5との間の
隙間において空気の流通があるために、スムーズ
になされる。
5の外径は浄油ケース2の内径より若干小さい
が、がたのない程度の嵌合となるようにしている
ために、油は紙フイルター36を確実に通過した
後、濾過体3Aへと向かう。尚、紙フイルター3
6は不織布フイルター33の目詰まり防止に有効
である。また不織布フイルター33は、活性炭3
0が流出して貯油ケース1に溜められる油に混入
してしまうことを防ぐ。またこの一連の浄化は、
蓋5を閉じた時にも浄油ケース2と蓋5との間の
隙間において空気の流通があるために、スムーズ
になされる。
上記の浄油作業中において、油を浄油ケース2
内に注ぎ込む時に、誤つて油を浄油ケース2の外
面に付着させてしまつても、この油は貯油ケース
1に接している隔壁4を伝つて貯油ケース1の内
面と隔壁4との間の空間に入り、更に隔壁4の環
状凸部11との間のわずかな隙間を通じて貯油ケ
ース1内に入るものであり、貯油ケース1外面を
伝つてこの貯油ケース1が置かれた載置面を汚す
ようなことはない。
内に注ぎ込む時に、誤つて油を浄油ケース2の外
面に付着させてしまつても、この油は貯油ケース
1に接している隔壁4を伝つて貯油ケース1の内
面と隔壁4との間の空間に入り、更に隔壁4の環
状凸部11との間のわずかな隙間を通じて貯油ケ
ース1内に入るものであり、貯油ケース1外面を
伝つてこの貯油ケース1が置かれた載置面を汚す
ようなことはない。
また、貯油ケース1に貯えられた油を再利用す
る時には、浄油ケース2を外して、貯油ケース1
を傾け、隔壁4に設けられている注ぎ口41から
油を注ぎ出すのであるが、この時、注ぎ口41外
面をつたつて油が垂れても、この注ぎ口41と貯
油ケース1の上端開口縁との間には隙間が設けら
れている上に、前述のように、注ぎ口41が貯油
ケース1の上端開口縁より図中αで示すように2
〜3mm内方に位置するようにされているために、
油は上記隙間に入つた後、隔壁4と環状凸部11
との間のわずかな隙間を通じて貯油ケース1内に
戻る。
る時には、浄油ケース2を外して、貯油ケース1
を傾け、隔壁4に設けられている注ぎ口41から
油を注ぎ出すのであるが、この時、注ぎ口41外
面をつたつて油が垂れても、この注ぎ口41と貯
油ケース1の上端開口縁との間には隙間が設けら
れている上に、前述のように、注ぎ口41が貯油
ケース1の上端開口縁より図中αで示すように2
〜3mm内方に位置するようにされているために、
油は上記隙間に入つた後、隔壁4と環状凸部11
との間のわずかな隙間を通じて貯油ケース1内に
戻る。
紙フイルター36が汚れた時には、リング体3
5に設けられた一対の切り起こし部に両端を通す
ことによつてリング体35に対して回動自在に取
り付けられている円弧状のハンドル39を持ち、
リング体35を上方に引き出して紙フイルター3
6の交換を行なえばよい。活性炭30に吸着能力
がなくなつた、あるいは低下した濾過体3Aも、
カートリツジごと交換するものとしてある。この
交換に際しての濾過体3Aの取り外しは、浄油ケ
ース2を貯油ケース1から外して上下逆さにし、
濾過体3Aの底面を指等で押すことで簡単に行な
える。
5に設けられた一対の切り起こし部に両端を通す
ことによつてリング体35に対して回動自在に取
り付けられている円弧状のハンドル39を持ち、
リング体35を上方に引き出して紙フイルター3
6の交換を行なえばよい。活性炭30に吸着能力
がなくなつた、あるいは低下した濾過体3Aも、
カートリツジごと交換するものとしてある。この
交換に際しての濾過体3Aの取り外しは、浄油ケ
ース2を貯油ケース1から外して上下逆さにし、
濾過体3Aの底面を指等で押すことで簡単に行な
える。
浄油ケース2の上面開口を覆う蓋5であるが、
これは上面がフラツトな面とされているととも
に、第2図及び第4図に示すように、内面に円筒
状の保持筒50が突設されているもので、浄油ケ
ース2の把手20の上面に被される把手部51を
一体に備えている。
これは上面がフラツトな面とされているととも
に、第2図及び第4図に示すように、内面に円筒
状の保持筒50が突設されているもので、浄油ケ
ース2の把手20の上面に被される把手部51を
一体に備えている。
この蓋5における保持筒50は、濾過体3Aに
おけるケース31を嵌め込むことができる内径と
されているもので、浄油ケース2から蓋5を取り
外して平面上に逆さまに置き、貯油ケース1から
外した浄油ケース2を載せると、ケース31が保
持筒50に嵌合するとともに、浄油ケース2の下
端開口縁が保持筒50の開口縁上に載り、また、
ケース31の下面と蓋5との間に空間が生じるよ
うにされている。
おけるケース31を嵌め込むことができる内径と
されているもので、浄油ケース2から蓋5を取り
外して平面上に逆さまに置き、貯油ケース1から
外した浄油ケース2を載せると、ケース31が保
持筒50に嵌合するとともに、浄油ケース2の下
端開口縁が保持筒50の開口縁上に載り、また、
ケース31の下面と蓋5との間に空間が生じるよ
うにされている。
貯油ケース1内の油を再利用するにあたつて
は、まず蓋5を外してこれを逆さまにおき、この
後浄油ケース2を取り外して蓋5上に置けばよい
ものであり、たとえ浄油ケース2内に油があつた
としても、この油は蓋5における保持筒50内に
滴下するのみで、こぼれて周囲を汚すようなこと
はなく、また、ケース31が保持筒50に嵌合す
る上に浄油ケース2と保持筒50の開口縁とが当
接するために、保持筒50内への油の滴下自体が
抑制されるものである。しかも、ここにおける蓋
5には把手部51が設けられていることから、蓋
5の裏返しを簡単に行なうことができる。
は、まず蓋5を外してこれを逆さまにおき、この
後浄油ケース2を取り外して蓋5上に置けばよい
ものであり、たとえ浄油ケース2内に油があつた
としても、この油は蓋5における保持筒50内に
滴下するのみで、こぼれて周囲を汚すようなこと
はなく、また、ケース31が保持筒50に嵌合す
る上に浄油ケース2と保持筒50の開口縁とが当
接するために、保持筒50内への油の滴下自体が
抑制されるものである。しかも、ここにおける蓋
5には把手部51が設けられていることから、蓋
5の裏返しを簡単に行なうことができる。
[発明の効果]
以上のように本発明においては、貯油ケースに
設けられた注ぎ口が、貯油ケース上に重ねられる
浄油ケースに設けられた注ぎ口カバーによつて覆
われてしまうために、貯油ケースに浄油ケースを
重ねている通常状態では、注ぎ口の油による汚れ
が目につかず、外観が良好である上に、ほこりや
虫が注ぎ口に付着したり、注ぎ口を通じて貯油ケ
ース内に虫やほこりが侵入することもなく、清潔
に保つことができるものであり、また、貯油ケー
スの内面上縁よりも〓間を介して内側に位置する
隔壁に注ぎ口を形成してあるので、貯油ケースに
貯えられた油を再利用する時に浄油ケースを外し
て、貯油ケースを傾けて貯油ケースの上端開口縁
に設けた注ぎ口から油を注ぎ出す際に、注き口の
外面を伝つて油が流れても、注ぎ口と貯油ケース
の上端開口縁との間に設けられる〓間に油が流れ
て貯油ケース内に戻るものであつて、貯油ケース
の外面を汚したり、貯油ケースの下方を汚したり
するのを防止することができるものである。
設けられた注ぎ口が、貯油ケース上に重ねられる
浄油ケースに設けられた注ぎ口カバーによつて覆
われてしまうために、貯油ケースに浄油ケースを
重ねている通常状態では、注ぎ口の油による汚れ
が目につかず、外観が良好である上に、ほこりや
虫が注ぎ口に付着したり、注ぎ口を通じて貯油ケ
ース内に虫やほこりが侵入することもなく、清潔
に保つことができるものであり、また、貯油ケー
スの内面上縁よりも〓間を介して内側に位置する
隔壁に注ぎ口を形成してあるので、貯油ケースに
貯えられた油を再利用する時に浄油ケースを外し
て、貯油ケースを傾けて貯油ケースの上端開口縁
に設けた注ぎ口から油を注ぎ出す際に、注き口の
外面を伝つて油が流れても、注ぎ口と貯油ケース
の上端開口縁との間に設けられる〓間に油が流れ
て貯油ケース内に戻るものであつて、貯油ケース
の外面を汚したり、貯油ケースの下方を汚したり
するのを防止することができるものである。
第1図は本発明一実施例の斜視図、第2図は同
上の縦断面図、第3図は同上の分解斜視図、第4
図は同上の蓋の斜視図、第5図は同上の蓋と浄油
ケースの断面図、第6図は従来例の斜視図、第7
図は同上の断面図であつて、1は貯油ケース、2
は浄油ケース、24は注ぎ口カバー、41は注ぎ
口を示す。
上の縦断面図、第3図は同上の分解斜視図、第4
図は同上の蓋の斜視図、第5図は同上の蓋と浄油
ケースの断面図、第6図は従来例の斜視図、第7
図は同上の断面図であつて、1は貯油ケース、2
は浄油ケース、24は注ぎ口カバー、41は注ぎ
口を示す。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 上方に開口した貯油ケースと、この貯油ケー
ス上に重合自在とされているとともに底部に濾過
体が配設されている浄油ケースとからなる浄油器
であつて、貯油ケースの内面上縁よりも〓間を介
して内側に位置する隔壁に注ぎ口を形成し、この
注ぎ口が形成されている貯油ケース上に重ねられ
る浄油ケースは、上記注ぎ口を覆う注ぎ口カバー
を備えていることを特徴とする浄油器。 2 隔壁はリング状であることを特徴とする特許
請求の範囲第1項記載の浄油器。 3 浄油ケースはリング状隔壁の上端に載せられ
るものであることを特徴とする特許請求の範囲第
2項記載の浄油器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62119601A JPS62295628A (ja) | 1987-05-15 | 1987-05-15 | 浄油器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62119601A JPS62295628A (ja) | 1987-05-15 | 1987-05-15 | 浄油器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62295628A JPS62295628A (ja) | 1987-12-23 |
JPH0356044B2 true JPH0356044B2 (ja) | 1991-08-27 |
Family
ID=14765432
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP62119601A Granted JPS62295628A (ja) | 1987-05-15 | 1987-05-15 | 浄油器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS62295628A (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5496628B2 (ja) * | 2009-12-07 | 2014-05-21 | 株式会社フォーオール | 食用油濾過装置 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6024278U (ja) * | 1983-07-28 | 1985-02-19 | シャープ株式会社 | 脱水機 |
JPS6112910U (ja) * | 1984-06-29 | 1986-01-25 | 三菱自動車工業株式会社 | エンジンの強制弁駆動装置 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6026765Y2 (ja) * | 1982-10-15 | 1985-08-12 | 有限会社比奈産業 | 簡易濾過器 |
-
1987
- 1987-05-15 JP JP62119601A patent/JPS62295628A/ja active Granted
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6024278U (ja) * | 1983-07-28 | 1985-02-19 | シャープ株式会社 | 脱水機 |
JPS6112910U (ja) * | 1984-06-29 | 1986-01-25 | 三菱自動車工業株式会社 | エンジンの強制弁駆動装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS62295628A (ja) | 1987-12-23 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
EXPY | Cancellation because of completion of term |