JPH0344123Y2 - - Google Patents

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JPH0344123Y2
JPH0344123Y2 JP3695887U JP3695887U JPH0344123Y2 JP H0344123 Y2 JPH0344123 Y2 JP H0344123Y2 JP 3695887 U JP3695887 U JP 3695887U JP 3695887 U JP3695887 U JP 3695887U JP H0344123 Y2 JPH0344123 Y2 JP H0344123Y2
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oil
pot
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oil pot
peripheral wall
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JP3695887U
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、天ぷら油等の油を浄化するときに使
用される油こし器に関する。
(従来の技術) 周知のように、使用後の天ぷら油を保存する場
合には、油かす等の不順物を除去しておく必要が
ある。天ぷら油内から不順物を除去する方法とし
ては、一般的には金網等を使つて濾過することが
行われている。しかし、このような作業は往々に
して手や周辺を汚し易く、また金網を使用した場
合には充分小さい不順物まで除去することはでき
ない。
このようなことから、最近では専用の油こし器
が市販されるに至つている。この油こし器は、通
常、油ポツト、この油ポツトの上に重ねて配置さ
れ内面で濾過紙をカツプ状に保持する濾過ポツト
とで構成されており、濾過ポツトの底部に色や臭
いを除去するフイルタを装着したものもある。こ
のような油こし器では、浄化しようとする油を濾
過ポツトへ注ぎ込むだけでよく、作業が簡単であ
るばかりか手や周辺を汚す虞れも少ない。また、
濾過紙を使用しているので、小さい不順物まで除
去することができる。
しかしながら、上記のように構成された従来の
油こし器にあつても、次のような問題があつた。
すなわち、濾過ポツトを通過する間に浄化された
油は、濾過ポツトの下に位置している油ポツト内
に溜まり、この油ポツト内に溜まつた油は最終的
に保存用容器内に移されて保存される。このよう
に、油ポツトから保存用容器内に移し変えるとき
には、通常、油ポツトに設けられている取つてを
持ち、油ポツトを傾けることによつて行われる。
しかし、従来の油こし器では、特に、移し終えて
油ポツトを調理台や床等に載置した時、注ぎ口に
残つていた最後の油滴分が油ポツトの外面を伝わ
つて床等に垂れ落ち易く、これが原因して床等を
汚してしまうことが往々にしてあつた。
(考案が解決しようとする問題点) 上述の如く、従来の油こし器にあつては、浄化
後の油を最終的に油ポツトから他の容器に移し変
えるとき、注ぎ口に残つた最後の油滴分が油ポツ
トの外面を伝わつて床等に垂れ落ち易い問題があ
つた。
そこで本考案は、油ポツトの注ぎ口に残った油
滴分が油ポツトの外面を伝わつて床等に垂れ落ち
るのを確実に防止でき、しかも保管時には注ぎ口
からほこり等が侵入するのを防止でき、もつて使
い易さを一段と向上させ得る油こし器を提供する
ことを目的としている。
(問題点を解決するための手段) 本考案によれば、油ポツトと、この油ポツトの
上に重ねて配置され内面で濾過紙をカツプ状に保
持する濾過ポツトとを備えた油こし器において、
前記油ポツトの周壁上端部に設けられた半円状の
切欠部と、前記油ポツトの周壁内面に固定され上
記周壁との間に中央部が前記切欠部に通じるとと
もに輌端部が上記油ポツト内に通じる弧状の樋を
周方向に形成する仕切り部分および上記仕切り部
分の上縁部から一体に上記油ポツトの中心側へ延
びる庇部分からなる仕切り部材と、この仕切り部
材における前記庇部分を切りおこして形成され上
記切り起こしによつて形成された舌部を前記切欠
部に臨ませてなる注ぎ口部と、前記濾過ポツトに
固定され上記濾過ポツトを前記油ポツト上に載置
したとき前記切欠部に嵌合して上記切欠部を塞ぐ
閉塞部材とを設けている。
(作用) 上述した構成であると、注ぎ口部の舌部は油ポ
ツトの周壁に設けられた半円状の切欠部より僅か
に内側に位置している。そして、油ポツト内の油
を排出するために油ポツトを傾けると、この油は
仕切り部材の存在によつて、直接、上記切欠部に
は向かわず、まず注ぎ口部へと流れ、この注ぎ口
部の舌部に案内されて弧状の樋の上を通り、さら
に切欠部の縁部に触れることなく切欠部より流れ
出る。そして、油ポツトの傾きをなくすと、注ぎ
口部からの油の流れ出しが止まる。このとき、舌
部には油滴が残つており、この油滴は舌部の背面
に回り込み、舌部の背面を伝わつて流れ落ちる。
しかし、舌部は仕切り部材の庇部分を切り起こし
て形成されており、この庇部分と油ポツトの周壁
との間には樋が存在している。このため、舌部の
背面を伝わつて流れ落ちた油は、樋を通して油ポ
ツト内に戻されることになる。したがつて、床等
を汚すことはない。また、濾過ポツトを油ポツト
の上に載置すると、濾過ポツトに固定された閉塞
部材が油ポツトの切欠部を閉塞する。したがつ
て、保管時に切欠部からほこり等が油ポツト内に
侵入するようなこともない。
(実施例) 以下、図面を参照しながら実施例を説明する。
第1図は本考案の一実施例に係る油こし器の縦
断面図であり、第2図は同油こし器の分解斜視図
である。
この油こし器は、大きく別けて、油ポツト1
と、この油ポツト1の上に重ねて配置され内面で
濾過紙Aをカツプ状に保持する濾過ポツト2とで
構成されている。
油ポツト1は、周壁で底壁11に連接する部分
12が他の部分より小径に形成された金属製の容
器によつて構成されている。そして、油ポツト1
の周壁上端部には第3図に示すように半円状の切
欠部13が形成されている。油ポツト1の周壁外
面には取付け金具14を介して取つて15が上下
方向に取付けられている。また、油ポツト1の底
壁11の外面には耐熱性樹脂で皿状に形成された
底蓋16が、自身に設けられた孔17と、凹部1
8と、底壁11の外面に固定された金具19とか
らなるバイヨネツト式の連結機構20によつて着
脱自在に取付けられている。
濾過ポツト2は、金属材で筒状に形成されたも
ので、油ポツト1の上端部と同径の大径部31
と、これに環状部32を介して同軸的に繋がり濾
過ポツト2を油ポツト1上に重ねたとき油ポツト
1内に入り込む小径部33とで構成されている。
そして、環状部32と大径部31との間の境界位
置には、油ポツト1の上に濾過ポツト2を載置し
たときの安定性を図る段部34が形成されてい
る。また、小径部33は、上側が大径で下側が小
径の段付き筒に形成されており、その境界に存在
する段部35によつて油に付いた色や臭いを除去
するフイルタ36を支持できるようになつてい
る。大径部31の外周面には耐熱性樹脂で形成さ
れた取つて37がねじ38によつて固定されてい
る。
大径部31の上部開口には耐熱樹脂製の蓋39
が選択的に装着される。なお、この蓋39は、そ
の内面を上方に向けて置くと、濾過ポツト2の置
台として利用できるように内面が皿状に形成され
ている。
一方、油ポツト1内の上部位置には、第3図に
示すように、油ポツト1の周壁内面に固定され上
記周壁との間に中央部が前記切欠部13に通じる
とともに両端部が上記油ポツト内に通じる弧状の
樋41を周方向に形成する仕切り部分42および
仕切り部分42の部から一体に油ポツト1の中心
側へ所定幅延びた庇部分43からなる仕切り部材
44が固定されている。そして、仕切り部材44
における庇部分43で切欠部13の内側に位置す
る部分には、この部分を切り起こして形成され、
この切り起こしによつて形成された舌部分45を
切欠部13に臨ませてなる注ぎ口46が形成され
ている。また、前記濾過ポツト2の周壁下部外面
には、この濾過ポツト2を油ポツト1上に載置し
たときに切欠部13に嵌合してこの切欠部13を
塞ぐ閉塞部材47が固定されている。
このような構成であると、濾過ポツト2を油ポ
ツト1の上に載置した状態で、濾過ポツト2内に
濾過紙Aをカツプ状にセツトし、次に浄化しよう
とする油を濾過紙Aで形成されたカップ内に注ぐ
と、濾過された油が油ポツト1内に順次溜り、油
の浄化を行なえることになる。そして、油の浄化
が終わつた時点で油ポツト1内に溜つている油を
他の保存用容器に移し変えるときには、まず、蓋
39の内側を上にして床等に置き、この上に濾過
ポツト2を小径部33側を下にして載置する。こ
のようにすることによつて、濾過ポツト2から床
等へ油が垂れ落ちるのを防止することができる。
また、油ポツト1内の油を保存用容器へ移し変え
るには、取つて15を持ち油ポツト1を傾けて注
ぎ口部46から移すのであるが、このような注ぎ
口部46の場合には注ぎ終わつて油ポツト1を起
こしたとき、注ぎ口部46の舌部45に残つてい
る油滴が垂れ落ち易い。しかし、この実施例の場
合には、舌部45に残つた油滴は舌部45の背面
に回り込み、舌部45の背面を伝わつて流れ落ち
る。舌部45は仕切り部材44の庇部分43を切
り起こして形成されており、この庇部分43と油
ポツト1の周壁との間には樋41が存在してい
る。このため、舌部45の背面を伝わつて流れ落
ちた油は、樋41を通して油ポツト1内に戻され
ることになる。したがつて、床等を汚すことはな
い。また、濾過ポツト2を油ポツト1の上に載置
すると、濾過ポツト2に固定されている閉塞部材
47が油ポツト1の切欠部13を閉塞する。した
がつて、切欠部13からほこり等が油ポツト1内
に侵入しない状態で、この油こし器を保管できる
ことになる。
このように、前記構成に切欠部13、仕切り部
材44、舌部45、注ぎ口46を設けているの
で、油ポツト1内の油を他の容器にに移し変える
とき起こり易い油ポツト1の外面を伝わつての油
の垂れ落ちの発生を防止することができる。した
がつて、油こし作業の一段と容易化することがで
きる。また前記関係に閉塞部材47を設けている
ので、特に、この油こき器を使用していないとき
に切欠部13からほこりなどが侵入するのを防止
することができる。
(考案の効果) 以上述べたように、この考案によれば、油こし
作業時に油が床等に垂れ落ちるのを防止でき、し
かも清潔な保管を実現できるので、使い易さを一
段と向上させることができる油こし器を提供でき
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例に係る油こし器の縦
断面図、第2図は同油こし器の分解斜視図、第3
図は同油こし器における要部を一部切欠して示す
斜視図である。 1……油ポツト、2……濾過ポツト、13…切
欠部、41……樋、42……仕切り部分、43…
…庇部分、44……仕切り部材、45……舌部、
46……注ぎ口部、47……閉塞部材。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 油ポツトと、この油ポツトの上に重ねて配置さ
    れ内面で濾過紙をカツプ状に保持する濾過ポツト
    とを備えた油こし器において、前記油ポツトの周
    壁上端部に設けられた半円状の切欠部と、前記油
    ポツトの周壁内面に固定され上記周壁との間に中
    央部が前記切欠部に通じるとともに両端部が上記
    油ポツト内に通じる弧状の樋を周方向に形成する
    仕切り部分および上記仕切り部分の上縁部から一
    体に上記油ポツトの中心側へ延びる庇部分からな
    る仕切り部材と、この仕切り部材における前記庇
    部分を切り起こして形成され上記切り起こしによ
    つて形成された舌部を前記切欠部に臨ませてなる
    注ぎ口部と、前記濾過ポツトに固定され上記濾過
    ポツトを前記油ポツト上に載置したとき前記切欠
    部に嵌合して上記切欠部を塞ぐ閉塞部材とを具備
    してなることを特徴とする油こし器。
JP3695887U 1987-03-13 1987-03-13 Expired JPH0344123Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP3695887U JPH0344123Y2 (ja) 1987-03-13 1987-03-13

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JPS63143253U JPS63143253U (ja) 1988-09-21
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