JPS62187600A - プレス制御装置 - Google Patents

プレス制御装置

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JPS62187600A
JPS62187600A JP2957986A JP2957986A JPS62187600A JP S62187600 A JPS62187600 A JP S62187600A JP 2957986 A JP2957986 A JP 2957986A JP 2957986 A JP2957986 A JP 2957986A JP S62187600 A JPS62187600 A JP S62187600A
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press
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JP2957986A
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Inventor
Nobuyoshi Maeda
前田 信良
Fumio Matsuda
松田 文夫
Hideo Itakura
英夫 板倉
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Aida Engineering Ltd
Original Assignee
Aida Engineering Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 【産業上の利用分野] 本発明はプレス制御装置に関し、詳細にはモデルワークに対して試行的なプレス加工を施した時に得られるモデルデータを各クランク角度毎に記taシ、実ワークに対してプレス加工を施した時に得られる実データを前記モデルデータを基準として決定される許容誤差の上限値や許容誤差の下限値と比較して所謂安全運転を行える様にしたプレス制御装置に関する。 【従来の技術】
プレス装置には固有の定格能力があり、定格能力を越゛
えたプレス加工を行った場合、装置破壊・金型破壊・プ
レス停止等の1−ラブルを誘発するごとは周知の通りで
ある。 又、基本的に定格能力内で作業を行っても、個々の材料
の組成的なバラツキや異物の混入等の原因の為に特異的
に高負荷が加わることもあり、この様な場合には金型破
壊や装置破壊等を誘発し、又、金型破壊や装置破壊まで
は起こさなくとも、成形不良の原因となる。 そこで、これらのトラブルを未然に防止するために、所
望される加工内容に応じて必要とされる能力を算出し、
定格能力に余裕のあるプレス装置を選択して使用してい
る。
【発明が解決しようとする問題点】
しかしながら所望される加工内容に応じて必要とされる
能力の算出は少なからず複雑な数値解析を必要とすると
いう問題点が指摘され、又、この様にして所望される加
工内容に応じて必要とされる能力を算出して定格能力に
余裕のあるプレス装置を選択使用しても、個々の材料の
組成的なノ\ラツキや異物の混入等の原因の為に発生す
る特異的な高負荷に対しては対応することができず、こ
の特異的な高負荷にまで対応するためにはプレス装置の
定格能力にあまりにも大きな余裕を見込む必要があった
【問題点を解決するための手段】
本発明はこの様な問題点に鑑みてなされたものであり、
モデルワークに対して試行的なプレス加工を行うことに
より得られたデータをモデルデータとして記憶し、実ワ
ークに対してプレス加工を行う時に発生ずる実データを
一ト記モデルデータとし比較することにより、必要な定
格能力算出のための数値解析の手間を軽減するとともに
、個々のワークの組成的なバラツキや異物の混入に起因
する特異的な高負荷に対しても対応することができる様
にしたプレス制?ff1l装置を提供することを目的と
する。 要約すれば、本発明のプレス制御装置は、プレス装置に
加わる荷重を検出する荷重検出手段と、モデルワークに
対して試行的なプレス加工を行うことにより前記荷重検
出手段から得られるモデルデータをプレス工程の進行に
応じて順次記憶する記憶手段と、上記モデルデータをプ
レス装置の定格能力と比較する第1の比較手段と、実ワ
ークに対してプレス加工を行うことにより前記荷重検出
手段から得られる実データを前記モデルデータに対応じ
て決定される許容誤差範囲と比較する第2の比較手段と
を備えることにより、必要な定格能力算出のだめの数値
解析の手間を軽減するとともに、ワークの組成的なバラ
ツキや異物の混入に起因する特異的な高負荷に対しても
対応することができる様になされている。
【作用】
即ち、本発明のプレス制御装置では、定格能力を設定す
れば、後はモデルワークに対して試行的なプレス加工を
行うのみで、特に数値解析をすることなくその作業がプ
レス装置の定格能力に適合するか否かを判断することが
できるとともに、各ワークの組成的なバラツキや異物の
混入に起因する特異的な高負荷が発生した時もこれに瞬
時に対応することが可能になる。
【実施例】
以下図面を参照して本発明の1実施例を詳細に説明する
。 先ず、第1図は本発明の1実施例のプロ・ツク図である
。 尚、本実施例ではモデルワークに対して試行的なプレス
加工を行うことにより各クランク角度毎の荷重データの
テーブルをモデルデータのテーブルとして作成するとと
もに、実作業中に発生する荷重データを上記テーブル中
の荷重データに一定の許容誤差を加・減算したものと比
較し、実荷重が許容誤差の範囲を越えた時に警報出力や
プレス装置の非常停止をする様にしている。 先ず、図中1は歪センサを示し、歪センサ1は例えば歪
曲量を抵抗値に変換する歪曲−抵抗変換素子により構成
され、例えばボルスタ上のプレス荷重の集中する箇所に
配置される。そして、プレス荷重に対応した抵抗値は例
えば電圧に変換された後にアナログ−デジタル変換器2
によって数値化される様になされている。 又、3はプレス装置のクランク軸に配置されたエンコー
ダであり、エンコーダ3はクランク軸が所定角度回転す
る毎にパルスを発生し、このパルスはリングカウンタ4
にカウントアンプクロックとして加えられる様になされ
ている。 尚、リングカウンタ4はクランク軸が1回転する間にエ
ンコーダ3が発生するパルスにより1順する様になされ
ている。 次ぎに、5はモデルワークに対する試行的なプレス加工
おいて、エンコーダ3がパルスを発生する毎にアナログ
−デジタル変換器2の出力を順次記憶する荷重データテ
ーブルを示す。この荷重データテーブル5はクランク軸
が1回転する間にエンコーダ3が発生するパルス数に等
しい番地を有する。 具体的には、6は荷重データテーブル5の入力データラ
インに接続された入力レジスタを示し、7は5j重デー
タテーブル5の入・出力アドレスを指定するためのアド
レスデコーダを示す。入力レジスフ6にはアナログ−デ
ジタル変換器2の出力が書込データとして加えられると
ともに、エンコーダ3が発生するパルスが人・出力クロ
ツクとして加えられている。従って、入力レジスタ6は
エンコーダ3がパルスを発生した時点でプレス装置に加
わる荷重値を保持することになる。 又、アドレスデコーダ7はリングカウンタ4の計数値を
デコードして荷重データテーブル5の続出・書込アドレ
スを指定する様になされている。 従って、荷重データテーブル5を書込モードにすれば、
エンコーダ3の回転に伴ってリングカウンタ4が歩進さ
れる毎に、その時点において歪センサ1が発生している
荷重データが、荷重データテーブル5の各番地に順次記
憶されることになる。 又、荷重データテーブルを続出モードにすれば、エンコ
ーダ3の回転に伴ってリングカウンタ4が歩進される毎
に、荷重データテーブル5の各番地に順次記憶された荷
重データが逐次読み出されることになる。尚、8は荷重
データテーブル5の出力ラインに接続された出力レジス
フを示す。 次ぎに、9は設定器を、10は加算回路を、11は減算
回路を各々示す。 先ず、設定器9は荷重値の許容誤差を手入力によって設
定するためのものであり、その設定値は加算回路10及
び減算回路11の各々の一方の入力に加えられる。 そして、加算回路10及び減算回路11の他方の入力に
は出力レジスフ8の出力値が各々加えられており、加算
回路10は出力レジスタ8の出力値に設定器9によって
与えられた設定値を加算して許容誤差の上限値を算出し
、又、減算回路11は出力レジスタ8の出力値から設定
器9によって与えられた設定値を減算して許容誤差の下
限値を算出する様になされている。 次ぎに、12はプレス装置の最大荷重能力を手入力で設
定する設定器を、13・14・15は各々コンパレータ
を示す。 先ず、設定器12はプレスの最大荷重能力を手入力によ
って設定するためのものである。 そして、(1)コンパレータ13は、正相入力にアナロ
グ−デジタル変換器2の出力が接続されるとともに、逆
相入力に設定器12の出力が接続され、(2)コンパレ
ータ14は、正相入力にアナログ−デジタル変換器2の
出力が接続されるとともに、逆相入力に加算回路10の
出力が接続され、(3)コンパレータ15は、正相入力
に減算回路11の出力が接続されるとともに、逆相入力
にアナログ−デジタル変換器2の出力が接続されている
。 従って、(11プレス装置の実荷重が最大荷重能力を越
えた場合にはコンパレータ13が、(2)プレス装置の
実荷重が許容誤差の上限値を越えた場合にはコンパレー
タ14が、プレス装置の実荷重が許容誤差の下限値を下
回った場合にはコンパレータ15が各々その出力(警報
信号)を発生する様になされている。 そして、これら各コンパレーク13・14・15が発生
した警報信号はブザー16や非常停止装置17に加えら
れ、これらを作動させる様になされている。 次ぎに本実施例においては、モデルワークに対する試行
的なプレス加工によって得られるモデルデータの一側上
して、1工程のプレス加工によって消費される仕事量を
検出できる様にしている。 プレス装置における仕事量はスライド移動量と、その間
に出した力の積であるので、プレス荷重をスライドが一
定量移動する毎にサンプリングし、サンプリングした荷
重を1プレス工程分逐次積算すれば1プレス工程におけ
る仕事量を算出することができる。 プレス荷重は歪センサ1の出力として直接入力される。 一方、スライド変位量はエンコーダ3が発生するパルス
数を変数とする関数になるが、エンコーダ3が発生ずる
パルス数は直接的にはクランク角度を示し、スライド変
位量はクランク角度の余弦の変化量の絶対値(即ち、ク
ランク角度の正弦の絶対値)の関係にある。 そこで、本実施例ではアナログ−デジタル変換器2の出
力であるプレス荷重をサンプリングするパルスの周期を
クランク角度に対応じて変動させることによりスライド
が一定量変位する毎に荷重値を積算する様にしている。 先ず、プレス荷重の積算はレジスタ20、加算回路21
、入力レジスタ22により行われる。 先ず、レジスタ20の出力は加算回路21の一方の入力
に加えられ、加算回路2Iの出力は入力レジスタ22に
加えられるとともに、入力レジスタ22の出力は加算回
路2Iの他方の入力にフィードバックされている。 そして、加算回路21は二つの入力値を加算して出力す
る様になされているので、スライドが一定量移動する毎
にレジスタ20・加算回路21・入力レジスタ22を作
動させれば、加算回路2Iはスライドが一定量変位する
毎に前回までの仕事量である入力レジスタ22の値に今
回の仕事量であるレジスタ20の値を加算することにな
る。 上記の様にスライド移動量はクランク軸の回転角度の正
弦の絶対値になるので、上記のレジスタ20・加算回路
21・入力レジスタ22を作動させるためのパルスの周
期をクランク軸の回転角度の正弦の絶対値に反比例させ
れば、スライドが一定量移動する毎に荷重を積算するこ
とができ、このパルスは以下に説明する要素により得る
ことができる。 先ず、23は三角関数回路を示し、三角関数回路23に
はクランク角度を示すリングカウンタ4の計数値が与え
られており、三角関数回路23はクランク角度の正弦の
絶対値に比例した電圧を発生ずる。 又、24はパルス幅変換回路を示し、パルス幅変換回路
24にはエンコーダ3の出力パルスと、三角関数回路2
3の出力電圧が加えられている。 そして、パルス幅変換回路24は電圧制御発振器によっ
て構成され、三角関数回路23から加えられた印加電圧
の絶対値にその周期が反比例するパルスを発生し、この
パルスはリングカウンタ25にクロックとして加えられ
るとともに、レジスタ20・加算回路21・入力レジス
タ22に作動用のトリガとして加えられている。 次ぎに、26は仕事量テーブルを示し、仕事量テーブル
26のデータラインには入力レジスタ22の出力が加え
られるとともに、その読出・書込アドレスはリングカウ
ンタ25の計数値をデコードするアドレスデコーダ27
によって指定される様になされている。 尚、28は仕事量テーブル26から読み出される仕事量
データを保持する出力レジスタを示す。 次ぎに、29はプレスのエネルギー能力を手入力によっ
て設定するための設定器を、30は1回のプレス加工に
おいて費やす仕事量を設定器29に設定されたエネルギ
ー能力と比較するコンパレータを各々示す。 そしてコンパレータ30は、その正相入力に加算回路2
1の出力が加えられるととに、その逆相入力に設定器2
9の出力が加えられており、加算回路21の出力である
仕事量が設定値を超過すると出力(警報信号)を立ち上
げる様になされている。そして、このコンパレータ30
が立ち」二げる警報信号によっても既述のブザー16や
非常停止装置17が起動される様になされている。 次ぎに、図中40は画像処理装置を示し、画像処理装置
40はモデルワークに対してプレス加工を行った時に得
られるモデルデータや実ワークに対してプレス加工を行
った時に得られる実データを表示するためのものである
。 画像処理装置40は制御装置41・実荷重画像メモリ4
2・上限荷重画像メモリ43・下限荷重画像メモリ44
・モデルエネルギー画像メモリ45・実エネルギー画像
メモリ46・画像合成装置47・CRT4 Bを有する
。 制御装置41にはアナログ−デジタル変換器2の出力で
あるプレス荷重、加算回路10の出力である許容誤差の
上限値、減算回路11の出力である許容誤差の下限値、
リングカウンタ4の出力であるクランク角度、加算回路
21の出力である実仕事量、出力レジスタ28の出力で
あるモデル仕事量が加えられており、これらのデータは
制御装置41によって画像情報に加工されて、アナログ
−デジタル変換器2の出力は実荷重画像メモリ42に、
加算回路10の出力は上限荷重画像メモリ43に、減算
回路11の出力は下限荷重画像メモリ44に、出力レジ
スタ28の出力はモデルエネルギー画像メモリ45に、
加算回路21の出力は実エネルギー画像メモリ46に各
々1プレス工程分記憶され、これら各メモリの内容は画
像合成装置47によって合成されてCRT48に表示さ
れる様になされている。 又、50はエンコーダ3が発生するパルスと等価のパル
スを発生するための発振器を示す。 それでは次ぎに上記事項を参照して、本実施例の動作を
詳細に説明しよう。 先ず、歪センサ1はプレス加工において荷重を受ける箇
所に配設される。又、設定器12には当該プレス装置の
最大荷重能力が、設定器29には当該プレス装置のエネ
ルギー能力が各々設定される。 段取り替えの後に本実施例のプレス制御装置は書込モー
ド(即ち、荷重データテーブル5及び仕事量テーブル2
6にモデルデータを書き込むモード)に設定され、この
書込モードの設定によって第1図に示す全てのメモリ類
やレジスフ類並びに全てのカウンタ類はクリアされる。 図示せぬ金型上にモデルワークがセントされた後にプレ
ス装置及び本実施例のプレス制御装置が起動され、モデ
ルワークに対して試行的なプレス加工を施す。 先ず、クランク軸の回転に伴ってエンコーダ3はパルス
を発生し、このパルスによってリングカウンタ4が歩進
され、リングカウンタ4の計数値はアドレスデコーダ7
によってデコードされて荷重データテーブル5に書込ア
ドレスとして与えられる。 一方、プレス加工の進行に伴って歪センサ1には荷重が
加わり、その抵抗値が変化する。そして歪センサ1の抵
抗値の変化はアナログ−デジタル変換器2によって数値
化されて入力レジスフ6に与えられ、入力レジスタ6は
エンコーダ3が発生するパルスのタイミングでアナログ
−デジタル変換器2の出力である荷重をラッチし、入カ
レジスり6がランチした値は荷重データテーブル5の人
力データラインに与えられる。 一方、荷重データテーブル5の書込アドレスであるリン
グカウンタ4の計数値はクランク軸が所定角度回転する
毎に歩進されるので、荷重データテーブル5の各番地に
は、クランク軸が所定角度回転する毎に、その時点にお
ける荷重値が順次記憶され、クランク軸が1回転する間
に荷重データテーブル5の各番地には各クランク角度毎
の荷重値列が記憶される。 又、クランク軸の回転角度を示すリングカウンタ4の計
数値は三角関数回路23に与えられ、三角関数回路23
はクランク軸の回転角度の正弦の絶対値に比例する電圧
をパルス幅変換回路24に加える。 そして、パルス幅変換回路24は印加電圧に反比例する
周期のパルスを発生し、且つスライド移動量はクランク
軸の回転角度の正弦の絶対値となるので、パルス幅変換
回路24はスライドが一定量移動する毎にパルスを発生
することになる。 そして、パルス幅変換回路24が発生したパルスによっ
てリングカウンタ25が歩進され、リングカウンタ25
の計数値はアドレスデコーダ27によってデコードされ
て仕事量テーブル2Gに書込アドレスとして与えられる
。 又、パルス幅変換回路24が発生したパルスはレジスタ
20、加算回路21、入力レジスタ22に起動用トリガ
信号として与えられている。 先ず、レジスタ20にはアナログ−デジタル変換2″i
2の出力である荷重値が加えられており、レジスタ20
はパルス幅変換回路24がパルスを発生ずる毎に(即ち
、スライドが一定量移動する毎に)その時点における荷
重値を記憶し、レジスタ20の内容は加算回路21の一
方の入力に与えられる。この力■算回路21の他方の入
力には入力レジスタ22の出力が加えられており、加算
回路21はパルス幅変換回路24からパルスを加えられ
る毎に両人力の数値を加算して出力し、入力レジスタ2
2はパルス幅変換回路24からパルスを加えられる毎に
加算回路21の出力をランチする。 従って、スライドが一定量移動する毎に、加算回路21
はその時点までに費やした仕事量を示す値を出力し、そ
の値が入力レジスタ22にラッチされ、入力レジスタ2
2の記憶内容は仕事量テーブル26の入力データライン
に与えられる。 一方、仕事量テーブル26の書込アドレスであるリング
カウンタ25の計数値はスライドが一定量移動する毎に
歩進されるので、仕事量テーブル26の各番地には、ス
ライドが一定量移動する毎に、その時点までの荷重積算
値(即ち、その時点までの仕事量)が順次記憶される。 さて、本実施例では、上記の様にしてモデルワークに対
して試行的なプレス加工を行いながら荷重データテーブ
ル5や仕事量テーブル26にモデルデータを記1aする
過程において、荷重値や仕事量が定格能力を超過すると
、ブザー16に警報音を発生さゼるとともに、非常停止
装置17を作動させてプレス装置を停止せしめ、プレス
装置や金型の破壊を未然に防止する。 具体的にはアナログ−デジタル変換器2の出力(即ち、
その時点の荷重値)はコンパレータ13の正相入力に加
えられ、このコンパレータ】3の逆相入力には設定器1
2に設定された最大荷重能力が与えられている。従って
、モデルワークに対して試行的なプレス加工を行い、荷
重データテーブル5内にモデルデータを記憶する過程に
おいて歪センサ1に加わる荷重が最大荷重能力を超過す
ると、コンパレーク13は警報出力を立ち上げて、ブザ
ー16や非常停止装置17を起動する。 従って、その時点でプレス装置は停止し、同時に警報音
によってモデルワークに対して行った試行的なプレス加
工はプレス装置の最大荷重能力を超過するものであるこ
とを知ることができる。 同様に、加算回路21の出力(即ち、その時点までに費
やした仕事量)はコンパレータ30の正相入力に加えら
れ、コンパレータ30の逆相入力には設定器29に設定
されたエネルギー能力が与えられているので、モデルワ
ークに対して試行的なプレス加工を行い、仕事量テーブ
ル2G内にモデルデータを記憶する過程においてなされ
た仕事量が最大エネルギー能力を超過すると、コンパレ
ーク30は警報出力を立ち上げて、ブザー16及び非常
停止装置17を起動する。 従って、その時点でプレス装置は停止し、同時に警報音
によってモデルワークに対して行ったプレス加工はプレ
ス装置の最大荷重能力を超過するものであることを知る
ことができる。 又、このようにして荷重データテーブル5内及び仕事量
テーブル26内に記憶されたモデルデータを表示する場
合には、荷重データテーブル5及び仕事量テーブル26
を読出モードに設定するとともに、発振器50を作動さ
せる。 具体的には、発振器50はエンコーダ3が発生するパル
スと等価のパルスを発生し、この発振器50が発生した
パルスによってリングカウンタ4が歩進され、リングカ
ウンタ4の計数値に関連した周期でパルス幅変換回路2
4が発生するパルスによってリングカウンタ25は歩進
される。 先ず、リングカウンタ4の計数値はアドレスデコーダ7
でデコードされて荷重データテーブル5に続出アドレス
として与えられるので、荷重データテーブル5内に記憶
された荷重値のモデルデータはリングカウンタ4が歩進
される毎に順次読み出され、出力レジスタ8に記憶され
、加算回路10及び減算回路11に与えられる。 そして、加算回路10は出力レジスタ8の出力に設定器
9に設定された許容誤差を加算し、又、減算回路11は
出力レジスタ8の出力から設定器9に設定された許容誤
差を減算するので、加算回路10の出力は許容誤差の上
限値を示し、減算回路IIの出力は許容誤差の下限値を
示すことになる。そして、加算回路10及び減算回路1
1の出力値は画像処理装置40の制御装置41に与えら
れる。 制御装置41は、リングカウンタ4が歩進される毎に加
算回路10から逐次与えられる許容誤差の上限値列を画
像情報に変換して上限荷重画像メモリ43に記憶し、又
、減算回路11から逐次与えられる許容誤差の下限値列
を画像情報に変換して下限荷重画像メモリ44に記憶す
る。 一方、リングカウンタ25の計数値はアドレスデコーダ
27でデコードされて仕事量テーブル26に続出アドレ
スとして与えられるので、仕事量テーブル26内に記憶
された仕事量のモデルデータはリングカウンタ25が歩
進される毎に順次読み出され、出力レジスタ2Bに記憶
され、画像処理装置40の制御装置41に与えられる。 そして、制御装置41はリングカウンタ25が歩進され
る毎に出力レジスタ28から逐次与えられる仕事量のモ
デルデータ列を画像情報に変換してモデルエネルギー画
像メモリ45に記憶する。 そして、上限荷重画像メモリ43、下限荷重画像メモリ
44及びモデルエネルギー画像メモリ45に記憶された
画像情報は画像合成装置47で合成されてCRT48に
表示される。 尚、第2図は横軸をクランク角度とし、縦軸を荷重及び
消費エネルギーとした場合の、CRT48の表示内容の
1例を示すものであり、一点鎖線は許容誤差の上限値を
、点線は許容誤差の下限値を、二点鎖線は仕事量を各々
示す。 次ぎに実際のワークに対してプレス加工を行う場合の動
作を説明する。 実ワークに対してプレス加工を行う場合には、荷重デー
タテーブル5及び仕事量テーブル26は各々続出モード
に設定される。 実ワークが金型上にセントされ、プレス装置が起動され
ると、クランク軸の回転に対応じてエンコーダ3が発生
するパルスによってリングカウンタ4が歩進され、アド
レスデコーダ7はリングカウンタ4の計数値をデコード
して荷重データテーブル5の続出アドレスを指定する。 従って、荷重データテーブル5にモデルデータとして記
憶された各クランク角度毎の荷重データはクランク軸の
回転に連動して読み出されて出力レジスタ8に記憶され
、加算回路10及び減算回路11に与えられる。 そして、加算回路10の出力はコンパレータエ4の逆相
入力に、減算回路11の出力はコンパレータ15の正相
入力に各々加えられる。 一方、実ワークに対するプレス加工によって歪センサI
には荷重が加わり、この荷重値はアナログ−デジタル変
換器2によって数値化される。 そして、アナログ−デジタル変換器2の出力はコンパレ
ータ14の正相入力に加えられるとともに、コンパレー
タ15の逆相入力に加えられるので、例えば実ワークの
組成的なバラツキや異物の混入等によって、実ワークに
加わる荷重が許容誤差の上* (i以上になった時はコ
ンパレータ14が、同様に実ワークに加わる荷重が許容
誤差の下限値以下になった時はコンパレータ15が各々
警報信号を立ち上げ、ブザー16や非常停止装置I7を
作動させる。 又、アナログ−デジタル変換器2の出力はコンパレータ
13の正相人力にも与えられるとともに、コンパレータ
13の逆相入力には設定器12に設定された最大荷重能
力が与えられているので、何等かの原因によって実ワー
クに加わる荷重が最大荷重能力を超過した時にはコンパ
レータ13が警報信号を立ち上げ、ブザー1Gや非常停
止装置17を作動させる。 同様にプレス装置の起動に伴いリングカウンタ4が歩進
されると、リングカウンタ4の計数値であるクランク角
度の正弦に反比例する周期のパルスをパルス幅変換回路
24が発生し、このパルスをトリガとしてレジスタ20
・加算回路21・入力レジスタ22が作動を繰り返す。 従って、加算回路21の出力は常にその時点までに行っ
た仕事量を示すことになるのは既述の通りであり、加算
回路21の出力はコンパレータ30の正相入力に与えら
れる。そしてコンパレータ30の逆相入力には設定器2
9に設定されたエネルギー能力が与えられているので、
仕事量がエネルギー能力を超過すると、コンパレータ3
0は警報信号を立ち上げ、ブザー16や非常停止装置1
7を作動させる。 又、この様にして実ワークに対してプレス加工を行う過
程においてアナログ−デジタル変換器2が発生した荷重
データ及び加算回路21が発生した仕事量データは画像
処理装置40の制御装置41に与えられ、制御装置41
ばこれらのデータを画像情報に変換して、荷重データは
実荷重画像メモリ42に、仕事量データ番オ実エネルギ
ー画(&メモリ46に各々記′Iaさせる。 そして、既述の通り、上限荷重画像メモリ43・下限荷
重画像メモリ44・モデルエネルギー画像メモリ45に
はモデルワークに対して試行的なプレス加工を行った時
に得られたデータが既に記憶されており、実際のプレス
作業において実荷重画像メモリ42や実エネルギー画像
メモリ46に記憶された画像情報は一ト限荷重画像メモ
リ43・下限荷重画像メモリ4/I・モデルエネルギー
画像メモリ45に記憶された画像情報とともに、画像合
成装置47によって合成されCRT 48に表示される
。 従って、」二記において説明した種々の理由により、実
ワークに対するプレス作業中にプレス装置が非常停止し
た場合には、CRT4Bの表示画面を確認すれば、実ワ
ークに対するプレス加工において得られた荷重データや
仕事量データが表示されているので、非常停止の原因を
速やかに把握することができる。 尚、上記においては荷重値や仕事量を検出する様にした
例を示したが、例えば歪センサを2箇所に設け、両者の
差を逐次算出記憶する様にすれば、いわゆる偏荷重を監
視することもできる。 又、上記においては許容誤差の範囲は加減算によって算
出する様にした例を示したが、これは許容誤差を加減算
によって算出した場合にはその時点における検出値の大
小によらず誤差範囲を一定のものとすることができるた
めであり、誤差範囲を一定にする必要がない場合には許
容誤差の範囲を一定の乗率で算出したり、その他の手法
で算出することも可能である。 【発明の効果] 以上説明した様に本発明によれば、プレスの最大荷重能
力やエネルギー能力等の定格能力を設定しておけば、単
にサンプルとなるモデルワークに対して試行的なプレス
加工を行うことによって、当該プレス加工がそのプレス
装置の定格能力に適合するかを判断することができ、所
望されるプレス加工が適格能力に適合するか否かの複雑
な数値解析を行う必要がなくなる。 又、実ワークに対して行った実際のプレス加工によって
得られたデータが、モデルワークに対して行った試行的
なプレス加工によって得られたデータを基準に決定され
る許容誤差の上限値から下限値の範囲を逸脱した時には
自動的にプレス装置を停止させることができるので、個
々のワークの組成的なバラツキや異物の混入等に起因し
て特異的な高負荷が加わった様な場合にも確実に対応す
ることができる。 更に、上記の様に画像表示する様にした実施例によれば
、プレス装置が停止した場合に停止の原因を視覚的に理
解することができるとともに、プレス装置が正常に作動
している時にもプレス装置の荷重や仕事量等の状態を視
覚により直感的に把握することができるので、段取り替
えを行う場合にも、必要となる定格能力を類推すること
が容易になる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の1実施例に係るプレス制御装置のブロ
ック図、第2図はCRTの表示画面の説明図。 1・・・歪センサ 3・・・エンコーダ    4・・・リングカウンタ5
・・・荷重データテーブル 7・・・アドレスデコーダ 9・・・設定器10・・・
加算回路    11・・・減算回路12・・・設定器 13・14・15・・・コンパレータ 】6・・・ブザー     17・・・非常停止装置2
0・・・レジスタ    21・・・加算回路22・・
・入力レジスタ  23・・・三角関数回路24・・・
パルス幅変換回路 25・・・リングカウンタ 26・・・仕事量テーブル
29・・・設定器     30・・・コンパレータ4
0・・・画像処理装置

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)、プレス装置に加わる荷重を検出する荷重検出手
    段と、 モデルワークに対して試行的なプレス加工を行うことに
    より前記荷重検出手段から得られるモデルデータをこの
    試行的なプレス工程の進行に応じて順次記憶する記憶手
    段と、 上記モデルデータをプレス装置の定格能力と比較する第
    1の比較手段と、 実ワークに対してプレス加工を行うことにより前記荷重
    検出手段から得られる実データを前記モデルデータに対
    応して決定される許容誤差範囲と比較する第2の比較手
    段とを備えるプレス制御装置。
  2. (2)、特許請求の範囲第1項記載のプレス制御装置に
    おいて、 前記記憶手段は、モデルワークに対して試行的なプレス
    加工を行った時に前記荷重検出手段が逐次発生する荷重
    値をモデルデータとしてクランク軸の回転角度毎に順次
    記憶する様になされるとともに、 前記第2の比較手段は、実ワークに対してプレス加工を
    行った時に前記荷重検出手段が逐次発生する荷重値を前
    記モデルデータに対応して決定される許容誤差の上限値
    及び許容誤差の下限値と比較する様になされたことを特
    徴とするプレス制御装置。
JP2957986A 1986-02-13 1986-02-13 プレス制御装置 Pending JPS62187600A (ja)

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