JPS62186917A - 電気掃除機集じん袋紙 - Google Patents

電気掃除機集じん袋紙

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JPS62186917A
JPS62186917A JP2755986A JP2755986A JPS62186917A JP S62186917 A JPS62186917 A JP S62186917A JP 2755986 A JP2755986 A JP 2755986A JP 2755986 A JP2755986 A JP 2755986A JP S62186917 A JPS62186917 A JP S62186917A
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denier
fibers
pva
paper
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JP2755986A
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Shosuke Higashimori
東森 正輔
Shoichi Nishiyama
正一 西山
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Kuraray Co Ltd
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Kuraray Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 A 産業上の利用分野 本発明は電気掃除機等に用いる集じん袋用紙に関するも
のである。
B 従来の技術とその問題点 近年、使い捨て集じん用紙袋を用いた電気掃除機がごみ
処理の簡便さと微細なごみの捕捉性のよさから広く普及
しつつある。
従来この種の電気掃除機に用いられる集じん袋用紙には
木材パルプ、マニラ麻、通常デニールの化合繊維及び少
量のポリビニルアルコール(以下PVAと略記)系バイ
ンダー線維よりなる抄き合せ紙が用いられている。かへ
る集じん袋用紙は扁平な木材パルプの目詰め構造を通常
デニールの化合繊維にてひろげて、捕集効率と初期圧力
損失(以下圧力損失と略記)とをバランスさせ、かつ麻
、PVAバインダー繊維を用いて紙に強力を付与しよう
とするものである。
しかしながらかかる集じん袋用紙は用いるパルプ、麻、
通常デニール化合繊維の繊度がいづれも大きいために構
成本数の割にはパルプ及び麻の扁平効果により捕集効率
はよいものの、下限径が2μ程度といわれている人体に
有害なカビ胞子等の微細じんの捕捉性が不充分で、又圧
力損失も大きい。更に集じん袋用紙は使い捨てであるた
めに安価であることが重要であるが、麻及び通常デニー
ル化合繊維を多量に使用しているために高価という問題
があり、かかるタイプの電気掃除機が快適な環境と便利
さを提供する割には普及速度が遅いと言われる一因とな
っている。
C問題点を解決するための手段 本発明の目的は、捕集効率にすぐれ圧力損失の小さい高
強力で安価な集じん袋用紙を提供することにあり−この
目的は、0.5デニール未満の極細デニール化合繊維5
〜40%−木材バルブ50〜93%、PVA系バインダ
ー繊維2〜20%よりなる坪量35〜609/7dの集
じん袋用紙を提供することにより達成ざ几る。
本発明の集じん袋用紙は、■木材パルプを主体としてい
るので安価である。■単位ffl量当りの本数が多く直
径の小さいfMJ!filデニール化合繊維を用いるた
めに、木材パルプによる目詰め構造が適度にひろげられ
、かつかかる繊維同志あるいはパルプとの間により形成
される多数の小さな網目によって微細じんをほぼ完全に
捕捉し、かつ圧力損失も少ない、■PVA系バインダー
繊維が多数存在する繊維やパルプの交叉点を有効に接着
するため1こ強度が高いという特長を有している。
本発明の目的は既述の如く木材バルブ、極細デニール化
合繊維、PVA系バインダー繊維を特定量組合せた特定
の坪量の集じん袋用紙によってのみ達成されるものであ
るが、極細デニール化合繊維の太ざ及び配合量が最も重
要なポイントとなるものである。
極細デニール化合繊維の繊度は0.5デニール未満でな
ければならず、好ましくは0.1〜0.4デニールであ
る。0.5デニール以上になると微細じんの捕捉能力が
著しく低下する。かかる効果を実験例にて示す。繊度の
異なるPVA繊維25%−NBKP (670m108
F ) 70%、P、VA系バインダー繊維5%よりな
る坪量40 y/rdの集じん袋用紙をそれぞれ作成し
、PVA繊維の繊度とカビ胞子の下限に近い粒子径であ
る試験用ダス)11M (JI8−28091)の捕集
効率の関係をみた結果を第1図に示した。この図より化
合繊維の繊度を0.5デニール未満にすることがいかに
重要であるか一目瞭然であり、予想をはるかに越えた驚
くべき事実を見い出した。
かかる0、5デニール未満の極細デニール化合繊維の配
合量は5〜40%でなければならない。5%未満では極
細デニール化合繊維の本数が少なすぎてその効果があら
れれない。又40%を越えると本来なら捕集効率が高く
、圧力損失の小さい集じん袋用紙が得られるはずである
が、極細デニール化合繊維の量が多すぎ地合斑が出来て
濾過性能のバラツキが多くなり一又商品価値も低下し、
好ましくなく−さらに高価にもなる。繊維長は1〜6閣
、好ましくは2〜4ff!IIである。
かかる極細デニール化合繊維としてはPVA繊維、ポリ
アクリロニトリル系繊維、ポリエステル系繊維、ポリプ
ロピレン繊維、ポリアミド系繊維等があげられるが、こ
れに限定されるものではない。特に好ましい例は極細デ
ニールPVA1繊維であり、PVA系バインダー繊維と
の親和性がよく強力の強い集じん袋用紙が得られる。か
かる#l維の水中溶解温度が90〜110℃であればざ
らに好ましい。この場合には、PVA系バインダー繊維
とのすぐれた親和性に加えて、該極細デニールPVA繊
維同志が相互に接着するために強力が一層大きくなる。
木材バルブの配合量は50〜93%でなければならない
。50%未満では紙の地合が乱れ濾過性能にバラツキを
生じ、又安価であるという特長が消失する。93%以上
では極細デニール化合繊維の量が少なくなり、その効果
が出ないために圧力損失が大さくなり、又捕集効率も低
く好ましくない。木材パルプとしては、通常の針葉樹あ
るいは広′fJmより得られるクラフトパルプ、サルフ
ァイドパルプ、グラシドバルプーセミケミカルバルプ、
サーモメカニカルパルプなどがあげられ、叩解度はカナ
ディアンスタンダードフリーネス(C8F)で300〜
750m1が好ましい。
PVA系バインダー繊維は2〜20%でなければならず
、好ましくは7%を越えないことである。
2%未満では集じん袋用紙の強力が低く又20%を越え
ると強力は高くなるものの構成繊維の交点に多数のバイ
ンダー皮膜が形成されて、圧力損失が大さくなり好まし
くない。PVA系バインダー繊維は市販されている通常
のものを使用すればよい。
本発明の基本構成である極細デニール化合繊維、木材パ
ルプPVA系バインダー繊維に加えて0.5〜3デニー
ルの化合繊維を30%以下の範囲内で混抄することが可
能である。上記範囲内においては極細デニール化合繊維
によってひろげられたパルプの目詰め構造がざらに適度
にひろげられて捕集効率をほとんど落すことなく圧力損
失が小さくなる。繊度が3デニールを越えたり、かかる
繊維が30%を越えると捕集効率が低下し好ましくない
。繊維長は2〜10mmがよい。かかる化合繊維として
はl’VA繊維、レイヨン等の再生繊維−ポリエステル
系(各種変性ポリエステルを含む)繊維、ポリアクリロ
ニトリル系繊維、ポリプロピレン繊維−ポリ塩化ビニル
繊維、ポリアミド系繊維。
各種の複合繊維があげられるが、これに限定されるもの
ではない。又断面形状も元型や異型を問わないし一捲縮
の有無も問わない。理由はわからないがレーヨンが最も
好ましい効果を有する。
集じん袋用紙の坪量は35〜60 yAdでなければな
らない。35 y/d未満では薄すぎて微細じんの捕捉
能力が不足し、609βを越えると厚くなりすぎて、圧
力損失が上昇し好ましくない。
本発明の渠じん袋用紙は通常の湿式抄紙機で容易に製造
できる。用いら几る金網は円網、短網、ハーチフオーマ
ーーロトフオーマー、ノーイトロフオーマーなとのいず
れでもよく一乾燥機はヤンキー型、 多n型、スルー型
のいずれでもよい。
D 発明の効果 本発明の集じん袋用紙は多量の木材ノ(パルプに極細デ
ニール化合繊維及び少種のPVA系/(イングー繊維を
混抄したものであって、安価で一徹細しんがほぼ完全に
捕捉でき、圧力損失が低く、かつ強力力弓刺い、優れた
性能を有するものである。
なお本発明に於ける捕集効率はo、s s rIVbr
の流量で、JI8−28901で規定される試験ダスト
11種0.5 gを吸入し、直径10CI11の試料が
ダストを捕捉するときのダスト捕捉量とダスト通過量よ
り以下の式で算出する。
なお、かかる測定で用いる試験ダス)111Jは中位径
が約2μで、この値は下限径が2μ程度といわれている
かび胞子等の微細じんに匹適する。
初期圧力損失はJI8−L1018で示されるフラジー
ル型試験機に試験ダストを捕捉する前の試料を装着し、
風速4.3 cm/secにしたときの圧力差(mfi
zO)である。
本発明の%は特にことわりのない限り重量%である。
以下実施例で本発明を説明する。
実施例1〜3、比較例1〜2 通常の短網−ヤンキードライヤーよりなる抄造機で、0
3デニール、繊維長3閣のホルマール化1、たPVA1
jl維(以後vPB033×3という)、0.3デニー
ル、繊維長3肩の水中溶解温度が102℃であるPVA
繊維(以後VPBO32X3 トLNう)、1デニール
、繊維長3閣の水中溶解温度が101℃であるPVA繊
維(以後VPB102X3 トイう)、叩解度670m
1(08F )のNBKP (以後NBKP(670m
n)という)及び1デニール、繊維長3団の水中溶解温
度が・60℃でめるPVA系バインダー繊維(以後VI
”B] 05−2X3という)を用い、第1表の組成の
渠じん袋用紙をそれぞ几抄造した。かかる集じん袋用紙
の捕集効率、圧力損失、JI8−P−8113で規定さ
れている引張強力の測定結果を第1表に示す。
第1表 実施例】は0.3デニールの極細デニールPVA繊維、
木材パルプ及びPVA系バインダー繊維よりなる集じん
袋用紙であって、極細デニールPVA繊維混抄のため、
圧力損失が小さいにもかかわらず捕集効率がよく、かつ
引張強力も強く、また木材パルプ量が多いため安価であ
る。実施例2は実施例1のVPBO33X3の代りに、
水中溶解温度が102℃のVPBO32X3を用いたも
ので、か〜る繊維が抄紙に於ける乾燥時に相互に接着す
る性質があるため、実施例1の集じん袋用紙より更に高
強力である。実施例3は実施例2のVPBO32X3の
半分を通常デニールであるVPBI O2X3と入れ替
えたもので、捕集効率はわずかに低下するのみで圧力損
失がかなり下がる。
比較例1は実施例1のVPBO33X3の代りに111
1常デニールのVPBI 02X3を用いた紙で、極細
デニール化合繊維がないため捕集効率が悪く、又比較例
2は木材パルプとPVA系バインダー繊維よりなる紙で
、パルプの目詰構造を広げる化合繊維がないため圧力損
失が非常に高い。
以上より本発明の集じん袋用紙がいかにすぐれた性能を
有するかが明瞭である。
【図面の簡単な説明】
ニールと捕集効率との関係を示す。 △

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、0.5デニール未満の極細デニール化合繊維5〜4
    0%、木材パルプ50〜93%、ポリビニルアルコール
    系バインダー繊維2〜20%よりなり、坪量が35〜6
    0g/m^2である電気掃除機集じん袋用紙。 2、該極細デニール化合繊維5〜40%、木材パルプ5
    0〜93%、ポリビニルアルコール系バインダー繊維2
    〜20%、0.5〜3.0デニールの化合繊維30%以
    下よりなる特許請求の範囲第1項記載の電気掃除機集じ
    ん袋用紙。 3、該極細デニール化合繊維がポリビニルアルコール繊
    維である特許請求の範囲第1項または第2項記載の電気
    掃除機集じん袋用紙。 4、該極細デニールポリビニルアルコール繊維の水中溶
    解温度が90〜110℃である特許請求の範囲第1〜3
    項のいずれかに記載の電気掃除機集じん袋用紙。 5、0.5〜3.0デニールの化合繊維がレーヨンであ
    る特許請求の範囲第2〜4項のいずれかに記載の電気掃
    除機集じん袋用紙。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01194911A (ja) * 1988-01-30 1989-08-04 Tsuchiya Mfg Co Ltd 濾材
JPH02116338A (ja) * 1988-10-27 1990-05-01 Tokyo Electric Co Ltd 電気掃除機の集塵袋
KR20040029534A (ko) * 2002-10-01 2004-04-08 중앙특수제지(주) 천연펄프 및 폴리에스터 합성섬유를 바인더로 결합시켜제조된 특수지
JP2006006399A (ja) * 2004-06-22 2006-01-12 Asahi Kasei Fibers Corp 掃除機用集塵袋体

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5171566A (en) * 1974-12-19 1976-06-21 Mitsubishi Rayon Co Eaafuirutaano seizohoho

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