JPH02116338A - 電気掃除機の集塵袋 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の目的〕 （産業上の利用分野） 本発明は、重層構造の電気掃除機の集塵袋に係り、とく
に、材質に関する。

（従来の技術） 従来、第６図に示すように、吸気口１を有する口枠２と
、この口枠２に吸気口１を囲んで開口部が固着された外
装袋３と、この外装袋３の内側に位置して同様に開口部
が前記口枠２に固着された内装袋４とからなる２層構造
の電気掃除機の集塵袋が知られている。なお、２層構造
にするのは、集塵性を高めるためである。そして、従来
のこの種の電気節°除機の集塵袋においては、外装袋３
および内装袋４の材質をいずれも紙とした構造が採られ
ていた。また、実開昭６２−１５１８４７号公報に記載
されているように、内装袋を多層とした集塵袋も提案さ
れているが、この集塵袋においても、すべての内装袋お
よび外装袋が紙製になっている点は同じである。

（発明が解決しようとする課題） しかし、上述のような従来の電気１除様の集塵袋では、
外装袋および内装袋がすべて紙製であったため、微細塵
の捕集効率を向上させるためｆは、紙の目を細かくする
し、かなかった。ところが、とくに重ＦＪ構造の集塵袋
において、目を細かくすると、そのために通気性が悪く
なり、電気局除機の吸入性能を悪くするなどの問題が生
じていた。

本発明は、このような問題点を解決しようとするもので
、微細塵の捕集効率が高いとともに、吸込力を低下させ
ることのない電気掃除機の集塵袋を提供することを目的
とするものである。さらに、この電気帰除様の集塵袋に
おいて、掃除時における外装袋と内装袋との密着を防止
し、捕集効率および吸込力をより高めることを目的とす
るものである。

〔発明の構成〕

（課題を解決するための手段） 本発明は、上記目的を達成するために、通気性を有する
外装袋と、この外装袋の内側に配設された通気性を有す
る単数または複数の内装袋とからなる電気局除機の集塵
袋において、ポリプロピレンなとの合成樹脂製極細繊維
からなるシート状体を内装袋としたものである。

さらに、外装袋と合成樹脂製極細繊維からなる内装袋と
の間に前記外装袋より目の粗い紙からなる内装袋を配設
してもよい。

（作用） 本発明の電気伜除機の集塵袋は、掃除機本体内に装着さ
れて使用されるが、０除時、塵埃を含んだ気流が内装袋
と外装袋とを順次通過して濾過され、気流中の塵埃が内
装袋および外装袋により捕集されてその内部に貯溜され
ていく。このとき、気流がポリプロピレンなとの合成樹
脂′！！Ｊ極１１Ｉ繊維からなる内装袋を通過するのに
伴って、紙を通過する場合よりも高い起電力が生じ、内
装袋がより高い静電気を帯びるとともに、集ｐ袋全体も
より高い静電気を帯びる。そして、この高い静電気によ
って、微ｍｒｘを含めた塵埃がより効率的に内装袋など
に捕捉される。

さらに、請求項２の電気銘除様の集塵袋では、外装袋と
合成樹脂製極細繊維からなる内装袋との間に挟まれ外装
袋よりも目の粗い紙製の内装袋が、外装袋と合成樹脂特
権ｍｍｍからなる内装袋との間に気流の通路を確保し、
これら両者の密着を防止する。したがって、通気性が高
められるとともに、捕集効率がよりいっそう高められる
。

（実施例） 以下、本発明の電気掃除礪の集塵袋の第１実施例の構成
を第１図および第２図に基づいて説明する。

１１は厚紙などからなる口枠で、この口枠１１の中央部
には吸気口１２が開口形成されている。そして、この口
枠１１は、掃除機本体（図示せず）の集塵室内に設けら
れた口枠装着部に係脱自在に係止されるものである。ま
た、前記口枠１１にはその吸気口１２を囲んで、外装袋
１３および２枚の内装袋１４゜１５の前端間口部が気密
に接着されている。

これら外装袋１３および内装袋１４．１５は３層に重層
されているが、最も外側の外装袋１３は、目の細かい紙
からなっている。一方、最も内側の内装袋１５は、合成
樹脂を極細１Ｉｆｔ状にしたシート状体からなっている
。この内装袋１５の材質としては、ポリプロピレン、ポ
リエステル、ＡＢＳなどが可能であるが、ポリプロピレ
ンが最も適しており、本実施例においても、材質はポリ
プロピレンとしている。なお、製造にあたっては、たと
えば、ポリプロピレンをメルトブロー加工により極細＄
１１を状にするとともに、熱溶着によりシート状にし、
そのシート状体を製袋して、内装袋１５とする。さらに
、この合成樹脂製内装袋１５と前記外装袋１３との間に
配設された内装袋１４は、外装袋１３よりも目の粗い紙
からなっている。なお、１６は前記外装袋１３および内
装袋？４．１５の４１２喘開口部を封止した折り込み部
である。

つぎに、上記実施例の作用について説明する。

上記集塵袋は、電動送風機を内蔵した昂除機本体内の集
画室に着脱自在に装着されて使用され、使い捨てされる
。

そして、掃除時には、口枠１１の吸気口１２がら流入し
た塵埃を含んだ気流が内装袋１５．１４と外装袋１３と
を順次通過して濾過され、気流中の塵埃が内装袋１５．
１４および外装袋１３によりＭ集されてその内部に貯溜
されていく。このとき、気流が内装袋１５などを通過す
るのに伴って起電力が生じるが、とくにポリプロピレン
からなる合成樹脂製内装袋１５は、従来のような紙製の
内装袋よりも静電気を帯びやすく、したがって、集塵袋
全体も静電気をより帯びやすい。そして、こうして生じ
た高い静電気によって微細塵を含めた塵埃が効率的にか
つ確実に内装袋１５．１４および外装袋１３に捕捉され
る。

また、このように静電気により塵埃を捕集できることに
より、内装袋１５などの目をそれほど細かくすることな
く、微細塵の捕集効率を高めることができるので、集塵
袋の通気性を向上させることができ、電気昂除礪の吸込
性能すなわら吸込力の低下を抑えることができる。

ところで、かりに外装袋１３と合成樹脂製内装袋１５と
の間の目の粗い内装袋１４がなかったとすると、目の細
かい外装袋１３と合成樹脂製内装袋１５とが隣接するこ
とにより、風圧によって両者が密着しやすくなり、内側
が目詰りしやすくなる。ところが、上記構成によれば、
合成樹脂製内装袋１５と外装袋１３との間にありこの外
装袋１３よりも目の粗い紙製内装袋１４が、合成樹脂製
内装袋１５と外装袋１３との間に気流の通路を確保する
ことになるので、密着が防止される。したがって、通気
性が高められ、塵埃の捕捉に伴う通気性の低下の進行も
理くできるとともに、より効率的に高い捕集効率が得ら
れる。

実験の結果によれば、第６図に示すような全体が紙製で
ある従来の集塵袋に比べ、微細塵の捕集効率が約２０％
向上した。

つぎに、本発明の第２実施例を第３図および第４図に基
づいて説明する。

この実施例では、第３図に示すように、外装袋１３およ
び内装袋１５．１４がやはり３層になっているが、忌も
外側に目の細かい紙からなる外装袋１３、この外装袋１
３の内側にポリプロピレンの極細Ｉ！維を熱溶着してな
るシート状体からなる内装袋１５、この内装袋１５のさ
らに内側に前記外装袋１３よりも目の粗い紙からなる内
装袋１４を配設している。

また、２枚の内装袋１５．１４は、対向する袋面同志が
網目状に接着されている。第４図に破線で示したのが接
着Ｉ！１７である。なお、接着ではなく溶着にしてもよ
い。

上記構成によれば、外装袋１３および合成樹脂製内装袋
１５の内側に目の粗い紙製内装袋１４があるので、微細
塵およびｍ塵は、直接合成樹脂製内装袋１５に捕集され
るのでなく、紙製内装袋１４にある程度捕集された後、
合成樹脂製内装袋１５に捕集されることになる。したが
って、合成樹脂製内装袋１５などの目詰りの進行が緩く
なり、集塵袋に細塵が吸入されるのに伴って通気圧損が
増す速さが遅くなって、最終的に１層塵袋内に集塵可能
な値も増大する。

また、内装袋１５．１４が網目状に接着されていること
により、集塵袋に吸入された細塵が集塵袋の一部分に偏
って捕集されることがなくなり、全体的に徐々に捕集さ
れることになるので、細塵の吸入に伴って通気圧損が増
す割合をよりいっそう小さくすることができる。

第５図に示すグラフＢは、上記第２実施例の集塵袋の細
塵吸込特性についての実験結果を示すものである。一方
、同図のグラフＡは、ｗ４６図に示すような従来の集塵
袋の細塵吸込特性を示すものである。明らかに、上記実
施例の集塵袋では、従来に比べ、ｌｌ１ｒ！１の吸入に
伴う電気掃除機の性能すなわち吸込力の低下の割合が小
さくなっており、最終的に吸込まれた細塵の量も増大し
ている。

なお、上記第２実施例では、内装袋１５．１４同志のみ
を接着したが、外装袋１３と内装袋１５とを接着または
溶着してもよい。また、先の第１実施例の集塵袋におい
ても、同様の接着あるいは溶着を施すことにより、同様
の効果が得られる。さらに、網状ではなく、ある程度の
間隔をあけて点々状に接着あるいは溶着するなどしても
よい。

また、上記各実施例では、内装袋１４．１５を２層にし
たが、内装袋は１層あるいは３層以上にしてもよい。さ
らに、上記各実施例では、合成樹脂製内装袋１５を１枚
としたが、２枚以上にしてもよい。

ところで、集塵袋は、−殻内に、はじめ折り畳まれた状
態になっており、集血に伴って拡がっていくようになっ
ている。ところが、外側の外装袋をポリプロピレンなど
の合成樹脂製にすると、破損防止のため外装袋は厚くし
なければならないことにより、拡がりにくくなる。した
がって、外装袋を合成樹脂製とすることは不適切である
。

〔発明の効果〕

本発明によれば、つぎのような効果が得られる。

請求項１の電気掃除機の集塵袋では、合成樹脂製極細繊
維からなるシート状体を外装袋の内側に配設される内装
袋としたので、この内装袋が静電気を帯びやすいことに
より、微細塵を含めた塵埃の捕集効率が向上する。また
、このように静電気により塵埃を捕集できるので、微細
塵捕集のためにさほど目を細かくする必要がなり、シた
がって、通気性を向上させることができ、電気掃除機の
吸込性能を向上させることができる。

さらに、請求項２の電気昂除機のＳ塵袋では、外装袋と
合成樹脂製の内装袋との間に外装袋より目の粗い紙から
なる内装袋を配設したので、外装袋と合成樹脂製の内装
袋との密着を防止でき、したがって、密着による通気性
の低下を防止でき、捕集効率および吸込力をよりいっそ
う高めることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の電気掃除機の集塵袋の第１実施例を示
す側断面図、第２図は同上斜視図、第３図は本発明の第
２実施例を示す一部の側断面図、第４図は同上接着状態
を示す一部を断面にした平面図、第５図は同上細塵吸込
特性図、第６図は従来の電気掃除機の集塵袋の一例を示
す側断面図である。 １３・・外装袋、１４・・紙製の内装袋、１５・・合成
樹脂製の内装袋。 第１　図 ＄３図 ／’７ 第２図 第４図

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）通気性を有する外装袋と、この外装袋の内側に配
   設された通気性を有する内装袋とからなり、 合成樹脂製極細繊維からなるシート状体を内装袋とした
   ことを特徴とする電気掃除機の集塵袋。
2. （２）外装袋と合成樹脂製極細繊維からなる内装袋との
   間に前記外装袋より目の粗い紙からなる内装袋を配設し
   たことを特徴とする請求項１記載の電気掃除機の集塵袋
   。