JP4213098B2 - 電気掃除機用集塵袋 - Google Patents
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Description
電気掃除機用集塵袋は、電気掃除機の集塵部に装着して使用されるが、集塵部の形状が統一されていないので、メーカーや機種毎に異なったタイプの集塵袋が使用されている。そして、従来より、電気掃除機用集塵袋の口紙の形状を工夫することにより、種々の機種の電気掃除機の集塵部に適合可能とした共用型の電気掃除機用集塵袋が提案されている。例えば、特許文献1や、特許文献2には、口紙に、高さ調節のためのミシン目、及び、取付孔又は取付孔を形成するためのミシン目等が形成された電気掃除機用集塵袋が記載されている。
また、ミシン目をうまく切り取れずに口紙の外周にミシン目によるギザギザ部分ができてしまうと、その部分が、集塵部に装着する際又は集塵部から取り出す際に、集塵部にひっかかって装着が困難であったり、挿入した後、その部分と集塵部とのあいだに集塵袋本体がひっかかってうまく開かない等の問題も生じる。
図1は、本発明の第1実施形態に係る電気掃除機用集塵袋の一例であり、開口部11を有する袋本体10と、導入口21を有する口紙20とが、前記開口部11と前記導入口21とが導通するように接着されている。
本実施態様において、袋本体10の平面形状は矩形状であり、そのサイズは、およそ110〜120mm×220〜250mm、例えば115mm×238mmである。
袋本体10の長辺方向の両端部には、両端部を封止するための折り曲げ部15a、15bが形成されている。
その素材としてはたとえばパルプ、天然または合成繊維、天然または合成樹脂、ゴム、金属などの材料を紙、フィルム、織布、不織布、シート、プレート、ピースまたは棒状体などの素材に加工した濾材を単独または積層したものが用いられる。
袋本体10は、1枚の袋体で形成されていてもよく、また2枚以上の複数の層を有する袋体で形成されていてもよい。
2枚以上の複数の層を有する袋体である場合、集塵袋本体の内側にある袋体(以下、内袋という)に大きな塵埃を除去しうる孔を有する袋体を用い、集塵袋本体の外側にある袋体(以下、外袋という)に微細な塵埃を除去しうる孔を有する袋体であるのが、集塵袋本体の目詰まりを防ぐうえで好ましい。
また、袋本体10には、捕獲された害虫を防除するための活性物質を固定化してもよく、また袋本体10内に前記活性物質を固定化したマットまたはシートを設けてもよい。
このうち、ミシン目51は、高さ方向に直交する直線状である。ミシン目52は、ミシン目51よりも導入口21側(図面下側)に設けられており、その中央部分が凹状部52aとされ、その左右の左部分52bと右部分52cとが、ミシン目51と平行な直線状である。
このミシン目53の上部平坦部53aと、ミシン目54の上部平坦部54aとは、互いに同一高さに設けられている。また、ミシン目53の下部平坦部53bと、ミシン目54の下部平坦部54bとは、互いに同一高さに設けられている。
ミシン目53の上部平坦部53aと、ミシン目54の上部平坦部54aと、これらの間をつなぐミシン目52の凹状部52aの一部が、第2の発明における中間線となっている。また、ミシン目53の斜部53cと下部平坦部53bとが、第2の発明における左延長線となっている。また、ミシン目54の斜部54cと下部平坦部54bとが、第2の発明における右延長線となっている。
ミシン目52を切り取った後に、ミシン目53,54を切り取ることによって狭めることのできる口紙20の高さ方向の最大幅は、ミシン目52の左部分52b、右部分52cと、ミシン目53、54の各上部平坦部53a、54aとの間の幅である。この幅は、例えば5mm程度の狭い幅であっても差し支えない。
このように狭い幅の部分があっても、ミシン目53の斜部53cと下部平坦部53b、及びミシン目54の斜部54cと下部平坦部54bとが、各々ミシン目53、54の各上部平坦部53a、54aよりも下側に形成されているので、ミシン目52の左部分52bとミシン目53の下部平坦部53bとの間、ミシン目52の右部分52cとミシン目54の下部平坦部54bとの間が幅広になっている。
そのため、ミシン目52を切り取った後に、ミシン目53,54を切り取る場合には、かかる幅広の部分をつまめば良いので、切り取りが容易である。
また、左辺33の内側には、図2における横方向の幅を調節する手段であるミシン目61が第1内側線33aの終点を始点とし、第2内側線33eの始点を終点として、第1内側線33a及び第2内側線33eよりも横幅方向の内側に設けられている。このミシン目61は、ポイントP1とポイントP3とを結んだ直線よりも導入口21側(内側)に高さ方向と平行に設けられた平坦部61bと、平坦部61bと第1内側線33aとを鈍角でつなぐ斜部61aと、平坦部61bと第2内側線33eとを鈍角でつなぐ斜部61cとから構成されている。
ミシン目61を切り取ることによって狭めることのできる口紙20の横幅方向の最大幅は、外側線33cと、第1内側線33a、第2内側線33eとの間の幅である。この幅は、例えば5mm程度の狭い幅であっても差し支えない。
このように狭い幅の部分があっても、左辺の外側線33cとミシン目61の平坦部61bとの間が幅広になっているため、ミシン目61を切り取る場合には、かかる幅広の部分をつまめば良いので、切り取りが容易である。
また、右辺34の内側には、図2における横方向の幅を調節する手段であるミシン目71が第1内側線34aの終点を始点とし、第2内側線34eの始点を終点として、第1内側線34a及び第2内側線34eよりも横幅方向の内側に設けられている。このミシン目71は、ポイントP1とポイントP3とを結んだ直線よりも導入口21側(内側)に高さ方向と平行に設けられた平坦部71bと、平坦部71bと第1内側線34aとを鈍角でつなぐ斜部71aと、平坦部71bと第2内側線33eとを鈍角でつなぐ斜部71cとから構成されている。
ミシン目71を切り取ることによって狭めることのできる口紙20の横幅方向の最大幅は、外側線34cと、第1内側線34a、第2内側線34eとの間の幅である。この幅は、例えば5mm程度の狭い幅であっても差し支えない。
このように狭い幅の部分があっても、右辺の外側線34cとミシン目71の平坦部71bとの間が幅広になっているため、ミシン目71を切り取る場合には、かかる幅広の部分をつまめば良いので、切り取りが容易である。
また、袋本体10の開口部11は、開口部内周11aによって形成されている。開口部内周11aの外側には、開口部11を拡張する手段である環状のミシン目11bが設けられると共に、開口部内周11aとミシン目11bとの間を放射状につなぐ複数のミシン目11cが設けられている。そして、このミシン目11b、11cを切り取るか否かにより、開口部11の大きさと、必要に応じて位置の微調節ができるようになっている。ミシン目11bとミシン目21bとは、平面視略同一の箇所になるように設けられている。
また、本実施形態の電気掃除機用集塵袋では、袋本体10は、図4に示すように、口紙20の下辺31の導入口21側の位置19aと、上辺32の導入口21側の位置19bとで、口紙20側を外側として、折り曲げることができる。
この場合、電気掃除機用集塵袋は、位置19aを先端にして、図2に示す挿入方向Dに挿入することが好ましい。これにより、電気掃除機用集塵袋を集塵室に対し、口紙20を高さ方向に装着する際に、袋本体10が下辺31と集塵室の部材の間に挟まれて開きにくくなるのを防止できる。
本実施形態の電気掃除機用集塵袋は、この折り曲げられた状態で外袋に収納され、販売に供されることができる。
本実施形態の電気掃除機用集塵袋は、図5に示すように、集塵室内において、袋本体10を十分に膨らませることができる。
本実施形態は、口紙20の高さ方向の最大幅を調節する手段であるミシン目52と、横方向の最大幅を調節する手段であるミシン目61,71の形状において上記第1実施形態と異なっている。すなわち、ミシン目52は、全体が直線状になっている。また、ミシン目52中央部分の導入口21側には、凹部を形成するミシン目55が設けられている。
すなわち、ミシン目53の上部平坦部53aと、ミシン目54の上部平坦部54aと、これらの間をつなぐミシン目55の一部が、第2の発明における中間線となっている。
また、ミシン目61は、斜部61aと平坦部61b、斜部61cと平坦部61bとが各々略直角になるように形成されている。同様に、ミシン目71は、斜部71aと平坦部71b、斜部71cと平坦部71bとが各々略直角になるように形成されている。尚、本実施形態では、袋本体10の開口部内周11aは、口紙20の導入口21aと平面視略同一の箇所に形成されている。
本実施形態は、口紙20の上辺32が段差をつけずに設けられている点において上記第1実施形態と異なっている。すなわち、上辺32は、ポイントP3から高さ方向に平行に延びている左後端部32bと、ポイントP4から高さ方向に平行に延びている右後端部32cと、左後端部32bと右後端部32cとを結ぶ、直線状の上側線32aとから構成されている。また、これに対応して、ミシン目51,52も、その両端が、左後端部32bと右後端部32cとに到達するように形成されている。尚、袋本体10の開口部11周辺の構成は、第1実施形態と同一である。
本実施形態は、口紙20の左辺33及び右辺34の形状と、横方向の最大幅を調節する手段であるミシン目61,71の形状と、口紙20の高さ方向の最大幅を調製する手段であるミシン目52の形状において第3実施形態と異なっている。
すなわち、口紙20の左辺33及び右辺34では、外側線33c,34cの長さが短くなり、第2内側線33e,34eの長さが長くなっている。また、それに対応して、横幅を調節する手段であるミシン目61,71は、高さ方向の長さ(平坦部61b,71bの長さ)が、上記第3実施形態の場合よりも短く、導入口21の直径とほぼ同じ長さであり、導入口21のほぼ真横の位置に設けられている。
また、ミシン目61を構成している斜部61a及び斜部61cは、平坦部61bに対して垂直である。同様に、ミシン目71を構成している斜部71a及び斜部71cは、平坦部71bに対して垂直である。
さらに、口紙20の高さ方向の最大幅を調製する手段であるミシン目52は、上記第2実施形態と同様、全体が直線状になっており、また、ミシン目52中央部分の導入口21側に、凹部を形成する手段であるミシン目55が設けられている。
本比較例は、横方向の最大幅を調節する手段であるミシン目61,71の形状と、口紙20の高さ方向の最大幅を調製する手段であるミシン目53,54の形状において第3実施形態と異なっている。
ミシン目61,71は、それぞれ、ポイントP1〜P3及びポイントP2〜P4間を結ぶ直線上に設けられており、ミシン目61,71を切り取った際には、左辺33及び右辺34は平坦となる。また、高さ方向の最大幅を調節する手段であるミシン目53,54は直線状に設けられている。
外側辺33cとミシン目61との間、及び、外側辺34cとミシン目71との間の幅がせまいので、ミシン目61,71は切り取りにくい。また、ミシン目52と、ミシン目53,54との間の幅もせまく、ミシン目53,54は切り取りにくい。
また、各実施形態において、左右の第2連結線は、各々横方向に延びる構成としたが、第1連結線と同様に斜めの線としてもよい。また、左右の第1連結線及び第2連結線は、各々直線状としたが、曲線、例えば円弧状であってもよい。
また、ミシン目61,71は、各々複数の直線からなる構成としたが、その全部、又は一部が曲線であってもよく、例えば、全体が円弧状であってもよい。
また、各実施形態において、切取線がミシン目である場合について説明したが、切取線としては、ミシン目の他に、切溝や切り取り位置を示すガイドなどがあげられる。
また、各実施形態においては、口紙の高さ方向と袋本体の長辺方向とが一致するように口紙と袋本体とを接着しているが、口紙の横方向と袋本体の長辺方向とが一致するように口紙と袋本体とを接着してもよい。また、電気掃除機の集塵部に装着する方向を高さ方向に一定(挿入方向D)としたが、縦横を変更して、横方向に挿入してもよい。
なお、袋本体の蛇腹部を、単一の谷折り部を有するシングルタイプとしたが、ダブルタイプ等、2個以上の谷折り部を有するものとしてもよい。
31…下辺、32…上辺、33…左辺、34…右辺、
41,42,51,52,53,54,61,62,71…ミシン目
Claims (1)
- 開口部を有する袋本体と導入口を有する略方形の口紙とを、開口部と導入口とが導通するように接着してなる電気掃除機用集塵袋であって、
この口紙の外周を4辺に分け、袋本体への接着側と反対側から見たときの時計回りに、左辺、上辺、右辺、下辺とし、左辺と右辺との幅方向を横幅方向、上辺と下辺との幅方向を高さ方向とし、
上辺は、高さ方向に直交する上側線を有し、
かつ、上側線より高さ方向の下側に切取線が形成され、
この切取線は、その少なくとも両端部が上側線と平行する中間線と、中間線の左辺側端部から左辺まで延びる左延長線と、中間線の右側端部から右辺まで延びる右延長線とからなり、
左延長線と右延長線とは、各々中間線の両端部よりも高さ方向の下側に形成されており、
左延長線が下部平坦部と斜部とから構成され、斜部が中間線の左辺側端部と下部平坦部とを鈍角でつないでおり、
右延長線が下部平坦部と斜部とから構成され、斜部が中間線の右側端部と下部平坦部とを鈍角でつないでいることを特徴とする電気掃除機用集塵袋。
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