JP3211110B2 - 電気掃除機用の使い捨て紙袋フィルター - Google Patents
電気掃除機用の使い捨て紙袋フィルターInfo
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- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C09—DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- C09D—COATING COMPOSITIONS, e.g. PAINTS, VARNISHES OR LACQUERS; FILLING PASTES; CHEMICAL PAINT OR INK REMOVERS; INKS; CORRECTING FLUIDS; WOODSTAINS; PASTES OR SOLIDS FOR COLOURING OR PRINTING; USE OF MATERIALS THEREFOR
- C09D133/00—Coating compositions based on homopolymers or copolymers of compounds having one or more unsaturated aliphatic radicals, each having only one carbon-to-carbon double bond, and at least one being terminated by only one carboxyl radical, or of salts, anhydrides, esters, amides, imides, or nitriles thereof; Coating compositions based on derivatives of such polymers
- C09D133/04—Homopolymers or copolymers of esters
- C09D133/06—Homopolymers or copolymers of esters of esters containing only carbon, hydrogen and oxygen, the oxygen atom being present only as part of the carboxyl radical
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C08—ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
- C08L—COMPOSITIONS OF MACROMOLECULAR COMPOUNDS
- C08L91/00—Compositions of oils, fats or waxes; Compositions of derivatives thereof
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、水と共に湿潤したゴミ
も集塵することができる電気掃除機に適用され、内部に
集積したゴミ、微細な塵埃と共に捨てるのに好適な電気
掃除機用の使い捨て紙袋フィルターに関する。
も集塵することができる電気掃除機に適用され、内部に
集積したゴミ、微細な塵埃と共に捨てるのに好適な電気
掃除機用の使い捨て紙袋フィルターに関する。
【0002】
【従来の技術】従来から存在する電気掃除機用のフィル
ターとして使用される紙袋フィルターは、内部に集積し
たゴミや塵埃と共に使い捨てることを前提としているの
で、坪量が30〜80g/m2 程度であって、比較的安
価な濾紙を使用しているものが多い。
ターとして使用される紙袋フィルターは、内部に集積し
たゴミや塵埃と共に使い捨てることを前提としているの
で、坪量が30〜80g/m2 程度であって、比較的安
価な濾紙を使用しているものが多い。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た従来の使い捨てフィルターには、次のような欠点があ
る。即ち、使い捨て紙袋フィルターに使用される濾紙の
多くは木材パルプやマニラ麻パルプ等の天然繊維とレー
ヨン繊維等を主原料にしているが、これらの繊維は全て
親水性のセルロース繊維であり、乾燥時の強度に比べ湿
潤時の強度が著しく低下するという欠点がある。従来の
使い捨て紙袋フィルターでもこの欠点を防止するために
エポキシ化ポリアミド樹脂やメラミン樹脂等の熱硬化性
の合成樹脂を介在させることにより繊維間に架橋結合を
形成させ、湿潤強度の向上を図る例もある。また、ポリ
エステルやポリオレフィン系の熱可塑性合成樹脂繊維を
使用し、加熱処理を行って繊維の溶融・可塑変形により
新たな繊維間結合を形成させ湿潤強度の向上を図る例も
ある。
た従来の使い捨てフィルターには、次のような欠点があ
る。即ち、使い捨て紙袋フィルターに使用される濾紙の
多くは木材パルプやマニラ麻パルプ等の天然繊維とレー
ヨン繊維等を主原料にしているが、これらの繊維は全て
親水性のセルロース繊維であり、乾燥時の強度に比べ湿
潤時の強度が著しく低下するという欠点がある。従来の
使い捨て紙袋フィルターでもこの欠点を防止するために
エポキシ化ポリアミド樹脂やメラミン樹脂等の熱硬化性
の合成樹脂を介在させることにより繊維間に架橋結合を
形成させ、湿潤強度の向上を図る例もある。また、ポリ
エステルやポリオレフィン系の熱可塑性合成樹脂繊維を
使用し、加熱処理を行って繊維の溶融・可塑変形により
新たな繊維間結合を形成させ湿潤強度の向上を図る例も
ある。
【0004】しかし、上記したような樹脂を使用する方
法だけでは、湿潤時の強度の低下を防止することに限界
があり、濾紙が濡れると紙袋フィルターが破断する危険
がある。また、湿潤強度の強いポリエステルやポリオレ
フィン系の合成繊維を主体とした織布や不織布の層を設
ける場合、紙袋フィルターを製造する時に使用される比
較的安価な酢酸ビニル樹脂系接着剤では十分な接着力が
得られず、また、不織布層等が嵩張るので複数枚を重ね
合わせて接着する既存形態の紙袋フィルターを製造する
ことが困難である。
法だけでは、湿潤時の強度の低下を防止することに限界
があり、濾紙が濡れると紙袋フィルターが破断する危険
がある。また、湿潤強度の強いポリエステルやポリオレ
フィン系の合成繊維を主体とした織布や不織布の層を設
ける場合、紙袋フィルターを製造する時に使用される比
較的安価な酢酸ビニル樹脂系接着剤では十分な接着力が
得られず、また、不織布層等が嵩張るので複数枚を重ね
合わせて接着する既存形態の紙袋フィルターを製造する
ことが困難である。
【0005】上記したような従来の紙袋フィルターの実
情に鑑み、使い捨て紙袋フィルター方式を採用している
電気掃除機の多くは、濡れたゴミ等は集塵しないように
使用上の注意書きを記載している例が多い。一方、内部
に貯水タンク等の集水機構を有し、ゴミの状態に注意す
ることなく液体と共にゴミも集塵することができるよう
な電気掃除機も市販されているが、これらの掃除機には
使い捨て方式の紙袋フィルターを採用している例は少な
く、濾紙フィルターを使用している例はほとんどなかっ
た。従って、湿潤状態でも破袋する危険がなく、且つ安
価な電気掃除機用の使い捨て紙袋フィルターが希求され
ていた。
情に鑑み、使い捨て紙袋フィルター方式を採用している
電気掃除機の多くは、濡れたゴミ等は集塵しないように
使用上の注意書きを記載している例が多い。一方、内部
に貯水タンク等の集水機構を有し、ゴミの状態に注意す
ることなく液体と共にゴミも集塵することができるよう
な電気掃除機も市販されているが、これらの掃除機には
使い捨て方式の紙袋フィルターを採用している例は少な
く、濾紙フィルターを使用している例はほとんどなかっ
た。従って、湿潤状態でも破袋する危険がなく、且つ安
価な電気掃除機用の使い捨て紙袋フィルターが希求され
ていた。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記に鑑み提
案されたもので、袋状のフィルターに構成されて塵埃を
濾過する濾紙と、該濾紙に取り付けられた塵埃吸込口を
開設した支持板とを有する電気掃除機用の使い捨て紙袋
フィルターにおいて、前記濾紙の濾過面に撥水剤と共に
アクリル系、スチレン系、ポリエステル系等の合成樹脂
を溶解・分散してなる紙力増強溶液を含浸加工し、濾過
面の撥水度をJIS P 8137規定のR 2 以上とし
たことを特徴とする電気掃除機用の使い捨て紙袋フィル
ターに関するものである。
案されたもので、袋状のフィルターに構成されて塵埃を
濾過する濾紙と、該濾紙に取り付けられた塵埃吸込口を
開設した支持板とを有する電気掃除機用の使い捨て紙袋
フィルターにおいて、前記濾紙の濾過面に撥水剤と共に
アクリル系、スチレン系、ポリエステル系等の合成樹脂
を溶解・分散してなる紙力増強溶液を含浸加工し、濾過
面の撥水度をJIS P 8137規定のR 2 以上とし
たことを特徴とする電気掃除機用の使い捨て紙袋フィル
ターに関するものである。
【0007】濾過面の撥水度を向上させるためには、濾
紙全体を撥水剤等で含浸加工する方法と、濾過面に撥水
剤を塗布する方法とがある。上記した撥水剤としては、
ワックス系、オレフィン系、フッ素系、シリコン系の合
成樹脂等及びクロム錯塩、ジルコニウム塩化合物等を主
成分にするものを使用することができる。また、オレフ
ィン系、スチレン系、アクリル系等の合成樹脂系サイズ
剤、マレイン酸、無水コハク酸化合物等のサイズ剤、ロ
ジン系サイズ剤及びアルキルケテンダイマーをも使用す
ることができる。上記した撥水剤は、所定の撥水度が得
られる程度の量を含浸したり塗布すれば良いが、加工後
に造膜して通気特性を疎外することがないように、少な
い方が望ましい。
紙全体を撥水剤等で含浸加工する方法と、濾過面に撥水
剤を塗布する方法とがある。上記した撥水剤としては、
ワックス系、オレフィン系、フッ素系、シリコン系の合
成樹脂等及びクロム錯塩、ジルコニウム塩化合物等を主
成分にするものを使用することができる。また、オレフ
ィン系、スチレン系、アクリル系等の合成樹脂系サイズ
剤、マレイン酸、無水コハク酸化合物等のサイズ剤、ロ
ジン系サイズ剤及びアルキルケテンダイマーをも使用す
ることができる。上記した撥水剤は、所定の撥水度が得
られる程度の量を含浸したり塗布すれば良いが、加工後
に造膜して通気特性を疎外することがないように、少な
い方が望ましい。
【0008】さらに、上記した撥水剤と共にアクリル
系、スチレン系、ポリエステル系等の合成樹脂を溶解・
分散してなる紙力増強剤溶液を含浸加工するので、濾紙
の強度を向上することができる。
系、スチレン系、ポリエステル系等の合成樹脂を溶解・
分散してなる紙力増強剤溶液を含浸加工するので、濾紙
の強度を向上することができる。
【0009】
【作用】本発明の紙袋フィルターによれば、紙袋フィル
ター内に集塵されたゴミや水滴は、濾紙に衝突して捕集
され、水は濾紙表面の撥水効果により濾紙内部に浸透す
ることなくゴミと一緒に紙袋フィルターの底部に溜る。
また、本発明の紙袋フィルターは、湿潤状態になるまで
に長時間を要するので十分な強度を保持し、掃除機の運
転中に破袋することがない。
ター内に集塵されたゴミや水滴は、濾紙に衝突して捕集
され、水は濾紙表面の撥水効果により濾紙内部に浸透す
ることなくゴミと一緒に紙袋フィルターの底部に溜る。
また、本発明の紙袋フィルターは、湿潤状態になるまで
に長時間を要するので十分な強度を保持し、掃除機の運
転中に破袋することがない。
【0010】
【実施例】以下に、本発明の実施例を説明する。一般
に、電気掃除機用の使い捨て紙袋フィルターは、図1に
示すような形状に作製するものである。図1に示す紙袋
フィルターには、坪量が30〜80g/m2 である多孔
紙からなる濾紙1が用いられ、支持板2には厚さが2m
m程度である板紙が用いられ、塵埃吸込口3が開設され
る。尚、本発明の紙袋フィルターの支持板2には、耐水
性のある板紙等が好適であり、塵埃吸込口3を通過した
ゴミや水滴が直撃する紙袋フィルター底部の一部にダス
トやミストの貫通を防止するプロテクター4を接合する
と好適である。
に、電気掃除機用の使い捨て紙袋フィルターは、図1に
示すような形状に作製するものである。図1に示す紙袋
フィルターには、坪量が30〜80g/m2 である多孔
紙からなる濾紙1が用いられ、支持板2には厚さが2m
m程度である板紙が用いられ、塵埃吸込口3が開設され
る。尚、本発明の紙袋フィルターの支持板2には、耐水
性のある板紙等が好適であり、塵埃吸込口3を通過した
ゴミや水滴が直撃する紙袋フィルター底部の一部にダス
トやミストの貫通を防止するプロテクター4を接合する
と好適である。
【0011】実施例1 木材パルプ、マニラ麻パルプ、レーヨン繊維を原材料と
する坪量40g/m2の多孔性紙に、 ワックス系撥水剤 0.8重量% (商品名『サイビノールPC10』,サイデン化学株式会社製) アクリル酸エステル系樹脂エマルジョン 16 重量% (商品名『ポンロンS−485』,三井東圧化学株式会社製) 着色顔料 0.2重量% からなる混合溶液を使用して含浸加工を行った。撥水剤
及び合成樹脂の含浸付着量は13g/m2 であった。
する坪量40g/m2の多孔性紙に、 ワックス系撥水剤 0.8重量% (商品名『サイビノールPC10』,サイデン化学株式会社製) アクリル酸エステル系樹脂エマルジョン 16 重量% (商品名『ポンロンS−485』,三井東圧化学株式会社製) 着色顔料 0.2重量% からなる混合溶液を使用して含浸加工を行った。撥水剤
及び合成樹脂の含浸付着量は13g/m2 であった。
【0012】比較例1 現在市販されている電気掃除機用の使い捨て紙袋フィル
ターの1例として、商品名『CP−B1』(日本生活協
同組合連合会販売)がある。この紙袋フィルターは、坪
量が50g/m2 であり、マニラ麻パルプ及び針葉樹木
材パルプ、エスパルト、抄紙用ポリエステルバインダー
短繊維が使用され、ポリエステル繊維の配合比率は40
重量%以上であった。尚、この濾紙は市販されている紙
袋フィルターに使用されている濾紙の中では湿潤強度の
強いものに位置するが、撥水加工は行われていない。
ターの1例として、商品名『CP−B1』(日本生活協
同組合連合会販売)がある。この紙袋フィルターは、坪
量が50g/m2 であり、マニラ麻パルプ及び針葉樹木
材パルプ、エスパルト、抄紙用ポリエステルバインダー
短繊維が使用され、ポリエステル繊維の配合比率は40
重量%以上であった。尚、この濾紙は市販されている紙
袋フィルターに使用されている濾紙の中では湿潤強度の
強いものに位置するが、撥水加工は行われていない。
【0013】(紙質試験)上記した実施例1と比較例1
とを紙質試験した結果を表1に示す。尚、坪量の測定
は、JIS P 8117の規定により行った。引張強
さの測定は、JIS P 8113の規定により行っ
た。湿潤引張強さの測定は、JIS P 8135の規
定により行った。 (実施例1は水に長時間浸漬して完全に濡れた状態で測
定した。)撥水度の測定は、JIS P 8137の規
定により行った。透気度の測定は、JIS P 811
7の規定により行った。
とを紙質試験した結果を表1に示す。尚、坪量の測定
は、JIS P 8117の規定により行った。引張強
さの測定は、JIS P 8113の規定により行っ
た。湿潤引張強さの測定は、JIS P 8135の規
定により行った。 (実施例1は水に長時間浸漬して完全に濡れた状態で測
定した。)撥水度の測定は、JIS P 8137の規
定により行った。透気度の測定は、JIS P 811
7の規定により行った。
【0014】
【表1】
【0015】上記した表1より、実施例1の撥水度がR
9 と非常に高いのに比べ、比較例1のそれはR0 であ
り、撥水性がないことがわかる。このように従来の紙袋
フィルターに使用される濾紙の多くは、撥水度がR0 で
あり、水と接触すると速やかに濡れて湿潤状態になり、
その強度が極端に低下してしまう。尚、実施例1の湿潤
引張強さは比較例1とほぼ同じであった。
9 と非常に高いのに比べ、比較例1のそれはR0 であ
り、撥水性がないことがわかる。このように従来の紙袋
フィルターに使用される濾紙の多くは、撥水度がR0 で
あり、水と接触すると速やかに濡れて湿潤状態になり、
その強度が極端に低下してしまう。尚、実施例1の湿潤
引張強さは比較例1とほぼ同じであった。
【0016】(集塵試験)次に、前記した実施例1の紙
袋フィルターを通常の使い捨て紙袋フィルター方式の電
気掃除機に装着し、湿潤した試験用ダストを吸い込ませ
る集塵試験を行った。使用した電気掃除機の吸込仕事率
は310wであり、これを最大出力で運転することによ
り集塵試験を行った。集塵試験用のダストには、砂成分
14重量部、綿成分6重量部のダストに80重量部の水
を混合したものを使用した。尚、前記した比較例1の紙
袋フィルターを使用して同様の集塵試験を行い、この結
果を比較した。
袋フィルターを通常の使い捨て紙袋フィルター方式の電
気掃除機に装着し、湿潤した試験用ダストを吸い込ませ
る集塵試験を行った。使用した電気掃除機の吸込仕事率
は310wであり、これを最大出力で運転することによ
り集塵試験を行った。集塵試験用のダストには、砂成分
14重量部、綿成分6重量部のダストに80重量部の水
を混合したものを使用した。尚、前記した比較例1の紙
袋フィルターを使用して同様の集塵試験を行い、この結
果を比較した。
【0017】上記した集塵試験の結果、実施例1の紙袋
フィルターでは最大2500gの湿潤したダストを集塵
しても破袋することはなく、集塵量1000gまでなら
ば掃除機本体内部に飛散した水はほとんどなかった。こ
れに対して比較例1の紙袋フィルターでは1000gの
ダストを集塵した段階で破袋し、湿潤したダストと水が
掃除機本体内部に飛散した。
フィルターでは最大2500gの湿潤したダストを集塵
しても破袋することはなく、集塵量1000gまでなら
ば掃除機本体内部に飛散した水はほとんどなかった。こ
れに対して比較例1の紙袋フィルターでは1000gの
ダストを集塵した段階で破袋し、湿潤したダストと水が
掃除機本体内部に飛散した。
【0018】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の使い捨て
紙袋フィルターは、通常の電気掃除機は勿論、水と共に
湿潤したゴミも集塵することができる電気掃除機にも適
用することができる。また、ゴミと一緒に紙袋フィルタ
ーを廃棄する時、紙袋フィルターから水が漏れることも
なく極めて衛生的にフィルターの交換作業を行うことが
できる。
紙袋フィルターは、通常の電気掃除機は勿論、水と共に
湿潤したゴミも集塵することができる電気掃除機にも適
用することができる。また、ゴミと一緒に紙袋フィルタ
ーを廃棄する時、紙袋フィルターから水が漏れることも
なく極めて衛生的にフィルターの交換作業を行うことが
できる。
【図1】本発明の使い捨て紙袋フィルターの形状の一例
を示す、一部を欠載した斜視図である。
を示す、一部を欠載した斜視図である。
1 濾紙 2 支持板 3 塵埃吸込口 4 プロテクター
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−109529(JP,A) 実開 平2−116256(JP,U) 実開 平5−60451(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A47L 9/14
Claims (1)
- 【請求項1】 袋状のフィルターに構成されて塵埃を濾
過する濾紙と、該濾紙に取り付けられた塵埃吸込口を開
設した支持板とを有する電気掃除機用の使い捨て紙袋フ
ィルターにおいて、前記濾紙の濾過面に撥水剤と共にア
クリル系、スチレン系、ポリエステル系等の合成樹脂を
溶解・分散してなる紙力増強溶液を含浸加工し、濾過面
の撥水度をJIS P 8137規定のR 2 以上とした
ことを特徴とする電気掃除機用の使い捨て紙袋フィルタ
ー。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21072792A JP3211110B2 (ja) | 1992-07-16 | 1992-07-16 | 電気掃除機用の使い捨て紙袋フィルター |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21072792A JP3211110B2 (ja) | 1992-07-16 | 1992-07-16 | 電気掃除機用の使い捨て紙袋フィルター |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0630868A JPH0630868A (ja) | 1994-02-08 |
JP3211110B2 true JP3211110B2 (ja) | 2001-09-25 |
Family
ID=16594111
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP21072792A Expired - Fee Related JP3211110B2 (ja) | 1992-07-16 | 1992-07-16 | 電気掃除機用の使い捨て紙袋フィルター |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3211110B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
FR2763497B1 (fr) * | 1997-05-26 | 1999-07-16 | Seb Sa | Aspirateur tous usages |
WO2002016005A1 (fr) * | 2000-08-21 | 2002-02-28 | Hokuetsu Paper Mills,Ltd. | Support filtrant pour filtre a air et son procede de fabrication |
JP5173969B2 (ja) * | 2009-09-17 | 2013-04-03 | 北越紀州製紙株式会社 | エアフィルタ用濾材 |
US10470611B2 (en) * | 2016-07-19 | 2019-11-12 | Azmie Khalaf Madanat | Disposable frying oil filter and filter securing device |
-
1992
- 1992-07-16 JP JP21072792A patent/JP3211110B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0630868A (ja) | 1994-02-08 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
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