JPH046408B2 - - Google Patents

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JPH046408B2
JPH046408B2 JP58221876A JP22187683A JPH046408B2 JP H046408 B2 JPH046408 B2 JP H046408B2 JP 58221876 A JP58221876 A JP 58221876A JP 22187683 A JP22187683 A JP 22187683A JP H046408 B2 JPH046408 B2 JP H046408B2
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JP
Japan
Prior art keywords
fibers
dust collection
paper
dust
bag
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP58221876A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS60114316A (ja
Inventor
Yutaka Ashinaga
Isao Ebihara
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Paper Mills Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Paper Mills Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Paper Mills Ltd filed Critical Mitsubishi Paper Mills Ltd
Priority to JP22187683A priority Critical patent/JPS60114316A/ja
Publication of JPS60114316A publication Critical patent/JPS60114316A/ja
Publication of JPH046408B2 publication Critical patent/JPH046408B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01DSEPARATION
    • B01D39/00Filtering material for liquid or gaseous fluids
    • B01D39/14Other self-supporting filtering material ; Other filtering material
    • B01D39/16Other self-supporting filtering material ; Other filtering material of organic material, e.g. synthetic fibres
    • B01D39/1607Other self-supporting filtering material ; Other filtering material of organic material, e.g. synthetic fibres the material being fibrous
    • B01D39/1615Other self-supporting filtering material ; Other filtering material of organic material, e.g. synthetic fibres the material being fibrous of natural origin

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  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Filtering Materials (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
本発明は、電気掃除機(以後クリーナー)の兼
用のごみ集塵袋として使用される集塵用不織布に
係わり、特に水分散系で抄造してシート化する湿
式の不織布に関するものである。 クリーナーは従来、集塵用として、織布、乾式
不織布、発砲ウレタン等の高価な材質で作つた集
塵袋と、集塵袋を通過した塵埃を、さらに過す
るフイルター、所謂るロシポーザを備えつけたタ
イプが主流であつた。 しかし、この集塵袋を繰り返し使用するタイプ
は後述の如く、何らかの方法で利用者が、外部に
捨てる時に繁雑な所があり、この点を改善する為
に近年に至り、使い捨ての集塵袋を使用する機種
が市販され始めた。 即ち、安価な湿式不織布や紙が集塵袋として使
用され、紙袋ごと捨てるタイプである。 現在、市販されているクリーナーは、フイルタ
ーと集塵袋から見ると、3種類に大別され、 1 従来より主流となつている、繰り返し使用さ
れる集塵袋を備え、集塵袋を通過した塵埃をさ
らにフアンの前に設置したフイルター、ロシポ
ーザにより除去するタイプ。 2 使い捨てで使用される集塵用の紙袋を備え、
さらに1と同様の目的で、ロシポーザを備えた
タイプ。 3 2と同様の紙袋を備えているが、ロシポーザ
は設置していないタイプ。 に分類される。 使い捨てタイプの集塵用紙袋が普及して来た理
由は、従来の反復使用される集塵袋では、ごみを
捨てる時に塵埃が舞い上がり、健康上好ましくな
く、また、集塵袋やロシポーザに付着したごみの
除去にも手間がかかり、利用者にとつて不便な物
であり、この点の改良を目指したものである。し
かし、使い捨ての集塵用紙袋を使用する機種に
も、前述の様に、2つのタイプがあり、これは集
塵用紙袋の機能に依る所が大きい。 集塵用紙袋の重要なフイルター機能として、集
塵効率と圧力損失が挙げられる。 集塵効率は高い程良く、これが低いと集塵袋を
通過する塵埃が多くなり、フアン前のロシポーザ
を必要とするばかりでなく、ごみ捨て時に、集塵
袋を通過して内壁に付着した微細な塵埃が舞い上
り初期の目的を充分に達成できない原因となる。 フアン前のロシポーザを除去することは、クリ
ーナー本体のコストを低減する事につながる。一
方、今一つの重要なフイルター機能である圧力損
失は、集塵前、集塵後共に低い事が望ましく、こ
れは、クリーナーの吸引能力を維持すること、紙
袋の使用寿命を長くする事につながり、大きなユ
ーザーメリツトとなる。 従来よりクリーナー用の使い捨ての集塵用紙袋
に供されている湿式不織布は、国外、あるいは国
内で検討、研究され、実用化されているものもあ
るが、すべて天然パルプ、靱皮繊維パルプ、化合
繊、ガラス繊維からなり、時には抄紙用のバイン
ダーとして、PVA繊維を少量添加したり、また
は後加工して、湿紙強度や乾紙強度を付与してい
る。しかし、いずれも集塵効率が良いと圧力損失
が悪く、圧力損失が良いと集塵効率が悪いという
悪循環を解決するには至らず、湿式不織布にクレ
ープ加工、エンボス加工等を行ない、フイルター
としての性能をわずかに向上させたり、あるいは
クリーナー本体にロシポーザを取り付け、かろう
じて実用に供しているのが現状である。 本発明は、上記欠点を改良し、集塵用紙袋とし
て望ましい要件を満たす、フイルター適性の良好
な紙袋用の不織布を、安価に提供することを目的
とするものである。 即ち、本発明は、断面が扁平である繊維と丸型
である繊維からなり、扁平繊維と丸型繊維の重量
組成比が20:80〜35:65であることを要旨とす
る。 本発明における断面が扁平な繊維とは、木材パ
ルプや、こうぞ、みつまた等のじん皮繊維パル
プ、扁平レーヨンの化繊等を示す。 扁平繊維の特徴としては、丸型繊維に比較し
て、シート化した場合に、繊維同志の接触面積が
大きく高密度化し、圧力損失に悪い影響を与える
が、抄造上の適性として湿紙強度を付与したり、
あるいは抄造後の強度を付与し、集塵用紙袋とし
て耐え得る強度を付与する目的で使用される。 従つて、扁平繊維としては、木材パルプ、ある
いはじん皮繊維パルプを使用することが望まし
い。本発明における丸型繊維とは、パルプとして
は非木材パルプの中で、バガス、バンブー、エス
パルト、麻パルプ等を示し、木材パルプと比較し
て、極めて円形に近いパルプを示す。 化合繊では、レーヨン、ナイロン、ポリエステ
ル、ビニロン、ポリプロピレン等の所謂る紡糸さ
れた繊維を示し、その他にはガラス繊維等があ
る。 化合繊、及びガラス繊維は、抄紙機に適する様
にカツトして繊維長を整え、集塵効率、圧力損
失、強度等を考慮して、適宜、繊維径を含めて選
定される。 丸型繊維の特徴としては、扁平繊維と比較し
て、繊維同志の接触面積が小さく、シートの密度
を低下する効果があり、その為集塵前及び集塵後
の圧力損失を良化する傾向がある。 しかし、扁平繊維、特に扁平パルプに比較し
て、湿潤状態での強度が出にくく、また抄造乾燥
後の強度も出にくい欠点がある。 本発明において、扁平繊維と丸型繊維の重量比
率を20:80〜35:65に限定する理由は、上述の理
由に依るものであり、扁平繊維を20%より少なく
すると通常の抄紙機では、シートが切断したり、
安定した抄造が得られず、時には抄造できない場
合もあり得る上に、抄造後の種々の加工にも耐え
得ない場合が多い。 また、クリーナーの集塵袋として必要な強度
も、得られない。 一方、扁平繊維が35%を越えると、得られるシ
ートは高密度化し、その為圧力損失を悪化し、フ
イルターとしての性能を損なつてしまう。 集塵袋の重要なフイルター特性の一つとして挙
げられる集塵効率は、単位体積内の繊維個数に関
連があり、繊維数が多い程良化する。 本発明において、断面が丸型である繊維の中
で、エスパルト草よりなるパルプを使用するの
は、この点にある。 エスパルト草は、北アフリカや、スペイン、チ
ユニジア等に野生している草で、繊維径として
は、7〜14μと通常の木材パルプや、じんぴ繊維
パルプ、さらには丸型繊維であるバンブーやバガ
スと比較して、かなり細い繊維径で、集塵効率に
良い適性を付与し、かつ他の丸型繊維である化合
繊やガラス繊維に比較して、抄造性が極めて良
く、さらには安価であることも好適である。 一般に化合繊を使用する湿式不織布の抄紙機
は、使用する化合繊の分散を良くする目的で、紙
料の濃度を薄くする必要があり、円〓抄紙機や、
傾斜ワイヤーを持つ抄紙機で抄造され、通常の長
〓多筒の抄紙機に比較して、生産性に劣るのが普
通であり、コスト高となりやすい。 本発明において、エスパルト草よりなるパルプ
が全繊維重量に対して、20〜80%とする理由は、
扁平繊維とエスパルト草よりなるパルプの合計
が、全繊維重量に対して40%以上が、通常の長〓
抄紙機で生産性良く抄造できる、最低限の配合量
であり、強度の為に配合する扁平繊維のミニマム
の配合量20%を除いた、80重量%迄を示してい
る。 本発明は、これ迄の説明の様な繊維配合を有す
るものであるが、さらに目的に応じて、抄紙用粘
剤、湿紙強度剤、乾紙強度剤、着色剤等を添加し
て抄造される。 また強度の付与を目的として、適宜、PVA繊
維状バインダー、ポリエチレン、ポリプロピレン
等の自己接着性の合成パルプを配合して支障な
い。また、やはり強度付与の目的で、オンマシ
ン、オフマシンにより、サイズプレスコーター、
ロールコーター、ブレードコーター、エアーナイ
フコーター等で、スターチ、ラテツクス、エマル
ジヨン等のバインダーを塗布、含浸加工をしても
支障ない。 また、本発明による湿式不織布は、比表面積を
上げる為、あるいは柔軟性を付与する為に、エン
ボス加工、クレープ加工、クルパツク加工等をす
る事もあり得る。 さらには、集塵用紙袋として、紙袋の使用寿命
と紙袋の製造コストとのバランスから、紙袋の内
側で粗大な塵埃を除去し、外側で細粒の塵埃を除
去する為に、目の粗い薄葉の不織布と貼り合せ、
二層にして製造したり、または本発明による不織
布を起毛した後に集塵用紙袋に加工することもで
きる。 以下、本発明について実施例で説明する。 実施例1〜4 比較例1〜3 表−1に示す繊維配合比で紙料を調整し、これ
を2400mm巾の通常の長〓多筒の抄紙機で、速度
200m/分で抄造し、オンマシンサイズプレスコ
ーターでスチレンブタジエンラテツクスを、固型
分濃度12%に調整した水性塗液を、40ml/m2の付
着量となる様に含浸塗布し、米坪50g/m2の設定
で製造した。 得られた不織布の物性を表−2に示す。 クリーナーの集塵袋としての必要な物性につい
て実技テストを繰り返し、集塵袋に供するシート
として必要とする物性を調査した結果 1 集塵袋として、破損することなく使用して行
く為には、風圧を受ける方向で引張強度として
5Kg/15mm以上が必要である。 2 一般家庭における集塵袋の取換え頻度を1.5
カ月〜2カ月に1袋とすると、後述する本発明
における測定法で、初期圧力損失が120mmH2
以下で、かつ集塵後の圧力損失が500mmH2O以
下であることが必要である。 3 クリーナーの一次フイルターであるロシポー
ザを不要とする条件として、本発明による測定
方法で99.7%以上の集塵効率が必要である。 上述の3点が必要最低限の要件であり、表−2
より、実施例及び比較例を見ると、実施例1〜4
は上記要件をすべて満たしており、製袋後の実技
テストにおいても良好な結果が得られた。 これに対して、比較例−1においては、扁平繊
維であるNBKPが多すぎる為に圧力損失が悪く、
集塵効率も不足する結果となつた。 また、比較例−2においては、扁平繊維である
NBKPが少なく、圧力損失、集塵効率のフイル
ター適性は良好であるが、強度が弱く、比較例−
3においては、やはり扁平繊維が多すぎる為に、
圧力損失が悪く、また集塵効率も不満足な結果と
なつた。 以上の説明の如く、本発明によれば、集塵用紙
袋としての適性を具備した不織布が得られること
は明白である。 圧力損失は、第1図の試験片取り付け台2に試
料を設置し、フアン1により空気を吸引し空気流
量測定用のマノメーター5の水頭差が100mmH2
になる様に調節し、その時の圧力損失測定用のマ
ノメーター6の水頭差の読みを初期圧力損失とし
た。 集塵後の圧力損失は、JISZ−8901の4種に規
定されるタルクを、粉塵投入口4から、0.5g/
secの速度で投入し、5g落下後の圧力損失を、
初期圧力損失と同様にして測定したものである。 集塵効率は、第1図のヘパフイルター3を設置
して、やはり前述のタルクを5g投入する。 タルク投入前のヘパフイルターの重量 …ag タルク5gを投入後のヘパフイルターの重量
…bg とすると、集塵効率は次式により求める。 集塵効率%={5−(b−a)}÷5×100
【表】
【表】 【図面の簡単な説明】
第1図は圧力損失及び集塵効率の測定機の概略
図を示す。 1……空気吸引用のフアン、2……試験片取付
け台、3……ヘパフイルター、4……粉塵投入
口、5……空気流量測定用マノメーター、6……
圧力損失測定用マノメーター。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 断面が偏平である繊維と、丸型である繊維か
    らなり、丸型繊維の一部が、エスパルト草よりな
    るパルプであり、偏平繊維と丸型繊維の重量組成
    比が20:80〜35:65で、湿式抄造したものである
    ことを特徴とする集塵用不織布。 2 エスパルト草よりなるパルプが、全繊維重量
    に対して20〜80重量%であることを特徴とする特
    許請求の範囲第1項記載の集塵用不織布。
JP22187683A 1983-11-24 1983-11-24 集塵用不織布 Granted JPS60114316A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP22187683A JPS60114316A (ja) 1983-11-24 1983-11-24 集塵用不織布

Applications Claiming Priority (1)

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JP22187683A JPS60114316A (ja) 1983-11-24 1983-11-24 集塵用不織布

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JPS60114316A JPS60114316A (ja) 1985-06-20
JPH046408B2 true JPH046408B2 (ja) 1992-02-05

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ID=16773563

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JP22187683A Granted JPS60114316A (ja) 1983-11-24 1983-11-24 集塵用不織布

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Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007167771A (ja) * 2005-12-22 2007-07-05 Toray Ind Inc エアフィルター濾材およびエアフィルターユニット

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5549124A (en) * 1978-10-04 1980-04-09 Azumi Roshi Kk Production of filter paper
JPS57117317A (en) * 1981-01-12 1982-07-21 Kuraray Co Ltd Synthetic fiber filter

Patent Citations (2)

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JPS60114316A (ja) 1985-06-20

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