JPS62186837A - 内視鏡の湾曲操作装置 - Google Patents

内視鏡の湾曲操作装置

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JPS62186837A
JPS62186837A JP61029589A JP2958986A JPS62186837A JP S62186837 A JPS62186837 A JP S62186837A JP 61029589 A JP61029589 A JP 61029589A JP 2958986 A JP2958986 A JP 2958986A JP S62186837 A JPS62186837 A JP S62186837A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、内視鏡の先端近傍に設けた湾曲部分をワイ
ヤを介して手元操作部本体にて湾曲操作する内視鏡の湾
曲操作装置に関するものである。
〔従来の技術〕
従来の内視鏡の湾曲操作装置としては、特公昭 。
60−56486号公報に記載のものが知られている。
これは、第14図及び第15図に示すように、先端硬性
部2と゛、これにつらなる湾曲部3と、さらにこれにつ
らなる可撓管4と、手元操作部本体5とから内視鏡1を
構成しである。そして、先端硬性部2の照明窓2Aより
被検部を照明し、先端硬性部2に設けられた対物レンズ
(図示せず)ならびに湾曲部3と可撓管4内に通して設
けられた像伝送用光学繊維束を介し手元操作部本体5に
設けられた接眼レンズ6を通し観察されるようになって
いる。湾曲部3は、上下方向と左右方向との2方向に湾
曲可能に構成され、上、下、左、右の各位置に配した2
対のワイヤをもって各方向への湾曲操作がなされるよう
になっている。この2対のワイヤは、手元操作部本体5
に回転可能に設けられた2つの湾曲操作部材100及び
101に夫々関連せしめられている。また、手元操作部
本体5の各操作部材100及び101と同軸的に設けら
れた制御部材102は、操作部材100及び101を含
む2つの湾曲操作系統に対し同時に作用を与えるように
なっている。内視g!1の湾曲操作装置の詳細は、第1
5図に示すように、操作部本体5に固定軸7が設けられ
、この固定軸7を軸とするように第1及び第2の軸体8
及び9が同軸的に回転可能に軸支されている。第1の軸
体8はその一端に湾曲操作用のワイヤを巻つけ固定する
ワイヤ取付溝8Aが設けられ、他端に第1の操作部材1
00を取付ける角ねじ8Bが設けられている。第1の操
作部材100は、角ねし8Bに嵌合する角孔を中央部に
有し、その角孔を角ねし8Bに嵌挿した後に、固定盤1
0を角ねじ8Bに螺挿することによって第1の軸体8に
固着される。第1の操作部材100と固定盤10の各フ
ランジ管にはリング上の一対の第1の摩擦部材11と1
2との間に挟まれてリング状の第1のクラッチ部材13
が配され、第1の操作部材100と第1のクラッチ部材
13とを摩擦結合している。固定盤10は、調節ねじ1
4を有し、この調節ねじ14は第1の操作部材100を
固定するに際し一対の摩擦部材11.12及び第1のク
ラッチ部材13を挟持する間隙を調節し摩擦力の調節を
するためと、第1の操作部材100をいずれの方向へも
回動させるためにその回動方向の一方に連れて固定盤1
0が緩まないようにするために効果を有するものである
。第2の軸体9は、第1の軸体8と同様にその一端に湾
曲操作用ワイヤを巻き付は固定するワイヤ取付溝9Aが
設けられ、他端に第2の操作部材101を取付ける角ね
し9Bが設けられている。第2の操作部材16は、角ね
し9Bに嵌合する角孔を中央部に有し、その角孔を角ね
し9Bに嵌挿した後に固定盤15を角ねし9Bに螺挿す
ることによって第2の軸体9に固挿される。この固定盤
15には止ねじ16が設けられ、これによって第2の操
作部材101をいずれの方向に回動しても固定盤15が
緩むことを防止している。さらに、第2の操作部材10
1の中程に設けた軸部101Bには一対のリング状の第
2の摩擦部材16゜17と、これらの間に位置する第2
のクラッチ部材18とが止部材19を軸部101Bに螺
挿し設けられている。従って、第2のクラッチ部材18
は、第2の一対の摩擦部材16.17を介し第2の操作
部材101と摩擦結合されていることになる。
〔解決しようとする問題点〕
第14図及び第15図に示す従来装置では、第1の操作
部材100と第2の操作部材101とは、第1の操作部
材100の方が径が大きく、第2の操作部材101は第
1の操作部材100よりも径が小さく形成されている。
従って、操作者が操作部本体5をつかんで手指でこれら
の操作部材100.101を操作しようとすることが難
しく、操作部本体5をつかむ手指とは別の手指にて各操
作部材10Q、101を操作しなければならなかった。
そのため、内視鏡の湾曲操作のみに両手を奪われ、他の
必要な処置を施すことは出来ない状態であった。また、
従来の内視鏡における湾曲操作装置におけるロック状態
は、上記公報にも示されているように摩擦係合によるも
のであり、その摩擦係合力に抗して操作ノブを回転操作
することができる状態である。したがって、これまでに
知られた湾曲操作装置は、操作ノブより手を離した際に
、その時点の湾曲形状を維持していて欲しい場合には、
ロック状態で操作せねばならず操作が重いという欠点が
ある。それでは、フリー状態で湾曲操作する場合を考え
ると、確かに軽く操作できるという利点がある反面、操
作部先端の持つ弾力性あるいは挿入部先端に対する外力
例えば観察対東部内の内面衝合力に基づき操作ノブより
手を離した際に、湾曲状態が変わってしまうという欠点
があり、特に片手操作ができることを望まれる内視鏡用
湾曲操作装置として不十分であるのが実情である。
そこで、この発明は、右手で必要な処置を施しつつ左手
で操作部本体5を握り左手の手指にて操作部材を容易に
操作できる内視鏡の湾曲操作装置を提供することを目的
とする。
〔問題点を解決するための手段〕
上述の目的を達成するため、この第1の発明は、手元操
作部に湾曲部分を湾曲制御する第1操作つまみと第2操
作つまみとを設け、手元操作部本体よりの第1操作つま
みを外側の第2操作つまみよりも径小に形成するととも
に両つまみを近接若しくは一部重なるように設けたもの
である。また、第2の発明は、手元操作部本体に湾曲部
分を湾曲制御する第1操作つまみと第2操作つまみとを
設け、手元操作部本体寄りの第1操作つまみを外側の第
2操作つまみよりも径小に形成するとともに両つまみを
近接若しくは一部重なるように設け、第1及び第2操作
つまみを別個に不動状態とするロック手段を設ける一方
、個々のつまみへの操作力を付与時にロック手段による
ロックを解除する解除手段を設けたものである。
〔作用〕
この発明では、例えば、左手で手元操作部をつかみその
つかんだ手指を伸ばして第1操作つまみ或は第2操作つ
まみを操作することができ、余った片手を他の必要な処
置に振り向けることが可能となる。即ち、内視鏡の先端
近傍に設けた湾曲部分を片手にて湾曲操作することが可
能となる。
〔実施例〕
以下にこの発明の好適な実施例を図面を参照にして説明
する。
この発明における手元操作部本体5には回転可能に設け
られた第1操作つまみ20と第2操作つまみ、21とが
同軸的に設けである。第1操作つまみ20は外側の第2
操作つまみよりも径小に形成するとともに両つまみ20
.21が一部重なるように設けである。第1操作つまみ
20を時計方向に回動操作した際には湾曲部3が、例え
ば上方に湾曲され、反時計方向に回転操作した場合には
湾曲部3が下方に湾曲されるように構成しである。
また、第2操作つまみ21を時計方向に回動操作した際
には左方向に湾曲され、反時計方向に回動操作した場合
には右方向に湾曲されるように構成されている。なお、
第1及び第2の各操作つまみ20.21は、各々が上下
及び左右ではなく、湾曲部3の構造を、例えば実公昭4
9−28388号公報等で公知の構造とし、再操作つま
み20゜21を左右あるいは上下の同方向としても良い
これら第1及び第2操作つまみ20.21を操作するに
は、第2図に示すように、左手(または右手)で手元操
作部本体5を握り、握った手の先端に位置する親指22
で第1操作っまみ20又は第2操作つまみ21を回動操
作すれば良い。第1操作つまみ20の詳細な構造は第3
図乃至第6図に示す如く構成しである。またこの第3図
乃至第6図に示す構成は、第2操作つまみ21に適用し
ても差支えないものである。第3図は第1操作つまみ2
0を手元操作部本体5の側から見た底面図であり、その
外周に等間隔で5つの手がかり部23・・・を形成して
あり、中心に円孔24を形成しである。第4図は平面図
であり、第5図は第4図A−A線に沿った半断面図であ
り、第6図は第4図のB−B線断面図である。また、第
1操作つまみ20の上面にはその外周に沿って突設され
た凸状部25を形成しである。また、第1操作つまみ2
0の底面側にはスペース26が形成してあり、このスペ
ース26にケーシング5Aが嵌り込むようになっている
。このスペース26を第2操作つまみ21に形成したも
のにあっては、スペース26に第1操作つまみ20が一
部重なり合うように嵌り込むようになっている。
図示する実施例で°は第1藻作つまみ20の一部が第2
操作つまみ21のスペース26内へ嵌入し、両つまみ2
0.21が一部分重なり合うように構成したが、両つま
み20.21をごく近接させて設けても良いことは勿論
である。第1操作つまみ20(又は第2操作つまみ21
)は、第7図(al・(b)に示すように、手がかり部
23.23の間が従来の如く円弧状の凹所ではなく、切
欠いであるために、この切欠き個所に親指22を深く入
れ易く、切欠き個所に入り込んだ親指22は滑りにくく
つまみ20(21)を回転操作し易い。
内部構造の詳細は、特願昭60−126822号明細書
及び図面に示すようなものが採用可能であり、例えば第
8図以下に示すように、手元操作部本体5には、内外を
連通ずる貫通穴5Bを通して回転軸27.27’が設け
られている。この回転軸27.27’は、内端部近傍が
、図示せぬ湾曲操作ワイヤを巻き付は固定するプーリ2
7A。
27′Aとして形成されている。また、これらの回転軸
27.27’は、手元操作部本体5内の固定機枠5C上
に軸受28によって回転自在に取り付けられている。そ
して、これらの回転軸27゜27′は、その外側に突出
した部分に設けられた下記構成に基づき回転操作される
第8図において、符号29.30,31,32゜20.
33.34及び35は、固定盤、可動部材、クリック用
軸体、解除部材、第1操作つまみ、抜止部材、中継部材
及び化粧カバーを示す。また、符号36,37.38及
び39は、ゴム製の防水パツキンを示す。上記固定盤2
9は、軸受28に固装され、上記可動部材30及び解除
部材32を摩擦受は部材40と協働して包囲する形態を
形成している。上記可動部材30は、第10図に示した
中央角穴41をもって上記回転軸27に、この回転軸2
7と一体的に回転するように装着されている。この可動
部材30は、第10図に示すように六角形状に形成され
ている。そして、この可動部材30は、上記六角形の各
辺に相当する部位に水辺の各間壁面30A乃至30Fと
、その各間壁面30A乃至30Fより外側に放射状に突
出した舌片42乃至47 (舌片45は不図示)と、断
面り字形保持片48乃至53とによって次に説明する鋼
球とスプリングを保持受容する保持部を形成している。
すなわち、これら六ケ所の保持部内には、2個の鋼球と
一木の圧縮スプリングとを一組として配設されている。
上記鋼球は、第11.12図にて時計方向回転をロック
する第1の鋼球54A乃至54Fと反時計方向回転をロ
ックする第2の鋼球55A乃至55Fとからなり、これ
ら第1及び第2の鋼球相互間は、圧縮バネ56A乃至5
6Fが介装されている。なお、上記保持片48乃至53
は、各々の隣接する保持片間に後述する解除部材32の
カム部が臨み得るスペースが形成されるように形成され
、可動部材30に固着されている。上記解除部材32は
、上記回転軸27に嵌装したクリック用軸体31の外周
に緩装されている。そして、この解除部材32は、上記
軸体31の外周面に形成した第1及び第2のクリック溝
31A及び31Bと、解除部材32側に設けたクリック
ボール57とのクリック係合によってロック可能位置と
ロック不能位置とをとり得る。また、この解除部材32
は、第10図に示すように放射状の6本のアームを有し
、その先端近傍に立ち下がったカム部32A乃至32F
が設けられている。
更に、この解除部材32は、第8図のように摩擦受は部
材40の中央開口40Bを通して第1操作つまみ20に
ネジ58によって固定連結されている。第1操作つまみ
20は、上記回転軸27に固定された有底筒状の抜止部
材33の外周に沿って軸方向に、この第1操作つまみ2
0に固定連結される上記解除部材32のみならず中継部
材34及び化粧カバー35と共に一体的に移動操作され
る。
なお、このときの移動量は、上記第1及び第2のクリッ
ク溝31A及び31Bの相互間距離に等しく、更に、上
述のクリック係合力よりも弱い付勢力の圧縮スプリング
Sによって突出方向へ移動付勢、すなわち、ロック不能
位置からロック可能位置の方向へ移動付勢されている。
なお、上記抜止部材33は、回転軸27の先端側から順
に嵌装される可動部材30、軸体31、及び一体的に回
転及び軸方向移動される解除部材32、第1操作つまみ
20、中継部材34及び化粧カバー35の抜止めをして
いる。固定盤29に固装された摩擦受は部材40のリン
グ状内周面40Aは真円形状に形成されている。従って
、この内周面40Aと可動部材30の外側面との間の隙
間は、上記可動部材30の外側面形状が六角形であるこ
とに基づき、当然ながら広い部分と狭い部分とが交互に
形成される。すなわち、上記隙間は、可動部材30の六
角形のコーナに近い部分に相当する部位における最小値
d、の狭巾の隙間部と、六角形の各辺の中央部に相当す
る部位における最大値d2の広巾の隙間部となる(第1
1図参照)。このように形成される六ケ所の各隙間内に
配装される第1及び第2の鋼球54A乃至54F及び5
5A乃至55Fは、その直径をDとしたときにdl<D
<dZなる関係となる直径のものが選定される。また、
保持片48乃至53は、上記第1及び第2の鋼球54A
乃至54F及び55A乃至55Fの各外表面が、上記摩
擦受は部材40の内周面40Aに少なくとも接触するよ
うに形成されていると共に圧縮バネ56A乃至56Fが
上記内周面40Aに接触しないように保持するものであ
る。更に、前記解除部材32は、そのカム部32A乃至
32Fが可動部材30のコーナーに相当する部位に進入
する。このカム部32A乃至32Fは、二段カムとし形
成され先端側からロック可能状態保持カム32′と、ロ
ック無能(不能)状態保持カム32″とから形成されて
いる。すなわち、ロック可能状態保持カム32′は、円
周方向に巾狭く形成され、第1及び第2の鋼球54A乃
至54F及び55A乃至55Fを圧縮バネ56A乃至5
6Fの付勢力によって、摩擦受は部材40の内周面40
Aと可動部材30の各間壁面30A乃至30Fとの両者
に接触させ、それらの間にクサビを打つが如くなさしめ
ていることを可能としている。また、ロック不能状態保
持カム32″は、上記ロック可能状態保持カム32′よ
り巾広く形成され、第1及び第2の鋼球54A乃至54
F及び55A乃至55Fを圧縮バネ56A乃至56Fの
付勢力に抗して上記内周面40Aもしくは各間壁面30
A乃至30Fの少なくとも一方と非接触とするように併
動するよう形成されている。また、上記可動部材30と
解除部材32とは、可動部材30に植立された連動ピン
59と解除部材32に設けられた開口32Gとの係合に
よって一体的に回転する。なお、上記連動ピン59の半
径r、と開口32Gの半径r2はr、 < rzの関係
にありr、−r、に相当する回転量は、上記解除部材3
2のロック可能状態保持カム32′が第1あるいは第2
の鋼球54A乃至54Fあるいは55A乃至55Fを圧
縮バネ56A乃至56Fの付勢力に抗して上記内周面4
0Aもしくは各間壁面30A乃至30Fの少なくとも一
方と非接触とするように併動することができる回転量で
あるように設計されている。
このように構成された内視鏡用湾曲操作装置は、第9図
に示す状態、つまり、クリックボール57がクリック溝
31Aに係合し解除部材32のカム部32A乃至32F
のカム32′が第1及び第2の鋼球54A乃至54F及
び55A乃至55F間に位置している状態に現在あるも
のとして説明する。かかる状態にある場合、第1操作つ
まみ20に回転操作力を付与していないときには、第1
1図に示すように、解除部材32のカム32′は、何ら
第1もしくは第2の鋼球54A乃至54Fもしくは55
A乃至55Fに対して作用しない。従って、これら第1
及び第2の鋼球54A乃至54F及び55A乃至55F
は、可動部材30の各間壁面30A乃至30Fと摩擦受
は部材40の内周面40Aに摩擦結合されている。よっ
て、可動部材30は、不動の摩擦受は部材40と第1及
び第2の鋼球54A乃至54F及び55A乃至55Fを
介して摩擦結合されロックされるので、この可動部材3
0と一体的に回転する回転軸27をもロックする。それ
故に、周知の如く回転軸27のロックは、それまでに湾
曲操作された挿入部先端の湾曲状態を維持する。
次に、上記内視鏡用湾曲操作装置は、第1操作つまみ2
0に指を掛けて回動させ解除部材32を時計方向に回動
することにより、解除部材32は、先ず初めに可動部材
30の連動ピン59の外周に解除部材32の開口32G
に係合するまで回転する。すると、上記解除部材32の
カム32′は、第1の鋼球54A乃至54Fを第12図
に示すように圧縮バネ56A乃至56Fの付勢に抗して
上記内周面40Aもしくは、各局壁面30A乃至30F
の少なくとも一方に非接触の状態すなわち時計方向回転
のロックを解除した状態とする。従って、回転軸27は
、不動の摩擦受は部材40との摩擦結合が解除された可
動部材30と一体的に回転操作力を受けて回転し周知の
如く挿入部先端を湾曲させ得る。このとき、可動部材3
0の回転に伴ない第2の鋼球55A乃至55Fは、逃げ
勝手となるために必然的にロック不能となる。
また、逆に反時計方向への回転時には、前記時計方向へ
の回転時と同様の作用によって、回転初期にロック解除
され、以降何の拘束力を受けずに軽く回転操作できるこ
とは云うまでもない。
次に、上記したロック可能状態からロック不能状態すな
わち第13図に示した状態について説明する。この状態
にあっては、第1及び第2の鋼球54A乃至54F及び
55A乃至55Fの各相互間に解除部材32の各カム3
2″が強制的に挿入される。この各カム32“により、
第1及び第2の鋼球54A乃至54F及び55A乃至5
5Fは、圧縮バネ56A乃至56Fの付勢力に抗して併
動され、摩擦受は部材40の内周面40Aもしくは可動
部材30の各局壁面30A乃至30Fの少なくとも一方
から離間された状態すなわちロック解除された状態とす
る。従って、この状態では、可動部材30は、時計方向
及び反時計方向へ回転自在となる。
第2操作つまみ21の操作を回転軸27′に伝達する機
構は、前述した機構と同様に固定盤29′。
可動部材30′、クリック用軸体31′、解除部材32
′を備え、第10図以下と同様のメカニズムを備えてい
る。
なお、内部構造としては、本出願人の実願昭60−14
0570乃至140572号として出願した明細書及び
図面に記載のものも採用可能である。
〔効果〕
以上説明したように、この発明によれば、手元操作部本
体に湾曲部分を湾曲制御する第1操作つまみと第2操作
つまみとを設け、手元操作部本体寄りの第1操作つまみ
を外側の第2冴作つまみよりも径小に形成するとともに
両つまみを近接若しくは一部重なるように設けたので、
操作者は、手元操作部本体を片手で握り、この手元操作
部本体を握った片手の指先、例えば親指で第1又は第2
操作つまみを回動操作することが可能となる。従って、
片手で内視鏡の湾曲操作が可能となり、余った片手にて
必要な処置を施す事が可能となる。
総じて、この発明によれば、操作性が著しく向上すると
ともに、手元操作の個所をコンパクトにまとめることも
可能となった。
また、第2の発明によれば、上述の効果の他に操作中止
時にはロックし、操作中にはロック解除されるために、
操作の手を離したときにはそれまでの湾曲形状が確実に
維持され、操作中は、最小限の回転操作力によって自由
に湾曲操作できるために軽く片手操作しやすいものとな
る。また、この装置によれば、全くフリーな状態にする
こともできるために従来と同様に挿入部を観察対象部内
から安全に抜き出すことができるものであって、この発
明によって奏せられる効果は極めて大きいものである。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の好適な実施例を示す正面図、第2図
は第1図n−n線断面図、第3図は第1操作つまみの底
面図、第4図は第1操作つまみの平面図、第5図は第4
図A−A線に沿った半断面図、第6図は第4図B−B線
に沿った断面図、第7図ta>・(b)は操作つまみの
部分拡大斜視図及び指との関係を示す斜視図、第8図は
内部構造の一例を示す縦断面図、第9図は両つまみの半
断面図、第10図は要部の分解斜視図、第11図は横断
面図、第12図は連動ピン作動時の横断面図、第13図
は解除部材のカム部説明図、第14図は従来例を示す正
面図、第15図は従来例の湾曲装置の詳細を示す半断面
図である。 1・・・内視鏡、      3・・・湾曲部分、5・
・・手元操作部本体、 20・・・第1操作つまみ、2
1・・・第2操作つまみ、27.27’・・・回転軸、
30.30’・・・可動部材、 32.32’・・・解除部材、 40・・・摩擦受は部材。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、内視鏡の先端近傍に設けた湾曲部分をワイヤを介し
    て手元操作部本体にて湾曲操作する内視鏡の湾曲操作装
    置において、 手元操作部本体に湾曲部分を湾曲制御する第1操作つま
    みと第2操作つまみとを設け、 手元操作部本体寄りの第1操作つまみを外側の第2操作
    つまみよりも径小に形成するとともに両つまみを近接若
    しくは一部重なるように設けたことを特徴とする内視鏡
    の湾曲操作装置。 2、内視鏡の先端近傍に設けた湾曲部分をワイヤを介し
    て手元操作部本体にて湾曲操作する内視鏡の湾曲操作装
    置において、 手元操作部本体に湾曲部分を湾曲制御する第1操作つま
    みと第2操作つまみとを設け、 手元操作部本体寄りの第1操作つまみを外側の第2操作
    つまみよりも径小に形成するとともに両つまみを近接若
    しくは一部重なるように設け、第1及び第2操作つまみ
    を別個に不動状態とするロック手段を設ける一方、個々
    のつまみへの操作力を付与時にロック手段によるロック
    を解除する解除手段を設けたことを特徴とする内視鏡の
    湾曲操作装置。
JP61029589A 1986-02-13 1986-02-13 内視鏡の湾曲操作装置 Granted JPS62186837A (ja)

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