JP2009183409A - ロック付連結分離型装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ロック操作及びロック解除操作が容易であり、第1の本体部と第2の本体部とを連結状態でがたなく保持することが可能なロック付連結分離型装置を提供する。
【解決手段】ロック部材64と規制伝達部材58とは、第1の自由度の駆動力を伝達している場合には第2の自由度について一体的に保持され、連動部材67の第1の自由度での移動は、操作部材57の第1の自由度での移動に連動しており、連動部材67の第1の自由度での移動に連動する第3の自由度での連動部材ロック位置から連動部材解放位置への移動は、規制伝達部材58の第2の自由度での移動と連動しており、連動部材67を連動部材ロック位置から連動部材解放位置まで移動するのに必要な操作部材57の第1の自由度の移動量は、第1の自由度の駆動力の伝達について操作部材57と規制伝達部材58との間に形成されている遊び量よりも小さい。
【選択図】 図5A

Description

本発明は、第1の本体部と第2の本体部とが互いに連結分離可能であり、第1の本体部と第2の本体部とを連結状態でロックするロック機構を有するロック付連結分離型装置に関する。
第1の本体部と第2の本体部とが互いに連結分離可能であり、第1の本体部と第2の本体部とを連結状態でロックするロック機構を有する様々なロック付連結分離型装置が用いられている。
特許文献1及び2には、連結分離型装置としての電動湾曲内視鏡が開示されている。これら内視鏡は、体腔内に挿入される細長い挿入部を有し、挿入部の先端部には、湾曲作動される湾曲部が配設されている。挿入部の基端部は、湾曲部を湾曲作動させるための駆動力を生成するモータユニットに連結分離可能となっている。
特許文献3には、ロック付連結分離型装置としての内視鏡が開示されている。この内視鏡では、体腔内に挿入される細長い挿入部の基端部と、操作者に保持、操作される挿入部の先端部とが連結分離可能となっている。そして、挿入部の基端部にフックが配設されており、操作部の先端部にはフック穴が配設されている。フックの抓み部を操作してフックを回動させ、フックの爪部をフック穴に係脱することにより、挿入部と操作部とが連結状態でロックされ、ロック解除される。ロック状態では、フック自身の弾性によりフックの爪部をフック穴に押圧することにより、挿入部と操作部とを連結状態に保持している。
特開2002−224016号公報 国際公開第2006/059721号パンフレット 特開2006−95084号公報
特許文献3のロック機構では、フック自身の弾性により挿入部と操作部とが連結状態に保持されるため、挿入部と操作部との間にがたが生じてしまうおそれがある。一方、ねじ止め等のロック機構を用いる場合には、ロック操作及びロック解除操作が非常に面倒なものとなる。
本発明は、上記課題に着目してなされたもので、その目的とするところは、ロック操作及びロック解除操作が容易であり、第1の本体部と第2の本体部とを連結状態でがたなく保持することが可能なロック付連結分離型装置を提供することである。
本発明の第1実施態様では、連結分離型装置は、互いに連結分離可能な第1及び第2の本体部と、前記第1の本体部と前記第2の本体部とを連結状態でロック可能なロック機構と、を具備し、前記ロック機構は、操作部材ロック位置と操作部材解除位置との間で第1の自由度で移動可能であり、第1の自由度で駆動される操作部材と、規制伝達部材ロック位置と規制伝達部材解除位置との間で前記第1の自由度で移動可能であり、規制伝達部材規制位置と規制伝達部材作動位置との間で第2の自由度で移動可能な規制伝達部材と、前記操作部材と前記規制伝達部材との間に設けられ、前記操作部材と前記規制伝達部材との間で前記第1の自由度の駆動力を伝達可能であり、前記第1の自由度の駆動力の伝達について前記操作部材と前記規制伝達部材との間に所定の遊び量を形成する遊び伝達機構であって、前記操作部材と前記規制伝達部材との一方がロック位置、解除位置に配置される場合には前記操作部材と前記規制伝達部材との他方がロック位置、解除位置に配置される、遊び伝達機構と、ロック部材ロック位置とロック部材解除位置との間で前記第1の自由度で移動可能であり、前記第2の自由度で移動不能であり、前記ロック部材ロック位置に配置されている場合に前記第1の本体部と前記第2の本体部とを連結状態でロックするロック部材と、前記ロック部材と前記規制伝達部材との間に設けられ、前記ロック部材と前記規制伝達部材との間で前記第1の自由度の駆動力を伝達可能であり、前記ロック部材と前記規制伝達部材との間で前記第1の自由度の駆動力を伝達している場合には前記ロック部材と前記規制伝達部材とを前記第2の自由度について一体的に保持する保持伝達機構であって、前記ロック部材と前記規制伝達部材との一方がロック位置、解除位置に配置される場合には前記ロック部材と前記規制伝達部材との他方がロック位置、解除位置に配置される、保持伝達機構と、前記操作部材と前記規制伝達部材との間に設けられ、連動部材を備える連動機構であって、前記連動部材は、連動部材ロック位置と連動部材解放位置との間で前記第1の自由度と第3の自由度とで移動可能であり、前記連動部材解放位置と連動部材解除位置との間で前記第1の自由度で移動可能であり、前記連動部材の前記連動部材ロック位置と前記連動部材解放位置との間での前記第1の自由度の移動と前記第3の自由度の移動とは互いに連動しており、前記連動部材の前記第1の自由度での前記連動部材ロック位置と前記連動部材解除位置との間の移動は、前記操作部材の前記第1の自由度での前記操作部材ロック位置と前記操作部材解除位置との間の移動に連動しており、前記連動部材の前記第3の自由度での前記連動部材ロック位置から前記連動部材解放位置への移動は、前記規制伝達部材の前記第2の自由度での前記規制伝達部材規制位置から前記規制伝達部材作動位置への移動と連動しており、前記連動部材を前記連動部材ロック位置から前記連動部材解放位置まで移動するのに必要な前記操作部材の前記第1の自由度の移動量は、前記遊び量よりも小さい、連動機構と、前記規制伝達部材を前記規制伝達部作動位置から前記規制伝達部材規制位置へと前記第2の自由度で付勢している付勢部材と、を有する、ことを特徴とする。
本発明の第2実施態様では、連結分離型装置は、前記ロック付連結分離型装置は前記第1の本体部と前記第2の本体部とを連結、分離する連結分離機構をさらに具備し、前記連結分離機構は前記ロック機構を含み、前記ロック部材は連結駆動部と分離駆動部とを有し、前記ロック部材の前記第1の自由度の前記ロック部材解除位置から前記ロック部材ロック位置への移動により、前記連結駆動部によって前記第1の本体部と前記第2の本体部とが分離状態から前記連結状態へと移行されると共に、前記連結駆動部によって前記第1の本体部と前記第2の本体部とが連結状態でロックされ、前記ロック部材の前記第1の自由度の前記ロック部材ロック位置から前記ロック部材解除位置への移動により、前記連結駆動部による前記第1の本体部と前記第2の本体部とのロックが解除されると共に、前記分離駆動部によって前記第1の本体部と前記第2の本体部とが前記連結状態から前記分離状態へと移行される、ことを特徴とする。
本発明の第3実施態様では、連結分離型装置は、前記第1の本体部と前記第2の本体部とは、互いに着脱可能であり、装着状態において前記分離状態と前記連結状態との間で移行可能であり、前記ロック付連結分離型装置は前記第1の本体部と前記第2の本体部とを前記分離状態においてロックする補助ロック機構を有する、ことを特徴とする。
本発明の第4実施態様では、連結分離型装置は、上記第1の本体部、第2の本体部、ロック機構を具備し、第1の本体部は、湾曲作動される湾曲部を備え管腔内に挿入される挿入部であり、前記第2の本体部は、前記湾曲部を湾曲作動させるための駆動力を生成するモータユニットである、ことを特徴とする。
本発明の第1実施態様のロック付連結分離型装置では、第1の本体部と第2の本体部とを連結状態でロックする場合には、操作部材を解除位置からロック位置へと第1の自由度で駆動することにより、遊び伝達機構によって操作部材から規制伝達部材へと第1の自由度の駆動力が伝達され、保持伝達機構によって規制伝達部材からロック部材へと第1の自由度の駆動力が伝達され、操作部材、規制伝達部材、ロック部材が第1の自由度で解除位置からロック位置に移動される。ここで、操作部材の駆動前には、規制伝達部材は作動位置に配置されており、操作部材の駆動中は、規制伝達部材からロック部材へと第1の自由度の駆動力が伝達され、保持伝達機構によって、規制伝達部材とロック部材とが一体的に保持されるため、第2の自由度で移動不能なロック部材によって規制伝達部材が第2の自由度について作動位置に保持される。また、操作部材の第1の自由度での解除位置からロック位置への移動により、連動機構によって、連動部材が第1の自由度で解除位置から解放位置へと移動され、続いて、第1及び第3の自由度で解放位置からロック位置へと移動される。ここで、連動部材の解除位置からロック位置への移動中、保持伝達部材は第2の自由度について作動位置に保持されているが、連動機構は、連動部材の第1の自由度の移動、及び、第3の自由度の解放位置からロック位置への移動を、規制伝達部材の第2の自由度の移動に連動させていないため、規制伝達部材によって連動部材の移動が規制されることはない。そして、操作部材への駆動が解除されると、規制伝達部材からロック部材へと第1の自由度の駆動力が伝達されなくなるため、保持伝達機構による規制伝達部材とロック部材との保持が解除され規制伝達部材が第2の自由度で移動可能となり、付勢部材による付勢により、規制伝達部材が第2の自由度で作動位置から規制位置へと移動される。
第1の本体部と第2の本体部とが連結状態でロックされている場合に、ロック部材がロック位置から解除位置へと第1の自由度で駆動されると、保持伝達機構によりロック部材から規制伝達部材に第1の自由度の駆動力が伝達される。ロック部材の駆動前には、規制伝達部材は規制位置に配置されており、ロック部材から規制伝達部材への第1の自由度の駆動力の伝達によって、保持伝達機構により、ロック部材と規制伝達部材とが一体的に保持されるため、第2の自由度で移動不能なロック部材によって規制伝達部材が第2の自由度について規制位置に保持される。続いて、遊び伝達機構により、規制伝達部材から操作部材へと第1の自由度の駆動力が伝達される。操作部材への第1の自由度の駆動力の伝達により、連動機構は、操作部材の第1の自由度のロック位置からの移動に連動させて、連動部材を第1及び第3の自由度でロック位置から移動させようとし、連動部材の第3の自由度のロック位置からの移動に連動させて、規制伝達部材を第2の自由度で規制位置から移動させようとする。しかしながら、規制伝達部材は第2の自由度について規制位置に保持されているため、規制伝達部材によって連動部材の第3の自由度の移動が規制され、第3の自由度の移動に連動する連動部材の第1の自由度の移動も規制され、連動部材の第1の自由度の移動に連動する操作部材の第1の自由度の移動が規制され、以下順次、規制伝達部材、ロック部材の第1の自由度の移動が規制され、ロック部材がロック位置に固定されたままとなる。
第1の本体部と第2の本体部とのロックを解除する場合には、操作部材をロック位置から解除位置へと第1の自由度で駆動する。連動機構は、操作部材のロック位置からの第1の自由度の移動に連動させて、連動部材をロック位置から解放位置へと第1及び第3の自由度で移動させる。ここで、連動部材をロック位置から解放位置まで移動させるのに必要な操作部材の第1の自由度の移動量は、第1の自由度の駆動力の伝達について操作部材と規制伝達部材との間に形成されている遊び量よりも小さい。このため、連動部材が解放位置まで移動される前には、操作部材から規制伝達部材へと第1の自由度の駆動量は伝達されず、規制伝達部材からロック部材へと第1の自由度の駆動量は伝達されないため、保持伝達機構によって規制伝達部材とロック部材とが一体的に保持されることはなく、規制伝達部材は第2の自由度で移動可能である。従って、規制伝達部材によって、規制部材の第2の自由度の移動に連動する連動部材の第3の自由度のロック位置から解放位置への移動が規制されることはなく、連動部材の第3の自由度のロック位置から解放位置への移動により、規制伝達部材は第2の自由度で規制位置から作動位置へと移動される。操作部材の第1の自由度の移動量が遊び量を超えると、遊び伝達機構によって操作部材から規制伝達部材へと第1の自由度の駆動力が伝達され、保持伝達機構によって規制伝達部材からロック部材へと第1の自由度の駆動力が伝達される。そして、操作部材、規制伝達部材、ロック部材が第1の自由度で移動されて解除位置に配置される。この際、規制伝達部材からロック部材へと第1の自由度の駆動力が伝達されるため、保持伝達機構によって、規制伝達部材とロック部材が一体的に保持され、第2の自由度で移動不能なロック部材によって規制伝達部材が第2の自由度について作動位置に保持される。また、操作部材の第1の自由度での移動により、連動機構により、連動部材が第1の自由度で解放位置から解除位置へと移動される。ここで、規制伝達部材は第2の自由度について作動位置に保持されているが、連動機構は、連動部材の第1の自由度での解放位置から解除位置への移動を規制伝達部材の移動とは連動しておらず、規制伝達部材によって連動部材の移動が規制されることはない。
このように、本実施態様のロック付連結分離型装置では、操作部材を一自由度で駆動するだけで、第1の本体部と第2の本体部とを連結状態でロックし、ロック解除することができると共に、第1の本体部と第2の本体部とを連結状態でがたなく保持することが可能となっている。
本発明の第2実施態様のロック付連結分離型装置では、操作部材を一自由度で駆動するだけで、第1の本体部と第2の本体部との連結作動とロック作動とが連動して行われ、ロック解除作動と分離作動とが連動して行われるため、ロック付連結分離型装置の操作性が向上されている。
本発明の第3実施態様のロック付連結分離型装置では、第1の本体部と第2の本体部とを互いに取り外す際には、第1の本体部と第2の本体部とを連結状態から分離状態に移行した後、さらに補助ロックを解除して第1の本体部と第2の本体部とを取り外し可能とする必要があり、第1の本体部と第2の本体部との意図しない取り外しが防止されている。
本発明の第4実施態様の電動湾曲内視鏡では、操作部材を一自由度で駆動するだけで、挿入部とモータユニットとを連結状態でロックし、ロック解除することができると共に、挿入部とモータユニットとを連結状態でがたなく保持することが可能となっている。
以下、本発明の一実施形態を図面を参照して説明する。
図1A及び図1Bを参照して、電動湾曲内視鏡(以下、単に内視鏡と称する)の概略構成について説明する。
内視鏡は、体腔内に挿入される細長い第1の本体部としての挿入部21を有する。挿入部21では、先端硬性部22、湾曲作動される湾曲部23、長尺で可撓性を有する可撓管部24、及び、挿抜部26が先端側から基端側へと連設されている。ここで、先端硬性部22には、観察対象を照明する照明光学系、観察画像を撮像する撮像ユニットが内蔵されている。照明光学系、撮像ユニットには、夫々、照明光を伝達するライトガイド、撮像ユニット用の電気信号を伝送する撮像ケーブルの先端部が接続されている。ライトガイド、撮像ケーブルは、挿入部21に挿通され、先端硬性部22から挿抜部26まで延びている。ライトガイド、撮像ケーブルの基端部は、夫々、挿抜部26の光コネクタ27、電気コネクタ28の内端部に接続されている。また、湾曲部23の先端部には、湾曲部23を湾曲作動させる操作ワイヤの先端部が連結されている。操作ワイヤは、挿入部21に進退自在に挿通され、湾曲部23の先端部から挿抜部26まで延びている。操作ワイヤの基端部は、挿抜部26の従動カップリング29の内端部に接続されている。挿抜部26は内視鏡の長手方向に延びており、挿抜部26には、長手方向に直交する上下方向の上向きにロックピン31が突設されている。
一方、内視鏡は、内視鏡保持装置によって移動可能に保持される第2の本体部としてのモータユニット32を有する。モータユニット32には、モータユニット32の先端面から基端側へと挿抜孔33が長手方向に延設されている。挿抜孔33には、挿入部21の挿抜部26が長手方向に挿抜可能である。挿抜孔33内には、挿抜部26の光コネクタ27、電気コネクタ28、従動カップリング29が夫々連結分離される光コネクタ受部、電気コネクタ受部、駆動カップリングが配設されている。また、モータユニット32には、駆動カップリングを駆動する駆動ユニットが内蔵されている。光コネクタ受部、電気コネクタ受部の内端部から、夫々、ライドガイド、撮像ケーブルが延出されており、駆動ユニットから、駆動ユニット用の電気信号を伝達する駆動ケーブルが延出されている。モータユニット32からユニバーサルケーブル34が延出されており、ライトガイド、撮像ケーブル、駆動ケーブルがユニバーサルケーブル34に挿通されている。ユニバーサルケーブル34の延出端部は、光源装置、ビデオプロセッサ等の周辺装置に接続される。そして、モータユニット32には、ロックレバー36、補助ロックレバー37が配設されている。
モータユニット32に挿入部21が連結されている場合には、光源装置から、モータユニット32のライトガイド、光コネクタ受部、挿入部21の光コネクタ27、ライトガイドを介して、照明光学系に照明光が伝達される。また、モータユニット32の電気ケーブル、電気コネクタ受部、挿入部の電気コネクタ28、電気ケーブルを介して、ビデオプロセッサと撮像ユニットとの間で電気信号が伝達される。さらに、モータユニット32内の駆動ユニットにより駆動カップリングが駆動され、駆動カップリングによって従動カップリング29が駆動されることで、従動カップリング29と連動して操作ワイヤが進退されて、湾曲部23が湾曲作動される。
図1A乃至図3Cを参照して、挿入部21とモータユニット32とを互いに着脱するための着脱機構の概略構成について説明する。
着脱機構では、挿入部21の挿抜部26をモータユニット32の挿抜孔33に挿抜することにより、挿抜部26のロックピン31を挿抜孔33内で長手方向に移動可能である。そして、ロックピン31は手前側の分離位置と奥側の連結位置とに配置可能である。ロックピン31が連結位置に配置されている場合には、挿入部21とモータユニット32とが互いに連結状態となり、挿抜部26は挿抜孔33に完全に挿入され、挿抜部26の光コネクタ27、電気コネクタ28、従動カップリング29が挿抜孔33内の光コネクタ受部、電気コネクタ受部、駆動カップリングに連結される。ロックピン31が分離位置にある場合には、挿入部21とモータユニット32とが互いに分離状態となり、挿抜部26は挿抜孔33から若干抜去され、挿抜部26の光コネクタ27、電気コネクタ28、従動カップリング29は挿抜孔33内の光コネクタ受部、電気コネクタ受部、駆動カップリングから分離される。ここで、ロックピン31の移動経路の内、挿抜孔33の入口開口と分離位置との間の経路を着脱経路と称し、分離位置と連結位置との間の経路を連結分離経路と称する。そして、ロックピン31が分離位置よりも手前側にある場合に、挿入部21とモータユニット32とが互いに取外状態にあると称し、ロックピン31が分離位置よりも奥側にある場合に、挿入部21とモータユニット32とが互いに装着状態にあると称する。なお、挿抜孔33の上壁は、板状のベース38の内面によって形成されており、ベース38の内面には、ロックピン31を分離位置へとガイドするガイド部41が配設されている。
以下、着脱機構における連結分離機構の概略構成について説明する。
モータユニット32には、挿入部21とモータユニット32とを連結状態と分離状態との間で切り替える連結分離機構が配設されている。連結分離機構は、挿入部21とモータユニット32とを連結状態でロックするロック機構を兼ねている。
図2A乃至図2Cを参照し、連結分離機構は、モータユニット32に配設されているロックレバー36を有する。ロックレバー36は、内視鏡の上下方向に延びている連結分離機構の中心軸を中心として、分離位置と連結位置との間で回動可能である。
図3A乃至図3Cを参照し、挿抜孔33内にはロックカム42が配設されている。ロックカム42は、連結分離機構の中心軸を中心として、分離位置と連結位置との間で回動可能であり、連結駆動部としての連結爪部43と分離駆動部としての分離爪部44とを有する。ロックカム42が分離位置に配置されている場合には、連結爪部43はロックピン31の手前側で着脱経路外に配置され、分離爪部44は分離位置のロックピン31の奥側にロックピン31に隣接して配置される。ロックカム42が分離位置から連結位置へと回動される場合には、連結爪部43は、ロックピン31を手前側から押圧しつつ手前側から奥側へと回動され、ロックピン31を分離位置から連結位置へと移動させ、分離爪部44は、ロックピン31の奥側でロックピン31から離間して手前側から奥側へと回動される。ロックカム42が連結位置に配置されている場合には、連結爪部43は連結位置のロックピン31を手前側から押圧し、分離爪部44はロックピン31の奥側でロックピン31から離間して配置される。ロックカム42が連結位置から分離位置へと回動される場合には、連結爪部43はロックピン31の手前側でロックピン31から離間して奥側から手前側へと回動され、分離爪部44は、ロックピン31を奥側から押圧しつつ奥側から手前側へと回動され、ロックピン31を連結位置から分離位置へと移動させる。
後に詳述するように、ロックカム42は、分離位置、連結位置に配置されている場合には、ロックピン31からの駆動力に対して、非弾性的作用によりがたなく固定される。そして、ロックレバー36を分離位置と連結位置との間で回動することにより、ロックカム42が分離位置と連結位置との間で回動される。ここで、連結分離機構の径方向について、ロックレバー36の長さはロックカム42の連結爪部43、分離爪部44の長さよりも長くなっており、梃子の原理により、連結分離作動に必要なロックレバー36の駆動力が小さくなっている。
図1A乃至図4を参照し、着脱機構における補助ロック機構について説明する。
モータユニット32には、挿入部21とモータユニット32とを分離状態で取外不能にロックする補助ロック機構が配設されている。
図2A乃至図2Cを参照し、補助ロック機構は、モータユニット32に配設されている補助ロックレバー37を有する。補助ロックレバー37は、内視鏡の上下方向に延びている補助ロック機構の中心軸を中心として、ロック位置と解除位置との間で回動可能である。
図3A乃至図3Cを参照し、挿抜孔33内には補助ロックカム46が配設されている。補助ロックカム46は、補助ロック機構の中心軸を中心として、ロック位置と解除位置との間で回動可能であり、ロック端部47を有する。補助ロックカム46がロック位置に配置されている場合には、ロック端部47は、ロックピン31の着脱経路内に進入し、分離位置のロックピン31の手前側にロックピン31に隣接して配置され、ロックピン31の手前側への移動を規制する。補助ロックカム46が分離位置から連結位置へと回動される場合には、ロック端部47は、分離位置のロックピン31に妨げられることなく、手前側から奥側にロックピン31の移動経路外へと回動される。
図4も参照し、補助カムシャフト48が、ベース38を貫通して上下方向に延び、補助カムシャフト48の中心軸を中心として回動可能にベース38に支持されている。補助カムシャフト48の中心軸は、補助ロック機構の中心軸と共軸である。補助カムシャフト48の軸方向外端部には補助ロックレバー37が連結されており、補助カムシャフト48の軸方向内端部には補助ロックカム46が連結されている。このため、補助カムシャフト48を介して、補助ロックレバー37のロック位置と解除位置との間の回動と、補助ロックカム46のロック位置と解除位置との間の回動とが互いに連動される。さらに、補助ロックレバー37には、補助ストッパ49が連結されており、補助ストッパ49には貫通溝状のストッパ溝51が延設されている。ストッパ溝51には、ベース38の外面に突設されているストッパピン52がストッパ溝51に沿って摺動可能に挿通されている。ストッパ溝51の一端壁、他端壁にストッパピン52が当接されて、ストッパピン52によって補助ストッパ49の回動範囲が規制されることで、補助ロックレバー37及び補助ロックカム46の回動範囲がロック位置と解除位置との間に規制されている。また、補助ストッパ49とベース38との間には引張ばね53が配設されており、引張ばね53によって、補助ストッパ49、補助カムシャフト48を介して、補助ロックレバー37及び補助ロックカム46がロック位置へと常時付勢されている。
次に、本実施形態の着脱機構の着脱作動の概略について説明する。
図2A及び図3Aを参照し、モータユニット32に挿入部21を装着する場合には、ロックレバー36を解除位置に配置しておく。また、補助ロックレバー37は、引張ばね53の付勢により、解除位置に配置されている。続いて、挿入部21の挿抜部26をモータユニット32の挿抜孔33に挿入していく。挿抜部26のロックピン31は、挿抜孔33内のガイド部41にガイドされて移動されていき、分離位置のロックカム42の分離爪部44に押圧されて、分離位置で停止される。この際、補助ロックカム46のロック端部47は、着脱経路内に侵入しているため、ロックピン31の移動によって奥側へと回動されるが、ロックピン31がロック端部47を通り過ぎると、引張ばね53の付勢により、ロック位置へと復帰される。
図2A及び図3Aから図2B及び図3Bを参照し、モータユニット32に挿入部21を連結する場合には、ロックレバー36を解除位置からロック位置へと回動操作する。この結果、ロックカム42が解除位置からロック位置へと回動され、ロックカム42の連結爪部43によってロックピン31が分離位置から連結位置へと移動され、モータユニット32に挿入部21が引き込まれて連結される。ロックカム42は、連結位置において、ロックピン31からの駆動力に対して、非弾性的作用によりがたなく固定されるため、モータユニット32と挿入部21とが連結状態でがたなく保持される。このように、連結分離機構の連結作動は、挿入部21とモータユニット32とを連結状態でロックするロック作動を包含している。そして、内視鏡の使用中、モータユニット32の駆動カップリングから挿入部21の従動カップリング29に駆動力を伝達したり、挿入部21を手動で操作したりするような場合であっても、モータユニット32と挿入部21との間にがたつきが生じることが防止される。光コネクタ27と光コネクタ受部との接続も最適に保持され、照明光の伝達不良を招来することもない。
図2B及び図3Bから図2A及び図3Aを参照し、モータユニット32から挿入部21を分離する場合には、ロックレバー36をロック位置から解除位置へと回動操作する。この結果、ロックカム42がロック位置から解除位置へと回動され、ロックカム42の分離爪部44によってロックピン31が連結位置から分離位置へと移動され、モータユニット32から挿入部21が切り離されて分離される。このように、連結分離機構の分離作動は、挿入部21とモータユニット32とのロックを解除する解除作動を包含している。
ここで、ロックピン31が分離位置に配置されている場合には、補助ロックカム46のロック端部47によってロックピン31の取外方向への移動が規制される。このため、挿入部21の自重等によって挿抜孔33から挿抜部26が抜去されて、モータユニット32から挿入部21が落下してしまうことが防止される。
図2A及び図3Aから図2C及び図3Cを参照し、モータユニット32から挿入部21を取り外す際には、挿入部21の基端部を保持した上で、補助ロックレバー37をロック位置から解除位置へと回動操作する。この結果、補助ロックカム46がロック位置から解除位置へと回動され、補助ロックカム46のロック端部47がロックピン31の移動経路外へと回動されて、モータユニット32から挿入部21が取外可能となる。続いて、モータユニット32の挿抜孔33から挿入部21の挿抜部26を抜去して、モータユニット32から挿入部21を取り外す。
続いて、図5A乃至図8Cを参照して、連結分離機構の詳細構成を説明する。
連結分離機構は、ロックレバー36、レバーホルダ54、ボールホルダ56から一体的に形成されている操作部材としての操作ユニット57を有する。
即ち、ベース38には、円筒状のシリンダー55が突設されている。シリンダー55の中心軸は、内視鏡の上下方向に延びる連結分離機構の中心軸と共軸である。シリンダー55には、軸方向外側から、ボールホルダ56の円筒状部が共軸に内挿されている。ボールホルダ56の円筒状部は、ベース38及びシリンダー55によって、ボールホルダ56の円筒状部の中心軸を中心として回動可能に支持されている。ボールホルダ56の円筒状部の軸方向外端面に、レバーホルダ54の円環状部の軸方向内端面の周縁部が共軸に固定されている。レバーホルダ54は、互いに共軸な、径方向外側の円環状部と、径方向内側の円筒状部と、から形成されている。レバーホルダ54の円筒状部の軸方向外端部に、軸方向外側から、ロックレバー36の短円筒状部が外嵌固定されている。ロックレバー36の短円筒状部は、ロックレバー36の基端部の軸方向内端部に形成されている。このように、ロックレバー36、レバーホルダ54、ボールホルダ56は、一体化されて操作ユニット57を形成している。操作ユニット57は連結分離機構の中心軸を中心として回転方向に移動可能であり、ロックレバー36を回転方向に駆動することで操作ユニット57が回転方向に駆動される。本実施形態では、回転方向の移動が第1の自由度をなしている。ロックレバー36が連結位置、分離位置に配置されている場合に、操作ユニット57が操作部材ロック位置としての連結位置、操作部材解除位置としての分離位置に配置され、ボールホルダ56が連結位置、分離位置に配置される。なお、操作ユニット57は、軸方向に移動不能である。即ち、操作ユニット57の軸方向内向きの移動は、ボールホルダ56の円筒状部がベース38に当接されることで規制され、軸方向外向きの移動は、レバーホルダ54が後述する軸方向外向きに移動不能なロックユニット64のストッパ63に当接されることで規制される。
また、連結分離機構は、規制伝達部材58としてのテーパスライダ58を有する。
即ち、レバーホルダ54の円筒状部に、テーパスライダ58の細径円筒状部が軸方向内側から共軸に内挿されている。テーパスライダ58は、互いに共軸な、軸方向外側の細径円筒状部と、軸方向中間の円板状部と、軸方向内側の太径円筒状部と、から形成されている。そして、テーパスライダ58は、ボールホルダ56の円筒状部の軸方向外側部分に内挿されている。テーパスライダ58は、レバーホルダ54及びボールホルダ56に対して、テーパスライダ58の中心軸を中心として回動可能かつ軸方向に摺動可能である。本実施形態では、軸方向の移動が第2の自由度をなしている。
操作ユニット57のレバーホルダ54と、テーパスライダ58との間には、駆動側外キー溝59a、駆動側内キー溝59b、駆動側スライドキー61aから形成されている遊び伝達機構が配設されている。
即ち、レバーホルダ54の円筒状部の内周面には、軸方向に、断面矩形状の駆動側外キー溝59aが延設されている。駆動側外キー溝59aの軸方向両端部は、軸方向に開放されている。一方、テーパスライダ58の細径円筒状部の外周面には、軸方向に、断面矩形状の駆動側内キー溝59bが延設されている。駆動側内キー溝59bの軸方向外端部は軸方向外向きに開放されており、軸方向内端部は閉塞されている。駆動側外キー溝59aと駆動側内キー溝59bとは互いに対面して配置されている。駆動側外キー溝59aと駆動側内キー溝59bとの間に形成されるスペースには、軸方向に延びている断面矩形状の駆動側スライドキー61aが内挿されている。駆動側スライドキー61aは、駆動側外キー溝59a、駆動側内キー溝59bに対して軸方向に摺動可能である。駆動側スライドキー61aの軸方向内端部は、駆動側内キー溝59bの軸方向内端部に支持されており、駆動側スライドキー61aは、テーパスライダ58と一体的に軸方向外向きに移動可能である。駆動側外キー溝59aの一側面と駆動側スライドキー61aの一側面とが当接し、駆動側スライドキー61aの他側面と駆動側内キー溝59bの一側面とが当接することにより、レバーホルダ54からテーパスライダ58へと回転方向の駆動力が伝達可能である。ロックレバー36が連結位置、分離位置に配置されている場合に、レバーホルダ54、駆動側スライドキー61aを介して、テーパスライダ58が規制伝達部材ロック位置としての連結位置、規制伝達部材解除位置としての分離位置に配置される。また、駆動側外キー溝59a及び駆動側内キー溝59bの両側面と、駆動側スライドキー61aの両側面との間には、遊びが形成されている。このため、レバーホルダ54が回転方向に駆動される場合には、レバーホルダ54が回転方向に移動され、駆動側外キー溝59aの側面が駆動側スライドキー61aの側面に接触されて押圧され、さらに、レバーホルダ54及びスライドキーが回転方向に移動され、スライドキーの側面が駆動側内キー溝59bの側面に接触されて押圧されることで、レバーホルダ54からテーパスライダ58に回転方向の駆動力が伝達される。このように、レバーホルダ54からテーパスライダ58への回転方向の駆動力の伝達については、レバーホルダ54とテーパスライダ58との間に一定の遊び量が形成されている。テーパスライダ58が回転方向に駆動される場合についても、駆動側スライドキー61aを介して、レバーホルダ54に回転方向の駆動力が伝達される。
そして、連結分離機構は、ロックカム42、カムシャフト62、ストッパ63から一体的に形成されているロック部材としてのロックユニット64を有する。
即ち、テーパスライダ58の細径円筒状部には、軸方向内側から、カムシャフト62の軸方向外端部が共軸に内挿されている。テーパスライダ58は、カムシャフト62に対して、テーパスライダ58の中心軸を中心として回動可能かつ軸方向に摺動可能である。カムシャフト62は、ベース38を貫通して、ベース38の軸方向内側に延びている。カムシャフト62の軸方向内端部には、ロックカム42が共軸に連結固定されている。一方、カムシャフト62の軸方向外端面には、薄円板状のストッパ63が共軸に覆設固定されている。このように、ロックカム42、カムシャフト62、ストッパ63は、一体化されてロックユニット64を形成している。ロックユニット64は連結分離機構の中心軸を中心として回転方向に移動可能である。ロックユニット64がロック部材ロック位置としての連結位置、ロック部材解除位置としての分離位置に配置されている場合に、ロックカム42が連結位置、分離位置に配置される。一方、ロックユニット64は軸方向に移動不能である。即ち、ロックユニット64の軸方向外向きの移動は、ロックカム42がベース38に当接されることで規制される。また、ロックレバー36の短円筒状部内において、短円筒状部の軸方向外端壁とレバーホルダ54の円筒状部の軸方向外端面との間に、肉薄円環状のスペースが形成されており、当該スペースにストッパ63が内挿されている。ロックユニット64の軸方向内向きの移動は、ストッパ63が軸方向内向きに移動不能な操作ユニット57のレバーホルダ54に当接されることで規制される。
テーパスライダ58とカムシャフト62との間には、従動側外キー溝59c、従動側内キー溝59d、従動側スライドキー61cから形成されている保持伝達機構が配設されている。
即ち、テーパスライダ58の細径円筒状部の内周面、カムシャフト62の軸方向外端部の外周面には、夫々、駆動側外キー溝59a、駆動側内キー溝59bと同様な構成の従動側外キー溝59c、従動側内キー溝59dが形成されている。また、従動側外キー溝59cと従動側内キー溝59dとの間に形成されるスペースには、駆動側スライドキー61aと同様な構成の従動側スライドキー61cが配設されている。そして、テーパスライダ58からカムシャフト62へと回転方向の駆動力が伝達可能である。テーパスライダ58が連結位置、分離位置に配置されている場合には、従動側スライドキー61c、カムシャフト62を介して、ロックカム42が連結位置、分離位置に配置される。同様に、カムシャフト62からテーパスライダ58へと回転方向の駆動力が伝達可能である。ここで、回転方向の駆動力を伝達している場合には、従動側内キー溝59dの一側面と従動側スライドキー61cの一側面、及び、従動側スライドキー61cの他側面と従動側外キー溝59cの一側面とが回転方向に互いに押圧されており、両部材間の軸方向の移動に対しては両側面間に移動を妨げる摩擦力が発生するため、カムシャフト62、従動側スライドキー61c、テーパスライダ58は軸方向に一体的に保持される。ロックユニット64に含まれるカムシャフト62は、軸方向に移動不能であるため、テーパスライダ58が軸方向に移動不能となることになる。
さらに、連結分離機構は、付勢部材としての圧縮ばね66を有する。
即ち、レバーホルダ54の円環状部の軸方向内端面と、テーパスライダ58の円板状部の軸方向外端面との間には、圧縮ばね66が軸方向に圧縮配設されている。操作ユニット57のレバーホルダ54は軸方向に移動不能であり、レバーホルダ54に対してテーパスライダ58が軸方向に移動可能であるため、テーパスライダ58は軸方向内向きに常時付勢されている。
操作ユニット57のボールホルダ56と、テーパスライダ58との間には、連動部材としてのボール67、ボールホルダ56のスライド溝68、ベース38の支持面69、テーパスライダ58のテーパ面72、スリーブ73から形成されている連動機構が配設されている。
即ち、ボールホルダ56の円筒状部内の軸方向内側部分には、軸方向外向きに凸の肉薄円環状の保持部が形成されており、保持部には、スライド溝68が径方向に延設されている。本実施形態では、3つのスライド溝68が周方向について等間隔に配置されている。スライド溝68は、ボール67をボールホルダ56に対して回転方向に移動不能かつ軸方向及び径方向に移動可能に保持している。また、ベース38の軸方向外端面は支持面69を形成している。支持面69は、ボールホルダ56のスライド溝68内のボール67を軸方向内側から支持している。また、支持面69に対してボール67は径方向及び回転方向に移動可能である。そして、ベース38の軸方向外端面には、肉厚円環状のスリーブ73が突設されている。なお、スリーブ73の内腔にはカムシャフト62が共軸に内挿されており、カムシャフト62は、スリーブ73に対して、カムシャフト62の中心軸を中心として回転可能である。また、スリーブ73は、ボールホルダ56と共軸に、ボールホルダ56の保持部内に軸方向内側から挿入され、配置されている。スリーブ73の円周状の外周面はガイド面74をなしており、ガイド面74には径方向内向きに凹の連結側係合部76a及び分離側係合部76bが形成されている。本実施形態では、3組の一対の係合部76a,76bが周方向について等間隔に配置されている。ガイド面74は、ボールホルダ56のスライド溝68内のボール67を径方向内側から支持している。また、ガイド面74に対してボール67は径方向外向き及び回転方向に移動可能である。さらに、テーパスライダ58の太径円筒状部内には、軸方向内向きのテーパ面72が形成されている。テーパ面72は、径方向外向きかつ軸方向内向きに傾斜する回転対称なテーパ形状を有する。テーパスライダ58は軸方向内向きに付勢されており、テーパ面72は、ボールホルダ56のスライド溝68内のボール67を軸方向内向き及び径方向内向きに付勢している。また、ボール67は、テーパ面72に対して径方向内向きに移動可能であり、テーパ面72で転がり又は滑ることでテーパ面72に対して回転方向に移動可能である。
要するに、軸方向について、ボール67は、ベース38の支持面69とテーパスライダ58のテーパ面72とによって移動不能に挟持されている。回転方向について、ボール67の移動はボールホルダ56の移動と連動している。径方向について、ボール67は、テーパスライダ58のテーパ面72によって、スリーブ73のガイド面74に押圧されている。このため、ボールホルダ56の回転方向の移動によって、ボール67はスリーブ73のガイド面74に沿って移動され、スリーブ73の係合部76a,76bに対して挿抜されて、係合、係合解除される。ボール67と係合部76a,76bとの係合の解除によるボール67の軸方向外向きの移動に伴い、ボール67とテーパスライダ58のテーパ面72との相互作用により、テーパスライダ58が軸方向外向きに移動される。一方、ボール67と係合部76a,76bとの係合によるボール67の径方向内向きの移動の後には、圧縮ばね66による軸方向内向きの付勢により、テーパスライダ58が軸方向内向きに移動される。
ここで、ボールホルダ56が連結位置、分離位置に配置されている場合には、ボール67は連結側係合部76a、分離側係合部76bに係合される。連結側係合部76a、分離側係合部76bに係合されている場合のボール67の位置を、連動部材ロック位置としての連結位置、連動部材解除位置としての分離位置と称する。そして、ボール67と連結側係合部76a、分離側係合部76bとの係合が解除された時点でのボール67の位置を、連結部材解放位置としての連結側解放位置、分離側解放位置と称し、連結分離機構の状態を連結側解放状態、分離側解放状態と称する。また、ボール67が係合部76a,76bに係合されている場合のテーパスライダ58の軸方向内側の位置を規制伝達部材規制位置としての規制位置と称し、ボール67と係合部76a,76bとの係合が解除されている場合のテーパスライダ58の軸方向外側の位置を規制伝達部材作動位置としての作動位置と称する。
以上述べた連結分離機構において、ボール67と連結側係合部76a,分離側係合部76bとの係合を解除するのに必要な、即ち、ボールを連結位置から連結側解放位置、分離位置から分離側解放位置に移動するのに必要なボールホルダ56の回転方向への移動量は、レバーホルダ54からテーパスライダ58への回転方向の駆動力の伝達について、レバーホルダ54とテーパスライダ58との間に形成されている遊び量よりも小さくなっている。
次に、本実施形態の連結分離機構の作動について詳細に説明する。
連結分離機構が連結状態にある場合の作動について説明する。
図6A及び図8Aを参照し、連結分離機構が連結状態にある場合には、テーパスライダ58は軸方向内側の規制位置に配置されており、ボール67は係合部76a,76bに係合されている。ロックカム42に連結位置から分離位置への回転方向の駆動力が付与されると、カムシャフト62が回転方向に駆動され、カムシャフト62の従動側内キー溝59dの側面が従動側スライドキー61cの一側面に押圧され、従動側スライドキー61cの他側面がテーパスライダ58の従動側外キー溝59cの一側面に押圧されて、カムシャフト62からテーパスライダ58へと回転方向の駆動力が伝達される。両側面が回転方向に互いに押圧されており、両部材間の相対的な軸方向への移動に対しては両側面間に移動を妨げる摩擦力が発生するため、カムシャフト62、従動側スライドキー61c、テーパスライダ58が軸方向に一体的に保持され、軸方向に移動不能なカムシャフト62によりテーパスライダ58が軸方向内側の規制位置に保持される。続いて、テーパスライダ58の駆動側内キー溝59bの側面が駆動側スライドキー61aの一側面に押圧され、駆動側スライドキー61aの他側面がレバーホルダ54の駆動側外キー溝59aの一側面に押圧されて、テーパスライダ58からレバーホルダ54へと回転方向の駆動力が伝達される。レバーホルダ54への回転方向の駆動力の伝達により、レバーホルダ54はボールホルダ56と一体的に回転方向に移動しようとする。ここで、ボールホルダ56の回転方向の移動とボール67の回転方向の移動とは連動しているため、ボールホルダ56が回転方向へ移動するためにはボール67が回転方向へ移動される必要がある。ボール67が係合部76a,76bに係合されている場合には、ボール67の回転方向の移動はボール67の径方向外向きの移動と連動しているため、ボール67が回転方向へ移動するためには、ボール67が径方向外向きに移動される必要がある。ボール67の径方向外向きの移動はテーパスライダ58の軸方向上向きの移動と連動しているため、ボール67が径方向外向きに移動されるためにはテーパスライダ58が軸方向上向きに移動する必要がある。しかしながら、テーパスライダ58は規制位置において軸方向に移動不能に保持されている。従って、ボール67、ボールホルダ56、レバーホルダ54、テーパスライダ58、カムシャフト62はいずれも回転方向に移動されずに保持されることとなり、ロックカム42も回転方向に移動されることなく保持される。ここで、ロックカム42への駆動力の増大に伴い、カムシャフト62、従動側スライドキー61c、テーパスライダ58間の押圧力が増大して摩擦力が増大し、テーパスライダ58を軸方向に保持する保持力が増大することになるため、ロックカム42が確実に固定されることとなる。このようにして、挿入部21とモータユニット32とが連結状態でがたつきなく保持される。
連結分離機構の連結状態から分離状態への切替作動について説明する。
図6A及び図8Aから図6B及び図8Bを参照し、連結分離機構を連結状態から分離状態に切り替える場合には、ロックレバー36を分離位置から回転方向に駆動する。ロックレバー36の回転方向への移動により、レバーホルダ54及びボールホルダ56が連結位置から回転方向に移動される。ボールホルダ56の連結位置からの回転方向への移動に連動して、ボール67が連結位置から連結側解放位置へと回転方向かつ径方向外向きに移動され、ボール67と連結側係合部76aとの係合が解除される。ここで、ボール67を連結位置から連結側解放位置に移動するのに必要なボールホルダ56の回転方向への移動量は、レバーホルダ54からテーパスライダ58への回転方向の駆動力の伝達について、レバーホルダ54とテーパスライダ58との間に形成されている遊び量よりも小さくなっている。このため、ボール67が連結位置から連結側解放位置に移動する前には、レバーホルダ54からテーパスライダ58に回転方向の駆動力が伝達されることはなく、テーパスライダ58からカムシャフト62に回転方向の駆動力が伝達されることもないため、テーパスライダ58がカムシャフト62と一体的に保持されて軸方向に移動不能となることはなく、テーパスライダ58によってボール67の径方向外向きへの移動が規制されることもない。ボール67の連結位置から連結側解放位置への径方向外向きの移動により、テーパスライダ58は規制位置から作動位置へと軸方向外向きに移動される。
図6B及び図8Bから図8Cを参照し、ボール67が連結位置から連結側解放位置に移動した後に、レバーホルダ54の駆動側外キー溝59aの一側面と駆動側スライドキー61aの他側面との押圧、及び、駆動側スライドキー61aの一側面とテーパスライダ58の駆動側内キー溝59bの一側面との押圧が完了し、レバーホルダ54からテーパスライダ58へと回転方向の駆動力が伝達される。続いて、テーパスライダ58の従動側外キー溝59cの一側面が従動側スライドキー61cの他側面に押圧され、従動側スライドキー61cの一側面がカムシャフト62の従動側内キー溝59dの一側面に押圧されて、テーパスライダ58からカムシャフへと回転方向の駆動力が伝達される。そして、ロックレバー36、レバーホルダ54、テーパスライダ58、カムシャフト62、ロックカム42が一体的に回転方向に分離位置へと移動される。また、レバーホルダ54と共にボールホルダ56が回転方向に分離位置へと移動され、ボールホルダ56に連動して、ボール67が連結側解放位置から分離側解放位置へと回転方向に移動され、分離側解放位置から分離位置へと回転方向及び径方向内向きに移動されて、分離側係合部76bに係合される。この際、テーパスライダ58からカムシャフト62への駆動力の伝達により、テーパスライダ58は、カムシャフト62と軸方向に一体的に保持され、軸方向外側の作動位置に保持されているが、ボール67の回転方向の移動及び径方向内向きの移動はテーパスライダ58の軸方向の移動とは何ら連動していないため、テーパスライダ58によってボール67の移動が規制されることはない。ボール67が分離側係合部76bに係合されることでクリック感が生じ、クリック感を感じた時点でロックレバー36の駆動を停止する。ロックレバー36の駆動が停止されると、テーパスライダ58からカムシャフト62への駆動力の伝達が停止され、テーパスライダ58とカムシャフト62との軸方向についての保持が解除されてテーパスライダ58が軸方向に移動可能となり、圧縮ばね66の付勢力により、テーパスライダ58が作動位置から規制位置へと軸方向に移動される。
連結分離機構が分離状態にある場合の連結分離機構の作動は、連結状態にある場合の作動と同様である。即ち、分離位置にあるロックカム42が分離位置から連結位置へと回転方向に駆動された場合であっても、ロックカム42は移動されることなく保持される。また、本実施形態では、ボール67と分離側係合部76bとの係合を解除するのに必要な、即ち、ボール67を分離位置から分離側解放位置に移動するのに必要なボールホルダ56の回転方向への移動量も、レバーホルダ54からテーパスライダ58への回転方向の駆動力の伝達について、レバーホルダ54とテーパスライダ58との間に形成されている遊び量よりも小さくなっており、連結分離機構の分離状態から連結状態への切替作動についても、連結状態から分離状態への切替作動と同様となっている。
従って、本実施形態の内視鏡は次の効果を奏する。
本実施形態の内視鏡では、ロックレバー36を回転方向に駆動するだけで、挿入部21とモータユニット32とを連結状態でロックし、ロック解除することができると共に、挿入部21とモータユニット32とを連結状態でがたなく保持することが可能となっている。
また、挿入部21とモータユニット32との連結作動とロック作動とが連動して行われ、ロック解除作動と分離作動とが連動して行われるため、内視鏡の操作性が向上されている。
さらに、挿入部21とモータユニット32とを互いに取り外す際には、挿入部21とモータユニット32とを連結状態から分離状態に移行した後、さらに補助ロックを解除して挿入部21とモータユニット32とを取外可能とする必要があり、挿入部21とモータユニット32との意図しない取り外しが防止されている。
本発明の一実施形態の内視鏡を取外状態で示す斜視図。 本発明の一実施形態の内視鏡を連結状態で示す斜視図。 本発明の一実施形態の着脱機構の操作側を分離状態かつ補助ロック状態で示す上面図。 本発明の一実施形態の着脱機構の操作側を連結状態で示す上面図。 本発明の一実施形態の着脱機構の操作側を分離状態かつ補助ロック解除状態で示す上面図。 本発明の一実施形態の着脱機構のロック側を分離状態かつ補助ロック状態で示す上面図。 本発明の一実施形態の着脱機構のロック側を連結状態で示す上面図。 本発明の一実施形態の着脱機構のロック側を分離状態かつ補助ロック解除状態で示す上面図。 本発明の一実施態様の補助ロック機構を示す一部断面下面図。 本発明の一実施態様の連結分離機構を示す分解斜視図。 本発明の一実施態様の連結分離機構を示す別の分解斜視図。 本発明の一実施態様の連結分離機構を連結状態で示す縦断面図。 本発明の一実施態様の連結分離機構を連結側解放状態で示す縦断面図。 本発明の一実施態様の連結分離機構を連結状態で示す、図6AのVII−VII線に沿う横断面図。 本発明の一実施態様の連結分離機構を連結状態で示す、図6AのVIIIA−VIIIA線に沿う横断面図。 本発明の一実施態様の連結分離機構を連結側解放状態で示す、図6BのVIIIB−VIIIB線に沿う横断面図。 本発明の一実施態様の連結分離機構を分離状態で示す横断面図。
符号の説明
21…第1の本体部(挿入部)、32…第2の本体部(モータユニット)、43…連結駆動部(連結爪部)、44…分離駆動部(分離爪部)、57…操作部材(操作ユニット)、58…規制伝達部材(テーパスライダ)、59a,59b,61a…遊び伝達機構、59a…駆動側外キー溝、59b…駆動側内キー溝、61a…駆動側スライドキー、64…ロック部材(ロックユニット)、59c,59d,61c…保持伝達機構、59c…従動側外キー溝、59d…従動側内キー溝、61c…従動側スライドキー、66…付勢部材(圧縮ばね)、67,68,69,72,73…連動機構、67…連動部材(ボール)、68…スライド溝、69…支持面、72…テーパ面、73…スリーブ、36,46,49,52,53…補助ロック機構、36…補助ロックレバー、46…補助ロックカム、49…補助ストッパ、52…ストッパピン、53…引張ばね。

Claims (4)

  1. 互いに連結分離可能な第1及び第2の本体部と、前記第1の本体部と前記第2の本体部とを連結状態でロック可能なロック機構と、を具備し、
    前記ロック機構は、
    操作部材ロック位置と操作部材解除位置との間で第1の自由度で移動可能であり、第1の自由度で駆動される操作部材と、
    規制伝達部材ロック位置と規制伝達部材解除位置との間で前記第1の自由度で移動可能であり、規制伝達部材規制位置と規制伝達部材作動位置との間で第2の自由度で移動可能な規制伝達部材と、
    前記操作部材と前記規制伝達部材との間に設けられ、前記操作部材と前記規制伝達部材との間で前記第1の自由度の駆動力を伝達可能であり、前記第1の自由度の駆動力の伝達について前記操作部材と前記規制伝達部材との間に所定の遊び量を形成する遊び伝達機構であって、前記操作部材と前記規制伝達部材との一方がロック位置、解除位置に配置される場合には前記操作部材と前記規制伝達部材との他方がロック位置、解除位置に配置される、遊び伝達機構と、
    ロック部材ロック位置とロック部材解除位置との間で前記第1の自由度で移動可能であり、前記第2の自由度で移動不能であり、前記ロック部材ロック位置に配置されている場合に前記第1の本体部と前記第2の本体部とを連結状態でロックするロック部材と、
    前記ロック部材と前記規制伝達部材との間に設けられ、前記ロック部材と前記規制伝達部材との間で前記第1の自由度の駆動力を伝達可能であり、前記ロック部材と前記規制伝達部材との間で前記第1の自由度の駆動力を伝達している場合には前記ロック部材と前記規制伝達部材とを前記第2の自由度について一体的に保持する保持伝達機構であって、前記ロック部材と前記規制伝達部材との一方がロック位置、解除位置に配置される場合には前記ロック部材と前記規制伝達部材との他方がロック位置、解除位置に配置される、保持伝達機構と、
    前記操作部材と前記規制伝達部材との間に設けられ、連動部材を備える連動機構であって、前記連動部材は、連動部材ロック位置と連動部材解放位置との間で前記第1の自由度と第3の自由度とで移動可能であり、前記連動部材解放位置と連動部材解除位置との間で前記第1の自由度で移動可能であり、前記連動部材の前記連動部材ロック位置と前記連動部材解放位置との間での前記第1の自由度の移動と前記第3の自由度の移動とは互いに連動しており、前記連動部材の前記第1の自由度での前記連動部材ロック位置と前記連動部材解除位置との間の移動は、前記操作部材の前記第1の自由度での前記操作部材ロック位置と前記操作部材解除位置との間の移動に連動しており、前記連動部材の前記第3の自由度での前記連動部材ロック位置から前記連動部材解放位置への移動は、前記規制伝達部材の前記第2の自由度での前記規制伝達部材規制位置から前記規制伝達部材作動位置への移動と連動しており、前記連動部材を前記連動部材ロック位置から前記連動部材解放位置まで移動するのに必要な前記操作部材の前記第1の自由度の移動量は、前記遊び量よりも小さい、連動機構と、
    前記規制伝達部材を前記規制伝達部作動位置から前記規制伝達部材規制位置へと前記第2の自由度で付勢している付勢部材と、
    を有する、
    ことを特徴とするロック付連結分離型装置。
  2. 前記ロック付連結分離型装置は前記第1の本体部と前記第2の本体部とを連結、分離する連結分離機構をさらに具備し、
    前記連結分離機構は前記ロック機構を含み、前記ロック部材は連結駆動部と分離駆動部とを有し、前記ロック部材の前記第1の自由度の前記ロック部材解除位置から前記ロック部材ロック位置への移動により、前記連結駆動部によって前記第1の本体部と前記第2の本体部とが分離状態から前記連結状態へと移行されると共に、前記連結駆動部によって前記第1の本体部と前記第2の本体部とが連結状態でロックされ、前記ロック部材の前記第1の自由度の前記ロック部材ロック位置から前記ロック部材解除位置への移動により、前記連結駆動部による前記第1の本体部と前記第2の本体部とのロックが解除されると共に、前記分離駆動部によって前記第1の本体部と前記第2の本体部とが前記連結状態から前記分離状態へと移行される、
    ことを特徴とする請求項1に記載のロック付連結分離型装置。
  3. 前記第1の本体部と前記第2の本体部とは、互いに着脱可能であり、装着状態において前記分離状態と前記連結状態との間で移行可能であり、
    前記ロック付連結分離型装置は前記第1の本体部と前記第2の本体部とを前記分離状態においてロックする補助ロック機構を有する、
    ことを特徴とする請求項2に記載のロック付連結分離型装置。
  4. 請求項1乃至3のいずれか1項に記載の第1の本体部、第2の本体部、ロック機構を具備し、
    第1の本体部は、湾曲作動される湾曲部を備え管腔内に挿入される挿入部であり、
    前記第2の本体部は、前記湾曲部を湾曲作動させるための駆動力を生成するモータユニットである、
    ことを特徴とする電動湾曲内視鏡。
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