JP4323375B2 - 内視鏡用処置具及び内視鏡システム - Google Patents
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Description
特許文献1に開示されている処置具は、スネアループにシャフトの先端が接続されており、このシャフトの基端には、介助者が操作する操作部が設けられている。介助者用の操作部は、シャフトを進退させるもので、この操作部よりも先端側には、内視鏡操作者がシャフトを回転される手段が設けられている。
特許文献2に開示されている処置具は、把持鉗子であり、内視鏡操作者が操作をする処置具補助具と、介助者が主に操作をする操作部とが設けられている。処置具補助具は、内視鏡の近傍に設けられており、把持部材を回転させることが可能になっている。操作部は、把持部材を開閉させることが可能になっている。さらに、処置具補助部のハンドルに処置具の操作部を固定できるようになっており、内視鏡操作者が一人で回転及び開閉の操作ができるようになっている。
また、特許文献2に開示されている処置具では、操作部を処置具補助具に固定したときには、内視鏡操作者は、把持部の回転及び開閉が可能であるが、介助者が操作をする際には、操作部の位置をその都度変えなければならず、操作性が良くなかった。さらに、処置具補助具に操作部を固定したときには、処置具補助具と操作部とを接続するシースがループ状に余って摺動抵抗が発生し、把持部材の動きが悪くなるという問題があった。
この発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、内視鏡操作者と介助者の両方が状況に応じて処置具の操作を行えるようにすることである。
本発明の内視鏡処置具は、内視鏡のチャンネルに挿通される挿入部の先端に、目的部位を処置する先端処置部を備える内視鏡用処置具において、前記先端処置部を作動させるために前記挿入部内に挿通される第1伝達手段と、前記挿入部の基端から引き出された前記第1伝達手段に接続され、前記第1伝達手段を駆動させる第1駆動力入力手段と、前記第1駆動力入力手段を駆動自在に支持する支持部と、前記支持部に接続されたシース内に第2伝達手段を挿通させ、前記第2伝達手段の一端が前記第1駆動力入力手段に対して係脱自在な延長部と、前記第2伝達手段の他端に固定され、前記第2伝達手段を介して前記第1伝達手段を駆動可能な第2駆動力入力手段と、を備えることを特徴としている。
この内視鏡用処置具は、スライダによって、内視鏡操作者と介助者との少なくとも一方が、第1伝達手段を進退させることができる。内視鏡用処置具が、例えば把持鉗子である場合には、スライダを進退させると、一対の把持部材が開閉する。
この内視鏡用処置具は、回転ノブによって、内視鏡操作者と介助者の少なくとも一方が、第1伝達手段を回転させることができる。内視鏡用処置具が、例えば把持鉗子である場合には、回転ツマミを回転させると、一対の把持部材が、把持鉗子の軸線回りに回転する。
この内視鏡用処置具は、第1駆動力入力手段を分離させることができる。すなわち、内視鏡操作者は、第1伝達手段に接続された駆動先端部のみを操作することができる。このとき、第2駆動力入力手段に接続される駆動基部は、停止している。したがって、介助者が第2駆動力入力手段を保持した状態でも、内視鏡操作者は必要な操作を行うことができる。
この内視鏡用処置具では、連結手段が操作されると、駆動先端部と駆動基部とが係合が解除され、駆動先端部が第2駆動力入力手段から切り離される。
この内視鏡用処置具は、内視鏡側に設けられた駆動手段に第1伝達手段の係合部を係合させると、内視鏡に設けられた駆動手段によって第1伝達手段を自動で進退駆動させることができる。
この内視鏡用処置具では、延長部のシースを支持部から取り外すことができる。さらに、第2伝達手段と、第1伝達手段との係合を解除すると、第1駆動力入力手段と、第2駆動力入力手段とが分離される。
この内視鏡用処置具では、第1駆動力入力手段を支持する支持部を内視鏡に接続することができる。内視鏡操作者による第1駆動力入力手段の操作が容易になる。
この内視鏡システムでは、内視鏡操作者が操作をするときには、内視鏡側に設けられた分離手段を用いて、第1伝達手段と第2駆動力入力手段との係合を解除させる。
この内視鏡システムでは、第1駆動力入力手段の進退駆動に応じて、分離手段も進退駆動させることができる。このため、操作をスムーズに行うことができる。
処置具の挿入部を挿抜装置で挿抜可能に構成された内視鏡システムにおいて、第1伝達手段に対して第1操作部と第2操作部とが接続可能になっている。第1操作部は、内視鏡側に保持されており、主に内視鏡操作者によって操作される。第2操作部は、延長部を介して第1伝達手段に接続されるもので、主に介助者によって操作される。なお、挿入部をチャンネルに挿抜とは、挿入部をチャンネルに挿入したり、チャンネルに挿入した挿入部を抜去したりすることをいう。
(第1の実施の形態)
以下に、本発明の第1の実施の形態について説明する。なお、図1には第1の実施の形態における内視鏡用処置具システムと、内視鏡との概略構成が示されている。
図1に示すように、内視鏡1は、生体内に挿入される可撓性の挿入部2と、挿入部2の基端(体外)側に接続された操作部3と、ユニバーサルコード4とを備えている。
挿入部2の先端には、先端カバー6が接続されており、ここに体内を観察する撮像部と、照明光を照射する照射部などが内蔵されている。先端カバー6の先端面には、処置具チャンネル7の開口が形成されている。処置具チャンネル7は、挿入部2及び操作部3を貫通しており、操作部3側には挿入口7aが設けられている。
図2及び図3に示すように、先端処置部12は、支持部材13に軸支された一対のカップ部材14を有している。カップ部材14は、対向配置されており、その各々が不図示のリンク機構に連結されている。このリンク機構には、第1伝達手段である第1操作ワイヤ15が接続されている。つまり、一対のカップ部材14は、第1操作ワイヤ15を基端側に後退させると閉じ、第1操作ワイヤ15を先端側に前進させると開くようになっている。図3に示すように、第1操作ワイヤ15は、挿入部11の密巻きコイルからなるシース16内に、進退自在に挿通されている。
図3に示すように、連結部28は、第1スライダ27の基端側の側部から、処置具10の長さ方向に略平行に延設された係合片30を有している。係合片30は、弾性変形可能になっており、その端部には、係合突起30aと舌部30bとが設けられている。舌部30bは、外側に向かって延設されており、係合突起30aは、内側、つまり処置具10の軸線に向かって設けられている。この係合突起30aは、第2スライダ29の側部に形成された係合溝31と係脱可能に係合するようになっている。また、第2スライダ29の基端面(後端面)には、第2伝達手段である第2操作ワイヤ32が固定されている。
図2に示すように、延長シース33は、先端が第1操作部17の支持部18に固定されており、基端が第2操作部35の操作部本体36に固定されている。
第2操作部35の操作部本体36は、その基端に指かけリング37が設けられている。さらに、操作部本体36には、処置具10の長さ方向に平行にスリット38が設けられており、ここに第2駆動力入力手段39が摺動自在に取り付けられている。第2駆動力入力手段39は、介助者が指にかけて進退させることができるスライダで、その先端面には、操作部本体36内を進退自在に挿通する第2操作ワイヤ32が固定されている。
図6に示すように、内視鏡1の処置具チャンネル7に処置具10を挿通させてから、第1操作部17を内視鏡1の分岐部23に係合させる。すなわち、図4に示す接続手段19のボタン21cを押して、ピン21aを支持部18側に引き戻した状態で、隅部18aを分岐部23のスリット24aに挿入する。その後、ボタン21cを離すと、ピン21aが弾性部材22により押し出され、分岐部23側の孔24bに係合する。
このようにして、第1スライダ27と第2スライダ29とを分離させたら、第1スライダ27のみを掴んで、進退させる。これに伴って第1操作ワイヤ15が進退し、一対のカップ部材14が開閉する。この間、第2スライダ29、第2操作ワイヤ32、第2操作部35は、移動しない。
また、第1操作部17と第2操作部35との連携を解除するにあたり、第1駆動力入力手段26を2つに分離させるようにしたので、内視鏡操作者の意思に基づいて、簡単に連係状態を切り換えることができる。
さらに、第1操作部17の支持部18に接続手段19を設け、内視鏡1に接続できるようにしたので、内視鏡操作者の操作が容易になる。
以下に本発明の第2の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。前記第1の実施の形態と同じ構成要素には同一の符号を付してある。また、第1の実施の形態と重複する説明は省略する。
図7に示すように、この処置具40には、第1操作部41が設けられている。第1操作部41は、細長形状の支持部18に対して、第1駆動力入力手段42が摺動自在に取り付けられている。第1駆動力入力手段42は、駆動先端部である第1スライダ43と、駆動基部である第2スライダ44とが、連結部45によって係脱自在になっている。
図8から図10に示すように、連結部45は、第2スライダ44の側部を挟むように配置される一対の係止部材47を備えている。各係止部材47は、その基端が、第1スライダ43に板バネ49aを介して連結されている。板バネ49aは、自然状態で一対の係止部材47の先端を近接させる方向に付勢している。そして、一対の係止部材47の間には、ボタン48が配置されている。ボタン48は、処置具10の軸線方向に平行に配設されている。図9に示すように、ボタン48の先端は、コイルバネ49bを介して第1スライダ43に連結されている。さらに、ボタン48の先端から後端にかけては、外径が増大するようなテーパ部48aが形成されている。ボタン48の後端は、第1スライダ43の突設部43aの後端面から、後方に向かって突出している。
また、図8に示すように、第2スライダ44には、係止部材47の先端に設けられた爪部47aが係合可能な凹部44aが設けられている。
まず、図11に示すように、第1スライダ43の指かけ穴46に中指P1を通し、第1スライダ43の上面に人指し指P2をかける。さらに、親指P3をボタン48に軽く添える。
第1スライダ43と第2スライダ44とを分離する際には、親指P3でボタン48を前進させるようにして押し込む。ボタン48が前進すると、図10に示す状態から、図12に示すように、ボタン48のテーパ部48aと一対の係止部材47との接触状態が変化し、係止部材47と接触するテーパ部48aの外径が徐々に大きくなる。これにより、係止部材47は、その先端が離間するように開き、爪部47aと、第2スライダ44の凹部44aとの係合が解かれ、第1スライダ43と第2スライダ44とが分離される。
また、分離状態の第1スライダ43と第2スライダ44を連結する際には、一対の係止部材47を開かせた状態で、第1スライダ43と第2スライダ44とを当接させる。この状態で、親指P3をボタン48から離すと、ボタン48が後退して一対の係止部材47が閉じ、爪部47aが凹部44aと係合し、第1スライダ43と第2スライダ44とが連結される。
以下に本発明の第3の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。前記各実施の形態と同じ構成要素には同一の符号を付してある。また、前記各実施の形態と重複する説明は省略する。
図13に示すように、この処置具50には、第1操作部51が設けられている。第1操作部51は、支持部18に対して、第1駆動力入力手段52が摺動自在に取り付けられている。第1駆動力入力手段52は、第1スライダ27と第2スライダ29とを有し、両スライダ27,29は連結部53によって係脱自在になっている。
第1スライダ27と第2スライダ29とを連結させるときには、一対の係止部材54の他端部54bを開かせた状態で、第1スライダ27と第2スライダ29とを当接させる。この状態で指P2,P3を離すと、他端部54bと係合溝56とが係合し、両スライダ27,29が連結される。
以下に本発明の第4の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。前記各実施の形態と同じ構成要素には同一の符号を付してある。また、前記各実施の形態と重複する説明は省略する。
図15及び図16に示すように、この内視鏡用処置具システムは、内視鏡1と処置具60とを備えている。処置具60には、第1操作部61が設けられている。また、内視鏡1には、操作系統を切り換える手段としての分離手段62が設けられている。
分離手段62は、分離スライダ77と、分離スライダ77から立設されるピン78とを有している。ピン78は、バー76に対して略90度の角度で設けられており、分離スライダ77側の基部が、処置具60の貫通孔68に係合可能な大きさになっている。また、ピン78の先端部78aの径は、第1操作ワイヤ15に設けられた係合穴71に挿入可能な大きさになっている。なお、バー76の先端には、分離手段62の脱落を防止するストッパが設けられている。
内視鏡操作者が処置具60の操作を行う場合には、内視鏡1側の関節75を伸ばして、バー76と腕部74とを略水平にする。そして、腕部74に処置具60の第1操作部61の接続部64を係合させる。
このとき、図18に示すように、分離手段62のピン78が第1駆動力入力手段66の貫通孔68内に挿入される。ピン78の先端部78aは、第2操作ワイヤ32の係合ピン72を第1操作ワイヤ15の係合穴71から押し出しつつ、係合部70に係合する。これにより、第1操作ワイヤ15と第2操作ワイヤ32との係合が解かれる。
そして、内視鏡操作者がスライダ67を手で掴んで進退させると、スライダ67に固定されている第1操作ワイヤ15が進退し、一対のカップ部材14(図16参照)が開閉する。このとき、スライダ67の貫通孔68と、第1操作ワイヤ15の係合部70とのそれぞれには、ピン78が係合しているので、分離手段62は、スライダ67と共に進退する。
さらに、内視鏡1側に分離手段62を設け、第1操作部61を内視鏡1側に固定したときに、第1操作ワイヤ15と第2操作ワイヤ32との係合が解除されるようにしたので、内視鏡操作者は、第1操作ワイヤ15と第2操作ワイヤ32とを係脱させる動作を別途する必要がなくなるので、便利であり、操作性が良い。
以下に本発明の第5の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。前記各実施の形態と同じ構成要素には同一の符号を付してある。また、前記各実施の形態と重複する説明は省略する。
図19に示すように、この内視鏡システムは、内視鏡1と、処置具80とを備えている。内視鏡1には、第1操作部81が設けられている。また、内視鏡1には、分離手段82が設けられている。
分離手段82は、ピン78が、内視鏡1の操作部3内に設けられたアクチュエータ86により往復運動自在に取り付けられている。アクチュエータ86は、進退スイッチ8aの操作により駆動可能になっており、例えば、リニアモータが用いられる。
なお、アクチュエータ86は、リニアモータに限定されない。ラックとピニオンからなる伝達機構で、モータの回転をピン78の往復移動に変換しても良い。
以下に本発明の第6の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。前記各実施の形態と同じ構成要素には同一の符号を付してある。また、前記各実施の形態と重複する説明は省略する
図21に示すように、処置具90は、挿入部11の先端に先端処置部12が設けられ、挿入部11の基端に第1操作部91が設けられている。第1操作部91は、主に内視鏡操作者が操作するもので、挿入部11が接続される支持部92を有している。支持部92の基端には、指かけリング93が設けられている。指かけリング93からは、取付部94が延設されている。取付部94には、先端に一対の係合爪94aが設けられている。係合爪94aは、自身の弾性変形により変形可能になっている。
内視鏡操作者が処置具90を操作する場合には、各取付部94,97と各接続部99,100との係合を解除した状態で、第1駆動力入力手段96を支持部92に対して進退させる。第1操作ワイヤ15が前進し、一対のカップ部材14が開閉する。
介助者が処置具90を操作する場合には、図22に示すように、各取付部94,97と各接続部99,100とを係合させ、第2操作部35を第1操作部91に取り付ける。この状態で第2駆動力入力手段39を操作部本体36に対して進退させると、シース101に対して第2操作ワイヤ32が進退する。このとき、シース101側の接続部99及び取付部94は移動せずに、第2操作ワイヤ32側の接続部100及び取付部97のみが進退し、その結果、第1駆動力入力手段96が支持部92に対して進退させられる。第1駆動力入力手段96が進退すると、前記のように一対のカップ部材14が開閉する。
以下に本発明の第7の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。前記各実施の形態と同じ構成要素には同一の符号を付してある。また、前記各実施の形態と重複する説明は省略する
図23に示すように、内視鏡システムは、内視鏡1と、処置具110とを備えている。処置具110は、先端処置部12が設けられた挿入部11が収容装置111に巻き取られている。収容装置111は、リール112と、リール112を回転自在に支持するカセット113とを有している。カセット113の側面には、二つの開口部114,115が形成されている。このうち、開口部115には、第1操作ワイヤ15の端部15aが露出している。この端部15aは、他の部分よりも大径になっている。このようなカセット113は、取付部116を有し、取付部116によって分岐部117に固定されている。
第1操作部118は、内視鏡1の分岐部117に回転自在に取り付けられたアーム部(保持部)119の先端に設けられている。第1操作部118は、支持部120を有し、支持部120の先端側には、開口部114と係合する係合爪121が立設されている。係合爪121よりも基端側には、第1駆動力入力手段122が支持部120に対して摺動自在に設けられている。第1駆動力入力手段122は、第1操作ワイヤ15の端部15aに係合可能な係合爪であり、係合爪121と略平行に配置されている。この第1駆動力入力手段122は、支持部120内に設けられたアクチュエータ123に支持されており、往復移動自在になっている。第1駆動力入力手段122の移動方向は、係合爪121に近接したり、離間したりする方向に設定されている。アクチュエータ123は、例えば、リニアモータが用いられ、内視鏡1の操作部3に設けられた進退スイッチ8aにより駆動するようになっている。
介助者が操作をする場合には、第1操作部118と収容装置111との係合を解除させた後に、収容装置111に延長部124を接続する。すなわち、延長部124の先端に設けられている接続部125の係合爪126を開口部114に係合させ、摺動自在な係合爪127を第1操作ワイヤ15に係合させる。この状態で第2操作部35の第2駆動力入力手段を進退させると、第2操作ワイヤ32がシース128内で進退し、係合爪127が係合爪126に近接(前進)又は離間(後退)する。これにより、第1操作ワイヤ15が挿入部11内を進退し、一対のカップ部材14が開閉する。
以下に本発明の第8の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。前記各実施の形態と同じ構成要素には同一の符号を付してある。また、前記各実施の形態と重複する説明は省略する
図26に示すように、この処置具140は、第1操作部141と、第1操作部141に対して着脱自在な第2操作部142を備えている。
なお、処置具140は、先端処置部としてスネアループ143を備える高周波スネアである。スネアループ143は、第1操作ワイヤ15の先端に固定されており、シースである挿入部144の先端から突没自在になっている。挿入部144の基端には、第1操作部141が固定されている。
さらに、第2操作部142は、回転ツマミ(回転ノブ)168を有している。回転ツマミ168の先端には、延長部169の基端が固定されている。延長部169は、細長形状を有し、その先端には、フック170が取り付けられている。このフック170は、回転ノブ152の後端に設けられた係合部153の係合穴153aに係合可能な形状になっている。
ここで、この処置具140を操作する際には、内視鏡操作者と介助者とが役割分担をしても良い。具体的には、内視鏡操作者が進退操作を行い、介助者が回転操作を行う。また、その逆の役割分担にしても良い。
例えば、各処置具10,40,50,60,80,90,110,140は、生検鉗子と、スネアに限定されずに、その他の処置具でも良い。
第1操作部又は第2操作部に、内視鏡1に接続できる接続部(例えば、接続手段19)を設けても良い。
先端処置部12を、挿入部11に対して回転自在に接続し、第1スライダ27に回転ツマミ(例えば、回転ノブ152)を設けても良い。内視鏡操作者の操作によって先端処置部12を軸線回りに回転させることが可能になる。
第1,第2伝達手段は、ワイヤに限定されずに、フープ等でも良い。
処置具10における接続手段19と同様な接続部を、処置具40,50の支持部18、又は処置具90の支持部92、あるいは処置具140の支持部145に設けても良い。また、図1に示す内視鏡1の被接続部24は、スリット24aを大きくとって、処置具が回動自在に接続されるようにしても良い。
7 処置具チャンネル
10,40,50,60,80,90,110,140 処置具(内視鏡用処置具)
11,144 挿入部
12 先端処置部
15 第1操作ワイヤ(第1伝達手段)
18,63,83,92,145 支持部
19 接続手段
26,42,52,66,96,122,150 第1駆動力入力手段
27,43 第1スライダ(駆動先端部)
28,45,53 連結部(連結手段)
29,44 第2スライダ(駆動基部)
32 第2操作ワイヤ(第2伝達手段)
33,128,165 シース
34,124,164,169 延長部
39 第2駆動力入力手段
62,82 分離手段
68 貫通孔(係合部)
86 アクチュエータ(駆動手段)
111 収容装置
119 アーム部(保持部)
130 挿抜装置
143 スネアループ(先端処置部)
152 回転ノブ
168 回転ツマミ(第2駆動力入力手段、回転ノブ)
Claims (11)
- 内視鏡のチャンネルに挿通される挿入部の先端に、目的部位を処置する先端処置部を備える内視鏡用処置具において、
前記先端処置部を作動させるために前記挿入部内に挿通される第1伝達手段と、
前記挿入部の基端から引き出された前記第1伝達手段に接続され、前記第1伝達手段を駆動させる第1駆動力入力手段と、
前記第1駆動力入力手段を駆動自在に支持する支持部と、
前記支持部に接続されたシース内に第2伝達手段を挿通させ、前記第2伝達手段の一端が前記第1駆動力入力手段に対して係脱自在な延長部と、
前記第2伝達手段の他端に固定され、前記第2伝達手段を介して前記第1伝達手段を駆動可能な第2駆動力入力手段と、
を備えることを特徴とする内視鏡用処置具。 - 前記第1駆動力入力手段と前記第2駆動力入力手段の少なくとも一方は、進退操作可能なスライダを有することを特徴とする請求項1に記載の内視鏡用処置具。
- 前記第1駆動力入力手段と前記第2駆動力入力手段の少なくとも一方は、前記第1伝達手段を回転駆動させる回転ノブを有することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の内視鏡用処置具。
- 前記第1駆動力入力手段は、前記第1伝達手段が固定された駆動先端部と、前記駆動先端部に係脱自在な駆動基部とを有し、前記駆動基部が前記第2伝達手段を介して前記第2駆動力入力手段に接続されていることを特徴とする請求項1に記載の内視鏡用処置具。
- 前記駆動先端部と前記駆動基部とを係脱させる連結手段を有することを特徴とする請求項4に記載の内視鏡用処置具。
- 前記第1駆動力入力手段には、前記第1伝達手段を進退駆動させるために前記内視鏡に設けられた駆動手段に係合可能な係合部を有することを特徴とする請求項1に記載の内視鏡用処置具。
- 前記延長部の前記シースは、前記支持部に係脱自在に接続されていることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の内視鏡用処置具。
- 前記支持部に、前記内視鏡と接続する接続手段を設けたことを特徴とする請求項1に記載の内視鏡用処置具。
- 請求項1または請求項2に記載の内視鏡用処置具と、前記チャンネルを有する前記内視鏡とを備え、前記内視鏡に、前記第1駆動力入力手段と前記第2伝達手段との係合を解除させる分離手段を設けたことを特徴とする内視鏡システム。
- 前記分離手段は、前記第1伝達手段の進退方向に沿ってスライド自在に構成されていることを特徴とする請求項9に記載の内視鏡システム。
- 内視鏡と、前記内視鏡のチャンネルに挿通される挿入部の先端に目的部位を処置する先端処置部が設けられた内視鏡用処置具とを備え、
前記内視鏡用処置具は、前記先端処置部を作動させるために前記挿入部内に挿通される第1伝達手段と、前記第1伝達手段及び前記挿入部を巻き取る収容装置と、前記第1伝達手段に接続可能で前記第1伝達手段を進退駆動させる第1操作部と、前記第1伝達手段に接続可能な延長部と、延長部に接続された第2操作部とを有し、
前記内視鏡は、前記挿入部を前記チャンネルに挿抜させる挿抜装置と、前記第1操作部を保持する保持部とを有することを特徴とする内視鏡システム。
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