JP2005237431A - 内視鏡用処置具 - Google Patents
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Abstract
【課題】 シースにダメージを与えることなく、内視鏡操作者が無理なく握ることが可能で操作しやすい操作部を備える内視鏡処置具を提供する。
【解決手段】 内視鏡用処置具である生検鉗子1は、可撓性シース2の先端に処置部4を有している。可撓性シース2の基端側には、基部2aが設けられ、基部2aには第1の指受け部17が固着されている。第1の指受け部17には、スライダ18が摺動自在に内挿されており、スライダ18には、折り返し部材14を介して操作ワイヤ12が接続されている。
【選択図】 図1
【解決手段】 内視鏡用処置具である生検鉗子1は、可撓性シース2の先端に処置部4を有している。可撓性シース2の基端側には、基部2aが設けられ、基部2aには第1の指受け部17が固着されている。第1の指受け部17には、スライダ18が摺動自在に内挿されており、スライダ18には、折り返し部材14を介して操作ワイヤ12が接続されている。
【選択図】 図1
Description
本発明は、内視鏡の鉗子チャンネルに挿入して使用する内視鏡用処置具に関する。
従来、基端の操作部を操作して先端部を駆動させる内視鏡用処置具の操作部としては、シースの基端にシースと同軸に設けられ、基端に第1の指掛けをもち、シース基端に設けられた軸体に対して、操作ワイヤが接続された第2の指掛けを進退させるもので、通常、第1の指掛けに親指を係合させ、第2の指掛けに他の指を係合させて保持するものがある(例えば、特許文献1参照)。
また、操作部の他の例としては、操作ワイヤに接続されたリングに、親指を係合させ、可撓管基端のグリップを他の指で挟んで保持するものがある(例えば、特許文献2参照)。
特許第3370601号公報
特開平2‐224651号公報(第1図)
また、操作部の他の例としては、操作ワイヤに接続されたリングに、親指を係合させ、可撓管基端のグリップを他の指で挟んで保持するものがある(例えば、特許文献2参照)。
しかしながら、前記のような従来の操作部では、内視鏡の操作者が処置具の操作を行う際、図15に示すように、内視鏡122の鉗子口123から出ているシース102を反転させて操作部119を保持することになり、シース102の反転させた部分102aに負荷がかかり、ダメージを与えることがあった。また、図15のように反転させた状態では、シース102内の操作ワイヤの摺動抵抗が大きくなり、作動が悪くなることもあった。
本発明は、前述した課題に着目してなされたものであり、その目的とするところは、シースにダメージを与えることなく、内視鏡操作者が無理なく握ることが可能で操作しやすい操作部を備える内視鏡処置具を提供することである。
本発明は、前述した課題に着目してなされたものであり、その目的とするところは、シースにダメージを与えることなく、内視鏡操作者が無理なく握ることが可能で操作しやすい操作部を備える内視鏡処置具を提供することである。
上記の課題を解決する本発明の請求項1に係る発明は、内視鏡のチャンネル内に挿通される可撓性のシースと該シース内に進退自在に配された操作ワイヤとから構成された挿入部と、該挿入部の先端に設けられた処置部と、前記操作ワイヤを進退駆動して該処置部を作用させる操作部と、を具備する内視鏡用処置具において、該操作部は、前記シースの基端近傍の側方に設けられた第1の指受け部と、該第1の指受け部の先端側に配され、該第1の指受け部に対して進退自在な第2の指受け部とを有し、前記操作ワイヤ基端には、硬性の折り返し部材の一端が接続され、該折り返し部材の他端は第2の指受け部に接続されていることを特徴とする。
このように構成することにより、シースにダメージを与えることなく、内視鏡操作者が無理なく握ることが可能で操作し易くなる。
このように構成することにより、シースにダメージを与えることなく、内視鏡操作者が無理なく握ることが可能で操作し易くなる。
また、本発明の内視鏡用処置具は、前記第2の指受け部が、前記第1の指受け部を越えて前記第1の指受け部の後端側へ延びる延出部を有し、前記折り返し部材の他端は、該延出部に接続され、前記第1の指受け部には、その後方に第3の指受け部が設けられ、前記延出部の後端側端部には、第4の指受け部が設けられ、該第4の指受け部は、前記第1の指受け部と前記第3の指受け部の間に配されていることを特徴とする。
このように構成することにより、第1の指受け部と第2の指受け部を内視鏡操作者が無理なく握ることが可能で処置具の操作をやり易くするとともに、第3の指受け部と第4の指受け部を傍らにいる介助者が無理なく握ることが可能で処置具の操作をやり易くすることができる。
このように構成することにより、第1の指受け部と第2の指受け部を内視鏡操作者が無理なく握ることが可能で処置具の操作をやり易くするとともに、第3の指受け部と第4の指受け部を傍らにいる介助者が無理なく握ることが可能で処置具の操作をやり易くすることができる。
本発明によれば、内視鏡のチャンネル内に挿通される可撓性のシースと該シース内に進退自在に配された操作ワイヤとから構成された挿入部と、該挿入部の先端に設けられた処置部と、前記操作ワイヤを進退駆動して該処置部を作用させる操作部と、を具備する内視鏡用処置具において、該操作部は、前記シースの基端近傍の側方に設けられた第1の指受け部と、該第1の指受け部の先端側に配され、該第1の指受け部に対して進退自在な第2の指受け部とを有し、前記操作ワイヤ基端には、硬性の折り返し部材の一端が接続され、該折り返し部材の他端は前記第2の指受け部に接続されていることを特徴とする。
このように構成することにより、シースにダメージを与えることなく、内視鏡操作者が無理なく握ることが可能で操作し易くなる。
また、本発明の内視鏡用処置具は、前記第2の指受け部が、前記第1の指受け部を越えて前記第1の指受け部の後端側へ延びる延出部を有し、前記折り返し部材の他端は、該延出部に接続され、前記第1の指受け部には、その後方に第3の指受け部が設けられ、前記延出部の後端側端部には、第4の指受け部が設けられ、該第4の指受け部は、前記第1の指受け部と前記第3の指受け部の間に配されていることを特徴とする。
このように構成することにより、第1の指受け部と第2の指受け部を内視鏡操作者が無理なく握ることが可能で処置具の操作をやり易くするとともに、第3の指受け部と第4の指受け部を傍らにいる介助者が無理なく握ることが可能で処理具の操作をやり易くすることができる。
このように構成することにより、シースにダメージを与えることなく、内視鏡操作者が無理なく握ることが可能で操作し易くなる。
また、本発明の内視鏡用処置具は、前記第2の指受け部が、前記第1の指受け部を越えて前記第1の指受け部の後端側へ延びる延出部を有し、前記折り返し部材の他端は、該延出部に接続され、前記第1の指受け部には、その後方に第3の指受け部が設けられ、前記延出部の後端側端部には、第4の指受け部が設けられ、該第4の指受け部は、前記第1の指受け部と前記第3の指受け部の間に配されていることを特徴とする。
このように構成することにより、第1の指受け部と第2の指受け部を内視鏡操作者が無理なく握ることが可能で処置具の操作をやり易くするとともに、第3の指受け部と第4の指受け部を傍らにいる介助者が無理なく握ることが可能で処理具の操作をやり易くすることができる。
図1乃至図6を参照して、本発明の第1実施形態を説明する。
図1は、第1実施形態の生検鉗子1を示している。この生検鉗子1は、密巻きコイルからなる可撓性シース2を有している。可撓性シース2の先端部には、一対の生検カップ3a,3bからなる処置部4が取り付けられている。処置部4は、図2に示すように、一対の鉗子カップ3a,3bと、これら鉗子カップ3a,3bを開閉自在に支軸5によって軸支する支持体6と、この支持体6内にあって鉗子カップ3a,3bを開閉作動させるためのパンタグラフ機構7とで構成されている。尚、鉗子カップ3aと鉗子カップ3bとは、同一形状である。
図1は、第1実施形態の生検鉗子1を示している。この生検鉗子1は、密巻きコイルからなる可撓性シース2を有している。可撓性シース2の先端部には、一対の生検カップ3a,3bからなる処置部4が取り付けられている。処置部4は、図2に示すように、一対の鉗子カップ3a,3bと、これら鉗子カップ3a,3bを開閉自在に支軸5によって軸支する支持体6と、この支持体6内にあって鉗子カップ3a,3bを開閉作動させるためのパンタグラフ機構7とで構成されている。尚、鉗子カップ3aと鉗子カップ3bとは、同一形状である。
パンタグラフ機構7は、鉗子カップ3a,3bの後方延出腕に支持ピン8a,8bにより一端が関着されたリンク9a,9bと、このリンク9a,9bの他端を連結部材10に結合する支軸11とで形成されている。
連結部材10には、操作ワイヤ12の先端が固着されている。この操作ワイヤ12は、可撓性シース2内を引き通され、その後端は、図1に示すように、屈折部13a,13bによって略コ字状に折り返された硬性の折り返し部材14に接続されている。この操作ワイヤ12と可撓性シース2とにより生検鉗子1の挿入部が形成されている。
支持体6は、可撓性シース2に接続される基部6aが略円筒形状を有し、そこから先端に向かって平行に2つの支持部6bが延設され、この2つの支持部6bによって鉗子カップ3a,3bが回転自在に支持されている。
連結部材10には、操作ワイヤ12の先端が固着されている。この操作ワイヤ12は、可撓性シース2内を引き通され、その後端は、図1に示すように、屈折部13a,13bによって略コ字状に折り返された硬性の折り返し部材14に接続されている。この操作ワイヤ12と可撓性シース2とにより生検鉗子1の挿入部が形成されている。
支持体6は、可撓性シース2に接続される基部6aが略円筒形状を有し、そこから先端に向かって平行に2つの支持部6bが延設され、この2つの支持部6bによって鉗子カップ3a,3bが回転自在に支持されている。
ここで、処置部4は、図3及び図4に示すように構成しても良い。すなわち、2本ワイヤからなる操作ワイヤ12a,12bの先端を直接鉗子カップ3a,3bのそれぞれの後方延出椀の端部に接続しても良い。また、鉗子カップ3a,3bの外径Dを支持体6の外径d1より大きくしても良く、鉗子カップ3a,3bの後端側にテーパ部3c,3dを形成しても良い。
鉗子カップ3a,3bは、採取組織を収容する収容部15a,15bを有している。また、鉗子カップ3a,3bの収容部15a,15bの底部には、組織を切り取る際に組織が押しつぶされないように、孔16a,16bが設けられている。
鉗子カップ3a,3bは、採取組織を収容する収容部15a,15bを有している。また、鉗子カップ3a,3bの収容部15a,15bの底部には、組織を切り取る際に組織が押しつぶされないように、孔16a,16bが設けられている。
図1に示す可撓性シース2の基端に設けられた基部2aには、内視鏡操作者の指を係合可能な第1の指受け部17が、可撓性シース2及び基部2aの側方に配置されるように固着されている。第1の指受け部17には、その中心軸19aを通る貫通孔が形成されており、この貫通孔には、スライダ(第2の指受け部)18が摺動自在に嵌着されている。前記の折り返し部材14は、一端が基部2a内に摺動自在に挿入されており、一端に接続された操作ワイヤ12の後端と、スライダ18とを連結させるように架け渡されている。つまり、第1の指受け部17とスライダ18により操作部19が形成され、操作部19の中心軸19aが、可撓性シース2の中心軸C1に平行になるように配置されている。これにより、スライダ18を進退操作すると、折り返し部材14及び操作ワイヤ12を介して、鉗子カップ3a,3bを開閉することができる。
スライダ18は、先端側の指かけリング20と、指かけリング20から後方に延び、第1の指受け部17に内挿される延出部21を有している。この延出部21はなくても良い。つまり、折り返し部材14は延出して直接指かけリング20に接続されていても良い。
スライダ18は、先端側の指かけリング20と、指かけリング20から後方に延び、第1の指受け部17に内挿される延出部21を有している。この延出部21はなくても良い。つまり、折り返し部材14は延出して直接指かけリング20に接続されていても良い。
このような構造の生検鉗子1は、次のように作用する。即ち、図5に示すように、生検鉗子1を内視鏡22の処置具挿通チャンネルに挿入し、内視鏡22で観察しながら、その先端の処置部4を目的の検査すべき組織に近づけ、内視鏡22の操作者が、人差し指と中指とで第1の指受け部17を挟んで、スライダ18の指かけリング20に親指を差し入れ、スライダ18を前進(指かけリング20を第1の指受け部17から離す方向に動かす)させる。すると、スライダ18に他端が固定されている折り返し部材14が、スライダ18と共に移動し、操作ワイヤ12が前進させられる。その結果、パンタグラフ機構7(図2参照)が稼動し、鉗子カップ3a,3bが開く。次に、鉗子カップ3a,3bが開いた状態で生検鉗子1を組織に押し付け、スライダ18を後退させると、スライダ18と共に後退する折り返し部材14によって操作ワイヤ12が後退し、鉗子カップ3a,3bを閉じ、組織を鉗子カップ3a,3bの収容部15a,15b内に収容する。そして、鉗子カップ3a,3bを完全に閉じたら、生検鉗子1全体を引っ張り、生検鉗子1を内視鏡の処置具挿通チャンネルから抜去し、組織の採取を完了する。
この生検鉗子1によれば、操作部19を内視鏡22の操作者が握って操作する際、操作部19の下方に親指が配され、上方に人差し指と中指が配されるため、操作部19を反転させて可撓性シース2にダメージを与えることなく、無理なく握ることが可能で操作を容易に行うことができる。また、鉗子カップ3a,3bの開閉に対する指の動き(親指と人指し指・中指が離れたり近づいたりする動き)は、従来と同じであるため、指の動きと処置部4の動きとが同じ動きとなり、操作者が違和感を感じない。
尚、図6に示すように、鉗子カップ3a,3bを開いた状態で回転方向の向きを調整する場合は、操作部19全体を可撓性シース2の中心軸C1の回りに回転させ、可撓性シース2を介して処置部4を容易に回転させることができる。
尚、図6に示すように、鉗子カップ3a,3bを開いた状態で回転方向の向きを調整する場合は、操作部19全体を可撓性シース2の中心軸C1の回りに回転させ、可撓性シース2を介して処置部4を容易に回転させることができる。
(第2実施形態)
図7乃至図10は本発明の第2実施形態を示すものである。尚、前記第1実施形態と同じ構成要素には同一の符号を付してある。また、第1実施形態と重複する説明は省略する。
図7及び図8に示すように、本実施形態のバスケット型把持鉗子23は、操作ワイヤ12の先端に処置部4としてのバスケット部24を有する。また、第1の指受け部17には、2つの指かけ孔25a,25bが形成され、第1の指受け部17は、回動接続部26により、可撓性シース2の基端に固定された基部41に対して回動自在に接続されている。それ以外の構成は、第1実施形態と同じである。
尚、基部41は、略円筒形状を有し、その内部に操作ワイヤ12の後端と折り返し部材14の一端とを挿通させている。この基部41には、略円筒形状の回動接続部26が回転可能に外嵌されている。基部41の外径を径方向外側に突出させた突起部41a,41bは、回動接続部26が軸線C1方向にスライドすることを防止している。突起部41bには、可撓性シース2内に造影剤などを送液するための口金42が設けられている。
図7乃至図10は本発明の第2実施形態を示すものである。尚、前記第1実施形態と同じ構成要素には同一の符号を付してある。また、第1実施形態と重複する説明は省略する。
図7及び図8に示すように、本実施形態のバスケット型把持鉗子23は、操作ワイヤ12の先端に処置部4としてのバスケット部24を有する。また、第1の指受け部17には、2つの指かけ孔25a,25bが形成され、第1の指受け部17は、回動接続部26により、可撓性シース2の基端に固定された基部41に対して回動自在に接続されている。それ以外の構成は、第1実施形態と同じである。
尚、基部41は、略円筒形状を有し、その内部に操作ワイヤ12の後端と折り返し部材14の一端とを挿通させている。この基部41には、略円筒形状の回動接続部26が回転可能に外嵌されている。基部41の外径を径方向外側に突出させた突起部41a,41bは、回動接続部26が軸線C1方向にスライドすることを防止している。突起部41bには、可撓性シース2内に造影剤などを送液するための口金42が設けられている。
このような構造のバスケット型把持鉗子23は、次のように作用する。即ち、図9に示すように、バスケット型把持鉗子23を内視鏡22の処置具挿通チャンネルに挿入して、内視鏡22で観察しながら、その先端を目的部位に近づけ、内視鏡22の操作者が、人差し指と中指を第1の指受け部17の指かけ孔25a,25bに、親指をスライダ18の指かけリング20に差し入れて係合させ、スライダ18を前進(指かけリング20を第1の指受け部17から離す方向に動かす)させる。すると、折り返し部材14と共に操作ワイヤ12が前進し、可撓性シース2からバスケット部24が突出して籠状に開く。バスケット部24内に回収物を取り込み、スライダ18を後退させることによりバスケット部24が閉じ、回収物をしっかり補足する。そして、内視鏡22と共に体腔内から抜去して終了する。
このバスケット型把持鉗子23によれば、第1実施形態と同様の効果が得られる。
尚、図10に示すように、バスケット部24を開いた状態で向きを調整する場合には、操作部19全体を可撓性シース2及び基部41の中心軸C1の回りに回転させ、操作ワイヤ12を介してバスケット部24を容易に回転させることができる。
尚、図10に示すように、バスケット部24を開いた状態で向きを調整する場合には、操作部19全体を可撓性シース2及び基部41の中心軸C1の回りに回転させ、操作ワイヤ12を介してバスケット部24を容易に回転させることができる。
(第3実施形態)
図11乃至図13は本発明の第3実施形態を示すものである。尚、前記各実施形態と同じ構成要素には同一の符号を付してある。また、前記各実施形態と重複する説明は省略する。
図11に示すように、本実施形態の生検鉗子27は、操作部19が第1実施形態と異なる。第1の指受け部17には、基端方向へ延びる支持部材28があり、支持部材28の端部には、第3の指受け部29が形成されている。また、スライダ(第2の指受け部)18の延出部21の端部には、第4の指受け部30が形成されている。第4の指受け部30は、第1の指受け部17と第3の指受け部29の間に配置されている。第3の指受け部29には1つ、第4の指受け部30には2つの指かけ孔31,32a,32bが介助者の指と係合可能に設けられている。
図11乃至図13は本発明の第3実施形態を示すものである。尚、前記各実施形態と同じ構成要素には同一の符号を付してある。また、前記各実施形態と重複する説明は省略する。
図11に示すように、本実施形態の生検鉗子27は、操作部19が第1実施形態と異なる。第1の指受け部17には、基端方向へ延びる支持部材28があり、支持部材28の端部には、第3の指受け部29が形成されている。また、スライダ(第2の指受け部)18の延出部21の端部には、第4の指受け部30が形成されている。第4の指受け部30は、第1の指受け部17と第3の指受け部29の間に配置されている。第3の指受け部29には1つ、第4の指受け部30には2つの指かけ孔31,32a,32bが介助者の指と係合可能に設けられている。
第1〜第4の指受け部17,18,29,30には、その少なくとも一部に着色が施されている。即ち、第1の指受け部17の着色された部分33aと、スライダ(第2の指受け部)18の着色された部分33bとは同じ色に着色されている。また、第3の指受け部29の着色された部分34aと、第4の指受け部30の着色された部分34bとは同じ色で着色されている。そして、部分33a,33bと、部分34a,34bとは異なる色に着色されている。
さらに、第1の指受け部17は、可撓性シース2の基端に固定された円筒上の基部44に固定されている。それ以外の構成は、第1実施形態と同じである。
さらに、第1の指受け部17は、可撓性シース2の基端に固定された円筒上の基部44に固定されている。それ以外の構成は、第1実施形態と同じである。
内視鏡22の操作者が操作する場合は、図12に示すように、同じ色で着色されている部分33a,33bを有する第1の指受け部17とスライダ18とを用い、第1実施形態と同様に行う。
また、図13に示すように、内視鏡操作者の傍らにいる介助者35が操作する場合は、同じ色で着色されている部分34a,34bを有する第3の指受け部29と第4の指受け部30とを用いる。
即ち、介助者35は、親指を第3の指受け部29の指かけ孔31に、人差し指と中指を第4の指受け部30の指かけ孔32a,32bにそれぞれ差し入れ、スライダ18を進退させる。つまり、第4の指受け部30を第3の指受け部29から離すように操作すると、第4の指受け部30に連結されている折り返し部材14を介して操作ワイヤ12が前進し、鉗子カップ3a,3bが開く。この状態から、第4の指受け部30を第3の指受け部29に近接させるように操作すると、折り返し部材14を介して操作ワイヤ12が後退し、鉗子カップ3a,3bが閉じる。
また、図13に示すように、内視鏡操作者の傍らにいる介助者35が操作する場合は、同じ色で着色されている部分34a,34bを有する第3の指受け部29と第4の指受け部30とを用いる。
即ち、介助者35は、親指を第3の指受け部29の指かけ孔31に、人差し指と中指を第4の指受け部30の指かけ孔32a,32bにそれぞれ差し入れ、スライダ18を進退させる。つまり、第4の指受け部30を第3の指受け部29から離すように操作すると、第4の指受け部30に連結されている折り返し部材14を介して操作ワイヤ12が前進し、鉗子カップ3a,3bが開く。この状態から、第4の指受け部30を第3の指受け部29に近接させるように操作すると、折り返し部材14を介して操作ワイヤ12が後退し、鉗子カップ3a,3bが閉じる。
この生検鉗子27によれば、内視鏡22の操作者が握って操作する際は、第1実施形態と同様の効果がもたらされ、内視鏡操作者の傍らにいる介助者35が操作する場合でも同様に、無理なく握ることが可能で、操作を容易に行うことができる。また、鉗子カップ3a,3bの開閉に対する動き(親指と人差し指・中指が離れたり近づいたりする動き)は、どちらの場合でも従来と同じであるため、内視鏡操作者や介助者35が違和感を感じない。
また、内視鏡操作者と介助者35がそれぞれ握る部分(部分33a及び部分33bと、部分34aと部分34b)が、目視で確認できるように、異なる色で識別されているので、握る部分が明確で間違えることがない。
また、内視鏡操作者と介助者35がそれぞれ握る部分(部分33a及び部分33bと、部分34aと部分34b)が、目視で確認できるように、異なる色で識別されているので、握る部分が明確で間違えることがない。
(第4実施形態)
図14は本発明の第4実施形態を示すものである。尚、前記各実施形態と同じ構成要素には同一の符号を付してある。また、前記各実施形態と重複する説明は省略する。
本実施形態のバスケット型把持鉗子36は、操作部19の第3の指受け部29と第4の指受け部30の指かけ部37,38a,38bが第3実施形態と異なる。つまり、第3の指受け部29と第4の指受け部30の指かけ部37,38a,38bは、一方向に開放された形状に形成されている。例えば、各指かけ部37,38a,38bは、処置部4の進退方向に略直交する方向に開放された略コ字状になっている。それ以外の操作部19の構成は、第3実施形態と同様であり、操作部19以外の構成は、第2実施形態と同様である。
このバスケット型把持鉗子36によれば、第3実施形態と同様の効果が得られる。第3実施形態では、内視鏡操作者と介助者35がそれぞれ握る部分を色33,34で識別しているのに対して、本実施形態では指を係合させる形状で識別されている。つまり、内視鏡操作者は、類似した形状を有する3つのリング状の指かけ部(指かけリング20及び指かけ孔25a,25bに指を通してバスケット型把持鉗子36を操作する一方で、介助者は、類似した形状を有し、端部が開放された3つの指かけ部37,38a,38bに指をかけてバスケット型把持鉗子36を操作する。
図14は本発明の第4実施形態を示すものである。尚、前記各実施形態と同じ構成要素には同一の符号を付してある。また、前記各実施形態と重複する説明は省略する。
本実施形態のバスケット型把持鉗子36は、操作部19の第3の指受け部29と第4の指受け部30の指かけ部37,38a,38bが第3実施形態と異なる。つまり、第3の指受け部29と第4の指受け部30の指かけ部37,38a,38bは、一方向に開放された形状に形成されている。例えば、各指かけ部37,38a,38bは、処置部4の進退方向に略直交する方向に開放された略コ字状になっている。それ以外の操作部19の構成は、第3実施形態と同様であり、操作部19以外の構成は、第2実施形態と同様である。
このバスケット型把持鉗子36によれば、第3実施形態と同様の効果が得られる。第3実施形態では、内視鏡操作者と介助者35がそれぞれ握る部分を色33,34で識別しているのに対して、本実施形態では指を係合させる形状で識別されている。つまり、内視鏡操作者は、類似した形状を有する3つのリング状の指かけ部(指かけリング20及び指かけ孔25a,25bに指を通してバスケット型把持鉗子36を操作する一方で、介助者は、類似した形状を有し、端部が開放された3つの指かけ部37,38a,38bに指をかけてバスケット型把持鉗子36を操作する。
なお、本発明の技術範囲は前記の各実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることが可能である。
例えば、本発明には以下のものも含まれる。
〔付記項1〕
前記第1の指受け部は、前記シースに対して回転不能に固定されていることを特徴とする請求項1に記載の内視鏡用処置具。
この内視鏡用処置具は、第1の指受け部を回転させる際に、これと共にシースも回転する。そして、シースを回転させることにより処置部が回転する。
〔付記項2〕
前記第1の指受け部は、前記シースの回りに回転自在に設けられていることを特徴とする請求項1に記載の内視鏡用処置具。
この内視鏡用処置具では、シースに対して第1の指受け部を回転させることができる。第1の指受け部を回転させた際には、これに連結されている処置部がシースに対して回転する。
〔付記項3〕
前記第1の指受け部と前記第2の指受け部は類似した形状を有し、前記第3の指受け部と前記第4の指受け部は類似した形状を有し、前記第1の指受け部と前記第2の指受け部と、前記第3の指受け部と前記第4の指受け部とは、異なる形状を有していることを特徴とする請求項4に記載の内視鏡用処置具。
この内視鏡用処置具では、内視鏡操作者が握って操作する部分と、介助者が握って操作する部分とが形状によって識別できるようになっている。
〔付記項4〕
前記第1の指受け部と前記第2の指受け部は同じ色を呈し、前記第3の指受け部と前記第4の指受け部は同じ色を呈し、前記第1の指受け部と前記第2の指受け部と、前記第3の指受け部と前記第4の指受け部とは、異なる色を呈していることを特徴とする請求項4に記載の内視鏡用処置具。
この内視鏡用処置具では、内視鏡操作者が握って操作する部分と、介助者が握って操作する部分とが色分けによって識別できるようになっている。
例えば、本発明には以下のものも含まれる。
〔付記項1〕
前記第1の指受け部は、前記シースに対して回転不能に固定されていることを特徴とする請求項1に記載の内視鏡用処置具。
この内視鏡用処置具は、第1の指受け部を回転させる際に、これと共にシースも回転する。そして、シースを回転させることにより処置部が回転する。
〔付記項2〕
前記第1の指受け部は、前記シースの回りに回転自在に設けられていることを特徴とする請求項1に記載の内視鏡用処置具。
この内視鏡用処置具では、シースに対して第1の指受け部を回転させることができる。第1の指受け部を回転させた際には、これに連結されている処置部がシースに対して回転する。
〔付記項3〕
前記第1の指受け部と前記第2の指受け部は類似した形状を有し、前記第3の指受け部と前記第4の指受け部は類似した形状を有し、前記第1の指受け部と前記第2の指受け部と、前記第3の指受け部と前記第4の指受け部とは、異なる形状を有していることを特徴とする請求項4に記載の内視鏡用処置具。
この内視鏡用処置具では、内視鏡操作者が握って操作する部分と、介助者が握って操作する部分とが形状によって識別できるようになっている。
〔付記項4〕
前記第1の指受け部と前記第2の指受け部は同じ色を呈し、前記第3の指受け部と前記第4の指受け部は同じ色を呈し、前記第1の指受け部と前記第2の指受け部と、前記第3の指受け部と前記第4の指受け部とは、異なる色を呈していることを特徴とする請求項4に記載の内視鏡用処置具。
この内視鏡用処置具では、内視鏡操作者が握って操作する部分と、介助者が握って操作する部分とが色分けによって識別できるようになっている。
1,27 生検鉗子(内視鏡用処置具)
2 可撓性シース(シース)
4 処置部
12 操作ワイヤ
14 折り返し部材
17 第1の指受け部
18 スライダ(第2の指受け部)
19 操作部
21 延出部
22 内視鏡
23,36 バスケット型把持鉗子(内視鏡用処置具)
29 第3の指受け部
30 第4の指受け部
2 可撓性シース(シース)
4 処置部
12 操作ワイヤ
14 折り返し部材
17 第1の指受け部
18 スライダ(第2の指受け部)
19 操作部
21 延出部
22 内視鏡
23,36 バスケット型把持鉗子(内視鏡用処置具)
29 第3の指受け部
30 第4の指受け部
Claims (5)
- 内視鏡のチャンネル内に挿通される可撓性のシースと該シース内に進退自在に配された操作ワイヤとから構成された挿入部と、該挿入部の先端に設けられた処置部と、前記操作ワイヤを進退駆動して該処置部を作用させる操作部と、を具備する内視鏡用処置具において、
該操作部は、前記シースの基端近傍の側方に設けられた第1の指受け部と、該第1の指受け部の先端側に配され、該第1の指受け部に対して進退自在な第2の指受け部とを有し、前記操作ワイヤ基端には、硬性の折り返し部材の一端が接続され、該折り返し部材の他端は第2の指受け部に接続されていることを特徴とする内視鏡用処置具。 - 前記第2の指受け部は、前記第1の指受け部を越えて前記第1の指受け部の後端側へ延びる延出部を有し、前記折り返し部材の他端は、該延出部に接続されていることを特徴とする請求項1に記載の内視鏡用処置具。
- 前記第2の指受け部が、親指と係合可能に形成され、前記第1の指受け部が、その他の指と係合可能に形成されていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の内視鏡用処置具。
- 前記第1の指受け部には、その後方に第3の指受け部が設けられ、前記延出部の後端側端部には、第4の指受け部が設けられ、該第4の指受け部は、前記第1の指受け部と前記第3の指受け部の間に配されていることを特徴とする請求項2に記載の内視鏡用処置具。
- 前記第3の指受け部が、親指と係合可能に形成され、前記第4の指受け部が、その他の指と係合可能に形成されていることを特徴とする請求項4に記載の内視鏡用処置具。
Priority Applications (5)
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Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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-
2004
- 2004-02-24 JP JP2004047515A patent/JP2005237431A/ja not_active Withdrawn
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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US8317726B2 (en) | 2005-05-13 | 2012-11-27 | Boston Scientific Scimed, Inc. | Biopsy forceps assemblies |
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