JPS62186021A - 車両用駆動力制御装置 - Google Patents

車両用駆動力制御装置

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Publication number
JPS62186021A
JPS62186021A JP61027706A JP2770686A JPS62186021A JP S62186021 A JPS62186021 A JP S62186021A JP 61027706 A JP61027706 A JP 61027706A JP 2770686 A JP2770686 A JP 2770686A JP S62186021 A JPS62186021 A JP S62186021A
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JP
Japan
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gear position
rotation speed
driving force
vehicle
signal
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Pending
Application number
JP61027706A
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English (en)
Inventor
Minoru Tamura
実 田村
Shinji Katayose
片寄 真二
Hideaki Inoue
秀明 井上
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Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
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Publication date
Application filed by Nissan Motor Co Ltd filed Critical Nissan Motor Co Ltd
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Publication of JPS62186021A publication Critical patent/JPS62186021A/ja
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  • Output Control And Ontrol Of Special Type Engine (AREA)
  • Control Of Vehicle Engines Or Engines For Specific Uses (AREA)
  • Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)
  • Auxiliary Drives, Propulsion Controls, And Safety Devices (AREA)
  • Control Of Driving Devices And Active Controlling Of Vehicle (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、車両用駆動力制御装置に関する。
〔従来の技術〕
従来の車両用駆動力制御装置としては、例えば特開昭6
0−43133号公報に記載されているようなものがあ
る。
それは、アクセルペダル位置に応じて、エンジンへの燃
料供給量を変化させてエンジン出力を制御する自動車の
エンジン出力制御装置において、駆動輪回転数検出手段
、非駆動輪回転数検出手段、雨検出手段出力からタイヤ
−路面間の滑り率を演算する演算手段、演算された滑り
率と設定滑り率を比較する比較手段、演算された滑り率
が大きい時に前記アクセルペダル位置に基づいた制御出
力に優先して強制的にエンジンへの燃料供給を減少させ
る信号を出力する滑り率制御手段を備えたことを特徴と
しており、駆動輪及び非駆動輪の回転数からタイヤ−路
面間の滑り率を求め、その滑り率が一定値以下になるよ
うエンジンを制御することにより、摩擦係数が低い路面
での発進性能及び走行安定性を向上させるようにしてい
る。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかしながら、このような従来の車両用駆動力制御装置
にあっては、駆動輪及び非駆動輪の回転数を検出して両
回転数からタイヤ−路面間のスリップ率を算出し、その
スリップ率が設定値より大きい時には、変速機のギヤ位
置の如何に拘わらず駆動力を同一の気筒数カットにより
強制的に減少させる構成となっていたため、高速側ギヤ
位置で走行している時に駆動力減少制御を行っても駆動
力減少度合が小さいことからスリップの収まりが悪く、
車両の走行安定性を確保することができない。これとは
逆に、低速側ギヤ位置で走行している時に駆動力減少制
御を行うと、駆動力の減少度合が過大すぎることから駆
動力の過減少を生じ、これにより車体にガクガク振動等
が発生して運転性能が害されたり、或いはエンストを招
くという問題点があった。
〔問題点を解決するための手段〕
この発明は、このような従来の問題点に着目してなされ
たものであり、第1図の基本構成図に示すように、駆動
輪の回転数を検出してその駆動輪回転数信号を出力する
駆動輪回転数検出手段と、非駆動輪の回転数を検出して
その非駆動輪回転数信号を出力する非駆動輪回転数検出
手段と、前記駆動輪回転数信号及び非駆動輪回転数信号
に基づいてタイヤ−路面間のスリップ率を演算するスリ
ップ率演算手段と、演算されたスリップ率が設定値より
大であるか否かを判定するスリップ率判定手段と、変速
機のギヤ位置を検出してそのギヤ位置信号を出力するギ
ヤ位置検出手段と、前記スリップ率の演算結果及び前記
ギヤ位置信号に基づいてスリップ率が前記設定値より太
き(なった時にギヤ位置に応じて駆動力の減少度合を変
化させる駆動力制御手段と、を備えて車両用駆動力制御
装置を構成することにより、上記問題点を解決すること
を特徴としている。
〔作用〕
而して、この発明では、ギヤ位置検出手段で変速機のギ
ヤ位置を検出し、駆動輪回転数検出手段で駆動輪の回転
数を検出すると共に、非駆動輪回転数検出手段で非駆動
輪の回転数を検出し、これら駆動輪及び非駆動輪の回転
数に基づきスリップ率演算手段でタイヤ−路面間のスリ
ップ率を演算し、スリップ率が設定値より大きくなった
時には駆動力制御手段により、高速側ギヤ位置では駆動
力の減少度合を大きくし、また低速側ギヤ位置では駆動
力の減少度合を小さくすることにより、ギヤ位置の相違
による駆動力減少効率を考慮して駆動力を適切に減少さ
せ、車両のスリップを効果的に抑制する。
〔実施例〕
以下、この発明を図示実施例に基づいて説明する。
第2図及び第3図は、この発明の一実施例を示すもので
、後輪駆動車に適用した図である。
まず、構成を説明すると、第2図に示す1が、例えば前
進1速〜5速のギヤ位置を有する手動変速機のギヤ位置
を検出するギヤ位置検出手段としてのギヤ位置検出器で
あり、例えばコントロールレバーがセレクトされている
位置を検出し、そのギヤ位置に対応した電圧でなるギヤ
位置信号DGを制御装置2に出力する。
制御装置1if2は、マイクロコンピュータ3と、A/
D変換器4と、F/V変換器5と、出力回路6と、を備
えており、F/V変換器5に接続されたA/D変換器4
及び出力回路6がマイクロコンピュータ3に接続されて
いる。マイクロコンピュータ3は、インタフェース回路
3aと、演算処理装置(CPU)3bと、RAM、RO
M等の記憶装置3cとを有し、前記ギヤ位置検出器1が
らのギヤ位置信号DCがマイクロコンピュータ3に直接
供給されていると共に、F/V変換器5がらの回転数信
号DVがA/D変換器4及びインタフェース回路3aを
介して演算処理装置3bに供給され、この演算処理装置
3bが記憶装置3cに予め記憶されたプログラムに従っ
て作動される。
また、前記F/V変換器5には、駆動輪である後側左右
輪7,8の回転数を検出する駆動輪回転数検出手段であ
る後輪回転数検出器9からの駆動輪回転数信号DVrと
、非駆動輪である左右の前輪10.1)の回転数を個別
に検出する非駆動輪回転数検出手段である右前輪回転数
検出器12及び同左前輪回転数検出器13からの右非駆
動輪回転数信号DVfr及び左非駆動輪回転数信号DV
flがそれぞれ供給される。
ここで、後輪回転数検出器9は、左右後輪7゜8に駆動
力を伝達するデファレンシャルギヤ14の回転数を検出
することで駆動輪の回転数を検出し、その回転数に応じ
た周波数のパルス信号でなる上記駆動輪回転数信号DV
rを上記F/V変換器5に出力する。また、左右の前輪
回転数検出器12.13は、左右前輪10.1)の回転
数を個別に検出し、その回転数に応じた周波数のパルス
信号でなる上記左右の非駆動輪回転数信号DVfr。
DVflを、同様にF/V変換器5にそれぞれ出力する
F/V変換器5は、駆動輪回転数信号DVr及び左右の
非駆動輪回転数信号D Vfl、  D Vfrをそれ
ぞれ周波数に応じた電圧に変換し、それらの回転数信号
DVがA/D変換器4によりデジタル信号に変換されて
、マイクロコンピュータ3に(Jli 給される。これ
によりマイクロコンピュータ3の演算処理装置3bが、
入力された3個の回転数検出器9,12.13からの回
転数信号DV及びギヤ位置検出器1からのギヤ位置信号
DCに基づいて後述する制御処理を実行し、演算された
ス’J 7ブ率Sに基づいて制御信号CSを出力回路6
に出力する。
出力回路6は、マイクロコンピュータ3から出力される
制御信号CSに応じて、常閉接点を有する6個の駆動リ
レー15a〜15fにそれぞれコイル駆動信号CDa−
CDfである駆動電流を出力する。この場合、例えばコ
イル駆動信号CD1(i = a ”−f )が“Hi
”信号である時には、それらのコイルが励磁されて各駆
動リレー151 (i = a % f )が開かれる
一方、それが“Lo−”信号である時には、それらのコ
イルが消磁されて各駆動リレー15iが閉じ状態に復帰
する。
上記6個の駆動リレー15iは、6個のシリンダ16a
〜16fを有するエンジンへの燃料供給量を制御する燃
料供給制御装置17の電気回路内に設けられている。そ
して、マイクロコンピュータ3から出力される制御信号
CSが“Hi”信号である時には、駆動リレー15iが
開かれて燃料供給制御装置17から出力される燃料噴射
パルスCFa−CFfが“Low”信号となり、これに
より燃料供給がカントされる。これに対して、マイクロ
コンピュータ3が“Lo−”信号でなる制御信号CSを
出力すると、駆動リレー15iが閉じ状態に保持される
ため、燃料供給制御装置17からの燃料噴射パルスCF
i  (i=axf)が−I Hi”信号となり、これ
により燃料供給が継続される。
上記マイクロコンピュータ3の演算処理装置3bは、R
OMに予め記憶された、例えば第3図に示す、例えば1
00m5ec毎に実行されるタイマ割込処理プログラム
に従って演算処理を実行する。
すなわち、ステップ■では、後輪回転数検出器9の駆動
輪回転数信号DVrを読み込み、それに基づき駆動輪で
ある左右後輪7.8の回転数を算出し、これを駆動輪回
転数Vrとして記憶装置3Cの所定の記憶領域に一時記
憶する。
次に、ステップ■に移行して、右前輪回転数検出器12
の右非駆動輪回転数信号DVfrを読み込み、それに基
づき非駆動輪である右前輪10の回転数を算出し、これ
を右非駆動輪回転数Vfrとして記憶装置3Cの所定記
憶領域に一時記憶する。
続いて、ステップ■に移行して、左前輪回転数検出器1
3の左非駆動輪回転数信号DVflを読み込み、それに
基づき非駆動輪である左前輪1)の回転数を算出し、こ
れを左非駆動輪回転数Vflとして記憶装置3Cの所定
記憶領域に一時記憶する。
次いで、ステップ■に移行して、ステップ■で読み込ま
れた右非駆動輪回転数Vfr及びステップ■で読み込ま
れた左非駆動輪回転数Vflを読み出し、これら左右の
非駆動輪回転数Vfr、 Vflに基づいて非駆動輪全
体の回転数を算出し、これを非駆動輪回転数Vfとして
記憶装置3Cの所定記憶領域に一時記憶する。この非駆
動輪回転数Vfは、この実施例では左右前輪10.1)
の回転数の平均値を用いている。
次に、ステップ■に移行して、ステップ■で読み込まれ
た駆動輪回転数Vrとステップ■で算出された非駆動輪
回転数Vfとを読み出し、これらに基づいて駆動輪7,
8におけるタイヤ−路面間のスリップ率Sを算出する。
続いて、ステップ■に移行して、記憶装置3Cに設けた
基準スリップ率記憶領域に予め記憶された基準スリップ
率S0とステップ■で算出されたスリップ率Sとを読み
出し、スリップ率Sが基準スリップ率S。より大である
か否かを判定する。
その判定の結果、スリップ率Sが基準スリップ率So以
下である時(S≦SO)には、ステップ■に移行して、
6個の駆動リレー15iへのコイル駆動信号CDiが全
て“Lo%1”信号となるように制御信号CSを出力し
、これでタイマ割込処理を終了してメインプログラムに
復帰する。
一方、ステップ■の判定結果がS>Soである時には、
ステップ■に移行して、ギヤ位置検出器1のギヤ位置信
号DGを読み込み、続いて、ステップ■に移行して、読
み込まれたギヤ位置値に基づいて、表に示すような状態
でコイル駆動信号CDiが出力されるように制御信号C
Sを出力する。
この実施例では、 ■ 5速では、1個のコイル駆動信号CDaのみが“L
o−”信号で他の5個のコイル駆動信号CDb−CDf
が“Hi”信号となり、2番〜6番シリンダ16’b〜
16fの5シリンダへの燃料供給がカットされる。
■ 4速では、2個のコイル駆動信号CDa、CDbが
“Lo−”信号で他の4個のコイル駆動信号CDc−C
Dfが“Hi”信号となり、3番〜6番シリンダ16c
〜16fの4シリンダへの燃料供給がカットされる。
■ 3速では、3個のコイル駆動信号CD a−CDc
が“Lo−”信号で他の3個のコイル駆動信号CDd−
CDfが“Hi”信号となり、4番〜6番シリンダ16
d〜16fの3シリンダへの燃料供給がカットされる。
■ 2速では、4個のコイル駆動信号CDa−CDdが
“Low”信号で他の2個のコイル駆動信号CDe、C
Dfが“Hl”信号となり、5番。
6番シリンタ16 e〜16fの2シリンダへの燃料供
給がカットされる。
■ 1速では、5個のコイル駆動信号CDa−CDeが
“Loll”信号で他の1個のコイル駆動信号CDfの
みが“Hi”信号となり、6番シリンダ16fへの燃料
供給のみがカントされる。
これでタイマ割込を終了してメインプログラムに復帰す
る。
上記ステップ■〜ステップ■の処理でスリップ率演算手
段を構成し、ステップ■の処理でスリップ率判定手段を
構成し、ステップ■及びステップ■の処理と出力回路6
と6個の駆動リレー15iと燃料供給制御装置17とに
よって駆動力制御手段を構成している。
次に、作用について説明する。
今、車両が走行状態にあるものとして、この状態で第3
図のタイマ割込処理が実行されると、まず、ステップ■
で駆動輪である後輪7,8の回転数Vrを読み込み、次
のステップ■及びステップ■では、非駆動輪である左右
の前輪10.1)の回転数Vfr、  Vflを読み込
む。そして、次のステップ■では、左右の前輪回転数V
fr、 Vflから非駆動輪の回転数vrを算出し、次
のステップ■では、前輪回転数■「と後輪回転数Vrと
からスリップ率Sを算出し、次のステップ■では、算出
されたスリップ率Sが基準スリップ率S。より大である
か否かが判定される。
このとき、車両がスリップ状態にないか、或いはスリッ
プ状態にあってもそのスリップ率Sが基準スリップ率S
。以下である場合には、次にステップ■に移行して、6
個の駆動リレー15iへのコイル駆動信号CDiが全て
“Low”信号となるよう制御信号C3が出力される。
そのため、燃料供給制御装置17から6個のシリンダ1
6iには、全て通常どおりに燃料が供給され、これによ
りエンジンが通常どおりの駆動力を出力する。
これに対して、車両がスリップ状態にあり、そのスリッ
プ率Sが基準スリップ率S0よりも太き(且つ、例えば
5速の高速走行状態にあるものとすると、ステップ■の
判定によりステップ■に移行してギヤ位置Gを読み込み
、次のステップ■では、1番シリンダ16a用の駆動リ
レー15aのみにLo−”信号でなるコイル駆動信号C
Daを出力し、他の5個のシリンダ16b〜16f用の
駆動リレー15b〜15fには“Hi”信号でなるコイ
ル駆動信号CDb−CDfが出力される。
そのため、燃料供給制御装置17から燃料の供給される
シリンダが1番シリンダ16aのみとなり、他の5個の
シリンダ16b〜16fへの燃料がカントされる。
その結果、エンジンの駆動力が大幅に低下し、これによ
り駆動力が太き(減少するため、車両のスリップを早期
に抑えることができ、スリップの収まりを早くして走行
安定性を確保することができる。
また、車両がスリップ状態にあり、そのスリップ率Sが
基準スリップ率S。よりも大きいが、例えば1速の低速
走行状態にあるものとすると、ステップ■の判定により
ステップ■に移行してギヤ位置Gを読み込み、次のステ
ップ■では、ステップ■で読み込まれるギヤ位置が1速
であることから、1番〜5番シリンダ16a〜16e用
の駆動リレー15a−15eに”Low”信号でなるコ
イル駆動信号CD a −CD eを出力し、他の1個
のシリンダ16f用の駆動リレー15fにはH1”信号
でなるコイル駆動信号CDfを出力する。
そのため、燃料供給制御装置17から燃料の供給される
シリンダが1番シリンダ16a〜5番シリンダ16eま
での5シリンダとなり、燃料カットの行われるシリンダ
が6番シリンダ16fのみとなる。
その結果、エンジンの駆動力が小幅に低下し、これによ
り駆動力が小さく減少するため、過度の駆動力減少を防
ぐことができ、これにより低速時、過度の駆動力減少に
よって車体に生じるガクガク振動やエンスト等の発生を
防止することができる。
第4図乃至第7図には、この発明の他の実施例を示す。
この実施例は、スロットル弁24の閉じ制御によって駆
動力減少制御を行うようにしたものである。
第4図において、20はアクセルポテンショメータであ
り、アクセルペダル21の踏込みに連動するよう構成さ
れていて、アクセルペダル21の踏込み!(ストローク
IL)に対応したアクセル信号DAを制御装置2に出力
する。
制御装置2は、マイクロコンピュータ3と、A/D変換
器4と、F/V変換器5と、モータ駆動回路22と、を
備えており、マイクロコンピュータ3の出力である制御
信号CSがモータ駆動回路22に出力される。これによ
り、モータ駆動回路22が、供給される制御信号CSに
応じて駆動電流をステップモータ23に出力する。これ
により、ステップモータ23が正転又は逆転されるか、
非回転状態に保持される・。ステップモータ23の回転
軸23aはスロットル弁24の回転軸と一体的に構成さ
れていて、例えばステップモータ23の正転によってス
ロットル弁24が開かれ且つ逆転によってスロットル弁
24が閉じられる。
前記マイクロコンピュータ3の記憶装置3cには、第5
図のステップ@、ステップO及びステップ0に示すグラ
フが、それぞれ記憶テーブルの形でそれらに対応する記
憶領域に記憶されている。
ステップ@に示すグラフに対応する記憶テーブルは、ギ
ヤ位置−モータスピード変換テーブル3C8であり、横
軸に示すギヤ位置(1速〜5速)を縦軸に示すモータス
ピードに変換するものである。ステップ■に示すグラフ
に対応する記憶テーブルは、ストローク量−目標開度変
換テーブル3C2であり、横軸に示すアクセルペダル2
1のストローク量りを縦軸に示すスロットル弁24の目
標開度θ。に変換するものである。また、ステップ0に
示すグラフに対応する記憶テーブルは、偏差−モータス
ピード変換テーブル3C3であり、横軸に示すスロット
ル弁開度の偏差Dirを縦軸に示すモータスピードに変
換するものである。
さらに、記憶装置3cには、スリップ率の判定基準とな
る予め設定された設定値S。を記1.αした設定値記憶
領域3c4と、スロットル弁24の目標開度θ。が記憶
される目標開度記憶領域3csと、ステップモータ23
の正転、逆転又は保持を指定する指定値が記憶されるモ
ータ回転方向記憶領域3C6と、後述するOCI割込み
の起動周期が記憶される起動周期記憶領域3c7と、ス
ロットル弁24の実際の開度(実開度)に対応した値が
記憶されるアンプダウンカウンタ3ca とを有し、起
動周期記憶領域3c=に記憶された周期時間に基づいて
OCI割込みが実行される。
なお、上記アップダウンカウンタ3ceは、ステップモ
ータ23がスロットル弁24を全閉状態から全開状態ま
で駆動するために要するステップ数に対応した数だけカ
ウントアツプすることができるものであり、例えばスロ
ットル弁24の全閉状態で0に設定されている。
他の構成は前記実施例と同一であり、同一部分には同一
の符合を付している。
上記マイクロコンピュータ3の演算処理装置3bは、R
OMに予め記憶された、例えば第5図に示す、例えば1
00m5ec毎に実行されるタイマ割込処理プログラム
に従って演算処理を行い、その処理結果のモータスピー
ドに基づいて起動周期毎に、例えば第6図に示すオーバ
フローカウンタインタラブド割込処理(○CI割込み)
を実行する。
ここで、ステップ■〜ステップ■は、前記実施例におけ
る第3図のそれと同一であるため、その説明は省略する
ステップ■の判定の結果、スリップ率Sが設定値S。よ
り大きい時には、ステップ[相]以下の駆動力減少制御
に移行する一方、スリップ率Sが設定値80以下である
時には、ステップ[相]以下の駆動力通常制御に移行す
る。
駆動力減少制御は、まず、ステップ@において、記憶装
置3cの目標開度記憶領域3csに、スロットル弁24
の目標開度θ。を全開に指定する指令値0をセットする
次に、ステップ■に移行して、ギヤ位置検出器lからの
ギヤ位置信号DCを直接読み込み、次のステップ[相]
では、記憶装置ff13cに記憶されているギヤ位置−
モータスピード変換テーブル3c+を参照して、読み込
まれたギヤ位置に基づいてモータスピードを検索して決
定する。
次いで、ステップ◎に移行して、記憶装置3cのアップ
ダウンカウンタ3ca(全閉時は0)の内容である現在
開度θとステップ0で指定された目標開度θ。とを読み
出し、目標開度θ。がら現在開度θを減算して目標開度
θ。に対する現在開度θの偏差Dirを算出し、これを
記憶装置3cの所定記憶領域に一時記憶する。
次に、ステップ■に移行して、ステップ@で算出された
偏差Dirを読み出し、これに基づきステップモータ2
4を正転させ又は逆転させるか或いは現状を保持するか
を決定し、その決定結果を表す所定値を記憶装置3cの
モータ回転方向記憶領域3C6に一時記憶する。この場
合の決定は、偏差Dirの内容を見ることで行われ、偏
差Dirがプラスである時には正転と、偏差Dirがマ
イナスである時には逆転と、さらに、偏差Dirが0で
ある時には現状を保持するものと決定される。
次いで、ステップ[相]に移行して、ステップ@で算出
したモータスピードに基づいて、001割込みの起動周
期を決定し、その時間を記憶装置3cの起動周期記憶領
域3c、にセットする。
これでタイマ割込処理を終了してメインプログラムに復
帰し、その後、第6図のoct割込処理に移行する。
また、駆動力通常制御は、まず、ステップ[相]におい
て、アクセルポテンショメータ2oがらのアクセル信号
DAを読み込み、それに基づきアクセルペダル21の踏
込み量を算出し、これをペダルのストロークILとして
記憶装置3cの所定記憶領域に一時記憶する。
次いで、ステップ■に移行して、ステップ[相]のスト
ロークiLを読み出し、記憶装置3cに記憶されている
ストローク量−目標開度変換テーブル3C2を参照して
、そのストローク量りからスロットル弁24の目標開度
θ。を検索して決定する。
次に、ステップ[相]に移行して、ステップ@と同様に
して、スロットル弁24の目標開度θ。から実開度θを
減算して偏差Dirを算出する。そして、ステップ[相
]に移行して、記憶装置3Cに記憶されている偏差−モ
ータスピード変換テーブル3czを参照して、ステップ
[相]で算出された偏差Dirに基づいてモータスピー
ドを検索して決定する。その後、前記ステップ■に移行
する。
次に、第6図のOCI割込処理について説明する。この
OCI割込処理は、前述したように、ステップ[相]で
セットされた時間の起動周期によって実行される。
すなわち、まず、ステップ[相]でステップモータ24
の回転位置を現状保持して非回転とするか否かを判定す
る。この場合の判定は、ステップ■の、モータ回転方向
記憶領域31の内容を見ることで実行される。その判定
の結果、ステップモータ24の回転位置を現状保持する
と判定された場合には、これで今回のOCI割込処理を
終了し、当該OCI割込処理の起動周期に応じて再度こ
のOCI割込処理を実行するか、或いはメインプログラ
ムに復帰して、所定時間の後に第5図のタイマJIJ込
処理を実行する。
これに対し、ステップ[相]において、ステップモータ
23の回転位置を現状保持しないと判定された場合には
、ステップ■に移行して、ステップモータ23を正転さ
せるか否かを判定する。この場合の判定も、ステップ[
相]と同様に、ステップ■のモータ回転方向記憶領域3
1の内容を見ることで行われる。その判定の結果、ステ
ップモータ23を正転(スロットル弁17を開く方向)
させるときには、ステップ0に移行して、アップダウン
カウンタ3caの現在値θに1を加算してからステップ
■に移行する一方、ステップモータ23を逆転(スロッ
トル弁24を閉じる方向)させるときには、ステップ0
に移行して、アップダウンカウンタ3ceの現在値θか
ら1を減算してからステップ■に移行する。
このステップ■では、ステップモータ23を1ステツプ
だけ正転させるための制御信号C8である駆動電流、又
は該ステップモータ23を1ステツプだけ逆転させるた
めの同駆動電流を出力し、ステップ■でセントされた次
の周期の際同様の処理を行い、ステップ[相]がモータ
保持になるまで処理を繰り返す。
上記ステップ0〜ステツプ■の処理でスリップ率演算手
段を構成し、ステップ■の処理でスリップ率判定手段を
構成し、ステップ0〜ステツプ■及びステップ[相]〜
ステップ[株]の処理とステップモータ23とで駆動力
制御手段を構成している。
次に、この実施例の作用を簡単に説明する。
今、車両がスリップ状態にあり、そのスリップ率Sが基
準スリップ率S。よりも大きい時には、ステップ■の判
定により、ステップ[相]以下の駆動力減少制御に移行
して、まず、ステップ[相]で目標開度θ。を全閉にす
るための指令値0を目標開度記憶領域3csにセットし
、次いで、ステップ0に移行して、ギヤ位置検出器1か
らのギヤ位置信号DCを直接読み込み、続いて、ステッ
プ0に移行して、読み込まれたギヤ位置に基づいてモー
タスピードを検索して決定する。
このとき、車両が、例えば5速の高速走行状態にあるも
のとすると、ステップ0では、高めの値がモータスピー
ドとして検索され、次のステップ0では、目標開度θ。
が0であることからマイナスの比較的大きな値が偏差D
irとして算出される。
そのため、ステップ■では、ステップモータ23の回転
方向が逆転方向に決定され、次のステップ[相]では、
上記モータスピードに応じた短い時間の起動周期がセン
トされる。
その結果、このタイマ割込処理に続いて第6図のOCI
割込処理が実行されると、まず、ステップ[相]でステ
ップモータ23を現在の位置に保持しないと判定され、
続いて、ステップ■でステップモータ23を逆転させる
と判定される。そのため、ステップ[相]に移行して、
アップダウンカウンタ3CI、の現在値θから1を減算
し、次のステップ[相]では、ステップモータ23を逆
転方向に1ステンプだけ回転させるための制御信号C8
をモータ駆動回路22に出力し、このモータ駆動回路2
2が駆動電流をステップモータ23へ出力する。これに
より、ステップモータ23が、その1ステツプを回転し
、その回転角度分だけスロットル弁24が閉じられる。
続いて、ステップ[相]でセントされた短い起動周期に
より、次のOCI割込みが開始されるものとすると、上
記と同様に、ステップ[相]及びステップ■を経てステ
ップ0でアンプダウンカウンタ3C8の現在値θから1
を減算し、次のステップ■で、さらにステップモータ2
3を逆転方向に1ステツプだけ回転させるための駆動電
流がモータ駆動回路22を介してステップモータ23へ
出力される。
その結果、ステップモータ23が、その1ステツプを回
転し、その回転角度分だけスロットル弁24がさらに閉
じられる。
従って、車両のスリップ時、ギヤ位置に対応した車速と
駆動力との間には第7図に示すような関係があることか
ら車速に対する駆動力減少度合の小さい高速側にギヤ位
置がある場合には、そのギヤ位置に応じて比較的高めの
モータスピードが検索され、これによりスロットル弁2
4が速めに閉じられる。その結果、エンジンの駆動力が
急速に低下し、これにより駆動力が大きく減少すること
から、車両のスリップを早期に抑えることができ、スリ
ップの収まりを早くして走行安定性を確保することがで
きる。
これに対し、車両のスリップ率Sは基準スリップ率S。
よりも大きいが、例えば1速の低速走行状態にあるもの
とすると、ステップ@において、そのギヤ位置に対応し
た比較的低いモータスピードが検索される。従って、こ
の場合には、ステップ[相]で比較的長い時間の起動周
期がセントされるため、第6図のOCI割込処理におけ
るステップ■において、比較的低速度でステップモータ
23が回転駆動され、スロットル弁24が比較的遅く閉
じられる。
従って、車両のスリップ時、第7図に示すように、駆動
力減少度合の大きい低速側にギヤ位置がある場合には、
そのギヤ位置に応じて比較的低めのモータスピードが検
索され、これによりスロットル弁24が遅めに閉じられ
る。その結果、過度の駆動力減少を防ぐことができるた
め、大きな減速加速度によって車体に生起されるガクガ
ク振動や発進時のエントス等の発生を防止することがで
き、車両の運転性能の悪化を防ぐことができる。
なお、この第2の実施例では、駆動力制御手段としてス
テップモータ23を用いたが、これに限定されるもので
はなく、例えばデジタルサーボモータと、その回転軸に
取り付けられたロークリエンコーダとで構成することが
できる。
また、前記第1の実施例では、燃料が供給されるシリン
ダ数を可変とし、第2の実施例では、吸入空気量を調節
するスロットル弁24を制御することで駆動力を減少さ
せるようにしたが、これに限定されるものではなく、例
えば燃料の供給量を調節し、点火時期を調節し、クラッ
チの滑りを調節し、或いは駆動輪にブレーキをかけるこ
とにより、さらに、これらの組合せ、及びこれらと上記
スロットル弁制御等との組合せによっても、駆動力の減
少手段を構成することができる。また、制御装置2とし
ては上記構成に限定されるものではなく、減算回路、比
較回路、論理回路等の電子回路で構成することもできる
さらにまた、上記実施例では、後輪駆動車の例について
説明したが、この発明は前輪駆動車に採用できることは
勿論である。
〔発明の効果〕
以上説明してきたように、この発明によれば、駆動輪回
転数検出手段と、非駆動輪回転数検出手段と、駆動輪及
び非駆動輪の回転数からタイヤ−路面間のスリップ率を
演算するスリップ率演算手段と、設定値に対するスリッ
プ率の大小を比較するスリップ率判定手段と、ギヤ位置
検出手段と、スリップ率が設定値より大である時にギヤ
位置に応じて駆動力の減少度合を変化させる駆動力制御
手段と、を備えて車両用駆動力制御装置を構成したため
、車両のスリップ時、車速に対する駆動力減少度合の小
さい高速側ギヤ位置では駆動力を速めに減少させる一方
、駆動力減少度合の大きい低速側ギヤ位置では駆動力を
遅めに減少させることができる。そのため、高速側ギヤ
位置での走行中のスリップに対しては、該スリップの収
まりを早くして車両の走行安定性を確保することができ
ると共に、低速側ギヤ位置での走行中のスリップに対し
ては、過度の駆動力減少を防止して車体のガクガク振動
や発進時のエンスト等を防ぎ、車両の運転性能の悪化を
防止することができるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の基本構成を示すブロック図、第2図
はこの発明の一実施例を示す概略説明図、第3図は第2
図の実施例に係わる制御装置の処理手順の一例を示すフ
ローチャート、第4図はこの発明の他の実施例を示す概
略説明図、第5図及び第6図は第4図の実施例に係わる
制御装置の処理手順の一例をそれぞれ示すフローチャー
ト、第7図はその説明に供する車速と駆動力との関係を
示すグラフである。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)駆動輪の回転数を検出してその駆動輪回転数信号
    を出力する駆動輪回転数検出手段と、非駆動輪の回転数
    を検出してその非駆動輪回転数信号を出力する非駆動輪
    回転数検出手段と、前記駆動輪回転数信号及び非駆動輪
    回転数信号に基づいてタイヤー路面間のスリップ率を演
    算するスリップ率演算手段と、演算されたスリップ率が
    設定値より大であるか否かを判定するスリップ率判定手
    段と、変速機のギヤ位置を検出してそのギヤ位置信号を
    出力するギヤ位置検出手段と、前記スリップ率の演算結
    果及び前記ギヤ位置信号に基づいてスリップ率が前記設
    定値より大きくなった時にギヤ位置に応じて駆動力の減
    少度合を変化させる駆動力制御手段と、を備えたことを
    特徴とする車両用駆動力制御装置。
  2. (2)前記駆動力制御手段は、ギヤ位置が高速側になる
    ほど駆動力の減少度合を大きくするように制御したこと
    を特徴とする特許請求の範囲第1項記載の車両用駆動力
    制御装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0219629U (ja) * 1988-07-27 1990-02-08
JPH0270938A (ja) * 1988-09-05 1990-03-09 Mitsubishi Motors Corp 車両の加速スリップ防止装置
JPH03200469A (ja) * 1989-12-25 1991-09-02 Railway Technical Res Inst ディーゼル動車の空転防止制御装置

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