JPS6291324A - 車両用駆動力制御装置 - Google Patents

車両用駆動力制御装置

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Publication number
JPS6291324A
JPS6291324A JP23224485A JP23224485A JPS6291324A JP S6291324 A JPS6291324 A JP S6291324A JP 23224485 A JP23224485 A JP 23224485A JP 23224485 A JP23224485 A JP 23224485A JP S6291324 A JPS6291324 A JP S6291324A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rotation speed
driving wheel
driving
slip ratio
vehicle
Prior art date
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Pending
Application number
JP23224485A
Other languages
English (en)
Inventor
Hideaki Inoue
秀明 井上
Shinji Katayose
片寄 真二
Minoru Tamura
実 田村
Hisashi Izumi
泉 寿
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Nissan Motor Co Ltd filed Critical Nissan Motor Co Ltd
Priority to JP23224485A priority Critical patent/JPS6291324A/ja
Publication of JPS6291324A publication Critical patent/JPS6291324A/ja
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  • Control Of Vehicle Engines Or Engines For Specific Uses (AREA)
  • Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)
  • Combined Controls Of Internal Combustion Engines (AREA)
  • Auxiliary Drives, Propulsion Controls, And Safety Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、車両用駆動力制御装置に関する。
〔従来の技術〕
従来の車両用駆動力制御装置としては、例えば特開昭6
(1−43133号公報に記載されているようなものが
ある。
それは、アクセルペダル位置に応じて、エンジンへの燃
料供給量を変化させてエンジン出力を制御する自動車の
エンジン出力制御装置において、駆動輪回転数検出手段
、非駆動輪回転数検出手段、雨検出手段出力からタイヤ
−路面間の滑り率を演算する演算手段、演算された滑り
率と設定滑り率を比較する比較手段、演算された滑り率
が大きい時に前記アクセルペダル位置に基づいた制御出
力に優先して強制的にエンジンへの燃料供給を減少させ
る信号を出力する滑り率制御手段を備えたことを特徴と
しており、駆動輪及び非駆動輪の回転数からタイヤ−路
面間の滑り率を求め、その滑り率が一定値以下になるよ
うエンジンを制御することにより、摩擦係数が低い路面
での発進性能及び走行安定性を向上させるようにしてい
る。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかしながら、このような従来の車両用駆動力制御装置
にあっては、駆動輪及び非駆動輪の回転数に基づき車両
全体としての路面−タイヤ間のスリップ率を算出するが
、直進走行時とコーナリング時とでスリップ率検出方式
を区別せず、常に駆動輪及び非駆動輪の回転数に基づい
てスリップ率を算出する構成となっていたため、コーナ
リング時には4輪間に生じる回転半径の差から操舵輪で
ある前輪の回転数が大きくなり、そのため、上記スリッ
プ率検出方式によって算出されるスリップ率が小さくな
り、コーナリング時のスリップ状態の検出が遅くなると
いう問題点があった。
〔問題点を解決するための手段〕
この発明は、このような従来の問題点に着目してなされ
たものであり、第1図の基本構成図に示すように、車両
の駆動輪の回転数を検出してその検出信号を出力する駆
動輪回転数検出手段と、右側非駆動輪の回転数を検出し
てその検出信号を出力する右非駆動輪回転数検出手段と
、左側非駆動輪の回転数を検出してその検出信号を出力
する左非駆動輪回転数検出手段と、前記右非駆動輪回転
数検出手段及び前記左非駆動輪回転数検出手段からの検
出信号に基づき非駆動輪の回転数を演算する非駆動輪回
転数演算手段と、前記右側非駆動輪及び前記左側非駆動
輪の回転数から補正係数を決定し且つその補正係数と前
記駆動輪及び前記非駆動輪の回転数に基づいてタイヤと
路面間のスリップ率を演算するスリップ率演算手段と、
前記スリップ率が設定値より大であるか否かを判定する
スリップ率判定手段と、このスリップ率判定手段の判定
結果に基づきスリップ率が設定値より大きい時に駆動力
を減少させる駆動力制御手段と、を備えて車両用駆動力
制御装置を構成することにより、上記問題点を解決する
ことを特徴としている。
〔作用〕
而して、この発明では、駆動輪回転数検出手段で駆動輪
の回転数を、右非駆動輪回転数検出手段で右側非駆動輪
の回転数を、左非駆動輪回転数検出手段で左側非駆動輪
の回転数をそれぞれ検出し、右側非駆動輪及び左側非駆
動輪の回転数から非駆動輪回転数演算手段で非駆動輪の
回転数を演算し、スリップ率演算手段により右側非駆動
輪及び左側非駆動輪の回転数から補正係数を決定し且つ
その補正係数と駆動輪及び非駆動輪の回転数からスリッ
プ率を演算し、スリップ率判定手段でスリップ率が設定
値より大であるか否かを判定し、スリップ率が設定値よ
り大である時には駆動力制御手段で当該スリップ率に応
じて、例えばスロットル弁の閉速度を制御して駆動力を
減少させることにより、車両のスリップを遅滞なく検出
できるようにして、コーナリング時の走行安定性を向上
させる。
〔実施例〕
以下、この発明を図示実施例に基づいて説明する。
第2図乃至第6図は、この発明の一実施例を示すもので
、後輪駆動車に適用した図である。
まず、構成を説明すると、第2図に示す1がアクセルポ
テンショメータであり、アクセルペダル2の踏込みに連
動するよう構成されていて、該アクセルペダル2の踏込
み量に対応した電圧でなるアクセル信号DAを制御装置
3に出力する。
制御装置3は、マイクロコンピュータ4と、A/D変換
器5と、F/V変換器6と、モータ駆動回路7と、を備
えており、F/V変換器6と接続されたA/D変換器5
及びモータ駆動回路7がマイクロコンピュータ4と接続
されている。マイクロコンピュータ4は、インタフェー
ス回114a、演算処理装置! (CPU)4b、RA
M、ROM等の記憶装置4cとを有し、前記アクセルポ
テンショメータ1及びF/V変換器6からの電圧出力が
、A/D変換器5及びインタフェース回路4aを介して
演算処理装置4bに供給され、この演算処理装置4bが
記憶装置4cに予め記憶されたプログラムに従って作動
される。
記憶装置4cには、第5図及び第6図に示すグラフが、
それぞれ記憶テーブルの形でそれらに対応する記憶領域
に記憶されている。第5図に示すグラフに対応する記憶
テーブルは、ストローク量−目標開度変換テーブル4d
であり、横軸に示すアクセルペダル2のストローク量り
を縦軸に示すスロットル弁の目標開度θ0に変換するも
のであって、ストローク量I、の増加率よりも目標開度
θ0の増加率を太きく(l二方へ反り返るよう)に設定
されている。また、第6図に示すグラフに対応する記憶
テーブルは、偏差−モータスピード変換テーブル4eで
あり、横軸に示すスロットル弁開度の偏差Difを縦軸
に示すモータスピードに変換するものであって、偏差D
irの増加に比例してモータスピードが高(なるように
設定されている。
さらに、記憶装置4Cには、予め設定されたスリップ率
の補正値Kを記憶した補正値記憶領域4fと、予め設定
された基準スリップ率Soを記憶した基準スリップ率記
憶領域4gと、スロットル弁17の目標開度θ0が記憶
される目標開度記憶領域4hと、ステップモータ16の
正転、逆転又は保持を指定する指定値が記憶されるモー
タ状態指定記憶領域41と、ocr割込みの起動周期が
記1aされる起動周期記憶領域4jと、ステップモータ
16の回転方向を指定するフラグが記憶されるモータ回
転方向記憶領域4にと、スロットル弁17の実際の開度
に対応した値が記憶されるアップダウンカウンタ4mと
を有し、起動周期記憶領  □域4jに記憶された周期
時間に基づいてOCI割込みが実行される。
なお、」二記アソプダウンカウンク4mは、ステップモ
ータ16がスロットル弁17を全開状態から全開状態ま
で駆動するために要するステップ数に対応した数だけカ
ウントアツプすることができるものであり、例えばスロ
ットル弁17の全閉状態で0に設定されている。
また、前記F/V変換器6には、駆動輪である後側右輪
8及び同左輪9の回転数を検出する駆動輪回転数検出手
段である後輪回転数検出器10からの後輪回転数信号D
Vrと、非駆動輪である前側右輪11及び同左輪12の
回転数を個別に検出する非駆動輪回転数検出手段である
右前輪回転数検出器13及び同左前輪回転数検出器14
からの右前輪及び左前輪回転数信号DVfr、DVfl
とがそれぞれ供給される。後輪回転数検出器10は、後
側左右輪8.9に駆動力を伝達するデファレンシャルギ
ヤ15の回転数を検出することで駆動輪の回転数を検出
し、その回転数に応じた周波数のパルス信号でなる後輪
回転数信号DVrを出力する。また、右前輪回転数検出
器13及び左前輪回転数検出器14は、前側左右輪11
.12の回転数を直接検出し、その回転数に応じた周波
数のパルス信号でなる右前輪及び左前輪回転数信号DV
fr、  DVflをそれぞれ出力する。
これら前輪及び後輪の各回転数信号DVr、DVfr及
びDVflが供給されるF/V変換器6は、それら入力
信号をそれぞれ周波数に応じた電圧に変換し、それらの
回転数信号DVをA/D変換器5に送出する。これら回
転数信号DV及び前記アクセル信号DAが供給されるA
/D変換器5は、それらをデジタル信号に変換してマイ
クロコンピュータ4に出力する。
これによりマイクロコンピュータ4が、入力された3個
の回転数検出器10,13.14からの回転数信号DV
及びアクセルポテンショメータ1からのアクセル信号D
Aに基づいて後述する制御処理を実行し、算出されたス
リップ率Sに応じて制御信号CSをモータ駆動回路7に
出力する。これによりモータ駆動回路7は、マイクロコ
ンピュータ4から供給される制御信号に基づきステップ
モータ16に駆動電流を出力し、そのステップモータ1
6を正転又は逆転させるか、或いは非回転状態を保持す
る。
ステップモータ16の回転軸16aは前記スロットル弁
17の回転軸と一体的に構成されていて、例えばステッ
プモータ16の正転によってスロットル弁17が開かれ
且つ逆転によってスロットル弁17が閉じられる。
上記マイクロコンピュータ4の演算処理装置4bは、R
OMに予め記憶された、例えば第3図に示す、例えば1
00m5ec毎に実行されるタイマ割込処理プログラム
に従って演算処理を行い、その処理結果に基づいて起動
周期毎に、例えば第4図に示すオーバフローカウンタイ
ンタラブド割込処理(OCI割込み)を実行する。
すなわち、ステップ■では、後輪回転数検出器10の後
輪回転数信号DVrを読み込み、それに基づき駆動輪で
ある後輪8.9の回転数を算出し、これを駆動輪回転数
Vrとして記憶装置4Cの所定の記憶領域に一時記憶す
る。
次に、ステップ■に移行して、右前輪回転数検出器13
の右前輪回転数信号DVfrを読み込み、それに基づき
非駆動輪である右前輪11の回転数を算出し、これを右
非駆動輪回転数Vfrとして記憶装置4Cの所定の記憶
領域に一時記憶する。
続いて、ステップ■に移行して、左前輪回転数検出器1
,4の左前輪回転数信号DVflを読み込み、それに基
づき非駆動輪である左前輪12の回転数を算出し、これ
を左非駆動輪回転数Vflとして記憶装置4Cの所定の
記憶領域に一時記4.aする。
次いで、ステップ■に移行して、ステップ■の右非駆動
輪回転数Vfr及びステップ■の左非駆動輪回転数Vf
lを読み出し、これら左右の非駆動輪回転数Vfr、 
 Vflに基づき非駆動輪全体の回転数を算出し、これ
を非駆動輪回転数Vfaとして記憶装置4Cの所定の記
憶領域に一時記憶する。この非駆動輪回転数Vfaは、
この実施例では前側左右輪11,12の回転数の平均値
を用いている。
次に、ステップ■に移行して、記憶装置4Cの補正値記
憶領域4fに記憶されている第7図に示す補正値に= 
f  (1Vfr−Vf、Il )と、ステップ■及び
ステップ■で記憶された右非駆動輪回転数Vfr及び左
非駆動輪回転数Vflと、ステップ■で算出された非駆
動輪回転数Vfaとを読み出し、次の(11式に基づい
て、ステップ■の非駆動輪回転数Vfaを補正値に等で
補正した新たな非駆動輪回転数Vfを算出する。
V f = (1−K)  ・Vfa  ・(1)ここ
で、上記(11式を説明すると、車両が直進走行状態に
あるVfr=Vflでは補正値に=OであってVf=V
faとなり、この状態では補正されないことになる。一
方、車両がコーナリング状態に移ると、前側左右輪8,
9間に回転数差が生じるため、新たな非駆動輪回転数V
fは従前の非駆動輪回転数Vfaよりも小さくなる。
この補正方式は、車両のコーナリング時、特にスリップ
していない状態では、前輪側の回転半径が後輪側の回転
半径よりも長くなり、前輪である非駆動輪11,12の
回転数が後輪である駆動輪8.9の回転数より大きくな
ることに着目したものであり、単に前後輪回転数からス
リップ率を算出すると上記回転数差によって該スリップ
率の増加割合が遅くなり、スリップ判断に遅れが生じる
ことになることから、非駆動輪回転数を補正することに
よりスリップ状態の検出を迅速に行うことができるよう
にしたものである。
次いで、ステップ■に移行して、ステップ■の駆動輪回
転数Vr及びステップ■の補正後の非駆動輪回転数Vf
を読み出し、これら前輪及び後輪の各回転数Vf、Vr
に基づいて、駆動軸輪8゜9のタイヤと路面との間に発
生する車両全体のタイヤ−路面間のスリップ率Sを算出
する。
続いて、ステップ■に移行して、記憶装置4Cの基準ス
リップ率記憶領域4gに予め記憶された設定値So  
(例えば0.2)とステップ■のスリップ率Sとを読み
出し、スリップ率Sが設定値SOより大であるか否かを
判定する。その判定の結果、スリップ率Sが設定値So
より大きい時にはステップ■のスロットル弁17の目標
開度θ0を全開に指定して、駆動力を減少させる制御を
行う一方、スリップ率Sが設定値Soより小さい時には
ステップ■、ステップ[相]の通常の駆動力制御を行う
駆動力減少制御は、ステップ■において、記憶装置4c
の目標開度記憶領域4hに、スロットル弁17の目標開
度θ0を全開に指定する指令値Oをセットすることによ
って行われる。
次に、ステップ■に移行して、記憶装置4Cのアップダ
ウンカウンタ4m(全開時は0)の内容である現在開度
θとステップ■の目標開度θ0とを読み出し、目標開度
θ0から現在開度θを減算して目標開度θ0に対する現
在開度θの偏差Dirを算出し、これを記憶装置の所定
の記憶領域に一時記憶する。
次のステップ[相]では、ステップ■の偏差Dirを読
み出し、記↑a装置4Cに記1□aされている偏差=モ
ータスピード変換テーブル4eを参照して、その偏差D
irからモータスピードを検索する。
次いで、ステップ■に移行して、同じくステップ■の偏
差Difを読み出し、これに基づきステップモータ16
を正転させ又は逆転させるか或いは現状を保持するかを
決定し、その決定結果を表す所定値を記憶装置4Cのモ
ータ状態指定記憶領域41に一時記憶する。この場合の
決定は、偏差Dirの内容を見ることで行われ、偏差D
irがプラスである時には正転と、偏差Dirがマイナ
スである時には逆転と、さらに、偏差DirがOである
時には現状を保持するものと決定される。
続いて、ステップ@に移行して、ステップ[相]で算出
したモータスピードに基づいて、後述するOcr割込み
の起動周期を決定し、その時間を記憶装置4Cの起動周
期記憶領域4jにセットする。
この起動周期は、設定値SOに対するスリップ率Sの大
小いかんに拘わらず、偏差Dirに基づいて決定される
モータスピードに応じた時間が設定される。
次のステップ0では、同様にステップ■の偏差Difに
基づいて、記憶装置4Cのモータ回転方向記憶領域4k
にステップモータ16の回転方向を指定するフラグをセ
ットする。
これでタイマ割込処理を終了してメインプログラムに復
帰し、その後、第4図のOCI割込処理に移行する。
また、駆動力通常制御は、まず、ステップ■において、
アクセルポテンショメータ1からのアクセル信号DAを
読み込み、それに基づきアクセルペダル2の踏込み量を
算出し、これをペダルのストローク量■、として記4.
α装置の所定の記!jN域に一時記憶する。
次いで、ステップ■に移行して、ステップ■のストロー
ク量■7を読み出し、記1.a装置4Cに記4Qされて
いるストローク量−目標開度変換テーブルa 4dを参照して、そのストローク量りからスロットル弁
17の目標開度θ0を検索することにより行われる。そ
して、前記ステップ■に移行して、前述したステップ■
〜ステップ0の処理を実行する。
次に、第4図のOCT割込処理について説明する。この
OCT割込処理は、前述したように、ステップ@で設定
された時間の起動周期によって実行される。
すなわち、まず、ステップ[相]でステップモータ16
の回転位置を現状保持して非回転とするか否かを判定す
る。この場合の判定は、ステップ■のモータ状態指定記
憶領域41の内容を見ることで実行される。その判定の
結果、ステップモータ16の回転位置を現状保持すると
判定された場合には、これで今回のOCI割込処理を終
了し、当該○C1割込処理の起動周期に応じて再度この
OCI割込処理を実行するか、或いはメインプログラム
に復帰して、所定時間の後に第3図のタイマ割込処理を
実行する。
】 b これに対し、ステップ[相]において、ステップモータ
16の回転位置を現状保持しないと判定された場合には
、ステップ■に移行して、ステップモータ16を正転さ
せるか否かを判定する。この場合の判定も、ステップ[
相]と同様に、ステップ■のモータ状態相定記(、FJ
w4域41の内容を見ることで行われる。その判定の結
果、ステップモータ16を正転(スロットル弁17を開
く方向)させるときには、ステップ@に移行して、アッ
プダウンカウンタ4mの現在値θに1を加算してからス
テップ■に移行する一方、ステップモータ16を逆転(
スロットル弁17を閉じる方向)させるときには、ステ
ップ■に移行して、アップダウンカウンタ4mの現在値
θから1を減算してからステップ[相]に移行する。
このステップ■では、ステップモータ16を1ステツプ
だけ正転させるための駆動信号CS、又は該ステップモ
ータ16を1ステツプだけ逆転させるための駆動信号C
8を出力し、これで今回のocr割込処理を終了する。
上記ステップ■〜ステップ■の処理で非駆動輪回転数演
算手段を構成し、ステップ■及びステップ■の処理でス
リップ率演算手段を構成し、ステップ■の処理でスリッ
プ率判定手段を構成し、さらに、ステップ■〜ステップ
0及びステップ[相]〜ステップ[相]の処理とステッ
プモータ16とで駆動力制御手段を構成している。
次に、作用について説明する。
今、車両が走行状態にあるものとして、この状態で所定
時間毎に第3図のタイマ割込処理が実行されると、まず
、ステップ■で後輪回転数信号DVrを読み込み、これ
に基づき駆動輪回転数Vrを算出し、ステップ■で右前
輪回転数信号DVfrを読み込み、これに基づき右非駆
動輪回転数Vfrを算出し、さらに、ステップ■で左前
輪回転数信号DVflを読み込み、これに基づき左非駆
動輪回転数Vflを算出する。
次いで、ステップ■に移行して、ステップ■の右非駆動
輪回転数Vfr及びステップ■の左非駆動輪回転数Vf
lを読み出し、これらに基づいて補正前の非駆動輪回転
数Vfaを算出し、次のステップ■で、記憶装置4Cに
設けた補正値記憶領域4fの設定値にと、ステップ■の
右非駆動輪回転数Vfr及びステップ■の左非駆動輪回
転数Vflとを読み出し、それらで(1)式の演算処理
を行うことにより、補正後の非駆動輪回転数vrを算出
する。
このとき、車両が直進走行状態にある場合には右非駆動
輪回転数Vfrと左非駆動輪回転数Vflとが等しいた
め、ステップ■で算出された従前の非駆動輪回転数Vf
aと今回補正された非駆動輪回転数Vfとが等しくなり
、結果として補正されないことになる。これに対し、車
両がコーナリング状態にある場合には左右輪間に生じた
回転半径の差に基づき、スリップしていない状態では外
輪の回転数が内輪の回転数より大きくなるため、(1)
式により補正後の非駆動輪回転数Vfが補正前の非駆動
輪回転数Vfaよりもやや小さい値となる。
その結果、次のステップ■では、ステップ■の駆動輪回
転数Vr及びステップ■の補正後の非駆動輪回転数Vf
を読み出して車両全体(駆動輪)のタイヤ−路面間のス
リップ率Sを算出するが、ここで算出されるスリップ率
Sは、車速か等しい場合には、上記ステップ■の処理に
よって車両が直進走行状態にある場合とコーナリング状
態にある場合とで異なることになり、コーナリング時に
おけるスリップ率が直進走行時におけるスリップ率より
も大きくなる。従って、車両のスリップ判断を、直進時
における判断時間に近づけることができ、スリップ判断
処理を正確且つ遅滞なく行うことができる。
そのため、次のステップ■では、直進走行状態にあるた
めスリップ率Sが設定値So以上にはならないような場
合にも、コーナリング状態にあるためスリップ率Sが設
定値So以上となる場合が生じる。
このと・き、車両が上記コーナリング状態にあるものと
すると、次にステップ■の駆動力減少制御に移行して、
スロットル弁17の目標開度θ0を全閉に指定し、次の
ステップ■では、ステップ■の目標開度θ0及びアップ
ダウンカウンタ4mの現在開度θに基づき偏差Dirを
算出する。
この場合、スロットル弁17の現在開度θが大きく開か
れてエンジンが大駆動力を発生しているものとすると、
目標開度θ0が0であるがらステップ■の偏差Difは
マイナスの大きな値となる。
そのため、次のステップ[相]では、ステップ■の偏差
Difに応じた比較的高いモータスピードが検索される
。そして、ステップ0でモータの逆転が決定され、次の
ステップ@では、前記モータスピードに応じた短い時間
の起動周期がセットされ、さらに、ステップ0で逆転に
関するフラグがセントされる。
その結果、このタイマ割込処理に続いて第4図のOCI
割込処理が実行されると、まず、ステップ[相]でモー
タ保持しないと判定され、続いて、ステップ■でモーフ
逆転させると判定されるため、ステップ0でアップダウ
ンカウンタ4mの現在値θから1を減算し、ステップ[
相]に移行して、ステップモータ16を逆転方向に1ス
テツプだけ回転させるための制御信号C8をモータ駆動
回路7に出力し、このモータ駆動回路7がモータ駆りJ
信号をステップモータ16へ出力する。これにより、ス
テップモータ16が、その1ステツプを回転し、その回
転角度分だけスロットル弁17が閉じられる。
続いて、ステップ@でセットされた短い起動周期により
、次のOCI割込みが開始されると、ステップ[相]及
びステップ■を経てステップ0でアップダウンカウンタ
4mの現在値θから1を減算し、次のステップ■で、さ
らにステップモータ16を逆転方向に1ステツプだけ回
転させるためのモータ駆動信号がモータ駆動回路7を介
してステップモータ16へ出力される。その結果、ステ
ップモータ16が、その1ステツプを回転し、その回転
角度分だけスロットル弁17がさらに閉しられる。
この001割込みは、第3図のタイマ割込処理の1サイ
クルに要する所定時間が経過するまで連続される。
その後、車両がコーナリング状態から直進走行状態に移
ると、ステップ■でVf−Vfaとなって実質的に補正
されないことになり、次のステップ■で算出されるスリ
ップ率Sが設定値So以下に低下するため、この場合に
は、駆動力通常制御に移行して、まず、ステップ■でア
クセルペダル2のストローク量りを読み込み、次のステ
ップ[相]でストローク量−目標開度変換テーブル4e
を参照して」二記ストロークiLに応じた目標開度θ0
を検索することになる。従って、この駆動力通常制御で
は、アクセルペダル2のストローク量■、に対応した目
標開度θ0に基づく偏差Dirに応じたモータスピード
によってステップモータ16が、正転又は逆転方向へ回
転駆動され、或いは現在位置に保持される。
而して、この実施例では、車両のコーナリング状態を非
駆動輪である前側左右輪11,12の回転数差から検出
し、コーナリング時には、非駆動輪回転数Vafを補正
してその補正回転数Vfでスリップ率Sを算出し、その
スリップ率Sに基づいて車両(駆動輪)のスリップ判断
を判断し、駆動力が大きい時には、例えばスロットル弁
17を早めに閉じて駆動力の減少度合を早くするため、
車両のスリップ判断を遅滞なく行うことができ、コーナ
リング時における車両の走行安定性を確保することがで
きる。
なお、上記実施例では、タイヤ−路面間のスリップ率S
を、補正後の非駆動輪回転数Vfを用いて算出するよう
にしたが、これに限定されるものではなく、補正前の非
駆動輪回転数Vfaを用いて一旦スリップ率を算出し、
このスリップ率を当該非駆動輪回転数Vfaに基づいて
補正するようにしてもよい。また、上記実施例では、ス
ロットル弁17を閉じることで駆動力を減少させるよう
にしたが、これに限定されるものでもなく、例えば燃料
の供給をカット又は減少させ、或い朋駆動軸にブレーキ
をかけることにより、さらに、これらの組合せ、′及び
これらと上記スロットル弁制御との組合せ等によって行
うようにしてもよいことは勿論である。
さらに、制御装置3としては、上記構成に限定されるも
のではなく、減算回路、比較回路、論理回路等の電子回
路で構成することができる。また、上記実施例では、駆
動力制御手段としてステップモータ16を用いたが、こ
れに限定されるものではなく、例えばデジタルサーボモ
ータと、その回転軸に取り付けられたロークリエンコー
ダとで構成することができる。さらにまた、上記実施例
では、後輪駆動車の例について説明したが、この発明は
前輪駆動車に採用できることは勿論である。
〔発明の効果〕
以上説明してきたように、この発明によれば、駆動輪回
転数検出手段と、左右輪の各非駆動輪回転数検出手段と
、左右の非駆動輪回転数から非駆動輪全体の回転数を演
算する非駆動輪演算手段と、左右の非駆動輪回転数から
補正係数を決定し且つその補正回係数と駆動輪回転数及
び非駆動輪回転数からタイヤ−路面間のスリップ率を演
算するスリップ率演算手段と、そのスリップ率が設定値
より大であるか否かを判定するスリップ率判定手段と、
スリップ率が設定値より大である時に駆動力を減少させ
る駆動力制御手段と、を備えて車両用駆動力制御装置を
構成したため、コーナリング時におけるスリップ状態の
判断を遅滞なく行うことができ、スリップ状態であって
且つ駆動力が大きい時には、例えばスロットル弁を早め
に閉して駆動力を早期に減少させることができる。従っ
て、コーナリング時における車両の走行安定性を確保す
ることができるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の基本構成を示すブロック図、第2図
はこの発明の一実施例を示す概略説明図、第3図及び第
4図はこの発明に係わるスロットル弁制御装置の処理手
順の一例をそれぞれ示すフローチャート、第5図はアク
セルペダルのストローク量りに対するスロットル弁の目
標開度θ0の関係を示すグラフ、第6図は同じく開度の
偏差Dirに対する・モータスピードの関係を示すグラ
フ、第7図は補正係数にの特性を示すグラフである。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 車両の駆動輪の回転数を検出してその検出信号を出力す
    る駆動輪回転数検出手段と、右側非駆動輪の回転数を検
    出してその検出信号を出力する右非駆動輪回転数検出手
    段と、左側非駆動輪の回転数を検出してその検出信号を
    出力する左非駆動輪回転数検出手段と、前記右非駆動輪
    回転数検出手段及び前記左非駆動輪回転数検出手段から
    の検出信号に基づき非駆動輪の回転数を演算する非駆動
    輪回転数演算手段と、前記右側非駆動輪及び前記左側非
    駆動輪の回転数から補正係数を決定し且つその補正係数
    と前記駆動輪及び前記非駆動輪の回転数に基づいてタイ
    ヤと路面間のスリップ率を演算するスリップ率演算手段
    と、前記スリップ率が設定値より大であるか否かを判定
    するスリップ率判定手段と、このスリップ率判定手段の
    判定結果に基づきスリップ率が設定値より大きい時に駆
    動力を減少させる駆動力制御手段と、を備えたことを特
    徴とする車両用駆動力制御装置。
JP23224485A 1985-10-17 1985-10-17 車両用駆動力制御装置 Pending JPS6291324A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6453440U (ja) * 1987-09-29 1989-04-03

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JPS6453440U (ja) * 1987-09-29 1989-04-03

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