JPS62231836A - 自動変速機付車両の駆動力制御装置 - Google Patents

自動変速機付車両の駆動力制御装置

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JPS62231836A
JPS62231836A JP7377786A JP7377786A JPS62231836A JP S62231836 A JPS62231836 A JP S62231836A JP 7377786 A JP7377786 A JP 7377786A JP 7377786 A JP7377786 A JP 7377786A JP S62231836 A JPS62231836 A JP S62231836A
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automatic transmission
signal
vehicle
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Motohira Naitou
原平 内藤
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Nissan Motor Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、電子制御装置付自動変速機を備えた車両の
駆動力制御装置に関する。
〔従来の技術〕
従来の車両用駆動力制御装置としては、例えば特開昭6
0−43133号公報に記載されているようなものがあ
る。
それは、アクセルペダル位置に応じて、エンジンへの燃
料供給量を変化させてエンジン出力を制御する自動車の
エンジン出力制御装置において、駆動輪回転数検出手段
、非駆動輪回転数検出手段、雨検出手段出力からタイヤ
−路面間の滑り率を演算する演算手段、演算された滑り
率と設定滑り率を比較する比較手段、演算された滑り率
が大きい時に前記アクセルペダル位置に基づいた制御出
力に優先して強制的にエンジンへの燃料供給を減少させ
る信号を出力する滑り率制御手段を備えたことを特徴と
しており、駆動輪及び非駆動輪の回転数からタイヤ−路
面間の滑り率を求め、その滑り率が一定値以下になるよ
うエンジンを制御することにより、摩擦係数が低い路面
での発進性能及び走行安定性を向上させるようにしてい
る。
〔発明が解決しようとする問題点〕 しかしながら、このような従来の車両用駆動力制御装置
にあっては、変速機が自動変速機であるか手動変速機で
あるかに拘わらず、駆動輪回転数と非駆動輪回転数とか
ら算出したタイヤ−路面間のスリップ率に基づいて駆動
力制御装置で駆動力を制御する構成となっていて、自動
変速機付車両であっても自動変速機の状態を制御する手
段がないことから、自動変速機付車両では適切な駆動力
制御が行えないという問題点があった。
すなわち、ロックアツプ機構を有する自動変速機を備え
た車両では、スロットル開度、シフト位置、車速等に基
づいてロックアツプの作動とその解除が設定されるため
、駆動力制御装置によりスロットル制御を行ってエンジ
ンの駆動力を低下させると、そのスロットル弁の開度に
よってロックアツプ状態が決定されることからスロット
ル全閉時等にはロックアツプが解除されてしまい、駆動
輪に大きな制動力を伝達することができず、駆動力を効
率良く減少させることができない。さらに、通常の自動
変速機ではスロットル弁開度と車速によってシフト位置
が決定されるため、スロットル弁を全閉にすると、シフ
ト位置が最も高い位置に保持されるか或いはシフトアン
プ制御がなされることから、エンジン回転数が低下して
制動力が減少すると共に駆動力の応答性が悪くなる。ま
た、自動変速機の液圧制御装置のライン圧は、車速か設
定値以上の場合にカットバックされ該設定値未満ではそ
のカットバックが解除されるため、カットバック後のラ
イン圧では自動変速機のクラッチ圧が低いことからクラ
ッチ容量が不足し、エンジンの制動力を効率良く駆動輪
に伝えることができない。
〔問題点を解決するための手段〕
この発明は、このような従来の問題点に着目してなされ
たものであり、第1図の基本構成図に示すように、トラ
ンスミッションの変速比を自動的に変更可能な自動変速
機と、この自動変速機を介して駆動される駆動輪のスリ
ップ状態を検出してそのスリップ検出信号を出力するス
リップ検出手段と、前記スリップ検出信号に基づき前記
駆動輪のスリップ状態に応じてエンジンの駆動力を変更
可能な駆動力制御手段と、前記エンジンの駆動力変更時
に前記自動変速機の作動状態を制御する制御信号を出力
する制御信号出力手段と、を備えて自動変速機付車両の
駆動力制御装置を構成することにより、上記問題点を解
決することを特徴としている。
〔作用〕
而して、この発明では、駆動輪のスリップ状態をスリッ
プ検出手段で検出し、そのスリップ状態に応じて駆動力
制御手段でエンジンの駆動力を制御し、スリップの検出
により駆動力制御手段が作動した時に制御信号出力手段
で制御信号を出力し、その制御信号に基づいて自動変速
機の作動状態を制御(例えばロックアツプ制御、オーバ
ドライブ制御、変速制御、ライン圧制御等)することに
より、自動変速機付車両においてもエンジンによる制動
力が効率良く得られるようにして、車両のスリップを早
期に抑制すると共に、スリップ時の運転性能を向上させ
る。
〔実施例〕
以下、この発明を図示実施例に基づいて説明する。
第2図乃至第5図は、この発明の一実施例を示すもので
、自動変速機を有する後輪駆動車に適用した図である。
まず、構成を説明すると、第2図に示す1がアクセルポ
テンショメータであり、アクセルペダル2の踏込みに連
動するよう構成されていて、該アクセルペダル2の踏込
み量(ストローク量)に対応した電圧でなるアクセル信
号DAを制御装置3に出力する。
制御装置3は、マイクロコンピュータ4と、A/D変換
器5と、F/V変換器6と、モータ駆動回路7と、を備
えており、F/V変換器6がA/D変換器5に接続され
ていて、このA/D変換器5とモータ駆動回路7とがマ
イクロコンピュータ4に接続されている。マイクロコン
ピュータ4は、インタフェース回路4aと、演算処理袋
[(CPU)4bと、RAM、ROM等の記憶装置4C
とを有し、前記アクセル信号DAとF/V変換器6から
の後述する回転数信号DVとが、A/D変換器5及びイ
ンタフェース回路4aを介して演算処理装置4bに供給
され、この演算処理装置4bが、記憶装置4Cに予め記
憶されたプログラムに従って作動される。
記憶装置4cには、第3図のステップ@、ステップ[相
]及びステップ[相]に示すグラフが、それぞれ記憶テ
ーブルの形でそれらに対応する記憶領域に記憶されてい
る。
ステップ0に示すグラフに対応する記憶テーブルは変化
量基準値−モータスピード変換テーブル4dであり、横
軸に示すスリップ率Sの変化量基準値ΔS0を縦軸に示
すモータスピードに変換するものである。ステップ[相
]に示すグラフに対応する記憶テーブルはストローク量
−目標開度変換テーブル4eであり、横軸に示すアクセ
ルペダル2のストロークilLを縦軸に示すスロットル
弁18の目標開度θ。に変換するものである。また、ス
テップ[相]に示すグラフに対応する記憶テーブルは偏
差−モータスピード変換テーブル4fであり、横軸に示
すスロットル弁開度の偏差Dirを縦軸に示すモータス
ピードに変換するものである。
さらに、記憶装置4Cには、スリップ率の判定基準とな
る予め設定された設定値(基準スリップ率SO)を記憶
した基準スリップ率記憶領域4gと、スロットル弁17
の開閉速度を決定する論理値“1”又は“O”の速度決
定フラグが記憶される決定速度記憶領域4hと、スロッ
トル弁17の目標開度θ。が記憶される目標開度記憶領
域41と、ステップモータ16の正転、逆転又は保持を
指定する指定値が記憶されるモータ回転方向記憶領域4
jと、後述する001割込みの起動周期が記憶される起
動周期記憶領域4にと、スリップ率Sの変化!基準値Δ
S0が記憶される変化量基準値記憶領域4mと、スロッ
トル弁17の実際の開度(実開度)に対応した値が記憶
されるアップダウンカウンタ4nとを有し、起動周面記
憶領域4kに記憶された周期時間に基づいて001割込
みが実行される。
さらにまた、記憶装置4Cには、駆動力減少制御中であ
るか否かを表す論理値“1°又は“0“の駆動力制御フ
ラグが記憶される駆動力制御状態記憶領域4pと、駆動
力減少制御が解除されてからの経過時間をその後の割込
処理回数によって表す時間値Tが記憶されるタイマ4q
とを有している。
なお、上記アップダウンカウンタ4nは、ステップモー
タ16がスロットル弁17を全閉状態から全開状態まで
駆動するために要するステップ数に対応した数だけカウ
ントアツプすることができるものであり、例えばスロッ
トル弁17の全閉状態でOに設定されている。
また、前記F/V変換器6には、駆動輪である左右の後
輪8.9の回転数を検出する駆動輪回転数検出手段であ
る後輪回転数検出器10からの駆動輪回転数信号DVr
と、非駆動輪である左右の前輪11.12の回転数を個
別に検出する非駆動輪回転数検出手段である右前輪回転
数検出器13及び同左前輪回転数検出器14からの右非
駆動輪回転数信号[)Vfr及び左非駆動輸回転数信号
DVflがそれぞれ供給される。
ここで、後輪回転数検出器10は、左゛右後輪8゜9に
駆動力を伝達するデファレンシャルギヤ15の回転数を
検出することで駆動輪の回転数を検出し、その回転数に
応じた周波数のパルス信号でなる上記駆動輪回転数信号
DVrを前記F/V変換器6に出力する。また、左右の
前輪回転数検出器13.14は、左右前輪11.12の
回転数を個別に直接検出し、その回転数に応じた周波数
のパルス信号でなる前記左右の非駆動輪回転数信号DV
fr、DVflを、同様にF/V変換器6にそれぞれ出
力する。
F/V変換器6は、駆動輪回転数信号1)Vr及び左右
の非駆動輪回転数信号DVfr、DVflをそれぞれ周
波数に応じた電圧に変換し、それらの回転数信号DVが
A/D変換器5によりデジタル信号に変換されて、マイ
クロコンピュータ4に供給される。これによりマイクロ
コンピュータ4の演算処理袋ff4bが、入力された3
個の回転数検出器10,13.14からの回転数信号D
V及びアクセルポテンショメータ1からのアクセル信号
DAに基づいて後述する制御処理を実行し、演算された
スリップ率Sとその変化量ΔSとに基づいてモータ制御
信号C3lをモータ駆動回路7に出力すると共に、スリ
ップ率Sに基づいてA / T III御信分信号C3
2速機制御回路20に出力する。
モータ駆動回路7は、マイクロコンピュータ4から出力
されるモータ制御信号CS 1に基づいてステップモー
タ16に駆動電流を出力し、そのステップモータ16を
正転又は逆転させるか、或いは非回転状態を保持する。
ステップモータ16の回転軸16aは前記スロットル弁
17の回転軸と一体的に構成されていて、例えばステッ
プモータ16の正転によってスロットル弁17が開かれ
且つ逆転によってスロットル弁17が閉じられる。
また、変速機制御回路20は、マイクロコンピュータ4
から出力されるA/T制御信号C82に基づいて自動変
速機21の作動状態を制御する。
自動変速機21としては、例えばニソサンOD付オート
マチックトランスミッション整備要ml 8 L 4N
71B型、 !!4N71B型(昭和57年11月:日
産自動車株式会社発行)に記載されている4速ロツタア
ツプ機構付オートマチックトランスミッションのような
公知の構成のものを採用することができる。
この自動変速機21は、トルクコンバータとトランスミ
ッションとその液圧制御装置とから構成されていて、大
別して4種類の機構、すなわち通常の変速機構と、オー
バドライブ機構(OD機構)と、ロックアツプ機構と、
カットバック機構とを具えている。
通常の変速機構は、1速〜3速の範囲内で車速等の制御
条件に応じてシフトアップ又はシフトダウンして最適な
シフト位置を自動的に選択する機構であり、これに関連
して制御条件下におけるブレーキング時に3速から2速
へとシフトダウンして再加速時まで該2速を保持するダ
ウンシフト制御機能を具えている。
また、OD機構は、3速から4速への変速を可能とする
機構であり、さらに、ロックアツプ機構は、トルクコン
バータを直結状態にすることができる機構である。その
うち、ダウンシフト制御には、前記整備要領書の第12
頁等に記載されているように、シフト位置を検出するシ
フトスイッチ、スロットル開度を検出するアイドルスイ
ッチ、ブレーキの作動を検出するブレーキスイッチ、及
び車速を検出する車速センサの4種類のセンサと、ダウ
ンシフトソレノイドとが使用され、所定条件を満足する
時に制御装置3からダウンシフト信号が出力され、これ
によりダウンシフトソレノイドがONしてシフトダウン
制御が行われる。この場合には、降板時のエンジンブレ
ーキ効果及び燃費の向上を図ることができる。
また、OD制御Ilは、スロットル開度や車速等の走行
状態に応じてODソレノイドをON、OFFさせること
により、3速と4速間の変速制御を可能としたものであ
る。このOD制御には、同整備要領書の第20頁等に記
載されているように、シフトスイッチ、スロットル域を
判定するハイスロットルスイッチ及びキックダウンスイ
ッチ、低温スイッチ及び車速センサの5種類のセンサと
、オーバドライブ(OD)ソレノイドとが使用され、制
御条件を満足する時に制御装置3からOD制御信号が出
力され、これによりODソレノイドが0NしてOD制御
が解除される。
さらに、ロックアツプ制御は、トルクコンバータを直結
状態にしてすべりをなくすことにより伝達効率を上げる
もので、トルクコンバータ内のロックアツプピストンに
作用するコンバータ圧をロックアツプ制御バルブで制御
することにより行う。
このロックアツプ制御には、同整備要領書の第16頁等
に記載されているように、シフトスイッチ、スロットル
域を判定するハイスロットルスイッチ、同キックダウン
スイッチ、同アイドルスイッチ、低温スイッチ及び車速
センサの7種類のセンサと、ロックアツプソレノイドと
が使用され、ロックアツプ車速により制御装置!!3か
らロックアツプ信号が出力され、これによりロックアツ
プソレノイドがON、0FFL、てロックアツプ制御が
行われる。
また、上記カットバック機構としては、この出願人が先
に出願した特願昭54−99123号(特開昭56−2
4255号)に記載されているような構成のものがある
。そのものは、カットバックソレノイドと、このソレノ
イドの通電を制御してライン圧を変化させるためのカン
トバック制御回路とからなり、カットハック時は、カッ
トバックソレノイドに通電してノズルを閉じることによ
り、液圧側?2m弁によって調整される液路のライン圧
が低下する。これとは逆に、カットバックソレノイドを
非ii1を状態に保持してノズルを開くことにより、液
圧側’<TJ弁によって調整される液路のライン圧を高
くすることができる。
このカットバック制御は、ガバナ圧の作用によってライ
ン圧を調整するものであり、走行時のクラッチ締結圧は
発進時に比べて小さくてよく、ライン圧を発進時の高い
ままにしておくと高速時の変速ショックが大きくなり、
ポンプ損失も大きくなることから、これを防ぐために行
われる。
また、上記マイクロコンピュータ4の演算処理装置Z4
bは、ROMに予め記憶された、例えば第3図に示す、
例えば100m5ec毎に実行されるタイマ割込処理プ
ログラムに従って演算処理を行い、その処理結果に基づ
く起動周期毎に、例えば第4図に示すオーバフローカウ
ンタインタラブド割込処理(OCI割込み)を実行する
すなわち、ステップ■では、後輪回転数検出器10の駆
動輪回転数信号DVrを読み込み、それに基づき駆動輪
である左右後輪9.10の回転数を算出し、これを駆動
輪回転数Vrとして記憶袋W4Cの所定記憶領域に一時
記憶する。
次に、ステップ■に移行して、右前輪回転数検出器14
の右非駆動輪回転数信号DVfrを読み込み、それに基
づき非駆動輪である右前輪12の回転数を算出し、これ
を右非駆動輪回転数Vfrとして記憶装置4cの所定記
憶領域に一時記憶する。
続いて、ステップ■に移行して、左前輪回転数検出器1
5の左非駆動輪回転数信号DVflを読み込み、それに
基づき非駆動輪である左前輪13の回転数を算出し、こ
れを左非駆動輪回転数Vflとして記憶装置4Cの所定
記憶領域に一時記憶する。
次いで、ステップ■に移行して、ステップ■の右非駆動
輪回転数Vfr及びステップ■の左非駆動輪回転数Vf
lを読み出し、これら左右の非駆動輪回転数Vfr、 
 Vflに基づき非駆動輪全体の回転数を算出し、これ
を非駆動輪回転数Vfとして記憶装置4Cの所定記憶領
域に一時記憶する。この非駆動輪回転数Vfは、この実
施例では左右前輪12.13の回転数の平均値を用いて
いる。
次に、ステップ■に移行して、ステップ■の駆動輪回転
数Vr及びステップ■の非駆動輪回転数vrを読み出し
、これら前輪及び後輪の各回転数Vf、Vrに基づいて
、駆動輪9,10のタイヤと路面との間に発生するタイ
ヤ−路面間のスリップ率Sを算出する。
続いて、ステップ■に移行して、今回算出されたスリッ
プ率5ne−と前回のタイマ割込みで算出されたスリッ
プ率S oldとを読み出し、今回のスリップ率S n
ewから前回のスリップ率5oldを減算してスリップ
率Sの変化量ΔSを算出する。
次いで、ステップ■に移行して、記憶装置4Cの基準ス
リップ率記憶領域4gに予め記憶された基準スリップ率
S0とステップ■で算出されたスリップ率Sとを読み出
し、スリップ率Sが基準スリップ率S0より大であるか
否かを判定する。その判定の結果、スリップ率Sが基準
スリップ率S0より大きい時(S>So)にはステップ
■以下の駆動力減少制御に移行する一方、スリップ率S
が基準スリ・7プ率80以下である時(S≦80)には
ステップ[相]以下の駆動力通常制御に移行する。
上記駆動力減少制御は、まず、ステップ■において、記
憶装置4Cの決定速度記憶領域4hの内容である速度決
定フラグが論理値“1”であるか否かを判定する。この
場合の判定は、車両の所定以上のスリップ状態が前回の
タイマ割込処理時から今回の処理時まで継続されている
か否かを見るものであり、速度決定フラグが論理値“1
”である時には、車両スリップが前回から継続されてい
ると判断してステップ■に移行する一方、その内容が論
理値“0”である時には、前回のスリップ状態は所定以
下であったと判断してステップ■に移行する。
このステップ■では、決定速度記憶領域4hに論理値“
1”をセットし、次いで、ステップ[相]に移行して、
ステップ■で算出されたスリップ率Sの変化量ΔSを読
み出し、この変化量ΔSをスリップ率変化量基準値ΔS
0として記憶装置4cの変化N基準値記19領域4mに
一時記憶する。
続いて、ステップ■に移行して、記憶装置1!i?4c
の目標開度記憶領域41に、スロットル弁17の目標開
度θ。を全閉に指定する指令値0をセントする。
次に、ステップ[相]に移行して、ステップ[相]のス
リップ率変化量基準値ΔS0を読み出し、記憶袋f4c
に記憶されている変化N基準値−モータスピード変換テ
ーブル4dを参照して、モータスピードを検索して設定
する。
次いで、ステップ0に移行して、記憶装置4cのアップ
ダウンカウンタ4n(全閉時は0)の内容である現在開
度θとステップ■で指定された目標開度θ。とを読み出
し、目標開度θ。がら現在開度θを減算して目標開度θ
。に対する現在開度θの偏差Dirを算出し、これを記
憶装置11f4cの所定記憶領域に一時記憶する。
次のステップ■では、ステップ0で算出された偏差Di
rを読み出し、これに基づきステップモータ17を正転
させ又は逆転させるか或いは現状を保持するかを決定し
、その決定結果を表す所定値を記憶装置4Cのモータ回
転方向記憶領域4jに一時記憶する。この場合の決定は
、偏差Dirの内容を見ることで行われ、偏差Dirが
プラスである時には正転と、偏差Dirがマイナスであ
る時には逆転と、さらに、偏差Dirが0である時には
現状を保持するものと決定される。
次いで、ステップ■に移行して、ステップ@で算出しな
モータスピードに基づいて後述する。01割込みの起動
周期を決定し、その時間を記憶装置4Cの起動周期記憶
領域4kにセットする。
これでタイマ割込処理を終了してメインプログラムに復
帰し、その後、第7図のOCI割込処理に移行する。
また、駆動力通常制御は、まず、ステップ■において、
記憶装置4cの決定速度記憶領域4hの速度決定フラグ
をリセットすることによってその内容を論理値“O”に
書替え、次に、ステップOに移行して、アクセルポテン
ショメータ1からのアクセル信号DAを読み込み、それ
に基づきアクセルペダル2の踏込み量を算出し、これを
ペダルのストロークILとして記憶装置f4cの所定記
憶領域に一時記憶する。
次いで、ステップ[相]に移行して、ステップOのスト
ローク量りを読み出し、記憶装置4cに記憶されている
ストローク量−目標開度変換テーブル4eを参照して、
そのストロークNLからスロットル弁18の目標開度θ
。を検索して決定する。
続いて、ステップ[相]に移行して、前記ステップ■と
同様にして、スロットル弁18の目標開度θ。から実開
度θを減算して偏差Dirを算出する。
そして、ステップ[相]に移行して、記憶袋774 c
に記憶されている偏差−モータスピード変換テーブル4
fを参照して、ステップ[相]で算出された偏差Dir
に基づいてモータスピードを検索して決定する。その後
、前記ステップ■に移行する。
次に、第7図のOCI割込処理について説明する。この
OCI割込処理は、前述したように、ステップ■で設定
された時間の起動周期によって実行される。
すなわち、まず、ステップ■でステップモータ17の回
転位置を現状保持して非回転とするか否かを判定する。
この場合の判定は、ステップ■のモータ回転方向記憶領
域4jの内容を見ることで実行される。その判定の結果
、ステップモータ17の回転位置を現状保持すると判定
された場合には、これで今回のOCI割込処理を終了し
、当該OCI割込処理の起動周期に応じて再度このOC
1割込処理を実行するか、或いはメインプログラムに復
帰して、所定時間の後に第3図のタイマ割込処理を実行
する。
これに対し、ステップ■において、ステップモータ17
の回転位置を現状保持しないと判定された場合には、ス
テップ[相]に移行して、ステップモータ17を正転さ
せるか否かを判定する。この場合の判定も、ステップ0
と同様に、ステップ■のモータ回転方向記憶領域4jの
内容を見ることで行われる。その判定の結果、ステップ
モータ17を正転(スロットル弁18を開く方向)させ
るときには、ステップ0に移行して、アップダウンカウ
ンタ4nの現在値θに1を加算してからステップ■に移
行する一方、ステップモータ17を逆転(スロットル弁
18を閉しる方向)させるときには、ステップ■に移行
して、アンプダウンカウンタ4nの現在値θから1を減
算してからステップ■に移行する。
このステップ■では、ステップモータ17を1ステツプ
だけ正転させるための駆動信号C83又は該ステップモ
ータ17を1ステツプだけ逆転させるための駆動信号C
3を出力し、これで今回のOCI割込処理を終了する。
また、上記制御装置3の演算処理装置4bは、前記第3
,4図のタイマ割込処理とは別にROMに予め記憶され
た、例えば第5図に示す、例えば100m5ec毎に実
行されるタイマ割込処理プログラムに従って、自動変速
機21の作動状態を制御するA/T制御信号CS、を出
力するための演算処理を実行する。
この処理は、まず、ステップ[相]において、前記駆動
力制御処理のステップ■で算出されたスリップ率Sと記
憶装置4Cの基準スリップ率記憶領域4gに記憶されて
いる基準スリップ率Soとを読み出し、続くステップ0
では、算出されたスリップ率Sが基準スリップ率S、よ
り大であるか否かを判定する。この場合の判定は、車両
の走行状態が駆動力減少制御が行われる条件下にあるか
否かを見るものであり、その判定結果がS>Soである
時には駆動力減少制御中であると判定して、ステップ[
相]に移行する。
このステップ[相]では、記憶装ff4cに予め設けた
駆動力制御状態記憶領域4pに駆動力制御フラグをセッ
トする(論理値″1”)。
次に、ステップ[相]に移行して、記憶装置4cに予め
設けたタイマ4qをOにクリアし、次いで、ステップ[
相]に移行して、駆動力制御フラグの内容が論理値“1
”であるか否かを判定する。この場合の判定は、駆動力
減少制御を実行中であるか否かを見るものである。その
判定の結果、駆動力制御フラグの内容が論理値”1”で
ある特番5は駆動力制御中であると判定して、ステップ
[相]に移行する。
このステップ[相]では、自動変速機21の作動状態を
制御するための信号として、ロックアツプ制御を行うた
めのロックアツプ作動(制御)信号と、ライン圧のカッ
トバック制御を解除しライン圧を保持するためのカット
バック解除(制御)信号と、オーバドライブ(OD)を
解除するためのOD解除(制御)信号と、ダウンシフト
制御するためのダウンシフト作動(制御)信号とを変速
機制御回路20に出力する。
これで、タイマ割込処理を終了してメインプログラムに
復帰する。
一方、ステップ[相]の判定の結果、駆動力制御フラグ
の内容が論理値“0”である時には駆動力制御中ではな
いと判定して、ステップのに移行する。
このステップ[相]では、自動変速機21の作動状態を
制御するための信号としての、ロックアツプ制御を解除
するためのロックアンプ解除(制御)信号と、ライン圧
をカットハック時の圧力にするためのカットバック作動
(制御)信号と、OD 制御を継続するためのOD作動
(制御)信号と、シフトダウンを解除するためのダウン
シフト解除(制御)信号とを自動変速機制御回路20に
出力する。
また、ステップOにおいて、その検定結果がS> S 
oである時には駆動力減少制御中でないと判定して、ス
テップ0に移行する。
このステップ@では、前記ステップ[株]と同様に、駆
動力制御フラグの内容が論理値“1”であるか否かを判
定する。この場合の判定は、駆動力減少制御が今回のタ
イマ割込処理から行われるものであるか前回の処理から
4!続されているものであるかを見るものである。その
判定の結果、駆動力制御フラグの内容が論理値“1°で
ある時には駆動力減少制御が解除されたものと判定して
、ステップ[相]に移行する。
このステップ[相]では、タイマ4qの時間値Tが予め
設定された所定時間T0より大であるか否かを判定する
。この場合の判定は、駆動力減少制御が解除された時か
ら所定時間10以上経過したか否かを見るものである。
その判定の結果、未だ所定時間T0が経過していない場
合(T:iIT、)にはステップ[相]に移行して、タ
イマ4qの値Tに1を加えてこれで該タイマ4qの内容
を書替えてから前記ステップ[相]に移行する。しかし
ながら、既に所定時間T0を経過している場合(T>T
、)にはステップ[相]に移行して、駆動力制御状態記
憶領域4pの駆動力制御フラグを“O”にリセットする
と共に、タイマ4pの内容を0にクリアしてから、前記
ステップ[相]に移行する。
上記ステップ■〜ステップ■の処理でスリップ検出手段
を構成し、ステップ■〜ステップΦの処理とモータ駆動
回路7とステップモータ16とで駆動力制御手段を構成
し、さらに、ステップ[相]〜ステップ[相]の処理で
制御信号出力手段を構成している。
次に、作用について説明する。
今、車両が雪道やアイスバーン等のように路面摩擦係数
の低い道路を走行しているものとし、この状態で所定時
間毎に第3図のタイマ割込処理が実行されると、まず、
ステップ■で駆動輪回転数Vrを読み込み、次のステッ
プ■で右非駆動輪回転数Vfrを読み込み、さらに、ス
テップ■で左非駆動輸回転数Vflを読み込み、次のス
テップ■では、左右の非駆動輪回転数Vfr、 Vfl
から非駆動輪全体の非駆動輪回転数vrを算出する。
次のステップ■では、上記駆動輪回転数Vrと非駆動輪
回転数Vfとに基づいて、その路面に対する車両のスリ
ップ状態を表すタイヤ−路面間のスリップ率Sを算出し
、次のステップ■で、今回のスリップ率5ne−から前
回のスリップ率5oldを減算してスリップ率Sの変化
量ΔSを算出し、次のステップ■では、上記スリップ率
Sが基準スリップ率S6より大であるか否かを判定する
このとき、車両がスリップ状態にないか、或いはスリッ
プ状態にあってもそのスリップ率Sが基準スリップ率3
0以下である場合には、ステップ■の判定によりステッ
プ[相]以下の駆動力通常制御に移行して、まず、ステ
ップ0で速度決定フラグ4hを“0”にリセットしてか
ら、ステップOでアクセルペダル2のストローク量りを
読み込み、次のステップ[相]では、ストロークILか
ら目標開度θ0を決定し、続くストローク[相]では、
目標開度θ0と現在開度θとから偏差Dirを算出し、
次のステップ[相]では、偏差Dirからモータスピー
ドを決定する。
そして、次のOCI割込では、上述したようにして決定
されたモータスピードに基づいてステップモータ16が
、目標開度θ。と実開度θとの差として表された偏差D
irの符合及びその値に対応した回転方向及び回転量に
よって回転駆動され、これにより、スロットル弁17が
ステップモータ16と一体的に回転し、その開度がアク
セルペダル2の踏込み量に応じて制御される。
このような走行状態のもとで、第5図のタイマ割込処理
が実行されると、ステップ[相]のスロットル弁17の
目標開度θ。及び実開度θの読み込みを経て、次のステ
ップOによる判定では、車両の走行状態が駆動力減少制
御を行う必要のあるような条件下にはないため前記ステ
ップ■と同様にS≦80と判定される。そのため、ステ
ップ@に移行して、記憶装置4Cの駆動力制御状態記憶
領域4pの駆動力制御フラグが“1”であるか否かを判
定するが、この駆動力制御フラグは初期設定の段階では
“O”にリセットされるため、次にステップ[相]に移
行して、記憶装置4Cのタイマ4qを0にクリアする。
そして、次のステップ[相]では駆動力制御フラグが“
1”であるか否かを判定するが、駆動力制御フラグは“
0”であるため、次にステップ[相]に移行して、ロッ
クアツプを解除するロックアツプ解除信号と、ライン圧
をカットバック以前の状態より低くするカットバック作
動信号と、OD制御を継続するOD作動信号と、ダウン
シフト制御を解除するダウンシフト解除信号とを変速機
制御回路20に出力する。
これにより、変速機制御回路20が、自動変速機21の
4種類の作動状態を制御するための4種類の駆動信号を
該自動変速ja21に出力する。
これを前述した引用公報を参考に説明すると、第1の作
動状態の制御はロックアツプ制御信号によるロックアツ
プの解除であり、ロックアツプ解除信号でロックアツプ
ソレノイドをOFFすることにより、ロックアツプ制御
弁が非作動状態に保持され、ロックアツプピストンが作
動しないためトルクコンバータは非直結状態となる。
第2の作動状態の制御はカットバック制御信号によるラ
イン圧の減少であり、カットバック作動信号でカットバ
ラフンレノイドをONすることにより、油圧調整弁の作
用を介してライン圧が低くなる。
第3の作動状態の制御は、OD制御信号による○D制御
であり、OD解除信号でODソレノイドをONすること
により、OD制御弁の作動を介して4速への変速を可能
にする。
さらに、第4の作動状態の制御は、ダウンシフト制御信
号による変速制御であり、1−2シフトソレノイド又は
2−3シフトソレノイドをOFFすることにより、車速
に応じてシフトアンプ制御も可能にする。
一方、車両がスリップ状態にあり且つそのスリップ率S
が基準スリップ率S0よりも大きい時には、第3図のス
テップ■の判定によりステップ■以下の駆動力減少制御
に移行して、まず、ステップ■で速度決定フラグ4hの
内容が“l”であるか否かを判定する。このとき、前回
のタイマ割込処理では車両がスリップ状態にないため速
度決定フラグ4hが“O”にリセットされている時には
、ステップ■で速度決定フラグ4hに“1”をセットし
てから次のステップ[相]で変化量基準値記憶領域4m
の内容をステップ■で算出されたスリップ率変化量ΔS
にて書替え、しかる後、ステップ■に移行する一方、速
度決定フラグ4hが“1”にセントされている時には直
接ステップ■に移行する。
このステップ■では、現在のアクセルペダル2のストロ
ークILの如何に拘わらず目標開度θ。
を全閉(0)に指定する指定値Oを目標開度記憶領域4
1に記憶し、次のステップ@では、上記変化量基準値Δ
S0に基づいてステップモータ16のモータスピードが
決定される。
続くステップ0では、目標開度θ。と現在開度θとから
偏差Dirを算出するが、スロットル弁17の開度はア
クセルペダル2の踏込み量に応じて開かれている一方、
目標開度θ。はOであるため、この偏差Dirはマイナ
スの値となる。そのため、次のステップ0では、ステッ
プモータ16の回転方向が逆転方向に決定され、次のス
テップ■では、上記モータスピードに応じた比較的短時
間の起動周期がセットされる。
その結果、このタイマ割込処理に続いて第4図のOC■
割込が実行されると、まず、ステップ■でステップモー
タ16を現在の位置に保持しないと判定され、次のステ
ップ■でステップモータ16を逆転させると判定される
ため、次のステップ■で現在開度θから1を減算し、次
のステップ■では、ステップ16を逆転方向に1ステツ
プだけ回転させるためのモータ制御信号C8,がモータ
駆動回路7に出力される。これにより、モータ駆動回路
7がモータ駆動信号をステップモータ16へ出力するた
め、ステップモータ16がその1ステツプを回転し、そ
の回転角度分だけスロットル弁17が閉じられる。
続いて、ステップ■でセントされた起動周期によって次
のOCI割込みが開始されるものとすると、上記と同様
に、ステップ■及び0を経てステップ■で現在開度θか
ら1を減算し、次のステップ■で、さらにステップモー
タ16を逆転方向に1ステツプだけ回転させるためのモ
ータ駆動信号がモータ駆動回路7を介してステップモー
タ16へ出力される。その結果、ステップモータ16が
1ステツプを回転し、その回転角度分だけスロットル弁
17がさらに閉じられ、このOCI割込みが第3図のタ
イマ割込処理の1サイクルに要する所定時間を経過する
まで連続され、このようにしてエンジンの駆動力が比較
的早めに減少される。
このような駆動力減少制御に続いて、第4図のタイマ割
込処理が実行されると、ステップOにおいてS>SOl
すなわち駆動力減少制御が行われていると判定されるた
め、ステップ[相]で駆動力制御フラグに1”をセント
し、次のステップ[相]でタイマ4qを0にクリアして
から、次のステップ[相]で駆動力制御フラグが“l゛
であるか否かを判定する。
この場合、駆動力制御フラグはステップ[相]によって
“1”にセントされているため、次にステップ[相]に
移行して、ロックアンプしてトルクコンバータを直結状
態とするロックアンプ作動信号と、ある車速以上でもラ
イン圧を高くするカントバック解除信号と、OD制御を
解除するOD解除信号と、ダウンシフト制御するダウン
シフト作動信号とを変速機制御回路20に出力する。
すなわち、第1の作動状態の制御はロックアツプ制御信
号によるロックアツプ作動であり、ロックアツプ作動信
号でロックアツプソレノイドをONすることにより、ロ
ックアツプ制御弁が作動状態に切換えられ、これにより
ロックアツプピストンが作動してトルクコンバータが直
結状態となる。
第2の作動状態の制御はカントバック制御信号によるラ
イン圧を高くするものであり、カットバック作動信号で
カットバックソレノイドをONすることにより、油圧調
整弁の作用を介してライン圧を低くする。
第3の作動状態の制御は、0DitllI御信号による
OD制御の解除であり、OD解除信号でODソレノイド
をOFFすることにより、OD制御弁の作動を介して4
速へのシフドア・ノブを防止にする。
さらに、第4の作動状態は、ダウンシフト制御信号によ
る変速制御であり、ダウンシフトソレノイドをOFFす
ることにより、制御条件下においてブレーキングと同時
に2速へシフトダウンし、その後再加速時まで該2速を
保持して3速へのシフトアップを防止する。
これにより、直結状態にあるトルクコンバータを介して
エンジンの出力軸と駆動軸側の駆動軸とが剛体的に連結
されるため、自動変速機を備えた車両であっても、エン
ジンの駆動力を減少させることによって生起される制動
力を有効に駆動輪へと伝達することができる。従って、
駆動軸のスリップを早期に抑制することができ、車両の
スリップ状態を早めに回避して走行安定性を確保するこ
とができる。
上記自動変速機21の作動状態制御は、スリ・7ブ率S
が基準スリップ率80以下に低下するまで継続され、そ
れがS > S oとなると、ステップOの判定により
ステップ@に移行して、駆動力制御フラグが“l”であ
るか否かを判定するが、S〉Soとなったばかりである
場合にはステップ[相]の処理によって“1”がセット
されているため、駆動力側i21フラグは“1”である
と判定される。そのため、ステップ[相]に移行して、
タイマ4qの内容である時間値Tが所定時間T0より大
であるか否かを判定するが、未だ所定時間T0が経過し
ていないものとすると、T≦T0と判定されることから
、次のステップ@でタイマ4qに1を加算する。そして
、時間値Tが所定時間T0以上になるまでステップ[相
]、[相]、[相]、O2@〜@の処理を繰り返し、T
>’roとなったところでステップ[相]からステップ
[相]に移行して、駆動力制御フラグを“0”にリセッ
トすると共にタイマ4qをOにクリアしてからステ・7
ブ[株]に移行するようになる。
なお、上記実施例では、自動変速機の作動状態を制御す
る信号としてロックアツプ制御信号と、カントバック制
御信号と、OD制御信号と、ダウンシフト制御B信号と
の4種類の制御信号を同時に出力するように構成したが
、この発明はこれに限定されるものではなく、上記4種
類の信号のうち、少なくとも1以上の制御信号を出力す
るものであればよいことは勿論である。
また、上記実施例では、スロットル弁17を閉じること
でエンジンの駆動力を減少させるようにしたが、これに
限定されるものではなく、例えば点火時期を調整し、或
いは燃料供給量を調整するようにしてもよい、さらに、
制御装置3としては上記構成に限定されるものではなく
、加算回路、減算回路、比較回路、論理回路等の電子回
路で構成することもできる。
さらにまた、上記実施例では、駆動力制御手段としてス
テップモータ16を用いたが、これに限定されるもので
はなく、例えばデジタルサーボモータと、その回転軸に
取り付けられたロークリエンコーダとで構成することが
できる。さらに、上記実施例では、後輪駆動車の例につ
いて説明したが、この発明は前輪駆動車に採用できるこ
とは勿論である。
を発明の効果〕 以上説明してきたように、この発明によれば、自動変速
機と、駆動輪のスリップ検出手段と、スリップ状態に応
じてエンジン駆動力の変更可能な駆動力制御手段と、駆
動力制御手段の作動時に自動変速機の作動状態を制御す
る制御信号を出力する制御信号手刀手段と、を備えて自
動変速機付車両の駆動力制御装置を構成したため、自動
変速機付車両であっても、エンジンの駆動力減少による
制動力を有効に駆動輪に伝達することができる。
そのため、駆動輪のスリップを早期に抑制することがで
き、従って、車両をスリップ状態から早期に回復させる
ことができると共に、車両の走行安定性を確保すること
ができるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の基本構成を示すブロック図、第2図
はこの発明の一実施例を示す概略説明図、第3図乃至第
5図はこの発明に係わる制御装置の処理手順の一例をそ
れぞれ示すフローチャートである。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1) トランスミッションの変速比を自動的に変更可
    能な自動変速機と、この自動変速機を介して駆動される
    駆動輪のスリップ状態を検出してそのスリップ検出信号
    を出力するスリップ検出手段と、前記スリップ検出信号
    に基づき前記駆動輪のスリップ状態に応じてエンジンの
    駆動力を変更可能な駆動力制御手段と、前記エンジンの
    駆動力変更時に前記自動変速機の作動状態を制御する制
    御信号を出力する制御信号出力手段と、を備えたことを
    特徴とする自動変速機付車両の駆動力制御装置。
  2. (2) 前記自動変速機は、そのトルクコンバータを直
    結状態にできるロックアップ機構を有すると共に、前記
    制御信号出力手段は、前記ロックアップ機構を作動させ
    るか又はその作動を保持する前記制御信号を出力するこ
    とを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の自動変速機
    付車両の駆動力制御装置。
  3. (3) 前記自動変速機は、そのトランスミッションを
    変速させるための液圧制御装置を有すると共に、前記制
    御信号出力手段は、前記液圧制御装置のライン圧をカッ
    トバック以前の圧力に保持する前記制御信号を出力する
    ことを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の自動変速
    機付車両の駆動力制御装置。
  4. (4) 前記制御信号出力手段は、駆動力制御開始時に
    、該制御開始前のトランスミッションの変速比を保持す
    るか又は増大させる前記制御信号を出力することを特徴
    とする特許請求の範囲第1項記載の自動変速機付車両の
    駆動力制御装置。
JP61073777A 1986-03-31 1986-03-31 自動変速機付車両の駆動力制御装置 Expired - Lifetime JPH0777852B2 (ja)

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