JPS62153533A - 駆動力制御装置 - Google Patents

駆動力制御装置

Info

Publication number
JPS62153533A
JPS62153533A JP29502685A JP29502685A JPS62153533A JP S62153533 A JPS62153533 A JP S62153533A JP 29502685 A JP29502685 A JP 29502685A JP 29502685 A JP29502685 A JP 29502685A JP S62153533 A JPS62153533 A JP S62153533A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
value
engine output
engine
throttle valve
lateral acceleration
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP29502685A
Other languages
English (en)
Inventor
Minoru Tamura
実 田村
Yuji Kohari
裕二 小張
Genpei Naitou
原平 内藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nissan Motor Co Ltd filed Critical Nissan Motor Co Ltd
Priority to JP29502685A priority Critical patent/JPS62153533A/ja
Publication of JPS62153533A publication Critical patent/JPS62153533A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Auxiliary Drives, Propulsion Controls, And Safety Devices (AREA)
  • Control Of Vehicle Engines Or Engines For Specific Uses (AREA)
  • Combined Controls Of Internal Combustion Engines (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、駆動力制御装置に関する。
〔従来の技術〕
従来の駆動力制御装置としては、例えば特開昭60−4
3133号公報に記載されているようなものがある。
それは、アクセルペダル位置に応じて、エンジンへの燃
料供給量を変化させてエンジン出力を制御する自動車の
駆動力制御装置において、駆動輪回転数検出手段、非駆
動輪回転数検出手段、雨検出手段出力からタイヤ−路面
間の滑り率を演算する演算手段、演算された滑り率と設
定滑り率を比較する比較手段、演算された滑り率が設定
滑り率より大きい時に前記アクセルペダル位置に基づい
た制御出力に優先して強制的にエンジンへの燃料供給を
減少させる信号を出力する滑り率制御手段を備えたこと
を特徴としており、駆動輪及び非駆動輪の回転数からタ
イヤ−路面間の滑り率を求め、その滑り率が設定滑り率
以下になるようエンジンを制御することにより、摩擦係
数が低い路面での発進性能及び走行安定性を向上させる
ようにしている。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかしながら、このような従来の駆動力制御装置にあっ
ては、アクセルペダルとスロットル弁とがコントロール
ワイヤにより連結されていると共に、スロットル弁はス
プリングの付勢力によって常時閉じ側に付勢されていて
、急激なアクセルペダルの解除によってスロットル弁が
急激に閉じられる構成となっていたため、コーナー突入
時にアクセルを急に戻すと、スロットル弁の早急な閉じ
作用によってエンジン出力が急激に低下し、そのエンジ
ン出力の急変によって、前輪駆動車ではタックイン現象
(旋回時に前輪で発生するコーナリングフォースが増大
し、車両が内側に急激に巻き込む現象)を、また、後輪
駆動車ではスピン現象を招くおそれがあるという問題点
があった。
〔問題点を解決するための手段〕
この発明は、このような従来の問題点に着目してなされ
たものであり、第1図の基本構成図に示すように、アク
セルペダル操作量を検出するアクセル操作量検出手段と
、エンジンの出力状態を検出する出力状態検出手段と、
車両の横加速度を検出する横加速度検出手段と、前記ア
クセルペダル操作量とエンジンの出力状態と横加速度と
に基づいてエンジンの出力制御を指示する制御信号を出
力するエンジン出力制御手段と、前記制御信号に基づい
てエンジン出力を制御するエンジン出力調整手段と、を
有する構成とすることにより、上記問題点を解決するこ
とを特徴としている。
〔作用〕
而して、この発明では、アクセルペダルの操作量をアク
セル操作量検出手段で、エンジンの出力状態を出力状態
検出手段で、さらに、車両の横加速度を横加速度検出手
段でそれぞれ検出し、アクセルペダルの戻り時には横加
速度とエンジン出力状態とアクセルペダル操作量とに基
づいてエンジン出力制御手段でエンジンの出力制御を指
示する制御信号を出力し、この制御信号に基づいてエン
ジン出力調整手段でエンジン出力を調整することにより
、コーナリング時、急にアクセルを解除した場合にも、
エンジン出力が急激に減少しないようにして、タックイ
ン現象やスピン現象の発生を防止する。
〔実施例〕
以下、この発明を図示実施例に基づいて説明する。
第2図乃至第4図は、この発明の一実施例を示す図であ
る。
まず、構成を説明すると、第2図に示す1がアクセルペ
ダルであり、ブラケット2aを介してフロアパネル2に
揺動自在に軸支されていると共に、リターンスプリング
3によってアイドル位置に戻す方向へ付勢されている。
4は、アクセル操作量検出手段の一具体例を示すペダル
ポテンショメータであり、フロアパネル2に取付けられ
ていて、アクセルペダル1の操作量である踏込量(スト
ローク量)を検出してその操作量検出信号DPを出力す
る。この操作量検出信号DPは、後述する出力制御手段
5のA/D変換器5aに入力される。
また、6は、エンジンのスロットルチャンバであり、こ
のスロットルチャンバ6に装着されたスロットル弁7の
回転軸7aの一端には、エンジン出力調整手段の一具体
例を示すサーボモータ8を取付けている。このサーボモ
ータ8は、出力制御手段5から出力される制御信号CS
である駆動電流により、所定の角度範囲内で正転又は逆
転の任意に駆動制御される。さらに、サーボモータ8に
は、出力状態検出手段の一具体例を示すバルブポテンシ
ョメータ9が一体に取付けられていて、このバルブポテ
ンショメータ9が、エンジンの出力状態の1態様を表す
スロットル開度を検出し、出力状態検出信号であるスロ
ットル開度検出信号Dθを出力する。このスロットル開
度検出信号Dθは、出力制御手段5のA/D変換器5a
に入力される。
なお、スロットル弁7の回転軸7aの他端にはレバー1
0が固定されていると共に、このレバー10とエンジン
本体との間には、常時スロットル弁7を閉じ方向へ付勢
するリターンスプリング11を取付けている。
前記出力制御手段5は、前記A/D変換器5aと、マイ
クロコンピュータ5bと、D/A変換器5cと、サーボ
ドライバ5dとを具えて構成されている。すなわち、A
/D変換器5aは、前記べダルポテンショメータ4及び
バルブポテンショメータ9のからのアナログ信号をデジ
タル信号に変換してマイクロコンピュータ5bに入力す
る。さらに、マイクロコンピュータ5bには、ステアリ
ングホイールの操舵による操舵角φを検出する操舵角検
出器12の操舵角検出信号Dφと、例えば変速機の出力
軸の回転数等から車速を検出する車速検出器13の車速
検出信号DVと、雨滴を検出する雨滴検出器14の雨滴
検出信号DRと、外気温を検出する外気温検出器15の
外気温検出信号DCとが入力される。
上記マイクロコンピュータ5bは、図示しないが、イン
タフェース回路と、演算処理装置(CPU)と、RAM
、ROM等の記憶装置とを有し、上記入力信号に基づき
サーボモータ8の駆動制御量を、後述するように演算処
理して制御信号CSを発生する。このマイクロコンピュ
ータ5bからのデジタル信号は、D/A変換器5Cによ
ってアナログ信号に変換された後、サーボドライバ5d
により増幅され、その増幅信号がサーボモータ8に供給
されて、該サーボモータ8が所定角度回転駆動(正転又
は逆転)される。そして、例えば、サーボモータ8の正
転によってスロットル弁7が開かれ、逆転によってスロ
ットル弁7が閉じられる。
上記マイクロコンピュータ5bの演算処理装置は、RO
Mに予め記憶された、例えば第3図及び第4図に示す、
例えば100m5ec毎に実行されるタイマ割込処理プ
ログラムに従って演算処理を実行する。
すなわち、ステップ■では、ペダルポテンショメータ4
からの操作量検出信号DPを読み込み、これに基づきア
クセルペダル1の踏込み量を算出し、これを踏込値Aと
して記憶装置の所定の記憶領域に一時記憶する。
次に、ステップ■に移行して、ステップ■で読み込まれ
た今回の踏込値Ane−と前回読み込まれた踏込値Ao
ldとを読み出し、今回の踏込値Ane−から前回の踏
込値Aoldを減算して差値ΔAを算出し、これを記憶
装置の所定の記it B域に一時記憶する。
次いで、ステップ■に移行して、バルブポテンショメー
タ9からのスロットル開度検出信号Dθを読み込み、こ
れに基づきスロットル弁7の現在開度を算出し、これを
実開度値θとして記憶装置の所定の記憶領域に一時記憶
する。
続いて、ステップ■に移行して、操舵角検出器12から
の操舵角検出信号Dφを読み込み、これに基づきステア
リングホイールの舵角を算出し、これを操舵角値φとし
て記憶装置の所定の記憶領域に一時記憶する。
次に、ステップ■に移行して、ステップ■で読み込まれ
た操舵角φを読み出し、予め記憶装置に記憶されている
、次に示す旋回半径算出式(1)に基づいて、車両の旋
回半径Rを算出する。
R=□ ・・・・・・(1) φ ここで、L;ホイールヘース長さ N;ステアリングギヤ比 次いで、ステップ■に移行して、車速検出器13からの
車速検出信号DVを読み込み、これに基づき車速を算出
して、これを車速値■として記憶装置の所定の記憶領域
に一時記憶する。
続いて、ステップ■に移行して、ステップ■で読み込ま
れた車速値VとステッNプ■で算出された旋回半径Rと
を読み出し、次に示す横加速度算出式(2)に基づいて
、車両に付与されている横方向の加速度YAを算出し、
これを横加速度値YAとして記憶装置の所定の記憶領域
に一時記憶する。
続いて、ステップ■に移行して、雨滴検出器14からの
雨滴検出信号DR及び外気温検出器15からの外気温検
出信号DCを読み込み、これらに基づいて路面の摩擦係
数μの大きさを表す路面摩擦係数値Mi  (i=a、
b又はC)を決定する。
この場合の決定は、雨滴検出器14の検出信号DRが雨
滴を検出しているものであるときにはMa(=0.6 
 :wet )を、外気温検出器15の検出信号DCの
温度検出値が予め設定された所定値以下のとき(低温時
)にはMb (=0.3  :wet )を、その他の
場合にはMc  (−〇、9  :dry )を選択す
るようにする。
次に、ステップ■に移行して、前記ステップ■で算出さ
れた横加速度YAとステップ■で決定された路面摩擦係
数値Miとを読み出し、次の旋回係数算出式(3)に基
づいて、車両の旋回係数Tを算出し、これを旋回係数値
Tとして記憶装置の所定の記1□a領域に一時記憶する
次いで、ステップ[相]に移行して、ステップ■で算出
された旋回係数Tとステップ■で算出されたアクセルペ
ダル1の踏込量の差値ΔAとを読み出し、予め記jQ装
置に変換テーブルの形で記憶されている旋回係数−踏込
量差値変換テーブルを参照して、スロットル弁7の戻り
側駆動速度であるサーボモータ8のステップ周期PER
2n (n = 1. 2又は3)を決定し、そのステ
ップ周期を、予め記憶装置に設けたステップ周期記憶領
域PERに一時記憶する。ここで、3種類のステップ周
期PER2nの関係はPER,24>PER22>PE
I? 23であり、例えばPER23を通常の駆動速度
とすると、PER22はやや遅(、PER21は最も遅
い駆動速度となるように設定している。
次のステップ0では、ステップ■で読み込んだアクセル
ペダル1の踏込値Aとステップ■で読み込んだスロット
ル弁7の実開度θとを読み出し、踏込値Aから実開度θ
を減算して差値Difを算出する。
次に、第4図に示す、ステップ@に移行して、ステップ
0で算出された差値Difを読み出し、この差値Dif
の絶対値が予め記憶装置に記憶された所定の基準差値D
ifo以上であるか否かを判定する。この場合の基準差
値Difoは、サーボモータ8の位置を現状維持するた
めの不惑帯として設定されたものである。この判定の結
果、1Difl <Difoである時には、ステップ[
相]に移行して、現状維持を指令する保持命令としての
制御信号CSを出力し、これでタイマ割込処理を終了し
てメインプログラムに復帰する。この場合には、保持命
令によってサーボモータ8はそのままの位置に保たれ、
従って、スロットル弁7の開度は変化しない。
これに対して、ステップ@の判定結果が1Difl<D
ifoである時には、アクセルペダル1が開方向又は閉
方向に操作されたことを意味するものであるため、ステ
ップ0に移行して、予め記憶装置に変換テーブルの形で
記憶された差値−ステップ数変換テーブルを検索して、
差値Difの大小に応して駆動すべきサーボモータ8の
ステップ数5TEPを求める。
次に、ステップ■に移行して、予め記憶装置に記憶させ
た所定の基本となる駆動速度としてのステップ周期PE
R1を、記憶装置に設けたステップ周期記憶領域PER
にセットする。
次いで、ステップ[相]に移行して、ステップ■で算出
された差値Difが正であるか否かを判定し、その正負
からサーボモータ8の駆動方向を決定する。その判定の
結果、Dir>Qである時、すなわち、アクセルペダル
1を開方向へ操作した時には、ステップOに移行して、
予め記憶装置に設けた駆動方向値記憶領域に正転フラグ
をセットしてサーボモータ8の駆動方向を正転とした後
、ステップ[相]に移行する。
このステップ[相]では、前記ステップ0で決定された
駆動ステップ数、ステップ■で設定された基本ステップ
周期PER1により、サーボモータ8を正転方向へ駆動
すべき駆動信号である制御信号C3を出力する。これで
タイマ割込処理を終了してメインプログラムに復帰する
一方、ステ・7プ[相]の判定結果がDir≦0である
時、すなわち、アクセルペダル1を閉方向へ操作した時
には、ステップ[相]に移行して、予め記憶装置に設け
た駆動方向値記憶領域に逆転フラグをセットしてサーボ
モータ8の駆動方向を逆転とした後、ステップ[相]に
移行する。
このステップ[相]では、記憶装置の前記ステップ周期
記・10領域PERに、前記ステップ0で設定された基
本駆動速度PER1より大きな値の、前記ステップ[相
]で決定されたステップ周期PER2で置き換えた後、
ステップ[相]に移行する。
上記ステップ■〜ステップ■の処理で横加速度検出手段
を構成し、ステップ[相]〜ステップ0の処理でエンジ
ン出力制御手段を構成している。
次に、作用について説明する。
今、車両が直進走行状態にあるものとして、この状態で
所定時間毎に第3,4図のタイマ割込処理が実行される
と、まず、ステップ■でペダルポテンショメータ4の操
作量検出信号DPからアクセルペダル1の踏込値Aを読
み込み、次のステップ■で、今回の踏込値A newと
前回の踏込値Aoldとを読み出してその差値ΔAを算
出するが、この時、車両が定速走行状態にあってアクセ
ルペダル1の踏込量が変化していないものとすると、差
値ΔAは0か又はそれに近い値となる。
次のステップ■では、パルプポテンショメータ9のスロ
ットル開度検出信号Dθからスロットル弁7の実開度θ
を読み込み、次のステップ■で、操舵角検出器12の操
舵角検出信号Dφからステアリングホイールの操舵角φ
を読み込み、次のステップ■では、操舵角φと前記(1
)式に基づいて車両の旋回半径Rを求めるが、この時点
では、車両が直進走行状態にあって操舵角φがOである
ため、旋回半径Rは無限大の値となる。
次に、ステップ■で、車速検出器13の車速検出信号D
Vから車速値■を読み込み、次のステップ■では、ステ
ップ■で算出された旋回半径R及びステップ■で読み込
まれた車速値■と前記(2)式とに基づいて車両の横加
速度YAを求めるが、旋回半径Rが無限大の値であるた
め、横加速度YAは極めて小さな値となる。次のステッ
プ■では、雨滴検出器14の雨滴検出信号DRと外気温
検出器15の外気温検出信号DCとから路面摩擦係数μ
の値を決定するが、晴天であって外気温度も所定の基準
値以上(常温時又は高温時)である時には、Mc (=
0.9  :dry )が路面摩擦係数値と決定される
次のステップ■では、ステップ■の横加速度YA及びス
テップ■の路面摩擦係数値Mcと前記(3)式に基づい
て旋回係数Tを求めるが、横加速度YAの値が極めて小
さいものであるため、旋回係数Tもまた小さな値となる
。次いで、ステップ[相]では、ステップ■で算出され
た旋回係数Tとステップ■で算出されたアクセル踏込i
Aの差値ΔAとに基づいて、スロットル弁7の戻り側の
駆動速度であるステップ周期PER2nを決定するが、
旋回係数Tが小さく且つ差値ΔAも小さい値であるため
、この場合のステップ周3tJIPER2nは、3段階
に設定された駆動速度のうちでは最も早い通常駆動速度
PER23に決定される。
次のステップ■では、ステップ■のアクセル踏込値Aと
ステップ■のスロットル実開度θとからその差値Dif
を算出するが、車両が定速走行状態にあってエンジン負
荷が変化していない状態では差値DifはOか又はそれ
に近い礒であるため、次のステップ@では、1Difl
 <Difoと判定される。これにより、次にステップ
@に移行して、保持命令としての制御信号C8がマイク
ロコンピュータ5bから出力されることになる。
その結果、サーボドライバ5dからサーボモータ8には
駆動パルス信号が出力されないため、該サーボモータ8
は現在位置にそのまま保持される。
従って、スロットル弁7の開度は変化しない。
次に、車両が直進走行状態から旋回状態に移行し、その
ため、コーナーへの突入時にアクセルペダル1を急速に
解除したものとすると、ステップ■で算出されるアクセ
ル踏込量Aの差値Δ−Aが大きな値となり、また、アク
セルペダル1の解除に連動してスロットル弁7も閉じら
れるため、ステップ■のスロットル弁7実間度θも小さ
くなる。
このような旋回状態はステアリングホイールの操舵によ
って行われ、これによりステップ■で読み込まれる操舵
角φの値が大きくなるため、ステップ■の旋回半径Rの
算出値は小さな値となる。
その結果、ステップ■において、前記旋回半径Rとステ
ップ■で読み込まれた車速値■とに基づいて算出される
横加速度YAの値が大きな値となる。
従って、次のステップ■で算出される旋回係数Tは、前
記直進走行時のそれよりも大きな値となる。
そして、前記アクセルペダル1の解除動作は急速に行わ
れたものであるため、ステップ[相]では、旋回係数T
の大きさに応じて、前記直進走行時におけるステップ周
期PER23よりも遅い駆動速度のステップ周期PER
22又はさらに遅いステップ周期PER21が、スロッ
トル弁7の戻り側駆動速度として決定される。
次のステップ■では、アクセルペダル1の解除が急激に
行われたものであるため、比較的大きなマイナスの値の
差値Difが算出される。これにより、ステップ0では
、1Difl ≧Difoと判定されるため、次にはス
テップ■に移行して、差値Difに基づいて駆動すべき
ステップ数を求めるが、差値Difが比較的大きな値で
あることから、該差値Dirに応じた大きなステップ数
が検索される。
そして、ステップ[相]での、基本駆動速度のステップ
周期PER1の設定を経て、ステップ[相]では、Di
「〈0と判定される。
そのため、次のステップ[相]で逆転フッラグをセット
した後、ステップ[相]にて、ステップ[相]でステッ
プ周期配位領域PERに記憶された基本ステップ周期P
ER1をそれよりも遅いステップ周期PER22又はP
ER23で書替えることになる。これにより、次のステ
ップ[相]では、ステップ■で決定されたステップ数と
、ステップ[相]で設定されたステップ周期PER22
又はPER23でサーボモータ8を逆転方向へ比較的縁
やかに回転駆動すべ(、マイクロコンピュータ5bが駆
動命令としての制御信号C8を出力する。
その結果、サーボモータ8の駆動を介して、スロットル
弁7が逆転方向に比較的縁やかに回転駆動されて徐々に
燃料供給通路を閉じるようになり、これにより、エンジ
ンの出力が急激に減少するのを防止することができる。
従って、コーナリング時における、アクセル踏込量の急
速な解除に起因するエンジン出力の急激な減少を防止す
ることができ、この急激な出力減少に伴う、前輪駆動車
におけるタックイン現象や後輪駆動車におけるスピン現
象の発生を抑制することができ、コーナリング時の走行
安定性を確保することができる。
なお、雨天時や、外気温が基準値より低くて路面が凍結
している時のように路面の摩擦係数μが低い(例えば、
濡れた舗装路のμ=0.6 )か又は極めて低い(例え
ば、凍結路のμ=0.3 )場合には、ステップ■の処
理によって一層小さな値の路面摩擦係数値Ma又はMb
が決定され、これにより、ステップ■の旋回係数Tがよ
り大きくなるため、次のステップ[相]におけるステッ
プ周期PERの決定では、より遅いステップ周期PER
21(又はPER22)が決定されるようになる。
その結果、スロットル弁7の閉じ速度がより一層遅くな
るため、上記エンジンの出力減少に伴うタックイン現象
やスピン現象をより効果的に抑制することができる。
第5図及び第6図には、この発明に係わる出力制御手段
の処理手順の他の例を示す。
この実施例は、コーナリング時、急にアクセルペダル1
の踏込みを解除した時には、スロットル弁7の目標開度
を大きくすることによってエンジン出力の減少度合を小
さくするようにしたものである。なお、前記第3図及び
第4図のステップと同一部分には同一のO付き数字を付
している。
すなわち、前記実施例における第3図のステップ[相]
をステップ■で置き換えると共に、その後に、ステップ
[相]及びステップ@を挿入する一方、第4図のステッ
プ0を削除している。上記ステップ■は、アクセル戻し
時におけるスロットル弁7の、開度目標値補正用モード
MOD n (n=1. 2. 3又は4)を選択して
決定するようにしている。次のステップ@は、アクセル
ペダル1の変化の方向が、踏込み側であるのか戻り側で
あるのかを判定するものであり、それが踏込み側である
時には、直接ステップ■に移行する一方、その変化方向
が戻り側である時には、ステップ0に移行する。
このステップ0は、ステップ■の踏込値Aをステップ■
で決定されたモードMOD nに基づき補正して、その
補正後の開度目標値を用いるようにしたものである。
而して、この制御実施例では、横加速度YAの値が大き
い時はどアクセル全閉付近におけるスロットル弁7の開
度目標値を大きめに設定するようにしたため、これによ
り、エンジン出力の急激な減少を抑制することができ、
このように構成することによっても、コーナリング時の
、前記タックイン現象やスピン現象の発生を効果的に防
止することができる。
なお、上記実施例では、エンジン出力調整手段としてス
ロットル弁駆動機構を適用した例について説明したが、
これに限定されるものではなく、この他にも、例えば燃
料噴射量を調整する機構や空気吸入量を調整する機構等
、エンジン出力を調整できる機構であればよい。従って
、他の種類のエンジン出力調整手段を用いる場合には、
それに応じて出力状態検出手段も変更されることになる
また、出力制御手段として、この実施例ではマイクロコ
ンピュータを用いた例について説明したが、比較回路、
減算回路、論理回路等の電子回路構成としてもよいこと
は勿論である。
さらに、上記実施例では、操舵角検出器と車速検出器と
で横加速度検出器を構成し、操舵角から旋回半径を求め
ると共に、これと車速とで近似的に横加速度を算出する
ようにしたが、横加速度を直接検出することができる横
加速度検出器を設け、その出力値を横加速度検出値とし
て用いてもよく、或いは、前記操舵角検出器を用いずに
、左右車輪の回転数の差から旋回半径を求めるようにし
てもよい。
〔発明の効果〕
以上説明してきたように、この発明によれば、アクセル
操作量検出手段と、エンジンの出力状態検出手段と、横
加速度検出手段と、エンジンの出力制御を指示するエン
ジン出力制御手段と、エンジン出力を制御するエンジン
出力調整手段と、を備えて駆動力制御装置を構成したた
め、コーナリンク時、急にアクセルペダルを解除してア
クセルオフした場合にも、エンジン出力が急激に減少す
るのを防止することができる。従って、エンジン出力の
急激な減少に起因して生じる前輪駆動車におけるタック
イン現象や後輪駆動車におけるスピン現象の発生を効果
的に抑制することができ、車両のコーナリング時におけ
る走行安定性を確保することができるという効果が得ら
れる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の基本構成を示すブロック図、第2図
はこの発明の一実施例を示す概略説明図、第3図及び第
4図はこの発明に係わる横加速度検出手段及びエンジン
出力制御手段の処理手順の一例を示すフローチャート、
第5図及び第6図はこの発明に係わる横加速度検出手段
及びエンジン出力制御手段の処理手順の他の例を示すフ
ローチャートである。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. アクセルペダル操作量を検出するアクセル操作量検出手
    段と、エンジンの出力状態を検出する出力状態検出手段
    と、車両の横加速度を検出する横加速度検出手段と、前
    記アクセルペダル操作量とエンジンの出力状態と横加速
    度とに基づいてエンジンの出力制御を指示する制御信号
    を出力するエンジン出力制御手段と、前記制御信号に基
    づいてエンジン出力を制御するエンジン出力調整手段と
    、を有することを特徴とする駆動力制御装置。
JP29502685A 1985-12-27 1985-12-27 駆動力制御装置 Pending JPS62153533A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP29502685A JPS62153533A (ja) 1985-12-27 1985-12-27 駆動力制御装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP29502685A JPS62153533A (ja) 1985-12-27 1985-12-27 駆動力制御装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPS62153533A true JPS62153533A (ja) 1987-07-08

Family

ID=17815362

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP29502685A Pending JPS62153533A (ja) 1985-12-27 1985-12-27 駆動力制御装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS62153533A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH03138428A (ja) * 1989-10-20 1991-06-12 Mitsubishi Motors Corp 自動車用走行制御装置
JPH0422737A (ja) * 1990-05-18 1992-01-27 Mitsubishi Motors Corp 車両の出力制御方法
US5947221A (en) * 1996-07-24 1999-09-07 Denso Corporation Vehicular motion controlling system

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH03138428A (ja) * 1989-10-20 1991-06-12 Mitsubishi Motors Corp 自動車用走行制御装置
JPH0422737A (ja) * 1990-05-18 1992-01-27 Mitsubishi Motors Corp 車両の出力制御方法
US5947221A (en) * 1996-07-24 1999-09-07 Denso Corporation Vehicular motion controlling system

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3681786B2 (ja) 前後輪駆動車両
US4969103A (en) Speed control apparatus for an automotive vehicle with creep control
JP3539696B2 (ja) 電気自動車の定速走行制御装置
JPH0549106A (ja) モータ制御装置
JPH0429573B2 (ja)
JPH0358939B2 (ja)
JP2704774B2 (ja) 車両の駆動輪スリップ制御装置
JP3960406B2 (ja) 先行車追従制御装置
JP3689195B2 (ja) 車両の駆動力制御装置
JP4069530B2 (ja) 車両の制御装置
JPS62153533A (ja) 駆動力制御装置
JP3113308B2 (ja) 電気走行車
JP2819532B2 (ja) 無段変速機の減速制御装置
JPS6312839A (ja) 車両用駆動力制御装置
JPH02179550A (ja) 車両の走行制御装置
JP2891424B2 (ja) 車両用走行制御装置
JP2906604B2 (ja) 駆動力制御装置
JPH0692752B2 (ja) 車両用駆動力制御装置
JP2993277B2 (ja) 車両用駆動力制御装置
JPH01125529A (ja) 車両用駆動力制御装置
JPH07107373B2 (ja) 車両用駆動力制御装置
JPH06100112B2 (ja) 車両用駆動力制御装置
JPH05187287A (ja) リンクレススロットル制御装置
JPH0681682A (ja) スリップ制御装置およびその制御方法
JPS6316141A (ja) 車両用駆動力制御装置