JPS62184975A

JPS62184975A - 自動車ボデ−組立用治具

Info

Publication number: JPS62184975A
Application number: JP61025056A
Authority: JP
Inventors: Kazuo Naruse; 成瀬　和雄; Mikio Kitano; 北野　幹雄; Hideaki Hida; 飛田　英明
Original assignee: Toyota Motor Corp
Current assignee: Toyota Motor Corp
Priority date: 1986-02-07
Filing date: 1986-02-07
Publication date: 1987-08-13
Also published as: DE3724329C2; US4751995A; DE3724329A1; JPH0422747B2

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】（産業上の利用分野）本発明は、ライン生産に向けて好適な自動車ボデー組立
用治具に関する。

（従来の技術）従来の自動車ボデー組立用治具は、卓型専用に形成され
、しかも自動車生産ライン上に固定的に設置せられ、例
えばトランスファ装置によって搬送されたボデー部品を
受けて、これを組立（溶接加工）に供するものとなって
いた。・（発明が解決、しようとする問題点）すなわち、従来の治具を用いた自動車ボデーの組立工程
においては、生産車型の変動が生じた場合、特に生産車
型が追加された場合に、該治具の大巾な改造を余儀なく
され、その時の作業負担は膨大なものとなっていた。ま
た特に生産変動の激しい時には、その改造作業が遅れて
生産に重大な損害をもたらす危険性もあった。

本発明は、上記従来の問題点を解決すべくなされたもの
で、その目的とするところは、生産変動への対応性に優
れた自動車ボデー組立用治具を提供することにある。。

（問題点を解決するための手段）このため、本発明は、統一形状のフレーム上にボデー部
品に専用の治具駒を脱着自在に設けた可動治具ユニット
と前記可動治具ユニットヲ位置決め固定する固定治具ユ
ニットとから成り、前記固定治具ユニットは、前記フレ
ームを支持する昇降可能なリフタと、前記リフタの昇降
範囲に設けられ前記フレームに挿入してその横方向の位
置決めをする基準ピンおよび前記フレームの下降端を位
置決めする基準ブロックと、前記基準ブロックに対し前
記フレームを固定する第１のクランプユニットと、前記
治具駒に搭載されたボデー部品を固定する第２のクラン
プユニットとを具備するように構成したことを要旨とす
る。

（作　用）上記構成の自動車ポデー組立用治具において、統一形状
のフレーム上にボデー部品に専用の治具駒を脱着可能に
設けたので、生産車型が変更された場合には、治具駒を
交換するだけで、その変更に対処できることとなり、こ
れに要する作業が著しく軽減される。また、固定治具ユ
ニット内に設けた基準ブロックとクランプユニットとに
より、前記フレームを強固に位置決め固定することがで
きるので、結果的に、該フレームを軽飯、柔軟構造とし
てその搬送性の可及的向上を図ることができるようにな
る。

（実　施　例）以下、本発明の実施例を添付図面にもとづいて説明する
。

第１図ないし第６図において、１は可動治具ユニットで
、矩形状のフレーム２と該フレーム２上に突設された複
数の治具駒３とから概略構成されている。治具！ｌ１１
３は、ボデー部品（こ＼ではサイドメンバー）Ｗを位置
決め載置する役割＃）ヲなすもので、ボデー部品Ｗに専
用に形成されると共に前記フレーム２に対して脱着可能
に装着されている。可動治具ユニット１は、７０ア４上
に架設されたレール５ａ、　５ｂ　（第３図）上を走行
できるように、そのフレーム２の側部にローラ６ａ、６
ｂを具備している。また７レーム２の中央部振分は箇所
には、後述する基準ピン挿入用の基準孔７が設けられて
いる。

こ＼で、フレーム２け、ボデー部品Ｗを載せた際わずか
たわみを生ずる稈度に、薄肉の形鋼を用いかつ梁も少な
く形成されている。また、ローラ６ａ、６ｂのうちの一
方のロー２６ｂは脱輪を防ぐべくｖ形に形成されており
、これに係合する一方のレール５ｂもＶ形に形成されて
いる。さらに、可動治具ユニット１は、レール５ａ、Ｓ
ｂ間に敷設されたレール７上を走行する走行トラック８
（第３図）によって搬送されるようになっている。具体
的には、走行トラック８は、前記レール７にローラユニ
ット９を介して走行自在に係合する架台１０と、該架台
１゜上に載設され前記フレーム２をけん引するだめの爪
を起倒自在に有するけん引合１１と、前記ローラユニッ
ト９を駆動する減速機付モータ１２と、前記レール７に
沿って配設された給電プレート１３から電気をとるコレ
クタ１４とがら成っている。

一方、上記可動治具ユニット１の走行ラインには、該可
動治具ユニット１を位置決め固定するための固定治具ユ
ニット１５が設けられている。この固定治具ユニット１
５は、第４図ないし第６図に良く示されているように、
定盤１６上に、前記レール５ａ、５ｂに対応するレール
１７ａ、１７ｂを具備するリフタ１８を設けている。

リフタ１８は、前記レール１７ａ、１７ｂを直接的に支
持する架台１９と、定盤１６上の四箇所に設けられ前記
架台１９を昇降可能に支持する本体２０と、各本体を相
互に連結するリンク２１およびパー２２と、前記リンク
２１の一つに結び前記本体２０を昇降駆動するシリンダ
２３とから成っている。すなわち、前記走行トラック８
によってけん引されレール５ａ、Ｓｂ上を走行して来た
可動治具ユニット１は、定盤１６上でり７タ１８上のＬ
／−ル１７ａ、　１７ｂ　Ｋ乗り移り、シリンダ２３の
作動に追従して上下動するリフタ本体２０によって昇降
せられるものとなる。

なお、本体２０はラック・ビニオン機構を内蔵しており
、リンク２１０回動をこのラック・ピニオン機構に受け
て上下動できるようになっている。

定盤１６上にはまた、前記す７タ１８によって下降せら
れたフレーム２を支持する基準ブロック２４とこの基準
ブロック２４に対し前記フレーム２ｔ−固定する第１の
クランプユニット２５とが配設されている。第１のクラ
ンプユニット２５社、回転および上下動可能に設けられ
たクランプアーム２６と該クランプアーム２６會駆動す
る駆動装［２７とから成っており、前記クランプアーム
２６によって前記フレーム２を基準ブロック２４上に押
えることができる。

この時、柔軟構造のフレーム２は矯正されかつ正規に高
さ方向に位置決めされる。なお、定盤１６上には、第３
図にも示されるように、前記フレーム２の基準孔７に挿
入可能な基準ピン２８が、シリンダ２９によシ高さ調整
可能に設けられており、フレーム２が前記リフタ１８に
よって下降せられる際、その基準孔７に基準ピン２Ｂが
挿入されて該フレーム２は横方向に位置決めされるよう
になっている。

また、定盤１６上には、基準ブロック２４上に位置決め
固定された可動治具ユニット１上のボデー部品Ｗを固定
できる第２のクランプユニット３０が配設されている。

この第２のクランプユニット３０は、前記ボデー部品Ｗ
を把持するフィンガー３１、該フィンガー３１に駆動力
を伝達するリンク機構３２、駆動源であるシリンダ機構
３３、フレーム２の一部の治具駒５ａを、前記フィンガ
ー３１と協彷すべく駆動する駆動手段５４ａ、　Ｓ４ｂ
　（第６図）等から成っている。

以下、上記構成の治具について、その作用を説明する。

なお、本治具は自動車のサイドボデーのサブアッセンブ
リ用として供されるもので、固定治具ユニット１５の設
置場所が溶接組立工程とされ、この固定治具ユニット１
５周りには、図示を略す溶接機（工業用ロボット）が配
設されることとなる。また可動治具ユニット１０走行用
レール５ａ、５ｂおよび走行トラツク８０走行用レール
７は、例えばループ状に配設され、レール５ａ、Ｓｂ上
には複数の可動治具ユニット１が載設されることとなる
。

上記設置態様のもと、先ず、フレーム２の治具駒３上に
ボデー部品Ｗを載せ、走行トラツク８０走行により可動
治具ユニット１を固定治具ユニット１５に搬入し、搬入
完了と同時に走行トラック８を逃がす。固定治具ユニッ
ト１５４Ｃ搬入された可動治具ユニット１は、始め、そ
の７Ｖ−Ａ２がリフタ１８上のＬ／−ｋ　１７ａ、　１
７ｂに乗り、続いてり７タ１Ｂの下動により下降して基
準ブロック２４上に乗る。この時、基準ピン２８が基準
孔７に挿入され、フレーム２は横方向に位置決めされる
。

その後、第２のクランプユニット２５が作動し、七のク
ランプアーム２６によりてフレーム２が基準ブロック２
４上に押えられ、これによりて柔軟構造のフレーム２は
矯正される。次に１第２のクランプユニット３ｏが作動
し、治具駒３上のボデー部品Ｗを固定し、これにて溶接
準備は完了し、以降、ボデー部品Ｗに他の部品が供給さ
れ、図示を略す溶接機による溶接加工が行われる。そし
て溶接加工完了後、第２のクランプユニット３０と第１
のクランプユニット２５は、順次固定解除動作に入り、
続いてリフタ１Ｂが、その上のレール１７ａ、１７ｂ面
を可動治具ユニット１の走行用レールｓａ、５ｂｆｆｉ
Ｋ合せる位置まで上動し、この段階で、組立てられたボ
デー部品が他の搬送手段により糸外へと搬送される。一
方、これにタイミングを合せて次の可動治具ユニットが
同じく走行トラック８の走行により固定治具ユニット１
５内に搬入される０しかしてこのような治具によれば、車盤変更に対しては
、フレーム２上の治具駒３ｔ−交換するのみで対処でき
ることとなり、治具改造の作業性は著しく向上するよう
になる０また固定治具ユニット１５内の基準ブロック２
４に対して、第１のクランプユニット２５によｐフレー
ム２を強固に固定できるので、該フレーム２の可及的１
ｉｕｔ、柔軟構造化を図ることができるようになり、可
動治具ユニット１の搬送が容易となる。

さらに、前進動作のみで可動治具ユニット１の搬送を行
えるところから、トランスファ装置のごとき複雑な装置
が不要となって、その分設備コストの低減、搬送サイク
ルの削減を達成できるようになる。

なお、上記実施例において、リフタ１８をラック・ピニ
オン機構を用いて上下動できるようにしたが、これに代
え、例えばカム機構等の他の手段を用いることができる
。またこのリフタ１８の駆動手段として、シリンダ２５
．リンク２１、バー２２等を組合せたものを用いたが、
これを、例えばモータとギヤ機構とを組合せたものに代
えることができることはもちろんである。

また、上記実施例において、ボデー部品としてサイドメ
ンバーを対象にした例を示したが、この他に、アンダー
ボデー、ルーフ、カウル、アッパバック等を対象にし得
ることはもちろんである。

（発明の効果）以上、詳細に説明したように、本発明は、治具を共用部
分と極く狭い範囲の専用部分とに分割したので、専用部
分の交換のみで卓型変更に対処し得るようになり、治具
改造の作業性が著しく向上する効果が得られた。また治
具を可動部分と固定部分とに分割し、固定部分に可動部
分を位置決め固定する手段を持たせたので、可動部分を
可及的に軽量・柔軟構造とすることが可能になって、そ
の搬送性が向上する効果が得られた。

【図面の簡単な説明】第１図ないし第６図は、本発明にか＼る自動車ボデー組
立用治具およびその使用態様を示したもので、第１図は
可動治具ユニットの平面図、第２図は同じく側面図、第
３図はその搬送部を一部断面として示す正面図、第４図
は固定治具ユニットの構造並びに可動治具ユニットとの
関係を示す正面図、第５図は同じく側面図、第６図は同
じく平面図である。１・・・可動治具ユニット　　２・・・フレーム３・・
・治具駒　　　　　７・・・基準孔１５・・・固定治具
ユニット　　１８・・・す７り２４・・・基準ブロック２５・・・第１のクランプユニット２８・・・基準ピン３０・・・第２のクランプユニット特許出願人　　トヨタ自動車株式会社代理人　弁理士　萼　優　美　（ほか１名）３　ミ台具
烏ワ第　２Ｃ２１第３　図１５・国定−３具コニ・・庫１８−リフタ２１３−ｘ単ピン３０７２のクフンアユニット

Claims

【特許請求の範囲】

（１）統一形状のフレーム上にボデー部品に専用の治具
駒を脱着自在に設けた可動治具ユニットと前記可動治具
ユニットを位置決め固定する固定治具ユニットとから成
り、前記固定治具ユニットは、前記フレームを支持する
昇降可能なリフタと、前記リフタの昇降範囲に設けられ
前記フレームに挿入してその横方向の位置決めをする基
準ピンおよび前記フレームの下降端を位置決めする基準
ブロックと、前記基準ブロックに対し前記フレームを固
定する第１のクランプユニットと、前記治具駒に搭載さ
れたボデー部品を固定する第２のクランプユニットとを
具備することを特徴とする自動車ボデー組立用治具。