JPS62179802A - 二相ステンレス厚鋼板の製造方法 - Google Patents

二相ステンレス厚鋼板の製造方法

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JPS62179802A
JPS62179802A JP2063886A JP2063886A JPS62179802A JP S62179802 A JPS62179802 A JP S62179802A JP 2063886 A JP2063886 A JP 2063886A JP 2063886 A JP2063886 A JP 2063886A JP S62179802 A JPS62179802 A JP S62179802A
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JP
Japan
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stainless steel
rolling
less
phase stainless
duplex stainless
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Pending
Application number
JP2063886A
Other languages
English (en)
Inventor
Akio Yamamoto
昭夫 山本
Yoji Yamaguchi
山口 洋治
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Steel Corp
Original Assignee
Sumitomo Metal Industries Ltd
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Filing date
Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 この発明は二相ステンレス鋼の連続鋳造鋳片より厚鋼板
を製造する方法に係り、特にヘゲ疵、耳割れ等の表面疵
のない高品質の二相ステンレス厚鋼板を低コストで製造
する方法に関する。
従来技術とその問題点 従来の二相ステンレス厚鋼板(厚さ6.0〜50.On
)の製造方法としては、連続鋳造鋳片を一度冷片とし鋳
片表面をグラインダー、プレーナー等により表面手入し
た後、厚板圧延機で熱間圧延する方法が一般的である。
しかるに、二相ステンレス鋼の場合は、フェライト量が
30〜60%と含有比ため、圧延時にフェライトとオー
ステナイトの延性および変形能の差により表面割れや耳
割れが生じ昌い。
下記表は従来の二相ステンレス厚鋼板の表面疵上記表か
ら明らかなごとく、従来の二相ステンレス厚鋼板はヘゲ
疵、耳割れが多く発生する。耳割れの場合は、所定の板
幅がとれないため圧延時に必要以との幅出し圧延をする
必要があり、歩留りが大幅に低ドする。またヘゲ疵は非
常に歳小であり圧延ままの状JJIで目視判別すること
が困燻なため、酸洗またはベルトグラインダー等により
黒皮を除去する必要があるのみならず、その後の表面手
入れにも多くの手間と時間を要し手入れコストが高くつ
く。
発明の目的 この発明は従来の前記問題を解決するためになされたも
のであり、ヘゲ疵、耳割れ等の表面疵のない高品質の二
相ステンレス厚鋼板を低コストで!ll!遺し得る方法
を提案することを目的とするものである。
発明の構成 この発明に係る二相ステンレス厚鋼板の製造方法は、C
0,03%以下、Si 1.0%以下、Mn 2.0%
以1’%P0.030%以下、S0.015%以下、C
r 18.0〜26.0%、Ni4.0〜8.0%、M
o 2.5〜5.5%、N0. o s o o〜0.
3000%を含む二相ステンレス鋼、または前記と同じ
成分にCu 1.0%以下、W0.20〜0.50%を
加えた二相ステンレス鋼を、少なくとも3回以上の加熱
、圧延を繰返し、かつ1パス当りの圧f量を10fl以
下とし、仕上温度を850℃以上に制御することを特徴
とするものである。
この発明において、対象鋼の成分を限定したのは以下に
示す理由による。
Cは0.03%を超えるとCrの炭化物が析出し粒界腐
食の原因となるため、0.03%以下とした。
Siは1.0%を超えると靭性が劣化するのみならず、
フェライト領域を拡大しσ相の生成を促進するためクリ
ープ強度低下、σ相脆化の原因となる。
このため1.0%以下に限定した。
Mnは2.0%を超えると靭性が劣化するのみならず、
アノード溶解を促進し耐食性を劣化させるため、2.0
%以下とした。
Pは0.030%を超えると靭性を劣化させるのみなら
ず、粒界腐食の原因となるため0.030%以下とした
C「は1耐食性、1#酸化性を付与するのに18.0%
以上必要であるが、26.0%を超えるとフェライトの
生成が顕著となりNiを多量lc加えなければ二相ステ
ンレスとならず経済上好ましくない。このため18.0
〜26.0%に限定した。        −N1はオ
ーステナイトを形成するためには4.0%以上必要であ
るが、8.0%を超えるとオーステナイト喰が増えすぎ
、かつ不経済となるため4.0〜8.0%に限定した。
Moは炭化物を形成し強度を高めるためには2.5%以
上必要であるが、5.5%を超えると効果が飽和し不経
済となる。このため2.5〜5.5%に限定した。
NはC(、N6と反応して窒化物を形成し強度を上昇さ
せるため0. o s o o%以上必要であるが、0
.3000%を超えると応力腐食割れを起こし易くなる
ため、0.o s o o〜0.3000%に限定した
Cuはオーステナイトを形成する元素として添加するも
のであるが、1.6%を超えると高温で粒界脆化の原因
となるため1.0%以下とした。
Wは炭化物を形成し強度を上昇させるため添加するもの
であるが、0.20%未満では効果が少なく、0.50
%を超えると効果が飽和し不経済上なる。このため0.
20〜0.50%に限定した。
この発明は、上記成分の二相ステンレス鋼の連続鋳造ス
ラブを少なくとも3回以上の加熱、圧延を繰返し、かつ
1パス当りの圧下量をl Q myt以下の軽圧fで圧
延し、さらに仕上温度を850”C以上の高温仕上げと
することを特徴とする。
すなわちこの発明は、少なくとも3回以上の加熱、圧延
を繰返すことにより鋳片の柱状晶組織を微細な圧延組織
とし高温変形能を改善するとともに、加熱−圧延を繰返
すことによりC,化合物、M□化合物等の不純生成物の
拡散を促進し、表層部のフェライト比率を減少させ、さ
らに101m/パス以下の軽圧下により低圧延歪域で8
50℃以上の高温域で圧延する方法である。
ここで、加熱−圧延を少なくとも3回以上繰返すことと
したのは、以下に示す理由による。
第1図は連続鋳造スラブにおける涛込み後および、1回
加熱で20011厚から150絹厚まで圧延した状ルの
表層部に3けるフェライト量の分布を示す。また同じ材
料の高温引張試験結果を第2図に示す、、第1図および
第2図より明らかなごとく、加熱により表層部のフェラ
イト量が減少し、1000℃近傍の通常圧延温度域では
1回加熱で圧下した材料の高/M延性が改善されている
。しかし、1回の加熱−圧延では表層部のフェライト量
を減少さセる乙みはできても、圧延の進行に伴ない表層
部のフェライト減少領域は消滅し、ヘゲ疵や耳割れが発
生する。この改善策として、加熱−圧延を繰返す方法を
こうじたのである。すなわち、加熱−圧延を繰返すこと
により鋳込み時の柱状組織が減少し、拡散効果が増加す
るため、フェライト減少領域も内部深さが拡大し、高延
性領域の圧延となる。その結果、ヘゲ疵、耳割れが防止
されるが、その効果を十分に得るためには少なくとも3
回以上加熱−圧延を繰返す必要がある。
また、1パス当りの圧下量を101ff以下としたのは
、低歪圧延域とするためであり、かつ仕上温度850℃
以上を確保するためである。なお、1パス当りの圧下量
が10flを超えると前記表からも明らかなごとく表面
疵が多く発生する。
また、仕上温度t−850℃以上としたのは、第2図に
示すとおり温度が低下すると高温延性が悪化するため可
及的に高温域で圧延する方が耳割れ、ヘゲ疵の発生が減
少するためである。また、二相ステンレスの特徴として
900〜700℃にσ相が発生し、極端に延性が低下す
る領域があるため、850℃以上に制御すればσ相の発
生する時間内に圧延を終了できるためである。
実施例1 第1表に示す成分を有する二相ステンレス鋼の連続鋳造
スラブ(寸法200t)t−いったん冷却し表面手入れ
した後、厚板圧延機で加熱−圧延を3回繰返し厚さ8f
lの厚鋼板を得た。その得られた二相ステンレス厚鋼板
の仕上温度、最大圧下mmk/パス、表面疵を、加熱−
圧延回数が1回(従来例)と2回(比較例)の場合と比
較して第2表に示す。
第2表から明らかなごとく、本発明法では耳割れが1菫
かに発生した程度で、ヘゲ疵皆無の厚鋼板が得られた。
第   1   表  (形) (以下余白) 第   2   表 実施例2 第3表に示す成分を有する二相ステンレス鋼の連続鋳造
スラブ(寸法200t )を表面手入れ後、厚板圧延機
で加熱−圧延を0回繰返し厚さ8朋の  。
厚鋼板を得た。その得られた二相ステンレス厚鋼板の仕
上温度、最大圧下績/パス、表面疵を、加熱−圧延回数
が1回(従来)と2回(比較例)の場合と比較して第4
表に示す。
第4表から明らかなごとく、本実施例においても表面疵
かは七んど皆無の厚鋼板が得られた。
第   3   表  (%) 第   4   表 発明の詳細 な説明したごとく、この発明方法は二相ステンレス鋼を
少なくとも3回以上加熱−圧延を繰返すことにより、柱
状組織を圧延組織とし表層部の不純化合物を拡散するの
で、表層部の高温変形能を改善することができる上、8
50℃以上の高温で10 MM/14ス以下の低歪圧延
域で圧延するのでヘゲ疵、耳割れのない高品質の二相ス
テンレス厚鋼板を裳造することができる。従って、この
発明方法によれば、圧延時に必要以上の幅出し圧延をす
る必要がなくなり歩留り向上がはかられるのみならず、
酸洗またはベルトグラインダー等により黒皮を除去する
必要がなく手入れコストを大幅に低減できる効果を奏す
る。
【図面の簡単な説明】
第10は二相ステンレス鋼の連続鋳造スラブにおける鋳
込み後鋳片および、1回の加熱で圧延した状態の表層部
におけるフェライト量の分布を示す図、第2図は同じく
高温引張試@結果を示す図である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 C0.03%以下、Si1.0%以下、Mn2.0
    %以下、P0.030%以下、S0.015%以下、C
    r18.0〜26.0%、Ni4.0〜8.0%、Mo
    2.5〜5.5%、N0.0800〜0.3000%を
    含む二相ステンレス鋼を、少なくとも3回以上の加熱、
    圧延を繰返し、かつ1パス当りの圧下量を10mm以下
    とし、仕上温度を850℃以上に制御することを特徴と
    する二相ステンレス厚鋼板の製造方法。 2 C0.03%以下、Si1.0%以下、Mn2.0
    %以下、P0.030%以下、S0.015%以下、C
    r18.0〜26.0%、Ni4.0〜8.0%、Mo
    2.5〜5.5%、N0.0800〜0.3000%、
    Cu1.0%以下、W0.20〜0.50%を含む二相
    ステンレス鋼を、少なくとも3回以上の加熱、圧延を繰
    返し、かつ1パス当りの圧下量を10mm以下とし、仕
    上温度を850℃以上に制御することを特徴とする二相
    ステンレス厚鋼板の製造方法。
JP2063886A 1986-01-31 1986-01-31 二相ステンレス厚鋼板の製造方法 Pending JPS62179802A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02111845A (ja) * 1988-10-21 1990-04-24 Agency Of Ind Science & Technol 高耐食性高強度オーステナイト・フェライト二相ステンレス鋼

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02111845A (ja) * 1988-10-21 1990-04-24 Agency Of Ind Science & Technol 高耐食性高強度オーステナイト・フェライト二相ステンレス鋼

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