JPS62179098A - 車種判別装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、有料道路における料金収受処理等のように車
種判別を要するシステムに適用される車種判別装置の改
良に関する。

〔従来の技術〕

一般に、有料通路では同一区間を通行しても車種（例え
ば普通車、大型車）により通行料金が異なる料金体系を
とっていることが多い。このような有料道路においては
、料金所等に車種判別装置が設置されており、この装置
からの出力と通行券に記録されている車両情報とに基い
て通行料金の算出が行なわれている。

従来の車種判別装置は、車線上に埋設された踏板と、こ
の踏板の両側に対峙して設置された光電センサからなる
車両検知器とから構成され、車両検知器により車両の進
入を検知し、踏板によって輪距および軸数を測定して車
種判別を行なっていた。

〔発明が解決しようとする問題点〕

第５図は普通車（曲線Ａ）と大型車（曲線Ｂ）とに使用
される車輪の軸距Ｔの分布を示す図である。同図に示す
ように、普通車の輪距Ｔと大型車の輪距Ｔとは範囲Ｘに
おいて重複している。このため、従来の車種判別装置は
輪距と軸数とに基いて車種判別しているので、車種判別
の判断基準となる軸距基準ＩＴｘを境界として図中破線
で示す領１４Ｈに存在する車両に対しては車種を誤判別
する可能性が高かった。具体的には、大型車に分類され
ている８Ｎ載量５トンのトラックのうち低床式トラック
お、よび陸送車の輪距１−は判断基準１ｌｉｌＴ×より
も小さくなっており、このため普通車として誤判別され
易く、他方、普通車に分類されている積［ｍ４．５トン
のトラックであっても輪距Ｔが判断基準ＩＴｘよりも大
きい場合があり、これは大型車として誤判別され易い。

これに対し、車体の前面および後面に取付けられるナン
バープレートは、大型車と普通車とではその大きさが異
なる。第６図（ａ）は大型車のナンバープレート、同図
（ｂ）は普通車のナンバープレートを示しており、これ
らは４：３の相似関係を有している。

そこで本発明は、ナンバープレートのサイズ情報に基い
て車種判別することができ、より高精度に車種判別可能
な車種判別装置を提供することを目的とする。

〔問題点を解決するための手段〕 本発明は、上記問題点を解決し目的を達成するために、
次のような手段を講じたことを特徴としている。すなわ
ち、車両の進入を車両検知器により検知し、この検知さ
れた車両の軸数および軸距を踏板により検出すると共に
、前記車両のナンバープレートを含む画像をｆｉ像装置
により（至）影し、このｍ影された画像に基いて画像処
理手段により前記ナンバープレートの大きさを検出し、
これら画像処理手段および踏板の検出出力に基いて車種
を判別するようにしたことを特徴としている。

〔作用〕

このような手段を講じたことにより、軸距および軸数で
は車種判別可能な車両であっても、車種によって異なる
ナンバープレートサイズに基いて車種判別がなされる。

〔実施例〕

第１図は本発明の一実施例の外観構成を示す模式図であ
る。同図において１は本発明の車種判別装置が設置され
る車線であって、車両２は図中太矢印方向に走行する。

この車線１には幅方向に踏板３が埋設されており、この
踏板３の両側には一対の光電センサからなる車両検知器
４が対峙して設置されている。また、踏板３よりも後方
の車線近傍には工業用テレビカメラ（以下ＩＴＶカメラ
と略称する）５が設置されており、車両２の前面に取付
けられているナンバープレートを含む画像を撮影するも
のとなっている。この穎彰画像は画像処理装置６に与え
られ、所定の画像処理が施されたのち車種判別制御装＠
７に出力される。

第２図は本装置の機能構成を示すブロック図である。車
両検知器４は縦に複数の光電管を配列し投・受光するこ
とにより車線１上に光膜を形成し、車両２がこの光膜を
しゃ断することにより車両２の進入を検知しており、車
両検知信号Ｓ１はＩＴＶカメラ５および車種判別制御装
Ｍ７に出力される。ＩＴＶカメラ５は上記車両検知信号
Ｓ１の立上がりに同期して車両１の前面部を撮影してお
り、その画像はアナログ信号Ｓ２として画像処理５ｉｉ
ｖｉｉ６に出力される。画像処理装置６は、Ａ／Ｄ変換
器６１．フレームメモリ６２１画像処理回路６３から構
成され、ＩＴＶカメラ５により撮像された車両前面部の
画像からナンバープレートの大きさを測定し、大・小判
定結果を出力する。すなわち、ＩＴＶカメラ５から出力
されたアナログ信号Ｓ２は同軸ケーブル等を通ってＡ／
Ｄ変換器６１に入力され、ここでディジタル値に変換さ
れた後、フレームメモリ６２に記憶される。フレームメ
モリ６２は、ディジタル値となった１画像（１フレーム
）を記憶するメモリ回路であって、このフレームメモリ
６２上の画像データのうちナンバープレート部分が画像
処理手段６３により抽出される。

画像処理装置１ｆ６３は抽出した画像データに基いてナ
ンバープレートの大きさを測定し、プレートサイズデー
タＤ３として車種判別制御装置７に出力する。

一方、踏板３は第３図（ａ）に示す如（複数の平型接点
３１と抵抗型接点３２とから構成されており、車輪の踏
圧によって生じる電圧信号Ｓ３によって車両２の軸数お
よび軸距が検出される。すなわち、平型接点３１は、第
３図（、ｂ）に示すように平板状の上部接点３３と下部
接点３４とからなり、これら上部接点３３および下部接
点３４はステンレス等の材質で形成され、車両２が通過
することにより弾性変形を生じて接触するので、これに
より軸数が測定される。また、抵抗型接点３２は、同図
（Ｃ）に示すように平板状の上部接点３５とこの下側に
所定の間隔で水平に配列された下部接点３６とからなり
、隣接する下部接点間には抵抗３７が接続されている。

そして、上記両接点３５．３６はステンレス等の材質で
形成され、車両通過により上部接点３５が弾性変形を生
じて下部接点３６の一部に接触すると、その接触箇所が
短絡状態となるので、両接点３５．３６間の電位差によ
り車輪の踏圧位置が計測される。第３図（ａ）に示す如
く抵抗型接点３２は踏板３の両端近傍に設けられている
ので、両抵抗型接点３２の電位差により輪距が測定され
る。

車種判別装置７においては、踏板３から与えられる電圧
信号Ｓ３に基いて軸数データＤ１および軸距データＤ２
を得、また画像処理回路６３がら与えられるプレートサ
イズデータＤ３に基いてプレートの大小判定を行なう。

これらの情報を総合して！１ｉｆｅ判別を行ない、判別
結果を例えば通行料金算出装置（不図示）等へ出力する
ものとなっている。

次に、本実施例の動作について説明する。車両２が車線
１を走行し、車両検知器４の位置に到達すると、車体先
端部が光膜をしゃ断した時点で、車両検知器４により車
両進入が検知される。そうすると、車両検知信号Ｓ１が
ＩＴＶカメラ５および車種判別制御装置７に出力され、
これらは起動する。すなわち、ＩＴＶカメラ５は、車両
検知信号Ｓ１の立上がりに応じてナンバープレートを含
む車両前面部を撮影し、この画像信号をアナログ信＠Ｓ
２としてＡ／Ｄ２換器６１に送出する。そうすると、上
記アナログ信号Ｓ２はディジタル値に変換され、ディジ
タル画像１画面分がフレームメモリ６２に記憶されろ。

牛だ、このフレームメモリ６２にディジタル画像が記憶
された時点で画像処理回路６３が起動し、両峰処理によ
ってナンバープレート部分が抽出され、さらに、ナンバ
ープレートの大きさが測定されてプレートサイズデータ
Ｄ３として車種判別制ｍ４！置７に送出される。

一方、車種判別制ｍ装置２７は、上記車両検知信号Ｓ１
が立上がっている期間内に踏板３より与えられる電圧信
号Ｓ３に基いて軸数データＤ１および軸距データＤ２を
得る。そして、これら軸数データＤ１および軸距データ
Ｄ２と前記プレートサイズデータＤ３とにより、第４図
に示す流れ図にしたがって車種を判別する。先ずステッ
プ１８王として軸数データＤ１を得、２軸車であるか否
かの判定を行なう。ここで、２軸車でなければ、１軸車
は存在しないので該車両は３軸以上の大型車と判定され
る。一方、２軸車の場合はステップＳＴ２として軸距デ
ータＤ２を得、前記第５図に示す輪距分布にしたがって
車種判別を行なう。すなわら、重複範囲Ｘよりも小さい
場合には普通車と判定し、大ぎい場合には大型車と判定
する。これに対し、重複絶間Ｘ内の車両についてはステ
ップＳＴ３としてプレートサイズデータＤ３の大小判定
を行ない、プレー１〜サイズが大きければ大型車と判別
し、小さければ普通車と判別する。

このように、本実施例によれば、従来車種判別が困難で
あった軸距重複範囲内の車両に対しては車種によって異
なるナンバープレートサイズにしたがって判別している
。したがって、車種判別精度の向上をはかり得、例えば
有料道路における料金収受システムに適用した場合、誤
った料金を算出するおそれが少なくなるので、多大な効
果を秦し得る。

なお、本発明は前記実施例に限定されるものではない。

例えば、前記実施例では大型車と普通車とを判別する場
合を例示したが、他の車種に対する判別も可能である。

また、前記実施例では暗像装置としてＩＴＶカメラ５を
利用した場合を示したが、これ以外の■像装置を適用で
きるのは言うまでもない。また、本発明は有料通路にお
ける料金収受システムに限らず、車種判別が必要な他の
システムに適用できるのは勿論である。

〔発明の効果〕

以上詳述したように、本発明によれば、車両の進入を車
両検知器により検知し、この検知された車両の軸数およ
び軸距を踏板により検出すると共に、前記車両のナンバ
ープレートを含む画像を搬像装置により穎影し、この愁
影された画像に基いて画像処理手段により前記ナンバー
プレートの大きさを検出し、これら画像処理手段および
踏板の検出出力に基いて車種を判別するようにしたので
、ナンバーブレーＩ・のサイズ情報に基いて車種判別す
ることができ、より高精度に車種判別可能な車種判別装
置を提供できる。

【図面の簡単な説明】

第１図ないし第４図は本発明の一実施例を示す図であっ
て、第１図は外観構成図、第２図は機能構成図、第３図
（ａ）〜（Ｃ）は踏板の構造図、第４因は車種判別制御
装置における動作説明用流れ図、第５図および第６図は
従来例を説明するための図であって、第５図は普通車と
大型車との輪距分布図、第６図（ａ）（ｂ）は普通車と
大型車とのプレートサイズ比較図である。 ２・・・車両、３・・・踏板、４・・・車両検知器、５
・・・ＩＴＶカメラ、６・・・画（東処理装置、７・・
・車種判別制御装置、６１・・・Ａ／Ｄ変換器、６２・
・・フレームメモリ、６３・・・画像処理手段。 出願人復代理人　弁理士　鈴江武彦 第１図 第４図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 車両の進入を検知する車両検知器と、この車両検知器に
   より検知された車両の軸数および輪距を検出する踏板と
   、前記車両のナンバープレートを含む画像を撮影する撮
   像装置と、この撮像装置により撮影された画像に基いて
   前記ナンバープレートの大きさを検出する画像処理手段
   とを具備し、これら画像処理手段および踏板の検出出力
   に基いて車種を判別するようにしたことを特徴とする車
   種判別装置。