JPS6217855Y2 - - Google Patents

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JPS6217855Y2
JPS6217855Y2 JP1981166720U JP16672081U JPS6217855Y2 JP S6217855 Y2 JPS6217855 Y2 JP S6217855Y2 JP 1981166720 U JP1981166720 U JP 1981166720U JP 16672081 U JP16672081 U JP 16672081U JP S6217855 Y2 JPS6217855 Y2 JP S6217855Y2
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shift
shift lever
button
switch
lever
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  • Arrangement Or Mounting Of Control Devices For Change-Speed Gearing (AREA)
  • Control Of Transmission Device (AREA)
  • Switch Cases, Indication, And Locking (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、自動車の自動変速機の変速レンジを
選択するシフトレバーに関する。
[従来の技術] 自動車の自動変速機の変速レンジは、通常パー
キングP、後進R、ニユートラルN、ドライブ
D、ロウLのレンジが設定され、シフトレバーは
上記の順序で各変速レンジを選択するように自動
車の進行方向の前後に摺動するよう操作せしめら
れる。そして自動変速機の油圧制御装置内のマニ
ユアルバルブは、自動車が停止中であつても走行
中であつても、簡単に任意の変速レンジに切り換
えることができるようになつている。このためシ
フトレバーをドライブDレンジに入れて走行して
いる間に、誤つてシフトレバーに触れてシフトレ
バーが動き、マニアルバルブを後進Rレンジにシ
フトするようなことがあると自動変速機の耐久性
に悪影響を与えるため、シフトレバーがニユート
ラルNの位置から後進Rレンジの位置に操作する
には、シフトレバーを前後に押す力のみでは動か
ないように機械的に制止されており、シフトレバ
ーの上端部に左右方向に突出するように固定され
ている操作レバーの突出部より運転席側に形成さ
れた開口部に設けられているシフトボタンをバネ
力に抗して押し、該シフトボタンにカム等の連係
機構を介して連係せしめられているシフトロツド
をシフトレバー管内で摺動せしめ、前記機械的な
制止を解除することにより、はじめて後進Rレン
ジにシフトレバーを操作可能とされている。
[解決すべき問題点] 近年高速自動車道が整備されて高速走行が可能
となつたこと、および石油資源節約の見地から内
燃機関の低い回転速度での走行が望まれ、変速比
1以下のオーバドライブ比を達成するオーバドラ
イブ装置が自動変速機に配設されるようになつ
た。そしてトライブDレンジからオーバドライブ
ODレンジへのシフトは、マニユアルバルブによ
る切り換えによらずに、油圧制御装置内に設けた
ソレノイド弁の励磁および非励磁により切り替え
を行うようになり、シフトレバーのほかにオーバ
ドライブODレンジにアツプシフトまたは該レン
ジからダウンシフトするためのオーバドライブ機
構制御用の電気回路のスイツチが必要となつた。
オーバドライブ機構制御用の電気回路のスイツ
チは自動変速機の油圧制御装置におけるマニユア
ルバルブとは独立したスイツチであり、従つてマ
ニユアルバルブ操作用のシフトレバーとも独立し
たものであるから、ダツシユボードパネルやステ
アリングコラム等自動車の運転者席の周囲の任意
の場所に設置することが可能ではあるが、自動変
速機の変速レンジのシフト制御のものであるた
め、シフトレバーに関連した位置に設けられるこ
とが望ましい。また、自動の運転操作の面からみ
れば、ハンドル操作とシフトレバーによる変速操
作を反覆して行う必要のある場合には、少くとも
片手はステアリングハンドルから離すことが不可
能であるため、ホーンスイツチ、ワイパスイツチ
あるいはライトの切り換えスイツチ等は、シフト
レバーを操作する方の片手で操作できる位置にあ
ることが望ましい。
[問題を解決すべき手段] 本考案は、前記オーバドライブ機構制御用の電
気回路等のスイツチのように自動変速機のシフト
レバーおよびその操作に関連して、シフトレバー
に極く近接して設けられることが望ましいプツシ
ユボタンスイツチを、シフトレバーの操作ノブに
配設して、運転者がシフトレバーの操作に関連し
て該プツシユボタンを容易に操作できるようにし
た自動変速機のシフトレバーを提供することを目
的とするのである。
自動変速機のシフトレバーには、前述したよう
に、マニユアルバルブが運転者の意に反してドラ
イブDレンジ等前進速の変速レンジから後進Rレ
ンジの変速レンジに操作されないように、機械的
な制止手段が設けられている。
この制止手段の代表的なものとして、管状のシ
フトレバーの上端部に該シフトレバーの左右方向
に突出するように操作ノブをシフトレバーに交叉
せしめて固定し、該操作ノブの左右の端部の何れ
か一方、右ハンドルの自動車であれば右側の運転
席に近い方、に開口部を形成して該開口部に臨ま
せ、前記シフトボタンが前記開口部より突出する
方向に操作ノブの内部に配設したバネの弾力を作
用せしめめるとともに、前記管状のシフトレバー
の内部に該シフトレバーの長さ方向に摺動自在に
シフトロツドを設け、該シフトロツドの上端部に
設けたカムを前記シフトボタンに係合させて両者
を連係せしめ、該シフトボタンをバネの弾力に抗
して押圧したときシフトボタンとカムとの係合連
係により前記シフトロツドをシフトレバーの長さ
方向に摺動させて前記機械的制止を解除せしめる
ように構成している。
本考案は、これら相互に連係せしめたシフトボ
タンおよびシフトロツドを具えた自動変速機のシ
フトレバーにおいて、前記操作ノブの前記シフト
ボタンを臨ませる開口を備えた突出部に連設せし
めて、かつ前記シフトレバーに沿つてその長さ方
向下方に延在せしめてスイツチボツクスを形成
し、該スイツチボツクスの内腔部にプツシユボタ
ンスイツチを装着するとともに、前記スイツチボ
ツクスの前記シフトレバーの前後の操作方向に関
して後方側の位置にある壁に穴を形成し、前記プ
ツシユボタンスイツチのプツシユボタンをこの穴
からスイツチボツクスの外部に突出せしめて配置
し、これより運転者がシフトレバーの操作ノブを
握るように手を掛けた状態において、指、特に親
指を僅かに旋回させるのみで、前記シフトボタン
あるいはプツシユボタンの何れをも極めて容易に
操作できるようにしたものである。
[考案の作用] 本考案によれば、シフトレバーの先端部に固定
された操作ノブの内部に、シフトレバーのシフト
位置選択用のシフトボタンを前記シフトレバーの
長さ方向に交叉する方向に摺動自在に配設し、該
シフトレバーに連設され、かつ該シフトレバーに
沿つて該レバーの長さ方向下方に延在するスイツ
チボツクスを設けて、該スイツチボツクスには前
記シフトレバーの操作方向である前後方向に関し
て後方の位置にある壁に穴を形成し、前記スイツ
チボツクスの内腔部に配設したプツシユボタンス
イツチのプツシユボタンを前記穴より前記スイツ
チボツクスの外部に突出せしめたものであるか
ら、前記シフトボタンとプツシユボタンの操作方
向がほぼ直交し、その操作方向が操作ノブに関し
て異なる二平面上に存在することになる。従つて
運転者がシフトレバーの操作部を握つてシフトレ
バーを操作する際にシフトボタンを操作する指を
僅かに回動せしめることによつてシフトボタンを
押すことができ、かつ押す方向が異なるため誤つ
てシフトボタンとプツシユボタンを押し間違える
ことがない。
[実施例] 本考案の好適な実施例を添付図面について説明
する。
シフトレバーは、自動車用自動変速機において
周知のように、自動変速機のケーシングに垂直方
向に起立せしめられて、自動の進行方向に関し前
後方向に揺動自在に取付けられ、その下端部にお
いて油圧制御装置のマニユアルバルブに連係せし
められるものである。
該シフトレバーの本体1は断面が惰円形の金属
管で構成され、その上端部には合成樹脂製の操作
ノブ2が固定される。該操作ノブ2はシフトレバ
ー本体1に嵌着すべき管状の固定部24と該固定
部に直交するグリツプ部3とから、ほぼT字状に
形成され、該グリツプ部3の長さ方向を自動車の
進行方向に関し左右方向に配してシフトレバー本
体1の上端部に固定される。前記グリツプ部3に
は、一端を壁31で閉塞し、他端部に開口32を
形成した断面ほぼ矩形のボタン装置孔4が形成さ
れ、該ボタン装置孔4には、合成樹脂製でその断
面がほぼ矩形を呈し、実質的に杆状であるシフト
ボタン22を、該シフトボタン22の先端部が開
口32より外部に適宜長露出するように配し、か
つ前記壁31とシフトボタン22の後端部間に押
バネ23を介設してシフトボタン22を開口32
より突出する方向に弾発せしめる。
シフトレバー本体1の内腔部には、第3図に斜
面図で示す合成樹脂製のスペーサ12がその長手
方向に沿つて嵌装されている。該スペーサ12
は、シフトレバー本体の楕円形断面の内腔に密嵌
される断面形状を有し、その長さはシフトレバー
本体1の長さより短かく、一方の端が前記本体1
の下端に達するように嵌装固定される。該スペー
サ12にはその長さ方向に溝13(以下特に第1
の溝という)が刻設され、スペーサ12の壁部分
には、シフトレバー本体1の楕円形断面の長軸に
関し対称の位置に、細幅の挿通孔16が直線状に
スペーサ12の長手方向に貫通刻設され、前記第
1の溝13に連通している。第1の溝13の断面
はほぼ円形に形成される。
シフトレバー本体1の内腔部に嵌装固定された
スペーサ12の前記第1の溝13内には、金属製
のシフトロツド17がシフトレバー本体1の長さ
方向に挿置さる。該シフトロツド17の上端部に
は、平面状の傾斜カム面25を形成し、かつその
周面でグリツプ部3の固定部24の内腔に摺接す
る形状のカム部片18が固定され、またシフトロ
ツド17の下端部には外周面が前記第1の溝13
に摺接する形状の摺動子19が固定され、前記カ
ム部片18をグリツプ部3の固定部24に、摺動
子19がスペーサ12にそれぞれ摺接することに
より、シフトロツド17はシフトレバー本体1の
長さ方向に摺動自在とされる。前記スペーサ12
の上端面とカム部片18との間には、シフトロツ
ド17の周囲にコイルバネ21が介設され、該コ
イルバネの弾力によりカム部片18はシフトレバ
ー本体1の長さ方向に上方に向つて弾発され、グ
リツプ部3のボタン装置孔4内に押し込まれる。
前記シフトボタン22には傾斜カム面25に衝合
当接する直線状の縁辺26と傾斜カム面25と反
対側の周面に衝合当接する縁辺27とを有する窓
孔28が形成され、シフトボタン22をバネ23
の弾力に抗してボタン装置孔4の内部に押し込む
とき、シフトボタン22の一方の縁辺26がカム
部片18の傾斜カム面25に当接してシフトロツ
ド17をシフトレバー本体1の長さ方向の下方に
向つて摺動させ、シフトボタン22の押圧をやめ
たとき、バネ23の弾力によつてシフトボタン2
2の他方の縁辺27がカム部片18の外周面に当
接してシフトボタン22をその位置に止めるよう
に、カム部片18の傾斜カム面25の向きが定め
られる。
シフトレバー本体1の周面部には、スペーサ1
2に形成した挿通孔16と連通せしめて該孔16
と同一形状の挿通孔29が穿設され、シフトロツ
ド17の下端に固定した摺動子19にシフトレバ
ー本体1に関して垂直に固定した係合ピン20
を、前記挿通孔16,29を通してシフトレバー
本体1の外部に突出せしめる。該ピン20は、シ
フトレバー本体1の前後方向の揺動径路に沿つて
自動車の固定部に設けられたシフトカム(図示せ
ず)に係合せしめられるものであつて、シフトレ
バー本体1が自動変速機の特定のシフト位置、例
えばニユートラルNの位置にあるとき、前記ピン
20は上記シフトカムの制止用カム部に係合して
シフトレバー本体1の前方向への揺動を阻止して
おり、グリツプ部3のシフトボタン22をバネ2
3の弾力に抗して押圧したとき、シフトロツド1
7がシフトレバー本体1の長さ方向の下方に押し
下げられ、ピン20が上記シフトカムの制止用カ
ム部から外れてシフトレバー本体1の前方向への
揺動、例えばニユートラルN位置から後進R位置
への揺動を許容する。以上の構成は従来公知の自
動変速機のシフトレバーと同一の構成である。
本考案においては、シフトレバーの上端部にお
いて該シフトレバーの左右方向に突出するように
交叉せしめられる操作ノブの、前記シフトボタン
を臨ませた開口部を形成した側のグリツプ部3の
突出部に、一体的にスイツチボツクス5が形成さ
れる。第1図の実施例においては、操作ノブ2は
その管状の固定部24の中心から左右に分割して
成形された後、接合固着されるように設計され、
第1図においてグリツプ部3の左半分のバネ23
を内装すべき突出部33は壁31を形成した有底
のボタン装置孔4と固定部24の左半部とともに
一体に成形され、グリツプ部3の右半分はボタン
装置孔4を貫通形成した突出部34と固定部24
の右半分とにそれぞれ連接せしめて、スイツチボ
ツクス5を一体に成形し、両者を接着して操作ノ
ブ2を形成している。操作ノブ2のグリツプ部3
における開口部32は、グリツプ部3の運転席に
面した側の突出部に形成され、右ハンドル車にお
いてはグリツプ部3の右側の突出部に形成され
る。スイツチボツクス5はこの右側の突出部34
に形成され、かつ操作ノブ2の操作方向である前
後方向に関しては、前方、即ち自動車の進行方向
に面した壁を開放した一面解放の筐状に成形され
る。この開放された面には、後にカバー7が装着
される。
第2図に示す実施例においては、スイツチボツ
クス5は操作ノブ2とは別体に、かつ操作ノブ2
のグリツプ部3の突出部34および固定部24に
接する部分と、前記カバー7を装着すべき部分を
開放して成形され、操作ノブ2に接着連接される
例を示している。スイツチボツクス5は、上記実
施例のほかカバー7を装着すべき開口部を開放せ
しめて操作ノブ2のグリツプ部3および固定部2
4と一体に型成形して形成せしめてもよい。
スイツチボツクス5は、操作ノブ2の操作方向
である前後方向に関して後方に位置する壁51に
穴6を形成し、その内腔部8には前記カバー7を
装着すべき開口部よりプツシユボタンスイツチ9
を挿入配設して前記壁51に取付け、該スイツチ
9のスイツチ操作部であるプツシユボタン10を
前記壁51に形成した穴6よりスイツチボツクス
5の外部に突出せしめ、カバー7を前記開口部に
装着せしめる。
スイツチ9のリード線11は、スイツチボツク
ス5が連接されている操作ノブ2の連結部24お
よびシフトレバー本体1に形成した通孔に挿通さ
れてシフトレバー本体1内に延びる。前記スペー
サ12にはこのリード線11を挿通するための第
2の溝14が形成される。このため前記シフトロ
ツド17を挿通す第1の溝13は、スペーサ12
の横断面内においてシフトレバー本体1の楕円形
断面の長軸方向の一端に開口せしめて形成され、
前記第2の溝14は前記長軸方向の他端に開口せ
しめた矩形の溝に形成され、第1の溝13と第2
の溝14とはその間の隔壁部15により区画され
ている。そして前記リード線11は前記第2の溝
14内に配線され、シフトレバー本体1の下端部
より引き出されて、自動変速機の油圧制御装置の
オーバドライブ制御用電気回路(図示せず)に接
続される。
上記の構成よりなる自動変速機のシフトレバー
においては、自動変速機の変速レンジの選択のた
めのシフト操作は、運転者が操作ノブ2のグリツ
プ部3を握つてシフトレバー本体1を前方または
後方に揺動せしめることにより、このシフトレバ
ー本体1に連係せしめた自動変速機の油圧制御装
置のマニユアルバルブを、シフトレバー本体1の
揺動によつて制御するが、ニユートラルNレンジ
から後進Rレンジへのシフト操作を行う際には、
運転者はグリツプ部3より運転席側に突出してい
るシフトボタン22をグリツプ部3を握つている
手の親指で押圧し、シフトロツド17およびピン
20を押し下げてシフトカムの制止用カム部から
外してレンジ変更のシフト操作を行う。またドラ
イブDレンジにシフト操作をする際または操作後
にオーバドライブODレンジに自動変速機がシフ
ト可能の状態とするには、運転者はグリツプ部3
を握つている手の親指をスイツチボツクス5の後
方の壁51の面上に降ろし、プツシユボタン10
を押圧することによつてオーバドライブ制御回路
をオンとするスイツチ9の操作することができ
る。これにより自動変速機は第1速の変速比から
オーバドラブ比の変速比まで自動的にギヤシフト
をされる状態となる。また道路の傾斜度が変化し
てオーバドライブ比での運転を解除したいとき
は、操作ノブ2のスイツチ9のプツシユボタン1
0を再び押圧することによりオーバドライブOD
を解除することができる。
そして前記シフトレバーのレバー本体1の長さ
方向に関して垂直で、シフトレバーの制止機構を
解除するためのシフトボタン22の中心が移動す
る中心線を含む面Xおよびプツシユボタンスイツ
チ9のプツシユボタン10の中心線を含む面Yを
図示すると、第4図に示すようにシフトレバー本
体1の長さ方向に関してシフトボタン22とプツ
シユボタン10の位置の間隔だけ離れており、
夫々のボタンの押圧方向は矢印で示したように相
互にほぼ垂直の関係にある。そしてシフトボタン
22を押圧するに要する力に比してプツシユボタ
ン10を押圧する力は極めて小ですむから、シフ
トボタン22は操作ノブ2のグリツプ部3を握る
手の親指の関接の曲がる方向にグリツプ部3の長
さ方向に摺動自在に配設し、シフトボタン22の
先端部の位置とプツシユボタン10との間の間隔
を親指の回動可能の範囲内の長さとしておけば、
グリツプ部3を握る手を動かすことなく親指の回
動みでプツシユボタン10とシフトボタン22と
を選択的に押圧でき、かつ両ボタンの位置する位
置がシフトレバーの長さ方向において異なる位置
にあり、かつ押圧方向がほぼ90度異ることによつ
て誤つて目的のボタン以外のボタンを押すことは
ない。
さらにロウLレンジの最高速度段でオーバドラ
イブ装置を連動させることのできる自動変速機ま
たは1速1レンジ、2速2レンジの選択ができ、
かつ各速度段でオーバドライブ装置を連動させる
ことができる自動変速機にあつては、これら各シ
フト位置にシフトレバーを操作選択すると同時
に、プツシユボタンスイツチ9のプツシユボタン
10を押圧して、オーバドライブ装置用制御回路
のオン・オフ操作を行うことができる。
[考案の効果] 本考案は、管状のシフトレバーの頂部に該シフ
トレバーの左右方向に突出するように交叉せしめ
て固定した操作ノブに、該操作ノブの運転席に近
い側の端部に開口を形成してシフトボタンを臨ま
せ、該シフトボタンを操作ノブの内部に配設した
バネの弾力に抗して押圧することにより、前記シ
フトボタンに連係せしめたシフトロツドを前記シ
フトレバーの長さ方向に摺動せしめて、シフトレ
バーのシフト位置の制御を可能とした自動変速機
のシフトレバーであつて、運転者は操作ノブを握
つた手の親指によりシフトボタンを操作ノブの内
部に向つて押圧すことによりシフトレバーのシフ
ト位置の選択を行うことができるものである。
本考案は上記のシフトレバーにおいて、シフト
レバーの頂部に固定した操作ノブの前記シフトボ
タンを臨ませる開口を有する突出部に連接し、か
つ前記シフトレバーに沿つてその長さ方向下方に
延在するスイツチボツクスを形成し、該スイツチ
ボツクスの内腔部にプツシユボタンスイツチを装
着するとともに、該スイツチのプツシユボタンを
前記シフトレバーの前後の操作方向に関して後方
の位置にある前記スイツチボツクスの壁に形成し
た穴より該スイツチボツクス外に突出せしめて配
設したものであるから、前述したようにシフトレ
バーのシフト位置選択のためにシフトレバーの操
作ノブを握つた運転者は、その手を動かすことな
く、親指をシフトボタンの位置より後方の下方に
旋回させて回すことにより極めて容易にシフトレ
バーに配設したプツシユボタンスイツチのプツシ
ユボタンを押し、該スイツチを連結したオーバド
ライブ装置作動回路等の電気回路のオン・オフ作
動を行うことができる。
そして操作ノブにおけるシフトボタンの位置
は、シフトレバーの頂部の左右の突出部の長さ方
向であるから、操作ノブを握つた運転者の手の親
指の力を作用せしめ易い方向であり、これに対し
て押圧力をさほど必要としないプツシユボタンス
イツチの位置はシフトレバーの長さ方向に関して
操作ノブの頂部より僅かに下方にあるが、操作ノ
ブの左右の突出部のうちのプツシユボタンを臨ま
せる開口を形成した突起部に連設したスイツチボ
ツクスの内腔部に配設され、かつそのプツシユボ
タンはシフトレバーの操作方向である前後方向の
うち後方の位置にある壁の穴より突出せしめられ
ているから、前述のようにシフトボタンを操作す
る親指を下方に旋回させて操作できる位置にあ
り、かつ前記シフトボタンの押圧方向は操作ノブ
の左右方向であるのに対しプツシユボタンの押圧
方向は操作ノブの前後方向であるから、シフトボ
タンおよびプツシユボタンを押し間違えるおそれ
はない。
またプツシユボタンスイツチを収納するスイツ
チボツクスを自動変速機のシフトレバーの操作ノ
ブに連接して一体的に設けたから、該プツシユボ
タンスイツチをシフトレバーによるシフトに関連
して操作される電気回路のスイツチに利用すると
きは、シフトレバーの操作ノブが自動車の運転席
から操作し易い位置にあるため、シフトレバーの
操作時と同様に運転者が前方視界から眼を離すこ
となく操作ができるから、オーバドライブ装置制
御用スイツチとして適するとともに、運転者がハ
ンドル操作中にシフトレバー操作とほぼ同時に押
圧する必要のあるスイツチ、例えばホーンのスイ
ツチ、ワイパスイツチあるいはライト切換えスイ
ツチ等とすることもできる。さらに、従来のシフ
トレバーに対して、シフトロツドとの連係構成を
同一としたシフトボタンを備えた操作ノブを交換
装着して配線の工作をすることにより、従来のシ
フトレバーを本考案のシフトレバーに簡単に代え
ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例の断面図、第2図は
本考案の他の実施例における第1図A−A線部に
おける断面図、第3図は本考案に用いるスペーサ
の斜面図、第4図は本考案のシフトレバーの頂部
の斜面図をそれぞれ示すものである。なお図中次
の符号は次の部分を夫々示すものとする。 1……シフトレバー本体、2……操作ノブ、3
……グリツプ部、32……その開口部、33,3
4……その突出部、5……スイツチボツクス、6
……その穴、8……その内腔部、9……プツシユ
ボタンスイツチ、10……プツシユボタン、17
……シフトロツド、18……カム部材、22……
シフトボタン。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 管状のシフトレバーの頂部に該シフトレバー
    の左右方向に突出するように交叉せしめて操作
    ノブを固定し、該操作ノブの内部に該操作ノブ
    の長さ方向に摺動自在に配設したシフトボタン
    を、前記操作ノブの運転席に近い側の端部に形
    成した開口に臨ませ、前記シフトレバーの内部
    に該シフトレバーの長さ方向に摺動自在にシフ
    トロツドを配設するとともに、前記シフトボタ
    ンを前記操作ノブの内部に配設したバネの弾力
    に抗して押圧したとき前記シフトロツドをシフ
    トレバーに対して摺動するように連係せしめ
    て、シフトレバーのシフト位置の制御を可能と
    した自動変速機のシフトレバーにおいて、 前記シフトレバーの頂部に固定した操作ノブ
    の前記シフトボタンを臨ませる開口を形成した
    端部に連接し、かつ前記シフトレバーに沿つて
    その長さ方向下方に延在するスイツチボツクス
    を形成し、該スイツチボツクスの内腔部にプツ
    シユボタンスイツチを装着するとともに、該ス
    イツチのプツシユボタンを、前記シフトレバー
    の前後の操作方向に関して後方の位置にある前
    記スイツチボツクスの壁に形成した穴より該ス
    イツチボツクス外に突出せしめて配設したこと
    を特徴とする自動変速機のシフトレバー。 (2) 前記プツシユボタンスイツチは、自動変速機
    の油圧制御装置におけるオーバドライブ制御用
    電気回路のスイツチであることを特徴とする実
    用新案登録請求の範囲第1項に記載の自動変速
    機のシフトレバー。
JP16672081U 1981-11-09 1981-11-09 自動変速機のシフトレバ− Granted JPS5871825U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16672081U JPS5871825U (ja) 1981-11-09 1981-11-09 自動変速機のシフトレバ−

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16672081U JPS5871825U (ja) 1981-11-09 1981-11-09 自動変速機のシフトレバ−

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5871825U JPS5871825U (ja) 1983-05-16
JPS6217855Y2 true JPS6217855Y2 (ja) 1987-05-08

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