JPS621773Y2 - - Google Patents

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JPS621773Y2
JPS621773Y2 JP8309383U JP8309383U JPS621773Y2 JP S621773 Y2 JPS621773 Y2 JP S621773Y2 JP 8309383 U JP8309383 U JP 8309383U JP 8309383 U JP8309383 U JP 8309383U JP S621773 Y2 JPS621773 Y2 JP S621773Y2
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JP
Japan
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evaporator
water
outside air
case
air inlet
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JP8309383U
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JPS60222U (ja
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  • Removal Of Water From Condensation And Defrosting (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は車両用冷房装置に関するものである。
冷房装置においては、送風フアンにより室内空
気が蒸発器を通過する間に冷却され、その冷却に
より空気中の水分が凝縮分離して蒸発器に附着す
る。この蒸発器に附着した凝縮水の水滴が流通空
気流に乗つて室内に冷風に混じつて吹き出すこと
がないよう蒸発器をダクトを兼ねた蒸発器ケース
内に傾斜させて設置し、該傾斜により蒸発器に附
着した水滴が空気流通方向に対し下流側に流下し
易いようにすると共に、該ケースの蒸発器より下
流側の底面部に流下した水滴が溜まる水溜めを形
成し、該水溜めに溜つた凝縮水を該水溜めに設け
たドレーン孔より外部に排出するようにしている
のが普通である(例えば実公昭51−54360号公報
参照)。
バス用冷房装置としては、第1図及び第2図に
示すようにケース1内に蒸発器2を装着すると共
に該ケース1の空気出口1b部の外側に送風フア
ン3を設けたクーリングユニツトAを車体の床下
に取付け、送風フアン3の回転により吸込口1a
から車室内空気を吸い込み、該空気が蒸発器2内
を通過する間に冷却されて冷風となり図示しない
冷風吹出ダクトより車室内に吹き出すようにした
所謂床下搭載式冷房装置が一般に用いられている
が、このような床下搭載式冷房装置においても従
来は上記したようにケース1内に蒸発器2を下流
側に傾斜させて設置すると共に、ケース1の蒸発
器2より下流側の底面部に凝縮水がたまる水溜り
4及びドレーン孔5が設けられているのが普通で
ある。
又従来装置では蒸発器2より上流側即ち第1図
に示すようにケース1の蒸発器2より上流側の側
面又は第2図に示すようにケース1の吸込口1a
と車室内とを連通する吸込ダクト6の側面部等に
外気と連通する外気導入口7を設け、冷房時換気
が必要なときフアン8をまわすか或はシヤツタ9
を開き、車体外板10に設けたルーバ11より外
気導入口7を通つて外気をケース1内に導入し、
該外気が前記した車室内空気と混合して蒸発器2
を通過し冷風となつて車室内に吹き出すようにし
ている。
上記のような従来装置においては、蒸発器2よ
り下流側に水溜り4が設けられているので、該水
溜り4部には送風フアン3の大なる負圧が作用
し、水溜り4内にたまつた凝縮水はある程度の水
位となつてその水圧がフアン3の負圧に打勝つよ
うになつてはじめてドレーン孔5から排出される
ことになり、従つて凝縮水の水位は比較的高く、
そのすぐ下流側の送風フアン3に凝縮水の一部が
吸い込まれてフアン及びその後流側の部品を濡ら
し錆が発生し易くなると言う不具合がある。
又水溜りに凝縮水が少いときや無いときはドレ
ーン孔5から高温の外気が蒸発器2の下流側に吸
い込まれるので、吸出冷風の温度が上昇し冷房効
果の低下をまねくと言う不具合もある。
更に又外気導入口7をケース1又は吸込ダクト
6等の側面部に設け、該外気導入口7から蒸発器
2までの間は車室内空気と外気との双方が通るダ
クトとなるので、流通空気のダクトロスが大とな
るばかりか、車体外板に外気取入用のルーバを設
けなければならず、車体の美観上あまり好ましく
なく又コスト的にも不利である。
本考案は上記のような従来装置の諸問題をすべ
て解消することを目的とするものであり、以下本
考案を第3図の実施例を参照して説明する。
本考案では第3図に示すようにクーリングユニ
ツトAの蒸発器2を内装したケース1の底面を、
空気流通方向において蒸発器2より上流側が下流
側よりも低くなるように傾斜1′させ、蒸発器2
より上流側のケース1底面部に凝縮水がたまる水
溜り4を設け、該水溜り4の底面部に外気導入口
12を設けると共に、該外気導入口12を開閉制
御するバルブ13と該バルブ13を作動させるシ
リンダ装置等のアクチユエータ14を設けたもの
である。
尚上記バルブ13は閉位置においてわずかに外
気導入口12が開いている状態に保持されるよう
になつており、該わずかに開いた外気導入口12
より常時水溜り4内の凝縮水が外部に排出される
よう構成されている。
第3図において15は点検用開閉蓋、16は外
気導入口12部の下面に対向するよう設けられた
泥よけで、該泥よけ16により路面からの泥や石
がケース1内に入るのを防止している。
上記の構成を採る本考案では、蒸発器2の傾斜
及び空気流等により主として蒸発器2の下流側に
流下した凝縮水はケース1底面の傾斜1′により
蒸発器2より上流側に設けた水溜り4内に流下
し、バルブ13が閉位置にあるときは、ある程度
の水位までたまりその水圧が水溜り4部に作用す
る送風フアン3の吸入負圧にうち勝つようになる
と、バルブ13の閉位置においてわずかに開いて
いる外気導入口12より流出排出される。
この場合、送風フアン3による蒸発器2より上
流側の吸入負圧は蒸発器2の下流側の吸入負圧の
1/8〜1/10程度であるので、従来のように蒸発器
より下流側に水溜りを設けた場合に比し、本考案
による水溜り4にたまつた凝縮水の排出ははるか
に容易であり、水溜り4内の凝縮水の水位は従来
装置の場合よりはるかに低く、該水溜り4が送風
フアン3とかなり離れていることと相俟つて、該
凝縮水が送風フアン3に吸い込まれ該フアン3及
びその後流側部品を濡らしてしまうような従来の
不具合はほぼ完全に防止され、部品の耐久性の著
しい向上をはかり得る。
換気を必要とするときは運転席部からの操作に
よりアクチユエータ14を作動させてバルブ13
を第3図実線示のように開とする。
すると水溜り4にたまつていた凝縮水は外気導
入口12よりすべて流出すると同時に、該外気導
入口12より外気を吸い込み、ケース1の吸込口
1aより吸入した室内空気と該外気導入口12よ
り吸入した外気とは共に蒸発器2で冷却され且つ
混合されて車室内に吹き出す。
この場合、外気導入口12はケース1の底面部
に設けられており、該外気導入口12は蒸発器2
の直前の下部にあるので、吸入される室内空気と
の干渉はほとんどなく、従来装置のようなダクト
ロスは極めて少ない上に、車体外板に外気取入用
のルーバ等を設ける必要がなく、省エネルギー及
び加工費の低減、更には車体外観性の向上をもた
らすことができる。
以上のように本考案によれば、凝縮水がたまる
水溜りを蒸発器より上流側に設けると共に、該水
溜りの底面部に換気用の外気導入口を設け、該外
気導入口を水溜りにたまつた凝縮水のドレーン用
に兼用させただけの極めて簡単なる構成によつ
て、送風フアンによる凝縮水の吸い込みを防止し
各部品の耐久性の著しい向上をはかり得ると共
に、換気時のダクトロスの解消、コストの低減、
美感の向上等数多くの価値ある効果を奏し得るも
ので、実用的効果極めて大なるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は従来のクーリングユニツト
の構造例をそれぞれ示す断面図、第3図は本考案
の実施例を示す断面図である。 1……ケース、1a……室内空気吸込口、2…
…蒸発器、3……送風フアン、4……水溜り、1
2……外気導入口、13……バルブ、14……ア
クチユエータ。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 車両の床下に搭載されるクーリングユニツト
    において、蒸発器を内装したケースの底面を、
    蒸発器より上流側が下流側より低くなるよう傾
    斜させ、該ケースの蒸発器より上流側の底面部
    に凝縮水がたまる水溜りを設けると共に、該水
    溜り部にバルブにより開閉制御される室内換気
    用の外気導入口を設け、該外気導入口を水溜り
    内にたまつた凝縮水の排出口として兼用させた
    ことを特徴とする車両用冷房装置。 (2) 外気導入口は、バルブの閉位置においてわず
    かに開いた状態に保持され、そのわずかに開い
    たところから水溜り内の凝縮水が排出されるよ
    うになつていることを特徴とする実用新案登録
    請求の範囲第1項に記載の車両用冷房装置。
JP8309383U 1983-06-01 1983-06-01 車両用冷房装置 Granted JPS60222U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8309383U JPS60222U (ja) 1983-06-01 1983-06-01 車両用冷房装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8309383U JPS60222U (ja) 1983-06-01 1983-06-01 車両用冷房装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS60222U JPS60222U (ja) 1985-01-05
JPS621773Y2 true JPS621773Y2 (ja) 1987-01-16

Family

ID=30213052

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8309383U Granted JPS60222U (ja) 1983-06-01 1983-06-01 車両用冷房装置

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JPS60222U (ja) 1985-01-05

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