JPS62177309A - クランク軸の製造方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 この発明は主として内燃機関に使用されるクランク軸の
製造方法に関する。

従来の技術 従来内燃機関に使用されるクランク軸の多くは一体構造
となっているが、予め複数のセグメントに分割して製作
し、これらセグメントを浴接することにより一体化した
クランク軸も提唱さｎている。

上記従来の溶接構造を採用したクランク軸の多くは、ク
ランク軸のピン部分から分割し、かつ接合部に第４図に
示すような凹部ａ及びこの凹部ａに嵌合Ｔる凸部すを形
成Ｔるか、第５図に示Ｔように接合部にそれぞれ凹部ａ
を形成して、これら凹部ａの間忙ビンブツシュＣを嵌挿
して各セグメントのビンｄを突合せ接続した後溶接によ
り接合している。

発明力Ｓ解決しようとＴる問題点 しかし何れの接合方法も、接続部がすさまばめとなるこ
とから、仮組や各ピンｄの位相合せが難しく、このため
治具を用いて各セグメントを固定した後溶接しなければ
ならないことから仮組や位相合せに多くの手数を要して
作業能率が悪い欠点があった。

この発明は上記欠点を改善Ｔる目的でなされたものであ
る。

問題点を解決するための手段及び作用 クランク軸を予め複数のセグメントに分割して製作し、
かつこれらセグメントの接合部を突き合せてボルトで締
付は固定した後、突合せ部を溶接して各セグメントを一
体化Ｔることにより、治具などによる仮組及び位相合せ
を必要とせずに各セグメントの溶接接合を可能としたク
ランク軸の製造方法。

実施例 −この発明の一実施例を第１図ないし第３図に示す図面
を参照して詳述すると、因において１は例えば６気筒の
内燃機関（図示せず）に使用されるクランク軸で、予め
複数分割、例えばピン１ａ部分より６分割されて製造さ
れている。

そして６分割された各セグメント１ｂはピン１ｂ部分で
次のように溶接接合されている。

Ｔなわち各セグメントｆｂのビン１ａには、第２図に示
Ｔように中心部にボルト孔１ｃが穿設されている。一方
のセグメントｌｂのボルト孔ＩＣ５＃１０部は座グリが
施されていて、この座グリ１ｄ部分にボルト孔１ｃに挿
入したボルト２の頭部２ａが嵌合されると共忙、ボルト
２の先端側は他方の七グメン）１ｂのボルト孔１ｃ内に
形成されたねじ部１ｅに螺合されるようになっており、
上記ボルト２を締付けることにより、各ビン１ｂの接合
部を突合せた状態で各セグメント１ｂを仮組できるよう
になっている。

次に各セグメント１ｂを上記と同様な方法で接続したら
、各ビン１ａの位相修正をした後ボルト２を本締し、次
に各ビン１ａの接続部全周を電子ビーム溶接などで溶接
接合する。

このとき各ビン１ａを接続固定Ｔるボルト２が溶接の裏
当金として機能し、ビン１ａに一体に溶接されることか
ら、内燃機関に組込んで使用中に、ボルト２が抜は出Ｔ
虞れもなくなる。

上記寸法により全ビン１ａの溶接が完了したら、クラン
クビンミラーなどの工作機械を使用してピン１ａ全周を
切削し、所定の寸法に仕上げるものである。

なお上記実施例ではクランク軸１を６分割した場合につ
いて説明したが、４分割や３分割、２分割などでも勿論
よい。またビン１ａから分割せず、ジャーナル１ｆから
分割しても、上記と同様な方法で接合が可能である。

発明の効果 この発明は以上詳述したように、予め複数分割したセグ
メントをボルトで仮組した後接合部を溶接Ｔるようにし
たことから、治具などを用いることなく各セグメントの
仮組及びビンの位相合せか可能となり、治具を用いて仮
組していたときに比べて、仮組及び位相合せに要Ｔる時
間と労力が大幅に低減できる。

またボルトで締付けることから突合せ継手部分に隙間か
生じること力Ｓないと共に、溶接時ボルトが裏当金とし
て機能するため、品質の高い溶接線が得られるようにな
る。

【図面の簡単な説明】

図面はこの発明の一実施例を示し、第１図はクランク軸
の全体図、第２図は接合部、の拡大断面図、第３図は同
側面図、第４図及び第５図は従来の説明図である。 １はクランク軸、ｌｂはセグメント、２はボルト。 第１図 第２図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. クランク軸１を予め複数のセグメント１ｂに分割して製
   作し、かつこれらセグメント１ｂの接合部を突合せてボ
   ルト２で締付け固定した後、突合せ部を溶接して各セグ
   メント１ｂを一体化することを特徴とするクランク軸の
   製造方法。