JPS62177195A - 部分的に電気的表面処理がなされたプラスチツク製品の製造方法 - Google Patents

部分的に電気的表面処理がなされたプラスチツク製品の製造方法

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JPS62177195A
JPS62177195A JP1761386A JP1761386A JPS62177195A JP S62177195 A JPS62177195 A JP S62177195A JP 1761386 A JP1761386 A JP 1761386A JP 1761386 A JP1761386 A JP 1761386A JP S62177195 A JPS62177195 A JP S62177195A
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JP
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plastic
layer
conductive
thin film
film
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Masato Nonaka
野中 正人
Yasushi Yamakawa
山川 泰史
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KOYAMA PUREITEINGU KK
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本発明は、部分的に電気的表面処理がなされたプラスチ
ック製品の製造方法に関する。詳しくは、閉塞したルー
プ状部を備え透光性を有する非電気的表面処理部と、こ
の非電気的表面処理部に取り囲まれた内側部分およびそ
の外側部分に、それぞれ電気メッキ又は電着塗装等によ
り電気的表面処理層とが、形成されてなるプラスチック
製品に関するものでおる。すなわち例えば、数字のO、
ローマ字のA、その他各種の閉塞したループ状部を備え
た文字9図形、記号2図柄、模様等が、透かし彫り的な
状態で形成されてなり、電気メッキ等が施されたプラス
チック製品の製造方法に関する。
「従来の技術」 係るプラスチック製品は、従来広のごとく製造されてい
た。
まず第1に、次の製造方法が知られている。すなわち、
プラスチック上にまず表面粗化液によって表面粗化され
難い透明な高分子化合物溶液等を、閉塞したループ状部
等を形成すべく部分的に塗布して、非導電性マスキング
層を形成し、しかる後、表面粗化、化学メッキ、電気メ
ッキの順に処理する方法が、例えば特公昭48−169
87号、特公昭49−29959号公報等により知られ
ている。
更に第2に、最近法の製造方法が開発されている。すな
わち、まずプラスチック上に化学メッキ層を形成し、次
にその化学メッキ層上の一部に閉塞したループ状部を備
えた非導電性マスキング層を形成し、しかる後残部の化
学メッキ層上に電気メツキ層を形成しそれから前記非導
電性マスキング層とその下の部分の化学メッキ層とを順
に除去する方法が、特開昭60−50196号公報に開
示されている。なあ、肉厚、工数1強度等の関係上、前
記非導電性マスキング@および対応する化学メッキ層を
透光性を持たせて形成することは困難とされ、もって前
記除去が必要となっていた。
「発明が解決しようとする問題点」 ところで、このような従来の製造方法にあっては、次の
問題点が指摘されている。
まず前記従来例1の従来より広く行われている製造方法
にあっては、非メツキ部たるループ状部に取り囲まれた
内側部分に、電気メツキ層を形成することが極めて困難
視されていた。すなわち、電気メッキに際し、非導電性
マスキング層たるループ状部(こより外側部分と遮断さ
れた上記内側部分に対しても、専用のメッキ用電気接点
を取ることが必要となる。しかしながら、係る電気接点
を取ることは容易ではなく、特にこの内側部分が小ざい
場合には困難を極め、もって内側部分が通電されず、電
気メッキされずに残ってしまうことも多々あった。又係
る電気接点を無理して取ることにより、接点跡が残り、
製品の外観を損ねてしまう事態も発生していた。更に、
これらの対策として、内側部分の通電確保のため、ルー
プを僅かに閉塞せず外側部分と接続する形態も採用され
たか、反面閉塞された完全なループ状部が形成されない
ことに伴い、文字2図形、記号1図柄、模様等のデザイ
ンが規制され、透明であることとめいまって不確実とな
る欠点が指摘されていた。
このように、従来例1にあっては、確実に閉塞したルー
プ状部が形成され、電気メッキ等が施されたプラスチッ
ク製品を得るには、多くの難点があった。
次に前記従来例2の最近開発された製造方法にあっては
、非導電性マスキング層たるループ状部の内側部分と外
側部分の化学メッキ層は、ループ状部下の化学メッキ層
を介し接続されているので、外側部分の化学メッキ層に
メッキ用電気接点を取り、通電すれば、内側部分の化学
メッキ層も通電され、もって良好に電気メッキされるこ
とになった。
しかしながら、この従来例2にあっては、次の問題点が
指摘されている。
まず第1に、非導電性マスキング層および対応する化学
メッキ層を除去しなければならず、その分工程が増える
。もってコストが高くなり、又生産性も悪くなる。
第2に、化学メッキ層の除去のための酸により、電気メ
ツキ層が侵されることがあるので、対策上電気メッキの
種類が制約される。
第3に、非導電性マスキング層の除去に伴い、電気メツ
キ層の断面が空気中に露出されるため、製品の外観が損
われやすく又電気メツキ層を構成する銅メツキ部分が酸
化されやすくなる。又その対策として、透明な塗料の被
膜等により該部分を保護することを要し、その9更に工
程が増えることになる。
従来例では、以上の点が指摘されていた。
本発明は、このような実情に鑑み、上記従来例の問題点
を解決すべくなされたものであって、所定の導電性薄膜
上の一部に所定の非導電性マスキング層を形成して電気
的表面処理を行うことにより、閉塞したループ状部を備
えた文字2図形、記号1図柄、模様等が、透かし彫り的
な状態で形成されかつ電気的表面処理層も所要個所に形
成されたプラスチック製品を、簡単、容易かつ確実に得
ることができる1部分的に電気的表面処理がなされたプ
ラスチック製品の製造方法を提案することを目的とする
[問題点を解決するための手段] この目的を達成する本発明の技術的手段は、次のとおり
である。
この製造方法は、プラスチック上に透光性を有する導電
性薄膜を形成する工程と、この導電性薄膜上の一部に閉
塞したループ状部を備え透光性を有する非導電性マスキ
ング層を形成する工程と、少なくとも導電性薄膜に対し
電気メッキ、電着塗装等の電気的表面処理を行う工程と
による。そして、非導電性マスキング層の閉塞したルー
プ状部を介し内外に、電気的表面処理層が形成されたプ
ラスチック製品が製造される。
「作 用」 本発明に係る製造方法は、このような手段よりなるので
、次のごとく作用する。
形成された非導電性マスキング層は閉塞したループ状部
を備えているが、このループ状部に取り囲まれた内側部
分の導電性薄膜と、外側部分の導電性薄膜とは、ループ
状部の非導電性マスキング層下の導電性薄膜を介し接続
されている。
そこで、電気的表面処理例えば電気メッキに際しては、
上記外側部分の導電性薄膜に直接又は間接に電気的接点
を取り、通電すれば、上記内側部分の導電性薄膜も通電
され、もってこの部分も確実に電気メッキ等が施される
このようにして、内外に電気メツキ層等の電気的表面処
理層が形成されるとともに、この間に介在する非導電性
マスキング層および導電性薄膜は、ともに透光性を有し
てなる。
従って、閉塞したループ状部を備えた文字9図形、記号
1図柄、模様等が、透かし彫り的な状態で形成されプラ
スチックが見通せ、かつ電気的表面処理層が所定個所に
形成されたプラスチック製品が、簡単、容易かつ確実に
製造されるに至る。
「実施例」 以下本発明を、図示例に基づいて詳細に説明する。
第1.2.3,4.5図は、本発明に係るプラスチック
製品の製造方法の1例を、その工程順に示す概略図であ
る。
まずプラスチックについて説明する。
第1図は、電気的表面処理の対象となる基材たるプラス
チック1を示し、このプラスチック1は成形品又は半成
形品等でもよく、図示例では板状をなしている。このプ
ラスチック1の種類は、特に制限はなく、通常メッキに
用いられるABS樹脂、ポリカーボネート樹脂、ポリプ
ロピレン樹脂。
ポリアセタール樹脂のほか、通常メッキに用いられない
ポリエチレンテレフタレート樹脂(いわゆるPET樹脂
)、ポリエチレンナフタレート樹脂。
アクリル樹脂、スチレン樹脂、ポリエチレン樹脂等の熱
可塑性樹脂、更にはエポキシ樹脂、ジアリルフタレ−1
・樹脂、ケイ素樹脂、不飽和ポリエステル樹脂、フェノ
ール樹脂、尿素樹脂等の熱硬化性樹脂等が、用いられる
。又プラスチック1として、これら1種のほか、2種以
上の混合物を用いてもよい。
次に導電性薄膜の形成工程について説明する。
このプラスチック1の表面に、例えば第2図のごとく導
電性薄膜2を形成する。この導電性薄膜2は、有色又は
無色の透光性物質を用いてなり、後述の非導電性マスキ
ング層が形成される部分を包含する範囲のプラスチック
1表面上に、所定肉厚すなわち博すぎて事後溶解されず
かつ厚すぎて透光性が不足とならない肉厚により、形成
される。
そして、後述の電気メッキ等との関係におけるその形成
範囲としては、前述のごとく、基材として通常メッキに
用いられるプラスチック1が用いられている場合には特
に規制は無いが、通常メッキに用いられないプラスチッ
ク1が用いられている場合には、電気メッキ等の対象全
体に形成してあく。
この導電性薄膜2としては、真空蒸着法、スパッタリン
グ法、プラズマ溶剣法、化学メッキ法。
イオンブレーティング法等で作られる金属薄膜。
錫、インジウム、カドミウム金属等を酸素雰囲気下でカ
ソードスパッタリングして得られるこれらの金属酸化物
被膜、錫およびインジウム金属を低圧酸素雰囲気下で反
応性真空蒸着して得られるこれらの金属酸化物被膜、錫
、インジウム、チタン金属又はこれらの金属の低酸化物
を陽極酸化して1qられる被膜等が、適宜用いられる。
なお通常メッキに用いるプラスチック1上に化学メッキ
法による導電性薄膜2を形成する場合には、後述のマス
キング後の化学メッキを省略しても、プラスチック1お
よび電気メツキ層との強い密着が得られる。
次に非導電性マスキング層の形成工程について説明する
この導電性薄膜2上に、例えば第3図のごとく非導電性
マスキング層3を形成する。この非導電性マスキング@
3は、有色又は無色の透光性物質を用いてなり、導電性
薄膜2上の一部の範囲に形成され、閉塞したループ状部
を備えた所定の文字。
図形、記号1図柄、模様等を形作り、図示例では数字の
Oを形作るループ状部のみからなっている。
この非導電性マスキング層3は、後)小の化学メッキ工
程に際しその予備処理工程たる表面粗化工程において表
面粗化され難い合成樹脂液の塗布により形成されるが、
レジストインクを用いた印刷等も採用可能であり、乾燥
されて強固な保護膜として渫能する。係る合成樹脂液と
しては、プラスチック1がABS樹脂よりなる場合には
塩化ビニル樹脂、プラスチック1がポリカーボネート樹
脂よりなる場合にはシリコーンワニス系tM脂、等が代
表的でおる。なお前述のごとく、導電性薄膜2が化学メ
ッキにより形成され、もって後述の化学メッキが省略さ
れる場合には、これらより物理的耐性、耐化学薬品性の
劣るものを用いてもよく、後述の電気メツキ工程等にあ
けるDHの範囲で、透光性を有しかつ非導電性のもので
あればよい。
又あらかじめ表面粗化を行ったプラスチック1に対して
導電性薄膜2か形成された場合も、表面粗化工程が省略
できるので、上述に同様でおる。
次に化学メッキ工程について説明する。
第4図の例におっては、非導電性マスキング層3が十分
乾燥して強固な保護膜となった後に、化学メッキ工程が
実施され、所定個所に化学メッキ層4が形成される。
この化学メッキ工程の予備処理工程として表面粗化が、
プラスチック1の化学メッキすべき表面すなわち例えば
導電性簿膜2が形成されていない表面に対し施される。
この表面粗化は、プラスチック1の種類等に応じてなさ
れ、例えばプラスチック1がABS樹脂の場合にはクロ
ム駿fiM酸液を用いてエツチングがなされる等、通常
の表面粗化法が用いられる。係る表面粗化の後、次の予
備処理工程として触媒金属核を付着させ、活性化する処
理が、プラスチック1の粗化表面に対し施される。この
処理も、通常の付着、活性化処理法が用いられ、例えば
塩化第1錫、塩化パラジウムを含む液に浸漬後、塩酸水
溶液に浸漬する等によりなされる。そしてしかる後、化
学メッキ工程が施され、所定個所に化学メッキ層4が形
成される。
この化学メッキも、通常の方法が用いられ、例えば化学
ニッケル液への浸漬によりなされる。
又、この化学メッキ工程において、導電性薄膜2上の非
導電性マスキング層3で保護されていない部分に化学メ
ッキ層4が付着した場合、化学メッキ層4が付着せず導
電性薄膜2のみか残った場合、表面粗化工程において導
電性簿膜2が溶解剥離した跡に化学メッキ層4が付着し
た場合のいずれの場合においても、化学メッキ層4は導
電性を有するので、次工程たる電気的表面処理工程は良
好に実現される。
なお、前)ホのごとく化学メッキ法により導電性薄膜2
が形成されている場合等には、この化学メッキ工程をそ
の予備処理工程を含め省略することも可能である。又前
述のごとく表面粗化を行ったプラスチック1を用いた場
合には、予備処理工程としての表面粗化工程のみの省略
も可能で必る。
更に導電性薄膜2が、化学ニッケルメッキにおけるパラ
ジウム、ニッケルのように触媒になりうる金属薄膜より
なる場合には、予備処理工程としての触媒金属核の付着
、活性化工程のみの省略も可能である。
次に電気的表面処理工程について説明する。
少なくともこの導電性薄膜2に対し、電気メッキ、電着
塗装等の電気的表面処理がなされ、第5図に示すごとく
、非導電性マスキング層3の閉塞したループ状部を介し
内外に電気メツキ層5.電着塗料層等の電気的表面処理
層が形成されるに至る。
すなわち、前工程により形成された非導電性マスキング
層3は、閉塞されたループ状部を備えているが、このル
ープ状部に取り囲まれた内側部分の導電性薄膜21と外
側部分の導電性薄膜22とは、ループ状部下の導電性薄
膜23を介し、接続されている。そこで電気メッキ等に
際しては、この外側部分の導電性薄膜22に直接、又は
化学メッキ層4に電気的接点を取り間接的に、通電する
。すると内側部分の導電性簿膜21も、ループ状部下の
導電性薄膜23を介し、確実に電気メッキ等が施され、
この導電性簿膜23上にも確実に電気メッキ層5等が形
成される。
なお、上記電気的接点は、接点跡が生じても外観を損な
わない個所を、適宜選択することができる。又電気メッ
キの種類および層数等は適宜選択することが可能でおり
、例えば銅、ニッケル、クロムの3層構造としてもよい
さてこのようにして、内外に電気メツキ層5が形成され
るとともに、この間に介在する非導電性マスキング層3
および導電性薄膜23は、ともに有色又は無色の透光性
を有してなっている。
従って、閉塞したループ状部を備えた文字1図形、記号
2図柄、模様等が、非メッキ部分として透かし彫り的な
状態で形成され、プラスチック1が見通せ、プラスチッ
ク1の色が見通せるか又はプラスチック1の色に非導電
性マスキング層3等の色を重ね合わせ合成された色か見
られることになる。又更に前述のごとく、ループ状部の
内側部分にも確実に電気メッキ層5等が形成されてなる
プラスチック製品が、簡単、容易かつ確実に製造される
に至る。
なお、第3.4.5図の図示例のごとく、プラスチック
1の裏側すなわち前述のループ状部が形成された面の反
対面にも、対応して有色又は無色の透光性を有する非導
電性マスキング層3′を形成し、しかもプラスチック1
も同様の透光性のものを用いる構成とすると、全体的に
部分透光性を備えたプラスチック製品を得ることができ
る。係る構成よりなるプラスチック製品は、スイッチ等
の表示部に用いられ、内側に光源を配設して点灯すると
、文字等が浮き出る様に表示される等、その活用メリッ
トは広い。
実施例 1 次に具体的実施例について説明する。
下記■〜■の工程により、非メッキ部分の透光性に優れ
かつ電気メツキ層5も確実に形成された、プラスチック
製品が得られた。
■プラスチック1ニブラスチック1として透明なABS
樹脂を用い射出成形を行う。
■表面処理:硫酸・クロム酸混液に浸漬し、エツチング
を行う。
濃度 硫酸      390g/Q クロム酸    420SJ/り 温度          65°C ■中和:塩酸にて中和を行う。
濃度 塩酸        5% 温度         35°C ■キャタライジング:触媒を付与する。
濃度 塩化第1錫   100g/Q 塩化パラジウム  65g/ffi 温度          30’C ■アクセラレーティング:触媒を活性化する。
濃度 塩酸       60’j/Q温度     
     35°C ■導電性薄膜2の形成:化学ニッケルによりニッケル薄
膜を形成する。
濃度 金属ニッケル   5.59/ffi硫酸ニツケ
ル   159/Q 次亜リン酸ソーダ 11/Q 温度          22°C 浸漬時間は40〜100秒、膜厚は50〜500人程度
が良好。
■非導電性マスキング層3の形成:ビニル系樹脂よりな
る透明インクを用いスクリーン印刷法により、ループ状
部を備えた非導電性マスキング層3を形成する。
■電気メッキ層5の形成二ニッケルストライクメッキ、
硫酸銅メッキ、光沢ニッケルメッキ。
合金メッキを順次施し、電気メツキ層5を形成する。
「発明の効果」 本発明に係る部分的に電気的表面処理かなされたプラス
チック製品の製造方法は、以上説明したごとく、所定の
導電性薄膜上の一部に所定の非導電性マスキング層を形
成して、電気的表面処理を行うことにより、閉塞したル
ープ状部を備えた文字2図形、記号2図柄、模様等が、
透かし彫り的な状態で形成され所要個所に電気的表面処
理層が形成されたプラスチック製品が、簡単、容易かつ
確実に製造される。すなわち、非メツキ部たるループ状
部に取り囲まれた内側部分にも電気メツキ層等が確実に
形成され、又専用の電気接点を取る必要がなく接点跡等
により製品の外観を損なうこともなく、更に閉塞された
完全なループ状部が形成されるので、文字2図形、記号
1図柄、模様等のデザイン上の規制がなくなり、例えば
商標、数字等も忠実かつ自在に表示可能となった。加え
て、非導電性マスキング層、導電性薄膜等は除去する必
要がないので、その分工程が短縮され、産業廃棄物も質
量ともに必要最小限となり、もって生産コストが低減さ
れ生産性も向上する。又非導電性マスキング層の除去が
不要なので、電気メツキ層等の断面が空気中に露出され
ることもなく、もって製品の外観に優れ、電気メッキ囁
を構成する銅メツキ部分等が酸化されることもない。更
に導電性薄膜の除去か不要なので、その為の酸により電
気メツキ層等が浸されることもなく、電気メッキの種類
が制約されることもない。このように、従来のこの種プ
ラスチック製品の製造方法に存した問題点が一挙に一掃
される等、その発揮する効果は、顕著にして大なるもの
かある。
【図面の簡単な説明】
第1.2,3,4.5図は、本発明に係るプラスチック
製品の製造方法の実施例の各工程を示すものである。そ
して第1図はプラスチックを、第2図は導電性薄膜の形
成を、第3図は非導電性マスキング層の形成を、第4図
は化学メッキ層の形成を、第5図は電気メツキ層の形成
を、それぞれ説明するものである。又第1.2.3,4
.5図において、それぞれ(1)図は正断面図であり、
(2)図は斜視図である。 1・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・プラスチック2.2..22.23・・・
導電性薄膜3.3′ ・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・非導電性マスキング層4・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・化学メ
ッキ層5・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・電気メッキ層第1図 (+ )                 (2)第
3図 第4図 第5図 ご1  と3 と2

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. プラスチック上に透光性を有する導電性薄膜を形成する
    工程と、該導電性薄膜上の一部に閉塞したループ状部を
    備え透光性を有する非導電性マスキング層を形成する工
    程と、少なくとも該導電性薄膜に電気的表面処理を行う
    工程とにより、前記非導電性マスキング層の閉塞したル
    ープ状部を介し内外に電気的表面処理層が形成されたプ
    ラスチック製品が製造されることを特徴とする、部分的
    に電気的表面処理がなされたプラスチック製品の製造方
    法。
JP1761386A 1986-01-29 1986-01-29 部分的に電気的表面処理がなされたプラスチツク製品の製造方法 Pending JPS62177195A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH03257187A (ja) * 1990-03-06 1991-11-15 Shinzou Ishikawa すかし彫り中空金製品
FR2845399A1 (fr) * 2002-10-07 2004-04-09 Siemens Ag Zone d'affichage et procede permettant sa fabrication.

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