JPS6217685Y2 - - Google Patents

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JPS6217685Y2
JPS6217685Y2 JP1980137994U JP13799480U JPS6217685Y2 JP S6217685 Y2 JPS6217685 Y2 JP S6217685Y2 JP 1980137994 U JP1980137994 U JP 1980137994U JP 13799480 U JP13799480 U JP 13799480U JP S6217685 Y2 JPS6217685 Y2 JP S6217685Y2
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JP
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band
hole
guide
oil
pointer
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JP1980137994U
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、計器可動部をバンドで吊るいわゆ
るトートバンド計器において、このトートバンド
計器に加わる機械的な振動や衝撃によつて起こる
指針の針ぶれやハンチングを防止するために、ガ
イド孔内にSiグリスなどの粘度の高い油を注入す
るとき、ガイド孔内の目的とする場所に適量の油
を外部より容易に注入できるようにしたトートバ
ンド計器に関する。
従来、トートバンドは第1図に示すように構成
されている。この第1図において、1a,1bは
それぞれバンドであり、厚みが約0.01mm、巾が約
0.1mmの長方形断面をもつ細い特殊金属で形成さ
れ、バンド1aは指針側であり、バンド1bはそ
れと反対側のバンドである。
また、2a,2bはテンシヨンスプリングであ
り、テンシヨンスプリング2aは指針側で、テン
シヨンスプリング2bはそれとは反対側のもので
ある。これらのテンシヨンスプリング2a,2b
はバンド1a,1bで可動部の両端を吊るもので
あり、バンド1aはテンシヨンスプリング2aに
おいて、バンド半田付個所19aで半田付けされ
ている。同様にして、バンド1bはテンシヨンス
プリング2bにおいて、バンド半田付個所19b
で半田付けされている。
バンド1aは指針側のガイド3aの孔27(第
2図)内に挿入されており、同じく、バンド1b
はガイド3bの孔27内に挿入されている。ガイ
ド3a,3bは一般に絶縁物より削り出しか、ま
たは成形により形成されている。
ガイド3a,3bはブリツジ4a,4bによ
り、可動軸センタに合わせて取り付けられてい
る。ガイド3a,3bはそれぞれE型ばね座金5
a,5bによりブリツジ4a,4bに固定されて
いる。
一方、指針側のタワー8a、それとは反対側の
タワー8bはそれぞれガイド3a,3bに対向し
て配設されており、このタワー8a,8bは可動
コイル枠6の両端に接着で固定されている。この
可動コイル枠6にはコイル7が巻回されている。
可動コイル枠6内には鉄心25が配設されてお
り、鉄心25に永久磁石23の極片22が対向し
ている。永久磁石23は取付板24に固定されて
いる。取付板24は永久磁石23を固定すると同
時に、磁気回路の帰路の役目をも兼ねている。
また、上記タワー8a,8bにはクリツプ10
a,10bがそれぞれ設けられている。クリツプ
10aにおいて、バンド1aの可動側の終端が半
田付個所11aで半田付けされている。また、ク
リツプ10aにおいて、コイル7の巻き始めを半
田付個所12aで半田付けされている。
同様にして、クリツプ10bにおいて、バンド
1bの可動側の終端を半田付個所11bで半田付
けされており、このクリツプ10bにおいて、コ
イル7の巻き終りが半田付個所12bで半田付け
されている。
さらに、上記タワー8aには、十字架9が取り
付けられている。十字架9には、バランスウエイ
ト13が取り付けられている。バランスウエイト
13は可動体としての機械的平衡をとるためのも
のであり、十字架9にはめ込んで、位置を調整
し、固定されている。
十字架9の先端には、指針14が取り付けられ
ており、この指針14は目盛板15の目盛を指示
するようになつている。
また、上記ガイド3a,3bには、それぞれ零
位調整子16a,16bが取り付けられており、
この零位調整子16aの近傍において、ガイド3
aには、リード線17の一端がテンシヨンスプリ
ング2aとともに半田付個所18aで半田付けさ
れている。このリード線17はコイル7への通電
のための(+)側のリード線である。
同様にして、ガイド3bにおいて、(−)側の
リード線20の一端がテンシヨンスプリング2b
の一端に半田付個所18bで半田付けされてい
る。
さらに、テンシヨンスプリング2aと零位調整
子16aはガイド3aに板ばね21aで圧接され
ている。全く同様にして、テンシヨンスプリング
2bと零位調整子16aはガイド3bに板ばね2
1bで圧接されている。
第2図はバンド支承機構部の拡大図であり、特
に、指針側の部分のみを取り出して示したもので
ある。この第2図において、タワー8aの先端部
26はガイド3aの円筒状の孔27にわずかに入
つた状態とし、タワー8bとガイド3aの対向面
28と29の間にそれぞれ0.3mm〜0.5mmの隙間を
作り、可動部全体が不必要に動かないように、
X,Y,Z軸方向の動きを規制するようになつて
いる。
なお、30はクリツプ10aの中心のアール部
分で、バンド1aがほぼ直角方向に転換する点で
あり、31は同様に、テンシヨンスプリング2a
の中心のアール部分で、バンド1aがほぼ直角に
方向転換する点である。
次に、第1図、第2図に基づき、従来のトート
バンド計器の動作について説明する。テンシヨン
スプリング2aと2bはそれぞれ100グラム前後
の力で矢印方向に可動部を懸垂するものである。
いま、測定電流がリード線17よりテンシヨン
スプリング2a、その半田付個所19aを介し
て、バンド1a、半田付個所11a、クリツプ1
0a、半田付個所12aからコイル7に伝達さ
れ、半田付個所12b、クリツプ10b、半田付
個所11b、バンド1b、テンシヨンスプリング
2bを通り、半田付個所18bに半田付けされた
リード線20へと流れる。
このようにして、コイル7に電流が流れると、
極片22に対向した鉄心25との隙間には永久磁
石23の磁束があるので、コイル7には、バンド
1a,1bを軸とする回転トルクが発生する。
この回転トルクに対応する制御トルクは、バン
ド1aと1bの捩りによつて発生する。したがつ
て、バンド1aと1bの役目は可動部全体を懸垂
すること、測定電流に比例した回動トルクに対応
した制御トルクを発生させること、の三つの役目
を兼備したものである。
以上、トートバンド計器の概略構造について述
べたが、このようなトートバンド計器に機械的振
動や衝撃が印加された場合、第3図a〜第3図c
(動作に必要な部分のみ符号を付している)に示
すごとく、バンド1aと1bは振動加速度や衝撃
度の大きさによつてガイド3aや3bの孔27内
において、円弧状にふくらむ。
第3図aは機械的振動や衝撃が加わらない状態
で指針も正規な位置を指示し、もちろん目盛の読
取りも可能である。
第3図bはある程度の機械的振動や衝撃が印加
されている状態で、バンド1aや1bが円弧状に
若干ふくらんでいるが、孔27の内壁面に接触し
ていないため、指針14の先端が微振動する程度
で、その指示値は正規であり、また読取りも可能
である。
第3図cは第3図bよりも大きい機械的振動や
衝撃が印加された場合であり、バンド1aと1b
は円弧状にふくらみ点32と点31の中間付近、
すなわち、振幅が最大のところでは、ガイド3a
と3bの孔27の内壁面に完全に接触する。
バンド1aまたは1bがガイド3aまたは3b
の孔27の内壁面に接触すると、バンド1aまた
は1bの厚みまたは巾の面が孔27の内壁面と接
触し、その結果、バンド1aと1bが発生してい
る制御トルクが数10%変化する。その結果、指針
14は制御トルク変化分だけ、正規な位置から動
き、あたかも、測定量が変化したかの錯覚を起こ
す。
一方、バンド1aと1bが孔27の内壁面に接
触した瞬間、一次的に第3図bまたは第3図aの
状態に円弧状にふくらみが小さくなつて非接触状
態となり、そして、再び第3図cの状態に複活
し、以下、これを繰り返すことになる。
このような状態のもとで、指針14は常に動い
ており、その振幅は目盛長さの数10%で、動きの
周期はバンド1aまたは1bと孔17内の内壁面
との接触、非接触の周期と一致する。したがつ
て、指針14は針ぶれやハンチング現象が見ら
れ、読取り不能となる。
さらに、第3図cの状態よりさらに大きな機械
的な振動と衝撃が加わつた場合、バンド1aと1
bは孔27の内壁面に点接触するのではなく、あ
る長さをもつて、常に接触状態となつて、制御ト
ルクは大幅に大きくなり、指針14は極端にマイ
ナスの一定値を指示する。
この状態を長時間加えると、遂には、バンド1
aまたは1bが切断することもある。
このような不具合を防止するためには、ガイド
3aの孔27内にSiグリスなどの粘度の高い油を
充填させ、バンド1aが円弧状にふくらむことを
おさえることも考えられる。
この場合、Siグリスはバンド1aの支持点30
と31の中間付近、すなわち、バンド1aが円弧
状にふくらむときの最大振幅を起こす個所に適量
配置させるのが望ましい。この最適位置に適量の
Siグリスを付着させることは、周囲の構成物が小
さく、複雑に組み合わされており、しかも、ガイ
ド3aの孔27内であるため、至難のわざであ
る。
あえて、孔27内にSiグリスを注入しようとす
れば、可動部を吊つた状態で、バンド1aの固定
側支持点31側より油注入パイプ先端を押し入れ
ることになり、バンド1aに傷を付けたり、余計
な外力を与えたりする可能性が十分ある。また、
必ずしも、孔27の最適位置に適量のSiグリスを
付着させる保証がない。
次に、可動部を吊らない状態で、ガイド3aが
部品単体のとき、あらかじめSiグリスを孔27に
付着させておくと、可動部吊り込み作業時にバン
ド1aが孔27を貫通するとき、バンド1aの先
端にSiグリスが付着して、作業が困難となり、無
理をすると、余分な外力が加わり、バンド1aを
曲げたりする。
さらに、バンド1aの先端を半田付個所19a
で半田付けする際に、表面に付着しているSiグリ
スを除去しなければならないため、作業能率も極
端に低下する。
この考案は、上記従来の欠点を除去するために
なされたもので、ガイドの孔の中にSiグリスなど
の粘度の高い油を充填する場合、可動部を吊り込
んだ状態で、外部よりバンドや可動部全体に余分
な外力や傷を付けることなく、容易に最適位置に
適量の油を付着させることのできるトートバンド
計器を提供することを目的とする。
以下、この考案のトートバンド計器の実施例に
ついて図面に基づき説明する。第4図はその一実
施例の構成を示す断面図であり、特に、指示側の
ガイドの部分を取り出して拡大して示している。
この第4図において、重複説明を避けるために、
第1図ないし第3図と同一部分には同一符号を付
してその説明を省略し、第1図ないし第3図とは
異なる部分を重点的に述べることにする。
この第4図において、32はガイド3aのつば
であり、その段の高さ寸法がhm/mである。ま
た、33はつば32の平面である。このつば32
において、横孔34が形成されている。横孔34
はガイド3aにあけられたhm/mより小さい孔
である。この横孔34の外側開口部35はつば3
2の外周面側に連なるように形成されている。ま
た、36は横孔34の内側開孔部であり、37は
油注入後、外側開孔部35より圧入する栓であ
る。そして、38は充填された油を示す。
次に、油38の注入要領について述べる。可動
部を従来のものと同じ要領で吊つた後、あらかじ
め圧力と時間を設定された油注入器の注入パイプ
先端を横孔34の外側開孔部35より差し込み、
油38を注入する。この油38の注入完了後、注
入パイプ先端を外部開孔部35より引き離したと
き、油38の面が外側開孔部35の面一までくる
ように、十分充填させる。
この状態で、栓37を外側開孔部35の方向か
ら横孔34に圧入すると、栓37の体積に相当す
る容積の油がガイド3aの孔27の面に形成され
た横孔34の内側開孔部36より押し出され、ガ
イド3aの孔27の壁面全周にわたつて、油38
を付着させたことになる。もちろん、内側開孔部
36は、バンド1aが最大振幅を起こす付近に設
置されるものである。
なお、上記実施例では、横孔34の外側開孔部
35をつば32の高さを得る面に設けているが、
つばの平面33などの外部より容易に注入できる
他の面に設けてもよい。
以上のように、この考案のトートバンド計器に
よれば、ガイドの外周部に通じる横孔を形成し、
ガイドの孔に油を注入し、横孔に栓をするように
したので、可動部を従来通りの方法で吊つた状態
で外部より容易に、しかも最適位置に適量の油を
付着させることができ、バンドなどの他の構成部
品に傷を付けることなく、作業性もよくなるなど
のすぐれた効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来のトートバンド計器の構造を示す
断面図、第2図は第1図のトートバンド計器にお
ける指針側のガイド部分を取り出して示す拡大断
面図、第3図aないし第3図cはそれぞれ第1図
のトートバンド計器におけるバンドが共振する場
合の説明図、第4図はこの考案のトートバンド計
器の一実施例における指針側のガイドの部分を取
り出して示す拡大断面図である。 1a,1b……バンド、2a,2b……テンシ
ヨンスプリング、3a,3b……ガイド、4a,
4b……ブリツジ、6……可動コイル枠、7……
コイル、8a,8b……タワー、9……十字架、
10a,10b……クリツプ、14……指針、1
5……目盛板、17,20……リード線、22…
…極片、23……永久磁石、25……鉄心、32
……つば、33……つばの面、34……横孔、3
5……外側開孔部、36……内側開孔部、37…
…栓、38……油。なお、図中同一符号は同一ま
たは相当部分を示す。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. トートバンド計器における指針側のバンドを挿
    入するガイドにおいて、このガイドの上記バンド
    を貫通する孔に交叉する横孔を形成し、この横孔
    を通して上記ガイドの孔に粘度の高い油を注入で
    きるようにこの横孔に連なる外側開孔部を上記ガ
    イドに設け、この外側開孔部から上記横孔を通し
    て上記ガイドの孔に上記油を注入した後、外側開
    孔部に栓をしてなることを特徴とするトートバン
    ド計器。
JP1980137994U 1980-09-26 1980-09-26 Expired JPS6217685Y2 (ja)

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JP1980137994U JPS6217685Y2 (ja) 1980-09-26 1980-09-26

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JP1980137994U JPS6217685Y2 (ja) 1980-09-26 1980-09-26

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Publication Number Publication Date
JPS5759319U JPS5759319U (ja) 1982-04-08
JPS6217685Y2 true JPS6217685Y2 (ja) 1987-05-07

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