JPH0255558A - ディスク記憶装置のヘッド操作用アクチュエータ - Google Patents
ディスク記憶装置のヘッド操作用アクチュエータInfo
- Publication number
- JPH0255558A JPH0255558A JP20500288A JP20500288A JPH0255558A JP H0255558 A JPH0255558 A JP H0255558A JP 20500288 A JP20500288 A JP 20500288A JP 20500288 A JP20500288 A JP 20500288A JP H0255558 A JPH0255558 A JP H0255558A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- coil
- movable member
- holder
- resin
- head
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
- 239000000853 adhesive Substances 0.000 claims abstract description 36
- 230000001070 adhesive effect Effects 0.000 claims abstract description 36
- 229920005989 resin Polymers 0.000 claims abstract description 33
- 239000011347 resin Substances 0.000 claims abstract description 33
- 239000007788 liquid Substances 0.000 abstract description 7
- 230000004044 response Effects 0.000 description 7
- 238000004804 winding Methods 0.000 description 4
- 239000011248 coating agent Substances 0.000 description 3
- 238000000576 coating method Methods 0.000 description 3
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 3
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 3
- 238000007598 dipping method Methods 0.000 description 2
- 238000010438 heat treatment Methods 0.000 description 2
- 230000003993 interaction Effects 0.000 description 2
- 238000000034 method Methods 0.000 description 2
- 238000000465 moulding Methods 0.000 description 2
- 239000004734 Polyphenylene sulfide Substances 0.000 description 1
- XAGFODPZIPBFFR-UHFFFAOYSA-N aluminium Chemical compound [Al] XAGFODPZIPBFFR-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 229910052782 aluminium Inorganic materials 0.000 description 1
- 230000008901 benefit Effects 0.000 description 1
- 230000001680 brushing effect Effects 0.000 description 1
- 238000007796 conventional method Methods 0.000 description 1
- 230000008878 coupling Effects 0.000 description 1
- 238000010168 coupling process Methods 0.000 description 1
- 238000005859 coupling reaction Methods 0.000 description 1
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 1
- 230000003247 decreasing effect Effects 0.000 description 1
- 238000005516 engineering process Methods 0.000 description 1
- 239000003822 epoxy resin Substances 0.000 description 1
- 238000007654 immersion Methods 0.000 description 1
- 238000002347 injection Methods 0.000 description 1
- 239000007924 injection Substances 0.000 description 1
- 238000001746 injection moulding Methods 0.000 description 1
- 239000000463 material Substances 0.000 description 1
- -1 polybutylene terephthalate Polymers 0.000 description 1
- 229920001707 polybutylene terephthalate Polymers 0.000 description 1
- 229920000647 polyepoxide Polymers 0.000 description 1
- 229920000069 polyphenylene sulfide Polymers 0.000 description 1
- 230000008569 process Effects 0.000 description 1
- 230000004043 responsiveness Effects 0.000 description 1
- 229920001169 thermoplastic Polymers 0.000 description 1
- 239000004416 thermosoftening plastic Substances 0.000 description 1
Landscapes
- Moving Of Heads (AREA)
- Reciprocating, Oscillating Or Vibrating Motors (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は固定ディスク装置等のディスク記憶装置のヘッ
ドを操作するためのホイスコイルモータ形のアクチュエ
ータに関する。
ドを操作するためのホイスコイルモータ形のアクチュエ
ータに関する。
[従来の技術〕
よく知られているように上述のディスク記憶装置におい
ては、アクセスタイムを短縮するためにヘッドを所望の
トラックに短時間内に移動させるとともに、読み書き動
作中ヘッドを常にこのトラック上の正しい位置に保持し
て置く必要がある。
ては、アクセスタイムを短縮するためにヘッドを所望の
トラックに短時間内に移動させるとともに、読み書き動
作中ヘッドを常にこのトラック上の正しい位置に保持し
て置く必要がある。
かかるヘッドの移動ど位置保持のためにヘッドを操作す
るアクチュエータには、ステッピングモータ形のものと
ボイスコイルモータ形のものが主に用いられるが、後堪
桔:その可動部分が銖心のないボイスコイルだけでその
質量を少な(でき、従っ゛ζ操作性に優れる利点を有す
る。
るアクチュエータには、ステッピングモータ形のものと
ボイスコイルモータ形のものが主に用いられるが、後堪
桔:その可動部分が銖心のないボイスコイルだけでその
質量を少な(でき、従っ゛ζ操作性に優れる利点を有す
る。
周知のように、このボイスコイルモータ形のアクチュエ
ータの原理は、量定磁気回路によって作られた一定の磁
場内にコイルを置いてそオフ、に電流を流J、、磁場と
電流との相互作用によりコイル自体に操作力をt生させ
るものである。従−2で、コイルは電流の担体としての
機能のほか操作力発生体としての機能をもち、ディスク
記憶装置では・・・ラドを支承している可動部材にこの
コイルがふつう直接に取り付けられる。かかる構造のホ
1′スコイルモータ形の)′フナユニー・夕としては、
従来から次のものが知られている。
ータの原理は、量定磁気回路によって作られた一定の磁
場内にコイルを置いてそオフ、に電流を流J、、磁場と
電流との相互作用によりコイル自体に操作力をt生させ
るものである。従−2で、コイルは電流の担体としての
機能のほか操作力発生体としての機能をもち、ディスク
記憶装置では・・・ラドを支承している可動部材にこの
コイルがふつう直接に取り付けられる。かかる構造のホ
1′スコイルモータ形の)′フナユニー・夕としては、
従来から次のものが知られている。
(a)コイルをボビンに巻いてボビンを可動部材にねし
止めする。
止めする。
(b)コイルをボビンなしで裸巻きして可tjj部材に
樹脂で接着する。
樹脂で接着する。
(C)裸巻きコイルを可動部材とともに樹脂で一体成形
する。
する。
〔発明が解決しようとする課題」
し、かじ、上述のボイスコイルモータ形のアクチュエー
タはいずれも、それぞれ次のような問題を抱えている。
タはいずれも、それぞれ次のような問題を抱えている。
(a)のアクチュエータでは、ボビンの可動部材・\の
取り付は部の剛性が充分でなく、この機械構造部に固有
の共振周波数が低いために、コイル電流を急速に増減さ
せると振動が発生しやすい。このためアクチュエータを
含む制御系に高い制御即応性をもたせることかむ一つが
しくなる。
取り付は部の剛性が充分でなく、この機械構造部に固有
の共振周波数が低いために、コイル電流を急速に増減さ
せると振動が発生しやすい。このためアクチュエータを
含む制御系に高い制御即応性をもたせることかむ一つが
しくなる。
(+))のアクチエエータでは、コイルの可動部材への
取り付は部の剛性は高いが、コイル自体の剛性が必ずし
も充分でなく共振周波数上に同様な問題があるほか、コ
イルと可動部材を治具にセットした状態で正確に接着し
なければならないので、接着作業にかなりの手間を要す
る。
取り付は部の剛性は高いが、コイル自体の剛性が必ずし
も充分でなく共振周波数上に同様な問題があるほか、コ
イルと可動部材を治具にセットした状態で正確に接着し
なければならないので、接着作業にかなりの手間を要す
る。
(C)のアクチエエータでは、コイルと可動部材を合わ
せた剛性は充分であるが、樹脂を射出成形することによ
り作業能率をtげるようにしても、成形金型にコイルと
可動部材をセットするのに手間がかかり、かつフィルの
端末からリードを導出するだめの樹脂成形構造が厄介に
なるので、かなりコスト高につきやすい。
せた剛性は充分であるが、樹脂を射出成形することによ
り作業能率をtげるようにしても、成形金型にコイルと
可動部材をセットするのに手間がかかり、かつフィルの
端末からリードを導出するだめの樹脂成形構造が厄介に
なるので、かなりコスト高につきやすい。
本発明はかかる従来技術のもつ問題点を解消して、コイ
ルの可動部材への取り付は部の剛性が高く、か・つ低コ
ストで製作が可能なディスク記憶装置のヘッド操作用ア
クチュエータを得ることを目的とする。
ルの可動部材への取り付は部の剛性が高く、か・つ低コ
ストで製作が可能なディスク記憶装置のヘッド操作用ア
クチュエータを得ることを目的とする。
この目的は本発明によれば、上述のようにボイスコイル
モータ形のアクチュエータの操作力発生用コイルをヘッ
ドを支承する可動部材に取り付けるに当たって、筒状部
とその端面の一部から延在された取付部とを備えるコイ
ル保持体の筒状部の回りにコイルを取り付け、コイルの
外周の一部を接着面として可動部材にそれに適合する接
着面を設けて置き、コイルの接着面部を可動部材の接着
面に合わせた状態で保持体をその取付部において可動部
材に取り付けた上で、コイルおよびコイル保持体の筒状
部の外面を樹脂で覆うとともに、コイルの接着面と可動
部材の接着面とを樹脂で相互に接着することにより達成
される。
モータ形のアクチュエータの操作力発生用コイルをヘッ
ドを支承する可動部材に取り付けるに当たって、筒状部
とその端面の一部から延在された取付部とを備えるコイ
ル保持体の筒状部の回りにコイルを取り付け、コイルの
外周の一部を接着面として可動部材にそれに適合する接
着面を設けて置き、コイルの接着面部を可動部材の接着
面に合わせた状態で保持体をその取付部において可動部
材に取り付けた上で、コイルおよびコイル保持体の筒状
部の外面を樹脂で覆うとともに、コイルの接着面と可動
部材の接着面とを樹脂で相互に接着することにより達成
される。
上記の構成かられかるように、本発明では筒状部と取付
部とを備えるコイル保持体を利用して、コイルをこの保
持体の筒状部の回りに巻装ないしは嵌め込みによって取
り付け、保持体をその取付部において可動部材に取り付
けることができるので、コイルと可動部材を樹脂接着す
るに当たって保持体がコイルの接着面と可動部材の接着
面との関係位置を保持する役目を果たし、特別な治具を
用いることなくコイルと可動部材とを正確かつ確実に接
着することができる。
部とを備えるコイル保持体を利用して、コイルをこの保
持体の筒状部の回りに巻装ないしは嵌め込みによって取
り付け、保持体をその取付部において可動部材に取り付
けることができるので、コイルと可動部材を樹脂接着す
るに当たって保持体がコイルの接着面と可動部材の接着
面との関係位置を保持する役目を果たし、特別な治具を
用いることなくコイルと可動部材とを正確かつ確実に接
着することができる。
また、上記構成にいうようにコイルと保持体の筒状部の
外面を樹脂で覆うようにしたので、これによってコイル
が保持体の筒状部と一体化されてその剛性が高められる
。さらに、コイルは可動部材に接着されるだけでなく、
保持体の取付部を介しても可動部材に結合されるので、
コイルと可動部材との間の機械結合の剛性が高められる
。
外面を樹脂で覆うようにしたので、これによってコイル
が保持体の筒状部と一体化されてその剛性が高められる
。さらに、コイルは可動部材に接着されるだけでなく、
保持体の取付部を介しても可動部材に結合されるので、
コイルと可動部材との間の機械結合の剛性が高められる
。
このように本発明では、ごく簡単な作業でコイルを高い
剛性で可動部材に取り付けるとともにコイル自体の剛性
をも高めることができ、これによって前述の所期の課題
が解決される。
剛性で可動部材に取り付けるとともにコイル自体の剛性
をも高めることができ、これによって前述の所期の課題
が解決される。
以下図を参照しながら本発明の詳細な説明する。第1図
(a)は樹脂を適用ないしは樹脂で接着しない前の状態
を示し、そのA−AおよびB−B矢視断面である同図0
))および(C)に樹脂適用ないしは樹脂接着後の状態
が示されている。
(a)は樹脂を適用ないしは樹脂で接着しない前の状態
を示し、そのA−AおよびB−B矢視断面である同図0
))および(C)に樹脂適用ないしは樹脂接着後の状態
が示されている。
第1図(a)において、可動部材2はふつうアルミダイ
キャスト品であって、筒状部2aとヘッド1を取り付け
るためそれから突設された取付部2bとコイル5を取り
付けるため同様に突設されたより大きな取付部2cとを
備える。この可動部材2は、図で一点鎖線で示された固
定軸3にその筒状部2aの内孔が図示しないベアリング
等を介して嵌め込まれ、図で矢印Rで示したようにふつ
う20〜25°程度揺動できるようになっている。図で
は可動部材2の取付部2bにはヘッド1を支承する薄い
板ばねであるアーム1aが取り付けられているが、この
取り付けは実際にはコイル5の取り付けおよび接着後と
される。
キャスト品であって、筒状部2aとヘッド1を取り付け
るためそれから突設された取付部2bとコイル5を取り
付けるため同様に突設されたより大きな取付部2cとを
備える。この可動部材2は、図で一点鎖線で示された固
定軸3にその筒状部2aの内孔が図示しないベアリング
等を介して嵌め込まれ、図で矢印Rで示したようにふつ
う20〜25°程度揺動できるようになっている。図で
は可動部材2の取付部2bにはヘッド1を支承する薄い
板ばねであるアーム1aが取り付けられているが、この
取り付けは実際にはコイル5の取り付けおよび接着後と
される。
コイル5はふつう 0.2+++w径前後の細い電線を
数百回図示のように台形状に巻回したもので、可動部材
の取付部2bにコイル保持体4を介して取り付けられ、
かつその外周の一部が直接に可動部材2に接着される。
数百回図示のように台形状に巻回したもので、可動部材
の取付部2bにコイル保持体4を介して取り付けられ、
かつその外周の一部が直接に可動部材2に接着される。
コイル5の台形の斜めの2辺中の一方の辺には図示しな
い′固定磁気回路により紙面から奥に入る方向の磁場が
、他方の辺には紙面から手前に出る方向の磁場がそれぞ
れ与えられ、これらの磁場とコイル5を流れる電流の相
互作用により、可動部材2を矢印Rの方向に揺動させて
ヘッド1を移動させあるいはその位置を調整する操作力
がコイル5に発生される。
い′固定磁気回路により紙面から奥に入る方向の磁場が
、他方の辺には紙面から手前に出る方向の磁場がそれぞ
れ与えられ、これらの磁場とコイル5を流れる電流の相
互作用により、可動部材2を矢印Rの方向に揺動させて
ヘッド1を移動させあるいはその位置を調整する操作力
がコイル5に発生される。
コイル保持体4はふつうポリフェニレンサルファイドや
ポリブチレンテレフタレートの熱可塑性プラスチックの
射出成形品であって、コイル5と同じ台形状の筒状部4
aとその台形の短辺部から延在された弧状の取付部4b
とからなり、取付部4bは第1図(C)の断面に見られ
るように例えば1対設けられる。取付部4bの弧の各先
端部には取付孔4cが設けられており、これを介してコ
イル保持体4が可動部材2の取付部2cに鋲止めなどの
手段で取り付けられる。
ポリブチレンテレフタレートの熱可塑性プラスチックの
射出成形品であって、コイル5と同じ台形状の筒状部4
aとその台形の短辺部から延在された弧状の取付部4b
とからなり、取付部4bは第1図(C)の断面に見られ
るように例えば1対設けられる。取付部4bの弧の各先
端部には取付孔4cが設けられており、これを介してコ
イル保持体4が可動部材2の取付部2cに鋲止めなどの
手段で取り付けられる。
コイル保持体4に取付部4bが上のように1対設けられ
る場合には、これを可動部材2に取り付ける前にコイル
5がその筒状部4aの回りに巻装される。このコイル5
用の電線には接着性の被覆を有するものを利用するのが
便利で、巻装後に所定温度に加熱することにより電線相
互間を接着するとともに、コイル保持体4に仮止めして
置くことができる。
る場合には、これを可動部材2に取り付ける前にコイル
5がその筒状部4aの回りに巻装される。このコイル5
用の電線には接着性の被覆を有するものを利用するのが
便利で、巻装後に所定温度に加熱することにより電線相
互間を接着するとともに、コイル保持体4に仮止めして
置くことができる。
コイル保持体4に取付部4bを1個だけ設ける場合には
、コイル保持体4を可動部材2に取り付けた後に、単独
の形で巻かれたコイル5をコイル保持体4の筒状部4a
に嵌め込んで第1図(a)の状態とすることができる。
、コイル保持体4を可動部材2に取り付けた後に、単独
の形で巻かれたコイル5をコイル保持体4の筒状部4a
に嵌め込んで第1図(a)の状態とすることができる。
この場合にも接着性被覆をもつ電線をコイル5に用いれ
ば、その嵌め込み後の加熱によりコイル5をコイル保持
体4に仮止めして置くことができる。いずれの場合にも
、コイル5はコイル保持体4の筒状部4aの回りに取り
付けられるので、樹脂適用ないし樹脂接着前にその位置
が狂うおそれはない。
ば、その嵌め込み後の加熱によりコイル5をコイル保持
体4に仮止めして置くことができる。いずれの場合にも
、コイル5はコイル保持体4の筒状部4aの回りに取り
付けられるので、樹脂適用ないし樹脂接着前にその位置
が狂うおそれはない。
この実施例におけるコイル5の可動部材2への接着面5
aは、図示のようにその台形の短辺の全部とそれに続く
両斜辺の半分程度とされる。これに対応してこの実施例
では、可動部材2側の取付部2cに1対の突起2dが設
けられて両突起間の凹面が接着面2eとされている。こ
れによって、コイル5はその外周の半分近くが可動部材
2と接着されることになる。
aは、図示のようにその台形の短辺の全部とそれに続く
両斜辺の半分程度とされる。これに対応してこの実施例
では、可動部材2側の取付部2cに1対の突起2dが設
けられて両突起間の凹面が接着面2eとされている。こ
れによって、コイル5はその外周の半分近くが可動部材
2と接着されることになる。
樹脂の適用とそれによる接着は、第1図に示すようにコ
イル5をコイル保持体4に、かつコイル保持体4を可動
部材2に取り付け、ただしヘッド1とそのアームlaは
まだ可動部材2に取り付けない状態で、例えば全体を図
でLで示す樹脂液内に少なくとも接着面2eおよび5a
が液に浸されるように浸漬することによって行なう。こ
の際に用いる樹脂液としては無溶剤のエポキシ樹脂が好
適で、上のように樹脂液に浸漬した後にそれから引き上
げて樹脂をよく滴下させた上で、所定の温度下で樹脂を
充分に硬化させる。必要に応じて、樹脂液に低粘度と高
粘度のものを用いて、この浸漬と硬化工程を2度繰り返
えすことができる。なお、上の浸漬時には可動部材2の
筒状部2aの内孔にそれに適合する治具を嵌め込んだ状
態だするのが、こる内孔面に樹脂が無用に付着しないよ
うにする上で望ましい。もちろんかかる浸漬法のかわり
に、全体を予熱して置いた上で樹脂を刷毛塗り法によっ
て適用することも可能である。
イル5をコイル保持体4に、かつコイル保持体4を可動
部材2に取り付け、ただしヘッド1とそのアームlaは
まだ可動部材2に取り付けない状態で、例えば全体を図
でLで示す樹脂液内に少なくとも接着面2eおよび5a
が液に浸されるように浸漬することによって行なう。こ
の際に用いる樹脂液としては無溶剤のエポキシ樹脂が好
適で、上のように樹脂液に浸漬した後にそれから引き上
げて樹脂をよく滴下させた上で、所定の温度下で樹脂を
充分に硬化させる。必要に応じて、樹脂液に低粘度と高
粘度のものを用いて、この浸漬と硬化工程を2度繰り返
えすことができる。なお、上の浸漬時には可動部材2の
筒状部2aの内孔にそれに適合する治具を嵌め込んだ状
態だするのが、こる内孔面に樹脂が無用に付着しないよ
うにする上で望ましい。もちろんかかる浸漬法のかわり
に、全体を予熱して置いた上で樹脂を刷毛塗り法によっ
て適用することも可能である。
いずれにせよ樹脂の硬化後は、樹脂6が第1図(b)の
断面図に示すようにコイル5とコイル保持体4の筒状部
4aの外面を覆い、これによってコイル5がコイル保持
体4と一体化されるともに、この樹脂6によって可動部
材2とコイル5が同図(b)および(C)に示すように
それらの接着面2eおよび5aにおいて相互に接着され
る。これら再接着面2eおよび5a間の接着用隙間は0
、5mm程度とするのが、高い接着強度を得る上で望
ましい。なお、第1図(b)のコイル保持体4の筒状部
4aに同図(C)の取付部4bと同様なつばを、とくに
取付部4bとの近接部においてそれと連続するように設
ければ、コイル5の巻装作業を容易にしかつコイル保持
体4の強度を向上することができる。
断面図に示すようにコイル5とコイル保持体4の筒状部
4aの外面を覆い、これによってコイル5がコイル保持
体4と一体化されるともに、この樹脂6によって可動部
材2とコイル5が同図(b)および(C)に示すように
それらの接着面2eおよび5aにおいて相互に接着され
る。これら再接着面2eおよび5a間の接着用隙間は0
、5mm程度とするのが、高い接着強度を得る上で望
ましい。なお、第1図(b)のコイル保持体4の筒状部
4aに同図(C)の取付部4bと同様なつばを、とくに
取付部4bとの近接部においてそれと連続するように設
ければ、コイル5の巻装作業を容易にしかつコイル保持
体4の強度を向上することができる。
第2図は、以上のようにしてコイル5が可動部材2に強
固に取り付けられたアクチュエータの可動部の周波数応
答試験結果を、いわゆるボード線図によって示すもので
ある。この試験に当たっては、まずヘッド1を第1図に
示すように可動部材2に取り付けた後、このアクチュエ
ータの可動部をディスク記憶装置に組み込んで、コイル
5に第2図の横軸に示す周波数上の電流を周波数に応じ
た所定の振幅で流し、ディスクに書き込まれている一定
のデータをヘッド1を介して読み出した信号の振幅の変
動からアクチュエータの可動部の周波数応答を測定した
。第2図の縦軸にはこのようにして得られた周波数応答
PRの値が、任意のただし線形のスケールで示されてい
る。
固に取り付けられたアクチュエータの可動部の周波数応
答試験結果を、いわゆるボード線図によって示すもので
ある。この試験に当たっては、まずヘッド1を第1図に
示すように可動部材2に取り付けた後、このアクチュエ
ータの可動部をディスク記憶装置に組み込んで、コイル
5に第2図の横軸に示す周波数上の電流を周波数に応じ
た所定の振幅で流し、ディスクに書き込まれている一定
のデータをヘッド1を介して読み出した信号の振幅の変
動からアクチュエータの可動部の周波数応答を測定した
。第2図の縦軸にはこのようにして得られた周波数応答
PRの値が、任意のただし線形のスケールで示されてい
る。
第3図はこの第2図との比較のため、前に従来技術の項
で述べた(a)のコイルをボビンに巻いてボビンを可動
部材2にねし止めする従来構造のアクチュエータについ
て、同じ要領で得られた試験結果を示すものである。
で述べた(a)のコイルをボビンに巻いてボビンを可動
部材2にねし止めする従来構造のアクチュエータについ
て、同じ要領で得られた試験結果を示すものである。
第2図を第3図と比較すればわがるように、アクチュエ
ータの可動部の主な共振周波数が従来は1505Hzで
あったものが、本発明を実施した場合は2100Hzと
約40%上昇し、かつこの共振点における周波数応答P
Rのピーク値も図示のように著しく減少している。これ
ば、コイル5と可動部材2との間の機械結合の剛性が大
きくなり、かつコイル5の振動のエネルギも可動部材2
等に伝達されて吸収されやすくなったためと考えられる
。
ータの可動部の主な共振周波数が従来は1505Hzで
あったものが、本発明を実施した場合は2100Hzと
約40%上昇し、かつこの共振点における周波数応答P
Rのピーク値も図示のように著しく減少している。これ
ば、コイル5と可動部材2との間の機械結合の剛性が大
きくなり、かつコイル5の振動のエネルギも可動部材2
等に伝達されて吸収されやすくなったためと考えられる
。
従来技術の場合約1.5kHzの峻度の高い共振点の存
在のため、コイル5に流す電流に対する制御速度を制御
の安定化上から安全を見て1.2kHz程度以下の周波
数範囲に相当する値に抑える要があったが、本発明の場
合には共振周波数が上がりかつその峻度も下がるので、
アクチュエータのコイル5に流す電流に対する制御速度
を図示の4kHz程度までの周波数範囲に相当する値に
上げても、ヘッド位置操作用のクローズトループ制御系
の動作が不安定に陥るおそれはない。
在のため、コイル5に流す電流に対する制御速度を制御
の安定化上から安全を見て1.2kHz程度以下の周波
数範囲に相当する値に抑える要があったが、本発明の場
合には共振周波数が上がりかつその峻度も下がるので、
アクチュエータのコイル5に流す電流に対する制御速度
を図示の4kHz程度までの周波数範囲に相当する値に
上げても、ヘッド位置操作用のクローズトループ制御系
の動作が不安定に陥るおそれはない。
以上説明したとおり本発明によれば、ディスク記憶装置
のヘッドを操作するボイスコイル形のアクチュエータで
あってそのの操作力発生用のコイルがヘッドを支承する
可動部材に取り付けられるものにおいて、筒状部とその
端面の一部から延在された取付部とを備えるコイル保持
体の筒状部の回りにコイルを取り付け、コイルの外周の
一部を接着面として可動部材にそれに適合する接着面を
設けて置いた上で、コイルの接着面部を可動部材の接着
面に合わせた状態でコイルが取り付けられた保持体をそ
の取付部において可動部材に取り付け、コイルおよびコ
イル保持体の筒状部の外面を樹脂で覆うとともにコイル
の接着面と可動部材の接着面とを樹脂で接着するように
したので、これにより次の効果を得ることができる。
のヘッドを操作するボイスコイル形のアクチュエータで
あってそのの操作力発生用のコイルがヘッドを支承する
可動部材に取り付けられるものにおいて、筒状部とその
端面の一部から延在された取付部とを備えるコイル保持
体の筒状部の回りにコイルを取り付け、コイルの外周の
一部を接着面として可動部材にそれに適合する接着面を
設けて置いた上で、コイルの接着面部を可動部材の接着
面に合わせた状態でコイルが取り付けられた保持体をそ
の取付部において可動部材に取り付け、コイルおよびコ
イル保持体の筒状部の外面を樹脂で覆うとともにコイル
の接着面と可動部材の接着面とを樹脂で接着するように
したので、これにより次の効果を得ることができる。
コイルが可動部材に直接に接着されるとともにコイル保
持体の取付部を介しても可動部材に結合されるので、コ
イルの可動部材への機械結合の剛性が従来より高められ
、かつコイルと保持体とが一体化されるので、コイル自
体の剛性も高められる。この結果、アクチュエータの可
動部の共振周波数が従来より数十%上昇しかつ共振点に
おける振動の振幅も著しく減少される。従って本発明に
よれば、クローズトループ制御系の安定度を損なうこと
なくコイルに流す電流の制御速度を従来の数倍に上げる
ことにより、ヘッドの位置制御性能を向上させることが
できる。
持体の取付部を介しても可動部材に結合されるので、コ
イルの可動部材への機械結合の剛性が従来より高められ
、かつコイルと保持体とが一体化されるので、コイル自
体の剛性も高められる。この結果、アクチュエータの可
動部の共振周波数が従来より数十%上昇しかつ共振点に
おける振動の振幅も著しく減少される。従って本発明に
よれば、クローズトループ制御系の安定度を損なうこと
なくコイルに流す電流の制御速度を従来の数倍に上げる
ことにより、ヘッドの位置制御性能を向上させることが
できる。
コイルの可動部材への結合の剛性およびコイル自体の剛
性の強化が僅かな量の樹脂による接着や被覆だけでなさ
れるので、本発明によればアクチュエータの可動部の質
量をどの従来例の場合よりも小さ(することができ、ヘ
ッドの位置制御系の即応性を一層高めることができる。
性の強化が僅かな量の樹脂による接着や被覆だけでなさ
れるので、本発明によればアクチュエータの可動部の質
量をどの従来例の場合よりも小さ(することができ、ヘ
ッドの位置制御系の即応性を一層高めることができる。
さらに本発明では、筒状部と取付部とを備えるコイル保
持体を利用して、コイルをこの保持体の筒状部の回りに
巻装ないしは嵌め込みによって取り付け、保持体をその
取付部において可動部材に取り付けることができるので
、コイルと可動部材を樹脂接着するに当たって保持体が
コイルの接着面と可動部材の接着面との関係位置を保持
する役目を果たし、特別な治具を用いることなくコイル
と可動部材とを正確かつ確実に接着することができる。
持体を利用して、コイルをこの保持体の筒状部の回りに
巻装ないしは嵌め込みによって取り付け、保持体をその
取付部において可動部材に取り付けることができるので
、コイルと可動部材を樹脂接着するに当たって保持体が
コイルの接着面と可動部材の接着面との関係位置を保持
する役目を果たし、特別な治具を用いることなくコイル
と可動部材とを正確かつ確実に接着することができる。
これによって、コイルの可動部材への取り付は作業が従
来よりも簡単かつ正確になり、低コストでヘッド操作用
アクチュエータを組み立てることができる。
来よりも簡単かつ正確になり、低コストでヘッド操作用
アクチュエータを組み立てることができる。
第1図および第2図が本発明に関し、第1図は本発明に
よるディスク記憶装置のヘッド操作用アクチュエータの
実施例を示すその可動部の正面図およびその主要部の断
面図、第2図はこの可動部の周波数応答特性を示すボー
ド線図である。第3図は従来技術によるアクチュエータ
の可動部の周波数応答特性を第2図と対比して示すボー
ド線図である。図において、 ■=ヘッド、1a:ヘッド用アーム、2:可動部材、2
a:可動部材の筒状部、2b=可動部材のヘッドアーム
用取付部、2c:可動部材のコイル用取付部、2d:突
起、2e:可動部材側接着面、3:固定軸、4:コイル
保持体、4a:コイル保持体の筒状部、4b:コイル保
持体の取付部、4c:コイル保持体の取付孔、5:コイ
ル、5a:コイルの接着面、6:樹脂、FR:周波数応
答、H2:周波数、I、:樹脂液面、R:アクチュエー
タ可動部の揺動方向、である。 ←α U−
よるディスク記憶装置のヘッド操作用アクチュエータの
実施例を示すその可動部の正面図およびその主要部の断
面図、第2図はこの可動部の周波数応答特性を示すボー
ド線図である。第3図は従来技術によるアクチュエータ
の可動部の周波数応答特性を第2図と対比して示すボー
ド線図である。図において、 ■=ヘッド、1a:ヘッド用アーム、2:可動部材、2
a:可動部材の筒状部、2b=可動部材のヘッドアーム
用取付部、2c:可動部材のコイル用取付部、2d:突
起、2e:可動部材側接着面、3:固定軸、4:コイル
保持体、4a:コイル保持体の筒状部、4b:コイル保
持体の取付部、4c:コイル保持体の取付孔、5:コイ
ル、5a:コイルの接着面、6:樹脂、FR:周波数応
答、H2:周波数、I、:樹脂液面、R:アクチュエー
タ可動部の揺動方向、である。 ←α U−
Claims (1)
- ディスク記憶装置のヘッドを操作するボイスコイルモー
タ形のアクチュエータであってその操作力発生用のコイ
ルがヘッドを支承する可動部材に取り付けられるものに
おいて、筒状部とその端面の一部から延在された取付部
とを備えるコイル保持体の筒状部の回りにコイルを取り
付け、コイルの外周の一部を接着面として可動部材側に
それに適合する接着面を設け、コイルの接着面部を可動
部材の接着面に合わせた状態でコイルが巻装された保持
体をその取付部において可動部材に取り付け、コイルの
外面を樹脂で覆うとともにコイルの接着面と可動部材の
接着面とを樹脂で接着するようにしたことを特徴とする
ディスク記憶装置のヘッド操作用アクチュエータ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20500288A JPH0255558A (ja) | 1988-08-18 | 1988-08-18 | ディスク記憶装置のヘッド操作用アクチュエータ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20500288A JPH0255558A (ja) | 1988-08-18 | 1988-08-18 | ディスク記憶装置のヘッド操作用アクチュエータ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0255558A true JPH0255558A (ja) | 1990-02-23 |
Family
ID=16499825
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP20500288A Pending JPH0255558A (ja) | 1988-08-18 | 1988-08-18 | ディスク記憶装置のヘッド操作用アクチュエータ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0255558A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7239486B2 (en) | 2004-06-30 | 2007-07-03 | Hitachi Global Storage Technologies Netherlands B.V. | System and apparatus for reducing off-track gain for a disk drive actuator |
-
1988
- 1988-08-18 JP JP20500288A patent/JPH0255558A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7239486B2 (en) | 2004-06-30 | 2007-07-03 | Hitachi Global Storage Technologies Netherlands B.V. | System and apparatus for reducing off-track gain for a disk drive actuator |
US7814643B2 (en) | 2004-06-30 | 2010-10-19 | Hitachi Global Storage Technologies Netherlands B.V. | Method for reducing off-track gain for a disk drive actuator |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US20080308609A1 (en) | Bond head for a wire bonder | |
US5031062A (en) | Method and apparatus for reducing disk distortion under clamping load in a disk drive apparatus | |
JPH0255558A (ja) | ディスク記憶装置のヘッド操作用アクチュエータ | |
US5999342A (en) | Objective lens driving system and manufacturing method for same | |
US5805388A (en) | Swing type structure having an elongated column and wires positioned on opposite sides of the column such that the column is in compression as a result of the wires | |
CN207783136U (zh) | 动铁受话器 | |
JPH07274469A (ja) | ボイスコイルモータのコイル固定方法 | |
JPS6217685Y2 (ja) | ||
US4731919A (en) | Centering mechanism for moving coil force motor | |
JPS619155A (ja) | ブラシレス直流モ−タ | |
JP2714030B2 (ja) | コイル組立体 | |
JPS6118731B2 (ja) | ||
KR100464074B1 (ko) | 3축 구동 광 픽업 액츄에이터 | |
EP0718839A2 (en) | Balanced hard disk assembly and method for balancing | |
JP3152589B2 (ja) | 回転磁気ヘッド装置 | |
US4268837A (en) | Ink jet recording instrument | |
JPH01224930A (ja) | 光学式ディスク装置の対物レンズ駆動装置 | |
JPS62164233A (ja) | 3次元光ピツクアツプの対物レンズ支持装置 | |
JP2001060331A (ja) | 対物レンズアクチュエータ | |
JPH02294240A (ja) | ステップモータのロータ構造 | |
JPH0279763A (ja) | Vcmコイル | |
JPS6138526B2 (ja) | ||
JPH11285878A (ja) | ヨークの製造方法 | |
JPH01179122A (ja) | 振動ミラー装置 | |
JP2732814B2 (ja) | 揺動型アクチュエータ |