JPS62176592A - 次亜塩素酸ナトリウム含有廃液の処理装置 - Google Patents
次亜塩素酸ナトリウム含有廃液の処理装置Info
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- JPS62176592A JPS62176592A JP1678886A JP1678886A JPS62176592A JP S62176592 A JPS62176592 A JP S62176592A JP 1678886 A JP1678886 A JP 1678886A JP 1678886 A JP1678886 A JP 1678886A JP S62176592 A JPS62176592 A JP S62176592A
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Landscapes
- Treatment Of Water By Oxidation Or Reduction (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は、塩素ガスを除害するときなどに副生する次亜
塩素酸ナトリウム含有廃液を無公害化するための処理装
置に関する。
塩素酸ナトリウム含有廃液を無公害化するための処理装
置に関する。
塩素ガスを使用する化学工業分野では、通常、未反応あ
るいは余剰成分として排出する塩素ガスを水酸化ナトリ
ウム水溶液と接触させて中和捕集する除害処理がおこな
われているが、この処理においては塩化ナトリウムと共
に必然的に次亜塩素酸ナトリウムの副生を伴なう。この
次亜塩素酸ナトリウムを含有する廃液は、異臭を放つう
えに酸性廃液と合流すると塩素を再生するなどの性癖が
あるため、このまま系外に廃棄すると二次的公害の因と
なる。したがって、従来、廃液を更に亜硫酸ナトリウム
あるいは過酸化水素水のような薬剤を用いて分解する等
の二次処理が施されている。
るいは余剰成分として排出する塩素ガスを水酸化ナトリ
ウム水溶液と接触させて中和捕集する除害処理がおこな
われているが、この処理においては塩化ナトリウムと共
に必然的に次亜塩素酸ナトリウムの副生を伴なう。この
次亜塩素酸ナトリウムを含有する廃液は、異臭を放つう
えに酸性廃液と合流すると塩素を再生するなどの性癖が
あるため、このまま系外に廃棄すると二次的公害の因と
なる。したがって、従来、廃液を更に亜硫酸ナトリウム
あるいは過酸化水素水のような薬剤を用いて分解する等
の二次処理が施されている。
ところが上記の二次処理には、複雑な処理設備が必要で
ある上、薬剤の多量消費を伴なうので設備ならびに運転
費用が嵩む問題点がある。
ある上、薬剤の多量消費を伴なうので設備ならびに運転
費用が嵩む問題点がある。
本発明は、これらの問題点を解消し薬剤消耗を伴わない
簡易かつ効率的な次亜塩素酸ナトリウム含有廃液の処理
装置を提供するものである。
簡易かつ効率的な次亜塩素酸ナトリウム含有廃液の処理
装置を提供するものである。
本発明の処理装置は、次亜塩素酸ナトリウム含有廃液の
貯槽と酸化ニッケル触媒の充填塔とを送液ポンプにより
液循環するシステムに配管接続した構造からなる。
貯槽と酸化ニッケル触媒の充填塔とを送液ポンプにより
液循環するシステムに配管接続した構造からなる。
以下、本発明を第１図に示した構造例に基づいて説明す
る。
る。
第１図において、ｌは次亜塩素酸ナトリウム含有廃液２
を流入した貯槽、３は酸化ニッケルＣＮｉ２０３（１）
）触媒層・１を装備した充填塔、５および６は貯槽１
、充ｔｉ塔３にそれぞれ取付けられた通気管である。
を流入した貯槽、３は酸化ニッケルＣＮｉ２０３（１）
）触媒層・１を装備した充填塔、５および６は貯槽１
、充ｔｉ塔３にそれぞれ取付けられた通気管である。
貯槽ｌの底部と充填塔３の底部は導管７で、また充填塔
３上部から貯ＩＩ＋の上部までは導管７′で各連結され
ており、導管７．７′の適宜な位置に介設した送液ポン
プ８により矢印方向に液循環するシステムに配管接続さ
れている。
３上部から貯ＩＩ＋の上部までは導管７′で各連結され
ており、導管７．７′の適宜な位置に介設した送液ポン
プ８により矢印方向に液循環するシステムに配管接続さ
れている。
運転時、次亜塩素酸ナトリウム含有廃液２は、送液ポン
プ８の駆動により導管７を通って充填塔３に入り、塔内
を上昇しながら酸化ニッケル触媒層４と接触する。この
接触過程において、下式（＋）および（２）の触媒反応
が生じる。
プ８の駆動により導管７を通って充填塔３に入り、塔内
を上昇しながら酸化ニッケル触媒層４と接触する。この
接触過程において、下式（＋）および（２）の触媒反応
が生じる。
ＮａＣＱＯ＋ Ｎ１ｔＯ３４ＮａＣ（２±２ＮｉＯ＋Ｏ
ｚ↑−（＋ ）ＮａＣＱＯ＋ ２ＮｉＯ＝ ＮａＣＱ
＋Ｎ１ｔ０３・・曲・曲・（２）上記の反応を経た廃液
は充填塔３の上部から導管７′を通って貯槽１に戻る。
ｚ↑−（＋ ）ＮａＣＱＯ＋ ２ＮｉＯ＝ ＮａＣＱ
＋Ｎ１ｔ０３・・曲・曲・（２）上記の反応を経た廃液
は充填塔３の上部から導管７′を通って貯槽１に戻る。
このように廃液２は系内を連続的に循環しながら、繰返
し酸化ニッケル触媒層４を通過する。
し酸化ニッケル触媒層４を通過する。
次亜塩素酸ナトリウム含有廃液２は液循環の過程で酸化
ニッケル触媒との接触を重ね、上述（１’）および（２
）の触媒反応を漸次進行さける。この反応作用を介して
、廃液中の次亜塩素酸ナトリウムは完全に無害の塩化ナ
トリウムに分解転化する。
ニッケル触媒との接触を重ね、上述（１’）および（２
）の触媒反応を漸次進行さける。この反応作用を介して
、廃液中の次亜塩素酸ナトリウムは完全に無害の塩化ナ
トリウムに分解転化する。
１２０Ｑ容ｔの貯槽ｌと直径１００ ｍｍ、塔高６００
ａｍの筒内に４Ｑの酸化ニッケル（ＮＬＯ：＋）触媒４
を５００■の充填高さに装入した充填塔３を、液送ポン
プ８（能力１５ｇ／分）を介設して第１図に示した構造
のとおり配管接続した。
ａｍの筒内に４Ｑの酸化ニッケル（ＮＬＯ：＋）触媒４
を５００■の充填高さに装入した充填塔３を、液送ポン
プ８（能力１５ｇ／分）を介設して第１図に示した構造
のとおり配管接続した。
上記構造の処理装置を用い、次のような組成の異なる３
種類の次亜塩素酸ナトリウム含育廃液を液循環させ分解
処理した。
種類の次亜塩素酸ナトリウム含育廃液を液循環させ分解
処理した。
■Ｎａ（Ｊ！Ｏ； １３３．３ｇ／Ｌ ＮａＯＨ；
３．７９／Ｑ。
３．７９／Ｑ。
■ 〃、 １３０．１ 〃、 〃 ；６９．５〃、
■ 〃；ｌ１９．４〃、 〃；同、７〃、ＮａＣＱ；飽
和、 処理時間の経過ごとに廃液中の次亜塩素酸ナトリウム濃
度を測定しながら分解状況を調査した。
■ 〃；ｌ１９．４〃、 〃；同、７〃、ＮａＣＱ；飽
和、 処理時間の経過ごとに廃液中の次亜塩素酸ナトリウム濃
度を測定しながら分解状況を調査した。
この場合の次亜塩素酸ナトリウム濃度測定は、有効塩素
の分析によった。
の分析によった。
このようにして得られた次亜塩素酸ナトリウム濃度の経
時変化状況を第２図に示した。
時変化状況を第２図に示した。
第２図から、次亜塩素酸ナトリウムの分解過程は廃液組
成とくにＮａＯＨの共存量によって相違はあるものの、
経時的には概ね同一の効率的な濃度減少パターンを示す
ことが判明し、廃液組成■は約２５時間、■は約４４時
間、■の場合には約２０時間でそれぞれ次亜塩素酸ナト
リウムが完全に塩化ナトリウムに分解転化することが確
認されｆこ。
成とくにＮａＯＨの共存量によって相違はあるものの、
経時的には概ね同一の効率的な濃度減少パターンを示す
ことが判明し、廃液組成■は約２５時間、■は約４４時
間、■の場合には約２０時間でそれぞれ次亜塩素酸ナト
リウムが完全に塩化ナトリウムに分解転化することが確
認されｆこ。
本発明に係る処理装置によれば、塩素ガスの除害時なと
の過程で生じる有害な次亜塩素酸ナトリウム含有廃液を
あらたな薬剤を使用することなしに単純なプロセスによ
り効率的に無害化することがてきる。そのうえ装置構造
が極めて簡単であるから、設備費ならびにランニングコ
ストが低廉ですむ経済的利点もある。
の過程で生じる有害な次亜塩素酸ナトリウム含有廃液を
あらたな薬剤を使用することなしに単純なプロセスによ
り効率的に無害化することがてきる。そのうえ装置構造
が極めて簡単であるから、設備費ならびにランニングコ
ストが低廉ですむ経済的利点もある。
第１図は本発明装置の全体構造を例示した系統図、第２
図は本発明を用いて廃液処理（実施例）した際における
次亜塩素酸ナトリウム濃度の経時変化を示したものであ
る。 ■・・・貯槽、２・・・次亜塩素酸ナトリウム含有廃液
、３・・・充填塔、 ４・・・酸化ニッケル触媒層、５
．６・・通気管、７．７′・・・導管、８・・・送液ポ
ンプ。 特許出願人 日東機械株式会社 東海カーボン株式会社
図は本発明を用いて廃液処理（実施例）した際における
次亜塩素酸ナトリウム濃度の経時変化を示したものであ
る。 ■・・・貯槽、２・・・次亜塩素酸ナトリウム含有廃液
、３・・・充填塔、 ４・・・酸化ニッケル触媒層、５
．６・・通気管、７．７′・・・導管、８・・・送液ポ
ンプ。 特許出願人 日東機械株式会社 東海カーボン株式会社
Claims (1)
- 次亜塩素酸ナトリウム含有廃液の貯槽と酸化ニッケル触
媒の充填塔とを送液ポンプにより液循環するシステムに
配管接続した構造からなる次亜塩素酸ナトリウム含有廃
液の処理装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1678886A JPS62176592A (ja) | 1986-01-30 | 1986-01-30 | 次亜塩素酸ナトリウム含有廃液の処理装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1678886A JPS62176592A (ja) | 1986-01-30 | 1986-01-30 | 次亜塩素酸ナトリウム含有廃液の処理装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS62176592A true JPS62176592A (ja) | 1987-08-03 |
Family
ID=11925915
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1678886A Pending JPS62176592A (ja) | 1986-01-30 | 1986-01-30 | 次亜塩素酸ナトリウム含有廃液の処理装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS62176592A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5387349A (en) * | 1989-10-10 | 1995-02-07 | Imperial Chemical Industries Plc | Liquid phase reaction process |
| WO1996037279A1 (en) * | 1995-05-25 | 1996-11-28 | Baker Hughes Incorporated | Treatments to reduce aldol condensation and subsequent polymerization in caustic acid gas scrubbers |
| CN104085904A (zh) * | 2014-07-18 | 2014-10-08 | 贵州大龙银星汞业有限责任公司 | 一种次氯酸钠的分解方法 |
| CN104084026A (zh) * | 2014-07-18 | 2014-10-08 | 贵州大龙银星汞业有限责任公司 | 一种氯化汞生产中含氯尾气的处理方法 |
Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5316460A (en) * | 1976-07-29 | 1978-02-15 | Sanyo Electric Co Ltd | Apparatus for treating sewage water containing residual chlorine |
-
1986
- 1986-01-30 JP JP1678886A patent/JPS62176592A/ja active Pending
Patent Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5316460A (en) * | 1976-07-29 | 1978-02-15 | Sanyo Electric Co Ltd | Apparatus for treating sewage water containing residual chlorine |
Cited By (4)
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|---|---|---|---|---|
| US5387349A (en) * | 1989-10-10 | 1995-02-07 | Imperial Chemical Industries Plc | Liquid phase reaction process |
| WO1996037279A1 (en) * | 1995-05-25 | 1996-11-28 | Baker Hughes Incorporated | Treatments to reduce aldol condensation and subsequent polymerization in caustic acid gas scrubbers |
| CN104085904A (zh) * | 2014-07-18 | 2014-10-08 | 贵州大龙银星汞业有限责任公司 | 一种次氯酸钠的分解方法 |
| CN104084026A (zh) * | 2014-07-18 | 2014-10-08 | 贵州大龙银星汞业有限责任公司 | 一种氯化汞生产中含氯尾气的处理方法 |
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