JP2873578B1 - 無電解ニッケルめっき廃液の処理方法および装置 - Google Patents

無電解ニッケルめっき廃液の処理方法および装置

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Abstract

【要約】 【目的】 無電解ニッケルメッキ廃液を処理してニッケ
ルを分離・回収すると共に、有機酸を分解しかつ次亜リ
ン酸、亜リン酸等を酸化してリン酸塩として回収し、廃
液の放流を可能にする。 【解決手段】 無電解ニッケルメッキ廃液をキレート樹
脂に接触させてニッケル錯体からニッケルを吸着分離し
且つ吸着されたニッケルを酸により溶離して回収する。
ニッケル分離後の廃液を高圧水銀灯による紫外線照射下
にオゾンにより酸化して有機酸を水と炭酸ガスに分解
し、次亜リン酸、亜リン酸を酸化し沈澱剤を加えてリン
酸塩として回収する。 【効果】 前記処理方法はニッケル吸着槽、酸化処理
槽、反応沈澱槽等からなる一連のシステムによって行わ
れ、廃液中の成分が効果的に分離・回収され、かつ処理
後の廃液はそのまゝ放流することが可能になる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は無電解ニッケルめっ
き廃液の処理方法および装置に関する。
【0002】
【従来の技術および発明の解決すべき課題】無電解ニッ
ケルめっき液中には硫酸ニッケル等の主成分と共にニッ
ケルの還元剤としての次亜リン酸および加水分解防止の
ための複数種の有機酸等が含まれており、かゝるめっき
溶液は使用に硫酸イオンが蓄積してメッキ面を不良にす
るため、劣化した液に対して新液を7回まで補給して再
生使用されるが(リターン)その後は廃液として排出さ
れる。この無電解めっき廃液中にはめっき処理にともな
って前記浴組成に由来する次亜リン酸、亜リン酸、リン
酸、複数の有機酸ならびにそれらのニッケル錯体が残存
する。従来から排水中のリンの含有分は環境における富
栄養化の防止の見地から規制されているが、ニッケルに
ついても近々に厳格な規制値の設けられることが予測さ
れている。また有機酸も排水中においてヘドロを形成す
る原因となることが知られている。このため無電解ニッ
ケルめっき廃液中におけるこれらの成分を効果的に処理
しかつニッケルおよびリン酸を回収して資源として再利
用できる工業的な技術開発が望まれている。
【0003】しかし、無電解ニッケルめっき廃液には前
記のように次亜リン酸、亜リン酸や複数の有機酸および
それらのニッケル錯体が含まれており、これらを総合的
に効率よく処理し得る工業的な技術は未だ知られていな
い。たとえば次亜リン酸や亜リン酸を酸化した後でニッ
ケル塩を沈殿、分解することも考えられるが、この方法
では生成したニッケル塩がリンを含むのでニッケルを再
利用する上では必ずしも好ましくない。
【0004】ニッケルめっき液からのニッケルの分離回
収についてはこれをイオン交換樹脂と接触させることに
よりニッケルイオンを選択的に吸着し、これを酸で溶離
した後拡散透析を行うことにより硫酸ニッケルを回収す
る方法が提案されている(特開平7−54200号)。
しかし前記のように、無電解ニッケルめっき廃液中には
複数の有機酸が含まれており、一般にこれらのニッケル
錯体の多くは水溶液中で安定であって分離・除去が困難
であるとされている。かゝる有機酸については予めUV
−照射等によって分解しておくことも考えられるが、廃
液に含まれるニッケル化合物が紫外域光を吸収するため
十分な照射効果が得られない。
【0005】本発明者は、無電解ニッケルめっき廃液の
処理について種々実験した結果、キレート樹脂、たとえ
ばイミノジ酢酸またはアミノリン酸官能基を有するキレ
ート樹脂がニッケル錯体からのニッケルの吸着分離にも
極めて有効であることを発見し、めっき廃液をかゝるキ
レート樹脂で処理した後、次亜リン酸、亜リン酸および
有機酸を酸化および分解することにより廃液中の前記成
分を効果的に処理しかつニッケルやリン酸を回収できる
ことを発見して本発明を完成するに到った。
【0006】
【課題を解決するための技術的手段】前記課題はニッケ
ル、リン酸、亜リン酸、次亜リン酸イオンおよび有機酸
ならびにこれらのニッケル錯体を含む無電解ニッケルめ
っき廃液を、キレート樹脂と接触させて廃液中に含まれ
る有機酸とニッケル錯体を形成するニッケルをイオン交
換反応によってキレート樹脂に吸着させる工程、ニッケ
ルを吸着除去した廃液に紫外線の照射下で酸化剤を加え
て有機酸を水と炭酸ガスとに分解すると共に、次亜リン
酸および亜リン酸をリン酸に酸化する工程、およびこれ
らをリン酸塩として分離回収する工程を含むことを特徴
とする方法によって解決される。
【0007】前記本発明の方法は無電解ニッケルめっき
廃液の処理装置において、前記めっき廃液中のニッケル
イオンを吸着分離するためのキレート樹脂を充填したニ
ッケル吸着槽、前記ニッケル吸着槽によるニッケル吸着
後の廃液中に含まれる有機酸を水と炭酸ガスとに分解
し、かつ次亜リン酸および亜リン酸をリン酸に酸化する
ための紫外線照射ランプと酸化剤注入装置を備えた酸化
処理槽および処理後の廃液に沈澱剤を加えてリン酸をリ
ン酸塩として沈殿・回収する装置とを備えていることを
特徴とする無電解ニッケルめっき廃液の処理装置によっ
て実施される。
【0008】
【発明の実施態様】−ニッケルの吸着−本発明の方法に
おいては、無電解ニッケルめっき廃液をキレート樹脂に
接触させ、それによってめっき廃液中に含まれている有
機酸のニッケル錯体中のニッケルをイオン交換反応によ
ってキレート樹脂に吸着させてめっき廃液から分離す
る。キレート樹脂としてはたとえばユニチカ株式会社の
イミノジ酢酸型のUR−40又はアミノリン酸型のUR
−3300が好ましく、後者の樹脂は吸着力がやゝ低い
が漏出液中のニッケルのテーリングが少ないので実用的
なシステムに適している。
【0009】キレート樹脂としてのUR−3300に対
してニッケル3.70g/lを含むめっき廃液を100
ml/min の割合で供給して接触させ(pH5.45)、
ニッケルの吸着を試みたところ、樹脂50gに対して
3.33gのニッケルの吸着が認められた(約67g/
kg)。共存する有機酸はほぼ一定の割合(400mg
/100ml)で漏出して樹脂内には残存せずニッケル
との分離が充分に行われた。結果を図3に示す。
【0010】−酸による溶離− キレート樹脂に吸着されたニッケルは酸によって簡単に
溶離される。酸としては塩酸、硫酸、硝酸等の無機塩が
用いられるが、窒素の排水基準が厳しくなる傾向がある
ため塩酸又は硫酸の使用が好ましい。漏出液のニッケル
のテーリングが少ない前記UR−3300を用いて前記
廃液を2.0モルの塩酸で処理した結果を図4に示す。
【0011】−ニッケルの回収− 溶離したニッケル溶液中の過剰の酸は別途用意した水酸
化ニッケル等で中和し塩化ニッケルまたは硫酸ニッケル
(硫酸溶離の場合)として回収し、再利用することがで
きる。尚キレート樹脂の粒径を減少させれば単位体積当
たりのニッケル吸着容量を増加することができ、この場
合には樹脂の充填密度の増大に対応して廃液の流入圧力
を増加させる。
【0012】−酸化処理− ニッケルを吸着除去した後の廃液は紫外線の照射下で酸
化して有機酸は水と炭酸ガスに分解し、亜リン酸、次亜
リン酸は酸化によってリン酸とする。酸化剤としてはオ
ゾンが用いられるが、この酸化は触媒を用いて行うこと
が好ましい。オゾンを酸化剤とし用いる場合には空気中
の酸素を予め濃縮してオゾンを発生させるのが望まし
い。
【0013】次亜リン酸はオゾンによって亜リン酸次い
でリン酸に酸化される。次亜リン酸を含む溶液に室温で
オゾンを4g/hの濃度で添加して撹拌することにより
次亜リン酸は比較的短時間でリン酸に迄酸化され処理後
の溶液のpHは4.61となる。このpHは有機酸の酸
化分解にも適する酸濃度である。イオンクロマトラフに
よる測定結果を図4に示す。
【0014】複数種の有機カルボン酸を含むこの廃液に
高圧水銀灯により紫外線を照射して水と炭酸ガスとに分
解する。この工程は前記次亜リン酸の酸化と同時に行わ
れ、そのため酸化剤として供給されるオゾン等が有機酸
の分解速度の増加に寄与する。尚これらの工程は銀(過
酸化銀)を触媒として用いることにより一層迅速に行わ
れる。
【0015】有機カルボン酸としての乳酸2.0g/l
を含むpH3の水溶液に4g/hの割合でオゾンを注入
しながら400Wの高圧水銀灯でUV照射を行った場合
の結果を図5に示す。有機酸分解の度合いがオゾンの併
用および銀触媒の使用によって増大していることが分か
る。有機酸としてリンゴ酸、クエン酸、マレイン酸につ
いて行った実験においても同様な結果が得られた。
【0016】前記酸化処理は連続式またはバッチ式のい
ずれでもよいが、所定流量の廃液を酸化処理域に循環し
て供給する方式が好ましく、この場合、廃液自体が水銀
灯の冷却水として利用されることになるので装置が簡略
化され、かつ循環中に廃液の温度が上昇するので分解速
度が高まる。
【0017】−リン酸の回収− 次いで前記酸化処理後のリン酸および硫酸イオンを含む
廃液中にアルカリ、たとえば水酸化カルシウムを添加し
て反応させることによりこれらをリン酸水素カルシウム
および硫酸カルシウムとしてそれぞれ析出沈殿させ、濾
過により分離する。濾液中には極めて微量の有機酸や、
カルシウムおよびナトリウムが含まれるのみで廃液とし
てこのまゝで放流が可能となる。
【0018】前記本発明の方法は図1にフロー図として
その概要を示した本発明の装置によって実施される。
【0019】−ニッケル吸着塔− 無電解ニッケルめっき廃液を含むめっき廃液槽T−1か
らの廃液をポンプP−1によってニッケル吸着槽T−2
に供給する。ニッケル吸着槽T−2には図2に示す構成
のキレート樹脂の充填塔Vが取はずし可能に設けてあ
る。充填塔Vは高さ約100cmの筒形でキレート樹脂
を40mmの層厚で充填してあり、充填したキレート樹
脂に対してめっき廃液をポンプP−1によって2〜3気
圧で圧注して廃液を下方から上方へ通過させて接触させ
る。
【0020】キレート樹脂としては、たとえば前記イミ
ノジ酢酸型UR−40又はアミノリン酸型キレート樹脂
UR−3300が用いられる。これらの樹脂の粒径分布
は通常0.4〜0.6mm(見掛比重0.62)である
が、本発明においてはこの粒径をさらに細粒化してたと
えば0.25〜0.4mm(見掛比重0.49)として
単位体積当たりの吸着容量を増大させニッケル吸着量を
高めると共に酸による溶離を容易にする。吸着ニッケル
量は樹脂1Kg当たり約130gに増大する。またこの
充填樹脂密度の増大に対応して廃液の注入圧を2〜3気
圧として流速を高めた。
【0021】−ニッケル回収装置− 尚図1のフロー中には図示していないが、この実施例で
は吸着されたニッケルを塩酸で溶離しニッケルを回収す
る装置が設けられており、さらに吸着後の充填塔Vの樹
脂は水洗してキレート樹脂を再生するようにしてある。
溶離したニッケル水溶液はたとえば別に用意した水酸化
ニッケルを加えて中和し塩化ニッケルとして回収する。
【0022】−酸化処理槽− 前記ニッケル分離後の廃液には次亜リン酸、亜リン酸お
よびリン酸のイオンおよび有機カルボン酸ならびに硫酸
イオン等が含まれており、本発明の装置においてはこれ
らを含む廃液を循環タンクT−3を経てポンプP−2に
より酸化処理層T−4に供給する。
【0023】酸化処理槽T−4中には安定器S付のUV
−ランプL(高圧水銀灯:1000W/200V)が設
けられている。UV−ランプは通常は図示のようにその
周囲に冷却管を設けその外側に処理液を入れるようにし
て構成されるが、本発明に用いるUV−ランプLでは冷
却管を省略して処理液を循環タンクT−3により循環供
給することが好ましい。これによって処理液がUVラン
プLの冷却用として用いられることになるため構成が簡
略化されると共に、廃液自体は循環供給によってその温
度が上昇し、有機酸の分解速度等が早められる。尚酸化
処理層T−4の周壁には鏡面仕上したスティンレス板を
密着させ、UVランプLの紫外線を槽内に反射させて有
効に使用するようにした。尚T−4にはオゾンを供給す
るためのオゾン発生器Gおよびゼオライト等を用いた空
気中の酸素濃縮器Hが組合せて用いられる。本実施例に
おけるオゾン発生器Gからのオゾン発生量は6g/hで
あるが、酸素濃縮器Hを組合わせることにより発生量は
12g/hに増大する。
【0024】−酸化触媒− 酸化処理槽T−4の内周壁には銀めっきを施し、又は銀
板を密着させてその表面に粗面化処理を施す。これによ
って銀層の表面は酸化処理のために用いるオゾンにより
過酸化銀となり、その触媒作用によってさらに酸化が促
進される。これによってニッケル吸着除去後の廃液を含
む酸化処理槽T−4中では有機酸が酸化剤の存在下での
紫外線照射により水と炭酸ガスとに分解され、一方次亜
リン酸、亜リン酸は酸化によってリン酸となる。尚酸化
処理槽T−4中にはじゃま板Bを設けてオゾンと廃液と
の触媒面積を増大させるようにしてある。
【0025】酸化処理槽T−4からの処理後の廃液は撹
拌機Mを有する反応槽T−5に供給され、水酸化カルシ
ウム等の沈澱剤と撹拌混合下に反応される。この反応に
よって硫酸カルシウムおよびリン酸水素カルシウムが析
出されその水溶液はポンプP−3によって沈澱槽T−6
に送られて中空糸膜フィルタFによって濾過される。フ
ィルタFからの濾液には有機酸、リン酸は殆ど含まれて
おらずそのまゝ廃液として放流される。
【0026】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、無電解ニ
ッケルめっき廃液の処理に際して、廃液中に含まれるニ
ッケル錯体のニッケルがキレート樹脂との配位子交換反
応により吸着されて分離除去される。またニッケル除去
後の廃液中に含まれる有機酸はUV−照射により水と炭
酸ガスとに分離され、次亜リン酸、亜リン酸等は酸化剤
によりリン酸塩として沈殿分離されるので、無電解ニッ
ケルめっき廃液の効果的な処理が一連のシステム中で可
能になり、かつニッケル、リンおよび有機酸を除去され
た廃液はそのまゝで放流が可能となる。キレート樹脂に
より吸着されたニッケルは酸による溶離によって塩化ニ
ッケル又は硫酸ニッケル等として回収され、一方次亜リ
ン酸、亜リン酸等はリン酸に酸化されてリン酸カルシウ
ム塩として沈殿回収され、夫々の用途に再利用すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明装置の概要を示すフロー図である。
【図2】前記装置に用いる樹脂吸着塔の要部断面図であ
る。
【図3】キレート樹脂によるニッケルの吸着を示すグラ
フである。
【図4】樹脂に吸着されたニッケルの塩酸による溶離を
示すグラフである。
【図5】ニッケル吸着分離後の廃液中に含まれる次亜リ
ン酸、亜リン酸の酸化を示すグラフである。
【図6】オゾンの存在下でのUV−照射による有機酸の
分解を示すグラフである。
【符号の説明】
T−1 … めっき廃液槽 T−2 … ニッケル吸着槽 T−3 … 廃液循環槽 T−4 … 酸化処理槽 T−5 … 反応槽 T−6 … 沈澱槽 V … キレート樹脂充填塔 P−1〜P−3 … ポンプ L … UV−照射ランプ(高圧水銀灯) G … オゾン発生器 H … 酸素濃縮器 B … じゃま板 M … 撹拌機 F … フィルタ
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI C02F 9/00 502 C02F 9/00 502R 504 504B 504E B01J 23/50 B01J 23/50 M C02F 1/28 C02F 1/28 B P 1/32 1/32 1/42 ZAB 1/42 ZABH 1/52 1/52 K 1/58 1/58 A R 1/62 1/62 Z 1/72 101 1/72 101 1/78 1/78 C23C 18/16 C23C 18/16 Z (56)参考文献 特開 平9−176861(JP,A) 特開 平7−54200(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) C02F 9/00 502 - 504 B01J 23/50 C02F 1/28 C02F 1/32 C02F 1/42 ZAB C02F 1/52 C02F 1/58 C02F 1/62 C02F 1/72 101 C02F 1/78 C23C 18/16

Claims (11)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ニッケル、リン酸、亜リン酸、次亜リン
    酸イオンおよび有機酸ならびにこれらのニッケル錯体を
    含む無電解ニッケルめっき廃液を、キレート樹脂と接触
    させて廃液中に含まれる有機酸とニッケル錯体を形成し
    ているニッケルをイオン交換反応によってキレート樹脂
    に吸着させる工程、 ニッケルを吸着除去した後の廃液に紫外線の照射下で酸
    化剤を加えて有機酸を水と炭酸ガスとに分解すると共
    に、次亜リン酸および亜リン酸をリン酸に酸化する工
    程、およびこれらをリン酸塩として分離・回収する工程
    を含むことを特徴とする方法。
  2. 【請求項2】 前記酸化剤としてオゾンを用いる請求項
    1記載の方法。
  3. 【請求項3】 酸化を触媒作用下で行う請求項1記載の
    方法。
  4. 【請求項4】 前記キレート樹脂に吸着されたニッケル
    を酸で溶離し、次いで中和することによりニッケルを回
    収する工程をさらに含む請求項1記載の方法。
  5. 【請求項5】 無電解ニッケルめっき廃液の処理装置に
    おいて、 前記めっき廃液中のニッケルイオンを吸着分離するため
    のキレート樹脂を充填したニッケル吸着槽、 前記ニッケル吸着槽によるニッケル吸着後の廃液中に含
    まれる有機酸を水と炭酸ガスに分解し、かつ次亜リン酸
    および亜リン酸をリン酸に酸化するための紫外線照射ラ
    ンプ(高圧水銀灯)と酸化剤注入装置を備えた酸化処理
    槽および処理後の廃液に沈澱剤を加えてリン酸をリン酸
    塩として沈殿・回収する装置とを備えていることを特徴
    とする無電解ニッケルめっき廃液の処理装置。
  6. 【請求項6】 前記ニッケル吸着槽中のキレート樹脂が
    細粒化した樹脂からなる請求項5記載の装置。
  7. 【請求項7】 前記ニッケル吸着槽に吸着分離したニッ
    ケルの酸溶離/中和・回収装置を付設した請求項5記載
    の装置。
  8. 【請求項8】 前記ニッケル吸着槽が切換可能な複数の
    カートリッジ型式の槽からなる請求項5記載の装置。
  9. 【請求項9】 前記酸化処理槽に循環タンクを設けて廃
    液を酸化処理域に循環させて処理するようにした請求項
    5記載の装置。
  10. 【請求項10】 前記酸化処理槽にオゾン発生器および
    酸素濃縮器を組合わせて設けた請求項5記載の装置。
  11. 【請求項11】 前記酸化処理槽の廃液と接触する内周
    壁に触媒としての銀板が設けられている請求項5記載の
    装置。
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