JPS62174723A - 液晶素子 - Google Patents

液晶素子

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JPS62174723A
JPS62174723A JP1591786A JP1591786A JPS62174723A JP S62174723 A JPS62174723 A JP S62174723A JP 1591786 A JP1591786 A JP 1591786A JP 1591786 A JP1591786 A JP 1591786A JP S62174723 A JPS62174723 A JP S62174723A
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JP
Japan
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liquid crystal
substrate
alignment layer
degrees
crystal element
Prior art date
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Pending
Application number
JP1591786A
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English (en)
Inventor
Akio Murayama
昭夫 村山
Shinichi Kamagami
信一 鎌上
Hitoshi Hado
羽藤 仁
Shoichi Matsumoto
正一 松本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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Publication of JPS62174723A publication Critical patent/JPS62174723A/ja
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [発明の目的] (産業上の利用分野) 本発明は、強誘電性液晶を用いた液晶素子に関し、特に
液晶の配向に関するものである。
(従来の技術) 液晶素子は、腕時計、電卓をはじめとしてパーソナルコ
ンピュータ用ディスプレイ、ポケットカラーテレビなど
幅広く電気光学装置に利用されている。
しかし、現在使用されているネマヂック液晶は電気光学
応答時間が約50m秒と遅いため、高速応答が要求され
る分野での利用には制限がおる。また現在のTN(ツイ
スト・ネマチック)方式では、その表示容量が限界に達
しつつあり、TN方式を越える新しい方式が精力的に模
索されている。
なかでも、強誘電性液晶はμ秒単位の高速応答性を示す
ことや、メモリー性があることから表示容量に制限がな
い等の点で、その実用化が期待されている。
強誘電性液晶を用いる場合の技術的問題点は配向の困難
性である。従来のネマチック液晶の配向に用いられる、
布で基板をこするラビング方法では十分良好な配向を得
ることができない。そこで従来とは異なる配向方法が幾
つか提案されてきた。
例えば磁場印加法、電場印加法、シェアリング法、スペ
ーサエッヂ法があげられる。一方、従来からのラビング
法を改良した配向法も提唱されている。
特開昭60−57821号公報には、一方の基板の配向
面のみを一軸配向処理する試みが記載されている。
また、特開昭59−131913号公報には、ポリイミ
ド配向面をラビングした基板と垂直配向基板とを組合わ
せてを用いる試みが記載されている。更に、特開昭60
−66233号公報には、ナイロン、ポリエチレン、ポ
リエステル等の高分子を配向膜に用い、ラビング方法に
よる配向が記載されている。
(発明が解決しようとする問題点) しかし、上述の各方法とも以下に述べる欠点を有してい
る。
磁場印加法では数に〜十数にガウスの磁場を必要とする
ため大型の磁場発生装置が不可欠となり実用性に乏しい
。電場印加法は液晶中を電流が流れることにより液晶分
子の劣化を招く。シェアリング法は大きな面積で均一な
配向を得ることができない、。スペーサーエッヂ法は大
型パネルの作製が困難である。いずれの方法においても
実用性の面で配向法としては採用しがたい。一方、特開
昭60−57821号公報の片面のみの分子配向を規制
する方法では、分子配向規制力か弱すぎて、分子配向中
に、欠陥線が多数発生して、コントラストの低下を招く
。また、特開昭59−131911号公報の方法では、
強誘電性液晶の特徴であるメモリー効果を有する配向は
得られない。更に、特開昭60−66233号公報の技
術では、分子配向中に欠陥線の存在が避けられない。
[発明の構成〕 (問題点を解決するための手段) この発明の液晶素子は、少なくとも一方が透明な一対の
基板間に強誘電性液晶を挟持させた液晶素子において、
前記基板の一方は傾斜配向層を有し、また他方の基板は
水平配向層を有することにより、分子配向中に欠陥線の
ない、強誘電性液晶の均一な配向を実現し、高コントラ
ストで、かつ明瞭なメモリー効果を有する液晶素子を得
ることが可能となる。
(作用) 一方の基板の配向層を傾斜配向層、他方の基板の配向層
を水平配向層とすることで、強誘電性液晶分子が上下基
板間でねじれようとする力を、上下一対の基板間の液晶
ダイレクタ−の連続的な傾きの変化により緩和すること
が可能となって、配向の欠陥を生じることがなくなる。
傾斜配向層は液晶分子の局部的光軸が基板平面に対して
10乃至80度の傾斜角度をなす配向層であり、例えば
斜方蒸着技術により実現できる。
また、水平配向層は液晶分子の局部的光軸が基板平面に
対して5度以下の傾斜角度をなす配向層であり、例えば
絶縁物薄膜のラビング処理により実現できる。
傾斜配向層側の基板と液晶ダイレクタ−とのなす角度は
、より好ましくは、20乃至40度である。角度が10
度以下となると、配向中に欠陥が生じるようになる。ま
た角度が80度以上になると垂直配向部分の出現が見ら
れる。
(実施例) 実施例1 第1図は本発明の一実施例で、透明ガラスでできた2枚
の基板1.2が相対向させられている。
各基板の対向面にはそれぞれ電極3.4が形成され、電
極3上には水平配向層5が、また電極4上には傾斜配向
層6が被着されている。そして、これら基板間1,2に
強誘電性液晶9が水平配向層5、傾斜配向層6に接して
挟持されて、液晶素子10が形成されている。
以下、この液晶素子の製造法について説明する。
基板1.2のそれぞれ一方の面にネサ膜でできた所定形
状の透明な電極3.4を設けた。電極3を形成した基板
1上に、ポリイミド樹脂(PIX1400:日立化成社
製)をスピナーにより500人の厚さに塗布し、これを
ラビングマシンにより一軸方向7にラビングし、水平配
向層5を形成した。
また、電極4を形成した基板2上に、蒸着角度86度で
SiOを斜め蒸着法を用いて50人の厚さに蒸着し、傾
斜配向層6を形成した。なお、蒸着角度は、第3図に示
すように、基板4に垂直な方向14と蒸着方向16との
なす角度αで規定した。図中、18は蒸発源である。
この後、基板1.2をラビング方向7と蒸着方向16を
基板2に投影した方向8がほぼ平行になるように、また
水平配向層5、傾斜配向層6が対向するようにして、1
〜4μmの間隔を持って貼合わせた。これら基板間に強
誘電性液晶9としてMBRA8を封入して、液晶素子1
0を形成した。
次に第2図に示すように、水平配向層5のラビング方向
7から偏光軸12aを約68度ずらした偏光板12を基
板1に、また偏光板12の偏光1d112aと偏光軸1
1aが直交する他の偏光板11を基板2に設置した。
以上の液晶素子を用いて、電気光学特性を測定したとこ
ろ、±IOVの矩形波の駆動に対して、コントラストは
30:1であった。また電界を取去っても、電界印加状
態をそのまま保持する明瞭なメモリー性が確認できた。
また、偏光顕微鏡により液晶素子を観察したところ、分
子配向中に欠陥線の存在しない、非常に均一な配向がみ
られた。液晶分子の傾斜角度は、基板1側で3度、また
基板2側で25度であった。
実施例2 実施例1で用いた基板1.2を、ラビング方向7と蒸着
方向16を基板2に投影した方向8とが180度をなす
ように貼合わせ、電気光学特性を測定した。±10Vの
矩形波の駆動に対して、コントラストは25:1であっ
た。また実施例1と同様のメモリー性が確認できた。こ
の場合も分子配向中に欠陥線はなく、非常に均一な配向
であった。また、液晶分子の傾斜角度は、基板1側で3
度、また基板2側で25度であった。
実施例3 実施例1で用いた基板1.2を、ラビング方向7と蒸着
方向1Gを基板2に投影した方向8とが22度をなすよ
うに貼合わせ、電気光学特性を測定した。±IOVの矩
形波の駆動に対して、応答時間は700μsec 、コ
ントラストは35:1であった。また実施例1.2と同
様のメモリー性が確認できた。
この場合も分子配向中に欠陥線はなく、非常に均一な配
向であった。ま゛た、液晶分子の傾斜角度は、基板1側
で3度、また基板2側で25度であった。
実施例4 実施例1で蒸着角度を75度に変えて、電気光学特性を
測定したところ、コントラストは27:1であった。ま
た実施例1と同様のメモリー性が確認できた。この場合
も分子配向の欠陥はなく、均一な配向であった。更に、
液晶分子の傾斜角度は、基板1側で3度、また基板2側
で30度でめった。
実施例5 実施例1で蒸着角度を80度に変えて、電気光学特性を
測定したところ、コントラストは27:1であった。ま
た実施例1と同様のメモリー性が確認できた。この場合
も分子配向の欠陥はなく、均一な配向であった。更に、
液晶分子の傾斜角度は、基板1側で3度、また基板2側
で30度であった。
実施例6 実施例1で用いた配向層5をSin、をスパッタした後
ラビング処理を施したものにかえた。電気光学特性を測
定したところ、コントラストは20:1であった。また
実施例1と同様のメモリー性が確認できた。この場合も
分子配向中に欠陥線はなく、非常に均一な配向であった
。また、液晶分子の傾斜角度は、基板1側で1度、また
基板2側で25度であった。
実施例7 実施例1で用いた配向層5を、蒸着角度60度でSiO
を斜め蒸着法を用いて50人の厚さに蒸着L・た水平配
向層にかえた。電気光学特性を測定したところ、コント
ラストは25:1であった。また実施例1と同様のメモ
リー性が確認できた。この場合も分子配向中に欠陥線は
なく、非常に均一な配向であった。また、液晶分子の傾
斜角度は、基板1側で0度、また基板2側で25度であ
った。
比較例1 実施例1で用いた傾斜配向層6を配向a5と同じポリイ
ミド樹脂PIX1400(日立化成社製)にかえて、ス
ピナーで塗15侵、一方向にラビングし、水平配向層6
とした。基板1.2を、両配向層5.6、のラビング方
向のなす角度が180度になるようにし、また配向層5
.6が対向するようにして、1〜4μmの間隔を持って
貼合わせた。
電気光学特性を測定したところ、±10Vの矩形波の駆
動に対して、コントラストは6:1であった。
また電界を取去った後、配向は均一な状態を保持しなく
なり、メモリー性が観測できなかった。m光顕微鏡によ
り液晶素子を観察したところ、多くの欠陥線が見られた
。なお、液晶分子の傾斜角度は、基板1側で3度、また
基板2側で3度であった。
比較例2 実施例1で用いた配向B6を5in2をスパッタした後
うごング処理を施したものにかえて、電気光学特性を測
定したところ、コントラストは8:1であった。また電
界を取去った侵、配向は均一な状態を保持しなくなり、
メモリー性が観測できなかった。偏光顕微鏡により液晶
素子を12察したところ、多くの欠陥線が見られた。な
お、液晶分子の傾斜角度は、基板1側で3度、また基板
2側で1度であった。
比較例3 比較例2で用いた配向層6を、蒸着角度60度でSiO
を斜め蒸着法を用いて50人の厚さに蒸着した水平配向
層にかえた。電気光学特性を測定したところ、コントラ
ストは10:1であった。またメモリー性が観測できず
、多くの欠陥線が存在していた。なお、液晶分子の傾斜
角度は、基板1側で0度、また基板2側で1度であった
比較例4 実施例1で用いた配向層5を、垂直配向剤FC805(
住友3M社製)で処理した垂直配向層に変えた。配向は
全体が垂直配向となり、±IOVの矩形波の印加に対し
て、光学的学応答を示さなかった。
[発明の効果] 以上実施例で述べたように本発明によれば、一方の基板
の傾斜配向層によりプレティルト角(基板と液晶ダイレ
クタ−とのなす角)を大きくすることにより、一対の基
板間で液晶分子への、基板間でのねじれる力を緩和させ
ることが可能となって、欠陥線のない均一な配向を実現
することができる。そして、高コントラストかつ明瞭な
メモリー効果を有する液晶素子を得ることができる。従
って、本発明の液晶素子を用いれば、能動素子を用いな
いX−Y単純マトリックス型で高コントラストかつ人容
伍の液晶表示素子等を実現できる。
なお、基板は視認のため少なくとも一方が透明であれば
よく、また強誘電性液晶はHOBACPC系など種々の
ものを選べることはいうまでもない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示す斜視図、第2図は本発
明の詳細な説明する略図、第3図は蒸着角度を説明する
図である。 1・・・・・・下側基板、 2・・・・・・上側基板、
3.4・・・・・・電極、 5.6・・・・・・配向層
、9・・・・・・強誘電性液晶、 10・・・・・・液
晶素子、11、12・・・・・・偏光板。 代理人 弁理士 則 近 憲 イも 同  大胡曲夫 2  匹 第  1  図 ! 第2図 第  3  図

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)少なくとも一方が透明な一対の基板間に強誘電性
    液晶を挟持させた液晶素子において、前記基板の一方は
    傾斜配向層を有し、また他方の基板は水平配向層を有す
    ることを特徴とする液晶素子。
  2. (2)前記傾斜配向層は液晶分子の局部的光軸が基板平
    面に対して10乃至80度の傾斜角度をなす配向層であ
    り、かつ前記水平配向層は液晶分子の局部的光軸が基板
    平面に対して5度以下の傾斜角度をなす配向層であるこ
    とを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の液晶素子。
  3. (3)前記傾斜配向層は絶縁物を斜方蒸着して形成され
    た配向層であることを特徴とする特許請求の範囲第1項
    記載の液晶素子。
  4. (4)前記水平配向層は絶縁薄膜をラビングして形成さ
    れた配向層であることを特徴とする特許請求の範囲第1
    項記載の液晶素子。
  5. (5)前記水平配向層は絶縁物を斜方蒸着して形成され
    た配向層であることを特徴とする特許請求の範囲第1項
    記載の液晶素子。
JP1591786A 1986-01-29 1986-01-29 液晶素子 Pending JPS62174723A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63300223A (ja) * 1987-05-29 1988-12-07 Sharp Corp 液晶表示装置
JPS6477021A (en) * 1987-09-18 1989-03-23 Canon Kk Ferroelectric liquid crystal cell
JPH03192217A (ja) * 1989-12-21 1991-08-22 Stanley Electric Co Ltd 液晶表示装置

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