JPH03192217A - 液晶表示装置 - Google Patents

液晶表示装置

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JPH03192217A JP33233889A JP33233889A JPH03192217A JP H03192217 A JPH03192217 A JP H03192217A JP 33233889 A JP33233889 A JP 33233889A JP 33233889 A JP33233889 A JP 33233889A JP H03192217 A JPH03192217 A JP H03192217A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は液晶表示装置に関し、特に電気的に複屈折性を
制御した液晶表示装置に関する。
[従来の技術] 第3図に、従来技術による電気的に複屈折性を制御した
、いわゆるスーパーホメオトロピック(SH)技術によ
る液晶表示装置の例を示す。
直交したリニア偏光器14.15の間に、液晶セルが配
置されている。液晶セルは、所定のギャップを画定する
1対の基板11.12の間に液晶層を挾んで構成されて
いる。液晶層内で液晶分子13は、基板面法線から傾斜
したチルト角φを有している0図中には液晶分子のディ
レクタベクトルを示す、第3図中、左開の部分が“オフ
”状態を示し、右側が“オン”状態を示す。
以下、オフ状態とオン状態の分子状態について説明する
“オフ”状態は擬ホメオトロピックな状態である0表面
チルト方向はベクトル尺1および尺2で表される。ベク
トル′FJ1およびに2は平行である。
基板法線からの角度で定義した表面チルト角度φSは両
基板上で同一である。
このことは休止状態で液晶分子が均一に配列することを
保障する。
セルのいずれの場所においても、液晶分子の配向には′
FJ1およびR2に平行に保たれる。
“オン”状態においては、電界によるチルトが生じる。
セルの中央部分の液晶分子は基板表面部分のチルト角度
φSよりも大きなチルト角度φを呈する。1旦し、全て
の液晶分子はに1とZ軸を含む平面内に配向している。
以上のような“オン”状態と゛オフ″状態を有する液晶
セルは直交するリニア偏光器または直交する円偏光器間
に挾んで観察する。
”オフ”状態では、セルはZ軸に沿って進む光に対して
何の効果も果たさない、従って、入射光は2つの直交す
る偏光器によって全て吸収される。
“オン”状態においては、セルは複屈折性を呈する。透
過率の最大値は液晶セルのチルト方向をリニア偏光器か
ら45度の位置に配置した時に得られる。
たとえば、図中YZ平面内にチルト角を配置する。この
時θ=n/2  sinθ=1゜cosθ=0となって 0 ql  =sin  φs   7q=sin  φ 
  φ〉φ5COS  φs、     cos  φ
となる。
[発明が解決しようとする課i!!] 以上述べた従来技術による電気的に制御した複屈折性を
有する液晶セルには未だ改良すべき点が存在する。
本発明の目的は、セル全体で均一な表示を行える液晶表
示装置を提供することである。
本発明の他の目的は、より速いスイッチング速度を有す
る液晶表示装置を提供することである。
[課題を解決するための手Vi] 本発明によれば、液晶分子のチルト角が、1対の基板表
面上で逆方向にかつ異なる量与えられる。
[作用] 電気的に制御した複屈折効果は擬ホメオトロピック状態
とチルトした状態の間のいわゆるフレデリック遷移に基
づく。
チルト方向の均一性を良くするためには、基板表面にチ
ルト処理を施す。
従来技術においては、チルト方向は両基板表面上で平行
であった。
チルト方向を両基板上で逆方向にすると、液晶分子の電
気光学的応答性が鋭くなる。従って、より良いコントラ
ストを得ることができる。また、スイッチング時間が減
少する。
しカルながら、チルト方向を逆方向にすると液晶分子は
その向きを反転させるために、基板と平行な平面内に角
度Hの回転(ツイスト)するようになる、このnツイス
トがセルの厚さ方向に広く分布するかセル内の厚さの1
部に集中する。光学的には、これらの状態は異なるもの
であり、結果としてオン状態は輝度が不均一なものとな
ってしまう。
コレステリックなドーパントを添加することにより、こ
の問題を解決することができる。しかしながら、コレス
テリックなドーパントを添加すると基板間ギャップに対
する感度が鋭くなりすぎる、応答時rfTlが長くなり
すぎる、輝度が増加する等の間Uが生じる。
本発明者は非対称なチルト角を採用することによって、
これらの問題を解決できることを発見した。
逆方向の非対称なチルト角は、平行なチルト角と同様の
均一な分子配向を提供することができる。
nのツイスト角は存在するが、nのツイストはオン状態
においてチルトが最小である基板の近傍の極めて薄い層
内に局在する。
このような状態は液晶分子が純粋なネマチックであるか
または非常に大きなピッチ(セルギャッ1の数倍以上)
を有するコレステリックである場合、弾性エネルギが最
小である配置に対応する。
逆方向で非対称な表面チルト角を採用すると、逆方向チ
ルトの利点が得られ、その欠点がコレステリックなドー
パントを利用することなく回避できる。
なお、本発明においても、コレステリックなドーパント
を用いることはできる。この場合、コレステリックなピ
ッチはセルギヤラグよりも非常に大きなものである。
[実施例〕 以下rA面を参照して、本発明の詳細な説明する。
液晶表示装置は電気的に制御した複屈折性を利用するも
のであり、逆方向で非対称な表面チルトを有する。以下
その表面チルト、結果として生じるバルク内の配向、光
学的な行動について述べる。
1証土庄上 第1図に本発明の実施例による液晶表示装置を概略的に
示す、基板表面内にX軸、Y軸をとり、基板と垂直方向
をZ軸とする。基板1がより大きな表面チルト角を有し
、基板2がより小さな表面チルト角を有する。これらの
チルト角は逆方向に配置される。基板1上で基板法線に
対する表面上の分子のブレフタ禮の角度をφs1と表し
、基板2上で液晶分子のデレクタマ2と法線との間の角
度をφS2と表す9以上の関係を式で表すと、sin 
 φst  cos  θ マ1=sinφ51sinθ COS  φ51 Sill  φ52 N2=sin  φ52 COS  φS2 φ81>φS2 となる。
CO8θ sin  θ N1に対してθ=−n/2.N2に対してθ=n/2と
すると、 0 11=−sinφs1; N2 =sinφ52COS
φs1      cosφS2となる。
基板表面の液晶分子を配向する性質は強固であるので、
基板表面上ではオン状態かオフ状態であることによって
チルト角の変化はない。
ベルゴー11血 “オフ”状態では、液晶分子は基板1表面上でのに1か
ら基板2表面上でのFS2に至るまでにnのツイスト角
変化を伴って変化する。従って、バルク内において、液
晶分子のブレフタはsinφOFF  CO3θ0FF NOFF =sinφOFF  sinθ0FFCOS
φOFF ここで、 φSl>φOFF >φS2 一π/2くθOFF <π/2 となる。
φ<7FFおよびθOFFは座標2の間数である。φ0
FF(z)は第1図で見られるように、比較的均一に変
化する。ツイスト角θ0FF(z)は主により小さな表
面チルト角を呈する1板(基板2)の表面に近い部分6
で変化する。
“オン”状態では、液晶分子はやはりnのツイスト角を
呈するが、チルト角は印加する電界の作用によって増大
する。但し、基板表面の液晶分子配向力は強いので、表
面上のブレフタg1およびN2はオン状態とオフ状態で
変化しない。
バルク内に関しては、液晶分子のブレフタは、sin 
 φON  cos  θ0N1ON=sinφON 
 sinθ0HCOS  φON ここで、 φON>φ31>φs2 一π/2くθON<π/2 となる。
第1図に見られるように、チルト角φON (z )は
基板1上のφS1からバルク内のφONへ増大し、さら
にバルク内のφONから基板2上のφS2へと減少する
ツイスト角は、より小さな表面チルト角を有する基板2
の近傍の極めて薄い層8内に全て局在されてしまう、バ
ルク内のチルト角φONが大きいほど、ツイスト角が局
在する層は薄くなる。このように、チルト角が小さなZ
方向領域の極めて薄い層に局在化されたツイスト角変化
は光学的にほとんど何の効果も及ぼさない。
この実効的な複屈折性は極めて低く、以下に示す式で表
される。
(AN ) = (A ) L、Cxs+n 2φs2
さらに、角度Hのツイストによる伝播の固有モードはも
はやリニアではなくなり、凝固になる。
実験的にはこの薄いHのツイストを有する層が光学的に
は何の効果も有していないことが判った。
従って、逆方向の非対称なチルト角を有するセルは、平
行な対称的チルト角を有する標準的SHセルと同等の光
学的性質を提供する。
第2図(A)、(B)は液晶セル内の液晶分子ブレフタ
の分布をチルト角およびねじれ角に対してプロットした
グラフである。
第2図(A)は、チルト角の液晶セル内の厚さ方向分布
を示す図である4 第2図(B)はツイスト角の液晶セルの厚さ方向分布を
示す図である。
エヱIJL1と “オフ”状態では、チルト角はφs2がらφs1まで徐
々に変化する。従うて、チルト角の分布する範囲は極め
て狭い、液晶セルは直交する渭光器の間に挾んで[察す
る。角度Hのツイスト角によって透過光強度の厳密な数
学的表現は得られないが、相対的透過率を過大評価した
以下の表現が得られる。
1<C5in2((πjtxΔn xsin ”φs1
)/λ]ここで、Δnは液晶セルの複屈折性を示し、φ
S1は大きな方の表面チルト角、9はセルのギヤラグ長
、λは波長、cpは濱光器による定数であり、0.5以
下である。φS1〉1度、jl=5μm、λ=0.5μ
m、Δn=o、2の時に透過光強度は1%よりも小さい
従って、“オフ”状態は黒である。
“オン”状態においては、極めて薄いツイスト層が基板
2近傍に局在し、透過光に対して光学的効果を及ぼさな
い、従って、この局在ツイスト層を無視して透過光強度
を表現すれば、通常の電気的に制御した複屈折型液晶セ
ルの表現を借用して、以下のように表せる。
1 on* Csin  2[(πRA n5in2φ
on)/A ](オーバーラインは平均値を表わす) となる。
<yrRΔn5in” φon) /λ=n/2f)F
tr、Ionキcp となる。
従って、“オン”状態は白である。
次に、表面チルト角を与える基板処理について述べる。
基板1.2表面上のチルト角度φSは線通常φ1は約1
〜5°、婆2は0〜0.5”種度の範囲にある。このよ
うな表面チルトは以下のような方法によって提供される
第11程:下層作成 下層材料は高分子(ポリイミド)または鉱物(S02)
である。
この下層には異方性処理を繕す。すなわち、擦りまたは
斜め蒸着を行う。
第2工程:ホメオトロピック配向 以上のように準備した異方性の下層の上に、たとえばポ
リシランのような物質を吸着させる。ポリシランの吸着
は0度から30度の間の表面チルトを与えることが知ら
れている。
セルギャップを5μmとし、従来の標準的SHセルと上
述の実施例に従うセルとを製作し、その性能を比較しな
の  セル    によ セル コントラスト  30     40 (1/125デユーテイ駆動) tr     〜10013   〜801Std  
    〜10013    〜10013ここで、t
rはオン波形印加によって透過率が0%→90%に上昇
する時のライズタイム、tdはオフ波形印加によって透
過率が100%→lO%に下降する時のデイゲイタイム
である。
表に見られるように、本発明の実施例によれば、応答速
度が改良されていることが明らかである。
[発明の効果] 本発明によれば、逆方向でかつ非対称なチルト角を採用
することにより、応答が鋭く、コントラストが良く、か
つセル全面で均一な応答を示す液晶表示装置が得られる
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例による液晶表示装置を示す斜視
図、 第2図(A)、(B)は第1図の液晶表示装置内の液晶
分子ブレフタの分布を示すグラフであり、第2図(A>
はチルト角分布、第2図(B)はツイスト角分布を示す
グラフ、 第3図は従来技術による液晶表示装置を示す斜視図であ
る。 図において、 1.2 4.5 6.7 8.9 11.12 3 14.15 基板 液晶分子 偏光器 ツイスト層 残りの層 基板 液晶分子 偏光器 液晶分子のブレフタ (A)チルト角 (B)ツイスト角 液晶分子ディレクタの分布 第2図 第1図 手続補正書 (自発〉 1、事件の表示 平成 1年特許順第332338号 2、発明の名称 液晶表示装置 名称 +230)スタンレー電気株式会社 5、補正の対象 明細書の発明の詳細な説明の欄 6、補正の内容 別紙の通り 第3図 (1)、明細書第13頁第12行 (2)、明細書第13頁第15行 r (yt jl Ansin2φon) / A =
 n 120時、」をr (g It Ansin” 
#on) /λ=n/2の時、1と補正する。 (3)、明細書第14頁第8行〜9行 「擦りjを「ラビングjと補正する。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)、所定のギャップを隔てて対向した1対の基板間
    に液晶を挾んだ液晶表示装置であって、 前記1対の基板表面には、隣接する液晶分子に対して、
    セル法線に関して向きが逆で大きさが異なるチルト角を
    生じさせる処理がされていることを特徴とする液晶表示
    装置。
  2. (2)、前記液晶がネマチック液晶又はギャップよりも
    長いピッチを有するコレステリック液晶であることを特
    徴とする請求項1記載の液晶表示装置。
  3. (3)、前記1対の基板外側に、チルト角を含む面に対
    して約45度の角度をなし、互いに直交する1対の偏光
    器または互いに逆向きの円偏光器を備えたことを特徴と
    する請求項1または2記載の液晶表示装置。
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