JPS6217364A - 内燃機関の燃料噴射ノズル - Google Patents
内燃機関の燃料噴射ノズルInfo
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- JPS6217364A JPS6217364A JP15488485A JP15488485A JPS6217364A JP S6217364 A JPS6217364 A JP S6217364A JP 15488485 A JP15488485 A JP 15488485A JP 15488485 A JP15488485 A JP 15488485A JP S6217364 A JPS6217364 A JP S6217364A
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- Japan
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- nozzle body
- nozzle
- fuel injection
- combustion engine
- test
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02M—SUPPLYING COMBUSTION ENGINES IN GENERAL WITH COMBUSTIBLE MIXTURES OR CONSTITUENTS THEREOF
- F02M61/00—Fuel-injectors not provided for in groups F02M39/00 - F02M57/00 or F02M67/00
- F02M61/16—Details not provided for in, or of interest apart from, the apparatus of groups F02M61/02 - F02M61/14
- F02M61/166—Selection of particular materials
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02M—SUPPLYING COMBUSTION ENGINES IN GENERAL WITH COMBUSTIBLE MIXTURES OR CONSTITUENTS THEREOF
- F02M61/00—Fuel-injectors not provided for in groups F02M39/00 - F02M57/00 or F02M67/00
- F02M61/04—Fuel-injectors not provided for in groups F02M39/00 - F02M57/00 or F02M67/00 having valves, e.g. having a plurality of valves in series
- F02M61/10—Other injectors with elongated valve bodies, i.e. of needle-valve type
- F02M61/12—Other injectors with elongated valve bodies, i.e. of needle-valve type characterised by the provision of guiding or centring means for valve bodies
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02M—SUPPLYING COMBUSTION ENGINES IN GENERAL WITH COMBUSTIBLE MIXTURES OR CONSTITUENTS THEREOF
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- F02M61/16—Details not provided for in, or of interest apart from, the apparatus of groups F02M61/02 - F02M61/14
- F02M61/18—Injection nozzles, e.g. having valve seats; Details of valve member seated ends, not otherwise provided for
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02M—SUPPLYING COMBUSTION ENGINES IN GENERAL WITH COMBUSTIBLE MIXTURES OR CONSTITUENTS THEREOF
- F02M61/00—Fuel-injectors not provided for in groups F02M39/00 - F02M57/00 or F02M67/00
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- F02M61/18—Injection nozzles, e.g. having valve seats; Details of valve member seated ends, not otherwise provided for
- F02M61/1806—Injection nozzles, e.g. having valve seats; Details of valve member seated ends, not otherwise provided for characterised by the arrangement of discharge orifices, e.g. orientation or size
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Combustion & Propulsion (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Fuel-Injection Apparatus (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
［産業上の利用分野］
本発明は内燃機関の燃料噴射ノズルに関し、特に低質油
を燃料とするディーゼル機関等に採用されても材質の劣
化による機能の低下を沼かない内燃機関の燃料噴射ノズ
ルに関する。
を燃料とするディーゼル機関等に採用されても材質の劣
化による機能の低下を沼かない内燃機関の燃料噴射ノズ
ルに関する。
［従来の技術］
ディーゼル機関においては、燃料噴射ポンプより送られ
てくる高圧燃料は最終的にノズルにより霧化され、燃焼
室内に噴射される。従って、ノズルは機関の燃焼室内の
空気流動に適合してその機関の機能を最大限に発揮せし
めるように設計されている。
てくる高圧燃料は最終的にノズルにより霧化され、燃焼
室内に噴射される。従って、ノズルは機関の燃焼室内の
空気流動に適合してその機関の機能を最大限に発揮せし
めるように設計されている。
第１図及び第２図に示すものは主に直接噴射式のディー
ゼル機関に採用されるホールノズルの一例で、シリンダ
ヘッド１の上部にその噴孔２・・・を燃焼室３内に臨ま
せて取り付けられている。そして、燃料油は噴射ポンプ
４により圧送され、噴射管５、ユニオンバイブロ、ノズ
ル本体７に形成された燃料油路８を通ってニードル弁９
の上下動によって開閉されるシート部ＩＯに達し、さら
にノズル本体７の先端部に適数、適当な角度で形成され
た噴口２・・・から燃焼室３内に噴射されるようになっ
ている。
ゼル機関に採用されるホールノズルの一例で、シリンダ
ヘッド１の上部にその噴孔２・・・を燃焼室３内に臨ま
せて取り付けられている。そして、燃料油は噴射ポンプ
４により圧送され、噴射管５、ユニオンバイブロ、ノズ
ル本体７に形成された燃料油路８を通ってニードル弁９
の上下動によって開閉されるシート部ＩＯに達し、さら
にノズル本体７の先端部に適数、適当な角度で形成され
た噴口２・・・から燃焼室３内に噴射されるようになっ
ている。
上記ノズル本体７はほぼ円筒形に形成され、中央にはニ
ードル弁９を上下に摺動自在に嵌装させる摺動孔１１が
形成され、燃焼室３に面する下端部には環状に冷却室１
２が形成されており、この冷却室Ｉ２は通水孔１３によ
り外部に連通されている。
ードル弁９を上下に摺動自在に嵌装させる摺動孔１１が
形成され、燃焼室３に面する下端部には環状に冷却室１
２が形成されており、この冷却室Ｉ２は通水孔１３によ
り外部に連通されている。
このようなノズルの材質としては従来、第１表（４頁）
に示すＳＮＣ旧２ＣのようなＮｉ−Ｃｒ−Ｍｏ系の肌焼
鋼、あるいはＳＣＭ４２０のようなＣｒ−Ｍｏ系の肌焼
鋼を普通浸炭処理したものが採用されている。
に示すＳＮＣ旧２ＣのようなＮｉ−Ｃｒ−Ｍｏ系の肌焼
鋼、あるいはＳＣＭ４２０のようなＣｒ−Ｍｏ系の肌焼
鋼を普通浸炭処理したものが採用されている。
［発明が解決しようとする問題点コ
しかしながら、上記のような従来のノズルにおいては、
特に、近年、内燃機関の燃料油としてより低品質の゛ら
の（Ｃ重油）が採用されるに従い、以下に列記するよう
ないくつかの問題点が生じている。
特に、近年、内燃機関の燃料油としてより低品質の゛ら
の（Ｃ重油）が採用されるに従い、以下に列記するよう
ないくつかの問題点が生じている。
Ｉ 燃料油中の硬質の残渣分によりシート部が早期に摩
耗して噴霧不良となる。
耗して噴霧不良となる。
２、同上の理由でニードル弁と摺動する摺動孔の内面て
焼き付きを起こす。
焼き付きを起こす。
３ 燃料油に含まれろ硫黄分の燃焼によってノズルの燃
焼室に面する外面が硫酸露点腐食される。
焼室に面する外面が硫酸露点腐食される。
４ 粘度の高い燃料油を採用する場合にはノズルの部分
を加熱する必要があるが、材質が軟化して摩耗しやすく
なる。
を加熱する必要があるが、材質が軟化して摩耗しやすく
なる。
また、燃焼性能の向上のため燃料油の噴射圧力を高くす
る傾向にあるが、さらに高圧化する場合にはノズルに亀
裂が発生ずることを防がなければならないという問題点
もある。
る傾向にあるが、さらに高圧化する場合にはノズルに亀
裂が発生ずることを防がなければならないという問題点
もある。
二間面点を解決するための手段］
本発明は、上記のような問題点を解決するために、ノズ
ル本体と、このノズル本体の下部に形成された。噴口と
、上記ノズル本体に形成されてｈ記噴口に連通する燃料
油路と、上記ノズル本体に設けた摺動孔に摺動自在に嵌
装され、上記噴口と燃料油路の連通部におけるシート部
を開閉するニードル弁とを備えた内燃機関の燃料噴射ノ
ズルにおいて、上記ノズル本体をＣｒ−Ｍｏ系の肌焼鋼
を材料として形成し、このノズル本体の上記摺動孔部と
上記シート部に高炭素浸炭処理を施すと・ともに、上記
ノズル本体の外面及び外に開口する空洞部分の内面に普
通浸炭処理を施したものである。
ル本体と、このノズル本体の下部に形成された。噴口と
、上記ノズル本体に形成されてｈ記噴口に連通する燃料
油路と、上記ノズル本体に設けた摺動孔に摺動自在に嵌
装され、上記噴口と燃料油路の連通部におけるシート部
を開閉するニードル弁とを備えた内燃機関の燃料噴射ノ
ズルにおいて、上記ノズル本体をＣｒ−Ｍｏ系の肌焼鋼
を材料として形成し、このノズル本体の上記摺動孔部と
上記シート部に高炭素浸炭処理を施すと・ともに、上記
ノズル本体の外面及び外に開口する空洞部分の内面に普
通浸炭処理を施したものである。
「作用 」
浸炭部に積極的に炭化物を析出させる高炭素浸炭処理が
行なわれたニードル弁との摺動部は、その部分の常温及
び高温での硬度が上昇し、耐摩耗性を向上させる。また
、高炭素浸炭処理によりニードル弁材質との間の摩擦係
数を低下させるとともに、耐焼付性を改善し、疲労強度
も高くなるので高圧燃料噴射においても亀裂の発生が抑
えられる。また、Ｃｒ−Ｍｏ系肌焼鋼を普通浸炭処理す
ることにより高い耐硫酸腐食性が発現させられるので、
硫酸露点腐食によるノズル外表面の腐食が抑えられる。
行なわれたニードル弁との摺動部は、その部分の常温及
び高温での硬度が上昇し、耐摩耗性を向上させる。また
、高炭素浸炭処理によりニードル弁材質との間の摩擦係
数を低下させるとともに、耐焼付性を改善し、疲労強度
も高くなるので高圧燃料噴射においても亀裂の発生が抑
えられる。また、Ｃｒ−Ｍｏ系肌焼鋼を普通浸炭処理す
ることにより高い耐硫酸腐食性が発現させられるので、
硫酸露点腐食によるノズル外表面の腐食が抑えられる。
従って、低質燃料油を使用するディーゼル機関に採用さ
れても充分な耐用期間を得ることになる。
れても充分な耐用期間を得ることになる。
［実施例］
以下、本発明の実施例を図面を参照して説明する。
第１図は本発明をディーゼル機関に応用した例を示し、
燃料噴射ノズルの構造や機能は従来の技術において述べ
たちのと同じであるので説明を省略する。
燃料噴射ノズルの構造や機能は従来の技術において述べ
たちのと同じであるので説明を省略する。
このノズルはその材質がＣｒ−Ｍｏ系の肌焼ｗ４（以下
Ｘ鋼と称する）からなり、その表面のうち、図中×を印
した部分（ニードル弁９の先端部と当接するシート部ｌ
Ｏ及びニードル弁９を上下自在に保持する摺動孔１１）
は高炭素浸炭処理が施されている。また、その他の表面
部分（ノズル本体７の外面、燃料油路８、冷却室１２、
通水孔１３等の外に開口する空洞部分の内面）は普通浸
炭処理が施されている。
Ｘ鋼と称する）からなり、その表面のうち、図中×を印
した部分（ニードル弁９の先端部と当接するシート部ｌ
Ｏ及びニードル弁９を上下自在に保持する摺動孔１１）
は高炭素浸炭処理が施されている。また、その他の表面
部分（ノズル本体７の外面、燃料油路８、冷却室１２、
通水孔１３等の外に開口する空洞部分の内面）は普通浸
炭処理が施されている。
この高炭素浸炭処理は鋼の中に積極的に炭化物を生成さ
せる目的で行うもので、そのた′めに浸炭時の雰囲気の
カーボンポテンシャルは普通の浸炭処理に比べてかなり
高くする必要がある。そして、炭化物を積極的に生成さ
せるために処理される屑の成分を第１表（４頁）にＸ鋼
として示すように設定した。すなわち、オーステナイト
中の炭素の拡散を促進させるニッケルを除き、炭化物生
成元素であるクロム量を従来の肌焼鋼よりも多くしたも
のである。
せる目的で行うもので、そのた′めに浸炭時の雰囲気の
カーボンポテンシャルは普通の浸炭処理に比べてかなり
高くする必要がある。そして、炭化物を積極的に生成さ
せるために処理される屑の成分を第１表（４頁）にＸ鋼
として示すように設定した。すなわち、オーステナイト
中の炭素の拡散を促進させるニッケルを除き、炭化物生
成元素であるクロム量を従来の肌焼鋼よりも多くしたも
のである。
そして、本例においては高炭素浸炭処理と普通浸炭処理
を同時に行うために、第３図に示すように、２種類の固
形浸炭剤Ａ、Ｂをそれぞれの必要箇所に充填し、浸炭用
ポット（図示略）内で第４図に示すような温度に保持し
て行った。上記固形浸炭剤Ａは固形浸炭剤Ｂに比べて浸
炭反応促進剤として添加されているＢａＣ０，の最が多
くなっている（Ａ ＋１４〜１６％Ｂニア〜８％）。
を同時に行うために、第３図に示すように、２種類の固
形浸炭剤Ａ、Ｂをそれぞれの必要箇所に充填し、浸炭用
ポット（図示略）内で第４図に示すような温度に保持し
て行った。上記固形浸炭剤Ａは固形浸炭剤Ｂに比べて浸
炭反応促進剤として添加されているＢａＣ０，の最が多
くなっている（Ａ ＋１４〜１６％Ｂニア〜８％）。
その後、第４図に示すような条件で、焼入、焼戻、サブ
ゼロ処理、焼戻の順で゛熱処理を行った。
ゼロ処理、焼戻の順で゛熱処理を行った。
第５図に本例の高炭素浸炭したものの組織を、第６図の
従来例（ＳＮｃＭ４２０普ａ浸炭）と比較して示。
従来例（ＳＮｃＭ４２０普ａ浸炭）と比較して示。
す。
ここで、上記のような条件で処理された同材質の材料に
ついての各種の試験結果を示す。なお、比較材は第１表
（４頁）のＮｉ−Ｃｒ−Ｍｏ系肌焼ｊ１４ （ＳＣＮＭ
４２０）及びＣｒ−Ｍｏ系肌焼鋼（ＳＣＭ４２０）をそ
れぞれ普通浸炭処理したものである。
ついての各種の試験結果を示す。なお、比較材は第１表
（４頁）のＮｉ−Ｃｒ−Ｍｏ系肌焼ｊ１４ （ＳＣＮＭ
４２０）及びＣｒ−Ｍｏ系肌焼鋼（ＳＣＭ４２０）をそ
れぞれ普通浸炭処理したものである。
１、ビッカース硬度試験
シート部１０の常温での表面近傍の硬度試験結果、及び
高温での表面硬度試験結果を第７図及び第８図に示す。
高温での表面硬度試験結果を第７図及び第８図に示す。
高炭素浸炭のものは従来のらのに比べて常温においてＨ
ｖ２００程度、また実際の使用温度である１５０℃にお
いてＨｖ１５０程度高くなっている。
ｖ２００程度、また実際の使用温度である１５０℃にお
いてＨｖ１５０程度高くなっている。
■、摩耗試験
白銑ショット投射に伴う摩耗量の比較試験結果を第９図
に示す。
に示す。
この場合のように硬い物質が高速でぶつかるときには、
薄い窒化層や炭化物コーティング層では表面硬度が高く
てもすぐ剥離してしまい耐摩耗性がない。浸炭処理をし
たものは厚い硬化層が母材と連続した形態で生成してい
るので良好な耐摩耗性を示し、特に、炭化物を析出させ
た高炭素浸炭のものは普通浸炭に比べ、数段勝っている
。
薄い窒化層や炭化物コーティング層では表面硬度が高く
てもすぐ剥離してしまい耐摩耗性がない。浸炭処理をし
たものは厚い硬化層が母材と連続した形態で生成してい
るので良好な耐摩耗性を示し、特に、炭化物を析出させ
た高炭素浸炭のものは普通浸炭に比べ、数段勝っている
。
■、耐焼付性試験（ファビリー試験）
この試験は試験片を第１θ図のようにピンＩ４とＶブロ
ック１５に形成し、第１ｆ図に示すような方法で擦り合
わせたときの摩擦係数μを調べるもので、ピン１４の材
質としては、ニードル弁９に使用される合金Ｍ Ｃ８Ｋ
Ｈ２，５ＫＨ５に’）を組み合わせている。これらの合
金鋼の成分を第２表（４頁）に示す。第１２図に代表的
組み合わせの摩擦係数の時間変化を示すが、本例のもの
は従来のものより低い摩擦係数を示しており、耐焼付性
が良好であることを示している。また、試験後の表面粗
度の測定結果を第１３図に示すが本例のものにおいては
表面に焼き付きによる大きな凹凸がなく良好である。な
お、試験条件は下記の通りである。
ック１５に形成し、第１ｆ図に示すような方法で擦り合
わせたときの摩擦係数μを調べるもので、ピン１４の材
質としては、ニードル弁９に使用される合金Ｍ Ｃ８Ｋ
Ｈ２，５ＫＨ５に’）を組み合わせている。これらの合
金鋼の成分を第２表（４頁）に示す。第１２図に代表的
組み合わせの摩擦係数の時間変化を示すが、本例のもの
は従来のものより低い摩擦係数を示しており、耐焼付性
が良好であることを示している。また、試験後の表面粗
度の測定結果を第１３図に示すが本例のものにおいては
表面に焼き付きによる大きな凹凸がなく良好である。な
お、試験条件は下記の通りである。
試験荷重：３００Ｋｇ ピン回転速度：３００ｒｐｍ
’■、疲労強度試験 回転曲げ疲労強度試験の結果を第１４図に示す。
’■、疲労強度試験 回転曲げ疲労強度試験の結果を第１４図に示す。
この結果によれば、本例のものは従来例に比べて疲労強
度が高く、燃料油の圧力変動による亀裂の発生の防止に
有効であると思われる。
度が高く、燃料油の圧力変動による亀裂の発生の防止に
有効であると思われる。
■、耐硫酸腐食性試験
活性炭に硫酸を混ぜたペースト中で第１５図に示すよう
な熱サイクルを５＠繰り返した後の腐食減量を測定した
結果を第１６図に示す。
な熱サイクルを５＠繰り返した後の腐食減量を測定した
結果を第１６図に示す。
試験片：３０ Ｘ２０ ｘ５ ｔ（ｍｍ）ペースト成分
：８５％Ｈ２ＳＯ，−活性炭この結果ＳＣＭ４２０及び
本例の普通浸炭材がＳＮＣ旧２０の普通浸炭材や高炭素
浸炭材に比べてはるかによい耐硫酸腐食性を示している
ことが確認された。
：８５％Ｈ２ＳＯ，−活性炭この結果ＳＣＭ４２０及び
本例の普通浸炭材がＳＮＣ旧２０の普通浸炭材や高炭素
浸炭材に比べてはるかによい耐硫酸腐食性を示している
ことが確認された。
なお、本例においてはノズル本体の材質を第１表（４頁
）に示した材質としたが、本発明者らの研究において、 Ｃｒ＞２．００％、 ０．１５％＜Ｍｏ＜１．１０％
の条件が満たされれば上記のような効果を有することが
確認されている。
）に示した材質としたが、本発明者らの研究において、 Ｃｒ＞２．００％、 ０．１５％＜Ｍｏ＜１．１０％
の条件が満たされれば上記のような効果を有することが
確認されている。
［発明の効果］
本発明は、ノズル本体と、このノズル本体の下部に形成
された噴口と、上記ノズル本体に形成されて上記噴口に
連通ずる燃料油路と、上記ノズル本体に設けた摺動孔に
摺動自在に嵌装され、上記噴口と燃料油路の連通部にお
けるシート部を開閉するニードル弁とを備えた内燃機関
の燃料噴射ノズルにおいて、上記ノズル本体をＣｒ−Ｍ
ｏ系の肌焼鋼を材料として形成し、このノズル本体の上
記摺動孔部と上記シート部に高炭素浸炭処理を施すとと
もに、上記ノズル本体の外面及び外に開口する空洞部分
の内面に普通浸炭処理を施したものであるので、浸炭部
に積極的に炭化物を析出させる高炭素浸炭処理が行なわ
れたニードル弁との摺動部は、その部分の常温及び高温
での硬度が上昇し、耐摩耗性が向上させられる。また、
高炭素浸炭処理によりニードル弁材質との間の摩擦係数
を低下させることができ、耐焼付性を゛改善することが
でき、疲労強度も高くなるので高圧燃料噴射においてら
亀裂の発生を抑えることができる。また、Ｃｒ−Ｍｏ系
肌焼舖を普通浸炭処理することにより高い耐硫酸腐食性
を発現させられるので、硫酸露点腐食によるノズル外表
面の腐食を抑えることができろ。従って、低質燃料油を
使用するディーゼル機関に採用されても充分な耐用期間
を得ることができるという優れた効果を奏するものであ
る。
された噴口と、上記ノズル本体に形成されて上記噴口に
連通ずる燃料油路と、上記ノズル本体に設けた摺動孔に
摺動自在に嵌装され、上記噴口と燃料油路の連通部にお
けるシート部を開閉するニードル弁とを備えた内燃機関
の燃料噴射ノズルにおいて、上記ノズル本体をＣｒ−Ｍ
ｏ系の肌焼鋼を材料として形成し、このノズル本体の上
記摺動孔部と上記シート部に高炭素浸炭処理を施すとと
もに、上記ノズル本体の外面及び外に開口する空洞部分
の内面に普通浸炭処理を施したものであるので、浸炭部
に積極的に炭化物を析出させる高炭素浸炭処理が行なわ
れたニードル弁との摺動部は、その部分の常温及び高温
での硬度が上昇し、耐摩耗性が向上させられる。また、
高炭素浸炭処理によりニードル弁材質との間の摩擦係数
を低下させることができ、耐焼付性を゛改善することが
でき、疲労強度も高くなるので高圧燃料噴射においてら
亀裂の発生を抑えることができる。また、Ｃｒ−Ｍｏ系
肌焼舖を普通浸炭処理することにより高い耐硫酸腐食性
を発現させられるので、硫酸露点腐食によるノズル外表
面の腐食を抑えることができろ。従って、低質燃料油を
使用するディーゼル機関に採用されても充分な耐用期間
を得ることができるという優れた効果を奏するものであ
る。
第１図は本発明の一実施例の燃料噴射ノズルの正面断面
図、第２図はノズルの使用状態を示す断面図、第３図は
ノズルの浸炭処理方法を示す断面図、第４図は浸炭及び
熱処理の温度を示すグラフ、第５図は本例のノズルの高
炭素浸炭処理をした部分の組織写真、第６図は従来例の
ノズルの普通浸炭処理をした部分の組織写真、第７図は
シート部表面近傍のビッカース硬度の測定結果を示すグ
ラフ、第８図は同じくシート部の表面の高温におけろと
ッカース硬度のグラフ、第９図は白銑ショット投射によ
る摩耗量の測定結果を示すグラフ、第１Ｏ図はファビリ
ー試験の試験片の形状を示す図、第１１図は同試験の方
法を示す図、第１２図は同試験における摩擦係数の変化
を示すグラフ、第１３図は試験後の表面粗度を示すグラ
フ、第１４図は曲げ疲労試験の結果を示すグラフ、第１
５図は硫酸腐食試験の熱サイクルを示すグラフ、第１６
図は同試験の腐食量の測定結果を示すグラフである。 ７・・・・・・ノズル本体、８・・・・・・燃料油路、
９・・・・・・ニードル弁、ＩＯ・・・・・・シート部
、１１・・・・・・摺動孔。 第２図 第３図 第４図 第５図 第６図 ：ＪＬ度 （０Ｃ） 第９図 第１１図 第１２図 Ｔｉｍｅ（ｓｅｃ） 第１３図 ！ 啼 第１４図
図、第２図はノズルの使用状態を示す断面図、第３図は
ノズルの浸炭処理方法を示す断面図、第４図は浸炭及び
熱処理の温度を示すグラフ、第５図は本例のノズルの高
炭素浸炭処理をした部分の組織写真、第６図は従来例の
ノズルの普通浸炭処理をした部分の組織写真、第７図は
シート部表面近傍のビッカース硬度の測定結果を示すグ
ラフ、第８図は同じくシート部の表面の高温におけろと
ッカース硬度のグラフ、第９図は白銑ショット投射によ
る摩耗量の測定結果を示すグラフ、第１Ｏ図はファビリ
ー試験の試験片の形状を示す図、第１１図は同試験の方
法を示す図、第１２図は同試験における摩擦係数の変化
を示すグラフ、第１３図は試験後の表面粗度を示すグラ
フ、第１４図は曲げ疲労試験の結果を示すグラフ、第１
５図は硫酸腐食試験の熱サイクルを示すグラフ、第１６
図は同試験の腐食量の測定結果を示すグラフである。 ７・・・・・・ノズル本体、８・・・・・・燃料油路、
９・・・・・・ニードル弁、ＩＯ・・・・・・シート部
、１１・・・・・・摺動孔。 第２図 第３図 第４図 第５図 第６図 ：ＪＬ度 （０Ｃ） 第９図 第１１図 第１２図 Ｔｉｍｅ（ｓｅｃ） 第１３図 ！ 啼 第１４図
Claims (1)
- （１）．ノズル本体と、このノズル本体の下部に形成さ
れた噴口と、上記ノズル本体に形成されて上記噴口に連
通する燃料油路と、上記ノズル本体に設けた摺動孔に摺
動自在に嵌装され、上記噴口と燃料油路の連通部におけ
るシート部を開閉するニードル弁とを備えた内燃機関の
燃料噴射ノズルにおいて、上記ノズル本体はＣｒ−Ｍｏ
系の肌焼鋼を材料として形成され、このノズル本体の上
記摺動孔部と上記シート部は高炭素浸炭処理が施される
とともに、上記ノズル本体の外面及び外に開口する空洞
部分の内面は普通浸炭処理が施されていることを特徴と
する内燃機関の燃料噴射ノズル。（２）．上記肌焼鋼は
そのクロム及びモリブデン含有量が Ｃｒ＞２．００％，０．１５％＜Ｍｏ＜１．１０％とな
っていることを特徴とする特許請求の範囲第１項記載の
内燃機関の燃料噴射ノズル。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15488485A JPS6217364A (ja) | 1985-07-13 | 1985-07-13 | 内燃機関の燃料噴射ノズル |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15488485A JPS6217364A (ja) | 1985-07-13 | 1985-07-13 | 内燃機関の燃料噴射ノズル |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6217364A true JPS6217364A (ja) | 1987-01-26 |
Family
ID=15594057
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP15488485A Pending JPS6217364A (ja) | 1985-07-13 | 1985-07-13 | 内燃機関の燃料噴射ノズル |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6217364A (ja) |
Cited By (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5158206A (en) * | 1989-07-19 | 1992-10-27 | Tiram Kimia Sendirian Berhad | Aerosol container cap |
| US5351398A (en) * | 1992-02-19 | 1994-10-04 | Lucas Industries Public Limited Company | Fuel injection nozzles |
| WO2003016708A1 (de) * | 2001-08-11 | 2003-02-27 | Robert Bosch Gmbh | Kraftstoffeinspritzventil für brennkraftmaschinen und ein verfahren zur härtung desselben |
| WO2004059159A1 (en) * | 2002-12-23 | 2004-07-15 | Csxt Intellectual Properties Corporation | System and method of optimizing fuel injection timing in a locomotive engine |
| US6945233B2 (en) | 2002-12-23 | 2005-09-20 | Csxt Intellectual Properties Corporation | System and method of optimizing fuel injection timing in a locomotive engine |
| JP2007038250A (ja) * | 2005-08-02 | 2007-02-15 | Honda Motor Co Ltd | 鍛造用金型及びその製造方法 |
| WO2006131741A3 (en) * | 2005-06-06 | 2007-03-08 | Delphi Tech Inc | Machining method |
| KR20190020798A (ko) * | 2016-06-27 | 2019-03-04 | 로베르트 보쉬 게엠베하 | 연료 분사기용 노즐 바디 |
-
1985
- 1985-07-13 JP JP15488485A patent/JPS6217364A/ja active Pending
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| US8313636B2 (en) | 2005-06-06 | 2012-11-20 | Delphi Technologies Holding S.Arl | Machining method |
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| KR20190020798A (ko) * | 2016-06-27 | 2019-03-04 | 로베르트 보쉬 게엠베하 | 연료 분사기용 노즐 바디 |
| JP2019518170A (ja) * | 2016-06-27 | 2019-06-27 | ロベルト・ボッシュ・ゲゼルシャフト・ミト・ベシュレンクテル・ハフツングＲｏｂｅｒｔ Ｂｏｓｃｈ Ｇｍｂｈ | 燃料インジェクタのためのノズルボディ |
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