JPS62172114A - 熱放射形天井パネル - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業ヒの和１分子 本発明は、天井パネルに関し、とくに暖房用の熱放射形
天井パネルに関する。

ええＬ且］ 壁面に取付けられたときに放射形の暖房ｐ！！源を形成
する構造の天井パネルが知られている。第３図は、この
種天井パネル１の従来構造の一例を示す。この例では石
膏ボード２に切込み３を入れ、その中に発熱用抵抗線４
を埋込み、切込み３の開口端及び石膏ボード２の表面を
ボード紙５で押えている。この構成における切込み３の
正確な形成及び抵抗線４の埋込み等に黄する労力の節減
を目的として１本願の筆頭出願人は特開昭５７−＋０１
２３２−ニー公報に第４図に示される様な構造を開発し
た。

即ち、石膏ボード２の片面に抵抗線４又は他の適当な発
熱体を置き、それを接着剤６によって固定１−た後１断
熱層７を重ねた構造の天井パネル１を示した。

しかし、上記の従来構造及びその改良には、石膏ボード
２の熱容量が比較的大きいため　電源ス・インチを投入
してから石膏ボード２の表面が暖房に適する高温になる
までに時間を要する欠点があったー ４　が　１　しようと　るＵ、　点 従って、本発明が解決しようとする問題点は、暖房用の
熱放射形天井パネルにおける温度立上がり時の時間遅れ
にある。

１点を　゛　るための 第１図を参照するに、本発明によれば、石膏ボード２の
片面に載置される発熱用抵抗線４の伝熱性被覆１１に金
属フィン１２を取付ける。必要に応じ抵抗線４を第２図
の伝熱性接着剤層１４等の手段により石膏ボード２に固
定した後その表面を断熱層７で覆うこともできる。又２
仕上材１３を石膏ポート２の前記片面の反対側表面に張
設してもよい。

接着剤層１４を用いない場合には、断熱層７を石膏ボー
ド２に密着させることが望ましい。

さらに１未発明においては１石膏ボード２に替えて第５
図に示される様に、金属薄板Ｉ５上に伝熱性被覆付抵抗
線４を固定し、その抵抗線固定面を断熱層７により覆っ
てもよい。金属薄板１５は抵抗線４が固定できる金属１
網としてもよい。

牟凹 ：５１図及び第２図に示される様に抵抗線４の伝熱性被
ｇｉ１１に取付けられた金属フィン１２は、抵抗線４の
実効放熱面積を大幅に増大することにより抵抗線４から
石膏ボード２への熱の伝達を促進する。従って、抵抗線
４の温度上昇から石膏ボード２の放熱面、叩ち抵抗線４
が固定された面と反対側の面の温度上昇までの時間遅れ
を著しく短縮する。抵抗線４が固定された面を覆って設
けられる断熱層７は、石膏ボード２の放熱面と反対方向
への熱漏れを防止することにより前記時間遅れの短縮に
貢献する。

第５図の構造においては、金属薄板１５　（又は金属、
網）が放熱面を構成しこの金属薄板１５（又は金属網）
に抵抗線４が直接に固定されるので、抵抗線４の温度上
昇と金属薄板＋５　（又は金属網）の放熱面の温度上−
昇との間の時間遅れは一層短縮される。

実」Ｌ例 第１図は、金属フィン１２を抵抗線４の伝熱性被覆１１
に取付けた構造の発熱線を石膏ボード２の片面に固定し
、その発熱線材の片面を断熱層７で覆ってなる本発明の
天井パネル１０を示す。石膏ボード２のと記片面と反対
側の面は放熱面として作用する。図示例においては、仕
上材Ｉ３がその放熱面に張設される。

抵抗線４は好ましくはニッケｌレークロム合金線であり
、伝熱性被Ｉｌｌの材料は例えば耐熱ヒニール又は伝熱
性ゴム等である。さらに４本発明において使用される発
熱体は線形の抵抗線４に限定されず１例えば抵抗線を２
枚のシリコンラバーシートの間に配設しそれらを圧接し
てなる面状のもの（図示せず）であってもよい。さらに
発熱体として、ｕｒ撓性に富んだオレフィン系樹脂とカ
ーボンの共重合体などの合成樹脂にカーボン粉末をねり
合わせたものに電源用リード線を結合して面状に成型し
た発熱素子又は発熱半導体素子に、電気絶縁被覆（例え
ばエチレン・酩酊ビニル共重合体ＥＶＡ被覆）を施した
面状発熱体（図示せず）を使ってもよい。面状発熱体の
一例は、ミサト秩式会社の商品名ブラヒートなる発熱体
である。

金属フィン１２は、鉄、銅、アルミニウム等の金属の板
によって形成される。第２図の拡大図に示される様に、
抵抗線４等の発熱体を伝熱性接着剤層１４に埋設して石
膏ボード２に対する伝熱性の一層の向上を図ることもで
きる。第９図は金属フィン１２の各種形状の例を示し、
同図（１）は被覆１１の下側から両方向に出る形状、　
（２）は被覆１１の゛ド側から一方向にのみ出る形状、
　（３）は被２ｉ１１の］二側から一方向にのみ出る形
状、　（４）は被覆１１のヒ下から両方向に出る形状、
　（５）は被覆１１の下側で半径方向に出る短い部分と
それに直交し−・方向に出る長い部分とからなる形状、
　（６）は被ＹＵＩＩの下側で半径方向に出・る短い部
分とそれに直交し両方向に出る長い部分とからなる形状
を示す。

第１図及び第２図の構成を有する天井パネル１゜におい
ては、金属フィン１２により抵抗線４の有効放熱面積が
増大し、抵抗線４から石膏ボード２の放熱面までの熱伝
達が促進されそれらの間の温度上昇時間遅れが縮小され
る。

第５図は、伝熱性被覆を有する抵抗線４を、石膏ボード
２ではなく金属薄板１５に直接に固定してなる天井パネ
ル１０を示す。金属薄板１５は鉄板、アルミニウム板な
どによって形成される。金属薄板１５の形状とくにその
放熱面の形状は、第５図に示される様な平板状に限られ
ず、波形、リブ付等であってもよい。金属薄板Ｉ５の放
熱面、即ち伝熱性被覆付抵抗線４が固定される片面と反
対側の面には仕上材１３を張設してもよい。発熱用抵抗
線４が固定される片面は断熱層７で覆われ、放熱面と反
対方向への熱漏れを防止することにより放熱面温度立上
りの時間遅れを防止する。

第５図の実施例においては、金属薄板１５の熱容■が石
・ａボード２のそれに比して小さいので、発熱用抵抗線
４からの熱により放熱面が速やかに所要高温に達し、温
度立上がり時間が短縮される。

第６図は１第５図の実施例において金属薄板１５と仕上
材１３との間に石・ｇボード２を配置し保温性を高めた
構造を示す。なお、この実施例では金属薄板１５と断熱
層７との間に伝熱性接着剤層１４を充填し、発熱用抵抗
線４から金属薄板１５への熱伝達の促進を図っている。

第５図及び第６図の場合においても抵抗線４の伝熱性被
覆１１の外側に金属フィン１２を取付けてもよい。第７
図は、第６図の実施例において発熱用抵抗線４が固定さ
れるべき金属薄板１５の表面にセラミック被覆１６を施
し、金属薄板１５をいわゆるほうろう板として電気絶縁
性を高めた構造を示す。

第８図は、本発明の放熱形天井パネル１ｏを天井に適用
した部屋の図式的断面図である。自階及び上の階の床１
８とガラス窓１９により部屋２０が区切られる。上の階
の床１８の下面及び外壁の内面に断熱層７ａを張付け、
その下に適当な間隔をおいて放熱形天井パネルｌＯを取
付ける。この例の天井パネル１０は、第５図の実施例の
金属薄板１５と断熱層７との間に伝熱性接着剤層１４を
設けたものである。仕上材１３は室内表面装飾用の塗料
、布１紙等であり、放射率の大きい材料を使用すること
が望ましい。

図示例ではさらに断熱層？ａの下面及び天井パネル１０
の上面にそれぞれアルミニウム膜１７を貼布し断熱効果
の向上を図っている。ただし、−ヒ階の床ド面と外壁内
面の断熱層７ａ及びアルミニウム１漠１７は適宜省略し
てもよい。

＆且ユカ」 以北説明した如く、本発明の天井パネル１０は。

発熱用抵抗線４に金属フィン１２を取付けるか又は発熱
用抵抗線４を放熱用の金属薄板１５に直接取付けること
により熱伝導性を高めているので次の効果を奏する。

（イ）天井パネルの放熱面が所星温度に上−昇するまで
の立上り時間を大幅に短縮することができる。

（ロ）低コストで短期間に量産が可能である。

【図面の簡単な説明】

７５１図は本発明による天井パネルの図式的断面図、第
２図は要部拡大説明図、第３図及び第４図は従来技術の
説明図、第５図ないし第７図は金属薄板を用いた実施例
の説明図、第８図は天井パネルを取付けた部屋構造の説
明図、第９図は金属フィン形状の説明図である。 １．１０・・・天Ｊドパネル、　　？・・・石膏ボード
、　　３・・・切込み、　　４・・・（発熱用）抵抗線
、　　５・・・ボート紙、　　６・・・接着剤、　？、
７ａ・・・断熱層、　　　１１・・・伝熱性被覆、　Ｉ
２・・・金属フィン、１３・・・仕上材、１４・・・接
着剤層、　１５・・・金属薄板又は金属網、　　１６・
・・セラミック被覆、Ｘ７・・・アルミニウム：Ｉ！Ｊ
　、　　　ｌ　８・・・床、　１９・・・ガラス窓、　
２ｏ・・・部屋。 特許出願人　　鹿島建設株式会社 特許出願人　　ミサト　株式会社 特誇出願代理人　　　弁理士　　市東禮次部第６図 １０　人件ハツ１し 第７図 Ｉ６仏７？、ｙ７４’ＸＪｊ

Claims (5)

【特許請求の範囲】
1. （１）伝熱性被覆と金属フィンとを有する抵抗線が片面
   に密着された石膏ボード、及び前記抵抗線が固定された
   面を覆う断熱層を備えてなる熱放射形天井パネル。
2. （２）特許請求の範囲第１項記載の天井パネルにおいて
   、前記石膏ボードの前記片面の反対側表面に仕上材を張
   設してなる熱放射形天井パネル。
3. （３）伝熱性被覆を有する抵抗線が片面に固定された金
   属薄板又は金属網、及び前記抵抗線が固定された面を覆
   う断熱層を備えてなる熱放射形天井パネル。
4. （４）特許請求の範囲第３項記載の天井パネルにおいて
   、前記金属薄板又は金属網の前記抵抗線が固定される面
   にセラミック被覆を施してなる熱放射形天井パネル。
5. （５）特許請求の範囲第３項記載の天井パネルににおい
   て、前記金属薄板金属網の前記抵抗線が固定される面の
   反対側表面に石膏パネルを取付けてなる熱放射形天井パ
   ネル。