JPS6216837A - プツシユロツドの製造方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） この発明はエンジンの動弁機構に用いるブツシュロッド
のセラミック部分と金属部分の接合方法に関する。

（従来の技術） 従来、第３図に示すようにエンジン囚の動弁機構に用い
られるブツシュロッド０３）は、ロッカーアーム（Ｃ）
をひんばんに押上げて弁■）を開閉する関係から、高硬
度、高耐摩耗性の材料を用い、特に端部は耐摩耗性の高
い材質とすることが要求され、その製造も棒状の鋼材を
使用し、その両端を熱間もしくは冷間加工を行った後、
高周波焼入によシ硬化する方法がとられている。■はカ
ムを示す。

ところで、セラミックの高硬度、高耐摩耗性を利用して
セラミック単体によりブツシュロッドを得ようとする試
みは、従来からもらったのであるが、製造面、強度確保
上あるいはコスト上の問題から実用化が困難である。そ
こで、耐摩耗性を必要とする部分をセラミックをチップ
材として接合することが対応策として提案されたが、そ
の接合法として、ろう付やロール加工による塑性変形を
利用することは、前者にあっては特殊な接合手段ヲ要シ
、コスト高となって必要度が得られないものでロシ、後
者はシャフト類などではロール加工によるくびれ部分に
応力集中を招くことが考えられ、ロール加工を受ける軸
部において、接合強度が問題となる。また、この出願と
同−出願人の開発、出願にかかるロッド本体を炭素繊維
強化樹脂材によシ構成し、この本体端部に金属パイプに
よりセラミックよシなるロッドエンドを接合してなるブ
ツシュロッドがあるが（実開昭５７−３１５０６号公報
）製造工程が複雑でアシ、コスト高となるものである。

（発明が解決しようとする問題点） この発明は、上記従来のものの欠点を改善するものでロ
シ、簡単な工程と操作によシ、必要部分にセラミックを
接合し、高硬度と高耐摩耗性のあるブツシュロッドを得
ようとするものである。

（問題点を解決するための手段′） そのため、金属のロッド本体の端部に側方に突出する膨
出部を形成し、この膨出部にセラミックよりなるチップ
の装着孔を設け、この装着孔にチップの脚部を挿入し、
ロッド本体の側方膨出部を押圧し、装着孔を変形させて
、上記チップ脚部と係止させ、セラミックのチップを金
属ロッド本体端部に接合固定してなるものである。

（作用） 上記のように製造するものであるから、金属のロッド本
体端部に接合固定されるセラミックのチップは、強固に
固定され、しかも、その堰付けは、膨出部と装着孔の形
成、チップ挿入と膨出部の変形の工程だけであり、複雑
な作業を必要としないので極めて安価に所要のブツシュ
ロッドを製造できるものである。

（実施例） この発明を図に示す実施例によシ説明する。（１）はブ
ツシュロッドのロッド本体で６り、＋２１は、ロッド本
体（１）の両端に接合されたセラミックのチップによる
端部である。。

そして、上記ブツシュロッドの製造は、第２図（ａ）〜
（ｆ）に示すとおシである。まず、丸棒粗材（金属材）
（１）が固定され、端面（３）を突出する。（第２図ａ
）ついで、プレス（４）が矢印の方向に移動し、ロッド
本体（１）の端面（３）に当接した上、ロッド本体（１
）を軸方向に押圧し、これ忙よシ先端部は側方に変形し
て側周縁の全周にわたシ突出する膨出部（５）を形成す
る（第２図ｂ）。このロッド本体（１）の形成方法は熱
間、冷間のいずれでもよ〈従来のブツシュロッドにおけ
るものと同一である。更に、この膨出部（５）の頂面に
ドリル（６）によシチップ装着孔（７）を穿設する。（
第２図ｃ）、ここで、あらかじめセラミックによシ成形
された、ロッド本体（１）の径と同径の頭部（９）を具
え、脚部（ＩＩには側方に環溝を設けるチップ（８）を
用意し、このチップ（８）の脚部α１をロッド本体（１
）の装着孔（７）に挿入する。（第２図ｄ）、この後、
ロッド本体（１）端部にテップ（８）を嵌合したまま、
ロッド（１）をこれとほぼ同径のダイス（ｔＤ内を通過
させる。（第２図ｅ）、そして、ロッド本体（１）の膨
出部（５）はダイスαυの孔ａ３を通ることＫよシ膨出
部（５）が内方に押圧され、装着孔（７）の内壁は変形
して、変形部分（１３１はチップ（８）の脚部α〔の環
溝内に入り、これと同一面となって環溝面と密着する。

このように構成した金属ロッド（１）とチップ（８）の
接合は両者が一体化されておシ、ロッド（１）よりチッ
プ（８）が分離脱落することがない。したがって金属よ
シなるロッド（１）端面に高硬度であって高耐摩耗性の
あるセラミックチップ（８）を一体的に接合して金属に
よる靭性とともにブツシュロッドの機能を充分に発揮す
ることができるのである。

（発明の効果） 以上のとおりであるから、従来の方法と比べて簡易な製
法によシ、よシ耐摩耗性と強度を具えるブツシュロッド
を製造することができ、その接合も強固にできるという
ブツシュロッドとして優れた効果をもつものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は、この発明の方法によシ製造されたブツシュロ
ッドを示し、第２図（ａ）〜（ｆ）は、そのブツシュロ
ッドの製造工程を示す。第３図はエンジンのシリンダヘ
ッドに装置したブツシュロッドであ１・・・ロッド本体
、２・・・ロッド端部。５・・・膨出部、る。 ７・・・チップ装着孔、８・・・チップ、９・・・チッ
プ頭部、９・・・チップ頭部、１０・・・チップ脚部、
１１・・・ダイス。 特許出願人代理人弁理士藤木三幸 第１図 第２図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 金属のロッド本体の端部を熱間もしくは冷間により軸方
   向に圧縮して側方に突出する膨出部を形成させた後、こ
   の膨出部に孔を設け、この孔内にセラミックのチップを
   挿入し、膨出部を側方より押圧することにより、上記チ
   ップとロッドを接合固定してなるプッシュロッドの製造
   方法。